田中聖、再逮捕で実刑は確実! 元女囚が「ムショは甘いものじゃない」と警告

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

「田中聖再逮捕」にはウラがある?

 田中聖さん、まさかのサイタイ(再逮捕)ですね。ニュースによると、先月末に「挙動不審」で職質を受けたら覚醒剤を所持していたので逮捕・起訴されたんですが、さらに「使用」の疑いでのサイタイなんですね。まさかでもなんでもなかったです。

 こうゆう時、世間様は冷たいですよね。瑠美も何度も逮捕されてるので、白い目で見られる感じはよくわかります。

 編集者さんは、「ウソかホントかわかりませんが、重要な事件を隠したい時にスターの事件を報道するとかいわれてますね。2019年のピエール瀧さんの逮捕も、豊洲の猛毒騒ぎを隠すためという説がありましたよ」と言われていますが、どうですかねえ。

 ちゅうか、今さら「隠したいニュース」ってあるんでしょうか? 安倍晋三元総理の事件は毎日やってますしね。

 田中さんがセフレさんにクスリ(違法薬物)を買うよう頼んだり、「まだ(クスリを)やりたいけど、今度やったらもう元には戻れないかな」と言ったりしているというニュースも、もう意外性はないですから、「注意をそらす」的なことをいわれても、どうかなあと思います。

 前にも書いてますが、瑠美も自分で覚醒剤をやめようと思うまで時間がかかったので、ここはあたたかく見守りたいです。もちろん時間はかかっても、スパッとやめられましたよ。

 俳優の高知東生さんは、インタビューで「僕が接した限り、彼(田中聖さん)は本気で回復を目指していた。僕が仲間から受けたように、自分も彼を支えていきたいと思っています」と話していて、やさしいなあと思いました。瑠美もそう思いますよ。支えてくれる人がいたほうが更生はしやすいですが、今回は、実刑は確実でしょうね。裁判も早く終わるでしょうから、収監もすぐですね。

 そんなことを考えてたら、なかなか深い「なぞなぞ」がネットニュースに出ていました。

「刑務所になくて、社会にあるものってなーんだ?」

 「自由」やと普通すぎますしね……。何かなと思たら「孤立」やそうです。

 記事によりますと、「刑務所では、良くも悪くも受刑者は見張られている。だが人同士のつながりが薄い社会では、誰からも心配してもらえない」から。なるほど。

 ここに、ムショに行きたくて事件を起こす人の気持ちがあるんですね。たしかに年寄りには刑務官もやさしいですが、ムショはそんなに甘いものとちがいますよ。懲役(受刑者)同士のイジメもありますし、刑務官からいじめられることもあります。

 田中さん再逮捕と同じ7月20日には、去年6月、さいたま市内のネットカフェで女性従業員を人質にした立てこもり犯の判決公判がありました。

 なんと「懲役20年」やそうで、人質さんがちょっとケガをさせられたにしてはけっこう長いですが、被告人は公判で「懲役20年でも30年でも無期懲役でもいい。刑務所から社会に出て生活できない人がいる。そういう状況が続く限り犯罪者はいなくならない」と言ったそうです。

 たしかに被告人は今41歳やそうで、20年後はまだアラカンですから、健康で生きてる可能性も高いですよね。でも20年もムショに入っていた人を雇う会社なんていてるでしょうか。

 被告人の言葉通り、また事件を起こすのと違いますかね。イヤな世の中ですね。

「ムショにいる間は出たくて、出るとムショに戻りたくなる」元女囚が考える、立てこもり犯の心理

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

田中聖の“削除すべき”動画

 先日の立てこもり犯について書こうと思っていたのに、田中聖さんが控訴されたんですね。覚醒剤所持の現行犯でサイタイ(再逮捕)されたのに、なんで控訴? まあ時間稼ぎですよね。実刑は確実と思いますけどね。

 ところで、読者の皆様は覚醒剤中毒者とかクスリ(違法薬物)がキマっている(効いている)人を見たことありますか? 日本は一生のうちにクスリをやったことがある人(生涯経験率)の割合は0.5%と「奇跡」といわれるほど低いそうで、アメリカは10倍近い4.9%、英国は20倍の10.3%やそうです。ちなみにイギリスは、もともとアルコールよりクスリにハマる人が多いそうです……と編集者さんから教えてもらいました。

 懲役太郎さんほかの元不良や警察情報ですと、田中さんのこのビデオは「絶対にキマっている状態で撮った!」そうなので、参考までにちょっと見てみてください。懲役太郎さんは「逮捕直後に削除するかと思ったら、ずっと削除されていない」ことを「ソッコー削除すべき」と指摘されてました。もう遅いですよね。

刑務所の更生プログラムは意味がない

 さて、本題の立てこもり事件です。埼玉・川越のネットカフェで5時間くらい立てこもって逮捕される事件がありました。

 女性店員さんは命に別状はないけどケガをさせられたそうで、ほんまにお気の毒です。

 しかも犯人はパクられ(逮捕され)て連行される時にピースサインを出してますし、単なるイチビリ(目立ちたがり屋)にしてはタチが悪いです。ニュースを見たら、逮捕された長久保浩二容疑者は、10年前にも愛知県で立てこもり事件を起こして、懲役9年を打たれた(の判決を受けた)そうですが、その前から窃盗や詐欺事件でムショを出たり入ったりしてるんですね。

 今回も満期出所で今年の4月に出てきて、建設関係の仕事をしながらネットカフェに寝泊まりしていたようです。つまり出所して2カ月で、またムショに逆戻り……。

 もうこうなっちゃうと、またやるでしょうね。前回の立てこもり事件では、記者さんたちの取材にマジに答えてて、

「刑務所が実施している教育は正直、形だけなので、あまり意味があると思いません」
「私の原動力、それは、国への不信と不満、これに尽きます。純粋に国の将来を考えての行動なのに、自暴自棄と言われるのは心外なんです」

とか手紙に書いてるんですね。

 この犯人をかばうわけではないんですが、たしかに更生プログラムは意味ないと思いますし、7年以上の長期刑の人には、出所の半年くらい前から社会の仕組みを教えてほしいです。出てきたら、社会が激変してますから。

 ちなみに10年の刑期を終えて出てきた瑠美の友だちは、身寄りもなく、「社会のことまったくわからなくてパニくる」ゆうてました。

 10年前と今って、かなり違いますよね。iPhoneは2007年から販売されてるそうですが、みんなが買うようになったのは、もう少し後と思いますし、ユーチューバーも今ほどいてないし、インスタグラムの日本語アカウントは14年からですね。

 瑠美は家族がいてくれて、スマホの使い方とかは兄に教えてもらいましたが、身寄りがない人はほんまに大変です。服役するような事件を起こせば家族から縁を切られる人も多いし、まあ事件を起こすほうがアカンのですが、出所しても孤立したままやから、「ムショのほうがラク」と思ってしまうんですね。

 そして、事件を起こしてムショに逆戻りとなります。でも、ムショにいてる間は幸せかちゅうと、そうでもないんですよ。人によりますが、やっぱり規則だらけで、好きなものも食べられないので、窮屈なんです。ムショにいる間は出たくて、出てしまうとムショに戻りたくなる、この繰り返しですね。

 今回の逮捕では、長久保容疑者は「人生に嫌気が差した」「ムショに戻りたい」「死刑になりたい」とか話してるそうで、シャバには居場所がないことがわかります。

 以前も書きましたが、「拘禁刑」で問題は解決するんですかね。

伝説の「立てこもり犯」があこがれの人

 あと瑠美は知らない人なんですが、長久保容疑者の「あこがれの人」は、大阪では今も伝説的な梅川昭美(うめかわ・あきよし)なのもネットで話題ですね。

 梅川は、1979年に三菱銀行北畠支店に立てこもって行員さんや警察官を4人も射殺して、女性行員さんを全裸にさせて、最後はハリウッド映画みたいに射殺されてます。日本ではなかなかないですよね。

 梅川は借金まみれやったのに、事件の前にはまたどこかで借金して、近所にカズノコを配って「都会で成功した孝行息子」を演出するイチビリぶりやったといわれています。瑠美が生まれる前は、カズノコは高かったんですよ(笑)。

 もうひとつ。長久保容疑者は昔から虚言癖があったと「フライデーデジタル」に出てました。

 デキ婚で大学を中退するまで4人兄弟で両親とおじいちゃんと住んでたのに、窃盗とかでパクられてからは更生施設を転々として、「小さい頃、両親に捨てられた」とか、別にしてへんのに「ヤクザの運転手をしてる」とか言うてたそうです。

 こういう「ウソの身の上話」は女子にもありがちですけど、まず女子は立てこもらないですよね。この違いは何なんでしょうね? 殺人は女子もやりますけどね。

田中聖、「覚醒剤依存症」のレッテルは一生取れない! 元女囚が有罪判決の“元ジャニーズ”に伝えたいこと

田中聖、「覚醒剤依存症」のレッテルは一生取れない! 元女囚が有罪判決の元ジャニーズに伝えたいことの画像1 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

「元ジャニーズ」は一生ついて回る

 6月20日、覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの疑いで逮捕されていた「元KAT-TUN」の田中聖さんの判決が出ましたね。

 懲役2年の求刑に対して懲役1年8月・執行猶予3年。想定内です。しかし「8カ月」てハンパやなと思たら(普通は「6カ月」ですよ)、危険ドラッグの「ラッシュ」所持の「医薬品医療機器法違反(指定薬物所持)」の分のようです。

 あと場所が名古屋地裁のせいか、各メディアの使用していた画像が古いのも気になりました。現地で写真を撮ったのは名古屋の中日新聞だけみたいです。編集者さんに聞いたら、「ジャニーズをやめて10年近いから、あんまりニュースバリューないんでしょうか。もう『元KAT-TUN』も気の毒じゃないですか」と言われました。

 いや、それはちがうと思いますよ。瑠美は自分にも言い聞かせてますが、前科も経歴も一生ついて回ります。「元」をつけられる「現実」に向き合ってほしいです。

 あとクスリ(違法薬物)に手を出した理由は、「ジャニーズ事務所を辞めたら忙しくて……」みたいですが、そしたら「10年も前からクスリをやってたのんかい!」と思われるかもしれません。弁護人は、もう少しマシな言い訳を考えるべきでしたね。

 それにしても、ここまで騒ぎになっても坊主頭にはしないんですか? 昔は坊主頭が似合ってたのに。瑠美はジャニーズは詳しくないのですが、聖くんはかっこいいですよね。ちなみに懲役太郎さんも同じ意見でした。

執行猶予でよかった?

 インターネットのええところでもあり、悪いところでもあるんですが、この判決もいろんな人がいろんなことをネットに書いてますよね。

 高知東生さんはツイッターで「執行猶予判決ホッとした」「(聖さんに)必要なのは回復支援だと思う」「本当に彼の再犯防止を願い、一人の人間を救いたいと思うなら今騒ぐよりも、彼の回復過程を見てから記事にして欲しいな」と書かれてましたね。

 こうゆうコメントは少数派で、冷たい報道や意見が目立ちますね。特に写真週刊誌の「フライデー」(講談社)は「薬物で2度逮捕も執行猶予」「ベロ出し挑発写真」、「フラッシュ」(光文社)は「ホテル代は女性持ち」「“昏睡ドラッグ”も強要」とか、正直微妙です。いい悪いは別にして、薬物の逮捕が2回目でも、起訴は今回が初めてですし、ホテル代は女性が持ちたくて持ったのとちがいますかね。

 「執行猶予は必要ない」的な記事もありましたが、クスリ事件は1回目の起訴では執行猶予が「お約束」なんで、いきなり判例を変えるのも裁判所的には邪魔くさいんかなとも思います。

 前も書きましたが、「逮捕された時がやめる時」なんで、ここでスパッとやめて、執行猶予期間中にこれからのことを考えてください。

 あと、聖さんはご家族と仲がええので、更生の見込みはあると思います。聖さんは、保釈後の3月に自分のYouTubeチャンネルで「今回、大切な人たちを裏切り、キズつけてしまった」「きちんと背負って償っていこうと思っています」と話してますし、裁判には情状証人としてお父さんが出て、聖さんについて「家族思いの優しい子。家族全員が協力します」と話したそうで、よかったですね。

 執行猶予であっても聖さんの「覚醒剤依存症」のレッテルは一生取れませんから、聖さんは毎日を大切にして、まずは一日の終わりに「今日もクスリをやらなくて済んだな」と思うことから始めてください。応援してますよ。

覚醒剤をやめた人が見たくない「映像」とは? コロナ禍で増えたアレを元ポン中が「アカン」というワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

3年ぶりの「全国矯正展」開催

 大阪はまだですが、関東は6月6日に梅雨入りしたそうで、しばらくうっとうしい季節が続きますね。

 そんな中で、3年ぶりの「全国矯正展」開催のニュースはちょっとさわやかちゅうか、うらやましかったです。瑠美も行きたかった……。科学技術館(東京・千代田区)での全国の刑務所作業品の展示即売会です。

 来年はぜひ行きたいですね。すっかり仲よし(のつもり)のPaix²(ぺぺ)のお2人の笑顔がまぶしかったです。

懲役太郎さんとの対談で話題になった「回し打ち」

 さて3回で惜しくも終了した懲役太郎さんと瑠美の対談の最終回では、クスリ(違法薬物)についてもお話ししたので、そのことなど。

 昔はムショでみんなが同じ爪切りを使(つこ)たりしていて、懲役太郎さんも「エイズ感染が問題になる時まで、みんなが同じひげそりを使っていた」とおっしゃっていて、そこから「クスリの回し打ちからの肝炎感染」も話題になったんです。

 瑠美はたまたま知り合いが「回し打ちすると肝炎とか伝染(うつ)るから気をつけて」と教えてくれてたんで、同じ注射器を勧められても打ったフリをしてました。

 なんと懲役太郎さんが現役さんの頃は、事務所や博打場で「お茶を出すように」覚醒剤を出していたそうで、「打ってくれる人」もいてたんですね。注射器を「どうぞ!」と出され、「いや自分クルマなんで」とか、やんわり断ったりしてたそうです。

 もちろん出先でキメる親分もいて、「今日の雲はなんで紫色をしてるんだ?」と聞かれたりして、「そうですね」と答えたこともあったそうです。

 そんな場面をくぐり抜けてきた私たちの結論は、「やめてよかった」ちゅうことです。

 瑠美もですが懲役太郎さんも、クスリは「やめよう」と思ったらやめられたんですね。何回も書いていますが、やっぱり自分で「やめよう」と思うしかないんですよ。

 政府のキャンペーンが「いったん始めたらやめられない(から手を出さないで)」と言うしかないのはわかりますが、実際にはやめた人は多いし、むしろやってる人は「もうやめられないなら、しょうがないな」って思うかもしれませんよ。

 瑠美も「どやってやめたんですか?」と相談されることもありますが、やめようと思っただけです。まあ、それまでに12年のムショ暮らしがありましたけどね。瑠美の場合は、「家族のため」でしたが、子どもがいてもお金がなくてもやる人はやるんで、こればっかりは「自覚」なんです。

 ユーチューバーとして活躍されている懲役太郎さんは、「YouTubeの快感はクスリよりもいい」そうです。「クスリに代わるもの」があればいいんですよね。

 でも、懲役太郎さんはかなり前にやめてるのに、テレビで見ちゃうと、「せっかく忘れてるのに!」てなる映像があるそうです。

 コロナワクチン接種の場面の動画や画像ですね。ほんまに瑠美の友達の間でも「アレはやめろ」「アカン」と話題です。

「あんなふうにやっちゃうんだ……」
「ズブッといくんだ……」
「あんだけ刺さるんだ……」
とか、そんな感じです。

 細かいことゆうと覚醒剤の打ち方とは違うんですが、関係者一同の意見としては「あの映像は見たくない」ちゅうことです。

 編集者さんによると、法律ではないですが、依存症問題の正しい報道を求めるネットワークが作成した「薬物報道ガイドライン」というものもあって、マスコミに対して気をつけてほしいことが書いてあります。 

 「注射器」や「白い粉」をイメージ映像として使わないことや、クスリへの興味を煽るような報道をしないこと、薬物依存症患者の人格を否定しないこと、カメラで追い回さないこと、更生を美談にしないこと、などなどです。

 ほんまにその通りです。みんなこれで傷ついてます。まあクスリに手を出すほうが悪いんですけど、更生のために温かく見守ってほしいです。

懲役太郎が“拘禁太郎”に!? 115年ぶりの刑法改正で元女囚が考える「懲役」と「更生」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

115年ぶりの刑法改正

 おかげさまで、懲役太郎さんとの対談も好調です。

 3回目の時に、「刑法改正」のお話が出ました。刑法……。超久々に聞きましたが、今までの「懲役刑」と「禁錮刑」がなくなり、「拘禁刑」というのができるそうです。なんと明治40(1907)年から115年ぶりの改正なんですね。

 前にも書いてますが、「懲役」とは、「刑事施設に拘置して所定の作業を行わせる」(刑法第12条の2)ことです。

 この「所定の作業」が「刑務作業」なんですが、映画やテレビドラマで見るようなズラッと並んで工場で何かを作るだけやなくて、チョーエキ(受刑者)の食事を作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたりすることもあります。拘置所に移されて、未決勾留者さんたちの食事づくりや洗濯、掃除をすることもあります。

 禁錮刑は、この「所定の作業」がない刑で、ひたすらぼんやりしてもいいらしいですが、そんな人は見たことなかったし、実際にほとんどいなかったようで、今回の改正でなくなるんですね。

 まあ前から関係者(笑)の間では、「チョーエキ(懲役刑)はめちゃ意味ない。獄中(なか)では『次はバレないようにやろう』としか思わない」と言われてました。

懲役は法律で決まっていない

 そもそも懲役の意味(目的)って何なのか、編集者さんに聞いたら、調べてくれました。なんと「法律では決まっていない」そうです。日弁連の公式サイトには「その人が再び罪を犯すことのないように教育する目的」(教育刑)と、「犯罪に対してその責任に見合った苦痛を与える」(応報刑)の2つの考え方が書いてありました。「法律」ではなく、あくまでも「考え方」なんですね。

 少年院とかは、まさに「教育刑」のための施設ですね。二度とやらかさないように、めちゃくちゃ厳しく指導するんです。おかげさまでウチの息子も軌道修正できました(笑)。

 でも少子化で、少年院もどんどん減ってますね。懲役太郎さんによると、今は少年1人に対して先生(法務教官といいます)が2人ついている施設もあるそうです。

 「応報刑」とは、いわゆる「目には目を歯には歯を」ちゅうやつです。今のムショは100パーセントそれです。やらかしたことに対して、万引なら何年、覚醒剤なら何年、人を殺したら死刑とか、ですね。

 少年院はとにかく罪に向き合わせて、ビシビシといろいろ考えさせるんですが、ムショでは何も考えずに言われたことだけをします。食事や医療の不満とかイジメとかあるから、反省なんかしません。ひたすら時間が過ぎるのを待つだけですから、更生はムリですよ。今は、犯罪そのものは減ってるそうですが、2020年の再犯率は過去最高やそうで、それはムショでは反省できないからでしょう。

 今回の「拘禁刑」の目的は、ちゃんと「改善更生」と決められているそうで、刑務作業やなくて「更生のための改善プログラム」を選ぶこともできるんですね。

 まあ今までも「どうやってクスリ(違法薬物)から脱出するか」「性犯罪をなくす」みたいなミーティングとかはあったんですが、これからは工場に出ないでプログラムをひたすら受けられるコースとか、学生さんの勉強や高齢者の福祉支援とかのコースもできるそうです。

 新しい制度がスタートするまでまだ3年くらいかかるらしいですし、従来のプログラムを受けても痴漢は減らないみたいですけど、これからは更生を期待できるかもしれませんね。

 懲役太郎さんは、「これから俺は『拘禁太郎』です」とオチをつけてくれました(笑)。この3回目対談は、クスリをやめることについても盛り上がったので、そのお話もまた。

懲役太郎さんのYouTubeに出演! 元女囚が考える、更生のお手本は「逮捕歴15回」の前科持ち!?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

懲役太郎さんのYouTubeに出演

 最初にご報告です。あの懲役太郎さんの「週刊YouTube!プラス」に出演させていただきました。

 編集者さんにもめっちゃうらやましがられました。ほんまにええ人ですよ。なんか瑠美のことを「パンチパーマの大阪のおばちゃん」と想像してたそうで、「きれいですね」と驚かれました。驚くことやないですけど、やっぱりうれしいです。

 懲役太郎さんは、元ヤクザでムショ暮らしも経験して、今はユーチューバーとしてもご活躍です。登録者数約42万人……。さすがです!

 懲役太郎さんの動画を見ると、頭ええ人と思います。やっぱ更生できる人って、ホンマの意味で頭ええんですよ。学校の勉強ができるのとはちょっとちゃいます。

「自立準備ホーム」のネットワーク誕生

 更生はカンタンではないですが、最近は更生に関するニュースが目立ちますね。みんながいろんなところから応援したらええですよね。ちなみに瑠美も今は通信教育でカウンセリングについて勉強しています。そばにいて話を聞いてくれる人がいてたら、更生もしやすいと思うからです。

 相談相手と同じくらい重要なのが「居場所」です。少年院や刑務所を出ても、行くところがなければ、また悪いことをして逆戻りするほかないですから。

 行くところがなければ、法務省の「自立準備ホーム」に入ることもできます。

 このホームは「保護観察所」として登録した団体が部屋を用意して、スタッフさんが毎日生活指導をするんですが、似たような施設に「更生保護施設」もあります。これは窮屈すぎで入りたい人はまずていません。ほとんどが酒・タバコ禁止で門限厳しくて、携帯電話を持たせてもらえないこともあります。そんなんカタギでもムリなのに、ムショ帰りが住めるわけがないですよ。

 これはアカンちゅうことで、2011年からもっと自由な居場所として自立準備ホームができたそうで、自分に合うところを選べるようですが、情報が少ないんですよね。そもそもスタッフの人たちは忙しすぎて、ホムペとか作る余裕なんかないそうです。

 それで、このホームの初の全国組織・一般社団法人「日本自立準備ホーム協議会」ができて、話題になっていますね。準備ホームは全国に447カ所もあるので、ホームがつながって情報交換とかのできるネットワークを作ろうちゅうことです。

 組織の代表の人が「逮捕歴15回」の高坂朝人(たかさか・あさと)さんちゅうアラフォーさんなのも注目度高いですよね。高坂さんは、若い頃はぜんぜん更生する気がなかったそうですが、24歳の時に彼女さんの妊娠がわかって、「生まれた子どもが不幸になるから」と方向転換したそうです。

 もちろんすぐにはちゃんとした仕事はムリでしたが、介護の仕事をしてお年寄りに感謝されたり、前科持ちがバレてもクビにしなかった施設の社長さんとかに支えられたりして、ここまで来たそうです。

 エリートさんに説教されてもちっとも響きませんが、こうゆう「元・悪い人」がお手本を示すと説得力ありますよね。

 高坂さんが介護職に就いたのは「もうかりそうだったから」と素直ですが、実際に介護の現場は人手が足りないし、イケると思いますよ。

 高坂さんは、NPO法人「再非行防止サポートセンター愛知」理事長として講演もされてるそうです。なんと高坂さんのホームから飛んだ(=逃げた、無断退去した)のは2人だけちゅうのもすごいです。これからも注目したいですね。

「生娘シャブ漬け」なんて密売人も言わない! 覚醒剤で12年服役した元ポン中が「吉野家」元役員に物申す

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

密売人は女性を“シャブ漬け”しない

「瑠美さん、プロの目から見て『生娘をシャブ漬け』っていかがです?」

 編集者さんから、お電話がきました。プロとは失礼な……(苦笑)。もうマジ覚醒剤はまったくさわってないですよ! ないけど、やっぱりひどい表現やなとは思いましたね。

 瑠美が関わっていたクスリ(違法薬物)の密売人の仲間うちで、こんな言葉を使う人はいてなかったし、もし使(つこ)たら「罰当たり!」と、めっちゃ叩かれると思います。

 要するに「何も知らない若い女性を(クスリまたは牛丼から)離れられなくする」ちゅうことですよね? こうゆうことは、少なくとも瑠美の知っている密売人はやりません。いいか悪いかは別ですが、監禁や束縛よりも風俗とかでしっかり働いて、自分の判断で自分のお金でクスリを買うのが“ええお客さん”。

 やっぱり風俗系は「クソ客」が多くてストレスもたまりますから、これもいいか悪いかは別にしてクスリでもやらないとやってらんない風俗嬢は多いです。でも、これは「誰かにシャブ漬けにされとる」のではなく、自分で決めること。自業自得です。

 ちなみにたいていの風俗嬢は、クスリを使うため「だけ」に風俗で働くわけでもないです。子育てや家族の治療費、あるいは自分の進学の費用など、わりとちゃんとした目的で働いている子も多いんですよ。それにエステやネイルサロンに行くお金も欲しいですしね。いろいろつらいから、クスリを使てしまうこともあるんです。でもダメですけどね。

 もちろん前回書いたお医者さんみたいに、誰かを束縛するためにクスリを使う人も、いてなくはないです。

いちばんかわいそうなのは「現場の人」

 話がそれてきましたが、「生娘をシャブ漬け」発言の吉野家の元役員さんは、ごっついエリートやそうで、なんでそんな言葉を思いつくんかなあと。それが不思議。カタギさんの言葉と違いますよね。まあ最近は、カタギさんのほうがクスリや人殺しなんかの重大事件を起こしてますけど。

 今回いちばん気の毒なのは、吉野家の店員さんですよね。ネットを見ても「もう買わない」とか「一生行かない」とかがめちゃ目立ちます。

 1,000円くらいの時給で一生懸命がんばってるのに、その何百倍のギャラを稼いでる人の「一言」でお客さんがお店に来なくなるのって、ひどくないですか? 

 そもそもエリートさんこそ、牛丼を食べたことないのと違いますかね。瑠美はたまに行きます。お店が終わって、明け方近くに食べるあったかい牛丼は、ほんまにおいしくて、500円くらいで幸せになれます。

 エリートさんは、24時間営業のお店で時給で働く人たちの気持ちや、仕事のあとの牛丼のおいしさを知らないし、知ろうともしないから、変なことを言いだしたのかもしれませんね。

 覚醒剤つながりで思い出すのもアレですが、田代まさしさんの出所がネットで話題ですね。3月には出てきているようです。

 電撃ネットワークの南部虎弾さんが公式YouTubeチャンネルで公表したそうで、南部さんは「もう田代さんに期待なんか何もしてない」と言いながら、「本人(田代さん)が『やりたい』って言ったら何かやりましょうよ」とか「田代ちゃん待ってるよ」とか言ってて、やさしいですね。

 田代さんは糖尿病が悪化して、収監前に救急搬送されたことも話題でしたね。

 瑠美も何回もパクられて(逮捕されて)、やっとここまできました。田代さんも、またゼロからやり直しですね。

 クスリをやめられない人って、バカみたいに見えるかもですが、実はめちゃくちゃつらいんですよ。「もう今日で絶対にやめよう」て、毎日苦しんでます。そこをみんなでわかってあげて、田代さんのことも見守りたいですね。瑠美的には、一緒にYouTubeにも出たいです。

医師や刑事も覚醒剤で逮捕! 警察や刑務所での癒着が「普通にある」ワケを元女囚が解説

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

超DV精神科医が覚醒剤で逮捕

「瑠美さんは、覚醒剤が効いている時に、男の人に暴力振るったことあります?」

 編集者さんに突然振られて焦りました。い、いや、あるわけないやないですか……。なんでそんなことを聞くんかなと思たら、超DVの精神科医が覚醒剤でパクられてた(逮捕されてた)んですね。

 記事によりますと、彼女さんにひどいDVを繰り返してたそうで、傷害で逮捕からのガサ入れ(家宅捜索)で、家の中から覚醒剤が出てきてるんですね。それで覚醒剤取締法違反(所持)でもパクられたそうです。

 お医者さんは「被害は女性の妄想」と言うてるそうですが、彼女さんは全身傷だらけやそうですよ。診療を受けに来た女性を次々と襲ってたんですね。殴る蹴る、傘でどつく(!)とか当たり前やったそうですが、彼女さんもメンタルやられてますから、半年くらい一緒に住んでたんですね。統合失調症の薬とかを大量に飲まされ、洗脳状態やったそうです。

 お医者さんと別れたきっかけは、「下着姿でゴミ拾いをさせられたこと」。ひどい、の一言ですが、もっとひどいことをされてます。

 「彼女さん、パニックになってリストカット」→「病院で腕を縫い合わせてもらったのに、ケンカで縫ったばかりの傷を引き裂かれ、神経が切れて左手首から先の感覚ナシ」からの「やっと目が覚めて警察に被害届を提出」やそうです。書いてるだけで痛い……。

 これが不良なら「こゆバカ、いてるよねー」てなりますが、お医者さんですからね。多分ですが、小さい時から勉強ができて、甘やかされて育ったんかなと。

罰金刑の前科持ちなのに……

 このお医者さんは、前にもリタリン(編集部註・ナルコレプシーの治療に使われる覚醒効果がある薬。以前はうつ病にも処方されていた)の大量処方の疑いにより、東京都の立ち入り検査で罰金刑を受けてるそうで、患者さんには好きなだけ合法の薬もあげていたようです。

 「薬をたくさん処方してあげるから触ってくれ」「触ってくれれば痩せる薬をあげる」と「アレ」を出すこともあったそうで(AVか!)、健康保険証の住所を見て家に来られちゃった人もいるとか。おうちの郵便受けにたくさん薬を入れられて、飲みすぎて後遺症がある人もいるそうです。

 こんなんでも、医師免許はなくならないんですね。だいたい2〜3年の業務停止とか。しかも、本人もめちゃくちゃクスリ飲んでて、「俺は監視されている」と家の中をガムテで目張りしてたそうで……。まあ報道もおもしろおかしく書くから、わからないところもありますが、なんかそんな感じしちゃいますよね。

 お医者さんだけやないですよね。刑事さんのクスリ問題も、しょっちゅう報道されてます。こないだは、浅草警察の警部補さんが「部下に見せるための教材用」として覚醒剤を自分の事務机に隠し持っていたとパクられてました。しかも、密告でわかったそうです。

 まあ「教材用」は、わからないでもないですね。ブツ(実物)を見たことないのに、捜査はできませんからね。

 ちなみに豆知識ですが、映画やテレビドラマで刑事さんが組事務所とかで見つけた白い粉をなめて、「おい、こりゃシャブじゃねえか!」ちゅうのは、現実にはありえないそうです。証拠品は大事にとっとかないとね。そもそもシャブとかやなくて、「なめたら死ぬヤツ」かもしれませんしね。

 前出の警部補さんの場合、問題は、クスリをどこで手に入れたかですよね。押収品に手を出したんちゃうかなと思いますが、仲よしの密売人からもらったのかもしれません。

 刑事さんがヤクザや密売人と仲よくなるのは普通ですし、刑務官も懲役(受刑者)と仲よしになることはフツーです。女子刑務所もヒイキとかありますが、男子刑務所の癒着のほうがごっつい気がしますね。

 こないだも、拘置所で未決勾留中のヤクザに現金や刑務官の名簿を差し入れてた刑務官が、停職6カ月の懲戒処分を受けて依願退職してますね。

 これは、仲よしのほうが捜査もムショの管理も何かと便利ですし、身の上話を聞いてるうちに、かわいそうになっちゃうようです。特にムショは、処遇に不満があったら暴動とかになる可能性もあるので、「おとなしくしてもらう」ために何かをあげたり、ちょっとくらいの違反には目をつぶってあげるんですね。

 ええことではないですが、もともとムショに来るような人たちは、厳しいだけでは言うことを聞かないので、現場としてはしゃあないのかなとも思います。

田中聖にいま必要なものとは? 覚醒剤で懲役12年の元女囚が「刑罰より医療」と語るワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

保釈された「うれしさ」が伝わる謝罪動画

 3月27日、元KAT-TUNの田中聖さんがYouTubeチャンネルで「謝罪」されましたね。
「このたびは、関係者各位、そして普段応援してくださっているファンの皆さまに多大なる心配、そしてご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げています。

 さらに、神妙な表情で「たとえどんな理由があろうとも、してはいけないことをしてしまったという事実は決して許されるべきではないと思っております」と語り、「今回、大切な人たちを裏切り、傷つけてしまったのは、家族や音楽やライブハウスやイベントでもなく、あくまでも自分自身の弱さ、甘えだと思っております。きちんと背負って償っていこうと思っています」と誓っていました。

 そして、「こういった事件に対して、被害者のいない犯罪だと言う人もいます。僕自身、刑事さんにそう言われました。ですが、家族、ファン、仲間、最も大切な人たちを傷つけて被害者にしてしまった最低な行為だと思っています。申し訳ございませんでした」などなど、神妙な顔つきで話していましたが、動画チャンネルのアイコンは3月末現在でも微妙な表情ですし、坊主頭にでもするのかと思ったらそうでもないですね。

 なんか、反省や後悔よりも「保釈されたうれしさ」が伝わってきました。それについては「よかったですね」と言いたいです。

相場的には「懲役1年半・執行猶予3年」

 前にも書いてますが、田中さんは今年の1月30日に名古屋市内のホテルで覚醒剤約0.16グラムを所持していた疑いで、2月24日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されています。

 3月17日に覚醒剤取締法違反(所持)、25日に覚醒剤取締法違反(使用、所持)と医薬品医療機器等法違反の疑いで追起訴されています。25日に保釈されて、動画を撮影して配信したのが27日なんですね。また、2017年5月には大麻所持で逮捕されて、証拠不十分で不起訴処分になっています。

 ちなみに公判前に保釈になるのは、ぜんぶ罪を認めているからです。瑠美は一切認めないで判決まで保釈されなかった時もありました。よい子はマネしないでください(笑)。

 これまた前に書いてますが、大麻所持の件は不起訴で前科はないようなので、今回は執行猶予がつくと思います。覚醒剤所持と使用の初犯やと、相場的には「懲役1年半・執行猶予3年」でしょうね。

 この執行猶予の3年間で、がんばれるかどうかです。田中さんはご家族皆さんと仲がええそうなので、支えていただけるといいですね。

 ファンのためにもがんばってほしいですが、クスリ(違法薬物)関係は、刑罰ではなく薬物治療専門の病院で治療を受けるべきという意見もあります。たしかに保釈であれだけ浮かれるようでは、病院のほうがええかもしれませんね。

 瑠美も昔は更生プログラムを受けましたが、今はプログラムの内容もずっとレベルアップされているようです。薬物依存は、自分がだらしないからなるのではなく(まあそうゆう面もありますが)、「病気」なんですよ。自分で努力するだけでは、なかなか治らないです。

 専門のお医者さんの治療を受けて売人と連絡を絶つことはもちろんですが、インターネットでクスリを買えるような環境からも離れることです。それにはムショみたいな病院で、しばらくガマンしてはどうでしょう?

 まあ、あの清原和博さんも、まだまだ自分と戦っていらっしゃいますから、時間はかかっても、今からやるしかないですよね。清原さんはツイッターに「ちょうど1ヶ月ぶりの薬物病院へ行ってきた。先生から『先月はかなり危ない…このまま帰していいか迷った』と言われた。立浪監督へのキャンプ訪問で救われ、なんとか踏ん張った。そして今日はつね(愛犬ちゃんですね)の誕生日!! また明日から一日、一日、大切に生きよう」と書いてました。危ないところやったんですね。

 でも、かかりつけの先生はとてもいい方で、つらくてメールすると、すぐに「来て」と言ってくださるそうです。これはありがたいです。

 田中さんがそういう先生に出会えて、またアイドルとして復活できるように瑠美もエールを送ります。がんばれー。

田中聖に覚醒剤で12年服役した元女囚が助言!「逮捕された時がやめ時」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

わかっていても「やってしまう」苦しみ

 元KAT-TUNの田中聖さんが、3月17日に起訴されたそうですね。

 持っていたパケ(覚醒剤入りのビニール袋)などを自分のものと認めたことや、尿検査が陽性だったことなどがけっこう前にニュースになっていたので、すぐ起訴されるかと思いましたが、お約束の勾留期間満了の20日間まるまるかかりましたね。これって、なんなんですかね。だいたい満期まできっちり身柄を持っていかれるんですよ。

 「元ジャニーズの人気アイドルが、なぜクスリに手を出すのか」って、皆さんも思いましたよね。瑠美もそう思いました。瑠美だって、自分が超人気アイドルなら、クスリなんかやりませんよ(多分)。あと、瑠美的には「いつかパクられるとわかってるのに、なぜ?」ちゅうのもありましたね。

 ずっとアイドルとして成功してきて、今もファンはいてても、つらいことってあるんでしょうね。つらいからクスリに手を出してしまい、アカンと思いながらやめられない苦しみは、めっちゃわかります。

 とはいえ、それはみんな同じです。瑠美も、前科はあるけど、家族がいて、仕事があって、本も出せて、ええことばっかりのようですが、こう見えてつらいこともあるんですよ。でも、そこは乗り越えないと。自分で選んだ道ですから、葛藤はあっても、がんばってほしいです。

執行猶予中に立ち直れる

 もうネットでもいろいろ出ていますが、田中さんは今回の逮捕では執行猶予がつくと思います。2017年に大麻所持でパクられた時も、嫌疑不十分で不起訴になっているので、前科はないでしょうしね。

 覚醒剤所持と使用の初犯やと、相場的には「懲役1年半・執行猶予3年」な感じですから、たぶんそうなると思います。この執行猶予の3年間で、自分を振り返ってほしいですね。

 前も書きましたが、田中さんは今回の逮捕で、あることないこと書かれてしまってますね。しょうもないことを書くなあとも思いますが、人気者やからしゃあないところもあります。

 これを機会に、すぱっとやめましょう。自分もそうでしたが、クスリは「パクられた(逮捕された)時」が「やめる時」なんですよ。

 ちなみに瑠美は田中さんの更生をけっこう期待しています。その理由は、田中さんがご家族と仲がええことです。ネットによると、お母さんが「元レディース」ちゅうのも最高ですが、ブログでも「迷惑かけてる」と両親に書いてますね。

 いろんな人を見てきましたが、更生できる人は、まず実家とうまくいっています。クスリに手を出すのは、ほぼほぼ「寂しいから」です。おうちごはんはおいしいとブログに書いてるようですし、おうちでゆっくりおいしいごはんを食べて考え直せばええのとちがいますかね。

 今まで人よりがんばってこれたんやから、またがんばれますよ。前科者に言われてもうれしくないと思いますが、応援してますよ。