田代まさしに教えたい! 元女囚が「職質を早く終わらせる方法」を伝授

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける瑠壬(るみ)さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

田代まさしが職質動画を公開して物議

 ちょっと前、マーシーこと田代まさしさんが職務質問を受けたことが話題になってましたね。

 マーシーはインスタグラムの動画に「田代まさしだということだけで、新幹線の時間が迫っているのにも関わらず、こんな仕打ちを受けました」「でもこの映像を載せることによって、僕が何も持っていない、という事が証明できて逆に感謝です」と書いてます。

 動画は職質の途中から撮ってるのでわかりにくいですが、おまわりさんが2人いて、マーシーから名刺みたいのをもらって無線で応援を頼んでました。あと、スタッフさんがおまわりさんに「謝るぐらいだったら最初からするな」とスゴむところも映っていました。

 マーシーは芸能人で前科がありますから、職質も「有名税」でしょう。ここはさらっと受けといたほうがよかったかなと個人的には思いました。

 ファンの皆さんも同じようで、「仕打ち」とは違うやろとか、スタッフさんの態度はおまわりさんの心証が悪くなるだけ――とかのコメントが目立ちました。

瑠壬流「職務質問を早く終わらせる方法」

 確かに威張って「バッグの中身を見せろ」と言われたら、ええ気持ちはしませんが、怒っても状況は悪くなるだけです。笑顔で応対してサクッと終わらせてもらいましょう。

 瑠壬は今も結構、職質を受けますが、「和気あいあい」ですよ。おまわりさんも仕事やし、瑠壬もまずいものは一切持ってへんし、早く終わらせたいから、「ハイハイどうぞ」ですね。急いでる時は「早めにお願いします」とか言うてますし。

 ヒマな時は呼び止めた理由を聞いたりもします。「顔かな?」言われたら、「そんなタイプやった?」とか言い返したり。コンビニにクルマを停め、スマホを見ていたら「休憩ですか?」と聞かれたこともあるんですが、「宿泊です」とか。ラブホちゃいますってね。

 それでマーシーは新幹線に乗れたんでしょうか?

少年院で成長する子も……

 芸能人ネタをもう一つ。

 お笑いコンビEXITの兼近大樹さんは、以前から「元・非行少年」をカミングアウトされているようです。

  3月30日には、Abema TVでV-tuberの元刑務官かなえさんと「少年院の教育効果」についてお話をされていましたね。かなえさんは、少年院の昔からの教育効果は「アリ」として、学校の勉強だけではなく、あいさつから目上の人との話し方、お箸の持ち方、字の書き方まで生活全般についても教育されるので、とてもいいと言われてました。

 瑠壬もそう思います。恥ずかしながら、瑠壬も息子たちがお世話になりました。先生方はムショ暮らしの瑠壬の代わりに息子たちを育ててくださって、親身になって更生させてくれました。高校の卒業資格もいただき、誰とでもちゃんと話せるようになって、瑠壬は少年院の先生には本当に感謝しかないです。

 兼近さんは、「そういう世界にいた」そうで、「ネンショー帰り」とは言うてないんですが、社会に出た時に「(シャバの)みんなのほうが変だ」と思ったそうです。

 新しく決まったバイト先で、みんなが笑うところが少しもおもろくない。でも、笑わないと「変なやつ」と言われる。寂しいから、話が合う元の不良仲間たちのところへ戻ってしまう……とゆうことのようです。

 社会に出たら合わへん人のほうが多いのですが、やっぱり寂しいですよね。「居場所」が必要なのは大人も同じですね。今は少子化もあってネンショーはだいぶ減って、あり方も変わっているようですが、全員がすぐに更生できるわけではないですよね。

 少なくとも私の息子たちはネンショーで育ててもらいました。行かなければ一番いいのですが、更生できる場としての少年院は必要やと思います。

山口達也と清原和博は立ち直れる! 覚醒剤で12年服役した元女囚が断言するワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける瑠壬(るみ)さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

清原和博さんの次男が選抜で活躍!

 『WBC』もめっちゃ盛り上がりましたが、瑠壬的にはセンバツが最高でしたね。特に、清原和博さんの次男で慶應義塾高校2年(当時)の勝児(かつじ)さんが初打席で初ヒットを打ったのはマジ感動しました。去年の甲子園で優勝した強豪・仙台育英を相手に大活躍でしたね。

 息子さんもですが、清原(和博)パパが喜んでる姿には涙が出ました。ホンマによかったです。

 家族の誰かがパクられ(逮捕され)たら、一家離散も珍しくないです。清原さんは離婚はされましたが、家族の仲はいいそうで、長男の正吾さんも慶應大学で頑張ってますよね。これはすごいことです。

 息子さんたちの活躍で、清原さんももっともっと頑張れますね。楽しみです。

依存症は「死ぬまで治らない」

 何回か書いてますが、クスリ(違法薬物)やアルコール、ニコチンなどに依存してしまうと、一生治らないといわれています。瑠壬もまだ「依存症」で、「今はやめられている状態」なだけなんです。そもそも自分でまいた種なんですが、この体験とつらさを発信していくのも瑠壬の務めと思っています。

 一緒にしたら失礼なんですが、元TOKIOの山口達也さんも公式サイトでアルコール依存症であることをカミングアウトされましたね。

 お医者さんから「完治しない」と言われたそうで、今後はアルコール依存症の人や周囲の人のサポートのための講演活動などをされるとのこと。すでに「飲酒運転防止インストラクター」や「依存症予防教育アドバイザー」の資格を取られているというので、これからが楽しみですね。

 山口さんがラッキーなのは、ジャニーズ時代の仲間や離婚した奥様が温かく支えていることですね。うらやましいくらいです。

 山口さんは孤立してへんし、もともと頭がええと思いますから、時間はかかっても立ち直れると思います。

 瑠壬も時間がかかってしまいましたが、100歳まで生きれば、ムショにいた12年間なんか10分の1とちょっとですからね。

 清原さんも、今でも薬物依存症と戦うつらさを抱えてるのを隠さないし、支えてくれる周囲の人への感謝も忘れませんね。Twitterやニュースを見ていると、「正直でかっこええなあ」と思います。ずっと応援しまっせえ!

道端ジェシカさんは執行猶予?

 『WBC』のせいか、モデルの道端ジェシカさんの逮捕はあんまり話題になりませんでしたね。ニュースによると、合成麻薬のMDMAが入った海外からの荷物を都内のホテルで受け取ったそうです。

 ブツ(密売品)を受け取るところまで見張ってからの逮捕で、いわゆる「泳がせ捜査」でした。一緒にパクられた外国人男性はもう認めてるかもしれへんそうですが、ジェシカさんは否認らしいです。

 知り合いの元刑事さんは、「泳がせ捜査はかなり慎重にやる」と言うてました。特に有名人やと「間違うてました」てわけにいかへんですしね。否認は想定内でしょうから、別の事件の証拠を持ってるかもしれませんが、最悪、一緒にいてた男性のほうだけ起訴すればええんですよね。ジェシカさんは前科もないようですから、もし起訴→有罪でも執行猶予はつきますね。

 それはそうと、ジェシカさんは姉のカレンさん、妹のアンジェリカさんとの「美人三姉妹」として有名で、パリコレにも出てるのに、沢尻エリカさんとか伊勢谷友介さんほど盛り上がらないのはなんででしょうか?

 編集者さんは、「誰も『三姉妹』の区別がついてないのでは?」と言うてますが、まあ瑠壬もそうです。こうゆう美人さんで、仕事も成功してる人がパクられると、うれしいと思う人たちがいてますよね。瑠壬はそうゆうのは嫌いなんですが、今回はそうゆう人たちも騒がないようです。

 「他人様の不幸」を喜ぶよりも、クスリやアルコール依存がどんだけアカンか、みたいな話にもってきたいものです。特に子どもがマネせえへんように、繰り返し伝えてくのがオトナと瑠壬のような「経験者」の務めです。

歌舞伎町「トー横」の若者たちは今――元女囚が「心配しかない」と語るワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける瑠壬(るみ)さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

田中聖は獄中でクスリと縁を切ったほうがいい

 3月14日、元KAT‐TUNの田中聖さんの二審の判決で、名古屋高裁は一審名古屋地裁判決を支持して「懲役1年8月、執行猶予3年」としましたね。今のところ上告はしてへんようです。

 以前も書いてますが、2つ目の裁判――千葉地裁松戸支部のほうの判決(覚醒剤の所持と使用)は2月27日に出ており、ソッコー控訴して保証金300万円で保釈されてます。

 「執行猶予取り消し説」もありましたが、量刑に影響ないんですね。上告せずに確定しても執行猶予がつきますから、しばらくはシャバですね。千葉の裁判が確定したところで収監になるでしょう。いずれにしろシャバにいてるより獄中(なか)でクスリ(違法薬物)と縁を切ったほうがええ気もします。

 瑠壬は田中さんの更生は期待できると思っていますよ。ご家族ともうまくいっているようですし、今は更新が止まっていますが、田中さんのインスタグラムを見ると、外食の際、出された料理を完食するという「気持ちいい」ごはんの食べ方をしていることがわかります。ちゃんと育ったんやなという印象です。負けないで頑張ってほしいです。

「少年院」はちゃんとやってる?

 2月と3月は瑠壬も確定申告とかでバタバタでしたが、相変わらずええニュースはないですね。特に少年院を出たばかりの少年の殺人事件で、遺族が法務省と加害少年に損害賠償を請求した裁判には驚いてます。

 加害少年は、事件の2日前まで少年院にいてて、出てきてソッコー事件を起こしました。「ちゃんとした矯正教育と出院後のフォローができていなかったから、法務省は責任を取れ」というわけです。

 瑠壬的には、少年院はちゃんとやっていると思ってました。そうゆう例をたくさん知ってます。この加害少年の教育がどうなってたか、ちゃんと裁判でわかるとええですね。ただ、もし仮出院(ムショでいう仮出所)のハードルを上げるような判決が出ちゃうと、ちょっとどうかなあと思います。

 早い仮出院を目指して頑張ってる子どもたちも多いと思うので、一律に「仮出院は慎重に」みたいになると残念かもです。

 今となってはもう遅いですが、この加害少年は、子どもの頃から暴力性が強かったそうで、少年院よりも医療が必要やったかなとも思います。少年院はムショと違うて二度と犯罪を起こさないように、とにかく厳しくするので、それが向いてなかったかもしれません。

新宿・歌舞伎町の「トー横」は何でもアリに……?

 最近は子どもが少ないのに、未成年の事件が目立ちますね。オレオレ詐欺や強盗に加わる未成年も多いし、大阪では2022年の大麻関連事件において、20歳未満の検挙者が172人と、全国最多・過去最多やそうです。

 少年院自体は減っていますし、昔みたいないわゆる不良(ワル)やなくて、知的障害のある子も収容されてるようです。「障害」までいかなくても、物事を深く考えることのできない子どもたちも結構いてます。そうゆう子たちは簡単にオトナの餌食になります。家出して泊めてもらう代わりに、カラダの関係を持たされたりしてますね。

 最近は、新宿の歌舞伎町で、10代の子たちが集まっていた新宿・東宝ビル横の広場(トー横)は、リーダーのハウルが亡くなって以降、「何でもアリ」になってるそうです。

 瑠壬たちが若い頃もそうでしたが、覚醒剤とかコカインではなく、ドラッグストアで買える風邪薬などをたくさん飲むOD(オーバードーズ、過剰摂取)がはやってるんですね。飲みすぎで痙攣の発作を起こしたり、意識不明で亡くなる一歩手前までいったりする子どもたちもいてるようです。

 ニュースでは、痙攣して倒れ、パンツが見えそうになりながらも、ひたすら「お疲れさまです」と繰り返す女の子に、周囲の人が無言で毛布をかけてる動画も流れており、心配しかないです。

 何人か集まってると、どうしても「自分のほうが多く飲んでる」「一瓶飲まないと効かない」みたいに、変な意地の張り合いも出てくるもんです。ハウルが生きてたら「そのくらいでやめとけ」とか言うてくれたんですかね。もう大人もどう接してええのかわからへんのでしょうか。

「火炎放射器」で刑務官殺害を計画――元女囚が語る元受刑者の復讐心

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける瑠壬(るみ)さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

田中聖の懲役はトータルで2年くらい

 瑠壬です。

 元KAT-TUNの田中聖さんの「千葉地裁松戸支部のほう」の判決(覚醒剤の所持と使用)が2月27日に出ましたね。

 ソッコー控訴して保証金300万円で保釈されたようですが、もう一つの「名古屋高裁のほう」が3月14日に判決ですから、すぐですね。こっちは執行猶予取り消しの可能性もありますが、上告するんでしょうか?

 どっちも長い刑にはならへんから、「1日でも長くシャバにいてたほうがラク」ちゅう判断かもですが、スパっと一審で赤落ちしたほうがええ気もします。ちなみに「赤落ち」とは、刑が確定してムショに行くことです。昔は囚人服が赤色やったから──らしいです。

 今回は懲役1年4カ月の実刑で、まあ想定内ですね。昨年の6月に自宅近くで職質された時に覚醒剤を持っててパクられた(逮捕された)件です。その9日前に、別件の覚醒剤所持で名古屋地裁で懲役1年8カ月・執行猶予3年の判決を受けて控訴し、保釈中でした。

 松戸支部の裁判長は、「執行猶予期間中にかかわらず、10日足らずで、薬物への親和的動機から犯行に及んでいる。言い分があるとしても、相応の責任があり、非難に値する」としていました。

 まあ言われてもしょうがない面はありますね。確定してないから「初犯」か「再犯」かわからへん、と弁護団は主張したそうです。再犯のほうが罪が重くなるからですが、ぶっちゃけ苦しい主張の気もします。

 名古屋高裁で執行猶予が取り消されると、トータルで2年くらいの懲役でしょうか。カリシャク(仮釈放)たくさんもらえるといいですね。

刑務所の事務官が面識ない女性をレイプ

 前回、刑務所の怖い話を書きましたが、まだありました。

 面識ない女性をレイプしたダイケイ(大阪刑務所)の事務官逮捕の事件はちょっとびっくりしました。面識あってもアカンけど、こうゆう事件は、ほんまは昔からあったと思いますよ。最近は隠さないだけかなと。

 あと、刑務官やなくて事務官の事件も珍しいです。警棒ひとつで懲役(受刑者)の世話をする刑務官と違うて、あんまり事務官は屈強なイメージないです。余罪はあるんでしょうか?

 ええことではないですが、懲役を管理してると「懲役を支配してる気」になっちゃうのはわかりますし、そこから「誰でも支配できる」と思ったのかもしれません。

 最近目立つ「刑務官によるイジメ」も、多分そんなところからですよ。

刑務官を殺す目的で火炎放射器を用意した元懲役

 ちなみにムショでいじめられて、「出所したら絶対復讐する!」と思わない懲役はいてないでしょうが、ほんまに復讐するのはそんなに多くないです。やっぱりシャバに出てきたら、生活に追われるからです。

 せやから、前に務めてたムショの刑務官の家に放火して殺す目的で、火炎放射器を用意してた元懲役と、それを獄中から指示した懲役(当時)がパクられたのは、いろいろすごいと思います。

 まず「道具」が火炎放射器。普通その発想はないです。しかも今どきは個人情報の管理が厳しくて、自宅を見つけるのは大変です。あと襲撃を指示した人は、逮捕時はシャバでしたが、昨年の秋まで別のムショに入ってたとか。ムショから指示してたようです。

 そして、パクられた3人は、鍵の製造販売業者……。鍵は悪用しようと思えばいくらでも悪用できますからね。これが一番怖かったです。

 獄中からどうやって指示を出したのかを含めて裁判でわかるのでしょうが、いろんな事件があるものです。

名古屋刑務所、獄死者の“不可解”な遺体――元女囚が語る「刑務所の怖い話」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

全身傷だらけ――獄死者の不可解な遺体

 こんにちは。筆名をいきなり変えた瑠壬(るみ)です。まあ、いろいろあってんですけど、それはまたいつか書かせてくださいね。

 少し前ですが、またイヤなニュースがありました。

 メイケイ(名古屋刑務所)で去年獄死した70代の男性のご遺体があざや切り傷だらけで、手首や腰には緊縛痕もあったそうです。遺族側が法務省に死亡の経緯を調査するように申し入れる記者会見をしています。

 ムショから「心筋梗塞による多臓器不全で容体が急変する可能性」と連絡が来て、間もなしに亡くなったそうですが、そんな病気で傷だらけになるわけないですよね。愛知県警が司法解剖を行い、殺人事件として容疑者不詳で書類送検しましたが、不起訴になってます。

 ご遺族は刑務官による体罰を疑っているそうで、「傷を見たら誰もがおかしいと思う。真実を明らかにしてもらわないと、兄が浮かばれない」と会見で話していました。

 法務省はメイケイの調査をしてましたが、サンダルでお尻を叩く、アルコールスプレーを顔にかける、顔や手を殴ったことなどが報告されたそうですが、そんなことでは死にませんよね。

 普通に怖い話ですし、そもそもメイケイは「前科」があります。20年以上前ですが、2001年に消防用ホースで受刑者の下半身に放水して死なせてますし、その後も、拘束用のベルトで締め付けて1人死亡、1人重傷の事件を起こしてました。

 なんでメイケイばっかりで大事件が起こるのでしょうか? 意味がわかりませんが、01年の事件の「犯人」である刑務官たちは、無罪か執行猶予付きの有罪判決でした。去年の殺人も不起訴ですよね。全体的に甘いんやと思います。

 それに、マスコミがいつも注目する東京や現役ヤクザが多い大阪の施設では、刑務官もおとなしいのと違いますかね。

 もともと男子刑務所は、女子刑務所に比べて刑務官や懲役(受刑者)同士のいじめがえぐいです。増えてるわけやなくて、最近は隠さないで出してるだけですね。

 でも、少子高齢化で事件も犯人も減ってますから、瑠壬がいた頃みたいに「6人部屋に8人」とか「独居に2人」とか、めちゃくちゃな収容はないし、少年院もだいぶなくなりました。

 収容者が多いと刑務官も忙しいけど、今はそんなことないでしょう。ヒマやから事件が起こるのかもしれません。例えば高知刑務所は、懲役がトイレに時間がかかってたら、刑務官が別の懲役にのぞきに行かせたそうです。

 いやですよね、そんな羞恥プレイ……。

 あと殴る蹴るだけやなくて、言葉の暴力もあるんですね。千葉刑務所では、一昨年に刑務官が「死ね」とか言って懲役をわざと怒らせ、独居の保護室に入れたそうです。

 まあ、この件はすぐにめくれて(発覚して)て、いじめた本人も認めてたようです。でも、理由が「独り言を言ってうるさいから」って、どうなんですかね。

 独り言なんかみんな言いますし、普通じゃないような大きな声とかの独り言なら、「拘禁ノイローゼ」かもです。いきなり暴れないよう体を拘束する「保護室」に入れる前に、お医者さんに診てもらうとかあるんですが、そうはならないのがムショです。

 最近は「独り言」が多いとか、ムショに入りたくて万引するおじいさんとか、刑罰より医療や介護が必要な懲役も増えてますから、そうゆう「弱い人」に暴行する刑務官は減らないと思います。地獄ですね。

 瑠壬も、よう生還できたなと思います。まあその前に、行くようなことをやってはアカンですね。

 結局、クスリ(違法薬物)も自覚の問題なんですよ。自分でやめようと思わないとやめられません。今は毎日がとても充実してますし、生まれてきてよかったと心から思えます。

三田佳子の息子、田中聖、TBS女性社員の「覚醒剤事件」を元女囚が斬る!

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

ペンネームは「瑠壬」です

 突然ですが、中野瑠美はこれからペンネームを「瑠壬」とさせていただきます。読み方は同じ「るみ」です。わかりにくいので、しばらく「中野瑠美改め瑠壬」としておきますね。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

「三田佳子の息子」はすでに逮捕5回

 覚醒剤使用の罪などで起訴されていた三田佳子さんの息子さんの初公判が、1月30日に開かれたそうですね。

 何回か書いてますが、もう40歳を過ぎてるのに「~の息子」とかで「家族を巻き込むのはアカンのでは?」ちゅうご批判がありますが、覚醒剤の事件を起こせば、家族にも迷惑がかかることを知ってほしいので、「あえて」つけてます。

 息子さんは、昨年9月に覚醒剤所持でパクられて(逮捕されて)、10月に使用でサイタイ(再逮捕)と、なんとこれまででトータル5回パクられてるんですね。

 前回の裁判では2018年12月に覚醒剤使用で懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の判決が確定しているそうです。ちなみに裁判では「ロッカゲツ」でなく「ロクゲツ」と読みます。執行猶予期間中の逮捕であれば、実刑はまず間違いないですね。

クスリ案件はムショよりも病院で治療を

 今回ちょっと気になったのは、弁護人さんが「所持」は認めても、「使用」については「責任能力」がなかったと言っていることですね。弁護人さんによると、息子さんは「精神に障害がある」そうです。昨年秋の逮捕から公判まで間が空いたのは、精神鑑定とかでしょうか。

 息子さんにどのような精神障害があり、それがどう事件に影響したのか、弁護人は次回期日(3月10日)前までに書面にして出すようです。

 まあシャブで頭がおかしなるのはよう言われていることなので、「責任能力」がなくなることもありますよね。「責任能力がない人」とは、未成年者か、自分がしてることがいいか悪いかわからへん「心神耗弱(しんしんこうじゃく)」状態の人です。

 自分で良し悪しが判断できひんこともありますから、クスリ(違法薬物)案件はムショよりも病院がええでしょうね。

 瑠壬も最終的には「もうクスリはやめよう」と思ってやめることができましたが、それに気づくまで通算で12年もムショに入ってました。今は授業料と思ってますが、ツラかったですね。

 クスリやってると「楽しそうなバカ」に見えると思いますが、ほとんどの人はツラくてクスリなんかやめたいんですよ。誰にも信用されへんし、孤独で不安やから、またクスリに手を出してしまうんです。苦しんでる人がいたら、助けるのは難しくても、理解はしてあげてほしいです。

 ちなみに瑠壬は、精神病院についてはトラウマがあるのですが、ちゃんとした医療施設なら、ムショよりぜんぜんいいです。最近ではムショの建て替えが進んで、めちゃくちゃ快適らしいですが、依存症は刑罰より治療がええと思いますよ。

 ほかにも覚醒剤の事件がありましたね。

 元KAT‐TUNの田中聖さん、2つの覚醒剤事件が続いて結審しました。泊まっていたビジホでクスリが出てきた件(名古屋高裁で控訴審)と、自宅近くで職質された件(千葉地裁松戸支部)で、松戸地裁は今月27日、名古屋高裁は3月14日に判決やそうです。

 あと、恐喝事件は不起訴になりましたが、覚醒剤の事件で執行猶予中でしたから、今回は実刑でしょうね。判決が近いせいか、マスコミもいつもよりたくさん報道してましたね。瑠壬は田中さんのファンなので、復活を楽しみにしてます。

 もう一つ、TBSの女性社員の覚醒剤使用も話題になりました。

 この女性について、安住紳一郎アナがメインキャスターを務める番組で、新入社員の時から知り合いなので驚いていると語り、「違法薬物がごくごく身近、周りにあふれていることをあらためて知りました。そして、私たちはこういうことを決してしないように、あらためて今日からまた勤務に励みたいと思います」と述べて、謝罪したそうです。

 今やクスリはネットで簡単に買えますし、ホンマ他人事ではないです。クスリはとにかく失うものが多いけど、ツラい時には判断できなくなりますよね。でも、この連載に目が留まった方は大丈夫な気がします。お互いに頑張りましょうね。

鳥取連続不審死事件・上田美由紀死刑囚は本当に「事故死」なのか?――元女囚が考える獄死の謎

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

鳥取連続不審死事件の上田美由紀死刑囚が獄死

 鳥取の連続不審死事件で死刑が確定していた上田美由紀さんが獄死したそうですね。法務省的には「事故死」やそうです。

 まだ49歳なのに誤嚥(ごえん)で窒息死……。高血圧、不眠症、狭心症とかの持病があったそうですが、その若さで詰まりますかねえ。

 ニュースによると、亡くなったのは1月14日ですが、なんと10日にも誤嚥で意識不明になって救急搬送されてます。

 メニューは白米や焼きそば、つみれなどで、「何を詰まらせたかは不明」やそうです。麦飯やなく白米なのはなぜでしょうか? 普通は古米または古古米に麦を混ぜたごはんです。

 ムショの炊場(すいじょう、調理施設)にいてた友達も「このメニューなら詰まらんやろ」言うてました。ちなみに炊場は火や包丁を使うので、懲役(受刑者)の中の「エリート」が配属されてます。

 話がそれましたが、まあ麦飯は水分少なめやから、たまにむせることもあります。でも、ムショの焼きそばは細かく切られてますし、ツミレも細かくしたお肉や魚肉を卵とかのツナギでまとめてるだけやから、口に入れたらポロポロ崩れます。むしろ詰まらせるほうが難しいですよね。

 ちうか10日にも詰まらせてるなら、ムショ側が詰まりにくい「医療食」にするとか、気をつけるべきでした。瑠美はムショで歯を抜いたことがありますが、その後しばらくは、糊みたいなベトベトのおかゆと原形をとどめてないペースト状の魚とかの医療食でつらかったです。

「連続不審死事件」で思い出したのは……

 上田さんは、同じような連続不審死事件で死刑が確定した木嶋佳苗さんと比べて、あまり知られてない気がします。木嶋さんのキャラが濃いからですかね。

 2018年で更新は止まってますが、木嶋さんは上田さんに「嫉妬」したと、獄中 (なか)からブログに書いてたことを編集者さんから聞きました。

 「彼は、私より上田さんを選んだのか。ショックだった」そうです。「彼」とはフリージャーナリストの青木理(おさむ)さんで、上田さんを取材した『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』(講談社)を出してるんですね。

 木嶋さんは、さらに「私は個人的に青木さんの髪が好き。ほんの少し白髪混じりで長めのサラサラした真っすぐな髪が、とても似合ってる。長身痩軀のあのルックスで取材に来られたら、ドキドキしちゃうだろうなぁ。私を選んでくれなかった悔し紛れに言いますけど、私は逮捕当時34歳です。いくら私に興味をそそられないからって、年齢は正しく書いてほしかった」とか、なかなかです。

 瑠美はまったく知りませんでしたが、当時このブログは話題やったそうです。こうゆう「かいらしい」(かわいらしい、けなげな)文章が「モテ」の秘訣かもですね。

 「獄中自殺」は、そんなにしょっちゅうはないですが、ニュースにも出ますよね。

 最近では、大阪・高槻で養子縁組したホストの高井凜さんが資産家の「お母さん」を殺した容疑でパクられて(逮捕されて)、獄中で首を吊った事件とか。これは遺書があったそうです。

 あとは兵庫・尼崎の連続変死事件でパクられてた角田美代子さんですね。「3人部屋」で、ほかの2人に気づかれないように自分の首を絞めるのは難しいのと違うかなと思いますが、「自殺」と認定されました。

 獄中自殺は所長の出世に関わるから、施設側はめちゃくちゃ気をつけているそうですが、瑠美が務めてたムショでも、ティッシュをノドに詰めて亡くなった懲役がいてました。ティッシュは水分を吸うから、かなり苦しいと思いますよ。

 亡くなったらもうわかりませんが、「自殺と見せかけて殺された」説は結構ありますよね。編集者さんに聞いたら「俺が死んだら自殺じゃない」とTwitterに書いてる大社長がいてました。パソコンのウイルス対策ソフトを作ったジョン・マカフィーさんです。

 「俺がエプスタインみたいに首を吊ってたら、それは自殺じゃない」と書いていて、ほんまに拘置所で首吊り死体で見つかったそうです。脱税容疑でパクられて、スペインの拘置所の独房に収監されてたんですね。

 「エプスタイン」とは、ロリコン売春グループの元締めですね。勾留中に自殺してますが、売春のお客さんたちがイギリスの王子とかアメリカの大統領とか超絶セレブやから「口封じ説」があるそうです。

 自殺か他殺かの判断は難しいですが、獄中にいてると死にたくなります。瑠美も経験ありますが、刑務官や同房者のイジメ、将来の不安とかで、ひたすら悲しいです。「もうどうでもええ。死にたい」と考えない懲役はいてないと思いますよ。100%自業自得ですけど。

 やっぱりムショは行くところやないですね。

元女囚が明かす「ムショのお正月」――パンで作ったサイコロで「チンチロリン」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

パンで作ったサイコロで「チンチロリン」

 皆様あけましておめでとうございます。いつも読んでくださってありがとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 去年、インターネットテレビ(ABEMA『ぜにいたち』)に出させてもろた時に、「お正月とかゴールデンウイークとか、ヒマすぎて刑務所でチンチロリンをしてた」とお話ししたんですが、編集者さんに「チンチロリンの話は聞いてませんでした。まだまだ『隠し玉』があるんですね」と苦笑されました。

 ムショのお正月については前に書いてますが、チンチロリンについては書いてなかったですね。忘れてただけで、特に深い意味はないです。ちゅうか、今の若い人はチンチロリンとか知らないですよね。「親」と「子」を決めて、サイコロを3つ振って、出る目の数を当てていくバクチです。

 サイコロは手作りです。瑠美たちはパンで作ってボールペンで目をつけてました。パンをちぎって四角にまとめて毎日押さえてると、だんだん硬くなっていくんです。

 ムショではお金は賭けられないので、おかずやお菓子、解熱剤などを賭けてました。もちろん禁止やから、バレたら懲罰が待っています。よいこはまねしちゃだめですよ。

 瑠美は慣れもあって、ムショのお正月もそれなりにエンジョイできていましたが、普通はお正月を獄中(なか)で過ごすのはキツいものです。

元KAT-TUNの田中聖さん、恐喝事件は不起訴に――そもそもなぜ再逮捕されたのか?

 クリスマス前に6回目の逮捕となった元KAT-TUNの田中聖さんの恐喝事件は、不起訴になりましたね。田中さんは、かなりツラいと思います。

 まあ、正直「被害額1万円」で起訴は厳しいと思います。もともとは10万円のライブのギャラをもらえなかったから、田中さんをライブハウスに紹介した女性に「お前が弁償しろ」となったそうで、女性側が1万円だけ払ったのが「恐喝事件」にされたんですね。ライブハウス側が弁償して示談にすれば、普通は不起訴ですね。

 それにしても、もう覚醒剤取締法違反で起訴してるのに、なぜ再逮捕なんでしょうか。「公判維持が微妙やからかな」とか思っちゃいますよね。

 編集者さんから「お正月休みにいかがですか?」と映像作品をいくつか紹介されましたが、映画『ビューティフル・ボーイ』(2018年、フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン監督)しか見られませんでした。この映画はクスリ(違法薬物)に溺れる息子さんと、寄り添うお父さんや家族の実話やそうです。

 お父さんはジャーナリスト、息子さんは脚本家で、2人の手記が基になってるんですね。息子さんの本は英語版のみですが、もともと勉強もスポーツもできたのに、11歳からお酒を呑み、大麻からコカイン、MDMA、覚醒剤、ヘロインとどんどん手を出していきます。お父さんは心配して、ゲキドしながらも依存症治療センターを7つもハシゴして、13回の入院にも付き添っています。

 お2人ともイケメンすぎて話が入ってこないところもありますが、息子さんが何回クスリに手を出しても、「すべてを超えて愛してる」とパパが抱きしめるのは涙が出ますよ。

 ただ「8年をかけてドラッグ依存を克服」ちゅうのは、ちょっと違いますかね。いったん依存症になったら、「死ぬまで依存症」で、「克服」はできません。瑠美もですが、「今この瞬間はクスリに手を出してないだけ」の状態で、この状態を死ぬまで続けていくわけです。これが依存症のコワイところなのです。

 あと、見てないのですが、アメリカのリアリティ番組『刑務所1日体験』シリーズも気になりますね。窃盗やクスリなどの事件を起こした未成年を凶悪犯罪者のいる刑務所に収容して、刑務所の怖さを体験させる番組やそうで、10年以上続いているそうです。

 ドッキリみたいなやつで、事前に刑務官と懲役(受刑者)には撮影の趣旨を説明していて、「ケガをさせなければめっちゃ脅かしてよし」と言っているそうです。おっさんたちは張り切って子どもたちを脅かしてますが、事故も起きていないとか。

 最初は威勢のいい子どもたちも、刑務官や懲役から怒鳴られて、震え上がるそうです。悪趣味といえばそうですが、アメリカらしいですよね。いつか見ときます。

元女囚が振り返る「2022年刑務所の大事件」! 留置場でも全裸死、後頭部は和式トイレの便器に……ムショは安住の地じゃない

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

岡崎警察署の留置場で、男性が全裸で死亡

 皆さんもお忙しいと思いますが、ありがたいことに、瑠美のお店もクリスマスの時期は大忙しです。ところで、12月に入って、またまた事件がありましたね。

 12月4日に愛知県・岡崎警察署の留置場で勾留されていた男性が亡くなりましたが、この寒いのに発見時は全裸、後頭部は和式トイレの便器に突っ込まれていたそうです。監視カメラには、男性を足で蹴って移動させてるところも映ってるらしいですよ。

 怖すぎなんですが、何があったんですかね。男性はコウボウ(公務執行妨害)でパクられた(逮捕された)そうですから、お巡りさんに言い返して、「生意気な……」とかなったんかなと。

 ベルト型手錠や縄で連続して100時間以上拘束したそうです。全裸で……。しかも糖尿病の持病があったのに、投薬もなかったとか。

 もともと留置場はトラブルが多いんですが、ここまでではないですよ。昭和ならあったかもしれませんが、令和も5年目になろうとしてるのに。

 こんな事件でも、警察の幹部の人がハゲ頭をさらして謝って、裁判では起訴状を全部認めて執行猶予にして、重要な情報は出さないかなとも思いますが、ご遺族が納得できる対応をしてほしいですね。

池袋暴走事故、「誰も同情していない」受刑者の今

 もう一つ拘置所の話題。池袋で自動車を100キロのスピードで運転して母子を死なせた「例の90歳のおじいさん」が、拘置所で介助もなく顔から転んだりしてるそうですね。

 ぶっちゃけ瑠美も、おじいさんがコケて血だらけになってるのを見たら心が動くかもしれませんが、まずは「そんなヨボヨボで、なんで運転?」ですよね。「私はか弱い気の毒な年寄り」アピールするなら、タクシーに乗ればええだけのことです。亡くなったお母さんとお嬢さん、取り残されたお父さんのほうがかわいそうです。

 すごいのはネットの反応で、誰もおじいさんに同情してないです。ご家族くらいですかね、かばってるのは。まあ、しょうがないですかね。

 ちなみにどこの刑務所に入ったのかは、本人から「〇〇ムショなうです」とか手紙かハガキが来ない限り、わかりません。施設側から教えてくれることはないのです。編集者さんに言うたらビックリされました。まあ、そんなシチュエーションなかなかないですよね。

 11月には、97歳(!)のおじいさんがアクセルとブレーキを踏み間違えて女性を死なせてましたし、これからはこういった高齢者の事件はもっと増えるでしょう。

 若い人でもやり損なうことはあるので、もっと試験のやり方を考えてほしいです。ちゅうか、97歳まで長生きしてるのもすごいですが、身柄が勾留されてたのはもっとすごいですよね。

 12月9日に起訴されて、もう保釈されたそうですが、留置場もお世話は困ったと思いますよ。刑務所や拘置所は懲役(受刑者)が刑務作業としてお年寄りの世話をしますが、留置場の担当は警察官ですよね。ちゅうか100歳近いおじいさんの世話とか想定外すぎますからね。

 やっぱり塀の中は、安住の地にはなりまへん。ちゅうか社会全体がお年寄りに冷たくなっていくんでしょうか。瑠美のいた施設は、みんなお年寄りにやさしかったんですけどねえ。

 獄中ネタが続きますが、「トー横のハウル」の獄死も印象に残りました。最初は自殺を疑いましたが、コロナかも……とも思っていたら、なんと司法解剖しても死因がわからへんのですね。そんなこともあるんですか。

 ハウルと同棲してた女性が、獄中からの手紙を公開してますが、施設的には「いちいち死因など公表することはない」ちゅうことでしょうか。

 前も書いてますが、瑠美が和歌山刑務所にいてた時に福田和子さんが亡くなったのも、ムショは隠してましたね。

 ムショネタばかりですが、薬物では、田中聖さんの逮捕や田代まさしさんの出所も気になりましたね。もちろん清原和博さんのことも応援しています。

 ほんま今年もいろいろありましたね。お読みいただきありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。

「笑顔」の清原和博と「6回目逮捕」の田中聖――元女囚が考える“更生と家族”

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

◎清原和博さんの「ええお顔」、クスリをやめると激痩せや激太りをすることも

 皆さん、見ましたか? 清原和博さんの「ギャルピース写真」。中日ドラゴンズ2軍の小田幸平バッテリーコーチのインスタグラムに掲載された、小田コーチとのツーショットです。かわいすぎますよね。それに少しスリムになってるし、瑠美はめっちゃほれ直しましたよ。

 スッキリとした「ええお顔」です。これは社会に順応できている証拠です。瑠美も経験ありますが、クスリ(違法薬物)をやめてしばらくは体がしんどくて、激痩せや激太りをすることもあります。清原さんも一時めちゃ丸かったけど(笑)、神経も整ってきてるんでしょう。この調子で頑張ってほしいです。

 小田コーチは巨人時代の同僚で、ずっと仲良しらしいです。キヨがパクられた(逮捕された)時にも自分の本(著書)を差し入れてるんですね。本はこうゆう時にも役に立つんやなと感心しました。瑠美も本出しといてよかった(笑)。

 このツーショットは11月30日公開で、キヨはその2日前の28日に、薬物治療の病院に行ったことをTwitterにアップしてましたね。半年ぶりの投稿で、前妻の亜希さんの新刊『家 ごはんと野球』(CCCメディアハウス)についても書いてます。息子さんのインタビューも載ってるから、「怖くてなかなか読めない」そうです。

 その気持ち、とてもよくわかります。怖いちゅうか、ご家族に対する「申し訳なさ」ですよね、きっと。でも家族関係は、ええ方向に行ってます絶対。

◎元KAT-TUN・田中聖さんは、6回目の逮捕――覚醒剤の被害者は家族や友達

 家族とか守るものがあってもクスリに走ることは、ようあります。清原さんも瑠美もそうでしたし、元KAT-TUNの田中聖さんの逮捕は早くも6回目になりました。6回目はまさかの恐喝容疑です。

 ちなみに「元KAT-TUN」は、「もうつけないほうがええ説」がありますが、「被害者なき犯罪」といわれる覚醒剤の被害者は、家族とか友達とか「周囲の人」やから。そこをわかっていただきたいので、あえてつけてます。田中さんのご家族は温かく支えているようですから、いつか更生できる日が来ると思います。

 田中さんは、11月29日の公判で「クスリを使うことで、家族や自分について深く考えたことはなかった」と言うたそうですが、恐喝についても調べると検察が言って、結審しませんでした。閉廷後に千葉市の下総(しもふさ)精神医療センターに向かうところで再逮捕、新幹線で京都に移送されてます。被害者が京都在住で、京都府警が逮捕状を取ったからですね。12月13日に予定されてた判決も延期です。

 起訴事実がホンマなら、再逮捕も身から出たサビなわけですが、まあでも本人はガックリきてますね。保釈中やからまだええですが、勾留中ならマジ死にたくなります。

◎田中聖さんが受けているという「条件反射制御法」とは?

 田中さんは、下総精神医療センターで「条件反射制御法」の治療を受けてたそうですが、これは清原さんやASKAさんも受けていた治療法ですね。

 瑠美は受けたことないですが、そうゆう療法があるのは聞いたことがあります。「条件反射」は、梅干しを見たら唾が出てくるアレですね。クスリをいってる(使用している)と、「1万円札を見たらクスリを買いたくなる」とか、「砂糖とかの白い粉を見るとクスリを使いたくなる」とかあるわけです。

 で、使いたくなった時に、血液と同じ塩分濃度の生理食塩水を覚醒剤の代わりに打ったりするんですね。そうすると、「ハイになれない」→「クスリを打ってもつまんない」と思うようになるそうです。

 ちうか1万円を恐喝……。やっぱり事務所を辞めてしんどかったんですね。瑠美もですが、田中さんの「ジャニーズらしくない、不良っぽいところ」を好きなファンは多かったと思いますが、稼げてたのは事務所のおかげなんですよね。でも、売れまくってる間は事務所のありがたみなんかわからへん。そんなもんです。失って初めてわかるんです。

 瑠美もシャブと引き換えに家族との幸せを失ってたことに気づくまで、けっこう時間がかかりました。田中さんも頑張ってほしいです。