大切なものを失ってから優しさを知り、失ってから必要性を知り、失ってから悲しみを知り、失ってから愛しさを知り、失ってから大切な人を知り、失ってから本心を知り、失ってから本当の幸せを知る!いつだって答えを知るのは後になってから・・いつだって答えを受け入れるのは大切な物を失ってから・・ pic.twitter.com/kksltItfUO
— 田代まさし (@TashiroMarcy) July 4, 2019
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
逮捕から起訴の日まで3週間も勾留
3月4日に槇原敬之さんが覚醒剤所持などで起訴されましたね。びっくりしたのは、2月13日の逮捕から起訴の日まで3週間も勾留されていたことです。「所持」だけでそんなに? もともと所持は認めていたようですし、最初の尿検査で陰性とわかった時点で、保釈でよかったのとちがいますかね。やってもいないことで長い勾留はイヤガラセでしかないですよ。かわいそうに。
今回の逮捕の時、「2年も前の所持で逮捕なんて、政府の都合の悪いことを隠すためでは?」とかネットなどでいわれていましたね。私は「陰謀説」とかようわからんのですが、こんなちっさいことで長く勾留されてると、やっぱりおかしいなと思ってしまいます。マッキーも、「がんばってるのに信じてもらえない」となったら、やる気なくなりますよ。2年前の所持なら実刑はないと思いますが、応援しています。
マーシーは、どうやったらやめられる?
同じ3月4日、マーシーこと田代まさしさんの裁判では、実刑の一部が保護観察付きで執行猶予になりましたね。ややこしいですが、「一部の執行猶予」は最近できた制度です。刑期満了前に薬物の更生プログラムなどを受けられるように、少し早めに出所(=刑の猶予)がアリなんですね。
何回か書かせてもらってますが、どうすればクスリをやめられるのか、ホンマにわかりません。普通は「居場所」があるとやめやすいといわれています。なんの心配もなく住める家庭とか、仕事とか、あとは親しい家族や友だちですね。私が今なんとかなっているのも、こういう居場所があるからです。
マーシーも、たくさんのファンがいて、YouTubeでも人気があって、支えてくれる妹さんとかもいて、「居場所」はあったはずですよね。
判決で、裁判官は「あなたに手を差し伸べてくれる人がいるのは財産。社会復帰したら、財産を生かして薬をやめ続けてほしい。今度こそ二度と罪を犯すことのないように」と言ったそうですが、「財産」があってもやめられなかったのは、なぜなんでしょう?
これは私の推理ですけど、マーシーは「寂しい」んやと思います。今も人気はあるにはあっても、昭和の頃の大スター的な人気とは違いますよね。ラッツ&スターとか志村けんさんとか、昔の仕事仲間はもう付き合ってくれてないようですしね。
昔の大スターの自分と比べて、「オレってば何やってんだろう?」って思うと、やっぱり寂しいし、へこむのとちがいますかね。そういう気持ちになると、クスリに手を出しやすいんです。なんかね、誰でも「昔はよかった」的には考えないほうがええと思いますよ。まあ私は、昔はムショにいたんで、今のほうが全然ええですけど(苦笑)。マーシーも若い頃のことがなかなか忘れられないのでしょうが、「今」と「前」を見て生きてほしいです。
あと、マーシーは裁判で「ずっとクスリをやめていたのに、2019年8月に『反社会的勢力との宴会』でクスリをもらって、また使い始めた」そうです。やっぱり、売ってくれる人との関係を絶たないとやめられないですよ。
ちなみに「オンナのほうがクスリをやめにくい」とよくいわれますけど、どうでしょうかね。「キメセクが気持ちよすぎるから」らしいですが、私の感想ではオトコのほうがよっぽどやめられない感じです。これもやっぱり寂しいからかなーと。寂しくても、みんながんばって生きましょうよ(笑)。
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。