「清原和博の辛抱は、あと3年」、『薬物依存症』を読んだ元ポン中が言うワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

元ポン中が読んだ『薬物依存症』

 清原さんの新刊『薬物依存症』(文藝春秋)、皆さんはお読みになりました? もうめちゃくちゃ感動しましたよ。6月15日に執行猶予期間が満了したそうで、それに合わせて出されたそうです。「2016年2月2日の逮捕から4年4カ月。覚醒剤取締法違反によって懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決」やそうです。

 一冊目の『告白』(2018年、同)は、暗いし、やっぱり迷いや被害者意識を感じましたが、今回は「だいぶ落ち着いてきたんとちがうかな」ちゅう印象です。

 やっぱりね、パクられ(逮捕され)たら、被害者意識はめっちゃ強くなるもんです。私もそうでした。つい「なんで私だけ? ほかにも悪い人めっちゃおるのに」と、泣けてくるんですよ。クスリなんかに手を出した自分が全部悪いのに。でも、今回は「清原さんは、ツラいながらもがんばってるんやなあ。これなら大丈夫やな」と思えました。

「ありがとう」は魔法の言葉

 大丈夫と思った理由はいくつかあるんですが、まずは本を買うてみてください(笑)。

 ちょっとだけ言っちゃうと、「ありがとう」の数がめっちゃ多いことですね。電子書籍で買うた編集者さんが数えてくれたんですが(笑)、1冊目に出てくる「ありがとう」の数は2つ。しかも1つは清原さんやなくて記者さんの言葉です。

 でも今回はナント9つで、1つは警察官の言葉(苦笑)ですが、あとはみんな清原さんの言葉です。これだけでも全然ちゃいますよね。心変われば、「ありがとう」を使うところも変わるんです。ちなみに「感謝」は、1冊目は4つ、今回は5つやそうですが、1冊目のうち2つは「野球」と「巨人」への感謝やからビミョーなところです。でも、今回はタクシーの運転手さんを含めて全部、人への感謝やから、これはすごい進化です。

 やっぱりね、「ありがとう」は魔法の言葉なんですよ。自然に言えるのは、もうかなりいいセンいってるゆうこと。ちなみに警察官の「ありがとう」とは、清原さんに職務質問ののち尿検査をした担当者の言葉ですからウケましたね。

「(検査の)ご協力ありがとうございました。この(採尿して検査した)尿は、いりますか?」

 これには、編集者さんが驚いていました。

「これって、誰にでも言うんですか? 清原さんへのイヤガラセ?」

 もっちろん検査した人、全員に言います。私も毎回言われてます。髪の毛も唾液も、みんな「私のもの」やから、「持って帰る?」と聞かれるんですよ、マジで。

 誰がいるか!(笑) その場で廃棄させますわ。飲尿療法とちゃうから。

 清原さんの執行猶予明けについて、選手時代から仲がよかったデーブ大久保さんや佐々木主浩さんなど野球関係者のほか、まさかの中居正広さんもテレビ番組でめっちゃ応援されていて、これも感動しましたね。大手事務所を辞めたから、自由なことを言えるんかな(笑)。

 ご家族とも会えるようになったのも、ホンマによかった。トラウマの「逮捕記念日」(?)に、息子さんが人生初のランニング・ホームランを打ったそうで、これもええ話ですよね。涙が出ましたよ。

 パクられても、これだけみんなの温かい励ましの言葉が多いのは、清原さんがホンモノやから。今でも一流やから。がんばってきたから。みんなの期待は重いかもですが、応えられると思いますよ。

 あと、もひとつ書いちゃうと、清原さんは「我慢」より「辛抱」ちゅう言葉を使うそうです。辛抱、ええ言葉やと思います。

 私の経験上、清原さんの「辛抱」は、あと3年ですね。「石の上にも三年」いいますが、ホンマにそうです。執行猶予が明けて、今から3年がんばれば、すべてええ方向にいきますよ。私もそうでしたから。

 心から応援しています。子どもの頃から大好きです。いつまでも、私の「憧れの番長・清原」でいてください!!

「清原和博の辛抱は、あと3年」、『薬物依存症』を読んだ元ポン中が言うワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

元ポン中が読んだ『薬物依存症』

 清原さんの新刊『薬物依存症』(文藝春秋)、皆さんはお読みになりました? もうめちゃくちゃ感動しましたよ。6月15日に執行猶予期間が満了したそうで、それに合わせて出されたそうです。「2016年2月2日の逮捕から4年4カ月。覚醒剤取締法違反によって懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決」やそうです。

 一冊目の『告白』(2018年、同)は、暗いし、やっぱり迷いや被害者意識を感じましたが、今回は「だいぶ落ち着いてきたんとちがうかな」ちゅう印象です。

 やっぱりね、パクられ(逮捕され)たら、被害者意識はめっちゃ強くなるもんです。私もそうでした。つい「なんで私だけ? ほかにも悪い人めっちゃおるのに」と、泣けてくるんですよ。クスリなんかに手を出した自分が全部悪いのに。でも、今回は「清原さんは、ツラいながらもがんばってるんやなあ。これなら大丈夫やな」と思えました。

「ありがとう」は魔法の言葉

 大丈夫と思った理由はいくつかあるんですが、まずは本を買うてみてください(笑)。

 ちょっとだけ言っちゃうと、「ありがとう」の数がめっちゃ多いことですね。電子書籍で買うた編集者さんが数えてくれたんですが(笑)、1冊目に出てくる「ありがとう」の数は2つ。しかも1つは清原さんやなくて記者さんの言葉です。

 でも今回はナント9つで、1つは警察官の言葉(苦笑)ですが、あとはみんな清原さんの言葉です。これだけでも全然ちゃいますよね。心変われば、「ありがとう」を使うところも変わるんです。ちなみに「感謝」は、1冊目は4つ、今回は5つやそうですが、1冊目のうち2つは「野球」と「巨人」への感謝やからビミョーなところです。でも、今回はタクシーの運転手さんを含めて全部、人への感謝やから、これはすごい進化です。

 やっぱりね、「ありがとう」は魔法の言葉なんですよ。自然に言えるのは、もうかなりいいセンいってるゆうこと。ちなみに警察官の「ありがとう」とは、清原さんに職務質問ののち尿検査をした担当者の言葉ですからウケましたね。

「(検査の)ご協力ありがとうございました。この(採尿して検査した)尿は、いりますか?」

 これには、編集者さんが驚いていました。

「これって、誰にでも言うんですか? 清原さんへのイヤガラセ?」

 もっちろん検査した人、全員に言います。私も毎回言われてます。髪の毛も唾液も、みんな「私のもの」やから、「持って帰る?」と聞かれるんですよ、マジで。

 誰がいるか!(笑) その場で廃棄させますわ。飲尿療法とちゃうから。

 清原さんの執行猶予明けについて、選手時代から仲がよかったデーブ大久保さんや佐々木主浩さんなど野球関係者のほか、まさかの中居正広さんもテレビ番組でめっちゃ応援されていて、これも感動しましたね。大手事務所を辞めたから、自由なことを言えるんかな(笑)。

 ご家族とも会えるようになったのも、ホンマによかった。トラウマの「逮捕記念日」(?)に、息子さんが人生初のランニング・ホームランを打ったそうで、これもええ話ですよね。涙が出ましたよ。

 パクられても、これだけみんなの温かい励ましの言葉が多いのは、清原さんがホンモノやから。今でも一流やから。がんばってきたから。みんなの期待は重いかもですが、応えられると思いますよ。

 あと、もひとつ書いちゃうと、清原さんは「我慢」より「辛抱」ちゅう言葉を使うそうです。辛抱、ええ言葉やと思います。

 私の経験上、清原さんの「辛抱」は、あと3年ですね。「石の上にも三年」いいますが、ホンマにそうです。執行猶予が明けて、今から3年がんばれば、すべてええ方向にいきますよ。私もそうでしたから。

 心から応援しています。子どもの頃から大好きです。いつまでも、私の「憧れの番長・清原」でいてください!!

元女囚が考えるセレブと覚醒剤――クスリはそもそも「お金持ちの遊び」、何度逮捕されても揉み消せる?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

庶民がクスリを買うのは大変

「最近のセレブとドラッグの問題、どう思います?」

 編集者さんから聞かれました。まあ一応言うときますと、クスリ(違法薬物)は高いから、セレブでないと買えません。今思えば、私もあんな高いものをよう買えたなと(笑)。今は絶対ムリですから。

 庶民は風俗とかでお金を稼いで買うしかないわけですが、今はコロナでお店もお休みやから、最近では小銭どころかツケでクスリを買う風俗嬢も増えているようです。でもクスリのおかげでがんばって稼げるから、それで生活できてるんですよ。つまりクスリがないと働けないような、ツラいお仕事なんですよ。そんな苦労をしなくても、親がセレブならラクに買えますから、それはうらやましいですね。

 5月13日に覚醒剤の所持(密輸)でパクられた(逮捕された)女子大生の事件は、アメリカから届いた国際郵便の覚醒剤を含む錠剤を、税関職員がミントのタブレットに入れ替えて発送、都内の自宅(億ション)に届いたところで、警察が現行犯逮捕したそうです。いわゆる「泳がせ捜査」ですが、最初は「シャブの密輸で億ションを建てた女子大生がいてる」と話題でしたね。実は普通に親が裕福やっただけですが。

 最近はこんなふうに、売人を通さずにネットで自分が使う分だけを輸入する人も増えてますね。

 セレブで思い出すのは、モデルさんの事件です。

 去年に覚醒剤の使用で執行猶予付きの有罪判決を受けたセレブモデルは、7回も逮捕されてて、起訴されたのは今回が初めてやったそうです。美人姉妹のモデルで、お父さんはなんとフランス人で「石油王」と呼ばれた人だとか。ホンマにいてるんですね、そんな人。ハーレクインロマンスかと思いましたよ。

 このセレブモデルは、裁判で「自分からクスリを使うつもりはなくて、男に嫌われたくなくて、勧められるままにやった」と言うてます。女子にはありがちで、それはしゃあないかと思うんですが、何回もパクられてて起訴されなかったのは、おとんが石油王やからでしょう。ウワサですが、殺人以外なら300万円でもみ消せるそうです。今回ようやく起訴されたのは、親も「ええ加減にしとき」みたいな感じやったのかなと。

いろんな意味で悲しい「偽セレブ」

 ちょっと切なかったのは、「自称セレブ」のキャバ嬢(多分)が覚醒剤でラリって、ひき逃げ事件を起こした件ですね。なんかもう、いろんな意味で切ないです。そんなに貧乏ゆうわけでもなく、進学もしてるらしいのに、ウソをつきまくってセレブっぽい写真をインスタとかにあげてる……。寂しさしか感じないです。それやからクスリにも逃げるんですね。自分の経験も含めて、クスリに走る人はみんな寂しいんです。

 しかし、「サンディエゴ出身」って意味わかりませんでした。どこなんでしょうか? 編集者さんに聞いたら、「ロサンゼルスに近いらしい」んで、自称だけならロサンゼルスでよかったんやないすかね。でも、ロサンゼルスがどこかも、ようわからんけど(笑)。

自称・天才編集者の「絶対変なことしない」に大笑い! 元女囚のラウンジママが語る「枕営業」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

タダ働きってサイテー

 「死ぬこと以外かすり傷」というフレーズが好きすぎて、幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんの大ファンだったのですが、出版がらみで若い女性にエッチを迫ったのがバレたそうですね。ちゅうか箕輪さんのほかに幻冬舎の社長さんとかエイベックスの会長さんとか、登場人物が多すぎて、中野にはようわかりません。会長さんは大麻疑惑もあるんですか?

 「つまり被害者の女性は、『エイベックス会長の本を出そう』って箕輪さんから持ちかけられて、一生懸命に原稿を書いたのに、幻冬舎の社長に怒鳴られ、本が出ないどころか原稿料ももらえないし、さらにエッチを迫られた、という残酷物語です。会長さんの大麻の話は、その前から出ていたようですよ」と編集者さんが説明してくれました。

 へえ、そんなことあるんですね、出版業界……。タダ働きってサイテーですよね。中野の場合、連載も単行本もマジメな編集者さんが担当してくださっていて、出版についてイヤな思いをしたことはないので、ちょっと驚きました。

 編集者さんによれば、そもそも箕輪さんの「死ぬこと以外かすり傷」というフレーズもパクリで、これまでもいろんな方が使われていたそうです。がっかり。夢を壊さないでほしかったですね。好きやったのに……(笑)。

 それにしても、今はセクハラもメッセージに残るからええですね。こうゆう問題は、どうしても「言うた」「言わへん」てなるやないですか。それがもう箕輪さんの場合、「絶対変なことしない」とか「お城みたいなとこあったからそこ行こう!」とか、こっ恥ずかしいメッセがどんどんバラされてますからね。そのうち「先っちょだけ、先っちょだけでいいから!(挿れさせて……)」とかなるんでしょうか(笑)。

 わかりやすいメッセに大笑いですが、誘われた女性は「この年になってヤリマンとか、自分で自分が好きじゃなくなります笑」とかユーモアでやんわり断っていて、たいしたものです。でも、心は泣いてますよ。

 ちゅうか箕輪さんは今回が「初犯」ではないと思います。いろんな女の子に声をかけまくって、今回はたまたまめくれた(発覚した)だけでしょう。箕輪さんのようにお仕事ができる人に声をかけられれば、駆け出しの女の子たちは高確率でついてくると思います。

自己責任でモトが取れるマクラなら「アリ」?

 「もともと男社会なんで、イヤな思いを一度もしたことない女性の編集者や記者はいないと思います。セクハラがイヤで辞める人も多いです」と編集者さん。

 原稿を書いたり、本を出したりするのにエッチは関係ないでしょうが、そこはやっぱり男と女なんですね。箕輪さんの件で、自分のイヤな過去を思い出しへこむライターさんもいてるそうです。でも、「風俗嬢問題」のナイナイの岡村隆史さんや「ヨメのDV問題」のボビー・オロゴンさんに比べるとマイナーやから、あんまり問題になってへんようです。

 「自称天才」の超大物編集者なんですから、みんなでもっと注目してあげたらええのにと思いました。「ワタシもイヤな思いをした」とゆう人がたくさん出てくれば、また変わるかもしれませんよ。

 ちなみに、夜の世界は出版とはまた違います。中野も「夜のオンナ」ですし、2軒のラウンジを経営しているので、セクハラがイヤとか言うたら務まりませんし、枕営業そのものは否定しません。「ええお客さん」と仲よくなるのは、とても重要ですしね。うちのお店の女の子たちにも、「枕営業は自己責任」「自分でプラスになりそうなら行っとけ」と言うてます。もちろん「その時は『証拠』は残しとけ」とも。うちの女の子たちにヘンなことしたら、ここでさらしますょ(笑)。

人気ラッパーが大麻所持で逮捕! 元女囚が語る、そもそも大麻は“罪悪感”が薄いワケ

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

人気ラッパーが大麻所持で逮捕

 5月2日、人気ラッパーが大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕されたそうですね。覚醒剤の陽性反応も出ているようです。容疑を否認しているとのことですが、このラッパーさんは大麻に関する歌詞も多いせいか、ファンは驚いていないようです。私はラップはあまり聴かないのですが、田代まさしさんと作った『リハビリマーシー』は聴いたことあります。「覚醒剤、ダメぜったーい」みたいな曲ですね。 

そもそも大麻は罪悪感が薄い

 それにしてもDJとかクラブ系のミュージシャンの大麻使用、多いですよね。大麻を吸うとハイになって、音楽が心地よく聴こえたり、色がはっきり見えたりするので、クラブに来る人たちが「野菜食って(大麻を吸って)クラブでハイになる」のは「普通」のようです。

 まあ合法の国もけっこうあるし、「日本も合法にしろ」と言う人たちもいてるから、罪悪感がないんでしょうね。ちなみに私もかなーり前に大麻を試したことはありますが、やっぱり覚醒剤のほうがええなと思いました。「多幸感」がぜんぜんちゃいますよ(笑)。もちろん今はもうホンマにやってませんから(キッパリ)。

 大麻はタバコよりカラダにええとか、いろんなウワサがありますが、実際のところは私もわかりません。厚生労働省のホムペには、大麻の葉や穂に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は幻覚作用、記憶への影響、学習能力が低くなるなどの害があると書かれてますね。

 よい子の皆さんは、ここを覚えときましょう。

 有名人がクスリでパクられた(逮捕された)時だけ大騒ぎになるのもどうかなーと思いますが、2019年は大麻事件の摘発が過去最高やったそうですね。でも、今年はコロナのせいで少し収まるかもしれません。もちろん自粛ではなくて、飛行機や船も動いていないので、運ぶのも大変らしいです。クスリの事件の場合、入手ルートも問題になりますが、大麻はヤクザ以外も扱うところが増えていますから、ラッパーがつかまってもヤクザの摘発はムリと思います。

 大麻は日本でも自生しているといいますが、やっぱり「オランダの〇〇」とか高級銘柄があるんですよね。ちなみに日本のは米軍の人たちが勝手に植えたものらしく、基地の周りにはけっこうあると聞きましたが、ホンマですかね(笑)。

それよりも、今年は売り上げはガタ落ちかもしれません。大麻を含めて、クスリを買う人のお小遣いが減ってるからです。有名ラッパーさんとかはお金があるでしょうけど、コロナで仕事がなくてお金が入ってこない人は多いですよね。ウチもですけど(涙)。

 最近は「小銭でシャブを買う人が増えてる」という話もあるほどです。そんなにお金ないなら、やめればええのに……とフツーの人は言いたくなりますよね。でも、そんなカンタンにやめられるものとちがうんですよ。結局、自分で気づいて、自分でやめなあかんのです。

 そうなるまでが大変なんですよね。でも、こればかりは助けてあげられません。周囲がいくら言ったところで、自分で変わらなければムリですから。

元女囚も「コロナ離婚ブーム」でパートナーとお別れ! 無収入で病死の前に飢え死に!?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

「おうちにいよう」で家庭内暴力

 コロナ問題、さすがにもう飽きましたよね。いつまで続くんでしょ?

 感染された方とご家族、お友だちはホンマにお気の毒です。私も毎日ビビりながらの生活を送ってますょぉ。ちうか、のんびり「おうちにいよう」とか気楽に言えてる人はいいですね。みんな死活問題ですよ。

 私が経営しているラウンジも、2軒とも「休業要請」で閉めたまんまで無収入。そうです、今、中野はまさかのプー太郎生活なのです。マジこの先が不安で泣きそうですょ。コロナで死ぬ前に飢え死にしたら、政府はどうしてくれるんですかね。

 そもそも豪邸ならともかく、ふつうに家の中はもともと「3密」やないですか。ずっと家にいてたら家族でケンカも増えそうですよね。

 そして……。私自身も考える時間とかが増えちゃって、「コロナ離婚ブーム」に乗って、長年連れ添った人と別れちゃいました。えへ、書いてしまいました。

 それに、やっぱり海外でも家庭内暴力が増えてるんですね。日本はカウントできひんだけで、もっと多いもわかりませんよ。

 コロナは収まってからも大変と思います。今はどんどん町のお店が廃業していますよね。私も、あと何カ月もこの状態が続いたら……何年も頑張って築き上げたお店がダメになっちゃいますね……悔しすぎますょ本当に。でもお店を閉めるしかなかった人たちは、お仕事はどうされるのでしょうか? 全員生活保護でもおかしくないですよ。

 ムショのコロナ問題も深刻のようですね。外国では、コロナの感染拡大を受けて懲役を釈放しているところも出ています。マフィアのボスも釈放されて問題になっているようです。ぶっちゃけ私も賛成できません。シャバに戻ったら絶対に悪いことをするからです。トルコでは小さな娘ちゃんを殺したバカがいましたね。なかなか殺すまではなくても、やっぱりええことはしないと思いますよ。私の経験から話してます。

 ムショ側が感染拡大におびえているのは、懲役のためを思っているわけでは全然なく、所長の出世に響くからだけでしょう。感染拡大は、懲役の自殺や脱走と同じで「不祥事」ですからね。地元の拘置所の看守がコロナに感染したとかいう話も流れてきました。とにかく懲役を刑期の間、あとは未決を判決確定まで押し込めておくのが施設のシゴトなので、それ以外は「あってはならない」のです。いうても、けっこう自殺とか起こってますよね。昔ほどは出世に響かないのとちがいますかね。記者会見で頭を下げて終わってる気がします。

ムショでコロナ騒動

 先日は友だちの友だちが入ってるムショで、ちょっと騒動があったと聞きました。何人かの「新入りさん」たちが「おかずの味がしない」と騒ぎだし、「コロナキター!」となったそうです。でも、全員熱はないし、満足に検査もできひん状態です。慌てて聞き取りをしたところ、なんと「ガチでおかずが薄味すぎた」ちゅうことでした。

 ずっと獄中(なか)にいてるグループは薄味に慣れきっていただけで、新入りさんたちには薄味すぎたんですね。施設側は「懲役の健康のため」と説明しているようですが、限度があります。

 私がいた施設はそこまで薄味ではなかったですし、麦飯も慣れるとヘルシーでおいしかったですが、こんなところで薄味が問題になるとはびっくりですね。でも塩って大事なんですよ。昭和くらいまでは取り調べで「塩抜きの食事」とかあったと聞いています。塩分が少なくなると、やる気がなくなって、取り調べで何でも「ゲロって」(しゃべって)しまうそうです。江戸時代にはそういう拷問もあったようです。

 ムショで塩分控えめ食にすると、懲役もやる気をなくしておとなしくなる……とか思うてませんかね? 想像ですけどね。これはコロナのせいではないですが、塩分控えめはほどほどに、と思います。

究極の「3密」刑務所で感染拡大中! 元女囚が考える、コロナ問題と囚人のメンタル危機

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

刑務所内の「3密」がいじめの原因に

 刑務所や拘置所でも新型コロナ感染が続いているようですね。もともと獄中(なか)は究極の「3密」(密閉・密集・密接)ですから、誰かがかかったら、もう感染は止まりません。まだ懲役(受刑者)の友だちもいてるので心配です。検査をちゃんとやってるとは思えない状況でこんだけ出ているんですから、実際はもっとたくさんいてるのではないでしょうか。

 今頃はもう、みんな疑心暗鬼と違いますかね。ちょっとしたせきとかでもイジメに遭いますね、絶対。もともと、そうゆう世界なんです。

 そんなことを編集者さんにお話ししたら、「ムショでおならと便臭が臭すぎて暴行事件が起こったそうです」と教えてもらいました。アメリカの刑務所で、「おならと便臭が臭すぎる」と注意された懲役が、注意した相手をボコって、鼻の骨と肋骨3本を折る重傷を負わせたそうですよ。ケガをした人には悪いけど、大笑いさせてもらいました。

 記事によると、加害者は「した後」にすぐ流さなかったそうで、最低です。救いようがないバカですね。これは女子刑務所でも大問題です。でも、夜中に盛大に流すと、またいじめられるし、いじめのネタは尽きません。

 本当にちょっとしたことで、ケンカやいじめが起こるんです。女子ですから、さすがに骨を折るようなケガはさせませんが、陰湿ないじめは多いです。これも何度も書いてますけど。

 お風呂も毎日は入れないし、ちょっとでも臭いと「ヨゴレ」とか言われますし。生まれつきワキガや足クサのコとかもかわいそうでした。狭い空間ですから、仕方ないといえば仕方ないのですが、今は懲役も減っているので、法務省も「3密」解消をがんばってほしいです。

 そんな思いをしたくなければ、悪いことをしなければええ……と言われるでしょうね。ほんまそのとおりです。私もめっちゃ反省しています。でも、懲役に行っているコたちも、悪いことをしたくてしているコは少なくて、いろいろ悩んでいるんですよ。子どもの頃に愛されなかったり、虐待を受けたりすると、考え方も悪くなってしまうんです。そういうところもわかってもらえたらなと思います。

「ムショでマスクづくり」はとてもいいアイデア

 刑務作業でマスクを作り始めたというニュースもありますね。ぶっちゃけ刑務作業にはしょうもないものも多いんですが、これは世の中の役に立つからええですね。布マスクは縫うのにミシンを使うので、覚えてソンはないです。個人的にも、ミシンはシャバで役に立ちました。息子たちの祭り用の法被とか、たくさん縫っています。

 ちなみにタイでは、「コロナで仕事がなくなった」20歳の男性が、ヤーバー(覚醒剤の錠剤)を持って自首した……と記事になっていました。行くところがないからムショにゆうことですね。これはもう複雑すぎてコメントできませんね。「さすがタイやなー」としか(笑)。

 いずれにしろ、早くコロナ騒動は収まってほしいですね。皆さんもお気をつけてー。

コロナをめぐって刑務所に暴動が起こる!? 元女囚が考える、受刑者の不満問題

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

日本から覚せい剤が消える!?

 4月1日、エイプリルフールでしたね。何かおもろいウソはありましたか? 瑠美的には、「日本から覚せい剤が消える件」にウケました。実はウソやなく、「覚せい剤取締法」が「覚醒剤取締法」になるだけでした。理由は「ややこしいから」。そのまんまです。

 編集者さんによると、昔は「醒」の字が「常用漢字」になかったから、やそうですが、よけいわかんないです。日本が戦争に負けた時に、漢字はなくしてアルファベットにしようとされていたそうです。

 ぜんぜんわからへんけど、これからは「覚せい剤」やなしに「覚醒剤」です。覚えておいてください。私も覚えましたが、もうパクられる(逮捕される)こともないので、必要ないと思いたいです。

ハンパない日本の刑務所の消毒ぶり

 さて本題。

 コロナ問題、大変なことになっていますね。特に大阪の北区のクラブは、集団感染が発表されました。お店には、けっこうな有名人もいてたといわれています。ここまででなくても、お休みするお店も多く、売り上げが相当落ちています。ゆうても私の地元は、まだのんびりしたもので、「コロナが怖いからムショに入りたいわ。あんな安全な場所はないから」とか言う友だちもいてます。たしかに、ムショにはそういう面はあります。私の頃も、消毒はめっちゃしてました。お風呂は一日置きですけどね。とにかく犯罪者が密集しているので、誰かがかかると大変です。

 そういえば去年の2月には名古屋刑務所で300人のインフルエンザ発症騒動がありましたが、これがコロナやったら相当アレですね。

 まあまだ日本のムショは、コロナ問題も静かなようです。今のところは京都刑務所でマスクを大量に盗んだ刑務官が処分されているくらいですかね。マンガみたいです。もちろん今は安全でも、どうなるかわかりません。生命に関わるとなれば、懲役(受刑者)も黙っていません。

 徳島刑務所で10年以上前に起こった暴動も、直接の原因は「医者への不満」やったといわれています。もともと懲役は食事や入浴などでかなり制限された生活をしているので、不満がたまりまくっています。そこに、必要もないのに肛門に指を入れて大出血させるようなアホ医者がおったら、暴れるに決まっています。

 今回も、コロナで対策を間違えたら、暴れる懲役は出てくるかもしれません。すでに海外では、懲役たちが暴れまくっていますよね。南米コロンビアの刑務所ではコロナをめぐる暴動で23人も亡くなっていますし、タイの刑務所でも「所内にコロナ感染者がいる」ゆうウワサを聞いた懲役たちが、放火して脱走する騒ぎになっています。

 アメリカの刑務所も、ワシントンでは脱走者が出たそうですね。カリフォルニアは感染者が多すぎて微罪の懲役は釈放されているそうですが、正解と思います。

 日本がこうなるとは思いたくないですが、徳島の時は、けっこうえぐかったと聞いています。コロナ騒動、マジ早く収まってほしいです。皆さんもお気をつけて。

コロナをめぐって刑務所に暴動が起こる!? 元女囚が考える、受刑者の不満問題

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

日本から覚せい剤が消える!?

 4月1日、エイプリルフールでしたね。何かおもろいウソはありましたか? 瑠美的には、「日本から覚せい剤が消える件」にウケました。実はウソやなく、「覚せい剤取締法」が「覚醒剤取締法」になるだけでした。理由は「ややこしいから」。そのまんまです。

 編集者さんによると、昔は「醒」の字が「常用漢字」になかったから、やそうですが、よけいわかんないです。日本が戦争に負けた時に、漢字はなくしてアルファベットにしようとされていたそうです。

 ぜんぜんわからへんけど、これからは「覚せい剤」やなしに「覚醒剤」です。覚えておいてください。私も覚えましたが、もうパクられる(逮捕される)こともないので、必要ないと思いたいです。

ハンパない日本の刑務所の消毒ぶり

 さて本題。

 コロナ問題、大変なことになっていますね。特に大阪の北区のクラブは、集団感染が発表されました。お店には、けっこうな有名人もいてたといわれています。ここまででなくても、お休みするお店も多く、売り上げが相当落ちています。ゆうても私の地元は、まだのんびりしたもので、「コロナが怖いからムショに入りたいわ。あんな安全な場所はないから」とか言う友だちもいてます。たしかに、ムショにはそういう面はあります。私の頃も、消毒はめっちゃしてました。お風呂は一日置きですけどね。とにかく犯罪者が密集しているので、誰かがかかると大変です。

 そういえば去年の2月には名古屋刑務所で300人のインフルエンザ発症騒動がありましたが、これがコロナやったら相当アレですね。

 まあまだ日本のムショは、コロナ問題も静かなようです。今のところは京都刑務所でマスクを大量に盗んだ刑務官が処分されているくらいですかね。マンガみたいです。もちろん今は安全でも、どうなるかわかりません。生命に関わるとなれば、懲役(受刑者)も黙っていません。

 徳島刑務所で10年以上前に起こった暴動も、直接の原因は「医者への不満」やったといわれています。もともと懲役は食事や入浴などでかなり制限された生活をしているので、不満がたまりまくっています。そこに、必要もないのに肛門に指を入れて大出血させるようなアホ医者がおったら、暴れるに決まっています。

 今回も、コロナで対策を間違えたら、暴れる懲役は出てくるかもしれません。すでに海外では、懲役たちが暴れまくっていますよね。南米コロンビアの刑務所ではコロナをめぐる暴動で23人も亡くなっていますし、タイの刑務所でも「所内にコロナ感染者がいる」ゆうウワサを聞いた懲役たちが、放火して脱走する騒ぎになっています。

 アメリカの刑務所も、ワシントンでは脱走者が出たそうですね。カリフォルニアは感染者が多すぎて微罪の懲役は釈放されているそうですが、正解と思います。

 日本がこうなるとは思いたくないですが、徳島の時は、けっこうえぐかったと聞いています。コロナ騒動、マジ早く収まってほしいです。皆さんもお気をつけて。

羽賀健二、実刑判決で次の刑務作業は何? 元女囚が考える「芸能人の刑務所ライフ」

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

元タレントの羽賀研二さんに実刑判決

 3月18日、元タレントの羽賀研二さんにまた実刑判決が出ましたね。詐欺事件の被害者の賠償に充てる資産を隠したということで、執行猶予ナシの懲役1年6カ月。羽賀さんは控訴する方針のようです。この判決の少し前の「週刊新潮」(新潮社)にインタビューが出ていましたね。

 記事によると、羽賀さんはずっと独房で、刑務作業も独り。しかも素手でドブさらいやトイレ掃除をさせられていたそうです。

 前にも書いてますが、ムショでは本当の芸能人だけでなく世間を騒がせた有名人も「芸能人」扱いされます。これは、どこの施設でも同じと思います。ムショはそれぞれの施設の所長の判断に任せることが多く、各施設で若干ルールが違うこともあるんですが、「芸能人」枠は同じでしょうね。

 今の若い人は知らないと思いますが、羽賀さんは、もともとは健二の名で芸能界デビュー。1985年に始まったフジテレビ『森田一義アワー 笑っていいとも!』の「初代いいとも青年隊」でブレイクして、さらにタレントの梅宮アンナさんとの交際でごっつい借金問題も出たりして、いろんな意味でムショ的には「芸能人」ですから、ムショがピリピリするのもわかります。

 今見てもけっこうオトコマエで、いい思いもしてきているはずですから、刑務官もヤキモチを焼くのかも(笑)。ムショは狭い世界なので、刑務官からでも懲役からでも、いったんヤキモチを焼かれたらもう逃げられません。ずっといじめのターゲットにされることになります。

 羽賀さんは、新潮のインタビューで「(施設内の)工場から流れてきた鉄片やら木片、なんだか分からない突起物が紛れていて、うっかり触れば手を切ってしまう」ような下水溝で独り黙々と掃除をさせられていたと語っています。

 事実ならひどい話ですが、男子刑務所ならあってもおかしくない気もしますね。こういうイジメは女子刑務所では聞いたことはないですが、女子刑務所の刑務官がやさしいわけではありません。危険な肉体労働のようなわかりやすいイジメはしない、ちゅうことです。

 ここまで危険な作業をさせたんですから、羽賀さんはムショに対して裁判も起こせるかもしれませんよ。ムショは国の機関なので、舌を噛みそうですが、「国家賠償請求訴訟」ですね。でも、証拠はないでしょうし、実際にケガをしてなければ難しいかも?

 ちなみに羽賀さんはヤクザではないし、累犯でもないのに仮釈放は認められずに満期出所されたそうですが、これも多分イジメですね。インタビューによると、何度も「担当抗弁」(刑務官に文句を言うこと)を繰り返していたそうで、「これではカリシャク(仮釈放)は無理やなー」と思いました。刑務官に言い返したら、まずええことはありません。いじめられる原因にもなります。まあそれでも毎日ナカ(獄中)ではハラが立つことも多いので、私も問題を起こすことはありました(笑)。

 ただ、刑務官に言い返すのもコツがあります。誰彼かまわずキレまくるのではなくて、自分をわかってくれている刑務官のメンツをつぶすような言い方はしないとか、キレるのも考えてやらなあかんのです。

 思えば私もいろいろとやらかしてるので、羽賀さんが落ち着いたら対談でもしてみたいですね。控訴審と上告審の判決にもよりますが、羽賀さんは次のムショでどんな刑務作業をさせられるのでしょうか。