引退の“暴行横綱”日馬富士、プロレス界から熱視線!?「ポテンシャル抜群」「ビール瓶を持って入場すれば……」

 29日午前、大相撲の横綱・日馬富士が日本相撲協会に引退届を提出し、受理されたことがわかった。平幕・貴ノ岩への暴行が発覚してから2週間余り。日馬富士本人は憔悴しきっており、師匠の伊勢ケ浜親方に相談して引退を決めたという。

 事件そのものは、いまだ鳥取県警や日本相撲協会の危機管理委員会による捜査・調査が継続中だが、結論を見る前に横綱自らが身を引いた形だ。

 一連の騒動は多くの好角家を落胆させたが、一方で、にわかに色めきたっているのがプロレス界だという。

「日馬富士は、決して力士として限界を迎えて引退したわけではありません。今年9月場所でも幕内優勝を果たしていますし、体力的には充実しているはずです。プロレス界としても、“元横綱”というネームバリューは、のどから手が出るほどほしいところ。オファーが殺到すると思いますよ」(格闘技専門誌記者)

 実際、大相撲の横綱を経てリングデビューした例も少なからず存在する。昭和30年代、力道山の誘いを受けてプロレス入りした東富士をはじめ、輪島、双葉黒、曙が、丸い土俵から四角いリングへ戦いの場を移している。いずれもトップに登りつめたとは言い難いが、もし日馬富士がプロレスに転向した場合、レスラーとして成功する可能性はあるのだろうか?

「ポテンシャルは抜群だと思います。スピードもあるし、手足も長い。何より、186cmで140kg前後という均整のとれた体型は魅力です。リングで走り回るためには、もう少し絞る必要もあると思いますが、33歳という年齢は、レスラーとしてはまだまだ若手です。それに、もし日馬富士にヒールになる覚悟があるのなら、人気も爆発するでしょう。ビール瓶とカラオケのリモコンを持って登場したりすれば、会場の観客は総立ちで迎えるはずですよ。すぐ転向というわけにはいかないでしょうが、落ち着いたら本気で考えてみてほしいですね」(同)

 輝くリングが君を待っている!?

日馬富士“暴行騒動”も追い風? 40度目優勝の白鵬「東京五輪まで横綱」の現実味

 26日、大相撲九州場所は、横綱・白鵬の40度目の優勝で幕を下ろした。

 一方で、収まる気配がまったくない日馬富士の暴行騒動は、被害者であるはずの貴ノ岩や師匠の貴乃花親方にまで批判の声が寄せられる事態に発展。まさに泥沼の様相を呈している。

 そんな中、無人の野を行くがごとく、圧倒的な強さを見せた白鵬。一時期は衰えも指摘されたものの、再び白鵬時代が訪れそうだ。

 振り返れば、初場所で稀勢の里が優勝し、日本中が歓喜に沸いた2017年の相撲界。これにより、実に19年ぶりとなる日本出身の横綱が誕生すると、稀勢の里は横綱昇進後初の場所となる3月場所でも優勝し、一躍、稀勢の里ブーム、相撲ブームが訪れた。しかしその後、4横綱がそろうことはなく、9月場所に至っては日馬富士以外の3横綱がそろって休場。あっという間に相撲ブームの火は消えそうだ。週刊誌のスポーツ担当記者が語る。

「稀勢の里の横綱昇進で、若貴ブームに沸いた1990年代以来の大フィーバーとなった相撲界ですが、今回のブームは短い間で終わることになりそうです。まず、暴行騒動の日馬富士は、もう土俵に戻るのは無理でしょう。万が一、土俵に戻ろうものなら、激しいやじやブーイングが飛び交い、相撲になりませんよ。また、4場所連続休場中の鶴竜については、師匠の井筒親方から『次、ダメなら』と、引導を渡すセリフが出ています。初場所に出て、なおかつ結果を残さなければ引退です。さらに稀勢の里ですが、こちらは無理して出場しては金星を配給し、途中休場に追い込まれるという繰り返しです。3~4場所全休してケガを完全に治すのがベストですが、31歳という年齢を考えると、半年休んだ後に横綱の務めを果たせる可能性は薄い。となると、そう遠くないうちに、再び白鵬の一人横綱時代に逆戻りするということです」

 白鵬は稀勢の里より1つ年上の32歳だが、九州場所の取り口を見れば、その力はまだまだ盤石。このままなら、彼の壮大な夢がかなうかもしれない。

「白鵬の父は、レスリングのモンゴル代表として東京五輪に出場し、メキシコ五輪では母国初のメダル(銀メダル)を獲得したモンゴルの大英雄です。そんな父と東京五輪との縁から、白鵬はかねてより、2020年の東京五輪で横綱として土俵入りしたいと公言しています。開催が決定した13年の時点で、白鵬が『東京五輪まで……』とコメントした時は、誰もが『そんな先まで……』と、一笑に付しました。おそらく本人も半ば冗談のつもりだったのでしょう。しかし五輪まで残り3年となった今、御嶽海、照ノ富士、高安ら大関陣やその下を見ても、白鵬を脅かすような力士は見当たりません。最多優勝記録や通算勝利数で1位になった後は、モチベーションの低下が感じられることもありましたが、九州場所を見ると、そういった迷いも消えたようです。東京五輪まで横綱を張れるようなら、モンゴル籍のまま一代年寄になるという“もう1つの夢”もかなうかもしれませんしね」(同)

 モンゴル勢の不祥事も、白鵬にとっては追い風になるのかもしれない。

横綱・日馬富士の暴行問題が「派閥争い」に進展! モンゴル力士“一斉廃業”の可能性も!?

 大相撲の横綱・日馬富士による貴ノ岩への暴行問題は、モンゴル力士内の“派閥争い”にまで発展しそうだ。角界関係者の中には「この件を発端に、一部のモンゴル力士が一斉廃業する不安もある」と言っている。

 事件は10月25日、鳥取市内で行われたモンゴル力士を中心とした宴会で起こったもので、モンゴル力士の先輩、元小結・旭鷲山が20年以上も前に始めたという伝統的な懇親会だった。ただ、力士同士のもめ事に発展した背景には、「モンゴル力士たちを二分する対立構図がある」という見方もある。

「元横綱の朝青龍がTwitterで日本の報道に激怒していて、滞在先のロシアでテレビ局の取材を受けたりしているのは、この件について積極的にメディアに話していた旭鷲山と対立しているからだと思います」

 こう話すのは、古い角界関係者だ。モンゴル人にとって大相撲は「単なる“出稼ぎスポーツ”というだけでなく、ひとつのビッグビジネスでもあって、利権争いのようにもなっている」という。

「過去、旭鷲山や旭天鵬らが台頭して築いてきたモンゴル力士の立場は、朝青龍の活躍で勢力が大きく変わっていきました。その朝青龍の派閥を引き継いだのが白鵬で、その白鵬の衰えが見られる中で、白鵬派閥の日馬富士のほか、鶴竜、照ノ富士、貴ノ岩あたりが、派閥の再構築のキーパーソンになってもいた」(同)

 2006年に引退した元小結・旭鷲山は今回の事件について発覚直後からメディアにたびたび登場。現場にいた力士から聞いた話として「貴ノ岩が、横綱がしゃべっているのにスマホでフェイスブックを見たら激怒され、ビール瓶で1回だけ思いっきり殴られたらしい」と話していた。

 この証言により「日馬富士がビール瓶で殴った」という話が広まったわけだが、その後に現場にいた白鵬は「ビール瓶では殴っていない」と否定。モンゴル力士たちの証言に、メディアも右往左往している。

 朝青龍もTwitterで「本当の事聞きたくないか?お前ら」、「ビールびんありえない話し」などと連続投稿。その中で「モンゴルの元相撲取りの奴の話し。その場にいたんか?」と、旭鷲山らメディアに出ている元力士にも噛みついた。朝青龍はもともと旭鷲山との確執が有名だ。現役時代、風呂場で口論となった後、旭鷲山の車のサイドミラーを壊す騒動を起こしたこともある。

「旭鷲山はモンゴルの金鉱開発ビジネスに絡んで、日本の暴力団とも取引をしたことが報じられていましたが、モンゴルの開発利権は朝青龍も無関係じゃないらしく、裏で対立していたというウワサもあります。朝青龍と兄弟のように親しい白鵬、日馬富士に対しては、反発する別派閥のモンゴル力士が出てきていたらしいので、根深い対立が、今回のケンカを引き起こした可能性はあります」(同)

 暴行事件の真相はハッキリしないが、いずれにせよ、食い違う部外者の証言はそのままモンゴル力士の派閥を表しているようだ。事実、こうした派閥争いについては、今回の事件より前にも聞かれたもので、「モンゴル力士の逸ノ城がどちらの派閥にも属せず、飲み会にも参加してなかったことで白鵬の反感を買い、あるときは土俵際でダメ押しのアッパーを叩きこんだほど」という話もある。

「モンゴル力士は錦糸町あたりで飲みに行くときも周辺が根回しして、対立派閥の力士がかち合わないようにされている」(同)

 今回の事件では加害者側、被害者側それぞれに偏った情報が出されているようでもあり、もしその原因がモンゴル力士の派閥にあるのなら、たとえ警察が介入しても収まらない不安もある。

 関係者は「過去の部屋騒動で外国人力士が一度に姿を消した例もあるので、今回も複数のモンゴル力士が一斉に辞めて日本を出て行くことだってあり得る」と話している。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ビール瓶暴行の日馬富士“酒乱の先輩”朝青龍からも注意されていた「酒癖」

 大相撲の横綱・日馬富士が、幕内力士の貴ノ岩に暴行を加えていたことが判明。横綱の進退問題が浮上している。

 関係者によれば、日馬富士の暴行事件は10月25日深夜に起きた。巡業で鳥取を訪れた際、宴席で酒に酔った日馬富士が、貴ノ岩の日頃の態度を叱責。その最中に貴ノ岩の携帯電話が鳴り、貴ノ岩が操作しようとしたところ、日馬富士の怒りが爆発し、素手やビール瓶などで殴打したという。現在、大相撲は九州場所の開催中だが、日馬富士は3日目から休場している。

 貴ノ岩が暴行を受けた翌日も巡業に参加していたこと、貴ノ岩の診断書が公表されるまでにタイムラグがあったことなど、疑問点も多い今回の暴行事件だが、日馬富士の酒癖の悪さは関係者の間では有名で、こうした事態を予見していたのが元横綱・朝青龍だという。スポーツライターが語る。

「モンゴル勢では、朝青龍が2010年に暴行事件で“クビ”になりましたが、その朝青龍と親しいのが日馬富士です。白鵬が朝青龍とは一定の距離を置いているのに対し、日馬富士は朝青龍を兄貴分と慕っていて、母国や日本でたびたび酒を飲んでいます。そんな朝青龍は酒のトラブルで角界を去ったわけですが、日馬富士の酒量は、朝青龍や白鵬を上回ります。角界には、『ビールならどれだけ飲んでも酔わない』という元大関・小錦や、日本酒を毎晩5升(=9リットル)以上飲んでいたという元大関・魁皇など、酒にまつわる力士の伝説が数多くありますが、日馬富士は、あの朝青龍に飲み過ぎを注意されたといいますから、筋金入りの呑兵衛です。酒でしくじった兄貴の忠告も、日馬富士には届かなかったということですね」

 貴ノ岩の師匠の貴乃花親方は、被害届を取り下げない意向だが、再び日馬富士の姿を土俵で見ることはできるのか? 週刊誌のスポーツ担当記者はこう語る。

「相撲界では、2007年に若手力士が暴行を受けて死亡する事件が起き、暴力的な体質が明らかになりました。この事件では、親方が『かわいがってやれ』と指示していたことが明らかになり、親方は裁判で実刑判決を受けています。朝青龍の件もありますし、相撲協会が今回の事件を見逃せば、『相撲界は、やっぱり……』と言われてしまう。このまま辞めさせられる公算が極めて高いでしょう。ただ、日馬富士にわずかな望みがあるとすれば、先場所、白鵬、稀勢の里、鶴竜が早々に休場するなか、日馬富士が一人横綱を務め、見事に優勝したことです。日馬富士は5日目までに3敗を喫しましたが、4横綱が全員休場すれば、猛批判が起こることは必至だったため、そのまま出場し続け、最終的には優勝しました。いわば白鵬、稀勢の里、鶴竜は、日馬富士に1つ大きな借りがあるので、彼らが助け船を出す可能性はゼロではないでしょう」

 角界を席巻するモンゴル勢だが、一度、酒の飲み方を学んだほうが良さそうだ。

ビール瓶暴行の日馬富士“酒乱の先輩”朝青龍からも注意されていた「酒癖」

 大相撲の横綱・日馬富士が、幕内力士の貴ノ岩に暴行を加えていたことが判明。横綱の進退問題が浮上している。

 関係者によれば、日馬富士の暴行事件は10月25日深夜に起きた。巡業で鳥取を訪れた際、宴席で酒に酔った日馬富士が、貴ノ岩の日頃の態度を叱責。その最中に貴ノ岩の携帯電話が鳴り、貴ノ岩が操作しようとしたところ、日馬富士の怒りが爆発し、素手やビール瓶などで殴打したという。現在、大相撲は九州場所の開催中だが、日馬富士は3日目から休場している。

 貴ノ岩が暴行を受けた翌日も巡業に参加していたこと、貴ノ岩の診断書が公表されるまでにタイムラグがあったことなど、疑問点も多い今回の暴行事件だが、日馬富士の酒癖の悪さは関係者の間では有名で、こうした事態を予見していたのが元横綱・朝青龍だという。スポーツライターが語る。

「モンゴル勢では、朝青龍が2010年に暴行事件で“クビ”になりましたが、その朝青龍と親しいのが日馬富士です。白鵬が朝青龍とは一定の距離を置いているのに対し、日馬富士は朝青龍を兄貴分と慕っていて、母国や日本でたびたび酒を飲んでいます。そんな朝青龍は酒のトラブルで角界を去ったわけですが、日馬富士の酒量は、朝青龍や白鵬を上回ります。角界には、『ビールならどれだけ飲んでも酔わない』という元大関・小錦や、日本酒を毎晩5升(=9リットル)以上飲んでいたという元大関・魁皇など、酒にまつわる力士の伝説が数多くありますが、日馬富士は、あの朝青龍に飲み過ぎを注意されたといいますから、筋金入りの呑兵衛です。酒でしくじった兄貴の忠告も、日馬富士には届かなかったということですね」

 貴ノ岩の師匠の貴乃花親方は、被害届を取り下げない意向だが、再び日馬富士の姿を土俵で見ることはできるのか? 週刊誌のスポーツ担当記者はこう語る。

「相撲界では、2007年に若手力士が暴行を受けて死亡する事件が起き、暴力的な体質が明らかになりました。この事件では、親方が『かわいがってやれ』と指示していたことが明らかになり、親方は裁判で実刑判決を受けています。朝青龍の件もありますし、相撲協会が今回の事件を見逃せば、『相撲界は、やっぱり……』と言われてしまう。このまま辞めさせられる公算が極めて高いでしょう。ただ、日馬富士にわずかな望みがあるとすれば、先場所、白鵬、稀勢の里、鶴竜が早々に休場するなか、日馬富士が一人横綱を務め、見事に優勝したことです。日馬富士は5日目までに3敗を喫しましたが、4横綱が全員休場すれば、猛批判が起こることは必至だったため、そのまま出場し続け、最終的には優勝しました。いわば白鵬、稀勢の里、鶴竜は、日馬富士に1つ大きな借りがあるので、彼らが助け船を出す可能性はゼロではないでしょう」

 角界を席巻するモンゴル勢だが、一度、酒の飲み方を学んだほうが良さそうだ。

「普段は後輩にも優しいよ」ビール瓶暴行の横綱・日馬富士、関係者に愛された“シラフの素顔”

 大相撲の横綱・日馬富士が、同じモンゴル出身力士の貴ノ岩に暴行を加えた問題で、被害届を受けた鳥取県警が傷害容疑などで捜査中だ。先場所は他の3横綱が全休する中、ひとり横綱の面目を保っていた日馬富士は、番付発表のあった10月30日、10度目の優勝に向けて「気合が入る」と話したばかりだったが、いまや「解雇・引退すべき」という声が強まり、廃業危機にすらある。

「ここで厳しい対応をしないと、モンゴル力士の受け入れに影響するんじゃないのか」(相撲記者)

 日馬富士の酒癖の悪さは有名だったが、角界では「モンゴル人はもともと泥酔する気質の人が多い」ともいわれている。

「酒のトラブルで辞めた朝青龍に続いてだから、それは否定できんでしょ」(スポーツ紙の相撲担当)

 記者歴50年というベテラン相撲記者の大見信昭氏も11月14日、情報番組の『スッキリ』(日本テレビ系)で、この問題を「(日馬富士が)日本国籍になってないからだ」とした。「引退すると親方にならないで相撲界を出ていく。そういう腰掛け的な軽い思いが、その場で感情に紛れて暴力に走ることにつながっている。もっと相撲愛が強かったら、こういう行動はしない」と断じた。

 しかし、これには日馬富士を知る角界関係者が「相撲を見るだけで実際にやる苦労を知らない人の勝手なデタラメ話だ」と猛反論する。

「モンゴル力士にも泥酔しない力士はいるし、日本人力士でも酔って暴れる奴はいるんだから。日馬富士は、日頃はまったく横暴な人ではないから、たまに酔って暴れても大目に見られるところは、確かにあった。でも、横綱は日本が大好きだよ。まだ十両だったとき、古い相撲のビデオを集めては何度も見て研究して、初代・貴ノ花の大ファンになったんだ。最近でも、現役の稀勢の里をやたらと褒めて『いい力士は、ファンになっちゃうところあるよ』なんて笑っていたり、この世界が好きなのは間違いない。趣味は『酒と女と絵』と答えていて、酒と女はどんな力士も好きだけど、彼は絵を描いていて、一番よく描くのが、大好きな富士山。そんな日馬富士が相撲を“腰掛けでやっている”なんてのは大間違い。力士としては軽量だからケガばかりしていたけど、『一生、角界にいたい』と言っていたほどだ」(同)

 ただ、気の強さは先輩力士も引き下がらせるほどだったという。

「後輩には普段は優しいよ。稽古での“かわいがり”は、白鵬の方がずっと意地悪だからね。でも、十両時代、イジメてきた5年ぐらい先輩の相手に強く反発して、ひと騒動起こしたことはある。キレると危ない、という欠点はあった。これは彼個人の問題で、モンゴルどうのって括る話じゃない」(同)

 日馬富士には、横綱審議委員会のメンバーでもあった著名人にもファンがいるという。横綱になった直後の場所、9勝6敗で横審から「横綱の資格がない」「推薦が早すぎた」といった厳しい意見が噴出した際、ある委員は、マスコミに「引退させる」とまで言ったことがあったが、別のメンバーがこれに猛反論。「彼の稽古を見て見ろ、とても真面目だ。必ずまた横綱らしくやるはずだから、そんな早く結論を出すな」と言ったという。

 角界の関係者たちを魅了する要素を持ちながら、まさかの大失態をやらかした日馬富士。ファンのみならず、関係者のショックも大きい。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

通称「モンゴル銀行」? 日馬富士がビール瓶暴行の“モンゴル力士会”に、八百長説も……

 ついに警察沙汰に──。大相撲の横綱・日馬富士が、同じモンゴル出身力士の貴ノ岩に暴行を加えた騒動は、鳥取県警が傷害容疑で捜査に乗り出す事件となった。

 その“現場”となった「モンゴル力士の飲み会」は、かねてから角界で物議を醸していたものだったという。

「はっきり言えば、八百長の相談をしているんじゃないかってウワサが、昔からある。モンゴル力士同士の“互助会”になっているようだよ。だから、モンゴル力士をできるだけそこに行かせないようにする親方もいるぐらいだ」と角界関係者。

 事件は10月25日、兵庫・養父市での巡業後、鳥取市に移動して開かれたモンゴル人力士を中心とした宴会で起こった。「モンゴル人会」とも呼ばれる飲み会は、モンゴル力士の先輩、元小結・旭鷲山が始めたもので、20年以上も続くモンゴル力士の伝統的な会合だった。

 当日は日馬富士ら3人ほどで飲み始め、後に続々とモンゴル出身者を中心に力士たちが集まり、その中には横綱・白鵬の姿もあった。

「力士がそういう場に行くには部屋の許可が必要だけど、伺いを立てたら“ダメだ”と言われるから、黙っていく力士も増えている。それ自体は黙認されてしまっているけど、特に部屋の垣根を越えたモンゴル人同士の集まりには、快く思わない関係者も多い。2009年の夏場所で大関だった日馬富士が初優勝を決めたとき、八百長疑惑が内々で持ち上がったしね。優勝インタビューの最中、優勝決定戦で敗れた横綱・白鵬が、うれしそうに笑顔で見ていたんだ」(同)

 日馬富士が下手投げで白鵬を下した一番は、現在でも語り草になっているほど不可解な一番だった。立ち合いであっさり下手を許した白鵬には、テレビ解説をしていた元横綱・北の富士が「(白鵬が自ら日馬富士を)引っ張り込んでいた」と疑問を呈し、当の白鵬も、取り組み後に記者たちに囲まれると「いろいろ勉強になった。また勉強して頑張る。はい終わり」と、さっさと背を向けたのである。

 長く朝青龍と白鵬が優勝を独占していた中で、日馬富士がそこに分け入る形になったが、これが関係者間で「モンゴル人同士の密約があったのでは?」という疑いを浮上させたのだという。

「モンゴル人による賜杯のたらい回しがあって、それがモンゴル人会を軸に行われているんじゃないかとみられた。星の貸し借りをやっているウワサが立って、その飲み会を『モンゴル銀行』って呼ぶ人もいる」(同)

 過去、大相撲の八百長問題では、力士同士が中盆と呼ばれる仲介人を通じて勝敗の貸し借りを行っていたことがわかっている。実際、大相撲には貸し借りちょうどナシになることを意味する「いってこい」などの専門用語が存在し、これはプロレスにも受け継がれているほど。モンゴル力士同士が八百長を仕組んでいる証拠は何もないが、常に対戦する間柄である同士たちが、場所の合間に酒を酌み交わしていては、そんな疑念が渦巻くのも無理はない。

「勝敗はもちろん、モンゴル力士と対戦予定の日本人力士を、場所前に稽古でケガさせるとか、そうやってモンゴル力士の昇進に協力する関係が出来上がっているんじゃないか、と疑われてきた」(同)

 日馬富士の暴行事件は当初、内々に片付けられようとした節があったが、関係者は「それも“モンゴル銀行”を潰したくないってところがあったんじゃないのか」と話す。

「事件と同じぐらい、飲み会の存在自体を世間に知られたくなかったんじゃないのかね」(同)

 事実、今回の事件でモンゴル力士の宴会については「もうやれないだろうね」と話す力士もいる。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

通称「モンゴル銀行」? 日馬富士がビール瓶暴行の“モンゴル力士会”に、八百長説も……

 ついに警察沙汰に──。大相撲の横綱・日馬富士が、同じモンゴル出身力士の貴ノ岩に暴行を加えた騒動は、鳥取県警が傷害容疑で捜査に乗り出す事件となった。

 その“現場”となった「モンゴル力士の飲み会」は、かねてから角界で物議を醸していたものだったという。

「はっきり言えば、八百長の相談をしているんじゃないかってウワサが、昔からある。モンゴル力士同士の“互助会”になっているようだよ。だから、モンゴル力士をできるだけそこに行かせないようにする親方もいるぐらいだ」と角界関係者。

 事件は10月25日、兵庫・養父市での巡業後、鳥取市に移動して開かれたモンゴル人力士を中心とした宴会で起こった。「モンゴル人会」とも呼ばれる飲み会は、モンゴル力士の先輩、元小結・旭鷲山が始めたもので、20年以上も続くモンゴル力士の伝統的な会合だった。

 当日は日馬富士ら3人ほどで飲み始め、後に続々とモンゴル出身者を中心に力士たちが集まり、その中には横綱・白鵬の姿もあった。

「力士がそういう場に行くには部屋の許可が必要だけど、伺いを立てたら“ダメだ”と言われるから、黙っていく力士も増えている。それ自体は黙認されてしまっているけど、特に部屋の垣根を越えたモンゴル人同士の集まりには、快く思わない関係者も多い。2009年の夏場所で大関だった日馬富士が初優勝を決めたとき、八百長疑惑が内々で持ち上がったしね。優勝インタビューの最中、優勝決定戦で敗れた横綱・白鵬が、うれしそうに笑顔で見ていたんだ」(同)

 日馬富士が下手投げで白鵬を下した一番は、現在でも語り草になっているほど不可解な一番だった。立ち合いであっさり下手を許した白鵬には、テレビ解説をしていた元横綱・北の富士が「(白鵬が自ら日馬富士を)引っ張り込んでいた」と疑問を呈し、当の白鵬も、取り組み後に記者たちに囲まれると「いろいろ勉強になった。また勉強して頑張る。はい終わり」と、さっさと背を向けたのである。

 長く朝青龍と白鵬が優勝を独占していた中で、日馬富士がそこに分け入る形になったが、これが関係者間で「モンゴル人同士の密約があったのでは?」という疑いを浮上させたのだという。

「モンゴル人による賜杯のたらい回しがあって、それがモンゴル人会を軸に行われているんじゃないかとみられた。星の貸し借りをやっているウワサが立って、その飲み会を『モンゴル銀行』って呼ぶ人もいる」(同)

 過去、大相撲の八百長問題では、力士同士が中盆と呼ばれる仲介人を通じて勝敗の貸し借りを行っていたことがわかっている。実際、大相撲には貸し借りちょうどナシになることを意味する「いってこい」などの専門用語が存在し、これはプロレスにも受け継がれているほど。モンゴル力士同士が八百長を仕組んでいる証拠は何もないが、常に対戦する間柄である同士たちが、場所の合間に酒を酌み交わしていては、そんな疑念が渦巻くのも無理はない。

「勝敗はもちろん、モンゴル力士と対戦予定の日本人力士を、場所前に稽古でケガさせるとか、そうやってモンゴル力士の昇進に協力する関係が出来上がっているんじゃないか、と疑われてきた」(同)

 日馬富士の暴行事件は当初、内々に片付けられようとした節があったが、関係者は「それも“モンゴル銀行”を潰したくないってところがあったんじゃないのか」と話す。

「事件と同じぐらい、飲み会の存在自体を世間に知られたくなかったんじゃないのかね」(同)

 事実、今回の事件でモンゴル力士の宴会については「もうやれないだろうね」と話す力士もいる。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ビール瓶暴行の横綱・日馬富士“酒乱”証言続々──西川史子「銀座泥酔騒動」との関係も

「いつかやると思った──」

 横綱の狼藉に肩を落とす大相撲担当の日刊紙記者からは、こんな話も聞かれた。

「横綱は酒癖が悪く、表になっていないだけで何度も問題を起こしているんですよ。酔って記者の前に出てきたことは何度もあるし、前名・安馬の時代から、酔っては暴れていた。横綱になってからは少し気を付けていた感じもしたんですが、根本的には変わっていなかった」

 大相撲の横綱・日馬富士が、10月下旬の巡業中に同じモンゴル出身力士の東前頭8枚目・貴ノ岩を暴行し、頭蓋底骨折などの重傷を負わせたことが明らかになり、九州場所を休場した。

 関係者によると、日馬富士はモンゴル出身の後輩力士たちと飲みに出た際、口論になった貴ノ岩をビール瓶で頭を殴ったという。貴ノ岩は脳振とうや頭部裂傷、耳道炎などで全治2週間の診断を受けた。

 トラブルに関しては日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部が「調査中」としていたが、すでに貴乃花親方は、警察へ被害届を提出して事件化。そのため一部役員からは「被害者が一般人なら逮捕されてもおかしくないのに、なぜ場所に出場させていたのか」と協会の対応を疑問視する声が出ていたという。

 日馬富士は2001年に初土俵を踏み、04年に十両優勝。08年に大関昇進し翌年に初優勝した。12年に横綱となって今年9月の秋場所では通算9回目の優勝を果たしたが、11月12日から開幕したばかりの九州場所では10歳以上若い阿武咲、貴景勝の2人に連敗スタートする絶不調だった。

 前出記者は「左ヒジが慢性的な炎症で、常に痛み止めを打ってやってきたけど、それも限界に達しつつあってイライラが募っていた様子もあった」と話す。

「でも、今回の事件の原因は酒でしょう。酒席で見たことがあるけど、1升瓶を30分ぐらいで空にしていて、白鵬よりずっと飲むペースが早く、酔うにつれて口調が荒くなっていた」(同)

 綱取り直前の12年、タレントの西川史子が銀座で泥酔して大騒ぎしたというニュースが伝えられたとき、一緒に飲んでいたのが日馬富士だった。

「あんな大事な時期でも飲み歩きがやめられなかったわけです。横綱昇進後の初場所中に朝青龍が会いに来ようとしたときは、『祝い酒になってトラブルになる恐れもある』と周囲が止めに入っていたほど。酒が入って横綱に殴られたという後輩は数知れず。頭にできた傷を『稽古中にやりました』とウソでごまかす若手が何人もいたんです。それでも『イジメられる弱い奴が悪い』と平然としていたので、暴力がエスカレートしていたのでは」(同)

 いずれにせよ、土俵と直接関係のない場で凶器を使って人を殴るというのは、横綱だから許されるということでもないだろう。関係者は一様に口が重いが、せっかくの大相撲人気に水を差すことにもなりかねない話で「引退させるべき」という声が日増しに募っている。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ビール瓶暴行の横綱・日馬富士“酒乱”証言続々──西川史子「銀座泥酔騒動」との関係も

「いつかやると思った──」

 横綱の狼藉に肩を落とす大相撲担当の日刊紙記者からは、こんな話も聞かれた。

「横綱は酒癖が悪く、表になっていないだけで何度も問題を起こしているんですよ。酔って記者の前に出てきたことは何度もあるし、前名・安馬の時代から、酔っては暴れていた。横綱になってからは少し気を付けていた感じもしたんですが、根本的には変わっていなかった」

 大相撲の横綱・日馬富士が、10月下旬の巡業中に同じモンゴル出身力士の東前頭8枚目・貴ノ岩を暴行し、頭蓋底骨折などの重傷を負わせたことが明らかになり、九州場所を休場した。

 関係者によると、日馬富士はモンゴル出身の後輩力士たちと飲みに出た際、口論になった貴ノ岩をビール瓶で頭を殴ったという。貴ノ岩は脳振とうや頭部裂傷、耳道炎などで全治2週間の診断を受けた。

 トラブルに関しては日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)ら執行部が「調査中」としていたが、すでに貴乃花親方は、警察へ被害届を提出して事件化。そのため一部役員からは「被害者が一般人なら逮捕されてもおかしくないのに、なぜ場所に出場させていたのか」と協会の対応を疑問視する声が出ていたという。

 日馬富士は2001年に初土俵を踏み、04年に十両優勝。08年に大関昇進し翌年に初優勝した。12年に横綱となって今年9月の秋場所では通算9回目の優勝を果たしたが、11月12日から開幕したばかりの九州場所では10歳以上若い阿武咲、貴景勝の2人に連敗スタートする絶不調だった。

 前出記者は「左ヒジが慢性的な炎症で、常に痛み止めを打ってやってきたけど、それも限界に達しつつあってイライラが募っていた様子もあった」と話す。

「でも、今回の事件の原因は酒でしょう。酒席で見たことがあるけど、1升瓶を30分ぐらいで空にしていて、白鵬よりずっと飲むペースが早く、酔うにつれて口調が荒くなっていた」(同)

 綱取り直前の12年、タレントの西川史子が銀座で泥酔して大騒ぎしたというニュースが伝えられたとき、一緒に飲んでいたのが日馬富士だった。

「あんな大事な時期でも飲み歩きがやめられなかったわけです。横綱昇進後の初場所中に朝青龍が会いに来ようとしたときは、『祝い酒になってトラブルになる恐れもある』と周囲が止めに入っていたほど。酒が入って横綱に殴られたという後輩は数知れず。頭にできた傷を『稽古中にやりました』とウソでごまかす若手が何人もいたんです。それでも『イジメられる弱い奴が悪い』と平然としていたので、暴力がエスカレートしていたのでは」(同)

 いずれにせよ、土俵と直接関係のない場で凶器を使って人を殴るというのは、横綱だから許されるということでもないだろう。関係者は一様に口が重いが、せっかくの大相撲人気に水を差すことにもなりかねない話で「引退させるべき」という声が日増しに募っている。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)