小室圭さんと眞子さまの結婚問題 令和に引き継がれた懸案事項「女性皇族とご結婚する」こととは?

――4月下旬から5月上旬にかけて、改元報道がメディアを彩った。無論、その多くは祝福ムードであった。新しい時代が始まった今、皇族の結婚と将来という問題にも、日本人は正面から向き合う時期ではないだろうか? 週刊誌などで報じられる“小室圭さんと眞子さまの行く末”を中心にみていきたい。

 実に202年ぶりとなった、天皇の生前退位。「平成」の終わりと「令和」の幕開けは、昭和天皇の崩御に伴って行われた平成への改元のときとはまったく違った、国民挙げての祝賀ムードの中で行われた。

 この代替わりの前後に、慶事に影を落としたニュースがまったくなかったわけではない。4月26日、お茶の水女子大学附属中学校の悠仁さまの机の上に、棒にテープで固定された2本の刃物が置かれていたという事件で職業不詳の男が送検されたのは、奇しくも新天皇の即位の儀式である「剣璽等承継の儀」と「即位後朝見の儀」が行われた5月1日であった。男は天皇制を批判する供述をしているというが、新時代の訪れを国民全体が喜ぶムードの中で、この男の考えに関心を持つ日本人はほとんどいなかったと言っていいだろう。5月4日に行われた一般参賀では、皇居前に集まった14万人以上の人々が皇室に敬愛の意を表し、祝福した。

 そんなめでたい代替わりの中、平成から令和に持ち越された懸案事項といえば、やはり秋篠宮家長女眞子さまと小室圭さんの結婚問題だろう。そもそも、2人の婚約内定会見が行われたのは、平成29年9月3日。発表されていた結婚式の日取りは平成30年11月4日で、当初の予定ならすでに結婚していたはずなのだが、その後、小室圭さんの実母による金銭問題が浮上、結婚が延期されたのは周知の通り。

 皇室制度史が専門で『皇族』(中公新書)などの著書がある、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏は、こう語る。

「秋篠宮さまは平成30年11月30日の誕生日会見で、眞子さまと小室圭さんの結婚問題について、『多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできません』と述べました。皇族でも一般市民でも同じですが、熟慮の末の結婚であっても、その後どんな問題が出てくるかは予想しきれない。秋篠宮さまもお困りでしょうが、一番かわいそうなのは、一途に思い詰めている眞子さまですよね」

 改元をもって皇位継承順位1位である皇嗣殿下となられた秋篠宮さまの言う「多くの人の納得」とは何を指しているのだろうか? ネット上には眞子さまと小室圭さんの結婚は絶対認められないと、特に小室さんに対して罵詈雑言を浴びせる一部の人たちまでいる。だが、現皇室典範では、小室さんは皇室に入るのではなく、眞子さまが皇室を出て一般市民になるのである以上、本来は当人2人の合意があればそれで十分のはず。一体、皇族女性の結婚に求められる品格とはなんなのだろうか?

■旧華族に嫁いだ昭和天皇の皇女たち

 それでは、女性皇族はどのようなお相手と結婚してきたのか? 過去にさかのぼれば、昭和天皇には5人の皇女がいた。今回退位した上皇陛下の姉や妹たちだ。

 昭和天皇の第一皇女の照宮成子さまは、戦争中の昭和18年に当時の皇族の東久邇宮盛厚氏と結婚し、東久邇成子さまとなる。終戦後の11宮家の皇籍離脱により一般市民に。焼け跡で畑を耕して子どもの服を自らつくる節約生活を経験した。

 第二皇女の久宮祐子さまは、生後1年足らずで亡くなっているが、数奇な運命をたどったのは第三皇女の孝宮和子さまである。昭和25年に結婚した鷹司平通氏は元華族であるが、日本交通公社交通博物館に勤務していたため、「皇族とサラリーマンの結婚」といわれた。その後2人はそろって雑誌にも登場し、仲睦まじさをアピールしていたが、昭和41年に夫の平通氏は行きつけだった銀座のバーのマダムの家で、マダムと共に謎の死を遂げてしまう。事故死とも心中ともいわれたが、その真相は不明。その後、子どものいなかった和子さまはひとり暮らしをしていたが、昭和43年には自宅に侵入した強盗に刃物で襲われ、けがをする事件も発生した。ある皇室記者が解説する。

「おひとりになられた和子さまのことは、上皇陛下と美智子上皇后さまもとても気にかけていらっしゃいました。その後和子さまは赤坂御所で暮らすことになり、平成元年に亡くなるのですが、美智子さまはたびたび和子さまのもとを訪れるなど、気をお使いになっていたそうです」

 そして、第四皇女の順宮厚子さまは、元華族の池田隆政氏と結婚して池田厚子さまとなる。岡山で牧場を経営していた池田氏は、その後牧場を改装して池田動物園を運営する。

「皇族が岡山という遠い場所に嫁がれるというのは、当時としては大きな出来事でした。池田動物園は経営が苦しい時期もあり、厚子さまも自ら切符のもぎりをされたこともあるそうです。厚子さまはその後日本赤十字社岡山支部名誉会長を務めたほか、姉の鷹司和子さまの後を継いで伊勢神宮の祭主になり、黒田清子さまに引き継ぐまでその任を務めています。池田厚子さまのご夫妻は岡山の上流階級では、今も大変な尊敬を集めています」(皇室記者)

 そして第五皇女が、「おスタちゃん」という愛称で呼ばれた清宮貴子さま。これも旧華族の島津久永氏と結婚して、島津貴子さまとなった。前出の小田部氏は、「島津貴子さまは、婚約会見のときの『私が選んだ人を見てください』という言葉がよく知られていますが、それにしても、お相手は島津家の由緒ある家柄の人。恋愛結婚などともいわれましたが、やはりこの頃の女性皇族のご結婚は、名門の家とのお見合いによるものだったでしょうね」と話す。

 確かに、上皇陛下の姉妹の方々の嫁ぎ先を見ると、いずれも元皇族か、元華族の家柄であることがわかる。それに対し新しいパターンとなったのが、上皇陛下の第一皇女にして、新天皇陛下の妹である紀宮清子さまで、平成17年に結婚した相手の黒田慶樹氏は、東京都職員。家柄も旧華族ではなかった。

「もっとも黒田さんは、秋篠宮さまの学習院でのご学友であり、その身元は保証されていました。高円宮家の二女の典子さまが平成26年にご結婚した千家国麿さんは、出雲大社の宮司を務め、出雲では尊敬を受けている家柄。そして、高円家の三女の絢子さまが平成30年に結婚した守谷慧さんは、日本郵船社員で国境なき子どもたちの理事。ちなみに、守谷さんのお母様と絢子さんのお母様の高円宮妃久子さまは、古くからのお知り合いでした。基本的に、お互いの家同士が当人を熟知した上での結婚といえます。そんな中、眞子さまと小室圭さんの結婚だけが、親が相手の家のことがわからない、完全に当人同士の恋愛の結果でした」と小田部氏。

 これについて前出の皇室記者は、「それだけ秋篠宮さまが、娘の相手を見る目を信頼されていたのでしょうが、残念ながら、それが裏目に出てしまったということになりますね」と話している。やはり皇族の結婚は、完全な自由恋愛というわけにはいかなかったのだろうか?

■品位を保つために使われる結婚一時金

 では、結婚した元女性皇族と、そのお相手の暮らしはどのようなものなのだろうか? 前出の皇室記者は、次のように解説する。

「基本的には女性皇族の結婚は、お妃を迎え入れるときと違って、皇室を出て行かれるわけですから、皇室会議を経る必要はない。ご結婚後は一般人ですから、特に警備が付くこともありません。ひょっとしたら、この代替わりの間くらいは何かあるといけないので、警察も気をつけるかもしれません。基本的にどのようなことをしようと、暮らしには一般人以上の法的な規制はないわけですが、やはり皇族と結婚されたということは、お相手の男性もある程度自覚を持ってからのことだと思います。どこまで日頃自由にお酒を飲んだりするかはわかりませんが、日々の生活においては、国民の意識を感じながらお過ごしになっていると思いますよ」

 つまりは、例えばキャバクラなどに行ってはいけない、という確たる縛りがあるわけではないが、女性皇族の結婚相手たるもの、そのような場所に行かないくらいの自覚は持っているはずだ、ということだろう。

 皇族女性が結婚する際には、国から結婚一時金が支払われることになっている。黒田清子さんの際は1億5250万円。千家典子さんの場合は1億675万円、そして守谷絢子さんの場合も1億675万円が支払われることになった。たびたび報じられてはいるが、改めて皇室記者に解説願おう。

「これは元皇族にふさわしい品を保つためのお金ですね。住居もある程度セキュリティのしっかりしたところのほうが望ましいのですが、同時に、元皇族ともなるとお付き合いが大変です。結婚式などにはそれなりの服装をして行かないといけませんし、品位と知性を保つためにはそれなりのお金も必要になります。交際費とか、大事なときの贈り物に必要なお金もありますね。ただし、基本的には結婚したら、ご自身たちの収入で暮らしていってくださいということではあるので、一時金は、文字通り一度支払われたらおしまい。その後の給付金などはありませんから、このお金をきっちりと管理しながら過ごしていってください、ということです。仮にですが、小室さんがこの一時金から留学費用、借金の返済をしようとしたら、それは国民としては感情的に認めることはできないでしょうね。やはり、もとは国の税金で、それを元皇族にふさわしい生活をするために使ってください、ということで支給されるものですから」

 そもそも小室圭さんの振る舞いは、到底国民の信頼を得られるものではないと、ある皇室ジャーナリストは指摘する。

「究極的に言えばご結婚は自由ですが、天皇は国民の象徴であるというお立場を考えると、その周りにいらっしゃる皇族も、ある程度それなりの品位が求められる、国民にとって模範となるような存在でなければならない。それは、結婚した元女性皇族と、その伴侶も同様なわけです。そういうことを考えると、小室さんの場合は大変に残念なところがあると思います。それというのも、小室さんの教育のために母親の元婚約者がお金を出したことで、その方のその後の生活レベルが落ちてしまったわけで、そのお金はもらったものだから返せないというのは、感謝の気持ちが足りないですよね。

 せめて、今は返せないけど、長期的にこうして返しますと言うとか、なんらかの解決策は図ってほしかった。そういう方との結婚で果たしていいのか、ということになるのです。皇室の方々は、法的に定められた以上の責任を自覚しているからこそ、襟を正して自己研鑽して生活しているわけですから」

 奇しくも、新天皇は即位に伴って行われた朝見の儀のお言葉で、「歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに」と、研鑽という言葉を使われた。皇族に準じる女性皇族の結婚相手にも、その研鑽は求められるということだろうか。

■皇位継承が不安定な今、皇室と国民の関係はいかに

 そして今年3月、秋篠宮家二女の佳子さまが国際基督教大学を卒業するにあたって、記者の質問に文書で回答した。その中には、「相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません。姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」という文言があった。この回答に対し、ネット上では皇族としての自覚が足りないといった批判が起こったが、そのような一部世論が、皇室の未来にとって悪い影響を及ぼさないか、小田部氏は憂慮しているという。

「私は佳子さまの発言はご立派なものだったと思っているのですが、それまで批判する人たちが大勢いるという現状には、そこまで皇室をたたくことが、皇室のサポートになると思っているのだろうか、という疑問を感じます。小室圭さんにしろ、今は職につこうとしてがんばって勉強しているわけで、もう少し彼を信じてあげてもいいのではという気がします。母親の元婚約者がたびたびマスコミの取材に答えて、小室さん母子の不誠実さを非難していますが、小室さんが世間に顔を知られているのに対し、元婚約者は匿名で、顔も出ず守られていて、これでは不公平ですよね。現状ではあまりにも情報が一方的ですし、不満があるのなら、民事裁判でもいいから公の場所で訴えて、国民に真実を提供するべきだと思います」

 このように述べる小田部氏は、皇室の将来という観点からも、現在の状態は望ましくないと話す。

「皇室が盤石なときならいいですが、今は若い男子の皇族が悠仁さましかおらず、皇室の将来が不安視されている時代です。皇族のお相手に対する国民の要求があまりに厳しくなり、小室さんのケースのように日本人全体が小姑みたいになっているようでは、愛子さまや悠仁さまのご結婚相手が見つからない、ということになりかねない。せっかく皇族の方々に日本という国の統合の象徴になっていただいているのですから、国民やマスコミも、ご結婚の相手が来ていただけるような環境づくりをしてほしいものだと、私は感じています」

 今回の即位の儀式では、立ち会った男性皇族が秋篠宮皇嗣殿下と、上皇陛下の弟である常陸宮さまだけ。将来の皇位継承の危うさが浮き彫りになる形となった。その対応策としての、女性・女系天皇の容認や、女性宮家の創設についても取り沙汰され始めてから長い時間がたっているが、いまだ結論が出ていない。

 また、女性皇族の結婚といえば、気になるのは、まだ結婚されていない3人の成年女性皇族のこともある。三笠宮家彬子さまはすでに37歳。三笠宮家瑶子さまは35歳。そして高円宮家承子さまは33歳になる。これについて、前出の皇室記者は、「この方々については、お付き合いしていた方がいたという話も聞いたことがありますが、女性皇族が結婚すると宮家を出なければいけない現状では、ご自身が結婚すると、三笠宮家、高円宮家が将来的になくなってしまう。ご自身の宮家を守るために、女性宮家を認めるかどうかの議論の新しい展開を待たれているのでは、という印象を受けています」と話す。

 ただ、女性皇族の結婚相手が皇族に入るようになれば、今以上にお相手の品格や適性について議論が沸騰するのは必至。新しい令和の時代にも、女性皇族のお相手が今以上に国民の関心の的になることだけは、間違いなさそうだ。(月刊サイゾー5月号『情弱ビジネスのカラクリ』より)

上皇陛下の半生がまるわかり! 子供向け学習マンガで描かれる「平成の天皇」

 平成から令和の時代に変わっておよそ3ヶ月。「令和」という元号にもすっかり馴れて来た感があるが、こと天皇に関しては、先の皇太子を「天皇陛下」と呼ぶことに、まだ違和感を感じるという人が、皇室記者の人の中にも少なくないとか。それは言い換えれば、いまの上皇陛下が、平成時代の天皇陛下として、いかに敬愛されていたかという証でもある。

 そんな平成時代の天皇陛下の半生を、なんと学習マンガの形でまとめた本が、先頃発売された。そのタイトルも「平成の天皇」。小学館の学習伝記まんがシリーズ「学習まんが人物館」のうち、現在存命中の人物を扱った特別枠「学習まんがスペシャル」の1冊である。同シリーズには、ほかに松井秀喜、羽生善治、ポケモンの生みの親である田尻智などが登場しているが、天皇陛下を取りあげるというのは際立って大胆な試みだ。なお、「昭和天皇」といった呼び名は崩御された後の諡(おくりな)であり、現在在位中の天皇は「今上天皇」と呼ぶことになっているが、上皇陛下は、在位中でもなく崩御されてもいないため、平成の天皇時代も含めた呼称がまだ定まっていないことから、「平成の天皇」というタイトルになったのだと思われる。

 マンガは、上皇陛下が皇太子として生まれてからの幼少時代、父・昭和天皇と新聞記事について話し合って社会への関心を育てたり、美智子さまへの電話でのプロポーズからご成婚、天皇陛下となり、自然災害の折には避難所で膝をついて被災者と話したり、と国民のためを思われ続けたこと。そして、退位するまでを描いており、その半生において、いかに真摯に平和のためと国民のためを思い、尽くしてきたかが改めて分かる内容となっている。

 監修は、日本近現代皇室史が専門の歴史学者で、皇室報道でもお馴染みの小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授。小田部教授は、「平成の皇室」の監修にあたって気をつけたことについて、次のように話す。

「小学生だけでなく、大人にも象徴天皇が何であるのか、平成の天皇がどんな人物であったのかを描くことは、難しい課題でした。学問的な定説はまだ確立していないので、明らかになった事実をひとつひとつ踏まえながら、その歴史を描く必要がありました」

 シナリオはノンフィクションライターで児童文学作家の祓川学氏が担当したので、小田部教授が担当したのは事実の考証のみだったが、シナリオの筋書きが実際にあったかどうかの検証は、注意深く行なわれた。当初のシナリオで幼少時代の皇太子(現・上皇)が、少年たちをリードして馬跳びをしていたシーンがあったが、皇太子は幼少時代は気弱な性格で、仲間をリードするほうではなかったのではないかと考えられ、また馬跳びをしたという確たる証拠もなかったことから、こちらは実際に皇太子がしたという資料が存在する相撲遊びに、小田部氏の助言で変更したという。

「マンガといっても荒唐無稽なことを書けるわけではなく、しっかりした事実の確認と時代考証が求められます。とはいえ、まったく資料がない事柄もあり、その場合は、『ありうべき嘘は許される』、『真実は細部に宿る』というふたつの方針のバランスを取ることが大切になりました。また、平成の天皇といっても、幼少時代から一貫した人格や思想があったわけではありません。このマンガは、その平成の天皇が平和を愛する思想を育てるにいたるまでの、成長の物語でもあるわけです」

 このマンガは、まず子供向けの新聞である読売KODOMO新聞に連載されたのち、本書にまとめられた。今年5月の平成から令和への改元にあたって、「天皇」「退位」関連の本が多数出されたが、児童書に関しては、ほぼこの本だけ。この本はその意味でも重要なのだが、それだけではなく、子供に限らず大人が読んでも学ぶところが多い。令和となったいま改めて平成を振り返るためにも、読みやすく分かりやすい本書は格好の1冊である。

上皇陛下の半生がまるわかり! 子供向け学習マンガで描かれる「平成の天皇」

 平成から令和の時代に変わっておよそ3ヶ月。「令和」という元号にもすっかり馴れて来た感があるが、こと天皇に関しては、先の皇太子を「天皇陛下」と呼ぶことに、まだ違和感を感じるという人が、皇室記者の人の中にも少なくないとか。それは言い換えれば、いまの上皇陛下が、平成時代の天皇陛下として、いかに敬愛されていたかという証でもある。

 そんな平成時代の天皇陛下の半生を、なんと学習マンガの形でまとめた本が、先頃発売された。そのタイトルも「平成の天皇」。小学館の学習伝記まんがシリーズ「学習まんが人物館」のうち、現在存命中の人物を扱った特別枠「学習まんがスペシャル」の1冊である。同シリーズには、ほかに松井秀喜、羽生善治、ポケモンの生みの親である田尻智などが登場しているが、天皇陛下を取りあげるというのは際立って大胆な試みだ。なお、「昭和天皇」といった呼び名は崩御された後の諡(おくりな)であり、現在在位中の天皇は「今上天皇」と呼ぶことになっているが、上皇陛下は、在位中でもなく崩御されてもいないため、平成の天皇時代も含めた呼称がまだ定まっていないことから、「平成の天皇」というタイトルになったのだと思われる。

 マンガは、上皇陛下が皇太子として生まれてからの幼少時代、父・昭和天皇と新聞記事について話し合って社会への関心を育てたり、美智子さまへの電話でのプロポーズからご成婚、天皇陛下となり、自然災害の折には避難所で膝をついて被災者と話したり、と国民のためを思われ続けたこと。そして、退位するまでを描いており、その半生において、いかに真摯に平和のためと国民のためを思い、尽くしてきたかが改めて分かる内容となっている。

 監修は、日本近現代皇室史が専門の歴史学者で、皇室報道でもお馴染みの小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授。小田部教授は、「平成の皇室」の監修にあたって気をつけたことについて、次のように話す。

「小学生だけでなく、大人にも象徴天皇が何であるのか、平成の天皇がどんな人物であったのかを描くことは、難しい課題でした。学問的な定説はまだ確立していないので、明らかになった事実をひとつひとつ踏まえながら、その歴史を描く必要がありました」

 シナリオはノンフィクションライターで児童文学作家の祓川学氏が担当したので、小田部教授が担当したのは事実の考証のみだったが、シナリオの筋書きが実際にあったかどうかの検証は、注意深く行なわれた。当初のシナリオで幼少時代の皇太子(現・上皇)が、少年たちをリードして馬跳びをしていたシーンがあったが、皇太子は幼少時代は気弱な性格で、仲間をリードするほうではなかったのではないかと考えられ、また馬跳びをしたという確たる証拠もなかったことから、こちらは実際に皇太子がしたという資料が存在する相撲遊びに、小田部氏の助言で変更したという。

「マンガといっても荒唐無稽なことを書けるわけではなく、しっかりした事実の確認と時代考証が求められます。とはいえ、まったく資料がない事柄もあり、その場合は、『ありうべき嘘は許される』、『真実は細部に宿る』というふたつの方針のバランスを取ることが大切になりました。また、平成の天皇といっても、幼少時代から一貫した人格や思想があったわけではありません。このマンガは、その平成の天皇が平和を愛する思想を育てるにいたるまでの、成長の物語でもあるわけです」

 このマンガは、まず子供向けの新聞である読売KODOMO新聞に連載されたのち、本書にまとめられた。今年5月の平成から令和への改元にあたって、「天皇」「退位」関連の本が多数出されたが、児童書に関しては、ほぼこの本だけ。この本はその意味でも重要なのだが、それだけではなく、子供に限らず大人が読んでも学ぶところが多い。令和となったいま改めて平成を振り返るためにも、読みやすく分かりやすい本書は格好の1冊である。

眞子さまの一生台無しに……皇室ウォッチャーが「小室圭さんとの強制破談はない」と見るワケ

 昨年2月、宮内庁から「2020年までの結婚延期」が発表された秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん。延期の背景には、小室さんの母・佳代さんが元婚約者との間に抱える“借金問題”が関係しているようだが、いまだ結婚への具体的な話は進んでいないように見える。そんな中、6月21日、ポーランドとフィンランドへの公式訪問前の記者会見に臨んだ秋篠宮ご夫妻が、眞子さまの結婚の見通しについて、「娘から話を聞いていないので、どのように今なっているのかわからない」と発言。世間からは「結婚をめぐって、親子の仲に溝ができているのではないか」「このような状況では破談も近い」といった声が飛び出す中、皇室ウォッチャーX氏は、秋篠宮さまの発言をどう受け止めているのか、また結婚問題はどのような決着を迎えると考えているのか。話を聞いた。

――秋篠宮さまの「娘から話を聞いていないので、 どのように今なっているのかわからない」というご発言について、率直な感想をお教えください。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 「肩すかし」という印象が強かったですね。週刊誌やテレビ、新聞の関係者は、事前に宮内記者から「結婚問題」についての質問が出ることを把握していたそうなので。世間的にも、昨秋のお誕生日会見時のような踏み込んだご発言(「私は今でも二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」「やっぱり多くの人がそのこと(結婚)を納得し、喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」など)があるかと期待していたのではないでしょうか。

 そもそも秋篠宮さまは、会見の数週間前には質問をご確認になっていたそうですし、その中に、結婚の見通しについての箇所があることも了承されていたはずです。今回のご発言には、逆に深い意味が込められているのかと勘繰ってしまいました。

――ネット上では「親子断絶ではないか?」「まるで他人事」といった声も散見されました。

X 他人事のような言いようだとは感じましたが、親子断絶までとは言えないと思います。眞子さまはご両親と公務にお出ましになるなど、お仕事の面ではコミュニケーションを取られているはずです。ただ、小室さんとの結婚に関しては、世間からのバッシングも当然ご存じでしょうし、家庭内で話題を出しづらい状況なのだと思います。それに加えて、秋篠宮さまは昨秋のお誕生日会見で、小室さんに対して“やるべきこと”をおっしゃっているわけですから、あえて親子間で結婚問題を話題に出す必要性がないということなのかもしれません。

――小室さんは昨年8月から米フォーダム大学へ留学しており、現在は夏季休暇中とのこと。眞子さまとのご結婚のために、“やるべきこと”をしているのでしょうか。

X 秋篠宮さまは、「金銭トラブルの解決」と「国民から祝福される状況にすること」を小室さんに求められています。そこで彼は、母親の元婚約者に対して、話し合いの機会を持つために文書を送付していますが、元婚約者側がなかなか動かない状態で膠着しています。そういった意味では、小室さんは、すでに現状できることを行動に移しているとも言えます。ただ、婚約内定者という身でありながら、夏休みに帰国しないのは問題だと思います。日本でこれだけ批判されている状況もあるので、一旦帰国して、トラブルの進捗状況や留学の近況などを秋篠宮さまに直接お会いして報告するのが筋でしょう。その辺りはまだ不誠実な対応だと感じます。

――小室さんに不信感を募らせる国民からは、「秋篠宮さまが強制破談させるべきでは」といった厳しい声もありますが。

X 秋篠宮さまは小室さんとの結婚に反対のようですし、かつ強制的に破談させられないわけではないでしょうが、実際に行うとは思えません。というのも、秋篠宮さまが眞子さまの意思を尊重する方だからです。ご自身も紀子さまとも大学で出会い、自らの意思で結婚されたように、眞子さまにもお見合いなどではなく、ご自分で選ばれたお相手と結婚してほしいとの思いがあるのではないでしょうか。さらに秋篠宮さまも、そのことを了解した手前、いまさら破談させることはできないとお考えだと思います。これまでずっと、娘を信頼し、彼女の意思を尊重し続けてきたからこそ、眞子さまのお気持ちに従われるでしょう。眞子さまが今の状況を見て、今後どうするのかの判断を下されるのを待っておられると思います 。 

――眞子さまの結婚問題は、どのような結末を迎えると思いますか。

X 今年中の決着はないでしょうね。以前にも話しましたが、今年は即位関連の儀式があるので。もっと言えば、 来年中に決着するのも疑わしくなってきました。金銭トラブルの解決に向けての話し合いが一向に進まず、一方、先日の北欧訪問前の会見で秋篠宮さまは、「眞子さまからのアクションを待っている」ようでしたし、ご自分からは動かない意思を見せられたからです。ヘタをしたら、小室さんが留学から帰国した後に、やっと話が動き始める可能性すらあります。

 個人的には、これだけ批判されている小室さんとの結婚には賛成できません。しかし、眞子さまのお気持ちや今後のことを考えたら、1億5000万円程の一時金を辞退してもらうなどの条件付きで結婚していただくべきなのかもしれません。大学時代からずっとお付き合いされ、20代の大半を小室さんに捧げてきた眞子さまからすれば、どうしても彼と結婚したいはず。もしここで破談になれば、ほかの相手が見つかる保証はないですし、一生が台無しになる可能性があります。秋篠宮さまも眞子さまの意思を尊重されるスタンスなので、税金から捻出される一時金を辞退して国民の怒りを抑えることで結婚される形が、眞子さまにとって一番いい形だとも考えられるでしょう。

秋篠宮家・佳子さま、ヒップホップダンサーの夢も? 弁護士に聞く「皇族の職業」問題

 昨年2月、長女の眞子さまが小室圭さんとの結婚延期を発表したことをきっかけに、国民からこれまで以上の注目を集めるようになった秋篠宮家。最近では、次女・佳子さまの動向がメディアに取り上げられることも増えており、今年1月には、郊外の公民館でダンススクールのレッスンを受けられていたと「女性自身」(光文社)が報じている。

 佳子さまといえば、学習院女子高等科在学中からヒップホップダンスに熱中され、同校の「八重桜祭」で「KYS」というユニットを組んでK-POPのダンスを披露されたことが一部週刊誌で報じられ、話題を呼んだこともある。大学進学後も、大学祭のステージなどに立つことはなかったようだが、密かにダンスは続けており、「自身」では皇室担当記者の「佳子さまはイギリスのリーズ大学で、パフォーマンス・文化産業学科の講義を受けられました。(中略)留学中に、佳子さまの『ダンサーになりたい』という情熱が再燃したのではないでしょうか」というコメントも紹介されているほどだ。

 しかしその半面、お母さまである紀子さまが、ダンスに熱中しすぎる佳子さまに苦言を呈されたという報道も見受けられる。「週刊文春」(文藝春秋)では、「(紀子さまは)HIPHOPのようなダンスは皇族にふさわしくないとのお考えがあり、過去には『やめなさい』と強く反対したこともあった」と伝えられており、これが紀子さまと佳子さまの間に溝を作っているとの見解も。

 皇族の趣味は、「皇族にふさわしい」ものでなければいけないのかと疑問が浮かぶとともに、佳子さまのダンサーの夢が事実であれば、果たして実現可能なのかも気になるところ。今回、皇室問題に詳しい弁護士X氏に話を聞いた。

 まず、皇族の趣味に関してだが、愛子さまが幼少期に熱中されていたという「相撲」、眞子さまが部活動で取り組まれていたという「スキー」に比べ、確かに佳子さまの「ヒップホップダンス」は「皇族の趣味としては意外」と感じる人もいるだろう。しかし一般的な若者の趣味とすればなんら違和感はなく、「皇族だからという理由で、趣味に何かしらの制限があるということはない」とX氏は断言する。

 一方で、ダンサーという職業に就くことは可能なのだろうか。上皇両陛下の長女である黒田清子さまは、学習院大学文学部を卒業後、公益財団法人山階鳥類研究所非常勤研究助手であったほか、例えば高円宮家の承子さまは、公益財団法人日本ユニセフ協会の常勤嘱託職員、三笠宮家の彬子さまは日本赤十字社の常勤嘱託職員として勤務されている。そんな中、佳子さまがダンサーの職に就き給与を得るのは、現実的なのだろうか。ひいては皇族は職業選択に制限があるのだろうか。

「少しざっくりとした回答になるのですが、佳子さまも含め皇族の方々は、皇族である限り“公務”から離れることはできないため、あまりにも忙しく、“世間的な職業”に就くことは事実上できない、というのが真実です」

 「皇族の方々は多忙」という話は少なからず耳にするが、「具体的にご公務というのは、新年祝賀や一般参賀、各種祭祀・儀式などの『宮中公務』、国民体育大会や国民文化祭、各種式典等へのご出席などの『行幸啓』、諸外国の元首等との親善などの『国際親善』など、さまざまなものがあります」という。

「これらを両陛下のみならず、秋篠宮さまご一家、三笠宮さまご一家、高円宮さまご一家などが行っておられるのですが、例えば、秋篠宮さまご一家(皇嗣殿下、皇嗣妃殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下、悠仁親王殿下)のご公務だけでも、今年1月から5月末まで190件近くあり(宮内庁発表)、佳子さまに限って言えば約50件(ご家族との同席も含む)あります。こうした多忙な状況において、朝に出勤して夜に退勤するというような“世間的な職業”ができるはずもありません」

 つまり、皇族方は、皇族としている限り、ご公務が仕事であり、「公益法人の理事長などに就任されてもいますが、あくまで名誉職です」とのこと。そのため、趣味が制限されるということはないものの、職業は制限されることになり、「佳子さまがダンサーという職業に就き収入を得る、というのはまずないでしょう」。

 しかし、清子さまが労働によって給与を得た史上初の内親王となったように、時代の移り変わりとともに、職業選択の幅が広がるといったことは考えられないのか。

「両陛下、皇族の方々に対し、日本国民が描く『皇室の方々はこうであってほしい』という“皇室像”が変わらなければ、皇族の方々が就職される職業の内容も変わらないのではないでしょうか」

 5月発売の「自身」では、ダンスを封印して初の海外ご公務を行うとも伝えられた佳子さま。職業にすることは現状難しいものの、佳子さまにダンスを続けてほしいと願っている国民も決して少なくないはずだ。

秋篠宮家・佳子さま、ヒップホップダンサーの夢も? 弁護士に聞く「皇族の職業」問題

 昨年2月、長女の眞子さまが小室圭さんとの結婚延期を発表したことをきっかけに、国民からこれまで以上の注目を集めるようになった秋篠宮家。最近では、次女・佳子さまの動向がメディアに取り上げられることも増えており、今年1月には、郊外の公民館でダンススクールのレッスンを受けられていたと「女性自身」(光文社)が報じている。

 佳子さまといえば、学習院女子高等科在学中からヒップホップダンスに熱中され、同校の「八重桜祭」で「KYS」というユニットを組んでK-POPのダンスを披露されたことが一部週刊誌で報じられ、話題を呼んだこともある。大学進学後も、大学祭のステージなどに立つことはなかったようだが、密かにダンスは続けており、「自身」では皇室担当記者の「佳子さまはイギリスのリーズ大学で、パフォーマンス・文化産業学科の講義を受けられました。(中略)留学中に、佳子さまの『ダンサーになりたい』という情熱が再燃したのではないでしょうか」というコメントも紹介されているほどだ。

 しかしその半面、お母さまである紀子さまが、ダンスに熱中しすぎる佳子さまに苦言を呈されたという報道も見受けられる。「週刊文春」(文藝春秋)では、「(紀子さまは)HIPHOPのようなダンスは皇族にふさわしくないとのお考えがあり、過去には『やめなさい』と強く反対したこともあった」と伝えられており、これが紀子さまと佳子さまの間に溝を作っているとの見解も。

 皇族の趣味は、「皇族にふさわしい」ものでなければいけないのかと疑問が浮かぶとともに、佳子さまのダンサーの夢が事実であれば、果たして実現可能なのかも気になるところ。今回、皇室問題に詳しい弁護士X氏に話を聞いた。

 まず、皇族の趣味に関してだが、愛子さまが幼少期に熱中されていたという「相撲」、眞子さまが部活動で取り組まれていたという「スキー」に比べ、確かに佳子さまの「ヒップホップダンス」は「皇族の趣味としては意外」と感じる人もいるだろう。しかし一般的な若者の趣味とすればなんら違和感はなく、「皇族だからという理由で、趣味に何かしらの制限があるということはない」とX氏は断言する。

 一方で、ダンサーという職業に就くことは可能なのだろうか。上皇両陛下の長女である黒田清子さまは、学習院大学文学部を卒業後、公益財団法人山階鳥類研究所非常勤研究助手であったほか、例えば高円宮家の承子さまは、公益財団法人日本ユニセフ協会の常勤嘱託職員、三笠宮家の彬子さまは日本赤十字社の常勤嘱託職員として勤務されている。そんな中、佳子さまがダンサーの職に就き給与を得るのは、現実的なのだろうか。ひいては皇族は職業選択に制限があるのだろうか。

「少しざっくりとした回答になるのですが、佳子さまも含め皇族の方々は、皇族である限り“公務”から離れることはできないため、あまりにも忙しく、“世間的な職業”に就くことは事実上できない、というのが真実です」

 「皇族の方々は多忙」という話は少なからず耳にするが、「具体的にご公務というのは、新年祝賀や一般参賀、各種祭祀・儀式などの『宮中公務』、国民体育大会や国民文化祭、各種式典等へのご出席などの『行幸啓』、諸外国の元首等との親善などの『国際親善』など、さまざまなものがあります」という。

「これらを両陛下のみならず、秋篠宮さまご一家、三笠宮さまご一家、高円宮さまご一家などが行っておられるのですが、例えば、秋篠宮さまご一家(皇嗣殿下、皇嗣妃殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下、悠仁親王殿下)のご公務だけでも、今年1月から5月末まで190件近くあり(宮内庁発表)、佳子さまに限って言えば約50件(ご家族との同席も含む)あります。こうした多忙な状況において、朝に出勤して夜に退勤するというような“世間的な職業”ができるはずもありません」

 つまり、皇族方は、皇族としている限り、ご公務が仕事であり、「公益法人の理事長などに就任されてもいますが、あくまで名誉職です」とのこと。そのため、趣味が制限されるということはないものの、職業は制限されることになり、「佳子さまがダンサーという職業に就き収入を得る、というのはまずないでしょう」。

 しかし、清子さまが労働によって給与を得た史上初の内親王となったように、時代の移り変わりとともに、職業選択の幅が広がるといったことは考えられないのか。

「両陛下、皇族の方々に対し、日本国民が描く『皇室の方々はこうであってほしい』という“皇室像”が変わらなければ、皇族の方々が就職される職業の内容も変わらないのではないでしょうか」

 5月発売の「自身」では、ダンスを封印して初の海外ご公務を行うとも伝えられた佳子さま。職業にすることは現状難しいものの、佳子さまにダンスを続けてほしいと願っている国民も決して少なくないはずだ。

天皇陛下と雅子さまは「令和の理想の夫婦」になる? 「平成時代との違い」を皇室ウォッチャー解説

 去る5月1日、新天皇が即位し、「令和」が開幕した。上皇さまと美智子さまが国民から「平成の理想の夫婦像」と言われただけに、天皇陛下と雅子さまご夫婦の“関係性”に着目する人も多いが、皇室ウォッチャーX氏は、お二人をどのように見ているのだろうか。

――上皇陛下と美智子さまが「平成の理想の夫婦」として国民から愛されていた理由はどこにあると思いますか。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 夫婦としてお互いに“支え合う”お姿が、理想の夫婦として国民から尊敬されていたのだと思います。平成の時代、皇室のトップは天皇陛下であり、美智子さまはあくまで2番目の序列でした。美智子さまは、その立ち位置の中でできる最大限のお支えをなされていましたし、上皇さまも美智子さまにとても感謝されていたように感じます。国民はお二人のそんなお姿をよく目にされたのではないでしょうか。

 最近のことで言うと、今年2月の「在位30年式典」で、当時天皇陛下であった上皇さまが、原稿を読む順番を間違えられた際に、そっと美智子さまが近寄って、原稿を読む正しい順番をお伝えしたのです。上皇さまも「ありがとう」とおっしゃって、美智子さまのことを本当に信頼されているのだと感じました。

――天皇陛下と雅子さまは、どのようなご夫婦であると思いますか。

X 私生活では、よく会話されるなど、コミュニケーションを密に取られているご夫婦だそうです。雅子さまが適応障害で療養されてからも、陛下がずっと支えられ、その思いに応えるために少しずつ病状を回復されてきたと言われています。

 一方、公務などの公式の場では、平成の両陛下よりも陛下と雅子さまの方が、“各々”で活躍されているイメージです。今回のトランプ大統領とメラニア夫人との懇談でも、お二人とも通訳をほとんど使わずに英語で会話されていました。今までは、あくまで天皇陛下が主体で、皇后陛下は少し後ろに下がられることが多かったですが、元キャリアウーマンで数カ国語を話すことができる雅子さまだからこそ、このような対応ができたのでしょう。令和流の皇后陛下として、今後もご活躍が期待できると思います。

――お二人のエピソードで心に残っているものをお教えください。

X 雅子さまが療養に入られてからは、しばらく公務にお出ましになっていないこともあって昔の話になってしまいますが、やはり千葉県の鴨場デートでのエピソードは印象に残っています。この場で陛下は「一生全力でお守りします」とプロポーズをされ、そのお言葉を婚約会見で雅子さまが披露されました。そのお言葉通り、ずっと雅子さまを守られてきた陛下だからこそ、今の雅子さまがいらっしゃるのだと思います。

――お二人の夫婦像が、令和時代の「お手本」になりそうだと感じる点はありますか。

X 雅子さまが陛下のお妃候補として報道されていた当時、ちょうど女性の社会進出が始まった頃でした。雅子さまは、まさにその代表格だったのです。ハーバード大学、東京大学を経て外務省に勤務するキャリアウーマンという経歴の女性が、皇太子妃になられるというは当時衝撃的なことだったと記憶しています。社会に出られたことのある雅子さまと、海外留学の経験を持つ陛下というご夫婦は、今の日本国民の感覚に寄り添うことができると思います。また、ご夫婦としてもそうですが、今後、雅子さまご自身の存在感が令和の象徴になってくる気もしています。雅子さまをお手本にしたいという日本女性は増えるのではないでしょうか。

――愛子さまにとって天皇陛下と雅子さまは、どのようなお父さま/お母さまだと思われますか。

X 愛子さまは、勉強でわからないことがあると、よくご両親にお聞きになるそうです。天皇陛下は文系科目、雅子さまは理系科目がそれぞれお得意とのことで、科目に合わせてご両親に教えてもらっているとか。愛子さまは、特に歴史学にご興味があるようで、天皇陛下とは普段の雑談の中でも、そういった話をされているという話も耳にします。きっと愛子さまにとっては「なんでも知っているお父さん」という感覚だと思います。

 一方で、小学生のときに不登校気味になった愛子さまに、ずっと寄り添っておられたのが、お母さまである雅子さま。愛子さまは、雅子さまのことをとても信頼されていると思います。昨年夏、須崎御用邸近くの砂浜で、ご一家が取材対応をされた際、お二人が落ちていたゴミを拾って、“即席コント”のようなユーモラスな会話をされていたのも印象深いです。とても仲のいい母子だと感じました。

小室圭さん「弁護士になるとは言ってない」の仰天展開! 国際弁護士資格の使い道を考える

 秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚延期騒動の渦中にいる小室圭さん。母親・佳代さんが、元婚約者男性A氏との間に抱える借金トラブルが延期理由と見られているが、一昨年の婚約内定当時、小室さんの職は、法律事務所のパラリーガルだっただけに「将来設計が不透明」な点も、国民から問題視されていた。

 そんな中、小室さんは昨年8月、国際弁護士私学取得のため、米ニューヨークのフォーダム大学に留学。期間は3年間を予定しているため、「いつまで結婚を延期するつもりなのか?」といった声が世間で飛び交い、一方で「眞子さまとの将来を見据えて、真剣に進路を考えた結果では」といった意見も出ていたものだ。

 いずれにせよ、小室さんの国際弁護士資格取得が、眞子さまとの結婚騒動が動き出す契機にはなりそうだが、小室さんの代理人が、『バイキング』(フジテレビ系)に、「メディアの方は勘違いしています。小室さんは弁護士資格の取得を目指していると言っていますが、弁護士になるとは言っていません。今彼がどんな仕事をするのかは決まっていません」「彼は今ライフプランをつくっている最中です」とコメントし、世間はあ然。ネット上には「弁護士になるんじゃなかったら、どうして弁護士資格を取ろうと思ったの?」「まったく将来の展望が描けていない」「一体何になるつもりなのか?」などの声が噴出したのだ。

 果たして、国際弁護士資格は「弁護士になる」以外の使い道はあるのか――今回、皇室問題に詳しい弁護士X氏に見解をお聞きした。

 まず、現在、小室さんが取得を目指している国際弁護士資格だが、以前から各メディアで、もし取得できても、それだけでは日本で弁護士活動をすることができないと言われている。X氏はその詳細を次のように解説する。

「外国の『弁護士資格』を取得した者が、『その国の法律に関する事務』を日本で行う場合、法務大臣の承認が必要となります。その承認の条件として、『3年以上の実務経験』が必要です。資格がなければそもそも日本での実務は経験できないので、つまり『外国での3年以上の実務経験』が必要ということになるのです」

 こうした背景から、「眞子さまと米国で新婚生活を送る可能性もある」と報じるメディアもあったが、この度、小室さんの代理人から「弁護士になるとは言っていない」発言があったため、全てがひっくり返ってしまうことに。

 もし弁護士にならないのだとしたら、国際弁護士資格はどのような道に生かせるのか。X氏いわく、日本では弁護士資格を取っても弁護士にならない層が増えているようだが……。

「最近、弁護士が増えたことによって、いわゆる“食えない弁護士”が増加していると報道されることがあり、『日本の弁護士資格』の地位は以前よりも低下しています。そのため、弁護士資格を有して企業内で法務を担当する『インハウスロイヤー』を選択する司法試験合格者が増えているのです。弁護士というのは個人稼業であり、足を使って自分で仕事を見つけなければならないわけですが、対して、インハウスロイヤーを置くような大企業に就職する道を選べば、食いっぱぐれはないと感じるのでしょう」

 この「企業に就職する」というのは、小室さんが弁護士にならなかった場合の現実的な選択肢になるそうで、「『弁護士資格を取得した国の法律に関する事務』を必要としている企業に就職するという方法が考えられます」という。なお、ニューヨーク州で弁護士として働くのと、企業に就職する場合、稼ぎはどちらが高くなるかという点だが、「企業ごとに異なるため判断できない」とのこと。

 X氏は、今回の「弁護士になるとは言っていない」コメントを、「確かに小室さんは『弁護士になる』とは言っていなかったと思います」と振り返りつつ、留学費用がどこから出ているという点が気になっているという。学費は奨学金、その他生活費などは、以前勤務していた法律事務所が支援していると報じられているが……。

「もし小室さんの留学費用が、秋篠宮家の皇族費から拠出された御手元金より出捐されているということがあれば、皇族以外の方のために使用されるという点において、確かに国民への説明が必要となるかもしれません」

 謎が深まるばかりの小室さんの留学。結婚延期問題も硬直状態となっている今、果たして二人の行く末は……。

小室圭さん「ライフプラン現在模索中」に批判殺到! 持参金なしで結婚できても“お騒がせ”は続く!?

 秋篠宮家の長女である眞子さまとの婚約で注目を集めた小室圭さん。そんな小室さんの弁護士を通した発表が世間で物議を醸しているという。

 5月7日にフジテレビ系列で放送された情報番組『バイキング』では、現在弁護士資格を取得するためにニューヨークへ留学している小室さんの特集を放送。その中で、小室さんの現在の心境や状況について、代理人である弁護士から「小室さんは弁護士資格の取得を目指しているといってますが、弁護士になるとは言っていません」「例えば、どこかの企業に就職するとかもしかしたら自分で起業するかもしれない」「彼はいまライフプランを作っている」と、必ずしも弁護士になるわけではなく、あくまで今後の人生の計画を練っている最中であるとのメッセージが発表された。

このメッセージに対し、ヒロミが「えっ、そういうことなのってなっちゃうじゃん」、ミッツ・マングローブが「いやまあ、ライフプランをいつ作ってもいいんですけど、今更こんな青臭いことをいう人が、よく婚約したなと思って」など、出演者からは違和感を抱くという内容のコメントが多く寄せられる事態となったのである。

 ネット上でも、この小室さんのメッセージに対する批判は多く、「ライフプランができてから普通はプロポーズするんだよ」「いい年なんだから、何でもいいから早く正業に就こうよ」「弁護士にならないんじゃなくて、弁護士になれないんだよね」といった声が寄せられるのが現状だ。

「もちろん、今回の問題しかり、以前報じられた小室さんの母親の金銭トラブルしかり、まず結婚に至るまでの問題が山積していることは事実ですが、仮に小室さんがそれらを解決して眞子さまと結婚に至ったとしても、現状では全く安心できないのも確かですよね。6日にイギリス王室のヘンリー王子とメーガン妃の間に子どもが生まれましたが、今までの方針に反してInstagramでの出産発表になったことや、出産をプライベートなものにしたいというメーガン妃の意向を受け、出産前後の情報が公開されないままとなったなど、今までの王室の対応とはかなり離れた異例のものとなりました。この夫妻は1日にも、同じくInstagramの公式アカウントで、王室メンバーの公式アカウントのフォローを外して話題になるなど、国民からの賛否両論を集める行いが続いています。小室さんと眞子さまも、こうしたお騒がせ夫妻になってしまうのではないかと一部では危惧されているのです」(女性誌記者)

 また、巷で囁かれる二人の結婚における“ウルトラC”においても、その可能性はかなり厳しいものではないかと指摘する声もあるようだ。

「現状集まっている批判を抑えるため、眞子さまが皇籍を離脱し、一般人となることで1億円程度の結婚給付金をもらわず、二人が結婚するのではないか、との見解を一部のマスコミが発表していましたが、現状では法律上でこそ可能ではあるという見解はあるものの、その実現性はかなり薄いとされています。まあ、仮にそうなったとしても……というより、そうなったらより大きな注目が小室さんと眞子さまに集まることになるわけで、何かしらのスキャンダルが発生した場合、皇室のイメージダウンにつながる危険はより大きくなるでしょう」(同)

 果たして、この二人の行く末はどうなってしまうのだろうか。皆が祝福できるようなハッピーエンドを迎えられるように、小室さんが自らの道を見つけられるよう、切に願うばかりだ。

秋篠宮家バッシングなぜ過熱? 眞子さまと小室圭さん、結婚騒動の今を皇室ウォッチャー解説

 5月1日、新しい天皇が即位し、「令和」の時代が開幕した。日本国民は祝福ムードに包まれているが、一方で、昨年から続く秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期問題が、平成のうちに決着しなかったことを問題視する向きもある。当初は、借金トラブルを隠していた小室さん側に国民の批判が集中していたものの、最近では、眞子さま、ひいては秋篠宮家バッシングも盛んになる中、この現状を皇室ウォッチャーX氏はどう見ているのか、話を聞いた。

――眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動がなかなか決着を見せず、世間では双方へのバッシングが吹き荒れています。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 当初は借金トラブルを抱える小室家への批判が吹き荒れていましたが、今ではそんな圭さんと眞子さまのご結婚を許可した秋篠宮ご夫妻に対する批判に切り替わっている印象です。「小室家の借金トラブルを、きちんと調査をしていればよかったのに」という意見もあります。さらに、眞子さまが圭さんを結婚相手に選んだのは、秋篠宮家の「自由な家風」による教育の影響ではないかという批判も起こっているのではないでしょうか。

――世間の批判の矛先が、秋篠宮ご夫妻に向いたきっかけはありましたか。

X 「圭さんのアメリカ留学」ではないでしょうか。昨年8月に国際弁護士の資格取得を理由に、圭さんは3年間のアメリカ留学に発ちました。もちろん、この謎の留学に対しても批判は起こりましたが、圭さんが日本からいなくなったことにより、週刊誌も彼の取材を行うのが困難になったようで、近影はおろかニュース自体が減ってしまったのです。同時に、圭さんの母親・佳代さんもまったく姿を現さなくなりましたから。そんな中、秋篠宮家の方々がご公務を行う様子などは変わらず報じられていましたので、自然と批判の矛先が秋篠宮家に変わってしまったのだと考えます。

 もう一つ、これは「きっかけ」ではないですが、結婚延期から1年以上たったのにもかかわらず、秋篠宮ご夫妻が具体的な行動を取っていないのも、批判が起こった「理由」だと思います。かろうじて、昨年秋篠宮さまが、お誕生日会見で踏み込んだ発言をされたものの、事態はほとんど動いていない。そんなもやもやとした状況に国民が業を煮やしたのかもしれませんね。

――ネット上を見ていると、国民は秋篠宮家の方々それぞれに対して、意見や要望を訴えている様子が垣間見えます。

X 秋篠宮さまに対しては、小室家への調査が甘かったことを批判されている印象です。また、破談を望む国民からは「早く小室さんを説得して結婚辞退させてほしい」という意見が聞こえるように思います。紀子さまに関しては、眞子さまとのコミュニケーションが取れていないという週刊誌報道によって、「眞子さまと今以上に、結婚についての話し合いを進めてほしい」との声が上がっているのではないでしょうか。そして、眞子さまに対しては、やはり「なぜこれだけの批判が起こっているのに、皇族というお立場を考慮して結婚を諦めないのか」という批判が目立っています。さらに佳子さまは、最近大学を卒業する際に発表した文書で「姉個人の希望が叶ってほしい」と、眞子さまの結婚を応援するスタンスを取られたことで、一気に集中砲火が起こりました。また、悠仁さまご本人に対する直接的な批判は目立ってありませんが、問題を抱えている秋篠宮家が未来の天皇陛下である悠仁さまをきちんと教育できるのかといった不安の声があると思います。

――もともと皇室ウォッチャーの間で、秋篠宮家はどのようなご家族であるととらえられていたのでしょうか。

X 秋篠宮さまは幼い頃から、お兄様である天皇陛下に比べて、自由奔放なご性格だったように思います。学習院大学で紀子さまと出会われてご結婚したことも、皇族では珍しく「自由な恋愛をされた」と見る向きが強いです。また、ナマズや家禽類のご研究に没頭されていたり、お好きなことをやられている印象もあります。紀子さまは、秋篠宮家の職員への対応が時に厳しくなることがあるそうで、よく人員の入れ替えがあるという話も耳にしました。お出ましの際は、いつもにこやかにされている紀子さまですが、私生活では求めるハードルが高く、カリカリしている印象があります。

――平成のうちには、決着がつくだろうとみられていた結婚延期騒動ですが、結局何の動きもありませんでした。今後、どのような展開を見せると思われますか。

X とりあえず言えることは、今年中は即位関連の儀式が続くので、結婚延期騒動の決着はないでしょう。秋篠宮ご夫妻も、そんな大切な時期に事態を動かそうという思いはないと考えられます。あるとすれば、来年に入って早々、結婚延期が発表されてから2年たった頃なのではないかと思います。宮内庁の発表でも2020年までの延期とされていますし、ちょうど延期から2年たった節目は動きやすいのではないでしょうか。その際は、発表された内容同様に、結婚関連の儀式スケジュールが発表されるのか、もしくは圭さんから結婚の辞退が公表されるのか、もしくはさらなる延期期間を設けるかの3択しかないと思います。令和になっても、まだしばらくは騒動が終わることはないでしょう。