<p> マンガには、なんだって盛り込むことができます。感動したり、笑ったりする以外にも、歴史を学んだり、おいしいお店やレシピを教えてもらったり……。グレゴリ青山先生の『薄幸日和』全1巻(小学館)は、幸福論であり、京都案内であり、映画や本のガイドでもあるという、世にもおトクな総合マンガです。<br /> </p>
「漫画レビュー」カテゴリーアーカイブ
女子マンガで描かれる“女バトル”! 『夢の雫、黄金の鳥籠』こそ“女の総合格闘技!?
<p> 現実は時にマンガ以上にマンガ的で、たとえば例の「バカ息子」落書き事件。江角マキコさんが対立するママ友=長嶋一茂さんの妻を疎んじて、マネジャーに命じて長嶋家の塀に「バカ息子」と落書きさせたのではないかと騒動になっている一件ですが、登場人物といい動機といい行動といいボキャブラリーといい、全てが心底バカバカしくて文句のつけようがありません。当人たちは至って大真面目なところも高ポイント。<br /> </p>
女子マンガに登場する「不倫」する女たち——『あなたのことはそれほど』『おんなのいえ』
おデブ“だから”イケメンに愛される!? 『ぽちゃまに』に見る、努力を捨てたヒロイン像
<p> 女の願望はわがままだ。何の努力もしないで認められたい。美人じゃなくても、女らしくなくても、心がキレイだったり、正義感にあふれているから魅力的でしょ? 外見じゃなくて中身を見てよね。そんな私を理解して許容してくれる男子こそ、やっぱりイケメンよね~、と。<br /> </p>
ついに完結『失恋ショコラティエ』、サエコの「女塾」で冴え渡る水城せとなの観察眼
<p> テレビドラマはとうに終了いたしましたが、水城せとな先生『失恋ショコラティエ』(小学館)は5月9日発売の8巻にして佳境を迎え、ついに次巻での完結が予告されました。しかしこの期に及んでも、サエコ先生の「女塾」は絶好調!</p>
杉浦日向子『百日紅』はじめ『信長協奏曲』も映画化! “女子時代劇マンガ”がキテる!
<p> 山中ヒコ先生の新作『死にたがりと雲雀』1(講談社)を楽しく読んでいたところ、あとがきにこうありました。「この『死にたがりと雲雀』は一度断られた企画です」との述懐に、おそらくは実際に断られた際の、編集者の言葉が添えられています。「ちょんまげはうちではちょっと…うちの読者層と合いませんし…面白かったですよ。私は好きですよ」。これに対して山中先生は「何でですか。みんなちょんまげ好きじゃないんですか」と反論するのですが、「山中さん…ご存知です…? 今は民放時代劇枠ゼロの時代だって…!!」とねじ伏せられてしまうのでした。</p>
断絶されたSF/ファンタジーを少女マンガに取り戻す、『クジラの子らは砂上に歌う』
女子マンガ研究家の小田真琴です。太洋社の「コミック発売予定一覧」によりますと、たとえば2014年4月には954点ものマンガが刊行されています。その中から一般読者が「なんかおもしろいマンガ」を探し当てるのは至難のワザ。この記事があなたの「なんかおもしろいマンガ」探しの一助になれば幸いであります。後編では4月のオススメ作品と、5月発売予定の注目作をご紹介します。
[単行本]少女マンガにSF/ファンタジーを取り戻せ!
『クジラの子らは砂上に歌う』(秋田書店)
女子マンガ界で「リケジョ」は根強し! 研究員女子、生物学に海洋動物学の注目作
女子マンガ研究家の小田真琴です。太洋社の「コミック発売予定一覧」によりますと、たとえば2014年4月には954点ものマンガが刊行されています。その中から一般読者が「なんかおもしろいマンガ」を探し当てるのは至難のワザ。この記事があなたの「なんかおもしろいマンガ」探しの一助になれば幸いであります。まずは4月の話題と女性向けマンガ各誌をチェックいたしましょう。
[話題]いろんなことがあったけど「リケジョ」マンガはまだまだ熱い
(左)「Kiss」5月号(講談社)(右)「BE・LOVE」5月1日号(講談社)
見世物小屋一座の擬似家族が漂う、“ここではないどこか”の誘惑と余韻――『五色の舟』
太洋社の「コミック発売予定一覧」によりますと、たとえば2014年3月には1085点ものマンガが刊行されています。1日あたり平均35冊、1時間あたり平均約1.46冊が発売されている計算です。その中から一般読者が「なんかおもしろいマンガ」を探し当てるのは至難のワザ。この記事があなたの「なんかおもしろいマンガ」探しの一助になれば幸いであります。
【単行本】近藤ようこ版『五色の舟』
『五色の舟』(KADOKAWA)
かつては売れっ子、低迷するアラフォー女漫画家の自虐コメディ『都の昼寝物語』の叫び
<p> 年度末の総決算は「手塚治虫文化賞」と「マンガ大賞」であります。年末の各誌のランキングがその1年間に一番おもしろかったマンガを決めようとするものであるのに対し、この2つの賞はもう少し長いスパンで、腰を落ち着けて作品を評価しようとする賞です。前者は専門家や実作者などからなる審査員によって、後者は書店員をはじめとした有志の投票によって決められています。</p>


