「漫画レビュー」カテゴリーアーカイブ
華やかでエロティックな遊郭を舞台に、花魁の愛と悲しみを描く『蝶のみちゆき』
<p> 2015年1月は近年まれに見る当たり月でした。前編で紹介した九井諒子先生の『ダンジョン飯』1(KADOKAWA/エンターブレイン)を筆頭に、以下の2作も年間ベストに食い込みうる高いクオリティを持った作品たちです。</p>
根拠ない自信と希望的観測の“ドリーマー男”をめぐる、女たちの来し方と行く末
代表的マンガランキング『このマンガがすごい!2015』、順位より大事な“読み解き方”
覚せい剤で錯乱、監禁&抗議の絶食!! 『ベルばら』池田理代子の容赦ない学園ドラマとは?
<p> 突然だが私が通っていた高校は、偏差値が特に高くもなく、かといって九九がわからないほど低くもなく、特筆するような面白いことのない、平凡な女子校だった。</p>
宝塚・アイドルへの祝福にあふれる『かげきしょうじょ!』、今こそ読むべき名作の予感
『あれよ星屑』『あとかたの街』、本ではなくマンガだから伝わる戦争と愛と人間
<p> 書店では相も変わらず愛国バカの三文小説や愚にもつかないヘイト本ばかりが幅を利かせておりますが、ことマンガにおいては多様な言論・表現の世界が繰り広げられています。特に昨今「戦争」を描くマンガに際立ったクオリティを見せる作品が増えつつあります。この10月だけでも3作品の素晴らしい最新巻が刊行されました。<br /> </p>
イカ天を彷彿とさせる古くささに痺れる、アメリカ初の少女マンガ『Rock and Roll Love』
<p> 日本に少女漫画が誕生して50年以上が経った。「オンナ子どもが読むもの」と蔑まれていた少女マンガだが、いまや日本を代表する文化の1つだ。特に近年、マンガ家志望の女子が増え、イラストの技量もストーリーの内容も、出版される作品の品質は飛躍的に上がった。</p>
少女と少年の“ちょっと大人になった”夏が鮮やかに満ちる、『子供はわかってあげない』
<p> 『このマンガがすごい!』(宝島社)などのランキングは大抵が前年の10月からその9月までに発売された作品を対象とします。そんなギリギリ9月の、しかもギリギリ月末に発売された田島列島先生の『子供はわかってあげない』上・下(講談社)は、確実に今年の賞レースに食い込んでくるものと思われる大傑作です。</p>