<p> 芦田愛菜主演のテレビドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)に対して、児童養護施設などの関係者から抗議の声が上がり、「番組中止を求められる」ほどの問題になっている。このドラマでは、芦田愛菜演じる主人公のあだ名が「赤ちゃんポスト」からとった「ポスト」というものであったり、児童養護施設での暴言や暴力が描かれていることで、赤ちゃんポストや、児童養護施設の子供や関係者への偏見を助長していると問題視されている。</p>
「深澤真紀の「うまないうーまん」」カテゴリーアーカイブ
大沢・喜多嶋問題から考える、「生物的な親」と「法律上の親」をめぐる問題
<p> 元・光GENJIのメンバーで俳優の大沢樹生と、前妻で女優の喜多嶋舞の間の長男に関するDNA鑑定の結果をめぐる問題が過熱している。大沢側は長男と親子関係はないと言い、喜多嶋側はその祖父まで巻き込んで親子関係はあると言う。まだ17歳である長男を巻き込んで、何のためにこんな暴露合戦をしなければならないのか、双方の意図がよくわからなくなってしまっているのだが……。</p> <p> さて今回の件で「女は複数の男性と関係を持っても、誰の子供を妊娠したかわかる」「男は自分の子供かわからないうえに、こうやってだまされてしまう」という声が男性からも女性からも多く聞かれた。私は複数の男性と関係を持ちながら妊娠した女性を何人か取材したことがあるのだが、彼女たちの多くは「実は誰の子供かはわからなかった」と言っていた。妊娠のシステムを考えれば、たしかに「わからない」というのもうなずける。</p>
結婚情報誌は教えてくれない、婚氏続称の落とし穴や「300日問題」の無戸籍児
<p> 私の「深澤」という姓は、「フカザワ」ではなく「フカサワ」と読むので、よく読み間違えられる。30年以上も私を「フカザワ」と呼び続ける人もいるが、まあ仕方ないかなと思っている。</p> <p> ところで、この氏名の読み方は多くの場合、戸籍や住民票には記載されていないのをご存じだろうか? 戸籍法及び住民基本台帳法では、記載事項に含まれるのは「氏名」(戸籍法13条1号、住民基本台帳法7条1号)のみであり、氏名の読み仮名(傍訓)は記載事項に含まれていないからである。</p>
「入籍」は間違い、正しい「戸籍と婚姻」と「夫婦別姓」についても知ろう!
<p> 前回のコラムで、「結婚において、『入籍』という表現は基本的に間違いである」と書いたら、「本当?」という反応が多かった。「結婚」には多大な関心があっても、「戸籍と婚姻」について詳しくない人は多い。今回は改めてそれについて書いていこう。<br /> </p>
同性カップルや機能不全家族を想定していない、自民党の「第24条」改正草案の狭窄
<p> 「婚外子相続」について自民党内で大混乱が起こった。</p> <p> この問題は、「法律上で結婚していない男女間に生まれた子(婚外子)」への遺産相続の配分を、「法律上の夫婦の子(嫡出子)」の半分としている現行民法を、「婚外子も嫡出子も等しい配分で遺産相続できる」と改正することに対して、自民党内の保守派議員が「家族が崩壊する!」などと、大反発をしたのだ。</p>
出生率は変わらないのに、「セックスしない国・日本」を問題視する不思議
<p> 最近、こんな記事がネット上で話題になっている。</p> <p>・『日本の「セックスしない症候群」をBBCが特集』<br /> ・『「なぜ日本の若者はセックスをやめた?」英紙記事が2万FBシェア』<br /> <br /> イギリスの国営放送局BBCや新聞「ガーディアン」に、「日本の若者がセックスしない」という記事が載り、これが世界で話題になったというのだ。</p>
「女性差別」は悪化してる? 女性を取り巻く「痛い」「こじらせ」の新たなしんどさ
<p> 前回の「『同じ女として』『同じ母として』は、女性の多様性を制限する魔の言葉」に、たくさんの反響や質問をいただいたので、今回はそれらにお答えしていきたい。</p> <p>1.「同じ男」や「同じ父」の場合は「男性の多様性を制限」しないのか?</p> <p> 「同じ女として」「同じ母として」 はよく使われる言葉だが、「同じ男として」や「同じ父として」はあまり使われない。むしろ使われるのは、「男として」「父として」だろう。</p> <p> つまり、女や母の場合は「同じ存在」として「群れる」ことが重要であり、男や父は、男や父としての「それぞれのあり方」を「競い合う」ことが重要なのだと思う。どちらも面倒くさいとしか言いようがないが……。</p>
「同じ女として」「同じ母として」は、女性の多様性を制限する魔の言葉
<p> 前回の「“草食男子”の二の舞い? 『女の敵は女』を喧伝するおやじ週刊誌」を読んだ30代の女友達が、「でも、女の敵は女だと思うこともあるし、おやじが味方してくれることもあると思うなあ」と言う。もちろん、それはそうである。前回の原稿では要するに、「女の敵は女のこともあれば男のこともあるし、女の味方は女のこともあれば男のこともある」(男の場合もしかりだ)のに、「“女の敵は女”と煽って、高みの見物をするおやじ」に気をつけろと言いたかったのだ。</p> <p> 「それでも女同士の関係は難しいよ」と、さらに女友達は言う。まあそうだけど、男女の関係だって、男同士の関係だって、それぞれに難しいものだ。ただ女同士の関係の難しさに“特殊性”があるとすれば、それは“同じ女”という幻想を共有・強要されることだろう。</p>