いまは“多様な女性の生き方”の過渡期、現状を悲観せず生きやすい道を選ぼう

<p> サイゾーウーマン担当者から「女性にとって産む・産まないをテーマに連載をしませんか」と誘われ、2013年9月に始まった「うまないうーまん」(このふざけた連載タイトルを考えたのは私だ)、今回で最終回である。</p> <p> 20回にわたる、この連載を振り返ってみよう。</p> <p> 「出産を神格化・扇動する声に思う、“産むか産まないか”は本当に女の一大事!?」では、フィギュアスケートの安藤美姫選手が出産を発表し、父親について明らかにしなかったことに対して、「週刊文春」(文藝春秋)が「安藤美姫選手の出産を支持しますか?」というアンケートを行ったために、「シングルマザーを否定するのか」などとネットが炎上し、謝罪に追い込まれたことから、「正しい出産」しか許されないプレッシャーについて考えた。安藤は父親を明らかにしないまま、スペインのフィギュアスケート選手、ハビエル・フェルナンデスと交際していることを報告した。安藤の子ども以外は「父親を知る権利」はないと私は今も思っている。</p>

バチカンが同性愛肯定へ……「伝統」を疑い、新しい家族像を考えよう

<p> カトリック教会の総本山であるローマ法王庁(バチカン)は、家族のあり方に関する教義を見直す「世界代表司教会議」を開き、10月13日には、事実婚カップル、離婚、再婚、同性愛などについて、今までよりも肯定的に捉えるべきだという報告書を出した。これはカトリック教会の歴史の中では、画期的な出来事である。</p> <p> カトリック教会は長年これらを禁じてきたのだが、バチカン改革に取り組む現在の法王フランシスコは、現実と乖離しすぎているとして、家族への考え方を現在の信者の生活に合ったものに変えていこうとしているのである。そしてフランシスコ法王は、これまでタブーとされてきたシングルマザーや離婚者の再婚、事実婚カップルなどの結婚式をバチカンで主催し、内外へのアピールもしているのだ。とはいえ、伝統を重視する保守派からは反発する声もある。この中間報告を経て、最終的な結論は2016年前半に出るだろうと言われているが、時代の流れを無視することは難しいだろう。</p>

女性議員の女性差別やセクハラで見つめ直したい、「女性の多様化」の意味

<p> 女性政治家をめぐる2つのニュースが話題になった。</p> <p> ひとつは、先日の内閣改造によって生まれた女性閣僚たちだ。過去最多の5人の女性閣僚が誕生し、さらに党三役の政調会長を入れれば6人と、安倍内閣は「女性活躍」を謳っているのだが、これらの女性閣僚たちの多くが「女性差別」思想の持ち主ではないかと言われている。</p>

完璧を目指さず、迷惑前提の子育てを! 違う形で他人の迷惑を引き受ければいい

<p> 自分自身が小さい頃から「子供を産まないだろう」と思っていて、結婚しても子供を産まなかった私だが、子供嫌いなわけではないし、子供のいた人生もきっと面白かっただろうと思う。ただ、「日本で子育てするのは大変だなあ」と思ってしまうことも多い。</p> <p> 例えば、ベビーカー論争だ。「電車やバスなど混雑した車内では、ベビーカーは邪魔」という声が多くなり、メディアでも特集されるようになったことから、国土交通省が「畳まなくてもOK」というルールを示し、ベビーカーマークを作って配布するのだという。</p> <p> また、子供用ハーネス(迷子ヒモ)をつけることについて、「犬みたい」「奴隷みたい」という反対の声がメディアで話題になった。</p>

「私一人で育てる」の単独親権は、子供の意思を無視していないだろうか?

<p> 日本で国際結婚をしているカップルはどのくらいいるか、ご存じだろうか。</p> <p> 2010年のデータを見ると、70万組の結婚したカップルのうち、3万組が国際結婚である。結婚総数の4%以上が国際結婚ということになり、意外と多いと思ったかもしれない。1980年のデータでは77万組の結婚のうち、国際結婚は7,200組で、1%未満である。この30年でかなり増えているのだ(ちなみに2000年代は5~6%で最も多かったが、偽装結婚も多かったからという説がある)。ちなみに、「日本女性は外国人男性にもてるからカップルは多いが、日本男性は外国人女性にもてないのでカップルは少ない」という“都市伝説”もあるが、実際には、日本男性と外国人女性のカップルの方が約2万2,000組で、日本女性と外国人男性のカップルは約7,000組なので、3倍以上も多い。</p>

法整備や父親を知る権利が整わないまま進む、個人間の精子提供

<p> 日本で、精子提供を持ちかける個人のサイトが立ち上がっているという。そのサイトを取り上げたNHKの『クローズアップ現代』の「徹底追跡 精子提供サイト」(2014年2月27日放送)が話題になっている。番組の公式サイトで番組内容のテキストが見られるが、簡単に紹介していこう。<br /> http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3469_all.html<br />  精子を提供する個人サイトは40あまり。提供者はすべて匿名で、出産実績をあげているサイトもある。番組では実際に精子提供をする現場も取材、精子提供を受けるのは不妊夫婦だけではなく、未婚女性にまで広がっているという。提供を受けた未婚女性の場合は、「シングルで子供を産みたくても、日本の場合は精子提供を受けられるのは法律上の夫婦のみ、海外で精子提供を受けるにはお金と時間がかかる」ということで、いくつかの個人サイトを回り、実際に会って信頼できると思える提供者に決めたという。</p>

森三中・大島美幸の妊活休業、気負いのなさ・冷静さこそ支持したい

<p> 森三中の大島美幸(34歳)が、「妊活」のために休業することを発表し、話題になっている。</p> <p> 5月のレギュラー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の収録を最後に休業し、休業中は雑誌の連載、継続中のCM撮影、主演映画のプロモーション活動だけ行うのだという。大島は、2002年に人気放送作家の鈴木おさむと交際0日で結婚し、その後は鈴木が『ブスの瞳に恋してる』(マガジンハウス)というエッセイで夫婦生活を綴るとベストセラーになり、メンバーの村上知子主演でドラマ化もされた(鈴木役は稲垣吾郎が演じた)。2人は「むーたん」「みーたん」と呼び合うなど仲むつまじく、おしどり夫婦として知られるのだが、大島にはかつて流産経験もあることから、今回の決断になったのだという。村上も2月から産休に入っているため、独身の黒沢かずこが1人で活動することとなったりと、この「妊活で休業」という決断には、さまざまな反響があった。</p>

遺伝子にこだわる向井亜紀と、姓を残したい野田聖子。不妊治療で浮き彫りになる法の難しさ

<p> これまで、大沢樹生・喜多嶋舞元夫妻の子供のDNA鑑定問題や、ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の養護施設問題から、「親子にとって血縁は重要か」ということについて考えてきた。「親子の血縁」に関しては、もう1つ「不妊治療」という問題がある。格闘家・高田延彦とタレント・向井亜紀夫妻、そして政治家・野田聖子のケースから、この問題を見ていこう。</p> <p> 1994年に高田と結婚した向井は、2000年に妊娠と同時に子宮頸がんが発覚したことで出産をあきらめて、子宮の全摘手術を受けた。「高田の優秀な遺伝子を残したい」と願った向井は、02年に代理母出産のためにアメリカへ渡る。日本では、代理母出産は原則的に禁止されているからだ(長野の諏訪マタニティークリニックでは、独自に手がけている)。</p>