昨年、コロナ禍の中、トーク番組にリモート出演したダコタ・ジョンソンが、祖母で90代になる女優で動物愛護活動家のティッピ・ヘドレンが「今もライオンや虎を13頭か14頭飼っている」と明かし、世間を騒然とさせた。
ティッピの娘でダコタの母であるメラニー・グリフィスも、その数カ月後、インスタグラムにライオンとのツーショット写真を投稿。「13歳の時、私の親友はこのライオンだったの」と打ち明け、「半世紀以上、大型ネコ科動物をペットして飼い続けているだなんて、クレイジーだ!」と話題になった。
ティッピのように、珍しいペット、高額なペットを飼うセレブは、実は少なくない。チンパンジーのバブルスやベンガル虎のスリラーなどをペットにしていたマイケル・ジャクソン。7万ドル(約764万円)のベンガル虎を購入し、年間20万ドル(約2,183万円)かけて飼育していたマイク・タイソン。オードリー・ペップバーンは小鹿をペットにし、動物好きのマーサ・スチュワートはくじゃくも飼っているのだ。
今回はそんな「レアで高額なペットを飼うセレブ」をご紹介しよう。
レディ・ガガ ~鯉~
先日、愛犬2匹が誘拐された際、躊躇することなく懸賞金50万ドル(約5,400万円)を提示したガガ。米誌「ニューズウィーク」によると、愛犬の犬種、フレンチブルドッグの通常価格は1,500~8,000ドル(約16~86万円)だが、セレブが購入する優秀なブリードには10万ドル(約1,085万円)以上の値がつけられることもある。ガガがいくらで愛犬たちを購入したかは不明だが、彼女にとっては最低でも5,000万円の価値があるのだと話題になった。
そんなガガが、マリブの2,300万ドル(約25億円)の豪邸に日本から迎えたペットは鯉。昨年、6万ドル(約655万円)支払い、27匹の鯉を日本から購入し、美しく装飾した庭の池に放ったそうだ。
このマリブの邸宅は乗馬エリアまである広大な敷地で、ガガが以前飼育していた最愛の馬アラベラは2019年に亡くなってしまった。
ヴァニラ・アイス ~ワラルー~
90年にリリースした「Ice Ice Baby」で元祖白人ラッパーとして人気を博し、近年はリアリティスターとして活躍しているヴァニラ・アイス。飼っていたオオヤマネコ(リンクス)が亡くなった後に迎えたのが、カンガルーより小さくワラビーよりも大きいカンガルー科の動物、ワラルーだった。
ブリーダーから2,000ドル(約21万円)で購入し「バッキー」と名付けたこのワラルーの存在を、彼はずっと秘密にしていたが、2004年、フロリダのポートセントルーシーの邸宅の庭から、ヤギの「パンチョ」(約5,000円で購入)と共に脱走。近所を飛び回り、近隣住民を攻撃したり車を引っかいたため通報され、地元の動物管理センターに保護された。
ヴァニラはエキゾチックアニマルのワラルーを違法に入手していたとして起訴されたが、登録することで引き続き飼育できるように。センターに迎えにきた彼の姿を見て、バッキーは大喜びしていたと伝えられている。
80~90年代に『ベイビー・トーク』(89)など数多くの人気映画/テレビコメディに出演し、人気を博したカースティ。サイエントロジー信者でドナルド・トランプ前大統領支持者としても知られ、何かと話題を振りまいている彼女が愛してやまないペットはワオキツネザルである。
2016年のインタビューで、彼女は、「14匹飼っている」「ワオキツネザルは素晴らしい動物だから飼い始めたの。彼らが生息するマダガスカルの多雨林や雨林の環境保護にも興味があってね」と明かし、「ロサンゼルスは(マダガスカルと)似たような気候だから飼育しやすいということも、飼おうと思った理由の一つ。飼い始めたら、もうメロメロで」と笑顔を見せた。
カースティは、インスタグラムに頻繁にペットの写真を投稿。カースティと心が通じ合っているような表情を見せているワオキツネザルの写真が多く、話題になっている。
スラッシュ ~爬虫類&ピューマ~
幼い頃から恐竜と爬虫類に魅了されていたというミュージシャンのスラッシュは、イギリスからロサンゼルスに移住した11歳の頃からへびを飼い始め、08年には自宅で飼育したへび、トカゲ、ワニの数が100匹を突破。アナコンダの「クライド」と「サム」、ジャクソンカメレオンの「ジャック」、「Patience」のMVに出演したボアコンストリクターの「パンドラ」、ビルマニシキヘビの「エイドリアナ」などがファンの間では有名で、ほかにも、黒白ねずみの「ミッキー」と、体重が100kgもあるピューマの「カーティス」も飼っていた。
94年にノースリッジ地震が起きた時、スラッシュはマリーナ・デル・レイのフォーシーズンズ・ホテルに避難したのだが、その時、こっそりカーティスを部屋に連れ込み、邸宅の安全が確認されるまで一緒にホテルに滞在したという逸話がある。
スラッシュだが、ロサンゼルス動物園を支援する活動家でもあり、野生動物と環境保護のために貢献していることが認められ11年には賞を贈られた。
アリアナ・グランデ ~ぶた~
動物好きなアリアナが、18年にスピード婚約したピート・デヴィッドソンと同年9月に一緒に迎えたのがキュートなぶた。「ピギー・スモールズ」と命名し、インスタグラムのアカウントを立ち上げたり、「Breathin」のMVに登場させたりとかわいがっている。
ピートと破局後、ピギーはアリアナが引き取り、ますます溺愛。19年のiHeartRadioミュージック・アワードでは、「最もキュートなミュージシャンのペット」にノミネートされたが、その後、近況をアップデートしなくなった。
今年2月、Twitterでピギーについて質問を受けたアリアナは、「ネット上で『料理された』『食べられちゃった』というジョークを言われてピギーが傷ついちゃった。もう写真の投稿しないでって言われたの」「でも元気だよ!」と明かした。
ぶたをペットとして飼っているセレブは少なくなく、ジョージ・クルーニーはポットベリー・ピッグの「マックス」を相棒として18年間一緒に生活していたことで有名。トリ・スペリングもぶたをかわいがっており、最高のペットだと断言している。
オウムやリス、ベンガルなどをペットにしているミーガン・フォックスも「ピギー・スモールズ」と名付けたポットベリー・ピッグを飼っていたが、凶暴すぎて手に負えないとして12年に手放している。
カントリーシンガーのキース・アーバンと結婚した2年後の08年に、キースと共同でテネシー州ナッシュビルの邸宅を347万ドル(約3億7,799万円)で購入したニコール。金持ちが住むゲーテッドコミュニティ(住民以外の敷地内への出入りを制限する住宅街)「ノーサンバーランド」の中で最も豪華な家であるため、“ノーサンバーランドの女王”とも呼ばれている。
2人はハリウッドやニューヨーク、出身国のオーストラリアにも豪邸やマンションを持っているが、拠点はこのナッシュビルの邸宅で、昨年シェルターから迎え入れたルイを含む猫3匹、19年から飼っている犬など、ペットに囲まれて過ごしている。
そんなニコールが最も愛するペットが、ナッシュビルの農場で飼っているアルパカ。10年に出演した深夜トーク番組で、「アルパカってどんな動物かわかる? とってもかわいいのよ」「まつ毛がとっても長くて。首も長くって本当にかわいい」「リードをつけて散歩できるの。子どもが一緒でも大丈夫なのよ。楽しい時を過ごせるわ」と、うれしそうにコメント。「蛇も飼いたいと思っている。(農場に)放し飼いはしないけどね」とも明かしていた。
ニコラス・ケイジ ~タコ&キングコブラ~
役者として演技のスキルアップにつながるとしてエキゾチックアニマルを飼っていたニコラス。アルビノのキングコブラ、ワニ、シャークに、15万ドル(約1,632万円)もするタコを購入。キングコブラはつがいで、メスは「シーバ」、オスは「モービー」と呼んでかわいがり、万が一かまれたときのために抗毒血清の注射を用意していたそうだが、近隣住民から不安がる声が上がったため、動物園に引き取ってもらった。
ニコラスだが、絶滅した恐竜にも魅力を感じ、レオナルド・ディカプリオとオークションで競い、貴重なタルボサウルスの頭蓋骨を27万6,000ドル(約3,000万円)で落札したこともあった。その後、この頭蓋骨は盗難品であったことが判明。モンゴル政府に返還した。
ほかにも城や島、いくつもの家に高級車、ヨットにプライベートジェット、宝石や絵画など散財しまくり、税金を滞納し、自己破産寸前と伝えられたことも。ピーク時には1億5,000万ドル(163億1,850万円)あったとされる資産は、2,500万ドル(約27億1,975万円)まで激減したとされている。
ジャスティン・ビーバー ~サバンナキャット&オマキザル~
先日、妻のヘイリーが雑誌「Elle」のインタビューで、2匹のサバンナキャット「スシ」と「ツナ」を、「手に負えないから一時的に、いとこの家で預かってもらっている」と告白。ジャスティンは、19年にブリーダーから3万5,000ドル(約381万円)で購入した時には「猫なら保護猫を引き取ればいいのに」と叩かれ、脱走した時には「きちんと世話していない」と非難され、今回も飼育放棄したとして「無責任」だと大バッシングを受けてしまった。
そんな彼がペットをめぐり、最もバッシングされたのは、13年3月。ドイツの税関でオマキザルの「マーリー」を没収されてしまった時だった。家族の友人から誕生日プレゼントとして贈られたマーリーのことをジャスティンはかわいがっており、「書類に不備があった」との報道を、「ちゃんと用意した」「でも問題がこじれちゃって」と否定。しかし、マーリーは通知期限までにジャスティンが引き取らなかったため、ホーデンハーゲンの動物園に引き取られることになった。
18年、動物園の飼育員が、「マーリーは今も人間の言葉をまねする。サルの鳴き声を出さない」「おそらく生まれて間もなく母親から引き離され、闇取引されたのだろう。だから自分のことをサルだと認識していないはず」と、今なお問題を抱えていると発言。ジャスティンは友人からもらったと説明していたが、「大金を払って手に入れたのかもしれない」とささやかれ、マーリーを気の毒がる声が多数上がった。