3月19日に約1年ぶり通算6枚目の新作アルバム『Justice』をリリースしたジャスティン・ビーバー。レビューでの評判はいまいちだが、米ビルボード総合アルバムチャートは初登場首位を獲得。コンピレーションアルバムも含めると8枚目の首位を獲得したソロアーティストとなり、史上最年少記録。「正真正銘のキング・オブ・ポップだ!」とファンを大喜びさせている。
そんなトップスターのジャスティンだが、先日も髪をドレッドヘアーにして「(黒人)文化の盗用!」だと大炎上。相変わらず世間を騒がせまくっている。
今回は、そんなジャスティンの『Justice』にまつわる炎上ネタを5つ、ご紹介。
◎キング牧師のスピーチをサンプリングして炎上
このアルバムでは、冒頭と中盤に黒人差別の撤廃に人生を捧げたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の声が流れる。
冒頭、妻ヘイリーに捧げるラヴ・バラード「2 Much」が流れる前、牧師の名言「どんな場所にある不公正も、あらゆる場所への公正さへの脅威である」が流れ、7曲目の「MLK Interlude」でも、キング牧師が暗殺される1年前の1967年4月にジョージア州アトランタのエベニーザ・バプティスト教会で行った、群衆に「勇気を持ち、立ち上がろう」と呼びかけるスピーチが入れられているのだ。
今回のアルバムのタイトルは、“正義”という単語だが、このアルバムのテーマは世界中で大きな関心を集めている人種差別ではなく、妻ヘイリーとの関係。アルバムをリリースした日に、キング牧師夫人が設立した団体や人種差別や貧困撲滅を掲げ活動している団体への支援を表明したジャスティンではあるが、ネット上では「なぜ牧師のスピーチをラヴソングだらけのアルバムにサンプリングするんだ?」「不適切にも程がある」などと大バッシングが巻き起こった。
ジャスティンは、「カナダ人だから……学校で黒人の歴史について教わらなかったんだ」と自分が嫌われても仕方ないと弁明した上で、キング牧師の感動的なスピーチを広めることが目的だと説明。「傲慢もいいとこ」だと、さらに炎上してしまった。
◎ロゴ盗作疑惑で炎上
敬虔なクリスチャンとして知られるジャスティンは、今回のアルバムのタイトルである『Justice』の“T”を、十字架に見立てたフォントにした。寂れたトンネルの中でポーズを取るジャケ写とこのフォントはベストマッチで印象に残るものなのだが、これに激怒したのがフランスのダンスデュオ「ジャスティス(Justice)」。「自分たちのロゴを盗用された。非常に迷惑している」と訴え、排除措置命令を申請した。
ジャスティスによると、昨年4月にジャスティン側から彼らのロゴを手がけたデザイナーと連絡を取りたいとの連絡を受け、やりとりをしたとのこと。しかしその後、ぷっつりと連絡が途絶えたそうで、自分たちのロゴを盗用したことは間違いないとしている。
ジャスティンの今回のアルバムのフォントを見た、ジャスティスのファンや業界関係者の中には、彼らがジャスティンとコラボしたと誤解した人が多かったとのこと。「ジャスティスのロゴを許可なく使用し、消費者を騙し混乱させた」「損害賠償の対象になる違法行為だ」と強く批判された。
ジャスティンは過去にも、エド・シーランとのコラボ曲「I Don’t Care」が盗用ではないかという疑惑がかけられており、「ロゴまで盗作するのか!」と大炎上してしまった。
◎Mステの旭日旗ジャケット騒動
4月9日、アルバムのプロモーションのため日本の音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演したジャスティン。妻への愛を歌った「Anyone」をリモート・パフォーマンスしたのだが、その時に着用していたジャケットが旭日旗ではないかと韓国で指摘する声が上がり、「日本政府とメディアがジャスティン・ビーバーを利用して旭日旗を広報した?」と批判、炎上した。
このジャケットだが、カニエ・ウエストやレディ・ガガなど独創的なセンスを持つ個性派アーティストたちと仕事をしてきた写真家/撮影技師で、物議を醸したカニエの「Fade」「Famous」MVを監督したこともあるイーライ・ラッセル・リネッツが手がけるブランド「ERL」のもの。商品名は「サン・ボンバー・ジャケット」で、旭日旗(ライジング・サン)をモチーフにしたものではない。
ジャスティンは「Peaches」のMVでもERLのジャケットを着用しており、このブランドがお気に入りの様子。スピリチュアルにも興味を持つ彼にとって、「サン・ボンバー・ジャケット」は美しく力強い太陽を連想するものだったのだろうとみられる。
ちなみに若い年齢層のユーザーが多いK-POPファンの間では、「旭日旗には見えない」という意見が多く、「なんでもかんでも旭日旗に見えると言って騒ぎすぎでしょ」と感じている人が多いようである。
◎新しいタトゥーに母うんざり
アルバムに収録されている「Peaches」はギヴィオン、ダニエル・シーザとコラボしたポップな曲。ご機嫌なラヴソングで、ジャスティンはこの曲にちなんで3月末、人気タトゥーアーティストのドクター・ウーの施術で、首に小さなピーチ(桃)の絵のタトゥーを彫ってもらった。
妻のヘイリーもドクター・ウーにより、腕の内側に同じピーチの絵のタトゥーを彫ってもらい、おそろいタトゥーだと話題に。しかし、ジャスティンの母親は「まだ(彫り)足りないの?」とうんざりしたようなコメントをしたそうで、「もういい加減タトゥーは入れないでほしい」と親心を見せた。
この母親のコメントに、ネット上では同情の声が殺到。「壁画みたい」「いや、落書きみたいでみっともない」などとディスる声が続々と上がり、炎上した。
ちなみにジャスティンは以前、ドキュメンタリー番組で「もう首にタトゥーは入れない。ヘイリーに『入れないで』と言われたから」と発言。それなのに首にピーチを彫る選択をしたのは、何か深い意味があるからではないかとファンは深読みしている。
◎昨年、“恵まれている”発言で炎上
パンデミックのさなかに生まれ、歴史に名を残すアルバムとなった『Justice』。ジャスティンはこのアルバム制作に力を注ぎ、その結果、素晴らしいアルバムが生まれたのだとファンは感動しているが、そのファンを怒らせる発言を昨年していた。
問題の発言は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界中の人々が自主隔離を強いられていた4月、友人でモデルのケンダル・ジェンナーと行ったインスタグラム・ライブで飛び出した。「僕たちって本当に恵まれているよね。だって、今、ひどい状況に置かれている人がたくさんいるわけじゃん」「その人たちが僕らを見たら……まぁ、僕らは一生懸命働いたからこそ今があるわけだから、自分たちが手にしたものについて罪悪感を覚える必要はないんだけどさ」と、サラリと言い放ったのだ。
新型コロナウイルス感染拡大で生活にさまざまな影響が生じ、先の見えない不安やストレスを抱える人は実に多い。それなのに、ジャスティンやケンダルは、大多数のファンを見下すような発言をしたとして、さすがのファンもこれにはカチン。大炎上してしまった。