ベン・アフレック、アルコール依存症の原因は妻との結婚生活だとぶっちゃけて大ひんしゅく!

 ラジオ番組に出演した俳優ベン・アフレック(49)が、依存症になるまでアルコールを摂取するようになった一因は元妻ジェニファー・ガーナー(49)との結婚生活にあったと断言。「離婚していなかったら、夫婦関係は悪化し、激しく口論するようになっていただろう。酒もまだ飲んでいただろうね」とぶっちゃけ、離婚後も献身的にベンをサポートしているジェニファーへの侮辱だと、ネット上で大ひんしゅくを買っている。

 ベンはアルコール依存症を抱え、過去3回リハビリ施設に入った経験を持つ。過去のインタビューでは、何度となく禁酒の難しさについて語ってきた。そんな彼が、「婚姻中アルコール依存になった理由」を激白したのは、セレブの本音を引き出す名手であるラジオDJ、ハワード・スターンのラジオ番組(12月14日に放送)だった。

 複数の米大手メディアは、ハワードから2時間近いロングインタビューを受けたベンが、「酒を飲み始めたのは……結婚生活に“とらわれていた”から」と明かし、「『子どもたちがいるから逃げ去ることはできない。でも自分は幸せじゃない。どうしたらいいんだ?』と悩むようになって。スコッチを毎晩1本を飲み干し、ソファーで寝落ちするようになったんだ。でも、それは解決法じゃない」などと語ったと報道。

「彼女との結婚生活は、うまくいかなかった。よくあることさ。愛しているし、リスペクトもしているけど、これ以上の結婚生活を送る相手ではなかったんだ」「何度も何度もがんばった。子どもがいるからね。でも(自分たち夫婦を見て)結婚とはこういうものだと、子どもたちに思ってほしくなかったんだ。彼女も自分も」と、苦しかった胸の内を語ったと伝えた。

 結婚生活は地獄だったと言わんばかりのベンだが、一方の元妻ジェニファーは、ベンと結婚し子どもが生まれると、順調だった仕事をセーブし子育てに専念。ベンの母親とも仲が良く、「ハリウッド一の良妻賢母」と呼ばれるようになった。離婚の原因はベンの浮気とアルコール依存だといわれているが、ジェニファーは「過去に戻ったとしてもベンと結婚する。3人の子どもたちを授かることができなくなるから」「ベンは私の愛する人。誰よりも素晴らしく、カリスマ性があり、寛容な人でもある。ただちょっと複雑なだけなの」と擁護しており、別れてからも彼のリハビリ施設入所に付き添う姿がパパラッチされるなど、“大切な家族”として接し続けている。

 今もなおベンの強い味方でいてくれるジェニファーに対し、アルコール依存症は彼女の責任だったとも取れる今回の発言にネット上では批判が殺到。Twitterには、「最低」「自己中心的にもほどがある」「16歳、12歳、9歳の3人の子どもたちのせいにもしている。かわいそう」「以前『父親がアルコール依存症だったから』とも言っていたよね。人にせいにばかりしている」といった意見が次々と投稿された。

 ちなみにベンは今年、元婚約者のジェニファー・ロペス(J.lo)と復縁。9月には、タバコを吸わず、酒もカフェインも摂らないJ.loと交際しているおかげで、「ベンは無理なく禁酒できていると喜んでいる」と報じられたばかり。そのこともあり、「J.loは絶賛するのに、元妻のことはディスるんだね」と、バッシングに拍車がかかっているのだ。

 新作映画『The Tender Bar』のプロモーション活動真っ最中のベンは、今回の発言が大炎上した後の15日、深夜トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演。「この映画は自分の心にグッとくるんだ。だからハワードの番組で受けた2時間のインタビューでは、家族のこと、アルコール依存症で苦しんだこと、すべてを赤裸々に語ったんだ」「子どもたちのために、元妻と協力してがんばっていることとかね。率直に話せて満足した。でも、Twitterで炎上していると知って。調べてみたらメディアがインタビューの一部を切り取って、自分の発言と真逆のことを言っていたかのように報道してたんだ!」と怒りをあらわにした。

「(元妻の)J.loとは深くリスペクトし合う仲で、互いを思いやる心も持っている。子どもは大事だという認識で一致しており、なによりも子どもたちを最優先してきた。そういう話をしてきたのに……」と声を荒らげ、「子どもたちに『母親の悪口を言う父親』とは絶対に思われたくない」と、メディアが悪意ある情報操作をしていると強い口調で非難した。

 きっぱりと反論したベンだが、一部公開されているハワードのラジオの音源では、前述の結婚生活への発言を確認できる。そのためネット上では、「報じられている言葉は、実際に彼の口から出てきたもの。言ってないわけではない」と、火に油を注ぐ形となっている。

 ジョージ・クルーニーが監督したベン主演作『The Tender Bar』だが、17日にニューヨークとロサンゼルスで公開、22日に全米公開、来年1月7日からAmazon Prime Videoにて配信される予定。今後のプロモーション活動で、ベンがこの発言について再び触れるのか、注目したい。

『SATC』続編『And Just Like That…』1・2話にファン激怒! 大荒れ展開に……【ネタバレ注意】

 1990~00年代に世界中で絶大な支持を得たアメリカドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下、『SATC』)。現地時間12月9日、そのリブート版となるドラマ『And Just Like That…』(以下、『AJLT』)の第1・2話が動画配信サービス「HBO Max」で同時配信された。

 ところが、主人公キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)と “ミスター・ビッグ” (クリス・ノース)との恋愛を20年以上応援してきた熱狂的ファンが最も恐れていた展開となり、Twitterには怒りと悲しみのツイートが続々と投稿されている。

 テレビドラマとしては実に17年ぶりの続編となる『AJLT』。配信前から多くのファンが注目していたのは、『SATC』終了後に公開された映画版1作目で結婚し、2作目では倦怠期を迎えていたキャリーと、ビッグことジョン・ジェームズ・プレストンの関係の変化だった。

(以下、ネタバレ注意)

 第1話の序盤では、キャリーとビッグは幸せな婚姻生活を送っていた。性生活も順調で、週末には2人でニューヨーク郊外のリゾート地ハンプトンにプチ旅行に行く計画も立て、幸せそのもの。

 しかし、第1話が終わると同時に、『SATC』全6シーズンを通してキャリーが強く欲していた幸せも、あっさりと終わってしまう。ビッグが死んでしまったのだ。

 ビッグは、第1話の終わりまでは健康そのもの。キャリーがシャーロット(クリスティン・デイヴィス)の娘リリーのピアノリサイタルを鑑賞するため外出している間、オンラインフィットネス「Peloton」のエアロバイクエクササイズを行っていたが、その内容が彼には激しすぎて、終了後にシャワーを浴びようとした瞬間、心臓発作に見舞われてしまった。

 帰宅したキャリーは、シャワールームに座り込んで意識がもうろうとしているビッグを見てキョトンとするが、すぐにおかしいと気がつき、名前を叫びながら駆け寄り、必死に抱きしめるが、ビッグは息を引き取ってしまう。

 第2話では、キャリーとミランダ(シンシア・ニクソン)が会話をする後方で、死者を覆うボディスーツに入れられたビッグが運び出される様子や、喪主となったキャリーが葬儀を気丈に執り行う姿が描かれた。

 そもそも『AJLT』でキャリーとミスター・ビッグの関係がどのように描かれるのかについては、撮影が本格化した今夏から、いくつかの臆測が流れていた。米ニュースサイト「Page Six」では、「2人は脚本上、離婚協議中だという設定になっている」と報道。英紙「デイリー・メール」が「第1話で誰かが死ぬ」「ミスター・ビッグの可能性が高い」とリークした時には、ネット上は騒然となった。

 しかし、ビッグを演じるクリスが報道後も撮影現場に姿を現していたことから、ファンは「まさか彼が死ぬわけはない。キャリーとビッグの破局を見るために、このドラマのファンになったわけではない」と気を取り直した。そして、死ぬのは「もう『SATC』に出演しない」と宣言しているキム・キャトラルが演じてきたサマンサだと推測されるように。

 そんなことから、この展開にファンは激しく動揺。第2話では葬儀まで執り行われ、『AJLT』では今後、2人のロマンティックなやりとりが見られないのだという現実を突きつけられ、Twitterにはファンの悲しむ声、制作者への批判、応急手当てもせず救急車を呼びもせず、ただビッグを抱きしめるだけのキャリーへの怒りなどが交錯する、大荒れ状態になっている。

 今回配信された第2話には、9月に膵臓がんで亡くなったウィリー・ガーソン演じるキャリーの大親友スタンフォードがたびたび登場。ショーランナー(現場責任者)のマイケル・パトリック・キングは、ウィリーの死を受け、作中でもスタンフォードが死ぬのではないかというウワサに対して、「誰も死なない」と発言していたが、第1話でビッグが急死したため、ファンは今後のキャラクターの生死をめぐり疑心暗鬼になっている。

 なお、キャリーの親友の1人だったサマンサは、『AJLT』では「自分を広報の職から外したキャリーに対して怒り、新しい仕事を見つけてロンドンに引っ越してしまった」という設定に。ただ一方で、ビッグの棺の上に飾られた美しい花を贈るなど、登場はしないもののキャリーに影響を与える存在として描かれており、「ビッグを殺したからには、サマンサをドラマに復帰させてほしい」と望む声も出ている。



 ビッグの心臓発作のきっかけとなった「Peloton」もTwitterで大バッシングされたが、その後、ビッグを演じるクリスがドラマに登場した実在の女性インストラクターとソファーに腰掛け、「新しい始まり」「もう1クールやろうか。人生は短すぎるから、やらなくちゃ」と会話を交わすCMが放映に。それと同時に、ナレーションを務めた俳優ライアン・レイノルズが、「ネタバレ“じゃない”注意」というツイートと共にTwitterやYouTubeなどにCM動画を投稿。ビッグの死を悲しむファンに「彼はプレイボーイとして永遠に生き続けるのだという希望を与えてくれた」と話題になっている。



 あまりにドラマチックな始まりとなった『AJLT』は、毎週木曜日に「HBO Max」で配信される。今後は1話ずつ配信され、最終話となる第10話は来年2月3日に配信される予定となっている。

J・アニストン、「悲劇のヒロインになる人って本当に嫌」と実母を皮肉? 絶縁・和解した母との確執

 この20年間、“アメリカン・スイートハート”と呼ばれ、全米から愛され続けてきたジェニファー・アニストン(52)が、最新のインタビューで心の闇を見せた。

 ジェニファーの出世作であるコメディシリーズ『フレンズ』は、今も世界中で再放送中。Netflixでも全エピソードが配信されており、6人の主要キャストは配信契約収入だけで毎年2,000万ドル(約22億7,000万円)を得ていると報じられている。ジェニファーは映画界でも成功しており、推定資産は3億ドル(約340億円)。

 世界的スターの彼女はパパラッチに追いかけ回される生活を送っており、最初の夫ブラッド・ピットが当時の不倫相手だったアンジェリーナ・ジョリーの元へ去った頃を境に、世間の好奇の目にさらされるようになった。

 私生活で深刻な問題を抱え、過激なパパラッチ攻撃を受け、今よりも無法状態のタブロイドにおもしろおかしく書き立てられながら1990年代を過ごしたジェニファー。同時期にタブロイドの標的になったブリトニー・スピアーズやリンジー・ローハンらのように精神崩壊をしてもおかしくなかったが、彼女は取り乱すことなく、仕事にも精力的に取り組んでいた。

 現地時間12月8日に公開された米業界誌「The Hollywood Reporter」のインタビュー記事の中で、そんな90年代の自身の状況を踏まえた上で「冷静さを保っていられたのはなぜか?」と質問されたジェニファーは、「神様が私を支えてくれる人たちを与えてくれたから」「周りにいるポジティブな人たちのおかげ」と即答。

「あと、好きこのんで”悲劇のヒロイン”になっていた人を見ながら育ったこと。本当に嫌だなって感じていたのよね。その人が反面教師になってくれて、私は絶対に悲劇のヒロインにはならないと決めたの。(そんなことしても)有毒で、心も魂もむしばまれるだけだから」と言い放った。

 名前は口にしなかったが、「悲劇のヒロイン」とはジェニファーの母親で、2016年に亡くなった俳優/モデルだったナンシー・ダウのこと。もともと母親との仲がよくなかったジェニファーは、『フレンズ』大ヒット中の1999年にナンシーがジェニファーの暴露本を出版したことで絶縁。ブラッドとの結婚式にも招かなかったが、離婚後に和解し、09年に受けた米紙「ニューヨーク・ポスト」のインタビューでは、「母娘の確執はもう終わり。今は良好よ」と説明。ナンシーが11年に脳卒中で倒れた際には、のちに再婚するジャスティン・セローと共に病院に駆けつけたと報じられた。

 しかし、ジェニファーは15年に受けた「The Hollywood Reporter」のインタビューでは、「母は私に対していつも批判的だった」「私には、母が持っていたような美しさがない。今でも自分が美しいだなんて思ったことがない」と告白。18年に受けた英紙「テレグラフ」インタビューでも「私の母親は、自分の美しさや、私の外見にこだわる人」「私は、そんな母親が望むような娘にはならなかった」とコメントしており、今回の発言からも、心の内にはずっとわだかまりを抱き続けており、どうしても母を許すことができないようだとネット上で話題になっている。

 今回のインタビューで、ジェニファーは今年5月に配信された『フレンズ』の続編である『フレンズ:ザ・リユニオン』についても言及。

 17年ぶりに主要キャストが再集結し、忠実に再現されたセットで撮影したことから、希望に満ちあふれていた過去の自分と向き合うことになり、「(『フレンズ』撮影当時は)素晴らしい日々が待ち受けていると思っていたけど、実際は人生において最もつらい時期を過ごすことになったんだ」と負の感情に襲われ、何度か『ザ・リユニオン』の撮影セットを立ち去ってしまったと明かした。

 「子どもを産むよりキャリアを選んだ女」と言われること、たびたび「双子を妊娠中!」といった事実無根のニュースのネタにされることにもうんざりと語ったジェニファー。88歳になっても俳優として働く父親のようになると明言した彼女だけに、今後のキャリアに大いに注目したい。

“コロナ禍の英雄”だったのに……クオモNY州前知事の弟、CNNから解雇される

 複数の女性からセクハラを告発され、8月にニューヨーク州知事を辞任したアンドリュー・クオモ(64)。彼の弟で人気ジャーナリストのクリス・クオモ(51)が、冠番組を持つ米CNNから解雇された。クリスは公平な立場でなければならないジャーナリストなのに兄の擁護を試みたと見られ、CNNはこの件について調査をしてきた過程の中で「直ちに契約を破棄すべき新事実」が判明したために解雇したと発表。家族の絆が強いイタリア系の“華麗なるクオモ一族”の崩壊だと、ネット上で話題になっている。

 昨年のコロナ禍において抜群のリーダーシップを発揮し、英雄だとたたえられるようになったアンドリュー。彼の好感度が上がった要因のひとつは、弁護士で、2013年からCNNでアンカーを務めるクリスとのウィットに富んだ絶妙なやりとりだった。

 CNNは、ジャーナリストであるクリスが、政治介入をしていると見られるのを警戒。11年から州知事を務めていたアンドリューについて、クリスが報じることを禁じていたが、コロナ禍においてはいろいろな意味でプラスになるだろうと解禁。どちらが母親の一番のお気に入りかで口論するなど、コロナ禍のピリピリした状況の中で交わされる実の兄弟ならではのユーモラスなやりとりに全米が注目するようになり、視聴率も上がった。

 アンドリューが定例会見で新型コロナウイルスに感染したクリスを気遣う発言をしたかと思えば、クリスが番組でアンドリューのことを「アメリカで最高の政治家」だとたたえる。公私混同だと眉をひそめる人もいたが、毎日定例記者会見を開き、真摯に州民と向き合うアンドリューの姿に感動し、「#CuomoForPresident(クオモを大統領に!)」というハッシュタグがTwitterでトレンド入りするほど、アンドリューは多くの人から支持を得ていたため、好意的に見る人も多かった。

 しかし今年に入り、アンドリューにセクハラ行為をされた女性が次々と告発。高齢者施設内での新型コロナ死者数の過少報告や、自分がコロナ禍においていかにリーダーシップを発揮したかについての本『America in Crisis』の執筆を“ボランティア”スタッフに命じ、本を書き上げる前金と売り上げを合わせて500万ドル(約5億円)を受け取る予定だったなど、権力の乱用が明るみになった。

 8月になり、告発を受けて捜査を行っていたニューヨーク州のジェームズ司法長官が、「クオモ州知事はセクハラをし、連邦・州法に違反した」と発表。捜査報告書には弟のクリスが知事や側近にアドバイスしていたとも記載されており、公平な立場でなければならないジャーナリストが公私混同し、政治介入をしたとネットは大炎上。

 アンドリューのスキャンダルをあまり報道しなかったCNNは、報道を規制しているのではないかとバッシングされるようになり、ワシントンポスト紙などの大手メディアが「CNNはクリス・クオモを調査すべきだ」とかみついた。

 その流れを受け、CNNは外部の法律事務所に調査を依頼。11月29日にクリスがアンドリューの側近と交わしたメッセージなどが公開された翌日、「報道機関の理論、公平・公正に反することをした」としてクリスを職務停止にした。

 12月4日、「直ちに契約を破棄すべき新事実」が発覚したとしてクリスの解雇を発表。クリスは、「CNNでの日々がこのような形で終わるのは本意ではない」という声明をTwitterで出した。職務停止処分を受けた翌日には自身のラジオ番組で「実に恥ずかしいが、自分の言動がどう思われているのか、理解できる。過去には謝罪もしたが、それは心からの謝罪だ」と発言しており、復帰を望んでいた矢先だった。

 クリス自身も、CNNの前にアンカーをしていたABC局で上司だった女性に対し、「もうあなたは上司じゃないから、僕はこんなこともできるよ」とお尻をわしづかみにしたと告発されており、セクハラ兄弟だと大バッシングされている。

 CNNは、同局のコメンテーターで「Zoom会議中に自慰行為をした」として昨年10月に米誌ザ・ニューヨーカーを解雇されたジェフリー・トゥービンを、今年6月に復帰させている。そのため、高視聴率を稼ぐクリスについても解雇して一定期間謹慎させた後、しれっと復帰させるのだろうと見る人が多い。クリスが何をしたのかは明かされていないが、CNNに即解雇を決意させるかなり悪質なことをしでかしたのは間違いなさそうだと、続報に注目が集まっている。

アレック・ボールドウィン、2人死傷した銃暴発事故で「引き金を引いていない」「誰かが実弾を装填した」と主張

 俳優アレック・ボールドウィン(63)が主演映画の撮影現場でスタッフ2人を死傷させた銃暴発事故後、初めてニュース番組のインタビューに応じ、「自分は銃の引き金を引いていない」「銃には入っているはずのない実弾が装填されていた」と主張した。

 事故は現地時間10月21日に、米ニューメキシコ州で行われていた西部劇映画『Rust』のリハーサル中に発生。アレックが、助監督から、銃は空である「コールドガン(空の銃)」だと手渡された銃で演習をしていたところ暴発し、至近距離でカメラを構えていた撮影監督ハリーナ・ハッチンズ(享年42)の胸に銃弾が貫通し、死亡。ハリーナの後方にいたジョエル・ソウザ監督(48)も負傷した。

 アレックは翌22日、Twitter で「悲劇的な事故で、ショックと悲しみで言葉を失っている」「捜査に全面協力する」とコメント。30日には車でつけ回してくるパパラッチに怒りを抑えながら、「捜査中だから事故については何も発言できない」「撮影では偶発的な事故は起きるが、今回のような事故はめったにない」「(撮影で)本物の銃を使うべきなのかどうなのか、見直すべきだと思う」とコメントする姿を、米ニュースサイト「TMZ」が動画付きで伝えている。

 そんなアレックが、米ABCニュース番組の単独インタビューに応じた。同局は12月1日に予告編を公開し、アレックが嗚咽しながら「ハリーナは誰からも好かれる人だった。尊敬もされていた」と話す姿、「いまだに信じられない。現実のものと思えない」と憔悴しきった顔で声を絞り出すシーン、また「台本には引き金を引くとは書いてなかったはずですよね」と質問され、「引き金はひかれていない。私は引き金を引いていないんだ」「ノーノーノーノー。私は人に銃を向けて、引き金を引くなんてことは絶対にしない」と真剣な顔で主張するシーンを流した。

 げっそりとやつれたアレックは、「被害者面はしない」と明言したが、「自分の身に起きた最悪のこと」だと語り、実弾はどのようにして撮影現場に持ち込まれたかについては、「検討もつかない。でも誰かが、持ち込んではいけない実弾を銃に装填したんだ」と説明。今なお混乱している様子だった。

 インタビューを行ったベテランニュースキャスターのジョージ・ステファノプロスは、同局の朝の報道バラエティ番組『グッド・モーニング・アメリカ』で、今回のインタビューについて、「ABCでこの20年間、何千ものインタビューを行ってきたが、こんなに緊迫したインタビューは初めてだった」「アレックはとても率直に質問に答えてくれた。(亡くなった)ハリーナ・ハッチンズについても語ってくれた。事故についてもね。正直、驚きました」と語り、ぜひ本編を見てほしいと訴えていた。

 11月、俳優ジョージ・クルーニーは出演したポッドキャストで、事故の原因について「予算削減のために未経験の武器担当者を雇ったことにある」と批判。さらに、「自分は銃を手渡されるたびに必ず中身を確認する。銃口を向ける相手や周囲のスタッフにも中身を見せ、確認した上で撮影を行う」と語っていたが、今回のアレックのインタビューではジョージの一連の発言についても触れられていた。

 ハリーナの父親は、「娘の死の責任はアレックにはない。小道具である銃を管理する人間に責任があると思う」と断言しているが、事故直後ハリーナを介抱したスタッフはアレックや武器担当者、助監督、プロダクションらを相手どり「精神的苦痛に悩ませられるようになり仕事ができなくなった」と訴訟を起こしている。

 アレックへのインタビューは、日本時間3日に放送される予定。警察の捜査が続く中でどこまで事故について語るのか、特に引き金を引かずにどのように銃が暴発したのかについて、遺族や関係者が納得のいく説明をするのか、注目が集まっている。

『M:I 8』のため!? トム・クルーズ、プロペラ機の翼にぶら下がる姿がパパラッチされる

 これまで出演した数々のアクション映画で危険極まりないスタントを自ら果敢にこなし、世間を驚かせてきたトム・クルーズ(59)。そんな彼が、空中で一回転するプロペラ機(複葉機)の翼の上で歩いたり、ぶら下がったりしている姿がスクープされた。英米メディアはトムが主演する人気アクション映画シリーズ『ミッション:インポッシブル』最新作のスタントだと伝えており、まさに命懸け。かたくななまでにスタントにこだわり続けるトムのストイックな姿に、ネット上では感動する人も続出している。

 トムは11月に入ってから、2023年7月7日公開予定の『ミッション:インポッシブル』第8作撮影のため、1941年製ボーイング・ステアマン モデル75を操縦する練習をしている姿が、英紙「ザ・サン」などで伝えられてきた。この機種はもともとアメリカ陸軍が使っていた練習機で、第二次世界大戦後は軍から払い下げられ、民間で農業機などとして利用されている。「操縦するには高度なテクニックが必要だが、トムは手を抜くことも、自分の代わりにスタントマンを使うことも考えていない」という関係者の話も紹介されていた。

 現地時間27日、英紙「デイリー・メール」は、トムが地上600メートルの空中で、プロペラ機の翼の上を動き回っている写真を複数枚掲載。プロペラ機には座席が2つあるが、前席に人の姿はなく、トムが後席のパイロットと操縦をバトンタッチして翼に飛び移ったものとみられる。背面飛行中の翼の上を移動したり、ぶら下がるような姿も確認でき、見ているほうがハラハラするような写真だ。

 トムは飛行用ヘルメットに加え、足を滑らせても落ちないようにハーネスを装着していたそうだが、80年前のプロペラ機でのこのようなスタントには相当なリスクがあり、ネット上では「何が彼をここまでさせるのか」「やはり彼は超人」などと、トムの無謀とも呼べる行為に敬意を払う人まで現れている。

 トムは10月、養子である長男コナーと一緒に野球観戦しているところをパパラッチされたばかり。顔がぱんぱんにむくんでいたことから、整形疑惑がささやかれたが、22年9月30日に公開予定の『ミッション:インポッシブル』第7作の撮影を無事に終えて、オフを満喫していたようだった。

 それから1カ月もたたないうちに、トムは次の作品のスタントに向けて動きだしたのだ。さすがに宙返りするプロペラ機の上を動き回るなど誰も予想していなかったようで、ネット上を大いに沸かせている。

 新興宗教「サイエントロジー」の信者であること、過去の奇行や新型コロナウイルス感染予防対策を無視した撮影クルーに罵声を浴びせる音声が流出したことなどから、ハリウッドでは腫れ物扱いされているとも報じられているトム。世界的俳優であるにもかかわらずアカデミー賞にはこれまで3回しかノミネートされていないが、本人はそんなことは気にせず、自分が納得いくアクション映画作りをストイックに続けていくようだ。

 世界が認めるアクションスーパースターのトムが、今後どんなスタントで我々を驚かせてくれるのか……。実に楽しみだ。

キアヌ・リーブス、親友リヴァー・フェニックスの名前に死後28年たっても言葉を詰まらせ……

 米男性誌「エスクァイア」最新号の表紙を飾った俳優キアヌ・リーブス(57)が、同誌のインタビューで、これまで映画で共演してきた役者たちを回想。28年前に急逝した親友リヴァー・フェニックスへの想いに言葉をつまらせるなど、飾らない彼の人柄がにじみ出ていると話題になっている。

 このインタビューは、22日に「エスクァイア」公式YouTubeチャンネルで公開されたもの。カメラの前に座り、iPadに表示された質問に次々と答えていくというスタイルで、キアヌは一つひとつ丁寧に答えていった。

 3年前に、ウィノナ・ライダーが「映画『ドラキュラ』(92)の撮影でキアヌと挙げた結婚式は本物よ。監督が正真正銘のルーマニア人司祭を呼んで、ちゃんとした式を執り行ったの。だから私は彼と結婚しているわけ。あの日からずっとね」と告白したことについて、「厳密に言うと、どうなのか?」と聞かれたキアヌ。すると、「ウィノナがそう言ってる。(同作を監督した)フランシス・フォード・コッポラもそう言ってる。ってことは結婚しているんだと思う。神さまから見てね……」と真剣な表情でコメント。

 オファーを断り続けているマーベル作品に今後出演する可能性については、マーベルを大絶賛した上で「彼らの一員になれればクールだよね」と大人な対応。

 代表作『マトリックス』(99)は人生を変えた作品だと感謝し、アクション映画で披露しているマーシャル・アーツについては「習得はしていないよ」「自分がしているのはフィジカル・アクティング、フェイク・ファイトだ」と謙遜。世界的なマーシャル・アーティストや素晴らしいスタントたちと一緒に仕事をするという幸運に恵まれて光栄だと、にっこりほほ笑んだ。

 「90年代に出演した作品の中で一番のお気に入りは?」という質問に対しては、作品リストを眺めながら「どれも思い入れがあるんだ」とコメント。親友だったリヴァー・フェニックスと共演した、若き男娼たちの苦悩を描いた『マイ・プライベート・アイダホ』(91)のタイトルが出てきた時には、「リヴァー……」と言葉を詰まらせ、悲しそうな表情で唇に当てた指をリヴァーの写真に当ててキスを送った。

 『ハートブルー』(91)で共演した故パトリック・スウェイジについての思い出を教えてほしいという質問にも、まず深く深呼吸をし、「美しい人だった。素晴らしいアーティストで、ひたむきで、多くのものを与えてくれる情熱的な人だったよ」と敬意を払い、指を唇に当ててパトリックの写真にもキスを送った。

 映画『ビルとテッド』シリーズで共演した大御所コメディアン、故ジョージ・カーリンについては、「伝説的な人物でもあったよね」と述べ、「自分はめったにサインをねだらないタイプの人間なんだけど、彼のサインは欲しくて頼んだんだ。そしたら『キアヌへ、フ〇ック・ユー!』って書いてくれてね。素晴らしいだろ」と爆笑した。

 Netflixで配信中の『いつかはマイ・ベイビー』(19)で演じた、“性格の悪いキアヌ”というキャラクターについては「好きなようにやらせもらってね。最高に楽しかったよ」と回想。

 そして『スピード』(94)や『イルマーレ』(06)で共演したサンドラ・ブロックとの再共演の可能性を聞かれると、「ぜひ」とにっこり。女性歌手ポーラ・アブドゥルの「あふれる想い(Rush Rush)」(91)のミュージックビデオに出演した時のことについては、「クレイジーだよね! ポーラの唇にキスしたんだぜ! クレイジーだけど、クールだよね」とほほ笑んだ。

 キアヌは最後に「エスクァイア」と「ここまで見てくれた人たち」に感謝の気持ちを述べ、インタビューは終了。動画は26日13時現在で4,200を超える「いいね!」を獲得し、コメント欄には「本当に誠実な性格」「飾らない人柄が大好き」といった声が430件以上書き込まれている。

 Twitterでも「キアヌの誠実でいい人すぎる性格が表れたインタビューだ」と話題に。リヴァーの写真を見た時の表情が悲しみにあふれており、「つい最近リヴァーを亡くしたようなキアヌの反応に、胸が締め付けられた」といった声も多く上がっている。

直前までイチャついていたのに!? カミラ&ショーンの破局理由が明らかに……

 ビーチでいちゃつく姿をパパラッチされたばかりの、シンガーソングライターのショーン・メンデス(23)とカミラ・カベロ(24)が、11月17日にインスタグラム・ストーリーに破局声明を投稿した。米エンタメ界の次世代大物カップルの突然の破局に、メディアやファンは驚きを隠せずにいる。

 新型コロナウイルスのパンデミックが起きる前、2019年6月にリリースしたコラボ曲「セニョリータ」がきっかけで、友人関係から恋愛関係に発展したショーンとカミラ。同曲のミュージックビデオで2人は濃厚に絡み合っており、交際表明後は授賞式などで2人がパフォーマンスするたびにファンが大興奮。今年7月の独立記念日には、交際2周年を祝福。11月に入ってからもラブラブな姿をキャッチされ、別れる気配は一切なかった。

 破局声明では、「ロマンチックな関係は終わりにしようと決めたけど、人として互いを愛する気持ちは、これまで以上に強いものになっています」「もともと親友として始まった2人の関係は、この先も続きます。これまでもこれから先も、応援してくれるみなさんには心から感謝しています」と連名で伝えた。

 翌日、米エンタメサイト「ET」は、情報筋の話として「全く異なる場所に生きていると気づき、関係を終わらせる時が来たと感じた」「合意の上での別れで、2人とも深く悲しんでいる」「愛する人たちに囲まれ、忙しくすることで気を紛らわせている」と報道。

 19日になると米エンタメサイト「E!」が、カミラに近い関係者からの情報として、「ショーンが別れを切り出した」「彼女は驚き悲しんだが、合意した」「数日間は落ち込んでいた」が、「精神的に支えてくれる友人たちと多くの時間を忙しく過ごすことで、気持ちを切り替えたようだ」と報じ、破局原因は「現状に満足し、“ぬるい関係”になってしまったので、それなら友人でいるほうがいいと別れることにした」のだと伝えた。

 カミラは破局発表後もインスタグラムを更新しており、21日には髪をミントグリーンに染めたセクシーな写真を投稿。元気に前に進んでいることをアピールしている。ファンはそんなカミラを称賛すると同時に、過去に投稿されたショーンとのツーショット写真に、「残念」「悲しい」とコメントを書き込んでいる。

 ショーンはしばらくSNSを更新していなかったが、週末になりTwitterにハートの絵文字を投稿。そのコメント欄では、「やっぱりショーンはゲイなのでは?」というコメントに対して、「優しく、線の細い男性をゲイだと決めつけるのは本当にやめてほしい」「ショーンも違うと断言しているのに失礼」といった反論が多くみられる。

 ちなみにショーンは22日にインスタグラムも更新。サーフィンをしている野性的で美しい写真を複数枚投稿しており、元気だとアピールしている。

9人死亡の音楽フェス翌日に!? ドレイク、ストリップクラブで100万ドルをばらまき非難殺到

 9人の死者と多数の負傷者を出した、トラヴィス・スコット主催の音楽フェスティバル「アストロワールド」。11月5日の事故当日にサプライズ出演していたドレイクが、その翌日に、開催地ヒューストンのストリップクラブで100万ドル(約1億1,300万円)を使う豪遊をしていたと報じられ、バッシングが殺到している。

 米紙「ザ・サン」によると、6日夜にドレイクは仲間たちを引き連れて有名ストリップクラブ「エリア29」を訪れ、ストリッパーたちのポールダンスを堪能。ご祝儀として100万ドル分の札束をばらまいたとのこと。そもそもこのクラブでは、「アストロワールド」のアフターパーティが行われる予定だったという。

 この豪遊が発覚したのは、おしゃべりな男として知られるDJアカデミクスが9日にインスタグラムに投稿した動画がきっかけだ。セクシーな女性たちが床一面に敷き詰められたドル札を拾いながら、「サンキュー、ドレイク~」と感謝しているもので、6日夜にドレイクが豪遊した直後に撮影されたものとみられる。

 ドレイクは、フェスでトラヴィスと共に観客をあおってステージに殺到させ、死傷事故の原因をつくったとして、いまだ意識不明の9歳の男の子の保護者らに訴えられている。ドレイク本人は、8日になってインスタグラムに事故後初の声明を発表。

「この数日間、この悲惨な出来事を理解しようとしていました。死を悲しむというようなデリケートな感情を表現する場としてSNSのプラットフォームを使うのは嫌ですが、ここしかないと思う」「命を失った人々、苦しんでいる人々の家族や友人の心中をお察しします。自分は、これからも、皆さんのために祈り続ける。そして、できる形でお役に立ちたい。神が皆さんと共にありますように」とつづり、被害者とその家族や友人らの気持ちに寄り添ったが、ステージ上で観客をあおったことについては謝罪してないと問題視されている。

 そもそもドレイクは、ストリップクラブ愛好家として有名。これまで何度も大量のドル札をばらまいて豪遊する姿が報じられてきた。問題のクラブにはフェスの数日前にも足を運んでいたと報じられている。そのため、一部のファンは、「これが彼なりの追悼なんだ。悲しみの表現の仕方は人それぞれだ」とかばっているが、自分のパフォーマンスを見ていた観客が亡くなり、いまなお人工呼吸器をつけている重傷者がいるのは事実。

 それを知りながらストリップクラブで100万ドルをばらまいたことが明るみになり、「無神経すぎる」「不謹慎だ」「悲劇から48時間もたっていないのに、ストリップクラブに行ったのか!」といった非難が殺到しているのだ。

 主催者のトラヴィスは予想しなかった惨状に打ちひしがれ、亡くなった人たちの葬儀費用や、負傷者の治療費を出したいと申し出ているが、ドレイクはまだ具体的に何をしたいかは明らかになっていない。あまりにも悲しみや誠意が感じられない、ファンをバカにするようなドレイクの言動に、彼の人間性を疑問視する声が多数上がっている。

スタローン、『ロッキー4』撮影中に死にかけたエピソードが壮絶! 「集中治療室に4日間」「心臓が腫れ上がって心膜が損傷」!?

 アメリカを代表するアクション俳優シルベスター・スタローンの出世作である『ロッキー』シリーズの第4弾『ロッキー4/炎の友情(以下、ロッキー4)』(1985)。そのディレクターズ・カット版『Rocky IV:Rocky Vs. Drago』が、アメリカ現地時間11月11日に一夜限りで劇場公開される。それに先駆け、シルベスターが、『ロッキー4』のボクシングシーン撮影中に死にかけたことを懐かしそうに語った。

 シルベスターは現地時間10月31日、自身のアパレルブランドの公式YouTubeチャンネル「Sly Stallone Shop」に、「The Making of ROCKY VS.DRAGO by Sylvester Stallone」というタイトルの長編動画を投稿。『ロッキー4』を編集したというサンセット大通り沿いにあるビルの一室で、スクリーンに映るファイティングシーンを見ながら、実際のボクシングとの違いや作品の見どころを熱い口調で語った。

 同作でシルベスター扮するロッキーが対戦した相手は、“人間核弾頭”の愛称を持つ俳優ドルフ・ラングレン演じるソ連のボクサー、イワン・ドラゴ。ドルフ自身が身長195cm体重111kgの空手有段者であり、イワンも殺人アンドロイドのような強烈なキャラクターで、作中では互いをボコボコにし合った。

 今回の動画で、「ドルフと一緒に撮影した最初のシーンを覚えているか?」という質問を受けたシルベスターは、「最初に撮影したのは自分と彼の入場シーン。続いて選手紹介。ファイティングシーン。そこで自分はすさまじく負傷してしまって。カナダからカリフォルニアの集中治療室に飛んで、治療を受けたんだ。4日間もね」と回想。

「ドルフのパンチで、体の中が粉々になったんだ。撮影時は何も感じなかったんだけど、夜になる頃には心臓が腫れ上がってね。心膜が損傷してたんだけど、それは交通事故で運転手がハンドルに胸を強打した時にできるタイプの大けがなんだよね。それほど彼のパンチがすさまじかったってことなんだけどさ」
「血圧が260まで上がって、死ぬかもしれないって思われたんだよ。そろそろ天使がお迎えに来るんじゃないかって」
「緊急事態ってことで、次の瞬間には運ばれてたってわけ」

 と、生死の境をさまよったことを明かした。

 「でも、退院してすぐ現場に戻って、残りのファイトシーンを終わらせたんだ。クレイジーだろ?」と笑ったシルベスター。同シリーズでは監督を兼任していることもあり、半殺し状態にされたシーンも、「ボツにするなんてあり得ない」と迷わず採用し、オリジナル版本編に組み入れたとプロ意識を垣間見せた。そして、臨場感あふれるファイティングシーンはリアルな死闘だったからだと、満足そうにほほ笑んでいた。

 シルベスターは2019年のカンヌ国際映画祭でもこのことについて語っており、ドルフに「オレをノックアウトしろ。躊躇せずに思いっきりパンチしてくれ」と頼んだから、集中治療室送りになったと明かしている。

 アクション映画にはけががつきものだが、シルベスターは還暦を越えて撮影に望んだ『エクスペンダブルズ』シリーズの第1作(10)でも、WWEの元人気プロレスラー、スティーブ・オースチンとの格闘シーンでパンチをまともに食らい、首を骨折。病院に搬送され、手術を受けるハメになったと、笑いながら語っている。