ヘンリー王子、「この上なく無礼」とマスコミが痛烈批判! フィリップ殿下1周忌の欠席は「エリザベス女王への脅し」か

 2年前に英王室を離脱し、妻が生まれ育ったアメリカに移住したヘンリー王子が、昨年4月に99歳で逝去したフィリップ殿下の1周忌追悼式を欠席と代理人を通して発表。

 自分と家族に対する英国警察の警備が許可されない限りは帰国しないという強い意思表示であり、これはエリザベス女王に対して「ひ孫に会えなくてもいいのか」という脅しだと批判する声が上がっている。



 王子は今年1月、自分と家族のイギリス滞在時に警察の警護はつけないと決定した英政府を不服とし、司法審査を求める訴えを起こした。

 きっかけは昨年7月にダイアナ妃銅像除幕式に出席するため帰国した際、パパラッチに追われたことだとされており、王子の弁護人は、「アメリカで雇っている民間のセキュリティでは国外だと規制があり、安全が保障されない」「だから警察の警護が必要」だと主張。

 「費用は自分で払う」と申し出ているものの、世間からは「警察を金で買うなんてとんでもない!」「王室を離脱したのに特権が欲しいとだだをこねている」と大ひんしゅくを買っている。



 この司法審査の決着がついていないため、王子は3月29日に執り行われるフィリップ殿下の追悼式に妻子をアメリカに残して単身で出席するとみられていたが、現地時間11日に代理人を通して「欠席する」と発表。「3月末の帰国はないが、できるだけ早く祖母に会いに行きたいと願っている」との声明を出した。



 英大手タブロイド紙「ザ・サン」は、王子がエリザベス女王にこの決断を伝えたのは、世間に公表するわずか15分前だったと報道。

 王子の伝記も執筆している王室に詳しい伝記作家アンジェラ・レヴィンの、「殿下だけでなく女王へのこの上なく無礼な行為」「プラチナ・ジュビリー(6月2〜5日に開催される、女王の即位70周年記念式典)も、同じ言い訳をして欠席するだろう」という辛辣なコメントを紹介した。そして、「95歳のエリザベス女王が、昨年アメリカで生まれたひ孫リリベットと対面することは生涯ないだろう」と冷ややかに伝えた。


 新型コロナウイルス感染症のパンデミックが宣言された2020年3月に、自由とプライバシーを求めて英王室を離脱。ロシア人の実業家から1470万ドル(約17億円)で購入したカリフォルニア州の大豪邸で、妻のメーガン夫人、長男アーチー、昨年誕生した長女リリベットと暮らしているヘンリー王子。



 「経済的に自立することを目指す」と表明していたが、チャールズ皇太子から離脱後数カ月にわたり合計450万ポンド(約6億9,000万円)を送金してもらっていたことが明らかになったり、動画ストリーミングサービスのNetflixや音楽ストリーミングサービスのSpotifyと多額のギャラでコンテンツ制作の契約を結ぶなど、サセックス公爵殿下/サセックス公爵夫人として“王室ブランド”を利用して金もうけをしていると、強い批判を受けている。

 英警察の警備を求める司法審査に関しても、「王室ファミリーとして特権を取り戻したいに違いない」「今後もいろいろと要求するだろう」と反発する声が多い。



 ちなみにメーガン夫人はフィリップ殿下の葬儀には、妊娠中であること、またコロナ禍を理由に欠席。王室離脱後、一度もイギリスには戻っていない。長男アーチーもまだ一度も帰国しておらず、女王のプライベートな愛称リリベットにちなんで命名された生後9カ月の長女も国外に出ていない。



 新型コロナウイルスに感染しても軽い公務を続けるなど王室と英国に尽くし、国民から根強い支持を得ているエリザベス女王。昨年の秋頃から体調を崩しがちで、一回り小さくなってしまった女王に、自分の愛称で呼ばれるひ孫を会わせてあげてほしいという願う声も多いが、ヘンリー王子とメーガン夫人のわがままを絶対に受けて入れてはならないと反発する声も一段と高まっており、王子に対する風当たりはますます強くなっている。

ジャニーズが中国進出するなら今がチャンス!? 政府の「推し活規制」が日本と中国芸能界に与える影響

 近年、中国のアイドル界は目まぐるしく変化している。昨年、中国の動画配信サービス「WeTV」で放送されたオーディション番組『青春有你3』は、全10話の累計再生回数が50億回を突破し、中国国内では社会現象となった。しかし同時に、ファンのあらゆる応援活動を国が「規制」するという結果を招いた。

 今、中国の芸能界、そしてファンコミュニティの間では何が起こっているのだろうか? 中国オタクカルチャーに詳しい中国出身ライター・はちこ氏が、日本からはなかなか見えてこない、“中国芸能界とファンの今”について寄稿。中国の「推し活規制」に至るまでの経緯を整理した前編に続き、後編では、中国進出を狙う日本のアイドルや芸能事務所に与える影響についても解説してもらった。

前編はこちら

中国で社会現象レベルのヒット、オーディション番組『超級女声』が打ち切られたワケ

 中国は2011年以来、「インターネット環境の整理整頓キャンペーン」を定期的に開催している。毎年キャンペーンの内容は異なるが、社会全体、特に未成年に悪影響をもたらすようなウェブサービスを対象に、国が改善命令を出しているのだ。これまでも、大手の動画配信サイトや小説投稿サイトなどもこの規制を食らったことがあるが、年々「低俗なコンテンツ」に対しての検挙が厳しくなっている。

 中国でインターネットがそこまで発達していなかった時代でも、こうした規制が入ることは当たり前。これらの規制が原因で、業界の構造が大きく変わったことも珍しくない。04年から始まった、あるテレビ番組を対象にした規制は代表的だった。

 このとき規制の対象となったのは、地方局の大手・湖南テレビがアメリカのリアリティーショー『アメリカン・アイドル』をリメークした『超級女声』という番組。歌が好きな女の子なら誰でも参加でき、審査員よりも視聴者の投票が重要で、投票によって順位や勝ち負けが決まる。今聞くと“あるある”かもしれないが、当時の中国では斬新なシステムで、社会現象レベルのヒットを叩き出した。

 当時、投票は携帯電話の有料ショートメールを使っていたことから、推しのアイドルを勝たせるために、大金を注ぎ込む若者が続出。これにより、07年に放送統制・検閲を監督する政府の行政部門「広電総局」は、オーディション番組全般に対して厳しいルールを設け、番組の放送を実質中止させた。途中で一時的に復活したものの、再度政府から指導が入ったため、結局、『超級女声』は打ち切りとなった。 

 ではなぜ、今回再びアイドル業界が規制の対象になったのだろうか。筆者は主に3つの原因があると考えている。

  1つ目は、アイドル業界が拡大してビジネスモデルとして徐々に確立されたから。それに伴ってさまざまな問題点が顕在化し、誰にでも見えるようになってきた。政府側にとっても規制のメスを入れやすく、具体的な対策が取れるわけだ。

 2つ目は、アイドル業界は未成年がアクセスしやすいコンテンツが多いから。中国はそもそも、未成年がアクセスしやすく、時間とお金を費やしてしまうようなコンテンツに厳しい傾向がある。ゲームやアニメもそうだし、アイドルコンテンツも例外ではない。また、本来なら個々の家庭でやるような“しつけ”に対する考え方も関係していると思う。

 たとえば、ゲームは1日何時間、お金はどう使うかなど、親が子どもに教えるべきことについて、共働き世帯が多い中国の家庭では「多忙」との理由から、ろくに教育しないことがある。「教育は学校がやるものだ」と思い込んでいる親が一定数いるのだ。

 何かトラブルが発生したとき、子どもを預かる学校や、学校を管理する政府の関連部門に親がクレームを入れることは珍しくない。こうなると、個別に対応するよりも、政府が一斉規制をする結果になりやすいわけだ。実際、アイドルファンの中にも「過熱した応援活動は未成年の成長によろしくない」と感じ、今回の規制に賛成する意見もあった。

 最後は、単純にタイミングが悪いから。冒頭でも紹介した牛乳を捨てる事件は、食品の無駄を禁ずる「反食品浪費法」が成立した直後だった。本来であれば、ファン内部での“もみ消し”ができたことかもしれないが、タイミングの悪さで社会問題にまで発展してしまったのだ。

 また、その事件の約1カ月後、韓国の人気アイドルグループ・EXOの元メンバーで、中国でも人気のウー・イーファンのスキャンダルが出た。かつて恋人だったという未成年女性が自身のSNS上で、ウーが複数の未成年女性に性的暴行をしたことを告発し、大きな騒動に発展。

 さらに2カ月後、人気俳優・張哲瀚(チャン・ジャーハン)は、日本で結婚式に参加した際の写真を自身のSNSに公開したが、靖国神社を参拝したものだとネット上で指摘され、芸能活動が全面停止になった。

 このように、短期間でアイドルファンのみならずアイドルや芸能人による違法行為や問題行動が相次いだことによって、「芸能界に対してもっと厳しい措置を取って、引き締めたほうがいいのではないか」というのが、もはや社会の総意となっていた。これに乗っかるような形で、今回の「推し活」規制が行われたというわけだ。

 しかしこの規制は、あくまでも中国国内におけるファン活動を取り締まる目的であり、中国外からの「推し活」には関係ないといわれている。また、日本を含む海外のアイドルが中国で活動をする場合も、大きな影響は出ないと思われているが、中国の芸能人たちが起こした不祥事と、それに対する中国国民の反応を見ていると、これまで以上に道徳的な基準で自分を戒めないといけないだろう。

 それに日本人の場合、歴史問題は避けられない。本当に中国進出を狙っているならば、歴史問題や領土問題などの敏感な政治問題については事前に認識し、理解しておかないと、後々大きなトラブルになりそうだ。 

 前述した『超級女声』の規制例から推測するに、今回の「推し活」規制はこれから少なくとも2〜3年ほど続き、その間、アイドルオーディション番組は再開されないだろう。これからアイドルを目指す人たちは、デビューまでの下積み期間が長くなるだろうし、人気番組の力は借りられないので、自ら営業しないとといけない場面が増えると思う。

 こうした営業は、中国に住むアイドル志望の人だけでなく、中国の芸能界にパイプがない海外のアイドルにとってもハードルが高いだろう。なので、すでに中国である程度名前が知られている人でないとなかなか売れないと思う。換言すれば、すでに中国で一定の知名度を持つジャニーズアイドルなどにとっては、ある意味チャンスだとも捉えられる。

 コロナ禍が続いてる中、違う国同士の交流が減っており、今まで以上の分離が見られる。外国人だからいろいろと理解してもらえるどころか、より厳しい目で見られる場面も増えた。それでも筆者は、芸能に限らず、国境を超えたさまざまな交流活動は国同士の理解を深め、経済活動以上の価値があると思う。

 今回の「推し活」規制で少し不自由な形になってしまったのは大変残念だが、いつか何かしらの形で交流が再開し、自由に推しへ愛を叫べる日を、心より待ち望んでいる。

■はちこ
「現代中華オタク文化研究会」サークル主。小学生の頃、中国語吹き替え版の『キャプテン翼』(テレビ東京)で日本のアニメを知り、中学生の頃『ナルト』(同)で同人の沼にドハマり。以来、字幕なしでアニメを見ることを目標に、日本語学科へ進学。アニメをより深く理解するには日本の文化や社会の実体験が不可欠だと考え、2011年来日。名古屋大学大学院修士課程を修了後、都内勤務。現在も継続的に中華オタク関係の同人誌を執筆している。

中国アイドルオーディション番組『偶像練習生』大ヒットの功罪ーー政府の「推し活」規制に、現地ファンの“意外な本音”

 BTSやBLACKPINKなど、「K-POP」アイドルたちが世界的に人気を集めるようになって久しい。

 彼らの活躍は日本のアイドル界にも影響を与えており、K-POPの影響を受けたオーディション番組が多数放送されきた。19年には韓国の人気オーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!、TBS系)が放送され、11人組ボーイズグループ・JO1が誕生。20年には、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントによる日韓合同のグローバルオーディションプロジェクト『Nizi Project』(Hulu、日本テレビ系)が大ヒット。9人組ガールズグループ・NiziUが結成された。さらに、21年放送の『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(GYAO!、TBS系)からはINIが生まれている。

 実は中国でも同様にオーディション番組が人気を博し、21年に中国の動画配信サービス「WeTV」で放送された『創造営2021』は、国内で社会現象に。一方で、ファンがアイドルを応援する活動、通称「推し活」が中国政府によって規制されるなど、不穏な話題も飛び交った。

 一体、中国のアイドル界で何が起こっているのだろうか? 中国オタクカルチャーに詳しい中国出身ライター・はちこ氏が、現地のアイドルファンの声も交えながら、“中国芸能界とファンの今”について寄稿してもらった。

 去る2021年は中国アイドル業界にとって波乱万丈の1年だった――という書き出しにしようと考えていたのだが、年度を置き換えてしまえば過去の数年、おそらくこの先の数年間もこの文章から始まってしまうと気づいた。

 日本や韓国のアイドル文化を吸収し、独自のインターネット文化と若者文化を融合させた中国のアイドル業界は、流行と常識が大変速いスピードで切り替わり、中国人のファンでさえ追いついていくので精一杯だ。

 この記事では、実際に中国のアイドルを追いかけている中国在住のアイドルファンの声を紹介しながら、昨年日本でも話題になった、中国の「推し活規制」に至るまでの経緯を整理したい。また、後編では今回の規制が中国進出を狙う日本のアイドルや芸能事務所にどんな影響を与えるかについても解説していきたいと思う。

中国における男性アイドル事情――オーディション番組『偶像練習生』が大ヒット

 まずは簡単に、近年の中国における男性アイドル事情を振り返っていこう。14年頃から、ジャニーズ事務所における「ジャニーズJr.制度」のようなものを設け、アイドルを育成していく芸能事務所が現れた。その流れから、韓国の大人気アイドルオーディション番組『PRODUCE 101』をモデルとして、ネット動画配信大手の「iQIYI」が制作した『偶像練習生』が、18年に異例の大ヒットを収める。

 以降、中国では同じ形式のオーディション番組が毎年、複数の動画配信サイトによって制作・放送されるようになった。オーディション番組は数カ月の放送で多数のファンがつくため、事務所でアイドルを育成するのに比べてコストが低く、その回収も早い。

 また、ネット配信番組はテレビ局が制作するものに比べて構成や企画が目新しく刺激的などの理由も相まって、若い世代の視聴者からも圧倒的に支持されていた。 
 
 さらには、「練習生」と呼ばれるオーディション参加者たちにとってもメリットが大きい。これらのオーディション番組からデビューしたグループは、ほとんど活動期間が2年間に制限されている。とはいえ、デビューさえできれば2年間の仕事が約束されるため、その期間中に一躍トップスターになることも夢ではない。

 このように、ネット配信のオーディション番組が特に盛り上がった状態の中では、アイドルを目指す人たちにとって、オーディション番組が“唯一のビッグチャンス”だといっても過言ではないのだ。

 一方で、こうしたオーディション番組は100名以上の参加者が、10人程度のデビューメンバーに入ることを目指す。参加者全員に順位がつけられ、上位10名程度がデビューできるわけだが、当然これは簡単なことではない。また、結果は全てがファンの投票次第なので、デビューを決める練習生の順位争いは、ファン同士の激しい対立に直接つながる。投票は無料で行えるものの、番組のスポンサー商品を購入して、付随の投票用QRコードから“票を積む”といった方法もあり、むしろこちらが一般的になっていった。

 ファン1人の投票数には制限があるため、効率的に商品の購入や投票をするために、ファンは自ら組織化する。こうして、集められる金額も年々エスカレートしていく。

 21年5月、牛乳についている投票券のみを使用して、中身を排水溝に廃棄するファンのニュースは日本でも報じられたが、これをきっかけに、世間ではオーディション番組やアイドルファンたちへのバッシングが強くなった。

 結果的に、この投票券を使用していた番組『青春有你3』は放送中止、アイドルファンが多く利用するSNSサービスも利用不可になった。あげく、今後アイドルオーディション番組の制作は禁止との規制が国から通達されてしまった。

 このような環境の変化は、中国のアイドルファンたちの「推し活」にどのような影響を与えているのか、現地のファンでないとなかなか見えない、感じられない部分は多い。

 日本のアイドルファンは、好きなアイドルのファンクラブに入会してライブを見に行ったり、グッズやCDを購入したりすることで推しを応援するだろう。しかし、中国の「推し活」はまるで異なる。一言でいうと、ソーシャルゲームに近い感覚だ。 
 
 まれに公式ファンクラブを設ける事務所もあるが、多くの場合はファンが自発的にコミュニティを組織化して「後援会」名義で応援活動を行っている。その上で、一番“普通”の応援活動は、推しのSNSに「イイね!」を押したり、コメントをしたり、いろいろなサイトで行っている「人気ランキング」の上位に推しを食い込ませるために投票するといったこと。ソシャゲでいう「デイリーミッション」のような活動が中心である。 
 
 もちろんそれだけでは足りず、推しのコラボ商品が出るなどのイベントがあれば、その期間中、ファンは全力で課金する。同じ商品を観賞用、保存用、布教用で3つ買うとかではもう甘い。「今現在、出せるお金を全部つぎ込むことが流儀」だと思っているファンは多いのだ。 
 
 というのも、まだ知名度が低く、人気上昇中のアイドルは代表作が少ないため、ダンスや歌のスキルよりも、「推しを布教したい」というファンの熱やグッズなどの購買数が、メディア出演や商品コラボの査定軸になってしまうからである。それをわかっているからこそ、アイドルファンは「デイリーミッション」のような日課をコツコツとこなす先に、必ず推しのさらなる発展があると信じているのだろう。

 応援活動は、それ以外でも多岐にわたる。たとえば、推しの誕生日にプレゼントを送る、公共交通機関に広告を出して推しを宣伝する、推しが番組に出演した際はスタッフへの差し入れを用意するなど。

 特に大きい「後援会」にもなると、アイドル名義の公益活動を開催することもある。事務所とのつながりがあるため、より多彩な応援活動を展開できるわけだが、当然、これらの活動に使用する資金は、ファンたちが少しずつお金を出し合って集めたものだ。

 そして、前述の「推し活」規制は、直接これら全ての応援活動に影響してしまった。メンバーへの投票行為、ファンがお金を集めての応援活動、コラボ商品の購入誘導などの行為を、国が明確に禁止したのだ。さらに、未成年の応援活動参加には厳しい制限を設けたと聞く。

中国で規制された「推し活」の一例

・芸能人の「人気ランキング」機能廃止
ファン同士の競い合いを避けるため、さまざまなサイトにある個人やグループのランキング投票機能はすべて廃止。音楽作品や映像作品のランキングのみ表示可能だが、芸能人の個人名が表記された作品はNG。

・「購買行動」の誘導を禁止
芸能人のスポンサー商品などにおいて、ファンの購買データ開示し、購入を煽るような行為はNG。また、売り上げ目標を設け、購買行動を誘導するPR活動も禁止。

・未成年の応援活動参加を禁止
未成年の応援活動、投げ銭やスポンサー商品の購入などを禁止。オンラインイベントは未成年の学業を影響しない前提でのみ開催。

 こうした「推し活」の規制に対して、中国のアイドルファンはどう感じたのか? オーディション番組出身アイドルの後援会で管理業務を担当している、北京在住のyumeさんに聞いてみた。 

  yumeさんはジャニーズや声優のファンを経て、現在は、昨年中国で放送されたオーディション番組からデビューした男性アイドル・Aさんを推している。ファンサイトを運営した経験もあり、今は国からの規制を受けながらも、Aさんの後援会では事務所との情報共有、ファンの組織化管理、ファンイベントの企画などの管理業務に携わっているという。

 アイドルの推し活が規制され、デイリーミッションのような活動や、スポンサ―商品への過度な課金や後援会の集金が制限されたことに対して、正直な感想を聞いたところ、yumeさんからは「ホッとした」と、意外な答えが飛び出した。

「アイドル黎明期の推し活は、“もっと多くの人に自分の推しを知ってほしい”という単純な気持ちが大きかったです。しかし、近年のアイドル人気に伴って、推し活は“絶対に他メンに負けたくない(推しが出世するチャンスを奪われたくない)”という、ファン同士の競い合いに変化してしまった。同時に、ファンの精神的な消耗も激しくなっていきました。そんな中、今回の規制があったので、加熱しすぎる推し活から解放されて、内心よかったと思うファンは結構多い。ただ、このままだとファン自体をやめてしまう人が増えるリスクもあるので、後援会に関わる身としては悩みどころです」(yumeさん)

 yumeさんいわく、規制の中でもファンを維持するには、アイドル本人が継続的にメディア露出するほか、ファン同士のつながりを保つために、ファンコミュニティ(=後援会)の役割が非常に重要だという。デイリーミッション的な活動はつらいが、これがファンを団結させた側面もあるため、全くなくなってしまうと困る部分もあるようだ。

 今後の後援会としての活動展開について聞いたところ、yumeさんは「まだまだ継続するつもり」と述べた。ただ、今はコロナ禍で大人数が集まって集会を開くことは難しいので、規模は縮小して行うという。

「SNSでの布教活動は、推しの今後のメディア露出度に直接関係するので、もちろん継続します。後援会内部でも、定期的に推しが出演したメディアを振り返るイベントを行ったり、ファンアートなどを見せ合う二次創作イベントを開催するなど、ファンが後援会へ参加する意欲を維持していきたいですね」(yumeさん)

 yumeさんの話からもわかる通り、「推し活」に規制はあるものの、ファンのあり方や、「推しを布教したい」というファン活動の根本が変わることはまずない。

 yumeさんが推しているAさんはすでにデビューしているため、アイドルとその後援会にとっては、応援活動の方法を見直し、派手な動きをしていなければ、規制があっても問題なくやり過ごせると思う。それに、今回の「推し活」規制の結果を見ると、ファン向けのアイドル人気ランキングが撤廃され、後援会運営のSNSアカウントがBAN(強制削除)されるといった処置は多いが、罰金などの処罰はない。

 そうなると正直、ファンたちの推しを応援したい気持ちは変わらないだろう。たとえSNSのアカウントが消されても、いくらでも転生して復活するし、規制に沿った“新しいゲームルール”に適応すればいいだけの話だ。規制を破ってしまっても問題ない、とまでは言えないが、「推し活」への影響は限定的だと筆者は考えている。

 最近の中国アイドルブームで初めて中国の芸能事情に触れた方々は、このような突如の規制に戸惑うかもしれない。しかし、中国出身の筆者にとっては、むしろ何かしらの規制が入ってくるという前提で中国のコンテンツ全般を見ていたので、「なるほど、今回はアイドル業界の番になったか」というのが正直な感想だった。

(後編につづく)

■はちこ
「現代中華オタク文化研究会」サークル主。小学生の頃、中国語吹き替え版の『キャプテン翼』(テレビ東京)で日本のアニメを知り、中学生の頃『ナルト』(同)で同人の沼にドハマり。以来、字幕なしでアニメを見ることを目標に、日本語学科へ進学。アニメをより深く理解するには日本の文化や社会の実体験が不可欠だと考え、2011年来日。名古屋大学大学院修士課程を修了後、都内勤務。現在も継続的に中華オタク関係の同人誌を執筆している。

キャメロン・ディアス「鏡は毒にしかならない」レネー・ゼルウィガー「自分の声を聞くのも嫌」! ハリウッドを去ったセレブの現在

 キャリア絶頂でハリウッドを離れた2大女優レネー・ゼルウィガー(52)とキャメロン・ディアス(49)が、それぞれインタビューで明かした「休養中の話」が、素敵すぎると話題を集めている。



 等身大の独身女性を描いて世界的大ヒットとなった映画シリーズ『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001〜)に主演した、オスカー女優のレネー。2000年代、ハリウッド映画界で引っ張りだこの人気者だったが、仕事漬けの日々に「疲れ果て」てしまったという。

 10年に車椅子のシンガーを演じた映画『My Own Love Song』では、「自分の声を聞くのも嫌」な状態になり、「ここから離れて成長しなきゃ」と決意。そこから6年間、ハリウッドの表舞台から姿を消した。



 レネーはこの空白期間について、「スケジュールがキツすぎて挑戦できなかったことに挑戦」したと話すのみで、具体的に何に挑戦をしたかは、これまで語ってこなかった。



 そんなレネーは、自身が主演する新作ドラマ『The Thing About Pam』のプロモーションのため、米NBC局の朝の情報番組『Today』に出演。



 「女優業をお休みされていた間に経験されたことが、今のあなたをどう形作っていると思いますか?」という質問に、「とてもいい質問ね。確実に私は変わったもの」「私は成長したかったの。この業界から離れて、この仕事とは関係のないことを学びたかった」「だから学校に行ったりして、違う形でいろいろなことを学んだ」と6年間の休養期間を回想。



 「学校っておっしゃいました?」と驚くインタビュアーに、「えぇ、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の公共政策学部(大学院)に」「国際法を学んだんです」と、さらりと回答した。



 この日、番組には元米司法長官ウィリアム・バーもゲスト出演していたのだが、レネーは「バックステージでミスター・バーにお会いして!」と大興奮。インタビュアーが思わず、「最終的に法律に関わる仕事をしたいのですか?」と質問すると、それに対してレネーは「わからない」と首を振ったものの、法律は「大好きなことのひとつなの」と断言。「ディナーパーティで、あなたを死ぬほど退屈にさせる自信があるわ。話し始めたら長いから……」と、にんまりした。



 一方、映画版『チャーリーズ・エンジェル』(2000〜)シリーズなど世界的な大ヒット作に多数出演していたキャメロンは、14年に出演した映画『アニー』を最後に表舞台から姿を消した。

 本人は引退を明言していないが、昨年、グウィネス・パルトローのライフスタイルブランド「Goop」のYouTubeチャンネルに出演し、「自分の人生を取り戻したいと思った」とコメント。


 ハリウッドから去るときの気分について、「すごく穏やかだった。自分のことをやっと大切にできるって、ほっとした」と明かし、仕事漬けで自分の時間が全くなかったと女優時代を回想。現在は、時折こうしたインタビューを受けるのみで、妻として母として充実した日々を送り、満足しているという。

 キャメロンは、現地時間3月8日に配信が始まった英BBCのポッドキャスト『Rule Breakers』にも登場し、「私は“女性をモノ扱いし搾取する社会”の犠牲者だった。完全にね」「そのことを受け入れていた時期もあった」と告白。



 ハリウッドを去ったことでこの状況から抜け出せたとし、「この8年間、私は野生児のようだった。野生動物のような……野獣みたいだったわ」と大爆笑した。そして、「自分がどう見えるか、全く気にならなくなった」「顔を洗うのは月に2回くらい」と告白。

 美容液などにも無頓着だそうで、「今はそんなことしなくてもいい立場だし。そこにエネルギー注ぐ〜?」と、あっけらかんとしていた。



 ハリウッド時代は、「女優として1日7時間は鏡の前に座って、化粧直しばかりしていた。鏡の前にいることは、毒にしかならなかった」というキャメロンは、「鏡を見るのをやめ、写真やセルフィーを撮るのをやめた」ことで、心が解放されたとも明かしていた。



 キャリアのピークを迎える中、ハリウッドから離れ、名門校で情熱をもって勉学に打ち込んだレネーと、容姿の呪縛から解放され、自由になったキャメロン。ネット上は、「自分を大切にする芯の強い女性は、とても魅力的で尊敬できる」などと称賛する声であふれている。


社会現象になった『ユーフォリア』、制作クルーが「地獄のような環境」告発! ドラッグやセックス……過激シーンに疑惑 

 ソーシャルメディア社会で生きるティーンが、ドラッグ、セックス、アルコール、バイオレンスに溺れ葛藤する姿を生々しく描き、全米で社会現象を巻き起こしたドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』(以下、ユーフォリア)。

 同作シーズン2のエキストラやクルーが、撮影現場は「地獄のように最悪」な労働環境だったと告発した。放送局は「キャストやクルーのウェルビーイングを最優先している」と主張するが、制作現場の劣悪な環境を告発する者が後を絶たず、改善を求める声が高まっている。



 今回の告発を伝えたのは、政治とポップカルチャーを扱うニュースサイト「デイリー・ビースト」。複数のエキストラやクルーから、「撮影現場では食事やトイレのための休憩がきちんと設けられていなかった」こと、残業で1日18時間働かされることもあったこと、日の入りに開始した撮影が徹夜作業になり、夕方始まった撮影が、深夜〜翌朝まで続くこともあったと、「休憩なしの残業」が当たり前のように行われたと告発した。


 エキストラの一人は、「有害だなと感じた。この撮影現場にいて幸せだと誰一人として感じていないと思った」と証言。『ユーフォリア』で働く組合員から多数の苦情報告を受け、全米映画俳優組合の代表が自らロサンゼルスの撮影現場に赴き、規約が守られているか確認する、深刻な事態であると同サイトは伝えている。



 なお、組合のその規約には「6時間ごとにクルーやキャストに休憩をとらせ、食事を与えなければならない」などとあるそうだが、『ユーフォリア』の撮影現場では、空腹のまま待機させられたエキストラが多数いたとのこと。



 「自分はただのエキストラ。主要人物ではないと理解している」「でも『私も人間だけど!』って思わされるほど劣悪なレベル」「お願いだからトイレに行かせて、『あと30分我慢しろ』って言わないで、朝の4時なのに、軽食も食べさせてもらえない…… 私たち(エキストラ)は人間として扱われてないんだなって、強く感じた」などと人権に関わる問題だと不満をぶちまけた者もいた。



 こうした告発を受け、同作を放送しているHBO局は、米エンタメ誌「ハリウッド・リポーター」の取材に対して、『ユーフォリア』のプロダクションは、「キャストやクルーのウェルビーイング(心身ともに幸福で健康であること)を最優先して撮影を行っている」「安全指針と組合の規約にのっとり、制作を行っている」と主張。



 その上で、「ドラマの撮影には多くの手間がかかるものだ。それに新型コロナウイルス防疫策プロトコルが加わり、さらに手間が煩雑になってしまった」と、“手間”を不満に思ったクルーやエキストラがいたのではないかと釈明した。



 全米映画俳優組合からの調査を受けたという報道に関しては、「全米映画俳優組合を含み、同組合を含む各組合と良好なコミュニケーションを保っている」「正式な調査を受けたことは一度もない」と否定した。



 なお、きつめの性的描写が多い『ユーフォリア』では、これらのシーンを撮影にするにあたり、役者が強要されたと感じることなくスムーズに撮影が行われるように「インティマシー・コーチ」を間に挟み調整していたという。これは、セックスシーンやヌードシーンなどの撮影に際して、制作側と役者との間に立って、役者が嫌がる演技を強要することなく、撮影がスムーズに進むように調整する専門家のことを指し、制作側はキャストの人権を守る取り組みをきちんと行っていたと強調している。



 しかし、先日、シーズン2からキャスト入りしたミンカ・ケリーは、ヌードシーンの撮影を「不安に感じた」と告白。キャシー役を演じたシドニー・スウィーニーも「共演者やクルーに対して安心感が得られなかった」「クリエーターのサム・レヴィンソンに、不必要だと感じたヌードシーンをカットしてほしいと頼み、そうしてもらった」と明かしている。

 ネット上では「本当にウェルビーイングが最優先されているのか?」「キャストが納得していないのに、話題性や視聴率欲しさに過激なシーンを撮影しているのでは?」と疑問視する声が上がっている。


 ほかにも、主要キャストの一人、キャット役のバービー・フェレイラが、前出のサムと衝突し、口論の末、激怒し、撮影現場を立ち去ったという報道があり、ネット上では「現場の空気はとても悪そう」「今回の告発も納得できる」と受け止める人が多いようだ。



 昨年、DCコミックドラマ『BATWOMAN/バットウーマン』をシーズン1のみで降板したルビー・ローズが、撮影現場での劣悪な労働環境を告発。映画『Rust』の撮影中に主演のアレック・ボールドウィンの小道具の銃の誤射で死傷者を出した事故も、過労で疲れ果てたスタッフのミスが原因なのではとも指摘されており、ドラマや映画撮影現場の“劣悪な労働環境”を改善すべきだと求める声が日に日に高まっている。



 先月末に放送されたシーズン2のファイナルエピソードが大きな話題となった『ユーフォリア』は、高い視聴者数をマークとなり、高い視聴者数をマークした『ユーフォリア』は、シーズン3の制作がすでに決定している。


キム・カーダシアンの“クローン”!? 元夫・カニエ・ウエストの新恋人「キム3.0」にネット上大盛り上がり

 離婚手続きを粛々と進めている妻キム・カーダシアンに未練タラタラのカニエ・ウエスト(Yeに改名)が、わずか1カ月半で破局した元カノ、ジュリア・フォックスよりもさらにキムに激似の美女チャニー・ジョーンズとの交際を認めるSNS投稿をした。

 キムを意識しているとしか思えない挑発的な写真をインスタグラムに投稿するチャニーにも注目が集まっており、長い髪で乳房と股間を隠したオールヌードセルフィーは「もはやキムのクローン」だと称賛され、フォロワー数はうなぎ上りに。ゴシップサイトに「YeNey」というカップル名もつけられ、ネット上は大盛り上がりしている。



 カニエとチャニーがうわさになり始めたのは2月上旬。マリブのSoho Houseで笑い合っている姿がキャッチされ、チャニーのキムそっくりな姿にネット上は騒然。チャニーは、同月22日にマイアミで開催されたカニエの新作アルバム『ドンダ2』のリスニングパーティにも出席し、彼女の体形、髪形、ファッションがキムそのものだったことから、米大手ゴシップサイト「TMZ」は「Kim 3.0」と表現。

 元カノのジュリアは、無理やりキムに似せている感があったが、チャニーはナチュラルにそっくりなため、「すごい女性が登場した!」と大盛り上がりした。



 米人気ゴシップサイト「The Shade Room」は、カニエとチャニーが体を密着させるパパラッチ写真に「親密な関係になってきたようだ」「2人をなんて呼ぼう? YeNeyかな?」というコメントをつけて報道。

 3月1日、カニエは自身のインスタグラムに黒いハートをつけてこのスクリーンショットを投稿し、チャニーにタグ付けしたことから、ファンは「交際を認めた!」と興奮した。



 米版タブロイド紙「The Sun」によると、チャニーはカニエより20歳年下の24歳。多くのメディアが“インフルセンサーでモデル”と伝える彼女のインスタグラムはセクシーな写真ばかりで、DJキャレドやT.I.、ショーン“ディディ”コムズら、HipHop界の大御所からもフォローされる、フォロワー数39.5万人を超える注目の美女だという。



 まるでキムのような全裸セルフィーやセクシー写真ばかりをインスタグラムに投稿するため、カニエを利用してセレブに成り上がり、荒稼ぎしようと企んでいるのかと思われがちだが、ミーハーな女性ではないようだ。



 バイデン大統領夫妻の出身校であるデラウェア大学で初等教育を専攻、人間発達・家族学を副専攻。優秀な成績を修めたDean’s Listに3年連続して選ばれた才女で、2020年に卒業。現在はウィルミントン大学でカウンセリングの修士号取得のため勉学に励んでいる努力家だという。



 社会人としても活躍しており、父親がCEOを務めるカウンセリング・サービス・センター「ファースト・ステイト・ビヘイビアル・ヘルス」のCOO(最高執行責任者)として人々のメンタルヘルスの改善・向上に力を注いでいる。



 全裸自撮りをインスタグラムで公開するチャニーが高学歴でキャリアも素晴らしい女性だというギャップに、好意を抱く者は多いようだ。アルメニア系のキムはセルフタニングで黄金色の肌を手に入れているが、チャニーは黒人の血が混じっているためナチュラル・ブラウンのようで、それがまた良いという声も上がっている。



 新恋人ができても、4人の子どもをもうけたキムとの復縁を切望し続けていると思われるカニエ。しかし、ステディな恋人がいるキムの気持ちは完全に切り替わっており、「クローンのチャニーで我慢するしかなさそう」とネット上ではカニエに同情が集まっている。



 3月2日、審問によりキムの「離婚が成立する前に、独身に戻りたい」という申し立てが認められたが、この数日前に、カニエは4番目となる弁護士クリス・メルヒャーを突然解雇。

 精神的に不安定な状態が続いていると懸念されているカニエだが、カウンセリングを得意とするチャニーなら、彼をサポートできるのではないかと「YeNey」カップルの誕生を歓迎するファンは多い。今後、2人の関係がどのように進展するのか、チャニーはますますキムのクローンと化すのか見守っていきたい。


ショーンやミラ……大物セレブがウクライナ支持を表明! 一方、メーガン夫人などバッシングされる人も

 2月24日、ロシアが隣国ウクライナに侵攻。両軍の間で激しい戦闘が繰り広げられ、衝撃や動揺が世界中に広がっている。ロシアに対する抗議デモが世界各地で相次ぎ、海外セレブたちも次々とSNSでウクライナ支持を表明。事態を注視するよう呼び掛けている。

 かねてよりウクライナ情勢に懸念を示し、21年11月にウクライナ軍基地を訪問するなど、ドキュメンタリー制作の準備を進めていた俳優ショーン・ペン。彼はロシアの侵攻直後、事実を記録するためウクライナ入り。

 首都キエフで行われたウクライナのゼレンスキー大統領の記者会見を最前列で聞き入る様子が世界中の報道カメラにキャッチされており、大統領はショーンと会談したことを自身のFacebookで公表。ショーンの「ウクライナ支持」と「勇気と誠実を示してくれた」ことに感謝の意を述べた。

 そのショーンは25日に出した声明で、「(ロシアの大統領)プーチン氏は人類史上最悪な過ちを犯すことになる」と強い危機感をあらわにし、「(民主主義国である)ウクライナを孤軍奮闘させてしまったら、我々のアメリカ人としての魂は失われてしまうだろう」と熱く語った。

 ショーンは、これまで国内外の大型ハリケーン・震災の被災地を何度も訪れ、黙々と被災者救援を行う人道支援家として知られている。また、刑務所を脱獄したメキシコの麻薬王エル・チャポに極秘インタビューしたこともあり、今回の撮影も歴史的な戦争ドキュメンタリーに仕上がるのではと注目が集まっている。

ウィリアム王子とキャサリン妃、異例中の異例コメント

 俳優ライアン・レイノルズ&ブレイク・ライブリー夫妻は、Twitterとインスタグラムで「近隣国への避難を余儀なくされたウクライナ人を守るために100万ドル(約1億1,500万円)を寄付する」と発表し、支援団体へのリンクを張った。

 1年半ほど前に、英国・バッキンガム宮殿でエリザベス女王に代わってゼレンスキー大統領・オレナ夫人に謁見した、ウィリアム王子とキャサリン妃は、「お会いした時、ウクライナの未来を聞いた」と明かし、「その未来のために勇敢に闘っている大統領と、ウクライナのすべての人々を支持する」と26日ツイッターに投稿。政治・外交問題について発言するのは異例中の異例だと世間を驚かせた。

 キエフ出身の俳優ミラ・ジョヴォヴィッチは、故郷で起きていることに心を痛め、ロシアとウクライナ両国にルーツを持つ人間として「引き裂かれるようだ」とインスタグラムに悲壮なメッセージを投稿。「戦争。いつだって戦争。平和をもたらすことができない指導者たち。帝国主義という終わりのない巨大な力。血と涙の代償を払うのは常に民だ」とプーチン大統領を強く非難した。

 ウクライナ出身の社交ダンサーで、人気番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』(米:CBSテレビジョンシティ)でおなじみのマクシム・チェメルコフルキーは、インスタグラムで「ほかの方法があるはずだ」と戦争反対を表明。

 現在キエフにいる彼は、「1990年代にこの国を出た時とまったく同じ状況」「危険と隣り合わせという感覚を忘れていた」「やっと治ったPTSD(心的外傷後ストレス障害)がよみがえってきた」と吐露した。マクシムはいま現在もキエフにおり、リアルな映像を配信し続けている。

 若い層に人気のセレブたちも声を上げている。モデルのジジ・ハディッドは、インスタグラム・ストーリーに「胸が張り裂けそう」「プーチンのしていることは、すべての民主主義国に対する脅威」と非難し、平和を強く願うと投稿。同じくモデルのケンダル・ジェンナーはインスタ・ストーリーに「care.org」など支援団体のリンクを貼り、ウクライナへの寄付を呼びかけた。

 ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書』(米:FOX系列)のブレンダ役で知られる俳優シャナン・ドハーティーは、「(ウクライナ侵攻に触れず)自慢話とか新しいバッグとかの投稿をしているセレブやインフルエンサーがいるなんて信じられない」と批判。知名度があり影響力が強い人たちは、きちんと発言すべきだと呼びかけた。

 しかし、声を上げたことによってバッシングを受けているセレブもいる。

 英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン夫人は、運営するアーチウェル財団の公式サイトに、ロシアの侵攻を「国際人道法違反」と強く非難する声明を投稿。ウクライナ支持を表明し、国際社会・指導者たちに対しても同国支持を要求している。もともとアンチの多い夫妻だけに、「そこまで言う? 何様?」といった批判が上がっている。

 新作ドラマ『ピースメイカー』(米:HBO Max)で、どんな犠牲を払ってでも平和を実現するDCコミックスのヒーロー「ピースメイカー」を演じる俳優ジョン・シナは、「もし、自分が本当にピースメイカーの力を召喚できるのなら、今がその絶好の時なのに」とツイートし、「こんな時に宣伝?」と大炎上した。

 俳優アナリン・マッコードは、Twitterに「親愛なるプーチン大統領」に向けたポエム動画を投稿。「本当に残念。わたしがあなたのママだったら、たくさん愛をあげて抱きしめてあげたのに」と、ウクライナ侵攻はプーチン大統領が母親の愛に飢え、ひねくれて育ってしまったからだという持論を展開し、「自己陶酔していてキモい」などと大炎上した。

 ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングは、「大きな子が小さな子をボコボコにしているところを目撃したら、大きな子を殴って止めさせるのが正解だと子ども時代に学んだ」とツイート。「アメリカは参戦しろってこと?」「金持ちは言うだけだからいいよね」などと激しくバッシングされている。

メーガン・ジー・スタリオン、銃撃してきた元恋人の“謝罪メッセージ”公開でネット仰天!

 2020年7月に女性ラッパーのメーガン・ジー・スタリオン(27)を銃撃した罪で起訴されている、ラッパーのトリー・レーンズ(29)。その彼が、メーガンに対する挑発的なツイートを投稿。これにメーガンは激昂し、事件直後にトリーから送られてきたメッセージをさらしながら彼を強く非難、ネット上をざわつかせている。

 銃撃事件に関しては2月23日に予定されていた予備審問(以下、予審)が延期になったのだが、予審開始予定時刻前にブロガーのDJアカデミクスが「速報!拳銃からはトリーのDNAは検出されなかったと予審で判明」とツイート。これにメーガンがインスタグラムで「フェイクを拡散するな!」と憤慨した。

 このツイートはすぐに削除されたが、次にトリーが、「今日、ツイートして逃れるのは無理だな」とヘラヘラした態度で投稿。「トリーが仲間を使ってガセを流している」と非難するメーガンへの当てつけだと注目を浴びた。

 これを見たメーガンの怒りはヒートアップし、事件直後にトリーから送られてきたという、まじめな口調の謝罪メッセージのスクリーンショット画像を公開。「もう二度とオレとは口をきいてくれないだろうけど」「心の底からすまないと思ってる、本当だ」「泥酔していて」「起きてはならないことだった。時を戻すことはできないけれど、最悪な気分だよ」と土下座する勢いの謝罪メッセージにネットユーザーは仰天。

 しかし、トリーは別のことに対する謝罪なんだよねと、余裕の態度を見せた。「(女性を)気持ちよくさせるチンコのおかげで、オレ様は親友同士だった女2人とやっちまった……で、ばれちまった……謝罪したのはそのことについて」と反論。事件現場に2人と共にいたメーガンの元親友ケルシーを暗に指し、二股がバレて謝っただけと主張した。

 メーガンはさらに激怒。「親友同士だった女2人とファックした、ね……。あんた、私のことを撃ったでしょ。謝罪はそのことについてでしょうに!」「私を撃ったと認めなさいよ!ケルシーが私を撃っていないのは確かだし、私が自分を撃つわけないし」とインスタグラムで反撃した。

 メーガンが足を銃で撃たれるという事件が起きたのは20年7月12日のこと。パーティ帰りの車内でトリーと口論となり、車の外に出たメーガンが足を撃たれたというものだった。

 メーガンは当初、警察には「ガラス片を踏んで切ってしまった」と説明していたが、治療後にインスタグラムで「銃で撃たれた。故意に撃たれた」と告白。車内には、トリー、ケルシー、セキュリティがいたが、誰が撃ったかについては言及せず、「両足を撃たれた」「手術で銃弾を取り除いた」「両親が天国から守ってくれたから、銃弾は骨や腱など大事な部分からそれた」と涙を流しながら打ち明けた。

 米メディアは、事件発生時に拳銃所持の疑いで逮捕されたトリーがメーガンを撃ったようだと報道。しかし、メーガンの回復が早かったことから、アンチが「撃たれたというのはウソ」と騒ぎだし、ネット上は大炎上。「トリーを寝取ったケルシーを罵倒し、発砲された」というウワサまで流れた。

 また、8月に入り、カーディ・Bとのコラボ曲「WAP」が大ヒットしたことにますます嫉妬したアンチが、「メーガンが『撃たれた』と騒ぐのは注目を集めるための虚偽」と騒ぎ立てるようになった。

 バッシングに耐えられなくなったメーガンは、8月20日、「トリーが私を撃った」と激白。「私はネットに情報を流さないようにしていたのに、私が二股に怒っていたとガセを流す」「あなたが私を撃ったんでしょう!」とぶちまけ、警官に「ガラスで足を切った」と伝えた理由を、「黒人が拳銃を持っていたら、即、撃たれるから。あなたが拳銃を持っていると言ったら、問答無用でみんなが撃たれる。だから本当のことはすぐに言わなかったの」と説明。

 「あなたをかばってあげたのに」「でもすぐに言うべきだったわ。ネットでこんなにバッシングされるなんて。撃たれたのはウソとまで言われるなんて思わなかった」とまくし立て、「自分の罪を認めず、仲間にウソを拡散させるのはやめて」と強い口調でトリーを非難した。

 一方のトリーは、9月に事件を彷彿させる曲を収録したアルバムをリリース。10月にはインスタグラムで、「(メーガンの所属事務所の)ロック・ネーションから『声明を出すな』と言われたんだ」とぶっちゃけ、「足を撃たれたという写真を公開したけど、証拠にはならないような写真だったよね」「(メーガンは)後ろを向いてたはずなのに、オレが撃ったとわかるなんておかしいよな」と、メーガンの主張の矛盾点を指摘。ネット上は混乱し、再び大炎上した。

 うんざりしたメーガンは、トリーに対して接近禁止命令を取得。だが、トリーは21年7月に開催された音楽フェス『ローリング・ラウド・マイアミ』において、メーガンがパフォーマンスしているステージに乱入しようとするなど、彼女に対して嫌がらせを続けている。

 今回の一連のSNS投稿を見たメーガンのファンは、「トリーは本当にずるい男。仲間も罰せられるべき」と彼女に同情。トリーのファンは相変わらず、「撃たれたなんてウソ。二股かけられたからプライドが許さないんでしょ」とメーガンを叩き、両者の主張は平行線だ。

 ちなみに昨年12月から始まった予審で、トリーは無罪を主張。仮に有罪となった場合は、最大で22年の禁固刑を受けると伝えられている。

仲裁役はブラピだった! クリント・イーストウッドの息子、激高したシャイア・ラブーフとの一触即発を告白

 名優・名監督のクリント・イーストウッドの子どもとして誕生した俳優スコット・イーストウッド。母親の姓を使い、「スコット・リーヴス」として俳優デビューしたが、父の名に恥じない仕事ができると確信できたという2008年からイーストウッド姓で活動するようになり、映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17)などの話題作に出演。アクションもできる正統派イケメンハリウッド俳優として注目されている。

 そんなスコットが、米誌「Insider」最新号のインタビューで自身の15年間のキャリアを振り返り、14年に公開された映画『フューリー』で、若手演技派俳優として知られるシャイア・ラブーフにケンカを吹っかけられた過去を語った。

 第二次世界大戦でドイツ軍と戦うアメリカ軍のとある部隊を描いた同作。問題になったのは戦車での撮影シーンで、スコットが脚本通りシャイアが乗る戦車に向かってかみタバコを吐いたところ、シャイアが激怒。

 演技に関係なく侮辱されたと思い込んだシャイアは激高し、現場はかなり緊迫した状態になった。幸い、共演者のブラッド・ピットが仲介して事態は落ち着いたそうだが、スコットは、役になりきって演技をしていただけなのに、こんな不愉快な目に遭うだなんて思ってもみなかった」と皮肉たっぷりに回想した。

 「作品をより良くするために、演技に没頭しているのに。職場環境が最悪になったり、態度が悪い奴だと思われたりするなんて思ってもみなかったよ」と、シャイアが”プロ意識に欠ける短気で思い込みの激しい人間”であると示唆。今も彼に対してわだかまりを持っていることをぶちまけた。

 この出来事については、止めに入ったブラッドも14年の英男性誌「GQ」のインタビューで言及。「かみタバコを、自分が乗っている戦車に吐いた」スコットにムカつき、「(アドリブで)『きれいにしろ』って言ったんだ。シャイアもさ……オレたちは(撮影準備のために)超厳しいブートキャンプとか、この戦車でかなりキツイことをやってきたということを前提で聞いてほしいんだけど。シャイアもオレと同じように侮辱されたと感じたんだよ」「でも脚本には、そうしろと書いてあったんだ」と、撮影中に誤解が生じたために起こったと説明している。

 「GQ」はスコットにもインタビューをしており、その際、彼は「シャイアから『戦車にガムを吐くなんて許さない、きれいにしろ』と、まくし立てられたんだ」「オレはフ●ック・オフって言い返して、そこへブラッドが止めに入ったんだ」と明かし、シャイアのことを「マジでうざい奴」と吐き捨てた。スコットは、この出来事をめぐって「誤解」「和解」といった使っておらず、“うざいシャイア”として記憶に残っているようだ。

 8年たった今でもシャイアに対して怒りをあらわにしたスコットだが、ブラッドのほうはシャイアのことを、「オレが見た中で最高の役者の一人。極限まで演技にコミットする男なんだ」と大絶賛。「一緒に仕事ができて本当に幸運」とまで言っている。

 俳優として天性の才能を持つと評価されるシャイアだが、奇妙な芸術活動をしたり、不法侵入や飲酒運転で法的トラブルを起こしたり、DVや不貞行為などを告発されて謝罪したりと、近年はお騒がせセレブとして世間を騒がせることが多い。

 先日、くっついたり離れたりしている元妻のミア・ゴスが彼の子を妊娠したというおめでたい報道があったばかりだが、スコットが過去のいざこざを掘り返したことで、“ハリウッドの問題児”というイメージから、まだしばらく離れることができなそうだ。

英王室“追放”のアンドリュー王子、性的暴行疑惑が示談に! 母・エリザベス女王が「和解金」3億円負担か

 当時未成年だった女性への性的暴行疑惑をめぐり、事実上英王室から追放されたアンドリュー王子(61)が、民事訴訟を起こした被害女性へ多額の和解金を支払うことで示談にこぎ着けた。莫大な和解金の一部は、母エリザベス女王が負担するようだとも報じられており、ネット上には怒りの声が殺到している。

 富と権力を振りかざし、少女たちに性的人身売買をさせた罪で起訴された米大富豪ジェフリー・エプスタイン(拘留中に自殺)。彼の性奴隷だったヴァージニア・ジュフリーは、アンドリュー王子と性行為をするよう強要されたと主張しており、2021年にニューヨークで、王子を相手どり民事訴訟を起こした。王子は一貫して容疑を否定しているが、英王室は22年1月、王子の軍の名誉職、慈善団体のパトロンとしての役職を王子からすべて剥奪した。

 王子の弁護士チームはヴァージニアの精神疾患に関する記録の提出を要求しており、これに激怒した彼女が「一文無しにして破滅させてやる」と決心したとの報道も飛び交っていたが、その思惑通り、高額の和解金により示談に至ったのだ。

 現地時間2月15日、ヴァージニアの弁護士がニューヨークの連邦裁判所に和解書を提出。アンドリュー王子がヴァージニアに対して和解金を支払い、さらに彼女が立ち上げた性的人身売買の被害者を支援する慈善団体への寄付が確認された時点で訴えを取り下げることで合意した──と複数のメディアが報じた。

 和解金や寄付金の額は非公開だが、英大衆紙「デイリー・メール」は1,200万ポンド(約18億8,000万円)と報道。慈善団体への寄付金200万ポンド(約3億1,300万円)はエリザベス女王が出すと伝えた。

 そもそも、王子は19年に英BBC局の単独インタビューに応じて「性的暴行などしていない」「記憶にない」と白々しく否定して大炎上し、公務を離れた。そのため年間約25万ポンド(約3,900万円)の収入がなくなり、現在は王立海軍の年金2万ポンド(約310万円)と女王からの援助でギリギリの生活をしていると伝えられる。

 ヴァージニアへの和解金は、14年にセーラ元妃と共同で購入したスイスの高級リゾート地ヴェルビエのコテージを売却して捻出すると推測されており、足らない分を女王が負担するよう。

 女王は王室助成金のほか、ランカスター公領(土地や不動産)や個人的な投資や不動産から収入を得ている。ランカスター公領は年間2,200万ポンド(約34億4,700万円)を超える女王の主な収入源であり、ここから寄付金を支払うとみられている。

 王室の威厳を守るために90歳を過ぎても公務に励んでいる女王に、心配や迷惑をかけっぱなしのアンドリュー王子に世間は激怒。「イギリスの恥」「二度と公の場に出るな」「一番のお気に入りとはいえ、ママに頼りすぎ」との批判が噴出している。

 また、「女王の在位70年を祝うプラチナ・ジュビリーを6月に控えているため、さっさと金で解決したかったのだろう」と、一連の処遇は国民の非難をかわすための処置との批判も。

 体調不良で公務を休んでいたエリザベス女王だが、今回の示談ニュースが流れた翌16日、ウィンザー城で英海軍の幹部に接見。左足を指して「見ての通り、動けないのです」と話し、「95歳になっても息子に苦労をかけられて、かわいそう」と同情が集まっている。