Netflix『ハリー&メーガン』後半配信で、視聴者が“ウィリアム派”“ヘンリー派”に分かれ議論! 一方でチャールズ国王は称号剥奪せず?

 ヘンリー王子とメーガン夫人が王室離脱を決断するまでに、王室や英メディアから受けた仕打ちを赤裸々に語った、Netflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』。後半が12月15日に配信され、「王室はウィリアム皇太子のためなら喜んで嘘をつくが、私たちを守るための真実は語らない」と批判したり、離脱の話し合いの際「ウィリアム皇太子が叫び、怒鳴った」ことまで暴露するなど、第1部以上に物議を醸す内容となっているようだ。やりたい放題のヘンリー王子夫妻だが、一部メディアによると、チャールズ国王は彼らの称号を剥奪しないとみられているという。

 今回配信された動画で、自分たちが受けた王室からの組織的な心理的虐待を糾弾し、王室離脱について王族と話し合った際、兄のウィリアム皇太子からは「怒鳴りつけられ」、父・チャールズ国王からは「事実とは異なることを言われた」と暴露したヘンリー王子。祖母であるエリザベス女王は静観していたといい、その光景は「恐ろしいものだった」と、王室との関係が決定的に悪化した瞬間を振り返った。

 また、昨年3月に、米CBSテレビでオプラ・ウィンフリーによる独占インタビューが放送された翌日、ウィリアム王子から届いたメッセージを見て深く傷つくヘンリー王子を、メーガン夫人が抱きしめ励ます様子もリアルタイムで撮影されていた。ネット上ではファンから「兄からいじめられているヘンリー王子がかわいそう」と同情の声が上がっている。

「自分たちのストーリーを語る番だ」と意気込んだヘンリー王子夫妻は、今回、王室離脱後のプライベート映像をふんだんに使っており、「まるでリアリティ番組みたい」だと違和感を訴える声も少なくなかったが、「何があっても支え合い愛を貫く2人」「楽しみながらのびのびと子育てをする夫婦」と好意的に受け取る人もいる様子。Twitter上では「#HarryandMeghanNetflix」というハッシュタグを付け「短気で怒りっぽく人種差別的なウィリアムが次期国王だなんてね!」「弟をいじめるウィリアムにはガッカリ」と皇太子を批判するツイートが続出するなど、王室批判の声が上がっている。

 一方で、王室側は『ハリー&メーガン』の内容についてコメントを控えている状態だ。そのため、ウィリアム皇太子に対して、「一方的に攻撃され続けるのを耐えなければならず、かわいそう」「自分たちのストーリーを話す番などこない皇太子夫婦が気の毒」との意見も。「皇太子の子どもたちの気持ちは考えなかったのだろうか。トラウマになりそうな話だけど」と、ヘンリー王子夫妻を批判する声もまた多く上がり、ウィリアム王子派、ヘンリー王子派に分かれ議論が巻き起こっている。

 メーガン夫人に批判的なイギリスの名物司会者ピアース・モーガンは、「国王は2人が持つすべての称号を剥奪し、絶縁すべき。王政を破壊する前に、そうすべきだ」とツイート。英国保守党のティム・ロートン議員も、ヘンリー王子夫妻を「恥ずかしい夫婦」だと表現し、「彼らが我が国の称号を持っていることを恥じる」と主張。王室批判をしながら彼らが今も使用している「サセックス公爵&公爵夫人」の称号を剥奪すべきだという声は、ネット上にも続出している。

 しかし、米メディア「Page Six」は、王室専門家の見解として、「国王は、ヘンリー王子夫妻の称号剥奪を考えないだろう。狭量すぎるし懲罰的に見えてしまうから」「剥奪したら、2人は『報復措置だ』『王室にとって、いてほしくない存在だったことの証拠だ』と主張することになる」と報道。メーガン夫人は称号を剥奪されたとしても「プリンセス・ヘンリー」と名乗ることができ、ロイヤルとして扱われ続ける可能性はあるとも伝えた。

 さらに、同メディアはヴィクトリア女王の孫娘パトリシア・オブ・コノートが、アレグザンダー・ラムジーと結婚した際、王女の称号「HRH」を放棄して、レディ・パトリシア・ラムジーと名乗るようになった例を挙げ、ヘンリー王子も王子の称号を放棄することは可能性だとも伝えている。

 ドキュメンタリー後半では、王室や王族のひどい仕打ちに苦しみ悩むヘンリー王子夫妻を、アメリカのセレブリティな友人たちが家族のように親身になって助けてくれたことも明かされており、もう二度と王室の生活には戻らないという決意が感じられる内容となっていた。

 2年前に去っていったヘンリー王子夫妻から“宣戦布告”された形の王室が、今後コメントを出すかどうかが注目されているものの、エリザベス女王が死去してから初めて迎えるクリスマスを間近に控えていることもあり、このままスルーするものとみられる。そして、来年5月6日に執り行われるチャールズ国王の戴冠式には招待せず、彼らとの関係をフェイドアウトさせるのではないかと推測する声も上がっている。

 なお、来月にはヘンリー王子の自伝本『スペア』がリリース予定であり、今後も2人の王室批判は続くだろう。ヘンリー王子は今回のドキュメンタリーで、メーガン夫人のことを「生まれながらの王族よりも公務がうまい」と大絶賛しており、自分たちは王族よりも慈善活動がうまく、社会への貢献度が高いというアピールをかけてくるかもしれない。

 チャールズ国王やウィリアム皇太子が、いつまでヘンリー王子夫妻からの攻撃に耐えられるのか、メンタル的に参ってしまうのではないかと心配する声も上がっている。夫妻の動向はもちろん、王室側の対応にも注目だ。

ヘンリー王子夫妻のNetflixドキュメンタリー、米映画レビューサイトでも低評価続出! 特に問題視されたメーガン夫人の発言とは?

 どのような爆弾発言を投下するのかと注目を集めていたヘンリー王子とメーガン夫人のNetflixドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』の前半3話が、8日に配信にされた。

 彼らが予告していた“2人のラブストーリー”だけでなく、英王室には植民地時代から変わらぬ“無意識の人種差別や偏見”があること、イギリスという国自体も人種問題を抱えていることなどを、奴隷制度の歴史に触れながら紹介。何も知らず王室に嫁いだメーガン夫人の戸惑いや心労、タブロイドのせいで父親との関係が悪化し絶縁したことを語るシーンもあり、ネット上では「相変わらず被害者ヅラしている」と厳しい批判が巻き起こっている。

 今回のドキュメンタリーで、インスタグラムを介した出会いであることを告白したヘンリー王子夫妻。デート時に撮影したものや、王室離脱直後にヘンリー王子が空港で撮った自撮り動画をはじめ、バンクーバーの豪邸で不安そうな顔で王子を待つメーガン夫人のすっぴん姿、アメリカでのびのび育つ長男アーチーの様子など、写真や動画をたくさん公開しながら、プライベートを赤裸々に明かした。

 中には、プロポーズをするためにひざまずく王子を夫人が撮影した映像まであることから、ネット上では「プライバシーを守るために王室離脱したくせに、1.5億ドル(約200億円)の契約金に目がくらんでNetflixにプライバシーを売った」といった批判が続出。ネガティブな声があまりにも多いため、王子夫妻の報道官は声明を発表し、「プライバシーを守るために王室を離脱するとは言っていない。それはメディアが作り上げたもの」だと反論。あらためて「真実とはまったく異なる物語を作り上げようとする」などとメディアを批判した。

 しかし、ドキュメンタリーの予告編で、彼らを追いかけ回すパパラッチとして流れた映像が、実際は映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』(2011年)のプレミアに集まったカメラマンたちであることが判明しているため、“捏造疑惑”も浮上。ネット上では「物語を自分に都合よく作っているのはお前たちだ!」「どこまで真実なのかわからない」という辛らつな意見も上がっている。

 そんな今回のドキュメンタリーで特に問題視されているのは、メーガン夫人の「イギリスに行き、問題にされたから、私の人種についてみんな知ることになったの。それまでは、ほとんどの人が私を黒人女性として扱わなかったわ」という発言だろう。

 この言葉に黒人女性たちが激怒しており、SNSには、「人種差別的なアメリカで生まれ、黒人のシングルマザーに育てられたのに? 信じられない。嘘をついている」「若い頃は黒人女性特有のカーリーヘアだったのに、ハリウッドではストレートに矯正している。白人特権を使うためにホワイトウォッシュしたのよね。計算高い人」などと厳しい声が噴出している。

 また、メーガン夫人がエリザベス女王に初対面する際、「カーテシー」(片足を引いて軽く膝を曲げる、女性が位の高い者に対して行うヨーロッパの伝統的なあいさつの作法)をしなければならないと知ったことを振り返るシーンでは、両手を広げて深々と長々とお辞儀をし、大げさな作り笑いを浮かべながら頭を上げ「陛下、お目にかかれて光栄でございます」と挨拶する様子を再現。

 ネット上では「女王を、王室の伝統をバカにしてる」「王族に対する人種差別」「不愉快」「無知な上に無礼で無神経でむしずが走る」と、これにも非難が相次ぐことに。「王子も気まずそうにしているし、この場面は編集でカットしたかっただろうね」と推測する声も上がった。

 さらにメーガン夫人は、結婚式の数日前にタブロイドから金をもらっていたことがわかり、父親と絶縁状態になったこと、タブロイドには親しくもない異母姉が出てきて迷惑したことなどを悲しそうに回顧。ヘンリー王子は「父親を失ってしまった。私と一緒にならなければ、そんなことにはならなかったのに。責任を感じる」と発言した。一方で、メディアの取材を受けた父方の家族は「父親はいる。彼女が連絡を取らないだけだ。心臓発作を起こしても、心配せず、連絡してこないんだ」と反論している。

 なお、ドキュメンタリーの冒頭に「王室のメンバーは番組の内容に対するコメントを拒否した」という字幕が表示されるのだが、米娯楽雑誌「People」によると、実際にはコメントを求められていなかったとのこと。Netflix関係者は「チャールズ国王とウィリアム皇太子の報道官に連絡を入れ、コメントする権利を与えた」と主張しており、双方の言い分は食い違っている状態だ。

 さらに、昨年「取材方法に問題があった」との調査報告が公表され、ウィリアム皇太子が「もう二度と放映されるべきではない」と訴えた、BBCのドキュメンタリー番組『パノラマ』(1995年放送)でのダイアナ元妃のインタビューの映像も2回にわたり流れた。Netflixが映像を使用する許可を取ったのかどうか問題視するメディアもあり、ネット上では、「ヘンリー王子が止めればよかったのに」との声が噴出するなど、王子に対する批判も集まっている。

 ヘンリー王子は、ブレグジット(イギリスのEU離脱)になぞらえ、メ―ガン夫人の名前をもじって作られた造語「メグジット」(王室離脱)は女性蔑視であると主張したり、イギリスの植民地時代からはびこる人種差別を嘆いたが、「だったらもう戻ってこなくていいよ」と感じているイギリス人は多いようで、ネット上では、「称号だけでなく国籍も剥奪したらいい」と厳しい声も。

 イギリスのメディアの多くはこのドキュメンタリーに批判的だが、アメリカの大手映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」でも、低評価が相次いでいる。映画評論家は100%中50%とまずまずの評価だったが、視聴者は12%とかなりの低評価をつけ(12月13日現在)、「オプラ(ウィンフリー)によるインタビューのロングバージョン」「目新しいものは何もない、ごみみたいな内容」「Netflixを解約する、いいきっかけをくれた」などと辛らつなコメントが並んでいる。

 昨年3月にアメリカのCBSテレビで放送されたオプラ・ウィンフリーの独占インタビューで、王室から「人種差別的発言があった」ことを暴露したヘンリー王子夫妻。当時、別件で取材を受けていたミシェル・オバマ元大統領夫人は、このインタビューについて意見を求められ、「人種差別問題は今に始まった問題ではないから、彼女が感じたことについては特に驚かない。家族が許し合い、和解し合えることを祈るばかり。これは家族の問題であって、家族とは何よりも大切なものですから。これを機に、良い教訓として我々に示してほしい」とコメントしていた。

 ネット上では、「ミシェルのアドバイス通り、インタビューにとどめていたら、ヘンリー王子夫妻の印象は良くなっていたはず」「英国批判を封印し、メンタルヘルスや退役軍人のためのチャリティ活動に精を出していたら、アメリカのロイヤルになれたかもしれないのに」と残念がる声も上がっている。

 なお、物議を醸している『ハリー&メーガン』の後半4~6話は、15日に配信される予定だ。

ヘンリー王子&メーガン夫人、ロバート・F・ケネディ人権賞受賞で掘り起こされた、過去の差別発言

 12月6日夜、ヘンリー王子とメーガン夫人がロバート・F・ケネディ元米司法長官の人権団体が主催する『リップル・オブ・ホープ・アワード・ガラ』に出席。「王室の構造的な人種差別」を勇敢に告発し、「メンタルヘルスについて」積極的に発言を行い、世界に変化を起こしたとして「希望のさざなみ賞」が授与された。豪華なルイ・ヴィトンのオートクチュールドレスを着て現れたメーガン夫人は、トークセッションでシニアロイヤル(英国王室の主要王族)時代に自殺願望があったことをあらためて語り、ヘンリー王子は自分たちがストーリーをシェアするのは人々を癒やすためだと熱く語った。

 2人はプライベートジェットでガラが開催されるニューヨークを訪問。雨が降る中、SUVで会場に到着した際には、王子が先に降りて夫人が濡れないように後ろから傘を差すという紳士っぷりを発揮。メーガン夫人ははじけるような笑顔で先陣を切ってレッドカーペットを踏み、うれしそうに彼らを迎えた団体の会長ケリー・ケネディとスリーショット写真を撮影した。

 Netflixのドキュメンタリー『ハリー&メ―ガン』の配信開始2日前ということもあり、集まった記者の中には「王室を破壊する気分がいかがですか?」「家族より金のほうが大事ですか」などと野次を飛ばす者もいたが、ヘンリー王子は「質問が多いね」とスルー。純白のオフショルダーのドレスに、ダイアナ元妃から受け継いだ大粒のアクアマリンの指輪をはめていたメーガン夫人も、笑顔を振りまき、受け流していた。

 なお、ガラでロバート・F・ケネディの娘であるケリー会長とトークをしたヘンリー王子は、自分たちの活動は「これが始まり」とし、メーガン夫人は積極的に語ってきた自身のメンタルヘルスについて「消えてしまいたい……という気持ちになるのは、あなただけではないとわかってほしくて」と説明。自身の経験を積極的に語ることによって、いま死にたいと思っている人たちの希望になりたいとも熱弁した。

 対してヘンリー王子も、「地球上の99%の人は、なんらかのトラウマや喪失感、痛みを抱えている」「2020年以降、増え続けている」と危機感を示し、「我々が自分たちのストーリーをシェアすることで、そんな人々を癒やせるのだ」と自論を展開。

「希望のさざなみ賞」を受賞したことで世界中から注目され、ガラの知名度を大きく上げたヘンリー王子夫妻だが、一部からは「イランの女性人権活動家たちや、ウイグル人の人権活動家たちなど、命を懸けて必死に活動している人たちを抑えて受賞するのはいかがなものか」と、彼らの受賞を疑問視する声も上がっている。

 確かに「王室の構造的な人種差別」は問題だが、2人が告発していることには証拠がない。逆に王室のメンバーで人種差別で問題になったのはヘンリー王子しかいないという声も多く、2005年に仮装パーティにナチス・ドイツの制服で出席し、白人至上主義団体KKKの仮装をする友人と盛り上がっている写真が流出したこと、09年には士官学校の士官候補生だった06年当時、パキスタン人への蔑称である「パキ」、アラブ人に対する差別用語である「ラグヘッド」など、人種差別用語を使っていたことをネット上で再び掘り起こされている。

 ヘンリー王子は自身の人種差別行為について謝罪しており、王室も謝罪声明を発表しているが、王族がとんでもない人種差別をしていると当時は大問題となった。

 プライバシー確保のために王室を離脱したのに、王室批判をし「いかに自分が被害者だったか」ばかりをアピールしていると批判されているヘンリー王子夫妻。今回司会を務めていたアレック・ボールドウィンも、自分は主演映画撮影現場で死傷者が出た銃暴発事故の被害者だとアピールし続けていると指摘し、「被害者ヅラする人たちだけのガラ」だと厳しい意見も上がっている。

 また、ガラでは王子夫妻と一緒のテーブルで式典とディナーを楽しめる特典が100万ドル(約1億3,000万円)で販売されていたことから「こんなことを了承するなんて下品」だと叩かれている。11月29日にメーガン夫人がゲストとして出席した「パワー・オブ・ウーマン」のチャリティイベントでも、販売されていた席は5,000ドル(約68万円)だったことから「ロイヤルだから自分たちには価値があるとか思ってそう」と眉をひそめている人も。

 自分たちが苦しんだつらいストーリーをシェアすることで、人々を癒やし勇気づけたいと思い活動している2人だが、ネット上では、「クリスマスどころか、日々の食事にも困っている庶民のストーリーも聞いてほしい」「電気代が高くて、それどこじゃない。1465万ドル(約19億9,000万円)の大豪邸に住んでいる上級セレブの悩みなんて、聞いてる余裕はない」といった声が続出していた。

 8日に配信された『ハリー&メ―ガン』の前半3話も賛否両論を呼んでいるヘンリー王子夫妻。世間の怒りは増すばかりで、「怒りをエネルギーに変えられたら電気代がタダになりそう」と皮肉る声まで上がっている。15日に配信される残りの3話で、アンチを黙らせることができるだろうか……。

ウィリアム皇太子のアメリカ訪問のウラで……ヘンリー王子、ドキュメンタリーの予告公開で大炎上! 和解への道のり遠い?

 王位継承順位が1位となったウィリアム皇太子と妻のキャサリン妃が、8年ぶりにアメリカを訪問。3日という短い滞在期間中、彼らを一目見ようと行く先々に多くの人々が集まり「やっぱり本物はオーラが違う」とロイヤル・フィーバーが巻き起こった。

 11月30日、皇太子夫妻はプライベートジェットではなく民間航空機のブリティッシュ・エアウェイズでボストンのローガン国際空港に到着。最初に向かった市役所には、彼らを一目見ようと数千人が集まった。冷たい雨が降る中、朝早くから2人の到着を待っていた群衆の中には他州から来た人もおり、皇太子夫妻を見られたのは短時間だったが「文句を言う人はおらず、誰もが大満足していた」と米メディアは報じた。

 この夜、2人は全米プロバスケットボールNBAの試合を最前列で観戦。皇太子といえば、「ゴッドマザー」でエリザベス女王に長年仕えた女官でもあるレディ・スーザン・ハッセーが、カミラ王妃主催のチャリティ・レセプションで、黒人DV被害女性の支援活動をしている団体の創設者である黒人系女性ンゴジ・フラニに対する人種差別的発言が問題となり辞職したばかり。そのため観客席からはブーイングが上がったが、皇太子夫妻はそれに動じることなく、終始にこやかに試合を楽しんでいたという。

 アメリカ訪問2日目の12月1日、ウィリアム皇太子夫妻は環境イノベーション団体や都市部での暴力によるトラウマから若者たちを守る団体などを訪問。2人の姿を一目見ようと外で待機していた女性から、「テネシーにいる母に一言お願いします」とビデオ電話でつながっているスマホを差し出されたウィリアム皇太子が、「いま、つながってるの? お母様のお名前は? こんにちは、マレリー! そちらはこちらより暖かいといいのですが」と笑顔で話し、神対応だと話題に。

 子どもと話すときは必ず膝を折り、目線を合わせることで有名なキャサリン妃は、たくさんの子どもたちと会話とハグをし、「心から交流したいのだとわかる」「ダイアナ元妃と重なる」と称賛された。

 アメリカ訪問の目的である「第2回アースショット賞授賞式」が開催された2日の日中、ウィリアム皇太子はジョン・F・ケネディ・ライブラリーを訪れ、バイデン大統領やキャロライン・ケネディと面会。キャサリン妃はハーバード大学の子ども発達センターを訪問し、研究者たちから子どもたちに明るい未来を与える科学の進歩に関する話を熱心に聞いていた。

 夜に行われた授賞式で最も注目されていたのは、キャサリン妃のドレス。エコがテーマの式典であるため、おそらく過去に着用したドレスを着回すのだろうとみられていた中、彼女が着用したのは誰も予想しなかったレンタルファッション「Hurr」で借りたソラスロンドンのオフショルダーのエレクトリックグリーンのドレスだった。購入すると350ポンド(約6万円)だが、レンタル価格は74〜194ポンド(約1万2,000円〜3万2,000円)だと伝えられている。ドレスにマッチした印象的なネックレスは、ダイアナ元妃も何度か身に着けていたメアリー王妃のエメラルドとダイヤモンドのチョーカーで、ゴージャスかつサステナブルだと大絶賛された。

 一方、ウィリアム皇太子が着用していたのはこれまでに何度も着ているブルーのベルベットのブレザーで、2021年に開催された前回の授賞式ではグリーンのベルベット・スーツを着ていたことから、今回もベルベットをチョイスしたものとみられている。

 キャサリン妃は今回の訪問中、アレキサンダー・マックイーン、バーバリー、マルベリーとイギリスを代表するブランドを次から次へと着こなし、「上品でエレガントな彼女にピッタリな上流階級ファッション」だとアメリカのファンをうっとりとさせた。また、誰に対しても平等で気さく、かつ敬意をもって接するキャサリン妃は、ダイアナ元妃とそっくりだと感動する声も上がった。

 今回のアメリカ訪問で、「できるだけたくさんの人々と触れ合いたい」と希望していた皇太子夫妻は、その言葉通り、ハードスケジュールの中でも集まった人々と積極的に会話していた。SNSに投稿された動画は2人の人柄がよくわかる動画ばかりで、「王室は問題あるかもしれないけど、彼らのことは支持するし応援する」というコメントで埋め尽くされている。

 また、ネット上には「2人とも苦労の多い人生だろうに、王室の伝統を守り、しっかりと振る舞っていて素晴らしい」「本物はやはり違う」といった称賛に加え、「スペア夫婦とはオーラが違う」と、弟のヘンリー王子、メーガン夫人と比較する声もみられた。

 次期国王ということで厳重な警備が敷かれ、ボストンでは交通規制も行われたため不満を感じた人もいると伝えられたウィリアム皇太子夫妻のアメリカ訪問。しかし、SNSに投稿されている声を見る限り、彼らは行く先々で大歓迎を受け、多くのアメリカ人から好意的に思われていたのは間違いないようである。

 一方で、来月、自叙伝『スペア』を出版するヘンリー王子は、メーガン夫人とのNetflixのドキュメンタリー配信が近いこともあり、このところ表に出ている。ドキュメンタリーの予告編は、ウィリアム皇太子夫妻がアメリカを訪れている今月1日にYouTubeで公開され、「また被害者ぶるのか」と批判意見が続出し、コメント欄が炎上。皇太子夫妻が帰国した後、5日に公開された2本目の予告編も「はいはい、感動して(メーガン夫人がエリザベス女王の国葬で流したように)左目から涙が出ちゃう」とバカにするようなコメントが次々書き込まれ、これまた大炎上している。

 世間からの反応が正反対なウィリアム皇太子夫妻とヘンリー王子夫妻。今回、ヘンリー王子が暮らすアメリカをウィリアム皇太子が訪問することから、兄弟の再会の可能性も話題に上がっていたが、実現には至らず。「デイリーメールオンライン」によると、「ウィリアム皇太子が帰国後、チャールズ国王と緊急会議を行う予定だ」とし、一方のヘンリー王子側は「ドキュメンタリー公開後に連絡し、関係修復をする準備もしている」と伝えているが、和解にはまだまだ時間がかかるかもしれない。

ヘンリー王子は「ロリポップをいつもしゃぶっていた」! リアリティ番組『リアル・ハウスワイフ』出演セレブが過去の交際暴露

 有閑マダムたちの日常に密着した人気リアリティ番組『リアル・ハウスワイフ』出演者が、34歳の初夏に当時21歳だったヘンリー王子と交際していたことを激白。「ロリポップ(ぺろぺろキャンディー)をいつもしゃぶっていた」などと暴露し、ネット上を大いに沸かせている。

 今回、若かりし頃の王子とのロマンスを告白したのは、インテリア・デザイナーで、執筆家としても知られるセレブのキャサリン・オマニー。2番目の夫と婚姻中の2010年にワシントン・D.C.版『リアル・ハウスワイフ』に出演し、一躍有名になった彼女が王子と関係を持っていたのは、再婚前のことだった。

 王子が1月に発売する自伝本『スペア』で、過去の恋愛についてつづっているらしいと知ったキャサリンは、「王子が34歳の2人の子持ちのシングルマザーとふらふらしてるなんて許されることじゃないから、(自伝本に)私との過去は書かれていないと思う」と見解を示した上で、「王子がどんな人生を歩んできたのかを公にしようとしているこのタイミングで、(これまで秘密にしてきた)彼との過去を率直に語りたい」と決心。

 現在暮らしているスペインの高級リゾート、マヨルカ島で、英大手タブロイド紙「ザ・サン」のインタビューに応じ、16年前の06年5月にロンドンのアート・バーで共通の友人を介して知り合った王子との1カ月にわたるロマンスについて赤裸々に語った。

 キャサリンは、「王子はまだ21歳だったから、その時は付き合うことになるなんてまったく思いもしなかった」ものの、「夜の11時頃になってみんなが帰り始めた時、彼が外に止めてあった3台のレンジローバーのうちの1台を指さして『さあ、僕と一緒に乗って』と言って。すごくうれしくなっちゃったの」と、王子の言動に思わずときめいたのだと振り返る。

 それからサウスケンジントンのエクリプス・ナイトクラブに移動した2人。キャサリンいわく、「私がほかの人としゃべっていたら、ハリーがシャンパンクーラーにかけられていたナプキンを取って私の頭の上にかぶせた」といい、「凍えそうに冷たくって、ムッとした。『“かまってちゃん”はやめて。お行儀悪いわよ』って言った」とか。「そしたら彼の付き人の1人が来て、彼を『しっかりしてください』『そのような振る舞いはいけませんよ』って叱ったの。何度か叱られるのを見たわね」とも語り、王子がハメを外さないよう、付き人が常に遠くから見張っていたそうだ。

 その後、ほかのナイトクラブをはしごし、1時間半ほどたった頃、おなかがすいたキャサリンが王子に「あなた、おいしいベーコン・サンドイッチ作れる?」と聞いたところ、王子は「僕、すごくおいしいベーコン・サンドイッチ作れるよ!」と言い、チェルシーに住む王子の友人宅にお持ち帰りされたという。

 王子は彼女に心を許し、祖母であるエリザベス女王といかに仲が良いのかなども話してくれたそうだ。2人は「まるでティーンのようにはしゃいだ」といい、キャサリンは「歯ブラシをマイクに見立てて歌ったり、服を着たままお風呂に入ったり。その様子を友人が私の携帯カメラで撮影したりして」とも明かし、実際に写真も公開した。

 そして、「私たちはじゃれ始めて、レスリングみたいなことを15分くらいして。『家に帰らなくちゃ』って彼に伝えたの」「そしたら、彼が私のウエストをつかんで抱き上げたの。体を壁に押し付けられて…… 人生で経験したことがないほどに素晴らしく情熱的なキスをしてくれた。私、完全に言葉を失っちゃったわ」と、王子が積極的でキス上手だったとも激白。

 また、キャサリンは王子に「ロリポップをしゃぶる癖があった」ため、「ベイビー」というニックネームをつけて呼んでいたとも明かしており、短いロマンスだったとはいえ濃い関係だったことがうかがえる。

 それから2人はメッセージを送り合い、「1週間後にケンジントンのバーでデートをした」「何回か会った。プライベートなバーでね」と順調に交際を重ねたようだが、王子が突然電話番号を変えたことで連絡が取れなくなり、関係はあっけなく終了したようだ。

 09年にバルバドスで開催されたポロ・マッチで再会した時、彼女は2度目の結婚をしていたが、「ボディガードを押しのけて、私にキスとハグをしてきた。会話も弾んだわ」と、この時も積極的だった王子と、その後は連絡を取り合うこともなく、「今振り返ると、友人関係を続けられなかったことは残念」だったと語った。

 「ハリーとのことは一生の思い出」と振り返るキャサリンは、「彼はかなり年下だけったけど、相思相愛だったと思う。もし彼が王族じゃなくて、自分より10歳年上だったら、パーフェクトな男性だったのに」とも発言。今も王子との相性は良いと確信しているようで、「きっとまた私たちは会うわ。だって世界は狭いんですもの」と、次の再会を楽しみにしている様子。

 キャサリンは最後に、「あの頃の彼が必死になって求めていた自由を、ついに手に入れることができていたらいいなと思う」「メーガンが、ちゃんと彼の世話をしてくれていればいいなと願う。彼が幸せであり成功してくれたらと願うのみよ」とエールを送り、「だって、彼は勇敢でカリスマ性があり、めちゃくちゃおもしろくて、インテリで愛すべき人物なんですもの」と王子をベタ褒めした。

 この告白に、ネット上は大盛り上がり。「王子にとっては交際ではなく、一夜だけの関係だったのでは」「年上だし、バツイチのシングルマザーなら口が堅いと思ったのかも」「今ごろメーガン夫人が大激怒していそう」といった辛らつな声、「王子は強制的に電話番号を変えさせられたのだろうね」と、王室の意向で2人は破局させられたのではという臆測も流れた。

 また、メーガン夫人にも離婚歴があり年上なことから、「王子は離婚歴のある年上女性が好きなのでは」と皮肉る声も上がっていた。

 来年の1月10日に発売される王子の自伝本にキャサリンとのロマンスが書かれていることを期待する声もあるが、あまりにも交際が短期間であり、キャサリンはメーガン夫人が“代わり映えのしない日常を送っていたB級女優時代”に夢中になっていたと認めている人気リアリティ番組シリーズの出演者であることから、夫人の嫉妬を避けるためにも言及されていない可能性のほうが高いだろう。

 ラスベガスで全裸写真を撮られるほどのパーティ好きで知られるヘンリー王子だけに、キャサリンの告白に刺激され、「実は私も」と暴露する女性が現れやしないか。今後のタブロイドの動きに注目したい。

エルトン・ジョンの最終公演特番で、ヘンリー王子夫妻がメッセージ! メ―ガン夫人の「上から目線」のコメントが物議

 1997年に事故死したダイアナ元妃と親しかったことで知られる音楽界のレジェンド、エルトン・ジョン。11月20日にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで開催されたワールドツアー『Farewell Yellow Brick Road』最終公演の模様が、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」で特集され、冒頭に流れた「サセックス公爵と公爵夫人」からのメッセージ動画がネットで物議を醸している。

 メーガン夫人の「誇りに思うわ」という上から目線の“お言葉”もさることながら、ヘンリー王子が再び母親であるダイアナ元妃のカードを切ったと批判が噴出しているのだ。

 問題の動画は、ディズニープラス初のライブ配信と喧伝された『エルトン・ジョン ライブ:フェアウェル フロム ドジャー・スタジアム』の冒頭で流れているもの。エルトンは今回でツアーから引退すると表明しており、最終公演開始19分前からスタートしたこの特番の冒頭には、エルトンやゲスト出演者らの話、過去の映像のほか、豪華セレブからのメッセージが紹介された。

 音楽界の重鎮クインシー・ジョーンズ、ナイル・ロジャースやトニー・ベネット、世界的人気歌手のケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、ビリー・アイリッシュら数多くの大物セレブたちがエルトンに「今まで本当にありがとう」などとねぎらいの言葉を贈った。

 交友関係が広いエルトンならではの顔ぶれだが、その豪華メンバーの中で最後から2番目に登場したのが、ヘンリー王子夫妻だった。

「ヘンリー王子とメーガン夫人、サセックス公爵と公爵夫人」というテロップと共に笑顔で登場した2人からのメッセージは、「ハイ、エルトン」というメーガン夫人のかけ声でスタート。彼女は、「おめでとうと言いたくて(私たちはこの動画を撮影したの)」「あなたのことを本当に誇りに思うわ」「最終公演を見ることができて感謝に堪えません」と高ぶる気持ちを隠しきれない様子で、笑顔を浮かべながらメッセージを送った。

 続いてヘンリー王子が、「何十年もの間、たくさんの人たちを楽しませてくれてありがとう。母の友達でいてくれて、私たちにとっても、私たちの子どもたちにとってもよき友達でいてくれて感謝しています」と、エルトンとは親子三世代にわたり家族ぐるみの付き合いがあることをアピール。

 「(ツアーからの)正式な引退とのことですが、これが最後のパフォーマンス、ということはないでしょう」と笑みを浮かべつつ、「(私たち家族は、あなたのことが)大好きです。あなたが素晴らしいキャリアを築き上げたことを祝福します」とコメント。甘えるように肩にしなだれかかるメーガン夫人に顔を寄せ、結婚4年目だがまだまだ夫婦仲の良さを見せつけた。

 彼らの次は大トリのバイデン大統領夫妻からの「アメリカ国民を代表して感謝する」という重々しいメッセージで、王族メンバーであるヘンリー王子夫妻が“VIP扱い”されていることは明白。イギリス人で「サー」の栄誉称号を持つエルトンの記念すべき特番の冒頭に、プライベートでも交流のあるヘンリー王子夫妻がメッセージを送ることはごく自然なことだといえるが、ネット上では、「またこの2人? 本当によく出てくるね」「プライバシーを求めて王室から離脱したのに、世界中に配信される特番でプライベートなメッセージを送るんだ」などと批判的な声が続出。

 また、「王子と結婚しなければエルトンと交流などできなかったであろうメーガン夫人が、上から目線で“誇りに思う”って。プリンセスからのありがたいお言葉とでも思ってるのかな」「『私はプリンセスなのよ』って人を見下しているようで不愉快」「ヘンリー王子も安っぽいハリウッドセレブみたいになっていてガッカリ」といった意見や、「また『ママ、ママ、ってダイアナ・カードを切りすぎ」「王室批判はやばいと気がついたから、ダイアナの名前を出して視聴者の気を引くしかないんだろうけど」などとあきれる声も少なくない。

 なお、エルトンのライブには、“サッカー界の貴公子”と呼ばれていたデビッド・ベッカムも、妻のヴィクトリアと一緒にメッセージを送ったが、デビッドは「あなたを友人と呼べるなんて本当に光栄。子どもたちも、あなたのことをゴッドファーザーと呼べて本当に幸せ」と敬意を払った。

 また、ヴィクトリアも「あなたとたくさんの素敵な思い出を作れて、素晴らしいショーもたくさん見させてもらって。家族みんながあなたを大好き。とっても誇りに思っているわ」と、ヘンリー王子夫妻と大差ない言葉をかけたが、視聴者からは「心がこもっている」と感動の声が上がった。

 ヴィクトリアと比べるとメーガン夫人は、作ったように不自然な“プリンセス・スマイル”だったため、「上から目線だ」と反感を買ってしまった様子。なお、夫人は最後に投げキッスをしており、これがアンチたちの神経を逆なでした可能性もありそうだ。

 12月8日にNetflixで配信されるドキュメンタリー番組と、年明け10日に発売される王子の自伝本『スペア』で、英王室の内情を暴露するのではないかと注目されているヘンリー王子夫妻。視聴者や本の購入者を増やすためにも、今後、メディアやイベントに登場するとみられ、今回のエルトンの特番も、PRの一環ではないかと指摘する声もある。イギリスでは「サセックス公爵と公爵夫人」の称号が剥奪される可能性が現実的になってきたとも伝えられており、ますます2人から目が離せそうにない。

アンドリュー王子、精神状態は“ボロボロ”? 「少女買春疑惑」への対応めぐり、元妻の不倫相手に相談していた!

 エリザベス女王が「最悪の年」だと嘆いた1992年に、アンドリュー王子と別居中だったセーラ・ファーガソンの“足の指をしゃぶる”姿をパパラッチされ、一躍有名になったアメリカ人実業家ジョン・ブライアン。これまでメディアを避け沈黙を守ってきた彼が、このたび英紙「メール・オン・サンデー」のインタビューに応じ、“少女買春疑惑”で苦しむアンドリュー王子を極秘訪問しアドバイスを与えたこと、王子の無実を確信していることなどを明かした。

 当時、英王室に大きな衝撃が走ったセーラの不倫スキャンダル。アンドリュー王子と別居中とはいえ、写真が世間に与えたインパクトは大きく、2人は復縁することなく4年後に離婚。しかし、セーラはその後、王子はもちろん不倫相手のジョンとも友人として付き合いを続けたそうだ。

 一方のアンドリュー王子は、英国際貿易担当特使(2001~11年)時代の10年12月にニューヨークのセントラルパークでジェフリー・エプスタインと一緒に歩いているところをパパラッチされ、世間を騒然とさせた。2000年代後半に児童買春・あっせんの罪で有罪判決を受け、刑期を終えたジェフリーと一緒にいることで、「児童買春をあっせんしてもらっている顧客」という疑惑の目で見られるようになったのだ。

 15年4月には、ジェフリーの性奴隷だったバージニア・ジュフレが、17歳の時にアンドリュー王子から性的暴行を受けたと告発。王室サイドは「事実ではない」と否定したが、ジェフリーが未成年への性的虐待容疑、性的人身取引の罪などで再び逮捕・起訴されていた19年8月に拘置所で不審な獄中死を遂げると、王子は再び世間から厳しい目で見られるようになった。

 この事態を改善しようと王子は同年11月に、英BBCの報道番組『ニュースサイト』の独占取材を受け釈明。ジェフリーからの招待を受け彼の家に滞在したことは「間違いだった」と認める一方で、王子とジェフリーの元恋人ギレーヌ・マクスウェルと3人で撮影したプライベート写真を持つバージニアについては「会った記憶がない」と言い放ち、被害者への謝罪の言葉は一切なく、苦しい言い訳ばかりを展開。世間から大バッシングを受ける結果となり、公務から引退することを表明した。

 ジョンは、今回の「メール・オン・サンデー」の取材に対し、この『ニュースサイト』のインタビュー放送後にセーラから「アンドリューと娘たちを助けてほしい」と頼まれ、セーラと王子が同居するウィンザー城近くのロイヤル・ロッジを極秘訪問したと証言。

 当時、セーラもインタビューの内容に深く傷つき、ベアトリス王女も父親である王子を「家族を傷つけた」となじるなど、家庭内はすさんだ状態だったという。14年に購入したスイスの高級リゾート地のコテージの支払いも滞るなど経済的な問題も抱えており、一家は大ピンチだった。

「失敗した事業を立て直し、人を立ち直らせ、家族再建するのが仕事」だというジョンは、「アンドリュー王子のインタビューは大失敗だった。誰もが賛同してくれるような、長期的な戦略的計画が必要だ」と感じ、はびこるパパラッチの目をくぐり抜け、ロイヤル・ロッジを2日続けて訪れたそうだ。ジョンは「王子とはいつだって良好な関係だった。セーラと交際中も、私が彼女を大切にしていると知っていたから(信頼されていた)」とも語り、王子は握手とハグで出迎えてくれたと明かしている。

 なお、王子の精神状態はボロボロで、「もうどうなってもいい」「私への扱いは極めて不公平だ!」などと怒鳴り散らしていたとのこと。「セーラと交際していた4年間、王子とも頻繁に会っていたが、彼が一度も声を荒らげるようなことはなかった。精神的に参っているのだと感じた。王室に与えたダメージをとても気にかけていた」と感じたと振り返った。

 結局、精神的に追い詰められていた王子とは40分ほどしか話し合いができなかったものの、ジョンは「王子が無実だと確信した」という。「セーラと交際していた時、王子も複数の女性と付き合っていたが、みな20代半ばを越えていた」と未成年好きのペドフィリア(小児性愛者)ではないと否定し、「もし王子が本当にスキャンダルになるようなことをしていたのなら、私は気がついていただろう。ファーギー(セーラの愛称)も絶対に気がつくはずだ。でも、そんな気配すらなかった」と王子の無実を信じていると断言した。

 さらにジョンは、「ジェフリーは王子をネタに、金がある女王をゆすろうと計画していたのだと思う」とも発言し、王子が陥れられたことを示唆。また、被害者に対しては「アメリカの法制度や弁護士団は、被害者に話を強調するようけしかける」「加害者に虐待された被害者は、裁判制度に虐待され、そしてメディアに虐待される」と同情した上で、「王子に関して、私は人違いだったと思っている」と見解を示した。

 バージニアは先日、ハーバード・ロースクールの元教授で有名な弁護士のアラン・ダーショウィッツに対して起こした同様の訴訟を「記憶違いかも」と取り下げている。このことから王子は、「無実だが、裁判が長引くと、それだけ王室に与えるダメージが大きくなるから和解に応じた」「自分は無実なのだから公務に復帰したい」という気持ちを一層強くしていると伝えられている。

 ジョンのインタビューは、アンドリュー王子に好意的なものであるが、王子をはじめ、セーラやジョンも、モラルに反することをした人間だととらえている人は多い。

 王子は、新たに「カウンセラー・オブ・ステート」(国王が不在のときなどに、公務を委託される王室メンバー)に追加される見込みのアン王女、エドワード王子と共に狩猟に出かけるなど、公務復帰への手がかりを探っていると伝えられたが、チャールズ国王は今後、どう動くのか? アンドリュー王子をめぐる王室の動向を注視していきたい。

ヘンリー王子&メーガン夫人のNetflixドキュメンタリー、監督が降板していた? 番組内容は『ザ・クラウン』より“ドロドロ”な可能性も

 Netflixで配信する予定のドキュメンタリー番組をめぐってトラブルになっていると伝えられていたヘンリー王子とメーガン夫人が、同番組の最初の監督と決裂していたことが明らかになった。

 ヘンリー王子夫妻は英王室から離脱した数カ月後の2020年夏に、1億5,000万ドル(約210億円)とも報じられている巨額の契約金でNetflixと契約。その後、2人は「メンタルヘルスを軽んじている」「人種差別的」だと王室批判をするようになり、近日中に配信される予定のNetflixのドキュメンタリー番組では、「王室にとって致命的となるような」批判を展開するに違いないと注目が集まっている。

 番組の監督を務めるのは、人権活動家でもあった伝説の黒人女性歌手を描いた『ニーナ・シモン〜魂の歌』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた、リズ・ガルバス。メーガン夫人が、米エンタメ誌「Variety」のインタビューで「長年尊敬してきたベテラン監督に、信頼して私たちの物語を託すことができる」と絶賛している女性だが、実はリズはファーストチョイスではなかったというのだ。

 米ゴシップ誌「Page Six」によると、当初監督に起用されたのは、昨年Netflixで配信された話題作『大坂なおみ』を手がけた女性監督ギャレット・ブラッドリー。リズ同様、アカデミー賞にノミネートされたことがある才能あふれた監督だが、ヘンリー王子夫妻とうまくいかず「何度か厄介な状況に陥ったため」降板したという。

 同誌の関係者によると、「ギャレットは2人の邸宅で撮影を行いたかったが、ヘンリー王子夫妻はそれを快く思わず、受け入れなかった」とのこと。夫妻の代理人は「家の中にカメラを入れるようなリアリティ番組にはしない」と断言していたことから、ギャレットは事実上、2人からクビにされたのではないかとみられている。また、王室のスタッフを泣かせていたとも伝えられているメーガン夫人だけに、キツく当たられたギャレットが自ら降板を申し出た可能性もありそうだ。

 ギャレットはNetflixの上層部からアプローチされ『大坂なおみ』を監督したと報じられているが、今回も同様に上層部の意向で監督に起用されたのかは定かではない。

 「Page Six」は、ギャレットが去った後、ヘンリー王子夫妻側の制作会社が、これまで撮影した映像をかき集めた上で、リズを監督として迎えたとも報道した。

 ヘンリー王子夫妻は昨年、ニューヨークを2度訪問しているが、その際に異なる撮影クルーが同行し話題になった。客席がガラガラだった王子の国連本部での演説も撮影させ、世間から「ドキュメンタリーに使うために演説したのか」と批判の声が上がったが、自分たちの思うように撮影してくれるお抱えクルーだけでなく、Netflixのリズのクルーも同行していたようだ。

 「Variety」のインタビューでリズのことを絶賛していたメーガン夫人だが、「彼女に私たちの物語を託すことができてうれしい」と語りつつ、「たとえそれが、私たちの伝えたかった方法ではなかったとしても」とも付け加えていた。これについては、番組内での特定の王族メンバーや王室批判に関する自分たちの責任を回避するための発言だと臆測を呼んでいる。

 なお、ヘンリー王子夫妻は、エリザベス女王の逝去とチャールズ国王の即位を受けて、ドキュメンタリーの内容を変更・再編集を求めたと伝えられている。10月には、「ヘンリー王子の自伝的暴露本とドキュメンタリーでは矛盾している箇所が多く、そのことが問題になった」「夫妻は、自分たちが提供したコンテンツの撤回を要求した」という報道もあったが、配信の準備を進めてきたNetflixサイドは、土壇場になってゴネる2人に激怒し、いまさら再編集や延期はできないと突っぱねたものとみられる。

 ほかにも、先日配信スタートしたドラマ『ザ・クラウン』新シーズンが「王室批判的」「チープなメロドラマみたい」と不評のため、2人はほとぼりが冷めるまで、ヘンリー王子の自伝本が発売される来年1月までのドキュメンタリー配信延期を希望している説もあるが、多くの人が関わる一大プロジェクトであり、Netflix側は予定通り配信行う模様。

 製作費8,800万ポンド(約146億円)ともいわれるヘンリー王子夫妻のドキュメンタリー番組。想像以上に衝撃的な内容なのではないか、『ザ・クラウン』以上に“ドロドロ”なのではないかと、視聴者の期待は高まる一方だ。

 ドキュメンタリーは、数週間以内に配信開始されるものとみられる。今後ますます2人から目が離せそうにない。

アンドリュー王子、チャールズ国王から王室追放を通告も…… 示談成立の女性に新たな動きアリで公務復帰の可能性?

 軍などの役職やHRH(殿下/His Royal Highness)の称号を女王に返上し、英王室の公務から引退したアンドリュー王子が、高位王族として復帰する可能性が出てきたと英メディアが報じている。王子から性的暴行を受けたと民事訴訟を起こした女性が、有名弁護士を相手取り起こしていた同様の訴訟を「人違いだったかもしれない」と取り下げたからで、裁判で和解はしたものの「自分はやっていない」と一貫して否定してきた王子にも名誉挽回のチャンスはまだあるというのだ。

 昨年、少女売春のあっせんをしていた故ジェフリー・エプスタインの性奴隷だったバージニア・ジュフレさんから「17歳の時に性的暴行を受けた」と民事訴訟を起こされ、1,200万ポンド(約19億7,600万円)とも伝えられる莫大な和解金を支払うことで裁判を決着させたアンドリュー王子。和解により王室の尊厳はぎりぎりのところで保つことができたが、王子に対する世間の目は冷たく「ペドファイル(小児性愛者)」のレッテルを貼られたまま。王子は公務から完全に退くことになった。

 そんなアンドリュー王子だが、ほとぼりが冷めたら公務に復帰するきっかけをつくってほしいと、エリザベス女王に懇願していたと伝えられている。王子に甘かったとされる女王はのらりくらりとかわしていたが、新しく君主となったチャールズ国王はアンドリュー王子に厳しく、彼の「王族としての公的生活は終わりだ」と王室追放を通告。王子は絶望の淵に突き落とされたと報じられたばかりだった。

 国王の言葉に絶句し、絶望の色を隠せないでいたとされる王子だが、英紙「デイリー・テレグラフ」は、彼を訴えたバージニアが、ハーバードロースクールの元教授で有名な弁護士のアラン・ダーシュウィッツに対して起こした同様の訴訟を「記憶違いかもしれない」と取り下げたことで、王子もこのスキャンダルを乗り越える可能性が出てきたと報道。

 アンドリュー王子の友人で国際弁護士であるポール・トウィードの、「(未成年に対する性的暴行)という深刻な主張を、裁判を起こした後に取り下げることは異常だ」という見解を紹介した。

 さらに、すでに和解しているアンドリュー王子に関しても「記憶違い」だった可能性があることを示唆。「(無罪を主張しているアンドリュー王子は)最初から明確に事実ではないと主張すればよかった」「和解すべきではなかった」「(戦わなかったため)壊滅的な結果を招いてしまった。本当にもどかしく思う」と述べ、王子の公務復帰について「舞台は裁判所から世論へと移っているが、乗り越えられないことはないと思う」と語った。

 また、英大手タブロイド紙「デイリー・メール」は、バージニアがアランに対する訴訟を取り下げたことで、アンドリュー王子の状況は一転。一貫して無実を主張してきた王子は、公務復帰できるよう「戦う決意をした」と報道。

 加えて「ザ・サン」は、アンドリュー王子に近い情報筋の話として、「王子は(王室を守るために)和解したことを後悔している」「(自分が守った王室から)高位王族を引退させられたのは不意打ちだった。引退しろと強いられたのだ」と報じ、アランに対する訴訟を取り下げたことで王子も公務に復帰する道が見えてきたと「勢いづいている」と伝えた。

 対して、「メトロ」は、王室の伝統であるサンドリンガム・ハウスでのクリスマス休暇に、アンドリュー王子も招待されていることは間違いないが、チャールズ国王は王子の公務復帰はまったくもって考えていないと報道。

 この報道に対する世間の反応は冷ややか。今年に入り各メディアが「アンドリュー王子は寝室に72個のテディベアを並べており、きちんと配置されていないとヒステリックに怒鳴る」と報じたこともあり、ネット上では「いろいろな意味で気味が悪いから復帰してもらいたくない」といった声が多いようだ。

 現地時間14日、「カウンセラー・オブ・ステート(国務参事官)」に高位王族であるアン王女とエドワード王子を追加するよう求めるチャールズ国王からの書簡が貴族院で読み上げられた。公務を引退したアンドリュー王子、ヘンリー王子の代わりということになり、事実上、公務をしない2人の王子は用無しとだとささやかれている。

 22年間王立海軍に所属し、フォークランド紛争ではヘリコプターのパイロットとして活躍。軍への未練が強いとみられているアンドリュー王子。「スペア」として王室に尽くしてきた彼がスキャンダルを乗り越え、高位王族に復帰し、再び軍服を着る機会を得ることがきるのか――今後の展開に注目したい。

エリザベス女王の半生描く『ザ・クラウン』シーズン5が酷評の嵐! 英大手紙が「星1~2つ」評価のワケ

 9月に亡くなったエリザベス女王の半生を描く人気ドラマシリーズ『ザ・クラウン』(Netflix)のシーズン5が、11月9日から配信スタート。しかし、ネット上には「つまらない」という声が続出。現地メディアにも酷評されており、大手紙は「一番おもしろかったのはモハメッド・アルファイドと執事のエピソード」と評論。王室専門家の「歴史を書き換えている」という批判を掲載したタブロイドもあり、話題騒然となっている。

 エリザベス女王の激動の半生を忠実に描いた歴史ドラマとして2016年11月にシーズン1が配信され、世界中で大ヒットした同ドラマ。ファン待望のシーズン5は、女王の長女・アン王女、当時皇太子だった長男・チャールズ3世、次男・アンドリュー王子の離婚、ウィンザー城の火災など、波乱に満ちた90年代が舞台に。予告編ではチャールズ皇太子が女王の生前退位を強く望むシーンやBBCが1995年に放送したダイアナ元妃のインタビューの場面が流れ、ファンの期待感をあおった。

 しかし実際に配信がスタートすると、女王を含む王族全員が自己中心的に描かれており、Twitter上では「昼メロみたいで期待はずれ」「チープな内容」「つまらない」といったネガティブな意見が続出。

 また、皇太子時代のチャールズ3世役を演じる俳優のドミニク・ウエストに至っては「ハンサムすぎる」「似てるのは話し方だけ」と大不評。エリザベス・デビッキ扮するダイアナ元妃に関しては、多くのメディアが「似ている」と称賛したが、英大手紙「デイリー・テレグラフ」は、「前シーズンにダイアナ元妃を演じたエマ・コリンほどのインパクトはなかった」とも批評した。ダイアナ元妃の暴露インタビューのシーンも、視聴者からは「実際のインタビューを何度も見てるから、おなかいっぱい」といった声が多い。

 このインタビューだが、昨年、BBCの記者の取材手法などに問題があったという調査委員の報告書が公表され、ウィリアム皇太子が「母の強迫症や父との関係を悪化させた主要因であり、多くの人々を傷つけた」と批判。「もう二度と放映されるべきではない」と強く主張している。

 今回のシーズン5では、ダイアナ元妃から電話で「友達ができたの。特別な人になりそう」と言われ、少年時代のウィリアム皇太子が「そういう話も僕にしなければならない? 気まずいから聞きたくないよ」と返答する場面があった。ほかにも、会う人全員に夫婦仲の悪さと王室の悪口を言うダイアナ元妃、王室存続の是非を問うテレビ番組投票の「ノー」に狂ったように連続投票する離婚後のダイアナ元妃など、皇太子の心をえぐるような描写が見られ、ネット上では「登場人物の多くが実在しているのに、彼らのへの配慮がまったくなされていない」という指摘も。

 さらに、主人公のエリザベス女王を演じたイメルダ・スタウントンは、映画『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)から同シリーズに参加し、冷酷で残忍なドローレス・アンブリッジ役を演じていたため、「女王が嫌な人に見えてしまう」「ハリポタの役がチラついて集中できない」と感じた人も少なくないようだ。

 英大手紙「デイリー・テレグラフ」のレビューは厳しく、各エピソードに対する評価は星1~2つがほとんどで、「フィクションを盛り込みすぎている」「年代をごちゃ混ぜにしている」と酷評。フィリップ殿下が、伯父ルイ・マウントバッテンの孫ノートン・ナッチブルの妻でビルマのマウントバッテン伯爵夫人であるペネロペ・ナッチブルと親しくなるきっかけとして、ノートンとペネロペの間に誕生した末娘(享年5)の死が描かれている点に関しては「不適切にもほどがある」と強く批判した。

 加えて同紙は、感動的だと話題になった「マーガレット王女とピーター・W・タウンゼント大佐が長い年月を経て再会したエピソード」で、そのきっかけとして描かれた「マーガレット王女がBBCラジオの『無人島へ持ってゆきたいレコード』にゲスト出演し、2人の思い出の曲『Smile』を選んだ」ことも事実とは異なると指摘。王女は同番組に出演しているが、1992年ではなく81年であり、選曲も違ったと伝えた。

 マーガレット王女とタウンゼント大佐は破局後に再会しているが、それは王女が最初の夫と離婚した78年に女官の手引きにより実現したもの。この再会はかなり感動的だったとされており、92年にも会った可能性はあるが、78年の再会ほどはドラマチックではなかったとみられている。

 なお、『ザ・クラウン』の制作総指揮を務めるピーター・モーガンは、「歴史的事実をもとに」「創造的な想像力」を働かせて制作していると説明しているが、前シーズンから王室に批判的な描き方になっており、今回の予告編を見た人たちからも「実際にはなかったことを歴史的事実のように描いている」と批判の声が続出。

 ジョン・メージャー元首相も、「自分が描かれるにあたり、断りもファクトチェックもされなかった」と不快感をあらわにし、10月末から予告編の映像には「このドラマは実際に起きた出来事をヒントにドラマ化したフィクションである」という断りが追加された。しかし、9日に配信された本編にそのような記載はなく、「実際に起きたことだとミスリードするような内容なのに」と非難されている。

 一方、「デイリー・テレグラフ」は、ダイアナ元妃の最後の恋人であるドディ・アルファイドの父親、モハメッド・アルファイドとエドワード8世の執事だったシドニー・ジョンソンとの関係を中心に描いたエピソード3「モーモーと呼ばれた男」には星4つをつけ、「最も良いエピソードのひとつ」だと高く評価した。

 シドニーがドディに仕え英王室の文化を伝授したこと、シドニーは90年に69歳で亡くなったことや、モハメッドがシドニーは「紳士の中の紳士」だと敬意を表するなど特別な関係だったことも事実で、Twitter上でも「このエピソードは2時間枠で作ってほしかった」「モハメッドとシドニーのやりとりをもっと見たい」といった反響が寄せられている。

 なお作中のエリザベス女王は、エジプト人の億万長者でイギリスの上流階級入りを切望しているモハメッドに良い感情を持っておらず、会うことを避けていた。しかし、実際にはこの時代に2人が笑顔で写った写真が何枚かある。また、ダイアナ妃は「外国人男性に好意を抱く傾向がある」ように描かれており、これに対しても違和感を感じている人は多いようだ。

 制作が明かされている『ザ・クラウン』の最終章となるシーズン6では、交通事故で亡くなったダイアナ元妃の最期を「トラウマ的」に描くとみられているが、この事故で息子を亡くしたモハメッドは「婚約間近だった2人は英王室の陰謀により殺害された」と主張している。シーズン5が残念な内容だっただけに、「シーズン6はドラマチックでおもしろいストーリー展開になりそうだ」と、早くも期待の声が上がっている。果たして次回作は、視聴者から良い評価を得られるだろうか。