バナナにミルクを垂らしてペロペロ→逮捕! エジプトのセクシー女性歌手を襲った悲劇

 エジプトで、ある女性ポップ歌手が公開したPVの内容が「公序良俗に反する」として逮捕される事件が起こった。

 7日間にわたって拘留された女性の名は、シャイマ・アフメドさん(25)。エジプト治安当局によると、彼女の公開したPVが「性行為を連想させる描写を含んでおり、不適切」というのが逮捕の理由だ。

 問題のPVを見てみると、女性教師役のシャイマさんが、胸元の開いた衣服を着用。リンゴやバナナをかじったり、フルーツにミルクを垂らしたりと、確かに思わせぶりなカットが満載だ。

 とはいえ、それ以上の露出があるわけでもないし、男性との生々しいカラミもなく、欧米アーティストのPVであれば、珍しくない演出だ。

 しかし、そこはイスラム国家エジプト。治安当局によると、このPVに対し、国民から苦情が相次いだという。

 軍によるクーデター後の2014年に発足したシシ政権では、「テロとの戦い」の名の下で、令状なしの身柄拘束が横行するなど、強権色が色濃くなってきている。

 先日は、シングルマザーについて議論したテレビ番組の女性司会者に、「風紀を乱した」として禁錮3年の刑が言い渡されたばかり。さらに今月初めには、カイロ大学で行われたライブでホットパンツを着用したレバノン出身のポップ歌手が、当局の取り調べを受けている。

 中東諸国の観光産業を壊滅状態に追いやったイスラム国による戦争は収束に向かいつつあるが、人前でフルーツを食べただけで逮捕などという人治主義的な統治体制のままでは、外国人観光客は帰ってこないだろう。

バナナにミルクを垂らしてペロペロ→逮捕! エジプトのセクシー女性歌手を襲った悲劇

 エジプトで、ある女性ポップ歌手が公開したPVの内容が「公序良俗に反する」として逮捕される事件が起こった。

 7日間にわたって拘留された女性の名は、シャイマ・アフメドさん(25)。エジプト治安当局によると、彼女の公開したPVが「性行為を連想させる描写を含んでおり、不適切」というのが逮捕の理由だ。

 問題のPVを見てみると、女性教師役のシャイマさんが、胸元の開いた衣服を着用。リンゴやバナナをかじったり、フルーツにミルクを垂らしたりと、確かに思わせぶりなカットが満載だ。

 とはいえ、それ以上の露出があるわけでもないし、男性との生々しいカラミもなく、欧米アーティストのPVであれば、珍しくない演出だ。

 しかし、そこはイスラム国家エジプト。治安当局によると、このPVに対し、国民から苦情が相次いだという。

 軍によるクーデター後の2014年に発足したシシ政権では、「テロとの戦い」の名の下で、令状なしの身柄拘束が横行するなど、強権色が色濃くなってきている。

 先日は、シングルマザーについて議論したテレビ番組の女性司会者に、「風紀を乱した」として禁錮3年の刑が言い渡されたばかり。さらに今月初めには、カイロ大学で行われたライブでホットパンツを着用したレバノン出身のポップ歌手が、当局の取り調べを受けている。

 中東諸国の観光産業を壊滅状態に追いやったイスラム国による戦争は収束に向かいつつあるが、人前でフルーツを食べただけで逮捕などという人治主義的な統治体制のままでは、外国人観光客は帰ってこないだろう。

5人紹介したらタダになる? “マルチ商法化”する中国・美容整形クリニックが「患者を借金漬けに」

 日本の厚生労働省では、美容整形手術などの広告に、いわゆる「ビフォー・アフター」写真を掲載することを禁じる方針を固めた。美容医療に関するトラブルが続出していることを受けての措置だという。

 一方、お隣中国では、美容整形にまつわる新手の商法が問題になっている。

「成都商報」(11月10日付)によると、四川省綿竹市在住の大学生、文さん(18歳)は10月21日、ルームメイトの麗麗さんから成都市にある韓国系美容整形クリニック「成都東美医学美容整形問診部有限公司(以下、東美整形)」が、キャンペーンを実施していることを聞かされる。それは、いわゆる紹介キャンペーンで、5人を東美整形に連れてきて施術を受けさせれば、本人は無料になるというもの。麗麗さんはプチ整形を受け、5人を集めるため、文さんに声をかけたのだった。

 文さんは断りきれず、その日のうちに麗麗さんに伴われて東美整形に足を運んだ。ドクターから改めてキャンペーン内容の説明を受けると、ヒアルロン酸注射を打ってみる気になったという。すると、すぐに手続きが行われ、携帯番号、銀行口座、身分証番号を聞かれ、書類に記入をさせられた。その書類の表題には「小牛分期」と記されていた。これは、現地の消費者金融業者の名前だ。施術後に、なんとしても別の客を紹介させるため、消費者金融を利用してローンを組ませるというスキームになっているのだった。

 

 文さんはローンを組んだことがなかったので、借金をするという認識がないまま、消費者金融からカネを借りることになった。10分後にはドクターに促され、数枚の契約書にサイン。そして、文さんはヒアルロン酸3ミリリットルと小顔注射を打たれたのだった。

 記者が書面を入手したところ、そこには、「1年以内に5人に美容整形を勧めなければならないこと」「その5人の利用代金が文さんより少なかった場合は、5人の利用代金の20%、多ければ、文さんの利用代金全額がバックされること」などが記されていた。金額は2万3,200元(約40万円)で、24回払い。金利は月1.1%と記載されていた。借金を担保に客を紹介させるとは、マルチ商法そのものである。

 この報道を受け、当局は敏感に反応。同紙(11月11日付)によると10日、高新区新益州治安派出所と社会事業局衛計処が調査に乗り出し、東美整形は営業停止に追い込まれた。文さんのような被害に遭った女性は、同日午後6時の段階で47人に上ることが判明。47人のほとんどは大学生や大学を卒業したばかりの、生活力の低い女性だという。返せなければ風俗で働いて返せとでも言うのだろうか? 女性の欲望に付け込み、楽して利益をむさぼるとは実に鬼畜。中韓美容整形業界は闇が深い。
(文=中山介石)

【画像アリ】今度はチョコレートに蛆虫が混入! 食の安全が“完全崩壊”した中国の現在

 食の安全を軽視した事件が後を絶たない中国で、今度はチョコレートが問題になっている。

「澎湃新聞」(11月11日付)によると、江蘇省響水県に住む李さんの娘(12歳)は10月25日夜、「蘇果」というスーパーで、8元(約135円)でチョコレートを購入した。夕食後に娘がそれを食べると、間もなく腹痛を訴え始めた。李さんはひと晩寝れば治まると思っていたが、夜中になると病状は悪化。嘔吐と下痢が止まらなくなった。翌日、病院に連れていくと、不衛生な食品を口にしたことによる食中毒だと診断された。

 当日の夕食は粥と中華パンだけであり、それが原因とは考えにくい。李さんはチョコレートを疑った。娘が食べた伊・フェレロのキンダーチョコレートの包装を見ると、製造日は2017年5月3日。賞味期限は10カ月後なので問題ないはずだが、李さんがチョコレートを割ってみると、ニョロニョロと動くものがあった。なんと、蛆(うじ)虫が混入していたのだ。

 李さんは、すぐに購入したスーパーとメーカーに問い合わせたが、回答はなかった。そこで響水県市場監督管理局に告発。担当者がスーパーを調査すると、すでに問題のチョコレートは棚から撤去されており、店はチョコレートに蛆虫が混入していたことを認めたのだった。

 驚くべきことに、フェレロのチョコレートに蛆虫が混入していたのは、このケースだけではない。「新民晩報」(11月8日付)によると、上海市でも蛆虫が確認されたと報じている。

 

 11月3日、同市に住む王さんがフェレロのチョコレートを食べていると、包み紙の上に蛆虫と黒い虫が動いているのを発見した。よくよく見ると、たった今チョコレートを食べたばかりの手にも虫がついていた。つまり、虫はチョコレートに付着していたのだ。

 王さんは、フェレロの中国版Twitter「微博(ウェイボー)」公式アカウントのコメント欄に、連絡先を書き込んだ上で対応を求めた。ところが数日たっても何の連絡もなく、完全にスルーされてしまったという。

 同紙によると、中国で製造されるフェレロの菓子は、たびたび衛生面で問題を起こしているという。まるでロシアンルーレットである。外資企業が不祥事を起こすと、当局から鬼の首を取ったように叩かれるのが中国の常だが、大事に至っていないのは、共産党とよほど太いパイプを築いているからだろうか。ともあれ、中国では、フェレロのチョコレートは口にしない方がよさそうだ。
(文=中山介石)

【画像アリ】今度はチョコレートに蛆虫が混入! 食の安全が“完全崩壊”した中国の現在

 食の安全を軽視した事件が後を絶たない中国で、今度はチョコレートが問題になっている。

「澎湃新聞」(11月11日付)によると、江蘇省響水県に住む李さんの娘(12歳)は10月25日夜、「蘇果」というスーパーで、8元(約135円)でチョコレートを購入した。夕食後に娘がそれを食べると、間もなく腹痛を訴え始めた。李さんはひと晩寝れば治まると思っていたが、夜中になると病状は悪化。嘔吐と下痢が止まらなくなった。翌日、病院に連れていくと、不衛生な食品を口にしたことによる食中毒だと診断された。

 当日の夕食は粥と中華パンだけであり、それが原因とは考えにくい。李さんはチョコレートを疑った。娘が食べた伊・フェレロのキンダーチョコレートの包装を見ると、製造日は2017年5月3日。賞味期限は10カ月後なので問題ないはずだが、李さんがチョコレートを割ってみると、ニョロニョロと動くものがあった。なんと、蛆(うじ)虫が混入していたのだ。

 李さんは、すぐに購入したスーパーとメーカーに問い合わせたが、回答はなかった。そこで響水県市場監督管理局に告発。担当者がスーパーを調査すると、すでに問題のチョコレートは棚から撤去されており、店はチョコレートに蛆虫が混入していたことを認めたのだった。

 驚くべきことに、フェレロのチョコレートに蛆虫が混入していたのは、このケースだけではない。「新民晩報」(11月8日付)によると、上海市でも蛆虫が確認されたと報じている。

 

 11月3日、同市に住む王さんがフェレロのチョコレートを食べていると、包み紙の上に蛆虫と黒い虫が動いているのを発見した。よくよく見ると、たった今チョコレートを食べたばかりの手にも虫がついていた。つまり、虫はチョコレートに付着していたのだ。

 王さんは、フェレロの中国版Twitter「微博(ウェイボー)」公式アカウントのコメント欄に、連絡先を書き込んだ上で対応を求めた。ところが数日たっても何の連絡もなく、完全にスルーされてしまったという。

 同紙によると、中国で製造されるフェレロの菓子は、たびたび衛生面で問題を起こしているという。まるでロシアンルーレットである。外資企業が不祥事を起こすと、当局から鬼の首を取ったように叩かれるのが中国の常だが、大事に至っていないのは、共産党とよほど太いパイプを築いているからだろうか。ともあれ、中国では、フェレロのチョコレートは口にしない方がよさそうだ。
(文=中山介石)

インターン学生に「1日11時間」の強制労働! 12人が自殺した『iPhone X』工場の“超絶ブラック”体質

 初代iPhoneの発売から10周年の記念モデルとして満を持して発売されたiPhone Xは、世界中で品薄状態が続いている。アップルは供給不足の解消に取り組んでおり、年末までに2,000万台出荷するとしているが、これでもまだまだ足りず、当面、品薄状態が続きそうだ。

 急ピッチでiPhone Xの製造が進む中、また製造工場における不適切な労働環境が明らかになった。英紙「フィナンシャル・タイムズ」(11月21日付)によれば、アップルのアジアにおける主要サプライヤーで大手EMS(受託生産)のフォックスコン(鴻海科技集団)中国・鄭州工場で「違法労働」が発覚したというのだ。

 告発したのは、地元の鄭州城軌交通中等専業学校(高校に相当)に通う6人の男女学生たち。フォックスコンのiPhone X製造工場では、同校から派遣された17~19歳の約3,000人の学生がインターンとして働かされているという。学校側は「工場で3カ月働かなければ卒業できない」としており、学生に拒否する権利はなかったという。

 学生たちは1日11時間労働を強いられ、ある学生は1日最大で1,200台のiPhone X用のカメラを組み立てたという。フォックスコンの社員は前掲紙の取材に対し「毎年8月~12月の繁忙期に学生をインターンとして雇用している」と語った。雇用調整で、10万人の工員数を最大で30万人に増やすことができ、1日2万台のiPhone Xの製造が可能になることもあるという。

 今回の報道を受け、フォックスコンとアップルは、どちらも是正すると約束したが、強制労働については否定。またアップルは11時間労働について「学生たちが自発的に勤務した」と、米メディアの取材に対して回答し、あまりに“他人事”な態度に批判の声が上がり始めた。

 

「2010年にフォックスコンの工場で働く工員たちの自殺が相次ぎ、その数は12人にも上りました。当時、iPhoneが世界的に人気となる中、アップルの無理な要求に応えるべく、工員に超ブラックな労働環境を強いていたからです。その後、世界中から非難を浴びた結果、労働環境はずいぶん改善されました。しかし今、中国では人件費も上がり、工員のなり手も不足している。そこで、インターン学生を大量に集めて働かせるという新たな手法を生み出したのでしょう。大学側は今回の件で『強制はない』と否定していますが、まとまった数の工員を送り込む現地のブローカーと学校関係者が結託して、このような行為が常態化していたとみられます」(深セン在住の日系工場オーナー)

 フォックスコンといえば、親会社はシャープを買収した鴻海精密工業だ。買収後、シャープの業績は改善したといわれるが、違法行為をものともしない経営姿勢がある限り、日本人は受け入れることはできないだろう。
(取材・文/棟方笙子)

インターン学生に「1日11時間」の強制労働! 12人が自殺した『iPhone X』工場の“超絶ブラック”体質

 初代iPhoneの発売から10周年の記念モデルとして満を持して発売されたiPhone Xは、世界中で品薄状態が続いている。アップルは供給不足の解消に取り組んでおり、年末までに2,000万台出荷するとしているが、これでもまだまだ足りず、当面、品薄状態が続きそうだ。

 急ピッチでiPhone Xの製造が進む中、また製造工場における不適切な労働環境が明らかになった。英紙「フィナンシャル・タイムズ」(11月21日付)によれば、アップルのアジアにおける主要サプライヤーで大手EMS(受託生産)のフォックスコン(鴻海科技集団)中国・鄭州工場で「違法労働」が発覚したというのだ。

 告発したのは、地元の鄭州城軌交通中等専業学校(高校に相当)に通う6人の男女学生たち。フォックスコンのiPhone X製造工場では、同校から派遣された17~19歳の約3,000人の学生がインターンとして働かされているという。学校側は「工場で3カ月働かなければ卒業できない」としており、学生に拒否する権利はなかったという。

 学生たちは1日11時間労働を強いられ、ある学生は1日最大で1,200台のiPhone X用のカメラを組み立てたという。フォックスコンの社員は前掲紙の取材に対し「毎年8月~12月の繁忙期に学生をインターンとして雇用している」と語った。雇用調整で、10万人の工員数を最大で30万人に増やすことができ、1日2万台のiPhone Xの製造が可能になることもあるという。

 今回の報道を受け、フォックスコンとアップルは、どちらも是正すると約束したが、強制労働については否定。またアップルは11時間労働について「学生たちが自発的に勤務した」と、米メディアの取材に対して回答し、あまりに“他人事”な態度に批判の声が上がり始めた。

 

「2010年にフォックスコンの工場で働く工員たちの自殺が相次ぎ、その数は12人にも上りました。当時、iPhoneが世界的に人気となる中、アップルの無理な要求に応えるべく、工員に超ブラックな労働環境を強いていたからです。その後、世界中から非難を浴びた結果、労働環境はずいぶん改善されました。しかし今、中国では人件費も上がり、工員のなり手も不足している。そこで、インターン学生を大量に集めて働かせるという新たな手法を生み出したのでしょう。大学側は今回の件で『強制はない』と否定していますが、まとまった数の工員を送り込む現地のブローカーと学校関係者が結託して、このような行為が常態化していたとみられます」(深セン在住の日系工場オーナー)

 フォックスコンといえば、親会社はシャープを買収した鴻海精密工業だ。買収後、シャープの業績は改善したといわれるが、違法行為をものともしない経営姿勢がある限り、日本人は受け入れることはできないだろう。
(取材・文/棟方笙子)

「愛人とその妻が、赤ん坊を連れて消えた──」強制“代理母”出産させられた中国女性の悲痛な叫び

 カッコウは自らの卵をモズなど他の鳥の巣に紛れ込ませ、そうと知らないモズに子育てをさせる「托卵」の習性があるというが、中国では、一組の夫婦が赤の他人である女性を騙して子どもを産ませるという事件が起きた。

「子どもは私にとって命なのに!」

 地元メディアにそう訴えるのは、江蘇省揚州市に住む夏さんという女性(36)だ。

 昨年初め、夏さんはSNS上で自分より3歳年上の男と知り合った。気が合った2人は、それから間もなくして同居を始め、男は夏さんに対して「子どもが欲しい」と言い出したという。

 この時のことについて、夏さんはこう語る。

「もし、これからも俺と一緒にいたいのなら、子どもがいないとダメだと彼が言って。それで私たちは、子どもを作ることに決めたの」

 そして夏さんが妊娠すると、彼女は初めて衝撃の事実を知った。相手の男はすでに結婚していて、妻がいたのである。つまり、自分は単なる愛人であることに気づいたのである。

 しかし、そこからの展開が不思議なものだった。男は悪びれることなく、妻が住む家に妊婦の夏さんを連れていき、3人で暮らし始めたのである。

「彼の奥さんは普通の態度で、私に怒ったりすることもなかった。一緒にご飯を食べているときも、食べ物を取ってくれたりして。こんなに心が広い女性がいるのかと思ったわ」

 そして今年9月、夏さんは元気な女児を出産。1カ月ほど子育てと体力回復に専念したのち、夏さんは再び仕事に行くようになった。

 すると、夏さんが仕事に行っている間に、男とその妻が、夏さんが生んだ赤ん坊と共に姿を消してしまったのである。

 それまで一緒に住んでいた家には鍵がかかっていて入ることができず、中に人がいる気配もない。男の携帯電話はつながらず、SNSでも連絡が取れなくなってしまっていた。

 夏さんは、今から思うに、これは最初から仕組まれていたものだったに違いないと言う。

「彼は再婚で、奥さんとの間に子どももできなかった。だから、私のお腹を借りて子どもをつくったのよ」

 弁護士によると、男の行為は重婚に当たり、夏さんは法的手段を用いて子どもを取り戻そうとしているという。

 中国人にとって、後代につながる子孫を作ることが何より重要なことである。そのため、嫁に行ってしまう女児よりも跡を継ぐ男児を生むことを望む人が多いことはよく知られているが、なんらかの理由でそもそも子どもができない夫婦も中にはいる。

 母体に問題があるカップルをターゲットとした「代理母ビジネス」も拡大している中国だが、その費用は数十万から数百万円といわれている。

 この夫婦はその費用を惜しみ、何も知らない夏さんを騙して“代理母”として利用したということなのだろうか? すでに世界最大の人口を持つ中華民族の、子孫繁栄への飽くなき欲求には畏れ入るばかりだ。
(文=佐久間賢三)

2歳児が円形脱毛症に……中国“毒親”が生み出す「小児ストレス地獄」がヤバすぎる!?

 中国では毎年6月、全国統一大学入学試験(日本のセンター試験に相当)が行われる。約1,000万人の受験生が試験を受け、その成績順に希望する大学からの合格通知を手にするのだ。

 日本より熾烈だといわれる学歴社会の中国では、幼少期の子どもに猛烈な受験勉強を強いる親たちが社会問題となっている。最近も、衝撃的なニュースが駆け巡ったばかりだ。

「中国捜狐新聞」(11月12日付)によると、湖北省武漢市内の病院に、2歳男児を連れた母親がやってきたという。男児の頭部は、不自然なほどまだらにハゲていた。これに対応した医師は、男児が極度のストレスによって円形脱毛症になったと診断したそうだ。

 医師が母親に、男児の日常生活について尋ねると、信じられない事実が明らかになった。

 母親は、2歳の息子を上海市内にある名門幼稚園に入学させるため、英語、数学、絵画、ピアノ、司会技術など、5つもの習い事をさせていた。この母親は、地元メディアの取材に対し「幼い息子が負け組となってしまうのが怖くて、必死にたくさん習い事をさせた」と話している。

 

 今回の騒動は円形脱毛症で済んでいるが、中国では過去に子どもたちが受験勉強を苦に自ら命を絶つという悲惨な事件も起きている。

 2016年3月、安徽省合肥市では、10歳の女児が飛び降り自殺をしたが、部屋からは「勉強がつらく、死にたい」という内容の遺書が発見された。

 同年6月には、山東省恵民県に住む12歳の男子小学生が、長時間の勉強を親に強いられ、首吊り自殺をした。いずれの事件も、子どもたちが教育熱心な両親から非常に強いストレスを受けたことによって引き起こされている。このほかにも、テストの点数が悪かっただけで突発的に自殺を図った小中学生の事件などが、たびたび報じられている。

「中国人は、とにかく教育関係の出費を惜しみません。中国メディアが最近発表したデータによれば、都市部の小学生のうち12%が、将来の大学受験に備えて、5つ以上の習い事を掛け持ちしているとのこと。一人っ子政策は解禁されましたが、まだまだ一人っ子の家庭が多く、両親にとってみれば唯一の子なので『失敗は許されない』と考える傾向が強いんです。経済成長とともに、幼児向け教育ビジネスも年々拡大しており、親たちは『隣の家が行かせてるなら、我が子も行かせないとヤバい』と強迫観念にさいなまれるのでしょう」(北京在住の日本人大学講師)

 農村部には、勉強したくても学校に通えない留守児童が大勢いる一方で、都市部の児童は勉強による大きなストレスを抱えている。中国の子どもたちは、どこに生まれても苦労が多いようだ……。
(文=青山大樹)

2歳児が円形脱毛症に……中国“毒親”が生み出す「小児ストレス地獄」がヤバすぎる!?

 中国では毎年6月、全国統一大学入学試験(日本のセンター試験に相当)が行われる。約1,000万人の受験生が試験を受け、その成績順に希望する大学からの合格通知を手にするのだ。

 日本より熾烈だといわれる学歴社会の中国では、幼少期の子どもに猛烈な受験勉強を強いる親たちが社会問題となっている。最近も、衝撃的なニュースが駆け巡ったばかりだ。

「中国捜狐新聞」(11月12日付)によると、湖北省武漢市内の病院に、2歳男児を連れた母親がやってきたという。男児の頭部は、不自然なほどまだらにハゲていた。これに対応した医師は、男児が極度のストレスによって円形脱毛症になったと診断したそうだ。

 医師が母親に、男児の日常生活について尋ねると、信じられない事実が明らかになった。

 母親は、2歳の息子を上海市内にある名門幼稚園に入学させるため、英語、数学、絵画、ピアノ、司会技術など、5つもの習い事をさせていた。この母親は、地元メディアの取材に対し「幼い息子が負け組となってしまうのが怖くて、必死にたくさん習い事をさせた」と話している。

 

 今回の騒動は円形脱毛症で済んでいるが、中国では過去に子どもたちが受験勉強を苦に自ら命を絶つという悲惨な事件も起きている。

 2016年3月、安徽省合肥市では、10歳の女児が飛び降り自殺をしたが、部屋からは「勉強がつらく、死にたい」という内容の遺書が発見された。

 同年6月には、山東省恵民県に住む12歳の男子小学生が、長時間の勉強を親に強いられ、首吊り自殺をした。いずれの事件も、子どもたちが教育熱心な両親から非常に強いストレスを受けたことによって引き起こされている。このほかにも、テストの点数が悪かっただけで突発的に自殺を図った小中学生の事件などが、たびたび報じられている。

「中国人は、とにかく教育関係の出費を惜しみません。中国メディアが最近発表したデータによれば、都市部の小学生のうち12%が、将来の大学受験に備えて、5つ以上の習い事を掛け持ちしているとのこと。一人っ子政策は解禁されましたが、まだまだ一人っ子の家庭が多く、両親にとってみれば唯一の子なので『失敗は許されない』と考える傾向が強いんです。経済成長とともに、幼児向け教育ビジネスも年々拡大しており、親たちは『隣の家が行かせてるなら、我が子も行かせないとヤバい』と強迫観念にさいなまれるのでしょう」(北京在住の日本人大学講師)

 農村部には、勉強したくても学校に通えない留守児童が大勢いる一方で、都市部の児童は勉強による大きなストレスを抱えている。中国の子どもたちは、どこに生まれても苦労が多いようだ……。
(文=青山大樹)