上白石萌音の紅白初出場で気になる「歌うま女優」と「歌へた女優」たち

 サプライズがないと言われる今年の『第72回NHK紅白歌合戦』だが、世間の注目を浴びているのが、歌手として初出場を決めた上白石萌音だ。

 上白石は現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で主演しているが、歌手としても大ヒット映画『君の名は。』で脚光を浴びた2016年から本格的に始動し、今年2月には昭和~平成の楽曲をカバーしたアルバム『あの歌』を2作同時に発表。7…

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波瑠、早くも来年1月期の主演ドラマ内定? 「新・連ドラの女王」にオファーが途切れないワケ

 現在放送中のフジテレビ系「月9」ドラマ『ナイト・ドクター』で主演を務めている波瑠が、来年1月クールのドラマに主演が内定していると報じられた。ここ数年は毎年途切れることなく主演ドラマが放送されており、業界内で「新・連ドラの女王」との声が上がっている。

 『ナイト・ドクター』は、「昼夜完全交代制」を試験的に導入した病院を舞台に、夜間救急専門の医師「ナイト・ドクター」たちの奮闘と成…

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波瑠、月9『ナイト・ドクター』にも出演! ヒット作がなくても“使いやすい”女優である納得の理由

 波瑠が主演を務める月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)が6月21日にスタートした。波瑠にとって今作は、月9初出演にして初主演となる。

 2015年度後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で主演を務めてから、順調にキャリアを積んでいる波瑠。2017年以降は、毎年1~2本程度の連続ドラマで主演を張っている。しかし、業界内での波瑠の評価は決して高くないという。

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広瀬すずは大丈夫? 波瑠も夏菜もおかしくなった「朝ドラヒロインの重圧」

 現在放送中のTBS系ドラマ『G線上のあなたと私』で主演を務める波瑠。視聴率はアベレージで6~7%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦中だ。

「劇的に悪い数字ではないものの、評判も芳しくない。波瑠はここ最近なかなか結果を出せずにあえいでいる状況です。2015年後期放送の朝ドラ『あさが来た』でヒロインを演じたことで、女優として飛躍が期待されていましたが、それもイマイチといった印象です」(女性誌き記者)

 そんな中、12月5日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、波瑠がドラマスタッフに対してクレームを入れていると報じた。波瑠の周辺事情に詳しい芸能事務所関係者はこう話す。

「撮影スケジュールや演出プランに対して、マネージャー経由で意見をしているとのことですが、“やっぱりな”という感じ。実際に波瑠のマネージャーは、制作サイドや媒体に対して理不尽な要求をすることがあるとして、そこそこ有名でしたからね」

 波瑠とマネージャーに対しては、こんな話もある。

「波瑠は“朝ドラヒロイン”という肩書のプレッシャーで、相当悩んでいるといわれていて、多少メンタル面で不安定な状況なのかもしれない。『あさが来た』の放送が終わって少したったころ、急にブログで“朝ドラのスタッフを信用できなくなった”と告白したこともありました。そうした状況がマネージャーを神経質にさせている可能性はある。いずれにしろ、“朝ドラヒロイン”の看板はとんでもなく重いんです」(同)

 朝ドラヒロインを経験したことで、病んでしまう女優は少なくない。2012年後期放送の『純と愛』でヒロインを演じた夏菜は、撮影当時、現実逃避のために毎日飲酒を繰り返していたことを告白。さらに、朝ドラ終了後は女優としての意欲を失い、ドラマの主演オファーを断ったこともあったという。

「朝ドラは撮影のスケジュールがタイト過ぎる上に、常に視聴率などがニュースになり、数字が悪いと叩かれまくる。主演女優にとっては何かと厳しい現場です。しかも、放送が終わってからは“朝ドラヒロイン”として、これまで以上の結果が求められ、成果が出ないとまた叩かれる。大ブレイクのきっかけになるのはもちろんですが、それ以上に女優のメンタル面に負担がかかる。波瑠も夏菜も、そんな朝ドラヒロインの重圧にやられた可能性は高いでしょう」(ドラマ関係者)

 そんな中、今後が心配されているのが、2019年前期放送『なつぞら』で主演を務めていた広瀬すずだ。

「もともと超売れっ子だった広瀬ですが、朝ドラ撮影に合わせてスケジュールを調整。他のオファーで断っているものも多い。そして、朝ドラが終わったことで、これからどんどん大きな仕事が舞い込んでくる。業界的にも広瀬すずを待っていたわけですから、これまで以上に期待されています。

 こうなると、広瀬にかかるプレッシャーはかなり甚大。ここでもしも結果が伴わなかったら、大バッシングとなってしまうかもしれない。広瀬にとっては、真の大女優になる最大のチャンスである一方、重大な正念場でもあるんです」(同)

 現在、広瀬はNODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』(12月11日まで)に出演中。自身にとっては舞台初挑戦となる。

「舞台という新たな環境の中で、女優として揉まれることは広瀬にとっていい経験になるでしょう。ここで一回、“新人”として振る舞える場を与えられたことで、リフレッシュできるはず。うまく朝ドラヒロインのプレッシャーから回避するためには、良い選択です」(同)

 大きなメリットもあるが、女優生命の危機にもなりかねないというリスクもある朝ドラヒロインという仕事。その諸刃の剣を巧みに操れた者だけが、真の大女優となれる?

広瀬すずは大丈夫? 波瑠も夏菜もおかしくなった「朝ドラヒロインの重圧」

 現在放送中のTBS系ドラマ『G線上のあなたと私』で主演を務める波瑠。視聴率はアベレージで6~7%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦中だ。

「劇的に悪い数字ではないものの、評判も芳しくない。波瑠はここ最近なかなか結果を出せずにあえいでいる状況です。2015年後期放送の朝ドラ『あさが来た』でヒロインを演じたことで、女優として飛躍が期待されていましたが、それもイマイチといった印象です」(女性誌き記者)

 そんな中、12月5日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、波瑠がドラマスタッフに対してクレームを入れていると報じた。波瑠の周辺事情に詳しい芸能事務所関係者はこう話す。

「撮影スケジュールや演出プランに対して、マネージャー経由で意見をしているとのことですが、“やっぱりな”という感じ。実際に波瑠のマネージャーは、制作サイドや媒体に対して理不尽な要求をすることがあるとして、そこそこ有名でしたからね」

 波瑠とマネージャーに対しては、こんな話もある。

「波瑠は“朝ドラヒロイン”という肩書のプレッシャーで、相当悩んでいるといわれていて、多少メンタル面で不安定な状況なのかもしれない。『あさが来た』の放送が終わって少したったころ、急にブログで“朝ドラのスタッフを信用できなくなった”と告白したこともありました。そうした状況がマネージャーを神経質にさせている可能性はある。いずれにしろ、“朝ドラヒロイン”の看板はとんでもなく重いんです」(同)

 朝ドラヒロインを経験したことで、病んでしまう女優は少なくない。2012年後期放送の『純と愛』でヒロインを演じた夏菜は、撮影当時、現実逃避のために毎日飲酒を繰り返していたことを告白。さらに、朝ドラ終了後は女優としての意欲を失い、ドラマの主演オファーを断ったこともあったという。

「朝ドラは撮影のスケジュールがタイト過ぎる上に、常に視聴率などがニュースになり、数字が悪いと叩かれまくる。主演女優にとっては何かと厳しい現場です。しかも、放送が終わってからは“朝ドラヒロイン”として、これまで以上の結果が求められ、成果が出ないとまた叩かれる。大ブレイクのきっかけになるのはもちろんですが、それ以上に女優のメンタル面に負担がかかる。波瑠も夏菜も、そんな朝ドラヒロインの重圧にやられた可能性は高いでしょう」(ドラマ関係者)

 そんな中、今後が心配されているのが、2019年前期放送『なつぞら』で主演を務めていた広瀬すずだ。

「もともと超売れっ子だった広瀬ですが、朝ドラ撮影に合わせてスケジュールを調整。他のオファーで断っているものも多い。そして、朝ドラが終わったことで、これからどんどん大きな仕事が舞い込んでくる。業界的にも広瀬すずを待っていたわけですから、これまで以上に期待されています。

 こうなると、広瀬にかかるプレッシャーはかなり甚大。ここでもしも結果が伴わなかったら、大バッシングとなってしまうかもしれない。広瀬にとっては、真の大女優になる最大のチャンスである一方、重大な正念場でもあるんです」(同)

 現在、広瀬はNODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』(12月11日まで)に出演中。自身にとっては舞台初挑戦となる。

「舞台という新たな環境の中で、女優として揉まれることは広瀬にとっていい経験になるでしょう。ここで一回、“新人”として振る舞える場を与えられたことで、リフレッシュできるはず。うまく朝ドラヒロインのプレッシャーから回避するためには、良い選択です」(同)

 大きなメリットもあるが、女優生命の危機にもなりかねないというリスクもある朝ドラヒロインという仕事。その諸刃の剣を巧みに操れた者だけが、真の大女優となれる?

“新・視聴率女優”は高畑充希に軍配! 敗れた波瑠は「露出しすぎ」で完全に飽きられた!?

 10月期の連ドラで注目を集めていた“新・視聴率女優”対決は、高畑充希が波瑠に圧勝しそうな気配になってきた。

 高畑が主演する『同期のサクラ』(日本テレビ系、水曜午後10時~)は、北の小さな離島から上京した主人公・サクラ(高畑)が大手ゼネコンに就職し、「故郷と本土を結ぶ橋を架けること」という夢に向かって、脇目も振らず突き進むサクラに、最初は冷めていた同期たちも次第に巻き込まれていく物語。主人公は気難しく融通のきかない性格で、高畑にとってはかなりの演技力が必要とされる役どころ。

 初回は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と厳しいスタートとなり、第2話9.5%、第3話9.3%と1ケタが続いたが、第4話で11.5%と上げると、以降、第5話11.8%、第6話11.7%と2ケタを維持。20日の第7話では12.2%までアップさせ、平均は10.6%。この推移からして、今後大きく数字を落とす可能性は低く、全話平均でも2ケタで終えそうな雲行きだ。

 一方、波瑠主演の『G線上のあなたと私』(TBS系、火曜午後10時~)は、大人のバイオリン教室を舞台に偶然知り合った3人の男女(波瑠、中川大志、松下由樹)が友情と恋を育んでいくストーリー。

 準主役の中川は9月に終了した朝ドラ『なつぞら』で、主人公(広瀬すず)の夫役を演じ、ネームバリューをグッと上げたばかりだっただけに期待感も高かったが、初回で7.8%とつまずいた。その後も第2話8.8%、第3話7.3%、第4話6.9%、第5話6.7%、第6話6.7%と低空飛行。26日の第7話は8.6%と、久しぶりに8%台にまで上げたが、1度も9%台にすら乗せられず、平均は7.6%で、全話平均も7~8%台どまりで終わりそうだ。

 高畑は2016年前期のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で、波瑠は15年後期の朝ドラ『あさが来た』で共にヒロインを務め、両ドラマは大ヒットを飛ばし、二人とも大ブレークを果たした。

 朝ドラ後、民放プライム帯で主演を務めた連ドラにおいて、高畑は『過保護のカホコ』(17年7月期、日テレ系)が11.5%、『メゾン・ド・ポリス』(今年1月期、TBS系)が10.3%と、いずれも2ケタ台をマーク。

 波瑠は、『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(16年7月期、フジテレビ系)で、民放プライム帯の連ドラで初主演したが、8.1%と振るわず。17年1月期のNHK総合『お母さん、娘をやめていいですか?』でも主演したが、注目度の低いNHKドラマとあって、これまた1ケタ台に終わっている。

 しかし、波瑠は不倫妻役を演じた『あなたのことはそれほど』(17年4月期、TBS系)が11.3%とヒット。18年4月期に主演した『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)は13.0%の高視聴率をマーク。主演ドラマが2作連続ヒットしたことで、高畑と共に“新・高視聴率女優”と称されるようになった。

 だが、波瑠は主演、ヒロインで連ドラに出まくった弊害か、同7月期に主演した『サバイバル・ウェディング』(日テレ系)は8.9%と低迷し、連続2ケタ記録がストップ。約1年ぶりの主演となった『G線上のあなたと私』は試金石ともいえたが、低調な視聴率で、主演ドラマが3作連続で2ケタ台が濃厚な高畑とはクッキリ明暗がわかれてしまった。

「所属事務所の育成方針の差が出たとも言えるでしょうね。高畑は朝ドラ後、安易に連ドラに出演せず、一定の間隔を空けて作品を選んできました。かたや、波瑠は16年に朝ドラを含め3作、17年に2作、18年に3作の連ドラに出演。そのほかにも多くのスペシャルドラマに出ていて、さすがに露出しすぎ。これでは飽きられても当然で、潜在視聴率も落ちますよ。今後も主役を張りたいなら、当分は映画にでもスライドさせて、連ドラ出演は控えた方がいいでしょうね」(芸能プロ関係者)

 順調に“新・視聴率女優”の座を守った高畑に対し、その座から滑り落ちそうな波瑠。1年後、二人の立場がどうなっているか注視してみたい。

『G線上のあなたと私』波瑠がいくえみ綾作品にハマるワケ

 火曜夜10時から放送されている『G線上のあなたと私』(TBS系)は、いくえみ綾の同名漫画をドラマ化したものだ。

 27歳の元OL小暮也映子(波瑠)、19歳の大学生・加瀬理人(中川大志)、46歳のパート主婦・北河幸恵(松下由樹)。大人向けバイオリン教室で同じクラスとなった3人は、発表会で演奏するために一緒に練習をしていく中で、世代を超えた絆を深める。

 脚本は安達奈緒子。『リッチマン、プアーウーマン』や『失恋ショコラティエ』といったフジテレビ系の月9ドラマを主戦場としていた安達だったが、昨年、NHKで執筆した医療ドラマ『透明なゆりかご』以降、その作家性が高く評価されるようになっている。今年は本作のほかにも『きのう、何食べた?』(テレビ東京系)、『サギデカ』(NHK)の2作の連ドラを執筆し、どちらも高い評価を獲得した。本作も原作漫画の魅力をしっかり押さえながらも、エピソードや台詞を膨らませた、とても見応えのあるドラマとなっている。

 何より、メインの3人が魅力的だ。理人を演じる中川は、いくえみが描くかっこいい男、通称・いくえみ男子のたたずまいそのままで、幸恵を演じる松下は、原作以上に生々しく40代の主婦を演じている。何より、也映子を演じる波瑠が素晴らしい。

 婚約間近だった恋人に振られ、会社も辞めてしまった也映子は、ショッピングモールで聴いた「G線上のアリア」のバイオリン演奏に感動し、音楽教室に通い始める。劇中では失恋を忘れるために演奏に没頭する一方で、新しい仕事を探したり婚活をしたりするのだが、そのすべてが中途半端というさえない日々を送っている。

 だが、一方で年下の理人とは友達以上恋人未満の関係で、憎まれ口を叩き合いながらも、信頼関係が生まれつつある。実に見事なのは、2人が恋愛関係になりそうでなかなかならないところで毎週エンドクレジットが流れ、理人と也映子の関係が盛り上がるドキドキシーンを入れてくる展開。

 このあたり、原作以上にサービス過剰だが、その俗っぽさがドラマの良さにつながっている。2人がくっつくのかどうかを楽しむこともできる一方で、それぞれの世代の男女の悩みを丁寧に拾い上げながら、単純なカタルシスに持っていかない、どっちつかずのふわふわした感触がいくえみ作品の魅力で、この感触が成立するのは、中心に波瑠がいるからだろう。

 波瑠がいくえみ作品の映像化に挑むのは同枠で放送された『あなたのことはそれほど』以来で、当時は初恋の人と不倫をしても罪の意識をまったく感じていない主婦を演じ、物議を呼んだ。ドラマ版は最終的に異常な夫が暴走する不倫サスペンスに振り切ったせいで、繊細な内面描写がウリのいくえみ作品とは別モノとなってしまったが、波瑠主演で再びドラマ化されるということは、いくえみは好意的だったのだろう。

 それはおそらく波瑠の持つ冷静でさめた空気感が、自身の作風とシンクロしていると感じたからではないかと思う。

 波瑠は現在28歳。2004年に芸能界デビューしたが、当初は仕事がなく、エキストラのような脇役が続いた。07年頃からじわじわと仕事が増えていき、二番手三番手の、主人公の友達のクールな女の子などを演じることが増えていった。13年にいくえみの漫画を映画化した『潔く柔く』で演じたのも主人公の友達役で、主演というよりは脇で印象に残る演技を見せるショートカットのクールビューティというポジションだった。

 大きな転機となったのは、やはりNHK連続テレビ小説の『あさが来た』だろう。同作で波瑠が演じたのはヒロインのあさ。ちょっととぼけたところのある明るい天然の女の子で、それまで波瑠が演じてきた役とは真逆の王道ヒロインだった。

 驚いた時に「びっくりぽんや」と言うのが口癖の喜怒哀楽がはっきりした女性で、感情表現も驚くと目を見開いて文字通り“びっくりぽん”という表情をする。

 つまり同作に出演したことで、脇で面白いことをやる通好みの演技から、ど真ん中で作品を支える主演の演技を身につけたといえよう。

『G線上』でも、驚いた時に目を見開く“びっくりぽん”な表情は健在。いまや波瑠の十八番だが、大きく変わったのは表情の緩急くらいで、実は朝ドラ以降も波瑠の本質はそこまで大きく変わってはいない。

 確かに『あさが来た』以降、彼女を取り巻く状況は大きく変わり、主演が続いている。その多くはコメディテイストのお仕事モノだが、肝心の波瑠は昔からのさめた感じを今も保っている。それは、じめじめとした陰気さとは違うもので、必要以上に明るく振る舞わないという微妙なさじ加減のクールな微温感としか例えようのないものである。だからこそ、いくえみ作品のヒロインにハマったのだろう。

●なりま・れいいち
1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

◆「女優の花道」過去記事はこちらから◆

波瑠と福士蒼汰は賞味期限切れ? 今期のTBSドラマが低視聴率ばかりの状況に

 10月クールのTBSドラマが不振を極めている。

 木村拓哉主演『グランメゾン東京』(日曜午後9時~)は初回12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)、第2話13.2%と2ケタをマークしているが、“平成の視聴率男”の主演作としては、なんとも物足りない数字だ。

 福士蒼汰主演『4分間のマリーゴールド』(金曜午後10時~)は初回こそ10.3%と好発進したものの、その後は急降下し、7.8%から7.3%と低迷。

 波瑠主演『G線上のあなたと私』は、NHK連続テレビ小説『なつぞら』でブレークした中川大志を準主役に起用したが、初回から7.8%と厳しいスタート。以降も、8.8%→7.3%と低空飛行が続いている。

 前クールのTBSドラマは、大泉洋主演『ノーサイド・ゲーム』が全話平均12.0%で2ケタを突破。黒木華主演『凪のお暇』は9.9%で、あと一歩だったが、作品自体は高い評価を得た。それだけに、今クールの不振は、TBSにとっては手痛いものだろう。

「TBSは3つのドラマとも、2ケタを狙っていたはずです。『グランメゾン東京』は15%が目標でしたから大誤算。『4分間のマリゴー』と『G線上のあなたと私』も、なんとか10%を超えられると見込んでいたようですが、現状では壊滅的状況になっています。福士も波瑠も、このところ数字が取れなくなっていて、もう“賞味期限切れ”かもしれませんね」(テレビ誌記者)

 福士はプライム帯の連ドラ初主演となった『恋仲』(2015年7月期、フジテレビ系)こそ10.7%でギリギリ2ケタに乗せたのを最後に、その後は『お迎えデス。』(16年4月期、日本テレビ系)が7.9%、『愛してたって、秘密はある。』(17年7月期、同)が8.6%と連続で爆死している。それだけに、『4分間のマリゴー』では崖っぷちに立たされていた。

 波瑠は『あなたのことはそれほど』(17年4月期、TBS系)が11.3%、『未解決の女 警視庁文書捜査官』(18年4月期、テレビ朝日系)が13.0%と、主演した連ドラで続けて高い数字をマークし、一時は“新・高視聴率女優”と称されるようになった。

しかし、『サバイバル・ウェディング』(同7月期、日テレ系)が8.9%と振るわず、『G線上のあなたと私』も1ケタに終わるようなら、業界評は急降下することになりそうだ。

 福士にしろ、波瑠にしろ、NHKの朝ドラでの大ブレーク後、多くのドラマ、映画に出演してきたが、もはや視聴者に飽きられたのかもしれない。この先も主役にこだわるのか、あるいは脇役路線でいくのか、マネジメント側も難しい選択を迫られることになりそうだ。

波瑠vs.高畑充希のどちらが真の高視聴率女優に? 10月期ドラマで真っ向勝負へ

 10月期の連ドラのラインナップがじょじょに明らかになってきたが、中でも最も注目を集めそうなのが、波瑠vs.高畑充希の朝ドラヒロイン対決だ。

 波瑠はTBS系火曜ドラマ枠の『G線上のあなたと私』で、高畑は日本テレビ系水曜ドラマ枠の『同期のサクラ』で、共に主演を務める。

『G線上のあなたと私』は、大人のバイオリン教室を舞台に偶然知り合った3人の男女が友情と恋を育んでいく作品。『同期のサクラ』は、北の小さな離島から上京した主人公・サクラが大手ゼネコンに就職。入社式で「私の夢は故郷と本土を結ぶ橋を架けること」と社長に宣言。夢に向かって、脇目も振らず突き進むサクラに、最初は冷めていた同期たちも次第に巻き込まれていく物語だ。

 波瑠は2015年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインに抜擢され、同作は全話平均23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を獲得する大ヒットを飛ばした。

 朝ドラ終了直後の16年4月期には、日テレ系『世界一難しい恋』(嵐・大野智主演)でヒロイン役を演じ、平均12.9%の高視聴率をアシストした。同7月期にはフジテレビ系『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』で、早くもプライム帯の連ドラで初主演を果たしたが、8.1%と振るわず。17年1月期のNHK総合『お母さん、娘をやめていいですか?』でも主演したが、数字をもっていないNHKドラマとあって、これまた1ケタ台に終わった。

 しかし、波瑠はそれで終わらなかった。17年4月期に主演した『あなたのことはそれほど』(TBS系)では不倫妻役を演じ、平均視聴率11.3%とヒット。18年4月期に主演した『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)は全話平均で13.0%の高視聴率をマーク。若手ながら、主演ドラマが2作連続ヒットしたことで、“新・高視聴率女優”と称されるようになった。

 だが、さすがに露出が過ぎると飽きられるのが、テレビ業界の常識。同7月期には『サバイバル・ウェディング』(日テレ系)で、立て続けに主演したが、これは8.9%と伸びなかった。

 波瑠は同1月期にも、『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』(同、Hey! Say! JUMP・山田涼介主演)でもヒロインに起用されていたため、3クール連続の連ドラ出演となり、さすがに視聴者から飽きられても致し方なかった。次クールの『G線上のあなたと私』は、『サバウェ』以来、1年3カ月ぶりの連ドラとなるだけに、満を持しての連ドラ主演となる。

 一方、高畑は16年前期の朝ドラ『とと姉ちゃん』でヒロインに起用され、同作も全話平均22.8%と高視聴率をマーク。ただ、高畑の所属事務所は波瑠とは正反対で、ドラマ出演をしばらく封印した。

 17年7月期の『過保護のカホコ』(日テレ系)が朝ドラ後初の連ドラ出演にして、プライム帯での初主演作となったが、同作は11.5%とヒットした。その後、昨年10月期の深夜ドラマ『忘却のサチコ』(テレビ東京系)での主演をへて、1月期に『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)で主演。これまた10.3%とヒットして、プライム帯での連ドラ主演作は2作連続で2ケタ台を記録。次クールの『同期のサクラ』では3作連続の10%突破を狙う。

 かくして“新・高視聴率女優”と呼ばれる波瑠と高畑が、10月期に放送曜日は違うとはいえ、共にプライム帯で連ドラ主演することになり、どちらの作品が視聴率で上回るか注目されるところ。

 TBSの火曜ドラマも、日テレの水曜ドラマも、ここ最近はイマイチ低調なだけに、波瑠の『G線上のあなたと私』も、高畑の『同期のサクラ』も競い合って、両ドラマとも2ケタに乗せてほしいものだ。

映画『ドラゴンクエスト』人気俳優陣を声優起用、鳥山明を排除……公開前から大コケの予想!

 4月4日に山崎貴が総監督と脚本を担当するフル3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』のボイスキャストと予告映像の情報が解禁され、ドラクエファンの間で波紋を呼んでいるという。

 この作品は「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を原案としているとのことで、主人公のリュカ役を佐藤健、幼い頃にリュカと出会い、大人になって再会する女性・ビアンカ役を有村架純が担当。さらに、息子のリュカと共に旅に出る父のパパス役を山田孝之、いたずら好きな王子・ヘンリー役を坂口健太郎、大富豪の娘・フローラ役を波瑠が担当。ほかにはケンドーコバヤシや古田新太、松尾スズキや山寺宏一などが出演するという。

 この豪華なボイスキャストに対し、ネット上では「すごい豪華! ビックリした……実写かと思った(笑)。でも俳優さん(女優さん)に声任せちゃって平気?」「声優だとテレビでの番宣力が弱いから有名な俳優や女優の方がいいんだよね そんな事をしているからゴミみたいな作品しか作れなくなるんだよ」と、声優が本業でない俳優陣が担当することに関しての不安の声が続出。

 また、予告映像を観た人たちからは「予告見たけど、何気にリュカの佐藤健が一番ひどくないか?」「有村架純、ゲームの声めちゃくちゃ下手くそだった。ないわ〜」といった声も上がっている。

 しかし、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズを手掛けたスクウェア・エニックスが制作協力したドラマ『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京系)シリーズで主人公のヨシヒコを担当していた山田が出演することに対しては、ネット民も大喜び。山田も「もし私が主人公の声を演じるとなった場合、演技プランが1つしか思い浮かばないのでパパス役で助かりました。完成を非常に楽しみにしています。ヨシ、いや、山田孝之より」といった茶目っ気たっぷりのコメントをしている。

 しかし、こういったボイスキャストたちの出来不出来よりも、この映画に関しては懸念すべき点がほかにあるのだという。

「やはり一番の問題点はキャラクターデザインですよね。というのも、ドラクエなのに鳥山明先生のデザインではないのです。この時点で落胆しているドラクエファンがかなり多い。ゲームデザインとシナリオが堀井雄二さん、音楽がすぎやまこういちさんというのは変わっていないのですが……。海外展開を見据えたのでしょう、ディズニー映画のようなキャラデザインになっているのがとても残念です」(映画関係者)

 案の定、予告映像が解禁されると、キャラデザインに関して古参ファンから非難轟々の状態になっている『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』。8月2日より全国でロードショーとのことだが、果たしてヒットすることができるのか? ファンをがっかりさせない出来栄えを期待したいところだ。