菅前首相がジワリと存在感を増す… 那覇市長選での自公候補勝利に大きく貢献

 先月10月23日投開票された那覇市長選は、無所属新人で、自民・公明が推薦する前副市長の知念覚氏(ちねんさとる、59歳)が6万4165票を獲得し、名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」が擁立した前沖縄県議の翁長雄治氏(おながたけはる、35歳)に1万40票差をつけ勝利した。

 知念氏は前沖縄県知事の翁長雄志氏(おながたけし)が那覇市長を務めた14年の間、総務部長、政策統…

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オール沖縄だったはずの城間那覇市長、自公が擁立する知念前副市長の支持を表明

 今月16日に告示される那覇市長選(23日投開票)は、2期で引退する現職の城間幹子市長(71歳)が12日、前副市長で自民、公明が推薦する知念覚(ちねんさとる)氏(59歳)を支持すると正式に表明した。

 表明後、9月11日の知事選で玉城デニー知事選を当選させた米軍の辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」陣営には大きな衝撃が走った。城間市長が保革勢力の呉越道舟ともいえる「オール沖…

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沖縄の若者は、基地問題にもはやこだわらない!? 参院選で見えた世代のギャップ

 安倍晋三元首相が投開票日の二日前に凶弾に倒れるというショッキングな事件の影響があったのか、7月10日投開票が行われた参議院選挙は自民党が改選55議席を上回る、単独で改選過半数(63議席)を確保して大勝した。岸田首相は2025年の参議院選挙まで大型国政選挙がない「黄金の3年間」を手にした。

 自民党は1人区でも28勝4敗と勝利し、野党を圧倒した。しかし、その数少ない自民党が敗れ…

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沖縄慰霊の日、洞窟に穴を空け一般市民を焼き殺したアメリカの将軍

 6月23日は沖縄戦の戦没者を追悼する「慰霊の日」だ。1945年のこの日、日本の沖縄守備隊・第32軍の牛島満司令官と長勇(ちょういさむ)参謀長が自決し、日本軍の組織的な戦闘が終結した。沖縄県では県が制定する「慰霊の日」という記念日であり、県内のすべての公共機関が休日となる。

 日本の激しい抵抗で戦死者約1万2000人と多大な犠牲者を出しながら、米軍を中心とする連合軍は辛くも沖縄…

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沖縄返還と犬養毅首相暗殺の「五・一五事件」

 今年の5月15日は沖縄返還の50周年だ。

 1972年5月15日の午前0時を持って27年間に及んだ米国による沖縄統治は終わり、沖縄(琉球列島及び大東諸島)の施政権はアメリカから日本に返還された。

 2022年の今も、国土面積0.6%の島に米軍基地の約70%が集中する状況は変わらないが、政府は50周年の祝賀ムードを演出しようと懸命だ。

 東京・上野の…

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駐日米大使「私は控えめな性格ではない」沖縄に新型中距離弾道ミサイル配備現実味

 1月23日投開票が行われた米軍普天間飛行場の移設先を抱える沖縄県の名護市長選は、与党の自民党と公明党が推す現職の渡具知武豊(とぐちたけとよ、60)氏が勝利した。

 米海兵隊がもたらした新型コロナウィルスのオミクロン株の感染が急激に県内全体で広がるなど、政府・与党にとっての不安材料もあったが、ふたを開けてみれば、渡具知氏が「オール沖縄」が推す岸本洋平候補に5000票以上の差をつ…

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「桜を見る会」問題のさらなる発火点に!? 今井絵理子氏との写真流出、沖縄「半グレ」事情とは?

 炎上が続いている「桜を見る会」をめぐる騒動。安倍晋三首相の後援会によるニューオータニでの“接待”疑惑や昭恵夫人の「推薦枠」の存在など、安倍首相が会を私物化していたことを示す状況証拠が次々と明らかになっている。さらに、野党が要求する招待者名簿を破棄するという証拠隠滅の意図をうかがわせるような政権の動きにも批判が集まっている。そんななか、一連の騒動の中でも大きな注目点となっているのが、会への反社会的勢力の介入だ。

「悪質なマルチ商法を展開していたとして警視庁が強制捜査に踏み切った『ジャパンライフ』の会長が招待されていたことがすでに明らかになっていますが、この件については、会への招待状が会員集めに悪用されていたという疑いまで出ています。会にはこの会社以外にも素性の知れない輩が出入りしており、その中には警察当局が『半グレ』としてマークする連中もいたという話です」(全国紙社会部記者)

 永田町では、会に出入りしていたとされるその「半グレ」の素性を暴露する怪文書も出回り、マスコミ関係者を騒然とさせた。この件は一部週刊誌でも報じられたが、その余波を受けたのが東京から遠く離れた沖縄である。

「怪文書に登場した『半グレ』とされる人物が活動拠点としていたのが沖縄だったからです。実は、沖縄ではいま、こうした『半グレ』と呼ばれる連中が勢力を伸ばしており、地元の沖縄県警が警戒を強めています。県警はこの『半グレ』について極秘裏にリストまで作成し、その関係先や資金源などの洗い出しを進めているようです」(同)

 沖縄の「半グレ」事情ににわかに注目が集まったことで、とばっちりを食ったのが、沖縄選出の今井絵理子参議院議員だ。アイドルグループSPEEDの元メンバーで、2016年に自民党から比例区で出馬し、見事初当選を果たした今井氏。「安倍チルドレン」のひとりとしても知られる彼女の地元での”黒い交際”が週刊誌のターゲットになったのだ。

「県警がマークする『半グレ』の組織は全部で3グループとされています。そのひとつのリーダー格と目されている男性と一緒に写る写真が誌面に掲載されたのです。この人物は過去に監禁事件を起こしたり、暴力団とのつながりも指摘されるいわくつきの人物。彼が取り仕切っているとされるグループは、ヤミ金などの非合法なシノギをする一方で地下格闘技イベントを主宰。正規の事業も展開し、地元政治家に献金を重ねるなど、表と裏の顔を併せ持つというのが県警の見立てです」(同)

 関係者によると、今井氏と写真に収まっている男性が所属するグループはメンバー数が十数人。県内で活動し、外国人向けの民泊事業や居酒屋経営などで利益を得ているとされる。「桜を見る会」への出席が取り沙汰された人物が所属するグループは20~30人ほどが所属し、宮古島や石垣島で飲食店やダイビングショップなどを経営し、資金を得る一方、県内の暴力団とのつながりも指摘されている。残りのひとつが本島中部を拠点に40数名が在籍するグループで、メンバーが中古車販売や飲食店、レジャー産業、金融業、建設業を営む一方で、県外の暴力団や半グレグループと連携し、振り込め詐欺の「出し子」や「受け子」の供給源になっているとの指摘もあるという。

「沖縄はいま、インバウンドブームに乗って観光業が絶好調。加えて地価の上昇率も日本一となっており、県警がマークする半グレ以外にも、県内外からさまざまな勢力が進出してきているのです」(同)

 今後、さらなる騒動の発火点になる可能性もゼロではないようだ。

沖縄・首里城再建で、安室奈美恵vs.小渕優子の代理戦争が勃発のキナ臭さ

 10月31日の火災で正殿などが焼失した首里城。2週間が過ぎ、那覇市のクラウドファンディングで5億円以上の寄付が集まるなど、「沖縄のシンボル」再建は国民の悲願といえるだろう。こうした中、水面下では政治家の暗闘が繰り広げられている。

 再建の「旗振り役」として沖縄が誇る歌姫・安室奈美恵の名が挙がっていることは当サイトでも紹介した(参照記事)が、これが明るみになった経緯が何ともキナ臭い。

「この案を口にしたのは沖縄選出の日本維新の会・下地幹郎衆院議員です。下地氏は11月5日、謝花喜一郎・沖縄県副知事に提言を手渡す際、安室さんに音楽を作ってもらい、販売することで予算を確保することを盛り込んでいます。下地氏が安室さんとパイプがあるとも思えず、ニュースになるのを見越したパフォーマンスですね」

 そう地元記者は一刀両断するが、その真意をこう解説する。

「下地氏の選挙区は沖縄1区(那覇市や島尻郡)で、毎回熾烈な争いを繰り広げている相手が自民党の国場幸之助議員。2017年衆院選では共産党の赤嶺政賢氏が勝ち、下地・国場両氏は比例復活当選で、1つの区に3人現職議員が誕生した激戦区となっています。国場氏といえば18年5月、県連会長でありながら、酒に酔って傷害容疑で書類送検されたり、その後不倫で提訴されるなど、政治家としての資質に疑問符が付く御仁。下地氏は元自民党議員ということもあり、国場氏の次期選挙での公認取り消しを画策しているのです。安室さんの名を出したのは、いち早く沖縄選出議員として存在感を示したかったからでしょう」

 だが、そうは問屋が卸さなかった。自民党の沖縄振興調査会(会長・小渕優子元経産相)は11月13日、「首里城再建に関する委員会」設置を発表。その事務局長に国場氏が就任したのである。

 19日に開かれる自民党総務会で、党所属国会議員の歳費から1万円差し引き、トータル400万円程度を集める見込みだが、その寄付金を、小渕氏や国場氏が党を代表して沖縄に出向き、手渡すことになっているのだ。

「小渕氏は、父の故・恵三元総理が沖縄サミット開催の道筋をつけたことから沖縄と深い縁で結ばれているのですが、彼女も国場氏と同様、トラブルに見舞われてきた。経産相だった14年、政治資金を巡る疑惑で大臣を辞任。東京地検特捜部の家宅捜索まで発展し、その際、隠蔽工作を図るため、パソコンを電動ドリルで破壊されていたことがわかり『ドリル優子』なる汚名を着せられるハメに。以来、不遇をかこつ小渕氏としては、父の名誉のためにも、ここで一役買っておきたいわけです」(前出の記者)

 世界遺産を低レベルな政争の具に利用するのは御免被りたいものだ。