20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!
【煩悩002-5】「元彼のソファ」を捨て、「空間」を手に入れる!(Cさん・34歳)
引き続き、第2回目のクライアント・東京の新宿区に住むCさん(34歳)のお部屋です。
前回は、ベッドを置いていた場所をクローゼットへと変更しました。今回は、ベッドを置く場所を決めます。
Cさんはヒアリングの際、「前の彼氏と一緒に買ったソファが、今の部屋には大きかった」と告白しました。1日の行動を確認すると、ソファに座る時間は、30分もないと判明。この部屋ではあまり使っていない「元彼との思い出のソファ」には、ネガティブな感情がこもっていると感じました。
この部屋の問題は、「ソファを手放す」ことですべて解決できます! Cさん自身で決断できるように、ソファを移動しながら提案させていただきました。
「確かにそうですね。帰宅したら、ソファの上に仕事着とバッグを置いて、床に座っていました」とCさん。とはいえ「高かったし」「1人で組み立てて苦労したし」「元彼と買いに行ったな」などの言葉が飛び出し、なかなか決断できません。
でもその言葉に、ハッピーワードは含まれていませんでした。
提案から数時間後「捨てましょう! このソファ、捨てます!」とCさん。
決断のベルが鳴ったようです。
重たくて大きなモノを処分すると決めてからのCさんは、「背後霊がとれたみたい!」と明るい笑顔をみせます。そこには、購入したときのうれしさを超える“解放感”がありました。
重たいソファと決別し、明るいベッドルームに

荷物を置く場所となっていたソファは、フリマアプリでお金に生まれ変わりました。手放すと決めてからのCさんの動きの速さは、さすが「家庭科の先生」です!
ベッド下のスペースは、高さを出して有効利用
また、ベッド周りに散乱していた「保存用コミック」を、すべてベッド下へ収納しました。無印良品の脚付マットレスに、木製脚(床下26cmタイプ)を追加して、高さを出しました。こちらは、友人から譲ってもらったので0円になります。
ベッドから降りて、テーブルの前に座る時には、ラグマットが欲しいですよね。でも、大きなラグマットは頻繁に洗うことも出来ないし、処分するときにお金もかかります。
ひとり暮らしなら、ふわふわのバスマットを2枚並べるだけで十分です!

ゲストが来ても、セパレートに分けることができますし、洗濯機で洗えるように作られているのでおすすめです。
グレーのバスマットは、IKEAのアルムティエルン 40×60cm 799円(税込)。2枚で合計1,598円(税込)です。
ダイソーの収納ボックスに、美容アイテムを詰め込んで
テーブル周りに散らかっていた美容アイテムも、ダイソーの収納ボックスを2個用意して、コンパクトにまとめました。テーブルの白にあわせて、半透明のシンプルな色味で統一しています。2個で200円(税抜)。
インテリアを楽しむことで、キレイを心がける
殺風景だったベッド周りの壁には、ダイソーのA4フォトフレームを3つ飾りました。
この先、大好きな2次元のポスターを飾りたいと張り切るCさん。インテリアに興味を持つと、部屋をキレイにしたいという気持ちが芽生えます。3個で300円(税抜)です。

眠る時以外は、ソファベッドとして使えるようにベッドカバーをかけると良いですね! 白いキルティングマットは、韓国の「イブル」と呼ばれる万能マット(ライター私物)です。洗濯機でガンガン洗っても頑丈なので、育児中のママやペット愛好家に大人気のアイテムです。
邪気パワーに溢れ、暗く澱んでいた部屋も、明るく可愛らしい部屋へと改善できました。Cさんのように、引っ越しのたびに家具のサイズに悩まされないようにするには「セパレートに出来るアイテム」や「1つで2役使えるモノ」が正解です。
今回ベッド周りに使用した金額は、合計2,098円(税抜)です。
→次回は、PCデスク&本棚のビフォーアフターです。
(毎週月曜更新・次回は7月23日予定)
<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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<片付けに悩む[30代・ひとり暮らしの女性]を大募集>
自分のお部屋を片付けたい、都内近郊在住の30代女性を募集。収納ライターのito makiさんが、30代女性・ひとり暮らしの「煩悩部屋」を一掃いたします。URL先の応募要項をご一読の上、ふるってご応募ください!

Cさんのチェストの中は、一見整っていないように見えて、ルールがありました。しかも「1年着なかった洋服は処分」というマイルールも持っているそう。
隣のベッドルームの部屋の奥を見ると、凹になっているのがわかると思います。ここにクローゼットハンガー、白いラック、ブラウンのチェストを置けるのではないでしょうか。


クローゼットコーナーが完成したのち、カゴの中で型崩れをしてしまいそうな帽子たちも救出しました。ニンジャピンという、クロスへの穴が目立たないピンで止めています。
これまで、生活用品を無造作に放り込んでいた白いラックは「バッグ置き場」へと変わりました。

ビフォーの窓際には、気の向くままに置かれたモノが散らばっています。カラーボックス、デスク、プラスチックチェスト、本棚と、高さが異なる家具が多く、圧迫感もありました。窓を家具で遮っているのもよくありません。
座ったとき、視線の先に「抜け」があると、広さを感じられます。また「高さ」と「面」を揃えればスッキリ度もアップします。ここでは、ニトリのカラーボックス1,102 円(税抜)を追加で購入しました。ニトリのカラーボックスは棚板を追加できるので、暮らし方が変わっても融通が利くのでオススメです。



テレビ前のテーブルで食事をとり、テレビ裏からお気に入りのミラーを取り出してメイクをするというCさん。
洋服を置く空間がないため、キッチン脇がCさんにとっての「クローゼット」のようです。小さな押入れはひとつあるものの、通気性が悪く臭いがこびりついているため、趣味のグッズを保管するためだけの場所になっています。
増えるばかりの漫画やグッズが、ベッドやソファにまで侵食し、動線をいっそう狭めています。前彼と買いに行ったというブラウンのソファが、強い存在感を放っているような?
漫画を描くのが趣味というCさんですが、そのためのPCデスクは、本棚からあふれた本で埋もれています。左下の白いテーブルや、本と「シルバニアファミリーの家」に埋もれた衣装ケースを移動しないと、作業スペースが足りません。衣装ケースには、漫画を描く文具類やイベントのグッズが詰まっているそう。
友人と家族に心配されて、プラスチック製のタンスを数カ月前に購入したばかり。洋服は断捨離済みで、上に散らかる衣類はフリマ出品用だとか。
趣味のイベントが重なると出費が増えるため、なるべく自炊をしたいものの、動線が定まらず、清潔さを保てていないようです。シンク下の排水口まわりの湿気が気になるので、食材を保管するスペースも確保したいところ。







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ダークブラウンの家具を選ぶ理由に「暗い色なら汚れが目立たないと思って……」とAさん。



「テーブル周り」と「テレビ周り」の、アフター写真です。














グループにまとめた収納ボックスに、それぞれラベルを貼って「収納ラック」へと戻して完成です。
無秩序にモノが山積みとなっていたレンジラックを排除し、代わりにカラーボックス2つを連結。コーヒーを煎れる時間が楽しくなる「キッチンカウンター」を設置しました。
近所のスーパーでいただいたペットボトル用のダンボールは、ランドリーバックにピッタリのサイズ。ダンボールのフチはガムテープで補強しましょう。(合計100円/税抜)
ビフォーの写真を見ると、焼酎の瓶やプロテインが散らばっているので“中年男性が住んでいる”ような印象でしたが、白の効果で女性らしさがアップしています。
「白は汚れやすい」と避ける方も多いのですが、本当は「白は維持しやすい」のです。汚れや不要なモノが目につきやすく、注意を払うように心が働くからです。
