『正義のセ』安田顕の演技だけが見どころ!“『HERO』パクり”“ご都合主義満載”のNO.1クソ回が誕生!

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の最終話が6月13日に放送され、平均視聴率は10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.1ポイントアップし、4週間ぶりに2ケタ視聴率で終了しました。

 ネットでは放送中から、「最終回なのにクソ回」という声が続々と上がっていたのに、2ケタ視聴率だとは……。正直、「この数字は本当なのか?」と疑問です。その理由は後半で説明するとして、早速あらすじから振り返っていきましょう。

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■圧力にも果敢に挑む新米検事!

 衆議院議員・中条良成(宅麻伸)の長男・秀成(落合モトキ)が犯した殺人事件を担当することになった凜々子(吉高由里子)。秀成は取り調べで、被害者の入江(佐藤祐基)と肩がぶつかったことでからまれ、抵抗したところ、入江は仕事道具である包丁を取り出し襲ってきたために身を守ろうとしたら、誤って入江を刺してしまったと主張。秀成の主張を裏付ける目撃者も現れる。また他にも、過去に入江が傷害事件を起こしていたことも発覚。事件は正当防衛で解決するように思えた。

 しかし、入江の勤務先である飲食店の先輩板前に入江の人柄を聞くと、好青年であることがわかり、凜々子は疑いを持ち始める。そんな時、事件発生時刻直前に秀成からしつこくナンパをされ、困っていたところ入江が止めに入ってくれた、という通りすがりの女性からの新証言が見つかる。この新証言から凜々子と相原(安田顕)は秀成周辺の捜査も進めることにする。

 そんな中、秀成の父・良成が弁護士とともに港南支部を訪れ、秀成の釈放を要求。拒絶する梅宮支部長(寺脇康文)だったが、良成は検察上層部とのつながりをほのめかし、圧力を掛け、マスコミまでも動かし、世論を検察批判の流れにしようと企んでいた。

 秀成の地元に向かった凜々子と相原は、秀成が通っていた高校へ向かい、向かいにある飲食店に聞き込みをする。すると、昔から秀成は横暴で問題を起こすたびに良成が金で解決していたことが判明。秀成への疑惑が濃厚になる。

 秀成を再び取り調べを行うことに。過去の悪行と新証言を突きつけると、秀成の態度が急変するも、殺意を否定する。そんな中、今度は最初の証言者と良成は裏で繋がっており、利害関係があるという証拠が見つかり、凜々子は3度目の秀成への取り調べを行う。

 何も有力な証拠がないままの凜々子は、入江の最後について秀成を問う。すると、秀成は観念したように、入江を刺したことを認め、良成が「入江から手を出してきたため、身を守るために刺したと証言し、正当防衛を主張しろ」と言ったと告白。今度は良成のもとを訪れ、秀成が自白したことと、殺人罪で起訴することを伝えたところ、良成は観念。「息子のことをよろしくお願いします」と言い残し、事件は無事解決した、という内容でした。

■名作検事ドラマ『HERO』と類似!

 今回の内容ですが、「議員の息子が殺人事件を起こし、父親が圧力をかけてくる」といった刑事・検事ものドラマにはよくある内容です。ただ、放送中、「あれ、どこかで見たことあるな~これ」といった声がチラホラ上がり、よくよく考えてみたら、今回の話、2001年に放送された『HERO』(フジテレビ系)の第2話「帰れないふたり」にそっくりなんです。こちらの方の内容も「代議士の息子が殺人事件を起こし、弁護士が圧力をかけてくる」といったもの。父親と弁護士の違いと、事件の内容が違うだけで、後は全部一緒。被疑者の顔に殴られたアザがあるのも一緒。証言者が被疑者を庇って被疑者に都合のよい証言をするのも一緒。

 最終回でついに“パクり”に走るなんて、衝撃過ぎます(笑)。放送開始直後から『HERO』と比較され、「出来が悪い」と言われてきました。だからと言って、最後の最後でパクりをするとは……。これは、批判している人たちへのあてつけなんでしょうか? それも、『HERO』では第2話と始まったばかりにやっていたライトな内容の作品を最終回という見せ場に持ってくるとは、何を考えているのか。作品の選択ミスなのか脚本家のネタ切れが原因なのかわかりませんが、本当、最終回ぐらい本気でやってほしい。「視聴者をバカにするな」と言ってやりたいですね。

■最終回にしてベストオブ“クソ回”が誕生!

 今回、Twitterで一番多かったコメントが「今までの回で一番ご都合主義だった」という批判。「最終回だからいう。ご都合主義がすご過ぎて最高にクソ!」「この展開は現実社会ではありえないでしょ!」といった声が続々と上がり、最終回だけ見たという人からは「見てなくてよかった」「時間の無駄」と厳しい声も上がっていました。

 視聴者が気に食わなかったというシーンは大きく言って2カ所。

 秀成から自白を取るシーンがあるのですが、秀成は昔からわがままで横暴な人柄だと捜査でわかっているのですが、そんな人間を凜々子は「入江の最後の言葉や様子を教えてくれ。入江の彼女に伝えたいから」と“泣き落とし”で自白させようとするのです。これ、普通に考えて無理でしょ。20年以上性格悪いまま生きてきた人間が、泣き落としで自白するとは思えません。でも、なぜか凜々子の5分程度の演説で完落ちするんですよ(笑)。「はい、出た~ご都合主義~」と言うしかありません。

 また、父親の良成に秀成を殺人罪で起訴すると伝えに行ったシーンも酷すぎる。凜々子はこれまた泣き落としで理解してもらおうとするのです……。息子の釈放のためにメディアを操作し、検察に圧力をかけるという悪徳議員だった父親が20代半ばの新米検事の言葉で理解すると思いますか? これだけ悪事を働いている人間が変わるなんて普通ありえませんよね。それが、なんと、ものの3分で「息子をよろしくお願いします」と凜々子に向かって頭を下げたんです(笑)。

 今までも凜々子の説教で自白するというシーンばかりで正直うんざり。宗教団体の集会を見てるような気分がしてドン引き。凜々子は教祖さまですか?

 そして、一番びっくりしたのが、息子の殺人を隠し、正当防衛にしようと企んでいた父親には議員辞職だけで、法律のお咎めなし。「おい、権力に負けてるぞ! 『正義のセ』と真逆だぞ!」と思いっきり突っ込んでしまいました(笑)。

 一応、検察監修の方がいるようですが、本当にアドバイスをもらっているのでしょうか? 家族に対し、事件内容をペラペラしゃべり、証人保護はガン無視していましたが、監修の方は何も注意を入れてないのかと疑問です。もしかしら、名前だけ貸してるのかもしれませんね!

■1番の功労者は安田顕!

 同ドラマで、唯一のよかった点をあげるとしたら、凜々子の担当事務官役だった安田顕の演技です。保育園事件の回での、泣きの演技や、凜々子とすこしずづ打ちとけ合っていく姿など、実にうまいです。

 そして今回、最もよかったと視聴者から絶賛されていたのは、最後に凜々子を検事としてほめるシーン。「セリフにジーンときた!」という声がたくさん上がっており、凜々子の演説シーンよりも視聴者には響いた模様。中には安田を見るためだけに同ドラマを見ていたという声も。Twitterでは毎回、吉高へのコメントよりも安田への評価の声の方が多く、もしかしたら、影の主役は安田顕だったのかもしれませんね。

 以上、最終回のレビューでした。

 同僚検事・大塚(三浦翔平)との関係がきちんとしないまま終わってしまったため、もしかしたら、続編やスペシャルドラマがありそうな予感。ただ、最終回で酷すぎるクソ回を見せられただけに、今回のように2ケタは難しいかもれません。もし、やるとしたら吉高よりも人気のある安田顕のスピンオフをやってくれることを願っています。

(どらまっ子KOROちゃん)  

『正義のセ』吉高由里子が交際匂わせか!? 大倉忠義の誕生日を連呼……ジャニオタが過敏反応し激怒!

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第9話が6月6日に放送され、平均視聴率は8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.5ポイントダウンしました。

 今回は、みーおんことAKB48の向井地美音がゲスト出演するため、前回の次回予告の段階から話題となっていましたが、あまり視聴率は振るわず。正直、みーおんの出演時間が放送時間最後10分ぐらいの間に2回と、拍子抜けするぐらい少ない。そのためか、放送開始時間から見ていた人たちが途中でチャンネルを変えてしまったのかもしれません。

 ではでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

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■推理的中率100%の名検事・凜々子が冤罪事件を起こす!?

 ある日、以前担当した痴漢事件の真犯人が見つかり、起訴した被疑者が冤罪だったと梅宮支部長(寺脇康文)から伝えられた凜々子(吉高)。被疑者の村井直陽(東幹久)は、当初の取り調べで容疑を全面的に認めていたため、確信を持って起訴に踏み切ったつもりだったが、別の痴漢事件で捕まった被疑者のDNAと凜々子が担当した事件の被害者である女子高生のスカートに付いていたDNAが一致したのだという。

 村井を招き、梅宮支部長と共に謝罪する凜々子だったが、村井は激怒。「なぜ、当初の取り調べで容疑を認めたのか?」という梅宮支部長の質問に、村井は「警察に自白を強要された。検察がきちんと調べてくれると思っていた」と答え、「全部あんたのせいだ!」と凜々子に言い放つ。

 このことがニュースになり、世間にも広まってしまったことで、「絶対に冤罪だけは出さない」と心に決めていた凜々子は自信を失ってしまう。そんな凜々子を励ます港南支部の面々。しかし、いつもしつこいほどに調査する凜々子が冤罪を起こすなど、考えられないと思う彼らは、独自に調査を始める。

 翌日、村井がマスコミの取材を受けたことで凜凛々子もマスコミからも追われるように。 「このまま検事を続けていいのか? みんなに迷惑をかけているのでは?」と思い悩む凜々子に梅宮支部長は「誰もそんなことは思っていない」と声をかけ、港南支部の面々も笑顔を見せる。

 そんな中、同僚検事の大塚(三浦翔平)が、別の事件で起訴された被疑者が「痴漢の常習犯たちが集まるWEB掲示板で出会ったメンバーで集団痴漢した」と自白していることを突き止める。そして、その掲示板には村井が逮捕された日から書き込んでいないハンドルネームがあり、これが村井で、別の女子高生に痴漢していたから容疑を認めたのではと推測。

 凜々子と担当の相原事務官(安田顕)は調査を始める。すると、被害者の女子高生とは別の女子高生・坂下あゆみ(向井地美音)が浮上。あゆみに話を聞くと「痴漢され、そのトラウマで電車に乗れなくなり、不登校になった」と告白。被害届を出した方がいいという凜々子に、最初は躊躇するあゆみ。しかし、もう痴漢で自分と同じような思いをする人をなくしたいという気持ちから提出を決意。そのおかげで、もう一度村井を取り調べできた凛々子は、いくつかの決定的な証拠を突きつけ、ついに村井は観念。自白を取ることに成功した、というのが今回の内容でした。

■今回も実際に起こった事件が元ネタ!

 今回は痴漢事件が主軸となる内容でしたが、昨年JR東日本の埼京線で実際に起こった集団痴漢事件を基にしているようです。この事件はドラマと同じように痴漢常習犯が集まるWEB掲示板で知り合った4人が集まり起こした事件で、中には京都大学を卒業したIT企業のエリート社員もいたとか。

 7話の保育園事件同様、実際の事件を基にしているところは、リアリティーを追求でき、すごくいいと思います。しかし、同ドラマの場合は、事件の概要だけ頂戴しているだけで、深く追求していないために穴だらけなのが残念なところ。保育園事件の回のときにもいいましたが、非常に薄っぺらいんですよね~。

 また、これまで一切裁判シーンがなく、被疑者を起訴して事件は一件落着。普通は、この後、裁判が行われ、検事と弁護士がそれぞれ弁論し、それを基に裁判長が判決を下しますが、同ドラマは凜々子が起訴して終わり。凜々子は検事であり、裁判官でもあるよう見えて仕方ない(笑)。同じ検事ドラマである『HERO』(フジテレビ系)では、裁判シーンもあるんですけどね……。凜々子=正義の味方がテーマにあるので、わざと入れてないのかもしれませんが、これだけが検事の仕事だと誤解を招くこともありそう。“お仕事ドラマ”というキャッチを付けているなら、検事の仕事を全部見せるべきだと思います。

■視聴者による結末先読みツイートが続出!

 今回、Twitterで一番目立ったのが視聴者による先読みツイート。冤罪だった村井ですが、“村井の手に制服の繊維が付いていた”との証拠や“同僚たちがやたらと凜々子を庇う”ものだから、放送開始10分ぐらいで、Twitterでは「村井が痴漢したの別の女子高生だった説!」「冤罪だった村井が本当は痴漢していたフラグ立ったわ」と、結末を予測する人が続出。

 さらに、被害者であるあゆみに聞き取りに凜々子と相原が行った際、痴漢にあった事実を認め、痴漢されたショックで学校に行けず、すぐさま自宅に帰って制服をそのままクローゼットに投げ込んで現在もそのままの状態といった話をするんですが、凜々子はこれを華麗にスルー。しかし、Twitterでは「制服にDNA残ってんだろ。調べろよ!」「決定的な証拠になるでしょ!」という声が続出。視聴者は凜々子より有能のようです(笑)。また、「この証拠で村井を追及してめでたしめでたしね!」と先読みする人まで現れる始末……。

 同ドラマのように勧善懲悪ものは、基本的に老若男女に見てもらえるようにと、わかりやすい内容にするもの。しかし、同ドラマはわかりやすいを超えてネタバレまでさせている。さらに、どんでん返しもなく凜々子の頑張る姿だけを見せられるという一本調子で面白くなさ過ぎる……。制作側は、本当にこれでいいと思っているのでしょうか? いいと思っているのだとしたら、視聴者をナメてるとしかいいようがありません。脚本を担当した松田裕子氏は、ほかのドラマを見て、勉強し直したほうがいいでしょう。

■凜々子のセリフにジャニオタが過敏反応!

 先読みツイートの次に多かったのは、演出やセリフなど細かいところのツイートでした。

 特に多かったのは、最後の取り調べシーン。凛凜子はあゆみのことを「別の女子高生」といい、身元を隠しているのですが、冤罪となったほうの事件の被害者である女子高生は顔写真を思いっきり見せてるんですよね(笑)。これには視聴者から「おい、被害者の写真思いっきり見せてるぞ!」「これはだめでしょ!」とツッコミが殺到。

 筆者も前から指摘していますが、同ドラマは演出やセリフで被害者保護を一切無視することが多い。家族にべらべらと事件内容を話したり、告発者の名前を被疑者に言ったり……。「これ、現実社会でやったら報復事件が起こるぞ!」と思ってしまうばかりです。

 また、今回はジャニオタが過敏に反応するセリフがありました。

 それは、この痴漢事件が起きた日である“5月16日”というセリフです。吉高由里子と言えば、昨年、関ジャニ∞大倉忠義との熱愛が報道されていましたが、彼の誕生日も5月16日だそうで、そのため、ドラマを見ていたジャニオタからは「5月16日って吉高さん、今言ったよね!?」「なにかの偶然ですか?」「思い出しちゃうじゃんか!」といった声が。また、やたら吉高が「5月16日」を連呼するので「マジで吉高~(怒)。いい加減にしろって(笑)」といった怒りの声もありました。

 まあ、「5月16日」設定に吉高が関与しているとは考えにくいのですが、ジャニオタからしたら気分がよくなかったようですね。あまり、こういう演出を繰り返すと、ドラマ自体が炎上することもあるので、以後気をつけたほうがよいと思います。

 以上、今回のレビューでした。

 次回はついに最終回! 国会議員の息子が起こした事件が主軸なのですが、よくある議員が権力を振りかざす内容とのこと。凜々子はどんな推理をみせてくれるのでしょうか。放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』桐山漣を投入し“仮面ライダー人気”に便乗か!? 女性から歓声殺到も、視聴率には反映されず……

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第8話が5月30日に放送され、平均視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイント増しました。

 今回はゲストが豪華だったんですが、その割に視聴率は伸びず……。まあ、そもそも詰めが甘い脚本が悪いので、ゲストを豪華にしたところで急上昇なんて望めません。

 それでは、今週もあらすじから振り返りましょう!

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■人気芸能人であろうと容赦せず追い詰める凜々子!

 芸能事務所のマネジャーが起こしたひき逃げ事件を担当することとなった凜々子(吉高由里子)。被疑者の斎藤茂典(正名僕蔵)に取り調べをしたところ、深く反省した様子を見せる。事故当時は斎藤がマネジャーを務める人気俳優の光岡駿太(桐山漣)を自宅へ送るために運転したと説明し、「人を跳ねたことに気づかなかった」とひき逃げについては否認した。

 凜々子と相原は、参考人として光岡に話を聞きに撮影現場へ行く。光岡は斎藤の車に乗っていたが、後部座席で眠っていて事故には気づかなかったと話し、「自分を見出してくれた恩人である斎藤さんの罪を少しでも軽くしてください」と懇願。光岡の誠実な態度に、凜々子は心が揺らぎ、相原に呆れられてしまう。

 翌日、事故現場を訪れた2人は、車が光岡の自宅と別の場所に向かっていたとこに気づく。凜々子は女の勘で、「交際中の女優の自宅では?」と推測。警察に問い合わせたところ、なんと当たっていた。

 そんな中、2人は被害者・横山茜(浦まゆ)会いに行く。話を聞くと、事故当時、車が一度止まっていたことが判明。事故に気づかずそのまま走り去ったという斎藤の供述がウソであることがわかり、斎藤を再度取り調べることに。2人がつかんだ事実を突きつけると、斎藤は「光岡に迷惑がかるから嘘をついた。ひき逃げした」と供述。2人は光岡に会いに行き、斎藤をひき逃げ容疑で起訴すると伝えた。

 これで事件は一件落着と思いきや、光岡の出演するドラマのスタッフが、事故発生時刻に斎藤を駅前で見たと新事実が発覚。この事実から、光岡が運転してひき逃げを起こし、斎藤が身代わりに出頭したと推測する凜々子。この推測を斎藤と光岡に突きつけると、2人ともきっぱりと否定した。

 そんな折、凜々子はネットで事件発生時に光岡が運転していたという目撃情報を発見。この情報を突きつけても、まだ身代わり出頭を否定する斎藤。そんな斎藤に凜々子は「実は光岡が罪悪感から真実を話した」と明かす。すると、斎藤も涙を浮かべながら自白。事件はめでたく解決した、というのが今回の話でした。

■ライダー俳優出演で視聴率稼ぎを目論む!?

 今回のゲスト、桐山は菅田将暉とともに平成仮面ライダーシリーズ第11作『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)にてW主演を務めたライダー出身俳優。女性人気はすさまじく、前回の次回予告放送直後から、「来週は桐山くん出るの!?」「予告だけで惚れちゃう~」「やっば~い! 絶対見る~」とTwitterには黄色い歓声が。そして今回の放送、案の定ですが、Twitterは「桐山く~ん!」という声ばかり! 女性の視聴者がいつも以上に興奮していました。今回の0.4ポイント増は彼のおかげなのかもしれません。

 しかし、ここでふと疑問が。「もしかして、『仮面ライダー』に便乗してないか?」と感じたのです。どうしてそう感じたかというと、今回のストーリーに“仮面ライダー臭”が漂っていたから。

 まず、桐山演じる人気俳優光岡のブレイクのきっかけは『プラスマン』という戦隊ヒーローものに出演したからという設定なんですが、桐山も『仮面ライダーW』で連ドラ初主演を飾り、火がついた俳優。これに「あれ、設定が同じでは?」と思ったのです。ネットでも「桐山くんとデビューダブる~!」と言う声が上がっていましたが、これは偶然なんでしょうか? また、仮面ライダーWには「さぁ、お前の罪を数えろ」というキメセリフがあるのですが、これが今回のストーリーを遠まわしにリンクして見えると話題に。Twitterでは一時「さぁ、お前の罪を数えろ」という言葉が乱立し、何も知らない筆者はびっくりしました。それともうひとつ。一番若い事務官役を演じている俳優は渡部秀という若手俳優で、この人も平成仮面ライダーシリーズ第12作『仮面ライダーオーズ/OOO』(同)で主演を務めているのです。

 これはもう“『仮面ライダー』便乗商法”だとしか言いようがない……。あまり女性ウケしない吉高が主演ということで、奥様層をなんとか取り込もうと必死なのかもしれません。ですが、その結果が0.4ポイント微増という結果。あまり効果はなかったようですね。そんなに視聴率を上げたいなら、同ドラマをつまらなくしている原因“先の読めるストーリー展開”“ご都合主義”をやめたほうが視聴率アップ効果は出ると思うのですがぁ! まあ、それだと『正義のセ』じゃなくなるとスタッフは言うでしょうね。最後までこの調子で行くのかと思うととても残念です。

■新米検事のくせに国家権力並みの力を持つ凜々子

 今回の突っ込みどころですが、大きく言って2つありました。

 まず、事件発生時、光岡が車を運転していた証拠を見つけるために取った行動。これが、すごい。監視カメラに映る光岡を見つけるよう、警察署の職員に命令するんです。それも総動員(笑)。ベテラン刑事も呆れ、若手刑事に「あの検事とことん調べないと気がすまないそうですよ」と言われて仕方なく参加していましたが、普通に考えて「ここまでする警察ってある?」と思うんですよね。それに、新米検事である凜々子がそんな力を持っているのでしょうか? 「すみませんがよろしくお願いします!」と凜々子は下から言ってましたが「凜々子が裏で権力をチラつかせたのでは?」と勘ぐってしまいました。

 その上、この捜査で証拠は一切見つからない……。やり損です(笑)。それなのに、何食わぬ顔で「なかったか~」とだけ言うとは! 「面の皮が厚いな、この女(笑)」と思ってしまいました。凜々子のために警察は動いてくれたんだから、謝るなり感謝するなり、何かしらの行動をさせてあげてください。

 もうひとつが決定的な証拠となる“目撃情報”です。この光岡の事件発生時の目撃情報をさがすんですが、光岡は毎日10件以上もの目撃情報がある芸能人なんです(笑)。これって芸能人として脇甘くないですか? ジャニーズでもそこまでないですよ。それに、光岡は事件以前から女優と交際しているのですが、その情報は一切ない。それの目撃情報やウワサが一切ないのに……事件当時の目撃情報はあるんですね~へぇ~……。都合がいいですね(笑)。

 ベテランだけではなく若手含めスタッフ全員で脚本を読んで、もう少し詰めてストーリーを完成するようにしたほうがいいんじゃないでしょうか? でないと、保育士から苦情殺到した前回のようなことがまた起きますよ!

■竹村家の常識のなさが浮き彫りに!

 それから、今回竹村家の話がやたらに長かったんですが、これもすごいんです。竹村家には常識がないんです(笑)。

 父親の浩市(生瀬勝久)は、商店街にある知り合いのお店の店主から「経営が厳しくて、支払いができない」という話を聞き、その店主に30万円を貸すんです。それも、家族に一言も言わず。そのため、通帳から30万が引き出されていることを知った母親の芳子(宮崎美子)は、浮気を疑い大騒動に発展してしまったんです。

 いくら、家族とも顔なじみの店主に貸したとはいえ、家族に一言「お金貸してもいいかな?」と言うべきでは? この家族なら「ダメ」など言わず「いいよ!」と言うでしょう。それなのに……。浩市は江戸っ子かなんか知りませんが、勝手すぎます。きっと、原作者の阿川佐和子氏の父親が昔気質の家長といった人だったと聞いたことがありますから、それが投影されているのかも!?(時代に合わず思いっきりスベってますが……)

 それと、今回一番気になったのが、家でご飯を食べる凜々子がテーブルに肘をついて食べていたこと。肘をつくのはマナー違反です。超ウルトラ非常識だと思います。これは演出なのか、それとも吉高単独の行動なのか……。吉高単独の行動であれば、「あ~、やっぱり。吉高って常識なさそうだよね~。妊婦に人をぶつけるぐらいだもんね~」と解釈すればいいんですが、どうしてスタッフは注意しないんですか? ネットでも「肘ついて食べたらだめだろ(笑)」とめちゃくちゃ指摘されてましたけど(苦笑)。まあ、家族に秘密情報も言ってしまう検事ですから、常識なんて持ち合わせてないんでしょうね。次回以降には、マナー教室か一般教養を習う教室に通うシーンを入れたほうがよいかもしれませんね。

 以上、8話のレビューでした。

 次回は、過去に起訴した痴漢事件が冤罪だったということが判明し、凜々子が大ピンチを迎えます。いつも、自分が正しいと行動してきた凜々子に降りかかった、身から出た錆のようなストーリー(笑)と言うことで、楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』安田顕の“良きパパ”姿に号泣する人続出も、保育園を凶悪に書き過ぎて保育士からは苦情殺到!

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第7話が5月23日に放送され、平均視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.5ポイントダウンしました。

 マンネリ化したストーリー展開に飽き飽きする同ドラマですが、ここに来てガクンとダウン。推測ですが、直前まで日大アメフト部の記者会見があり、視聴者の関心はちょうど裏番組の『報道ステーション』(テレビ朝日系)にいってしまったのかと。ダウンは残念ですが、マンネリ化したご都合主義ドラマを見るよりは、タイムリーな責任転嫁する監督の言い訳を見たほうが正しいと思います(笑)。

 今週も頭から軽く貶しのジャブを入れてしまいましたが、早速あらすじから振り返りましょう!

■園児の大ケガから園長の不正が発覚!

 保育士が目を離したすきに園児が大ケガを負ったという事件が発生した。梅宮支部長(寺脇康文)から、女性ということでこの事件を担当することになった凜々子(吉高)は早速やる気を見せる。

 保育園側の「遊具から落下した事故」との説明に納得がいかない園児の父・小峰雄一(近藤公園)は、聞き取りで園児が普段からケガをしていたために「虐待があったのでは?」と疑い、被害届を提出したと告白。凜々子と担当事務官・相原(安田顕)は「もし虐待があったとしたら許せない」と事件解決に乗り出していく。

 その日の夕方、2人は事件が起きた保育園へ。園長・瀬川弥生(朝加真由美)や園児の担当保育士・水田早希(益田恵梨菜)から話を聞くと、事故を起こしてしまったことには謝罪しながらも、保育園側の過失については否定した。そんな保育園側の言い分もわかると悩んでしまう凜々子。真相はわからないまま、この日の調査は終わった。

 自宅に帰った凜々子。そこに、相原が凜々子の忘れ物を届けに訪れる。竹原家族に歓迎され、久しぶりの家族団らんの雰囲気に触れた相原は、離婚して元妻に引き取られたためになかなか会えない娘への思いを唐突に告白。すると、元妻から「明日ら娘に会っていい」と連絡が入り、相原は浮かれながら帰宅した。

 翌日、凜々子は当該園児・小峰宏尚(佐藤令旺)に聞き取りしたところ、「お外に出て遊具に登った。そしたら落ちちゃった」と事件の経緯を説明。それを聞いた雄一は、保育園を疑った自分を責め、被害届を取り下げると保育園に謝罪した。

 しかし、腑に落ちない凜々子はさらに調査を続ける。すると、事件当日、宏尚のクラスには保育士1人しかいなかったという事実にたどり着く。瀬川にそれを問い詰めたところ1人だけだったとこは認めたが、不慮の事故だったと再度主張し、再び暗礁に乗り上げた。

 そんな折、園児が港南支部に忘れたおもちゃを届けに園児の自宅に向かった相原が、常時1人体制で保育していた証拠を発見。その証拠を港南支部に持ち帰ったところ、なんと保育園の補助金不正受給疑惑が浮上。港南支部総動員で調査を始める。

 そんな中、凜々子と相原は水田に補助金の不正受給を問い詰めたところ、事実だと告白。これをもとに瀬川を追及。ついに自白を取ることに成功した、というのが6話の内容でした。

■相原が大活躍する神回と大好評!

 今回は子どもを扱ったストーリーということで、子どもがいる相原が大活躍。演じた安田の演技が素晴らしく、最後の娘と会うシーンに涙した人も多かったようで、Twitterでは“相原祭り”が。

 これまで、脇役が活躍しないと嘆いていましたが、やっとスポットを当てたことに、ホッとしました。まあ、7話でやっと、というところには、「もっと早く気付けよ!」とツッコミたくなりますが……。

 また、今までまったく意味のなかった竹原家のシーンが、子ども思いの相原を引き出すのにうまく使われていたのにびっくり。やればできるんじゃないですか! どうして今までやってこなかったのでしょう。ただ、凜々子の妹・温子(広瀬アリス)が彼氏とスカイツリー前でイチャイチャするシーンはまったく必要なかった。制作側は広瀬姉妹の姉を使っているという自慢をしたいのでしょうか? ここも今後、うまく使うなら、彼氏が被疑者になって凜々子の前に現れ、妹と意見が対立する、というストーリーがあるといいですね。ラブラブっぷりだけを見せられて、はいめでたしめでたし、だと納得できない。もし、後者だったら抗議したいぐらいです(笑)。

 それと、不正受給に至った理由を述べる瀬川に相原が諭すシーンも、上辺っぽくなく良かったです。いつもは凜々子がするのですが、被害者の気持ちを激昂した声でしゃべるだけで、いつも「こんなんじゃ説得できないよ」と思ってましたが、今回は子どもを持つ親の気持ちを同じ境遇の相原が代弁していたので胸に響きました。

 ネットでは、吉高の気ぜわしい演技に嫌気がさしてた人も「今回は楽しかった!」と大好評。せっかく演技がうまい役者を集めているですから、今回みたいな回が続くことを望みます。

■実際にあった事件を扱ったとこはいい!

 今回の補助金不正受給の件は、兵庫・姫路市であった保育園が2015、16年度に合わせて約1億円の不正受給を行っていた事件をモデルにしていたようです。不正受給した補助金で定員異常の園児を受け入れていたというところも同じです。

 たぶん実際の事件を調べながら脚本を書いたのでしょう。今までになくリアルで、ストーリーもわかりやすかった。ですが、どうして今までしてなかったのか、甚だ疑問です。検事のお仕事ドラマなら、扱う事件はリアルさを追及してほしい。

 まあ、検事のドラマと言いながら、吉高由里子主演の「遠山の金さん」のようなドラマですからね。制作側は最後の花吹雪の刺青だけを見せたいだけなんしょう。事件のリアリティーなんて必要ないのかもしれませんね。

 ちなみに、今後やるならタイムリーな日大アメフト部の事件をもとにしたストーリーをぜひドラマ化してほしいですね。これなら、凜々子が被疑者にするうっすーい上辺だけの説教も、いい感じに視聴者に伝わってくると思います。

■保育園を題材するも……保育士たちからは批判殺到!

 保育園を題材にするドラマは少なく、今回テーマにしてくれたことに、放送前のTwitterでは、保育士の方々から賞賛する声があがっていました。

 しかし、その声はいつの間にか批判の声に。そうなった一番の原因は保育園の描かれ方。

 最近では、待機児童が多い理由は、“保育士不足”が原因とよくマスコミが報道しています。しかし、今回それが起こる原因については深く掘り下げずじまい。補助金不正受給の理由を「働く親のために入所できる子どもを増やすため」「園長の私腹を肥やすため」としていましたが、これに批判殺到。

 保育士不足が起こる大きな理由として、過酷な労働環境なのに手取り20万もいかない安い給料ということです。補助金なしではやっていけないし、その補助金の金額は保育士の数×園児の数で決まる。そのため保育士の水増しが起こる。そこを一切伝えてない上に、先の理由にまとめたのが、保育士の方々の癇に触れてしまったよう。さらに、凜々子を正義のヒロインにするため、園長を悪く書き過ぎたことに、保育園に悪いイメージを持たれると懸念する声もありました。

 前回にも言いましたが、検事以外の描き方が下手過ぎます。ろくに調べもせず、ツメが

 甘いんです。人気脚本家の中園ミホ氏は『やまとなでしこ』(フジテレビ系)の脚本を書き上げるために、CAの合コンに参加し彼女たちの態度を研究したそうで、結果それがヒットに繋がったと『ゴロウ・デラックス』(TBS系)で語っていたことがあります。同ドラマの脚本家はそういった追求ができないんでしょうか。連ドラというのはスピーディーですから、時間がなくてできないんでしょうか。だったら、同局の『NEWS ZERO』では、よく「待機児童問題」の特集やっているので、そのスタッフに聞けばいいのでは? 

 さらに、下調べしてない決定的な証拠は、瀬川が凜々子に「あなた子どもいますか?」と問うところ。「保育士がこのような偏見ととられかねない発言は決してしない」という声も現役保育士の方から聞こえていました。保育士の方々に話を聞いているんでしょうか?

 それと、不正受給の証拠となる水田の証言を使って瀬川の自白を促そうと、凜々子が「水田さんから聞きました」というのは、証人保護の面から考えてNGです。水田にも今後の人生があります。前にも言いましたが、検事は国家公務員ですから、ペラペラしゃべるのは法律違反です。以後(もう残り2、3話しかありませんが)気をつけてほしいものです。

 以上、7話のレビューでした。

 次回、『HERO』(フジテレビ系)にも出演していた正名僕蔵が被疑者役でゲスト登場するということで、話題になっていました。もう、思い切って『HERO』のオマージュをするのでしょうか? 来週もお見逃しなく!

(どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』安田顕の“良きパパ”姿に号泣する人続出も、保育園を凶悪に書き過ぎて保育士からは苦情殺到!

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第7話が5月23日に放送され、平均視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.5ポイントダウンしました。

 マンネリ化したストーリー展開に飽き飽きする同ドラマですが、ここに来てガクンとダウン。推測ですが、直前まで日大アメフト部の記者会見があり、視聴者の関心はちょうど裏番組の『報道ステーション』(テレビ朝日系)にいってしまったのかと。ダウンは残念ですが、マンネリ化したご都合主義ドラマを見るよりは、タイムリーな責任転嫁する監督の言い訳を見たほうが正しいと思います(笑)。

 今週も頭から軽く貶しのジャブを入れてしまいましたが、早速あらすじから振り返りましょう!

■園児の大ケガから園長の不正が発覚!

 保育士が目を離したすきに園児が大ケガを負ったという事件が発生した。梅宮支部長(寺脇康文)から、女性ということでこの事件を担当することになった凜々子(吉高)は早速やる気を見せる。

 保育園側の「遊具から落下した事故」との説明に納得がいかない園児の父・小峰雄一(近藤公園)は、聞き取りで園児が普段からケガをしていたために「虐待があったのでは?」と疑い、被害届を提出したと告白。凜々子と担当事務官・相原(安田顕)は「もし虐待があったとしたら許せない」と事件解決に乗り出していく。

 その日の夕方、2人は事件が起きた保育園へ。園長・瀬川弥生(朝加真由美)や園児の担当保育士・水田早希(益田恵梨菜)から話を聞くと、事故を起こしてしまったことには謝罪しながらも、保育園側の過失については否定した。そんな保育園側の言い分もわかると悩んでしまう凜々子。真相はわからないまま、この日の調査は終わった。

 自宅に帰った凜々子。そこに、相原が凜々子の忘れ物を届けに訪れる。竹原家族に歓迎され、久しぶりの家族団らんの雰囲気に触れた相原は、離婚して元妻に引き取られたためになかなか会えない娘への思いを唐突に告白。すると、元妻から「明日ら娘に会っていい」と連絡が入り、相原は浮かれながら帰宅した。

 翌日、凜々子は当該園児・小峰宏尚(佐藤令旺)に聞き取りしたところ、「お外に出て遊具に登った。そしたら落ちちゃった」と事件の経緯を説明。それを聞いた雄一は、保育園を疑った自分を責め、被害届を取り下げると保育園に謝罪した。

 しかし、腑に落ちない凜々子はさらに調査を続ける。すると、事件当日、宏尚のクラスには保育士1人しかいなかったという事実にたどり着く。瀬川にそれを問い詰めたところ1人だけだったとこは認めたが、不慮の事故だったと再度主張し、再び暗礁に乗り上げた。

 そんな折、園児が港南支部に忘れたおもちゃを届けに園児の自宅に向かった相原が、常時1人体制で保育していた証拠を発見。その証拠を港南支部に持ち帰ったところ、なんと保育園の補助金不正受給疑惑が浮上。港南支部総動員で調査を始める。

 そんな中、凜々子と相原は水田に補助金の不正受給を問い詰めたところ、事実だと告白。これをもとに瀬川を追及。ついに自白を取ることに成功した、というのが6話の内容でした。

■相原が大活躍する神回と大好評!

 今回は子どもを扱ったストーリーということで、子どもがいる相原が大活躍。演じた安田の演技が素晴らしく、最後の娘と会うシーンに涙した人も多かったようで、Twitterでは“相原祭り”が。

 これまで、脇役が活躍しないと嘆いていましたが、やっとスポットを当てたことに、ホッとしました。まあ、7話でやっと、というところには、「もっと早く気付けよ!」とツッコミたくなりますが……。

 また、今までまったく意味のなかった竹原家のシーンが、子ども思いの相原を引き出すのにうまく使われていたのにびっくり。やればできるんじゃないですか! どうして今までやってこなかったのでしょう。ただ、凜々子の妹・温子(広瀬アリス)が彼氏とスカイツリー前でイチャイチャするシーンはまったく必要なかった。制作側は広瀬姉妹の姉を使っているという自慢をしたいのでしょうか? ここも今後、うまく使うなら、彼氏が被疑者になって凜々子の前に現れ、妹と意見が対立する、というストーリーがあるといいですね。ラブラブっぷりだけを見せられて、はいめでたしめでたし、だと納得できない。もし、後者だったら抗議したいぐらいです(笑)。

 それと、不正受給に至った理由を述べる瀬川に相原が諭すシーンも、上辺っぽくなく良かったです。いつもは凜々子がするのですが、被害者の気持ちを激昂した声でしゃべるだけで、いつも「こんなんじゃ説得できないよ」と思ってましたが、今回は子どもを持つ親の気持ちを同じ境遇の相原が代弁していたので胸に響きました。

 ネットでは、吉高の気ぜわしい演技に嫌気がさしてた人も「今回は楽しかった!」と大好評。せっかく演技がうまい役者を集めているですから、今回みたいな回が続くことを望みます。

■実際にあった事件を扱ったとこはいい!

 今回の補助金不正受給の件は、兵庫・姫路市であった保育園が2015、16年度に合わせて約1億円の不正受給を行っていた事件をモデルにしていたようです。不正受給した補助金で定員異常の園児を受け入れていたというところも同じです。

 たぶん実際の事件を調べながら脚本を書いたのでしょう。今までになくリアルで、ストーリーもわかりやすかった。ですが、どうして今までしてなかったのか、甚だ疑問です。検事のお仕事ドラマなら、扱う事件はリアルさを追及してほしい。

 まあ、検事のドラマと言いながら、吉高由里子主演の「遠山の金さん」のようなドラマですからね。制作側は最後の花吹雪の刺青だけを見せたいだけなんしょう。事件のリアリティーなんて必要ないのかもしれませんね。

 ちなみに、今後やるならタイムリーな日大アメフト部の事件をもとにしたストーリーをぜひドラマ化してほしいですね。これなら、凜々子が被疑者にするうっすーい上辺だけの説教も、いい感じに視聴者に伝わってくると思います。

■保育園を題材するも……保育士たちからは批判殺到!

 保育園を題材にするドラマは少なく、今回テーマにしてくれたことに、放送前のTwitterでは、保育士の方々から賞賛する声があがっていました。

 しかし、その声はいつの間にか批判の声に。そうなった一番の原因は保育園の描かれ方。

 最近では、待機児童が多い理由は、“保育士不足”が原因とよくマスコミが報道しています。しかし、今回それが起こる原因については深く掘り下げずじまい。補助金不正受給の理由を「働く親のために入所できる子どもを増やすため」「園長の私腹を肥やすため」としていましたが、これに批判殺到。

 保育士不足が起こる大きな理由として、過酷な労働環境なのに手取り20万もいかない安い給料ということです。補助金なしではやっていけないし、その補助金の金額は保育士の数×園児の数で決まる。そのため保育士の水増しが起こる。そこを一切伝えてない上に、先の理由にまとめたのが、保育士の方々の癇に触れてしまったよう。さらに、凜々子を正義のヒロインにするため、園長を悪く書き過ぎたことに、保育園に悪いイメージを持たれると懸念する声もありました。

 前回にも言いましたが、検事以外の描き方が下手過ぎます。ろくに調べもせず、ツメが

 甘いんです。人気脚本家の中園ミホ氏は『やまとなでしこ』(フジテレビ系)の脚本を書き上げるために、CAの合コンに参加し彼女たちの態度を研究したそうで、結果それがヒットに繋がったと『ゴロウ・デラックス』(TBS系)で語っていたことがあります。同ドラマの脚本家はそういった追求ができないんでしょうか。連ドラというのはスピーディーですから、時間がなくてできないんでしょうか。だったら、同局の『NEWS ZERO』では、よく「待機児童問題」の特集やっているので、そのスタッフに聞けばいいのでは? 

 さらに、下調べしてない決定的な証拠は、瀬川が凜々子に「あなた子どもいますか?」と問うところ。「保育士がこのような偏見ととられかねない発言は決してしない」という声も現役保育士の方から聞こえていました。保育士の方々に話を聞いているんでしょうか?

 それと、不正受給の証拠となる水田の証言を使って瀬川の自白を促そうと、凜々子が「水田さんから聞きました」というのは、証人保護の面から考えてNGです。水田にも今後の人生があります。前にも言いましたが、検事は国家公務員ですから、ペラペラしゃべるのは法律違反です。以後(もう残り2、3話しかありませんが)気をつけてほしいものです。

 以上、7話のレビューでした。

 次回、『HERO』(フジテレビ系)にも出演していた正名僕蔵が被疑者役でゲスト登場するということで、話題になっていました。もう、思い切って『HERO』のオマージュをするのでしょうか? 来週もお見逃しなく!

(どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』吉高由里子の“失敗しない推理力”がつまらない……今期「期待はずれドラマNO.1」なのに再び視聴率2ケタへ

 吉高由里子が主演するドラマ『正義のセ』の第6話が5月16日に放送され、平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)を記録。3週ぶりに2ケタ台に戻りました。

 正直、同ドラマの内容で2ケタを取れるのなら、『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)や『あなたには帰る家がある』『ブラックペアン』(ともにTBS系)など、放送中からネットで話題になっているドラマのほうがもっと良くてもいいはず(笑)。

 前置きからけなしてしまいましたが、早速第6話を振り返っていきましょう。

(これまでのレビューはこちらから)

■彼氏の次は大学時代の親友と対立!?

 検事の同期の結婚パーティーに出席した凜々子(吉高由里子)は、弁護士になった美咲(倉科カナ)と久しぶりに再会した。大学時代から親友という仲だったが、検事と弁護士という違う道を選んだ2人。久しぶりの再会に話は盛り上がり、パーティーのあと、凜々子は美咲を自宅に招き、お互いの近況を報告しあった。

 翌日、出勤した凜々子はオレオレ詐欺を担当することに。送致されてきた被疑者は、浅田謙人(岡山天音)という大学生で、彼は「軽いアルバイト感覚で、詐欺に加担しているとは知らなかった」と涙ながらに主張。凛々子に取り調べされている間、心底反省しているという態度を見せる。

 浅田が正直に話しているのか疑問を持つ凜々子。そんな中、浅田を担当する弁護士として、なんと美咲が現れた。美咲は浅田の釈放を要求してきたが、凜々子は浅田を釈放できる材料がないと拒否。美咲は弁護士として浅田の言い分を信じているため、真っ向から対立してしまう。

 美咲が帰った後、凜々子と相原は浅田の自宅へ行き、高価な鉄道グッズを見つける。さらに今度は浅田の通っている大学へ行くと、実は浅田が真面目な生徒ではなかったことがわかり、ますます浅田のオレオレ詐欺の関与を疑う凛々子。

 さらに翌日、浅田が逮捕されたことがネットの掲示板で噂になっていることがわかり、そこに書かれていた浅田の友人へ聞き取りしに行く。一方その頃、美咲もその友人に話を聞きに。すると、その友人や他の学生もオレオレ詐欺に関与している決定的な証拠を見つけ、これにより全員逮捕された。

 後日、学生たちがオレオレ詐欺の関与について自白したと浅田に伝えると浅田も自白。事件は無事解決し、浅田の件で対立していた美咲とも和解した、というのが6話の内容でした。

■親友の弁護士がアホ過ぎ

 今週は「弁護士の親友と対立。凜々子は友情を取るのか? それとも正義を取るのか?」というのが物語の裏テーマとなっていました。しかし、これがまったく面白くない。結果からいうと凜々子はどっちも取るんです。「じゃあ、裏テーマにすんなよ!」と本気で怒鳴りたくなる。大体、人間というのは、挫折や失敗を繰り返して成長するものですが、凜々子は成功しか経験していなくて、怖いほど当たる推理力を発揮し、百発百中で事件を解決。挫折といえば、プライベートで彼氏と別れたぐらい……。ずいぶん、都合がいいですよね~。

 これは原作にもいえるんですが、“主人公を格好良く描きすぎ”と感じています。『HERO』(フジテレビ系) では、木村拓也が演じる検事は被告が無実である事実を知り、自分のマイナス評価になるのを覚悟で裁判に負けるという話がありました。この話があったからこそ、面白かった。今回であれば、「被疑者の大学生は実は無実だったため凜々子が美咲に謝罪。また元の仲に」という風に、一度失敗を味わったほうが、凜々子に人間味を感じられるようになったかと思います。

 また、美咲のほうですが、こちらもキャラ設定がひどい。凜々子と同い年なので、若手弁護士なんですが、浅田の保釈を凜々子に要求する際、私情が入り過ぎて激怒するんです。いくら若手だからといっても、普通に考えてこんな弁護士いますか? そして、こんな私情が入りこじらせちゃう弁護士ひとりに刑事事件を任せる弁護士事務所って……。

 さすが、ご都合主義! 凜々子をヒーロー化するために、親友でさえも悪く描くとは、恐れ入りました。

■検事以外の描き方が甘い!

 被疑者の浅田は大学生。1回目の取り調べの際、「オレオレ詐欺とは知らなかった」と反省の態度をみせ、真面目な大学生と凜々子は思うのですが、大学に聞き取りに行くと、それが嘘だと発覚。しかし、その理由が「別の生徒に代返を頼んでいたから」というもの。安易過ぎる(笑)。それだけでほぼクロと見るのはおかしいです。そんなの普通の大学生でもみんなやっていますよ。筆者は別の大学に通う友人の代返だってしたことがあります(笑)。あまり言い方は良くありませんが、「代返」というのは大学生の常識です。

 同ドラマの脚本にかかわらず、原作でも言えるのですが、検事ものだからといって、検事については詳しく描かれているのですが、他の部分の下調べができていないのが玉に瑕。『あなたには帰る家がある』(TBS系)では、女性100人にアンケートを取りそれを参考にしているから、リアル感があって面白い。しかし、同ドラマはうわべだけで、「どうせドラマでしょ?」といった先入観を持って見てしまうため、つまらない。検事以外の細かい部分も詳しく調べて描けば、もう少し話は面白くなると思うのですが……。まあ、時間がないし、あと数話なので、時間がなくやらないでしょうし、視聴率は疑いたいほど良いのでするつもりもないでしょうね(笑)。

■「お仕事ドラマ」ってよりは「探偵ドラマ」になっている!

 これまで全話を見てきましたが、凜々子の推理部分が多く、いつの間にか「探偵ドラマ」に。これまで掲げていた「痛快お仕事ドラマ」というキャッチフレーズがまったくの無意味になっています。

 脚本家は一体何を参考に台本を書いているのでしょうか? 原作本、多分ですがパクリ具合からいって『HERO』は見ているでしょう。だた、本物の検事に焦点を当てたドキュメンタリーは見ていないのだろうなと感じました。

 なぜかと言うと、あまりにもデスクワークが少なすぎるからです。『HERO』ではよく現場や関係者に聞き込みに行っていましたが、ドキュメンタリーをみると、実はデスクワークの方が多く違いにびっくりします。原作は、デスクワークが少ないのかもしれませんが、それは小説だから。面白い部分を膨らませるために地味な部分は少なくしているのでしょう。しかし、「お仕事ドラマ」と言うのであれば、現実の検事の仕事内容と同じように描いてくれないと。推理(それも薄っぺらい)ばかりだと、推理ドラマの『相棒』『特捜9』(ともにテレビ朝日系)と違いがわかりません。いっそ『名検事・凜々子の事件簿』『検事局港南支部の女』という、どこかからパクってきたような題名に変えて、シリーズ化したほうがご長寿ドラマになっていいかもしれませんね。

 以上、6話のレビューでした。       

 次回は、保育園での事故がテーマ。予告を見る限り、相原が取り調べで男泣きということで、凜々子以外の人物にも見せ場があるようです。相原演じる安田顕は演技力に定評がありますから、これだけは期待してもよいかも!? ではでは、次回の放送も楽しみに待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』吉高由里子の“失敗しない推理力”がつまらない……今期「期待はずれドラマNO.1」なのに再び視聴率2ケタへ

 吉高由里子が主演するドラマ『正義のセ』の第6話が5月16日に放送され、平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)を記録。3週ぶりに2ケタ台に戻りました。

 正直、同ドラマの内容で2ケタを取れるのなら、『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)や『あなたには帰る家がある』『ブラックペアン』(ともにTBS系)など、放送中からネットで話題になっているドラマのほうがもっと良くてもいいはず(笑)。

 前置きからけなしてしまいましたが、早速第6話を振り返っていきましょう。

(これまでのレビューはこちらから)

■彼氏の次は大学時代の親友と対立!?

 検事の同期の結婚パーティーに出席した凜々子(吉高由里子)は、弁護士になった美咲(倉科カナ)と久しぶりに再会した。大学時代から親友という仲だったが、検事と弁護士という違う道を選んだ2人。久しぶりの再会に話は盛り上がり、パーティーのあと、凜々子は美咲を自宅に招き、お互いの近況を報告しあった。

 翌日、出勤した凜々子はオレオレ詐欺を担当することに。送致されてきた被疑者は、浅田謙人(岡山天音)という大学生で、彼は「軽いアルバイト感覚で、詐欺に加担しているとは知らなかった」と涙ながらに主張。凛々子に取り調べされている間、心底反省しているという態度を見せる。

 浅田が正直に話しているのか疑問を持つ凜々子。そんな中、浅田を担当する弁護士として、なんと美咲が現れた。美咲は浅田の釈放を要求してきたが、凜々子は浅田を釈放できる材料がないと拒否。美咲は弁護士として浅田の言い分を信じているため、真っ向から対立してしまう。

 美咲が帰った後、凜々子と相原は浅田の自宅へ行き、高価な鉄道グッズを見つける。さらに今度は浅田の通っている大学へ行くと、実は浅田が真面目な生徒ではなかったことがわかり、ますます浅田のオレオレ詐欺の関与を疑う凛々子。

 さらに翌日、浅田が逮捕されたことがネットの掲示板で噂になっていることがわかり、そこに書かれていた浅田の友人へ聞き取りしに行く。一方その頃、美咲もその友人に話を聞きに。すると、その友人や他の学生もオレオレ詐欺に関与している決定的な証拠を見つけ、これにより全員逮捕された。

 後日、学生たちがオレオレ詐欺の関与について自白したと浅田に伝えると浅田も自白。事件は無事解決し、浅田の件で対立していた美咲とも和解した、というのが6話の内容でした。

■親友の弁護士がアホ過ぎ

 今週は「弁護士の親友と対立。凜々子は友情を取るのか? それとも正義を取るのか?」というのが物語の裏テーマとなっていました。しかし、これがまったく面白くない。結果からいうと凜々子はどっちも取るんです。「じゃあ、裏テーマにすんなよ!」と本気で怒鳴りたくなる。大体、人間というのは、挫折や失敗を繰り返して成長するものですが、凜々子は成功しか経験していなくて、怖いほど当たる推理力を発揮し、百発百中で事件を解決。挫折といえば、プライベートで彼氏と別れたぐらい……。ずいぶん、都合がいいですよね~。

 これは原作にもいえるんですが、“主人公を格好良く描きすぎ”と感じています。『HERO』(フジテレビ系) では、木村拓也が演じる検事は被告が無実である事実を知り、自分のマイナス評価になるのを覚悟で裁判に負けるという話がありました。この話があったからこそ、面白かった。今回であれば、「被疑者の大学生は実は無実だったため凜々子が美咲に謝罪。また元の仲に」という風に、一度失敗を味わったほうが、凜々子に人間味を感じられるようになったかと思います。

 また、美咲のほうですが、こちらもキャラ設定がひどい。凜々子と同い年なので、若手弁護士なんですが、浅田の保釈を凜々子に要求する際、私情が入り過ぎて激怒するんです。いくら若手だからといっても、普通に考えてこんな弁護士いますか? そして、こんな私情が入りこじらせちゃう弁護士ひとりに刑事事件を任せる弁護士事務所って……。

 さすが、ご都合主義! 凜々子をヒーロー化するために、親友でさえも悪く描くとは、恐れ入りました。

■検事以外の描き方が甘い!

 被疑者の浅田は大学生。1回目の取り調べの際、「オレオレ詐欺とは知らなかった」と反省の態度をみせ、真面目な大学生と凜々子は思うのですが、大学に聞き取りに行くと、それが嘘だと発覚。しかし、その理由が「別の生徒に代返を頼んでいたから」というもの。安易過ぎる(笑)。それだけでほぼクロと見るのはおかしいです。そんなの普通の大学生でもみんなやっていますよ。筆者は別の大学に通う友人の代返だってしたことがあります(笑)。あまり言い方は良くありませんが、「代返」というのは大学生の常識です。

 同ドラマの脚本にかかわらず、原作でも言えるのですが、検事ものだからといって、検事については詳しく描かれているのですが、他の部分の下調べができていないのが玉に瑕。『あなたには帰る家がある』(TBS系)では、女性100人にアンケートを取りそれを参考にしているから、リアル感があって面白い。しかし、同ドラマはうわべだけで、「どうせドラマでしょ?」といった先入観を持って見てしまうため、つまらない。検事以外の細かい部分も詳しく調べて描けば、もう少し話は面白くなると思うのですが……。まあ、時間がないし、あと数話なので、時間がなくやらないでしょうし、視聴率は疑いたいほど良いのでするつもりもないでしょうね(笑)。

■「お仕事ドラマ」ってよりは「探偵ドラマ」になっている!

 これまで全話を見てきましたが、凜々子の推理部分が多く、いつの間にか「探偵ドラマ」に。これまで掲げていた「痛快お仕事ドラマ」というキャッチフレーズがまったくの無意味になっています。

 脚本家は一体何を参考に台本を書いているのでしょうか? 原作本、多分ですがパクリ具合からいって『HERO』は見ているでしょう。だた、本物の検事に焦点を当てたドキュメンタリーは見ていないのだろうなと感じました。

 なぜかと言うと、あまりにもデスクワークが少なすぎるからです。『HERO』ではよく現場や関係者に聞き込みに行っていましたが、ドキュメンタリーをみると、実はデスクワークの方が多く違いにびっくりします。原作は、デスクワークが少ないのかもしれませんが、それは小説だから。面白い部分を膨らませるために地味な部分は少なくしているのでしょう。しかし、「お仕事ドラマ」と言うのであれば、現実の検事の仕事内容と同じように描いてくれないと。推理(それも薄っぺらい)ばかりだと、推理ドラマの『相棒』『特捜9』(ともにテレビ朝日系)と違いがわかりません。いっそ『名検事・凜々子の事件簿』『検事局港南支部の女』という、どこかからパクってきたような題名に変えて、シリーズ化したほうがご長寿ドラマになっていいかもしれませんね。

 以上、6話のレビューでした。       

 次回は、保育園での事故がテーマ。予告を見る限り、相原が取り調べで男泣きということで、凜々子以外の人物にも見せ場があるようです。相原演じる安田顕は演技力に定評がありますから、これだけは期待してもよいかも!? ではでは、次回の放送も楽しみに待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』キザな同僚検事・大塚が凜々子とのキスで挙動不審に!? “童貞臭”漂う三浦翔平がかわいい!

 吉高由里子が主演するドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第5話が5月9日に放送され、平均視聴率9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東平均。以下同)を記録。第4話の9.4%から0.3ポイントダウンしました。

 毎回予想通りの展開に正直マンネリ化している印象を受けていますが、それでも9~10%台をキープしているところをみると、それなりに世間から支持を受けているのでしょう。

 それでは早速、あらすじから振り返りましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■事件の決定的な証拠探しに四苦八苦する凜々子

 ある日、神奈川医大で女性職員・三宅香織(佐藤めぐみ)が学内のビルから転落死する事件が発生し、梅宮支部長(寺脇康文)は凜々子(吉高)に担当を命じる。担当事務官・相原(安田顕)とともに現場に向かった凜々子は、警察から単なる転落ではなく、他殺・自殺・事故のすべてが考えられると伝えられ、臨床病理学教授・高嶋敦史(原田龍二)から話を聞くことに。高嶋は三宅と不倫関係にあり、それを苦に自殺したのだろうと泣きながら話した。

 しかし翌日、三宅の爪から高嶋のDNAが検出され、逮捕された。被疑者として高嶋の取り調べをする凜々子に、事件当日別れ話をしたこと、爪のDNAは三宅と抱き合った時についたものだと言い張り、再び容疑を否認。香織の死亡推定時刻には、高嶋は「取引先の医療機器メーカーの茂木(木下隆行)とスーパー銭湯にいた」というアリバイを主張し、茂木も取り調べるが同じ証言をした。

 自殺の線が濃厚となる中、さらに捜査を進める凜々子。今度は三宅の同僚で一番仲がよかったという教務課の西山美緒(井上依吏子)に話を聞きに行くことに。高島との不倫関係について聞くと、2人はもう付き合っておらず、2年前に三宅から別れ話を切り出したと答えた。これにより、高島の証言が嘘だと判明し、高島による他殺の線が濃厚に。

 同じ頃、警察の捜査によって三宅が高島に茂木の収賄をやめるように諭すメールが見つかり、高島には、凜々子の担当する事件以外に収賄の疑いも増えることに。こういう事件は初めてで凜々子ひとりには荷が重いだろうと考えた梅宮は、港南支部のエースで同僚の検事・大塚(三浦翔平)との共同捜査を命じる。

 だが、大塚は強引に捜査の方針を決めていくため、凜々子は振り回され、前途多難な雰囲気に。それでも、頑張って捜査を続けるが、高島の容疑を裏付ける決定的な証拠は見つからないまま。捜査のために検事局に共同捜査チームで泊まり込む。

 そんな中、相原が深夜に高嶋と茂木が事件当日にいたというスーパー銭湯に、私用で向かったところ、入場券に日付と購入時間が印字されていることに気づき、証拠として検事局に大量の入場券を持って帰ってきた。その中から高島の指紋がついた入場券を発見。高島は死亡推定時刻以降にスーパー銭湯に行ったという事実がわかり、高島の自白を取ることに成功。事件はめでたく解決した、というのが第5話の内容でした。

■一向に改善されない“無駄使い”

 このドラマを見ていて、毎回強く思うのが、“無駄遣い”が多いこと。大まかに言うと、「役者の無駄遣い」と「時間の無駄遣い」です。

 まず、「役者の無駄遣い」についてですが、ドラマ中盤の第5話になっても、多くの脇役が置物状態のままです。今回は安田顕と三浦翔平がそれなりに活躍しましたが、塚地武雅や夙川アトムなどは1話あたり3分ほど出演シーンがあればOKという、まるでウルトラマンのような状態です。

 また、支部長役はもともと大杉蓮が演じるはずでしたが、急死されたため、寺脇康文に。しかし、実はこの役、1~5話まで通して出演シーンが1時間あればいいというぐらい少ないんです。こんな役をあの大杉さんに演じさせようとしていたスタッフ。一体なにを考えているのでしょうか? 

 もう少し脇役の使い方を勉強した方が、ドラマの今後のためにもいいと思います。

 そして、「時間の無駄遣い」についてですが、凜々子のプライベートシーンが、まったく検事の仕事に必要ない……。これは箸休め的なものでしょうか? だとしたら、必要ないと思います。『正義のセ』とタイトルにあるように視聴者は凜々子の検事の仕事ぶりを見たい。公式ホームページにも「痛快お仕事ドラマ」と書いているじゃないですか! 誰も凜々子のプライベートなんて求めてないんです。大体、面白いならまだしも、全然面白くもなんともない。そういうのはスピンオフでやれ! こんな“いらない”シーンに何分も入れてくるより、薄っぺらい事件の証拠探しシーンに時間を割いた方がいいかと思います。

■キスされたぐらいでソワソワ……“童貞臭”漂う三浦翔平

 今回は大塚が凜々子と共に活躍しましたが、その活躍も演じる三浦翔平の“声の低さ”によって見事打ち消されました。三浦なりのカッコよさを追求したのか、異常に低く聞き取りにくい。思わずリモコンの字幕ボタンを押してしまいました。それぐらい聞こえません。また、筆者と同じ意見の人はたくさんいるようで、ネット上では「三浦翔平の声が聞きづらくて見るのやめた」という声が多く上がっていました。見ている人がいるんだから、ハキハキ聞こえるよう話せ、と演出家なりスタッフが注意する、注意できないのなら、三浦翔平にピンマイクをつけてください。これは、早々に改善してほしいところです。

 ここまで、声について大いにディスりましたが、今回は見どころもちゃんとあります。それは凜々子とのキス。共同捜査しているメンバー全員で居酒屋にて食事するシーンで、酔っ払った凜々子に元カレと間違われてキスされてしまうのです。このときのびっくりした三浦の顔がなんともかわいらしい。

 さらに、その後から凜々子を見るたびソワソワ。こんな行動を取られると、「さては、大塚。お前は童貞だな! 自白しろ!」と言いたくなる。また、検事局に泊まり込んだときも、「お前……彼氏いるのか……?」と平気なフリを装って聞いてくる……。この態度を取るということは、90%の確率で大塚は“童貞”と筆者は推測しました。

 まあ、第5話のラストでは、もとの聞き取りにくい声の大塚に戻ってしまうんですが……。今回の三浦の演技は女性視聴者の心を鷲づかみしたのではないでしょうか? 

■ご都合主義のためになら、常識だってねじ曲げる!

 今回、スーパー銭湯の入場券に書いてあった日付と時間がアリバイを崩す決定的な証拠となりましたが、普通に考えてこういう場合、防犯カメラが証拠となるはず……。

 しかし、驚くことにこのスーパー銭湯には設置していないんです。ドラマの中で、凜々子が「入口に防犯カメラってないんですか?」と聞くと、従業員は「うちは防犯カメラを設置していません」と真顔で答えるのです。いやいや。常識的に考えてこのご時世設置していないなんてありえません。

 確かに、防犯カメラの設置については、義務化はされていなく、お店側の判断です。でも仮に、設置していないと、普通に考えて、犯罪の温床になるのが当たり前。券売機がある入口に設置していないということは、券売機を従業員が勝手に開けて中に入っている売り上げを盗むこともできてしまう。さらに、もし指名手配犯や強盗がやってきたときは、あとあと、顔写真を公開することもできない。そんな、無用心なスーパー銭湯に客が来るのか? まったくもって疑問です。

 凜々子を正義の味方にしようとするあまり、これまでいろいろと捻じ曲げてきましたが、今回の“ご都合主義のために、常識もねじ曲げる”には悪い意味で感服しました。けど、あまりこんなことをしていると、視聴者から叩かれるかも!? 現に今回のこの防犯カメラについては、ネットでありえないという声が若者を中心に上がっています。視聴率も徐々にダウンしていますし、そろそろ、ご老人向けのご都合主義ストーリーは辞めて、若者を取り込むような脚本・演出をした方がいいかもしれません。

 以上、第5話のレビューでした。

 次回は、オレオレ詐欺事件を担当するのですが、対決する被疑者の弁護士が大学時代の親友という事態に。友情と取るのか正義を取るのか。果たして凜々子はどちらを選ぶのでしょうか? 第6話も期待して放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』吉高由里子が事件内容を家族に話すのは職務違反!? 法律無視検事が結婚詐欺師に裁きを下す!

 吉高由里子が主演するドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第3話が4月25日に放送され、平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイントアップしました。

 平均視聴率がここに来て2ケタに戻り、再び調子を取り戻しました。“悪を成敗”といった内容のドラマは老若男女にウケるジャンル。それに、吉高由里子に豪華な脇役の面々ですから、高視聴率を維持してもらいたいものです。

 では、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

 (過去の放送回レビューはこちらから)

■結婚詐欺師に手を焼く凜々子!

 竹村凜々子(吉高由里子)は同期の検事仲間と共に婚活パーティーに参加する。「恋人・優希(大野拓朗)がいるのに」と、いやいや付き合う凜々子に、「新しい出会いに損はない」と検事仲間は諭す。そこへ優希から呼び出しの電話が掛かり、凜々子はすぐさま優希の元へ。久しぶりのデートを楽しんだ。

 恋が順調に進む中、凜々子は初めての結婚詐欺事件を担当することに。

 被害者の沢井七美(磯山さやか)は、婚活パーティーでIT企業社長の藤堂(三浦貴大)と出会い、結婚の約束まで交わしていた。だが、藤堂から「事業のトラブルで金が必要になった」と言われ、資金援助のつもりで1,000万円を渡したところ、音信不通になってしまったという。しかも、藤堂から聞いていた住所も会社経営も嘘で、予約していた結婚式場も藤堂によってキャンセル済みに。話を聞いた凜々子は「女性の弱みに付け込むなんて絶対許せない」と激怒した。

 被疑者の藤堂は偽名で、本名は鈴木正夫という男だった。鈴木は容疑を否認し、七美からの資金援助の金も受け取っていないと主張。その上、涙ながらに七美を愛していたと語った。警察も決定的な決め手となる証拠がつかめていないため、鈴木はまだ逮捕されておらず、凜々子は「絶対に証拠を見つけてやる」と意気込んだ。

 凜々子は担当の検事事務官・相原勉(安田顕)とともに、金を騙し取った証拠を見つけようと調査し始める。だが、一向に見つからず途方にくれるばかり。

 一方、恋愛では優希とのデートで訪れたレストランで、突然のプロポーズを受ける。嬉しさと驚きから戸惑う凜々子だったが、目の前の席に座っている鈴木を発見。なんと、違う女性と食事を楽しんでいたのだ。事件のことでいっぱいになった凜々子は優希を置いて鈴木を尾行。相原に電話し、すぐに警察に連絡させた。

 翌日、検事局で凜々子は再び証拠探しを始める。すると、運動嫌いの鈴木がスポーツジムに通っていることを知る。おかしいと思い2人はスポーツジムを調べると、鈴木はロッカーに金を隠していた。

 この事実がもとで、鈴木はついに自白し、凜々子は七美から感謝される。そして、プロポーズの方はというと、なんと優希から別れを告げられてしまうのだった、というのが第3話でした。

■“ラッキーガール”すぎる凜々子!

 さて、今回は結婚詐欺事件がテーマ。結婚詐欺というのは平気で嘘をつく被疑者が多く、決定的な証拠がないと起訴できないそう。同僚検事たちも「起訴したいなら証拠を見つけろ」と凜々子に釘を刺し、探し始めるんですが、まあそんな簡単には見つからない。簡単に見つけられたら、警察いらないですからね。

 しかし、なんと都合よく、訪れたレストランに被疑者が! おまけに違う女性と楽しい時間を過ごしているという……。凜々子は、なんという幸運の持ち主なんでしょうか。

 このシーンが起承転結でいう転の部分となっているのですが、これが遅すぎて、そのあとの結の部分があっさりと終わるという残念な出来。これでは、凜々子お得意の、感情移入している被害者への悲痛な叫びが軽く感じてしまう。結婚詐欺という難しい事件を扱った意味がありません。

 確かに主人公だけに焦点を絞ったご都合主義的なドラマは、一本調子で見やすく万人ウケするかもしれません。しかし、視聴者もバカではないので、そろそろ飽きてくるでしょう。『HERO』(フジテレビ系)や『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)のようにヒットさせたいなら、足並みそろえて相原とともに戦う、もしくは、同僚検事といった面々をもっと凜々子と絡ませ、凜々子の成長する姿を見せた方が良いのではないでしょうか。

■家族に事件内容を話すのは守秘義務違反!?

 今回もうひとつ、気になった点があります。それは、家族との団らんのシーン。ここで凜々子は家族に今回の結婚詐欺事件内容を話し、家族も凜々子の感情に同調するのですが、「これは守秘義務違反では?」と思ってしまったのです。

 検事は国家公務員。公務員には国家公務員法第100条で守秘義務があります。条文には「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。」と書かれています。

 このように書かれているにもかかわらず、凜々子は身内にペラペラと話すのです。

 もし、事件について身内が漏らしてしまったら……。もし、被疑者にとって事件が冤罪だったとしら……。大変なことになっちゃうよ、凜々子。

 法律を守らなければいけない検事が違反とあれば、ご都合主義の内容よりもひどいですし、悪人に裁きを下したとしても説得力に欠けるような気がしちゃいます。

■早くも恋愛面は干物化!?

 第3話では、プライベート面で彼氏と別れを迎えてしまうという悲しい展開に。それもお互いあっさりと別れを選んでしまう。あんなにラブラブだったはずなのにです。

 この展開に「えっ? 早くない?」と、あ然としてしまいました。だって、放送前には「恋もちゃんとする!」と謳っていたはずなんです。

 これで恋愛シーンは終わりなんでしょうか? いやいや、そこは続いてほしい。凜々子は検事として表向き頑張っているじゃないですか。それなのに、プライベートが干物化となったら、いくらなんでもかわいそうすぎます。

 今後も恋愛シーンがあってほしい……。あるとしたら同僚……。えっ!? 三浦翔平? いや安田顕? もしかして、あの凜々子への2人の態度は好きの表現なのか。「いやよいやよも好きのうち」と言いますからね。凜々子の男女関係にも注目していきましょう。

 以上、第3話のレビューでした。

 第4話は、若者がバイクで老人を死亡させたという交通事故案件を担当し、“名探偵・竹村凜々子”が炸裂するよう。どんな、江戸川コナンばりの名推理を見せてくれるのか、期待して放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)

『正義のセ』吉高由里子が殺人回想シーンになぜか登場! 突然“想像の翼”を広げる主人公についていけない!

 吉高由里子主演のドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第2話が4月18日に放送され、平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回から1.1ポイントダウンとなってしまいました。

 第1話放送直後から「既視感がすごい……」と視聴者の間では、悪い意味で話題となっていたため、「見なくてもいいっか~」と考える人が続出したのでしょうか。

 視聴率ダウンの推測はこのくらいにして、第2話のあらすじを振り返ってみましょう! 

■初めて殺人事件を担当し、検事として成長を見せる凜々子!

 ある日、竹村凜々子(吉高)は梅宮譲支部長(寺脇康文)から妻が夫を殺した事件を任される。初めて殺人事件を担当することになった凜々子は「頑張ります!」と張り切るが、凜々子の担当事務官・相原勉(安田顕)は、「常に冷静に落ち着いて」と忠告する。

 凜々子の担当する殺人事件は、主婦・町田かれん(財前直見)が夫・義之(大澄賢也)の暴力から身を守るために夫を殴った、という内容。「気付いたら意識がなくびっくりした」と泣きながら殺意を否認するかれんの供述を聞き、凜々子は同情する。

 そんな中、警察から「かれんが夫以外の男性と頻繁に会っていた」という情報がもたらされ、凜々子と相原は殺害現場である町田家に向かった。すると、近所の主婦から「かれんが出したゴミ袋の中に離婚届があった」との話を聞く。もしかしたら「かれんは不倫をしていたのでは?」と思い始める凜々子。さらに、司法解剖によって5回も殴っていたことが判明し、殺意があった疑いが強まっていく。

 翌日、かれんが頻繁に会っていた男が、仕事の斡旋業者の社長だったことがわかり、凜々子と相原は話を聞きに行くことに。社長はかれんが働きたがっていたと話し、2人はかれんが夫と別れ独り立ちしたがっていたのだと知るのだった。

 さらに、調べようと、かれんの携帯電話の情報を取り寄せた2人は、履歴から娘・まりあの居場所を突き止める。まりあに会いに行き、2人は「日頃から暴力を振るっていた父に母は何も言わず耐えていた。それが嫌で家を出た」という真実を聞く。母を毛嫌いし続けるまりあに、凜々子はかれんがまりあのSNSに励ますメッセージを送っていた事実を伝える。それに感動したまりあは「母に渡してほしい」と、かれんのことを許す旨を書いた手紙を凜々子に渡した。

 凜々子はかれんにその手紙を渡し、自白を促す。手紙を読んだかれんは泣きながら事件の真実を話し、無事解決に至った、という内容でした。

■SF演出が炸裂! 凜々子が“想像の翼”を広げて、殺人回想シーンに登場!

 第1話でも言いましたが、凜々子を中心に話が進むため、結局は彼女の想像通りにことが進みすぎです。凜々子の推理は的中率100%に近く、被疑者の自白シーンがまったく必要なくなってしまうぐらいで、「お前は江戸川コナンか!」とツッコミたくなります。

 その上、今回、凜々子と相原がかれんの携帯電話の履歴から娘の居場所を見つけるというシーンがあるのですが、「警察が調べてるはずでしょ?」と疑問が。まさかこのドラマの中の警察は、かれんの「娘の居場所はわからない」という言葉を信じて調べてないのでしょうか。普通調べているはずですが、きっと警察は無能だということを言いたいのでしょうか!?

 また、かれんの事件回想シーンの演出が急にSFチックになり、かれんが夫を殺す瞬間に第三者として、なぜか凜々子が傍観しているのです! 「ええ? なんでいるの?」という声と共に、「“想像の翼”を広げ始めちゃった? ああ、『花子とアン』(NHK総合)ね」とツッコミたくなる演出にびっくりです。多分、凜々子のかれんに同情する気持ちを表現したいと思ったのでしょうが、突拍子もない演出になってしまっているので、視聴者側としては「てっ!」ではなく、「けっ!」と吐き捨てしまいそうです。

■吉高よりも有名な脇役俳優たちがパセリ化!

 凜々子中心で話が進むので、どうしても脇役が機能していない印象がすごいです。無駄に声を低くしてクールキャラを気取っている三浦翔平しかり、梅宮支部長役の寺脇康文、同僚の塚地武雅も添え物程度にしか見えず、「いる意味があるのか?」と疑問に思ってしまいます。

 凜々子のバディである相原に至っては、毎回凜々子に忠告をするのですが、凜々子がガン無視して猪突猛進するあまり、別にいなくてもいい存在という印象が強くなるばかり。演技派として人気がある安田顕の無駄遣いとしかいいようがありません。

 また、「仕事並みに恋もしっかりする」というテーマがあるようですが、デートのシーンが毎回ちょっとしかない……。その上、恋人とすれ違いという悲しいオチ。まったく恋はうまくいっていないので、すでに失恋フラグが立っている印象に。演出を担当している南雲聖一氏は過去に菅野美穂主演ドラマ『働きマン』(同)の演出も担当していることもあり、筆者としては、このまま相手が別れを切り出す方向に進めようとしているのではないかと想像してしまいました。

 そして一番いらないと思ってしまったのが、家族のシーン。父親役の生瀬勝久と母親役の宮崎美子、塩顔の凜々子と似ても似つかないソース顔の妹の広瀬アリスとの一家団欒シーンがあるのですが、これがまったく仕事に結びついていないのです。家族コントのためだけに用意されているのかと思ってしまうぐらいで、いっそこのシーンはなくしてしまったほうがいいのではないかと。今後この家族が凜々子の仕事に必要になる日がくるのでしょうか。

 以上、第2話のレビューでした。

 こういうお奉行さまスタイルのドラマは高齢者も見やすいとあって、今後視聴率が挽回する可能性もなきにしもあらず。次回は、結婚詐欺事件を担当するそう。おまけに、プライベートの方では恋人にプロポーズされるらしく、「え? そっちの方は全然進んでいなくない? また突然かよ!」と放送前からツッコミ要素が満載。楽しみに次回放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)