欅坂46、いじめ加担メンバーへの懲罰か? 屈指の“ダンスメン”選抜落ちが物議に

 いまだにファンのざわつきが止まらない状態だ。

 9月8日深夜に放送されたアイドルグループ・欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)にて、今冬発売予定の9thシングルの選抜メンバー17名が発表された。

 デビュー以来21人体制だった欅坂にとって初めての選抜制となったが、絶対的エース・平手友梨奈がいつも通りのセンターだった一方で、1期生7名が選抜から漏れるという波乱の展開となった。

「センターが平手の指定席になっていることには賛否ありますが、小池美波や長沢菜々香といった人気メンバーが落選したのには驚かされました。特に小池は9月25日に写真集を発売するタイミングですから、普通なら版元への忖度が働きそうですが。さらにファンの間で物議を醸したのが、鈴本美輸と齋藤冬優花の選抜落ち。メンバー屈指のダンススキルの持ち主2人が外れたたことで、『誰がダンスを引っ張っていくんだ』と不満の声が殺到しています。番組で土田晃之が語っていたように、曲に合わせてメンバーを代えていくつもりであれば、今回はダンススキルを必要としないバラード調の楽曲かもしれません。であれば、ファンも少しは納得するでしょうが、いつもどおりのダンス重視曲ならまたぞろ批判を浴びることは確実です」(アイドル誌編集者)

 また、一部では“あの一件”が影響していると見る向きもあるようだ。

「今年4月の『週刊文春』(文藝春秋)にて、元メンバーの今泉佑唯がメンバー5人からいじめを受けていたことが報じられました。記事では、その5人について今泉の実兄が“平手の取り巻き”と表現したことにより、ファンの間で予想祭りに。真相は不明ながら、そのときネット上で多く名前が挙がったメンバーのうち、今回3人が選抜落ちになっている。懲罰というよりは、まずは平手のサポート役を外し、次作以降でのセンター交代への布石としたい考えではないかと深読みしてしまいます」(アイドル誌ライター)

 キャプテン・菅井友香は選抜発表後のインタビューで、「欅坂46が変わるにはこれ(選抜制)しかないのかな」「グループとして停「グループとして停滞しているのはずっと感じていた」と語っていたが、選抜制となった欅坂がどう変わっていくのか注目だ。

欅坂46、ノブコブ吉村から”共演NG指定”も当然か、関係者も嘆くポンコツぶりとは?

 平成ノブシコブシの吉村崇が、16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、“共演NG”の芸能人を告白。今をときめくアイドルグループ「欅坂46」の名前を上げ、話題になっている。

 この発言は、『ダウンタウンなう』の名物コーナー「本音でハシゴ酒」の中で飛び出したものだ。“破天荒芸人”という肩書を持つ吉村は、ダウンタウンと坂上忍と酒を酌み交わしながら、彼女の有無、口説いた芸能人などを告白。「二度と仕事したくない芸能人は?」という質問に「欅坂46」と答えた。テレビ情報誌のライターがいう。

「非常に答えにくい質問でしたが、吉村は『(NGは)ほとんどありませんけど、唯一、欅坂46の全員』と答え、これがピー音で消されることもなく放送されました。吉村は、『こっちが気を使っていろいろやるのに、返しが変』『バラエティに関しては“参ったな”(という感じ)』と、その理由を説明し、ダウンタウンの2人も爆笑していました。かつて音楽番組で、気難しいアーティストたちと渡り合ってきたダウンタウンには思い当たる節があったのでしょう」(テレビ情報誌ライター)

 ただの飲み会の席ならいざしらず、全国放送で共演NGの相手の名前を言ってしまった吉村。しかもその相手は、熱狂的ファンを大勢抱えるアイドルグループだ。ところが吉村の発言は、大した騒動にはなっていない。キー局の関係者はいう。

「吉村と欅坂とは接点が無さそうですが、吉村は昨年6月、欅坂の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)に出演しており、吉村が共演NGと言ったのは、それがきっかけでしょう。その回は、『ガヤ養成講座』と題し、バラエティ番組でひな壇に座った時のお約束を教える企画でしたが、とにかくアクションが薄い上に、いくら説明しても内容を理解せず、モジモジして一向に発言しないメンバーたちに、吉村はただただ困惑していました。欅坂のファンはそのことを覚えていたようで、『そりゃそうか』『たしかにしゃあない』と、吉村に同情する声が上がっています」(キー局関係者)

 欅坂にそのような“前科”があったからこそ、炎上を免れた吉村。NHK紅白歌合戦に連続で出場するなど、今や押しも押されもせぬ人気グループの欅坂だが、使いにくいグループなのは事実のようだ。テレビ関係者はいう。

「音楽活動のみならず、CM、舞台、ドラマなどで引っ張りだこの欅坂ですが、バラエティでは“可愛いだけのお人形さん”です。センターの平手友梨奈は物静かなタイプですし、ソロ写真集を出している渡辺梨加、渡邉理佐、小林由依らも極めて口数の少ないタイプ。トークができる数少ないメンバーだった今泉佑唯や長濱ねるが抜けてしまい、アイドルグループに1人はいる“バラエティ担当”のメンバーも見当たりません。欅坂はドームでライブができる人気グループですが、やはりバラエティ番組に出ないと、一般的な知名度は上がりません。先日、二期生が加わったので、そちらに期待するしかなさそうです」(テレビ関係者)

 20歳前後の美少女にトークスキルまで求めるのは酷だが、これだけアイドルグループが存在すれば、バラエティ番組での立ちふるまいは大切。吉村の“愛のムチ”は彼女たちに届いたのだろうか……。

欅坂46、ノブコブ吉村から”共演NG指定”も当然か、関係者も嘆くポンコツぶりとは?

 平成ノブシコブシの吉村崇が、16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、“共演NG”の芸能人を告白。今をときめくアイドルグループ「欅坂46」の名前を上げ、話題になっている。

 この発言は、『ダウンタウンなう』の名物コーナー「本音でハシゴ酒」の中で飛び出したものだ。“破天荒芸人”という肩書を持つ吉村は、ダウンタウンと坂上忍と酒を酌み交わしながら、彼女の有無、口説いた芸能人などを告白。「二度と仕事したくない芸能人は?」という質問に「欅坂46」と答えた。テレビ情報誌のライターがいう。

「非常に答えにくい質問でしたが、吉村は『(NGは)ほとんどありませんけど、唯一、欅坂46の全員』と答え、これがピー音で消されることもなく放送されました。吉村は、『こっちが気を使っていろいろやるのに、返しが変』『バラエティに関しては“参ったな”(という感じ)』と、その理由を説明し、ダウンタウンの2人も爆笑していました。かつて音楽番組で、気難しいアーティストたちと渡り合ってきたダウンタウンには思い当たる節があったのでしょう」(テレビ情報誌ライター)

 ただの飲み会の席ならいざしらず、全国放送で共演NGの相手の名前を言ってしまった吉村。しかもその相手は、熱狂的ファンを大勢抱えるアイドルグループだ。ところが吉村の発言は、大した騒動にはなっていない。キー局の関係者はいう。

「吉村と欅坂とは接点が無さそうですが、吉村は昨年6月、欅坂の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)に出演しており、吉村が共演NGと言ったのは、それがきっかけでしょう。その回は、『ガヤ養成講座』と題し、バラエティ番組でひな壇に座った時のお約束を教える企画でしたが、とにかくアクションが薄い上に、いくら説明しても内容を理解せず、モジモジして一向に発言しないメンバーたちに、吉村はただただ困惑していました。欅坂のファンはそのことを覚えていたようで、『そりゃそうか』『たしかにしゃあない』と、吉村に同情する声が上がっています」(キー局関係者)

 欅坂にそのような“前科”があったからこそ、炎上を免れた吉村。NHK紅白歌合戦に連続で出場するなど、今や押しも押されもせぬ人気グループの欅坂だが、使いにくいグループなのは事実のようだ。テレビ関係者はいう。

「音楽活動のみならず、CM、舞台、ドラマなどで引っ張りだこの欅坂ですが、バラエティでは“可愛いだけのお人形さん”です。センターの平手友梨奈は物静かなタイプですし、ソロ写真集を出している渡辺梨加、渡邉理佐、小林由依らも極めて口数の少ないタイプ。トークができる数少ないメンバーだった今泉佑唯や長濱ねるが抜けてしまい、アイドルグループに1人はいる“バラエティ担当”のメンバーも見当たりません。欅坂はドームでライブができる人気グループですが、やはりバラエティ番組に出ないと、一般的な知名度は上がりません。先日、二期生が加わったので、そちらに期待するしかなさそうです」(テレビ関係者)

 20歳前後の美少女にトークスキルまで求めるのは酷だが、これだけアイドルグループが存在すれば、バラエティ番組での立ちふるまいは大切。吉村の“愛のムチ”は彼女たちに届いたのだろうか……。

ノブコブ吉村「欅坂46は全員共演NG」発言で大炎上もファンが再共演を望むワケ

 炎上騒ぎになるとは本人は思いもしなかったのではないか……。

 8月16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に平成ノブシコブシ・吉村崇が登場。「共演NG」タレントを明かし、アイドルファンを騒然とさせている。

「番組で『二度と仕事したくない芸能人は誰?』と質問された吉村は、『ほとんどないけど唯一です』と前置きし、『欅坂46の全員ですね』と断言。今をときめくアイドルグループ・欅坂46を名指ししたことで、共演者たちも驚いた様子でした。吉村は欅坂の音楽やドラマでの活動は問題ないとしたうえで『バラエティにおいて……。返してくるわけでもないし、こちらも気を遣っていろいろやるけど、なんか変な返しだし』と語り、『番組が盛り上がらない』との理由で仕事をしたくないのだと主張しました」(テレビ誌ライター)

 放送後、吉村のSNSには視聴者やネットでこの件を知ったアイドルファンからの抗議や苦情が殺到する騒ぎになっているが、なぜか欅坂46ファンだけは別の意味で盛り上がっているという。

「吉村は今年6月に放送された『欅って、書けない?』(テレビ東京系)にゲスト出演し、『ガヤ養成講座』企画の講師を務めました。このときは、確かに吉村がガヤのテクニックを教えてもメンバーには響かず、逆に吉村の空回り芸が引き出される結果に当初の趣旨とは違いましたが、かなり面白い仕上がりになったことで、視聴者の爆笑を誘いましたその関係性を知らない人たちからすると、今回の吉村の発言はガチ批判に受け取られがちですが、番組を観ていた欅坂ファンは『これをネタにまた”けやかけ”に呼んでほしい』『もう1回番組に来てもらえば面白くなるやん』と好意的に受け止め、ネット上では再登場を期待する声で溢れています」(アイドル誌ライター)

 吉村には欅坂メンバーがガヤ芸人級のスキルが身につくよう、懲りずに再教育してあげて欲しいものだ。

長濱ねる、欅坂46卒業後の進退を曖昧にする”大人の事情”とは?

 7月30日で欅坂46を卒業した長濱ねるが、 8月4日深夜放送の同グループの冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)にて、今後の活動について言及した。

 長濱は3月に欅坂からの卒業を発表していたが、卒業後の去就を明らかにしておらず、ファンの間では芸能界引退説も囁かれるなど、その動向が注目されていた。同番組では長濱の“卒業式”が開催され、その中で彼女は卒業後について「やりたいことがあるので、それの勉強をして、もっともっと大人になって成長できればいいな」などと語った。

「長濱は故郷の長崎でも有数の高偏差値の高校を出ているだけに、勉強という発言からは大学進学を連想させますが、芸能界で活動しながらでも大学には通えますし、結局何も明らかにしていませんでした。あるいは演技など、今後も芸能活動を続けるための勉強なのか。芸能活動継続にも引退にも、両方に含みを持たせた中途半端な発言でした」(アイドル誌ライター)

 長濱は7月30日に行われた卒業単独イベントの後、同日深夜に放送されたラジオ番組『長濱ねるのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にも出演。そこでも「このラジオが、私がみなさんの前でお話しする最後の機会になるのかな。しばらくみなさんとお会いする機会がないので。最後の最後の声になってしまいますね」と引退をほのめかしながらも、最後は「ありがとうございました。さようなら。またねー」と番組を締めくくったことから、ファンの間で活動継続か引退か、議論が分かれていた。

「もし引退するつもりならそう明言すればいいだけですから、それをしないということは今後も芸能活動を続ける気は十分あるのでしょう。そもそも長濱は両親の反対で一度は欅坂の最終オーディションを断念したものの諦めきれず、特例措置で姉妹グループ「けやき坂46」(現・日向坂46)のメンバーとしてデビューした経緯もあるので、そう簡単に芸能界から引退するとは思えません。ただ、今それを口にできない何らかの事情があるのかもしれません」(前出・ライター)

 長濱が曖昧な発言に終始するのは”大人の事情”があるからだという見方もあるようだ。

「たとえば、所属事務所の問題ですね。欅坂というと絶対センターの平手友梨奈ばかりが注目されがちですが、メンバーの中で最もアイドル性が高くファンに人気があったのは、実は長濱。グループ卒業となれば、大手芸能事務所から引く手あまたに違いありません。一方で欅坂を運営するSeed & Flower合同会社としても、長濱を卒業後も囲い込みたいでしょうから、水面下で彼女の獲得をめぐって芸能事務所同士の暗闘が行われているのかもしれません。いずれにせよ、ここまで去就を明らかにしないのは複雑な事情があるからでしょう」(同)

 グループを卒業しても、ファンにとっては長濱の今後の動向が気になるところだ。

芸能人の肖像権侵害に薬機法違反 マツコや欅坂46も無断で登場「あなたにおすすめ」広告の闇

 NHK『クローズアップ現代+』で放送された『追跡!“フェイク”ネット広告の闇』。芸能人の写真を無断使用した広告が新聞社のニュースサイト等に掲載されていたことが報じられ、話題となった。また「あなたへのおすすめ」という形でメディアに掲載される広告には、薬機法に抵触するものも散見。放置されているのはなぜなのか?

 ニュースサイトで記事を読み終えたときに、関連記事に混じって「あなたにおすすめ」と表示される広告。読み終えた記事とは無関係な健康食品等を扱ったものも多く、「PR」という文字も小さくではあるが表示されているため、その存在を認識している人は多いだろう。

 これは「レコメンド・ウィジェット」と呼ばれる広告配信システムで表示されるもの。朝日新聞などの新聞社のニュースサイトから、サイゾーの運営する「日刊サイゾー」のようなサイトまで、多くのウェブメディアに導入されている。コンプレックスの改善を促すような文言に釣られ、自身を“情弱”と認めながらもついクリックしてしまう人もいるはずだ。だが、そのシステムで配信される広告が物議を醸している。

 きっかけになったのは、1月22日放送のNHK『クローズアップ現代+』の特集『追跡!“フェイク”ネット広告の闇』。特に注目されたのが、芸能人の写真を無断で使用・加工したり、体験談を捏造した健康食品やサプリの広告だ。番組ではマツコ・デラックスの画像や名前を無断使用した広告を取り上げ、新聞社のウェブサイトにもその手の広告が掲載されていたことが反響を呼んだ。

 なお、現在も無断使用とおぼしき広告が掲載されたままのサイトは多く残っているが、サイトの作りが明らかに荒いものが多く、画像の出典も不明なものが大半。メディアに掲載されている広告の文言では、芸能人の名前が使われているものの、リンク先に飛ぶと名前も画像も出てこない……というものもあった。

 なぜ、このようなタチの悪い詐欺まがいの広告が制作され、大手メディアに配信されてしまっているのか?

 まず取材に応えてくれたのは、レコメンド・ウィジェット広告事業を展開する、ネット広告配信会社の社員。芸能人の写真を無断使用する広告については、「以前から弊社で扱う広告の中にも疑わしいものがあり、対策を講じようとしていた」とのこと

「そんな時期に放送されたのが『クローズアップ現代+』の特集でした。レコメンド・ウィジェット広告では、広告配信を行う会社名が表示されていますし、大きな会社は我々を含めて9社ほどしかない。『クローズアップ現代+』で実名で報じられたのは1社のみですが、芸能人の肖像権侵害と思われる広告は、どの会社にも少なからずある。配信先のメディアでは地方新聞が名指しされていましたが、それ以外のニュースサイトでも配信されていました」(同)

 日本でレコメンド・ウィジェット広告を手がける代表的な企業は、LOGLY、Outbrain、popIn、Speeeや、この分野の世界的企業で、日本ではヤフーとビジネスを行っているTaboolaなど。サイバーエージェントやGMOインターネットもこの広告配信事業を手がけている。

 ネット広告配信会社の社員によると、現在はその多くの会社がチェック体制を厳格化し、肖像権侵害と思われる広告は減少しつつあるそうだ。ではなぜ、そうした広告が以前は放置されていたのか?

「レコメンド・ウィジェット広告は、記事を読み終えた人が自然にクリックしやすく、広告効果が非常に高い。業界も急成長中で、扱う広告の数も増え続けているため、単純にチェックが追いついていないのが原因のひとつでした」(同)

 なお芸能人の名前や写真が無断使用されていたのは、健康食品やサプリメントの広告。その手の広告では「芸能人の名前を使うだけでCTR(クリック率)が大きく上がる」(同)ということも、放置される原因となっていた。

「我々も大きな利益を上げられたため、厳しい取り締まりを迅速に行えなかった部分はありました。『クローズアップ現代+』の報道後は、芸能人との契約があるか否か、画像を使っている場合は出典がどこかを確認するようになりましたが、そこまで厳密なチェックを行わない会社は今もあると思います」(同)

 一方で、肖像権侵害の疑いがあるサイトは、「我々が配信をとりやめても、ランディングページは今も残っているところが多い」(同)とのこと。悪質な業者は、今も違う場所で集客を行っているわけだ。

「広告配信の審査を通すときだけ穏当なページを作り、いざ配信が始まったらランディングページを変えてしまう悪徳業者もいました。問い合わせ先の電話番号に連絡したら、ファミリーマートの店舗につながったこともありましたね(笑)。会社を売り逃げして、また別の会社を立ち上げて同じビジネスをしている人もいるでしょうし、イタチごっこのような状態が続いています」(同)

■薬機法の違反率は約7割という調査も

 レコメンド・ウィジェット広告の業界には、また別の問題も残っている。インターネット広告業界の不正対策事業に取り組んでおり、『クローズアップ現代+』の特集にも情報提供で協力した土橋一夫氏は次のように話す。

「特に問題なのは、薬機法違反と思われる広告が非常に多いことです。『クローズアップ現代+』の報道後は、芸能人の名前や写真を使った広告が減った代わりに、薬機法違反の広告はむしろ増えた印象があります」(土橋氏)

 薬機法違反の広告は、業界で以前から問題視されていたという。

「2017年12月にアフィリエイト業界の会合でJARO(日本広告審査機構)の方とお話したとき、『WELQ問題以降、ネット上では医学的に誤った情報を掲載するサイトは減少したが、薬機法に違反した商材を扱うサイトは減っておらず、広告枠を通じて集客を行うようになった』という話を聞きました」(同)

 WELQ問題とは、DeNAの医療系キュレーションメディア『WELQ』において、不正確な医療情報記事が大量公開されていた問題のこと。報道の加熱後は同サイトが閉鎖に追い込まれ、グーグルの検索結果の上位にも類似サイトの記事は表示されにくくなった。

「なお薬機法を無視した表現で集客を行うサイトは、そのサイト自体が検索上位に表示されてしまうと、不正の証拠が残りやすい。そのためウェブメディアの広告枠を利用することが多く、現在はレコメンド・ウィジェット広告の中に多く紛れ込んでいる状況なんです」(同)

 なお土橋氏は、著名人肖像権侵害サイト・薬機法違反サイト検知システム「ヤクパト」を運営。広告サイトを自動で収集し、その内容をチェックしている。

「将来的には違反の判定も自動化する予定ですが、現在は薬機法の知識を持った人を雇い、判定を行っています。現状では4441件の広告枠の調査を終えており、薬機法違反と判定した広告は509件。違反率は全体の11・5%になりました。なお薬機法の対象となる商品を扱った広告は747件。その商品のみに限ると、違反率は68・1%と、7割近い広告が違反となります」(同)

 なお、この数字にはNHKが報じた芸能人の肖像権侵害の広告などは含まれていない。「その手の広告や、詐欺まがいの情報商材の広告も含めれば、違法な広告の割合はさらに上がるでしょう」と土橋氏は話す。

「レコメンド・ウィジェット広告を手がける企業の中には、株式上場している企業もある。そのような企業が、1割を超えるようなボリュームで違法広告を扱っている状況は異常です。また、『クローズアップ現代+』の報道では、違法な広告サイトの制作・運営者としてアフィリエイターの存在がクローズアップされましたが、我々が薬機法違反と判定した広告のうち、アフィリエイターが関わっていることが確認できたのは3分の1程度。残りの3分の2は広告代理店が制作・運営をしているものと思われます。悪質なアフィリエイターも一部ではいますが、大部分は“企業犯罪”の話なんです」(同)

 では、具体的にはどのような表現が薬機法違反となるのか。

「わかりやすいものだとビフォー・アフターと言われる『使用前後表示』。ダイエット前後の変化の写真を掲載しているサイトは、薬機法違反になります。『○キロ痩せました』と書く『臨床結果言及』も違反で、医師推薦の表記も違反です。『最高』などの文言を使う『最高表示』も違反の一種で、『アミノ酸は脂肪を燃焼します。そのアミノ酸がこのサプリメントにはたくさん入っています』と、原料の効能に言及するのも違反です」(同)

 このような違反の基準を聞くと「それだと大半の広告が違反にならないか?」「そういった言葉や写真を使えなかったら、当たり障りのない広告しか作れないでしょ」と感じる人が多いだろう。

「おっしゃる通りですね。実際に大手の健康食品会社や、真面目に事業に取り組んでいる企業は、そうやって穏当な表現のみを使って広告を作っています。ただ、そのような広告はインパクトが弱いので、CTRは下がる。一方で、薬機法違反の表現を使えば、クリック率も購入率も上がり、高い収益を上げられます。そのため高額な広告費を支払えるので、広告枠のオークションでも、意図的に違反をした業者が勝ってしまうんです」(同)

 そのような流れで、レコメンド・ウィジェット広告の中には、薬機法違反の疑いが高い広告が蔓延しているわけだ。なお、広告配信会社が厳しくチェックを行い、「薬機法違反の疑いがあるものは掲載しない」という姿勢を明確にすれば、その手の広告は消えるはずなのだが……。

「適法性の確認には専門的な知識と時間が必要で、その作業を専門業者に依頼すると、ひとつのウェブページあたり5万円程度の費用が必要です。その点で、『薬機法に関わる広告は、すべて専門家にチェックしてもらう』というのは、採算面を考えると難しいでしょう。だからといって、『違法な広告が配信されるのは仕方ない』という態度は許されないと思います」(同)

 前出の広告配信会社の社員は、「薬機法に抵触する可能性のある表現が見られた場合は、修正をお願いしている」と話すが、配信している広告の数は膨大。チェックの時間を増やしても、対応が追いつかない部分があるという。

「薬機法違反かどうかの判断は非常に難しいですし、専門知識を持った人間が確認を行っている会社は少ないはずです。なお、我々が扱う広告の6割ほどは、ダイエットやシミ、シワ、バストアップ、ハゲ、口臭などに関わるコンプレックス商材。今は薬機法に関わるサプリメントや健康食品の広告には頼らざるを得ず、それに代わるジャンルは常に模索している状況です」(広告配信会社社員)

 そのため、薬機法の部分でグレーに見える広告も配信しているわけだ。

「『薬機法違反の疑いのある広告は掲載しません』という態度が正しいことはわかっていますが、正しいことをすると売り上げは減る。ウチの場合は利益を削る覚悟で基準を厳しくしていますが、『業界で基準を設けよう』という話が出ても、なかなか足並みは揃いません。そういった広告を必要悪として受け入れながら、『ウチの会社はどこまで踏み込んだことをやれるのか』というチキンレースを続けているのが、今のこの業界の現状なんです」(同)

 そんな業界の中には、感覚が麻痺しつつある人間もいるそうだ。

「ウェブ広告業界で影響力が強い方が、『ゴミ広告ばかりが配信されている状態=広告配信会社の業績がいい状態……となっている今、業界はどこへ向かうべきなのか』という趣旨のことをフェイスブックで書いたところ、あるレコメンド・ウィジェット広告配信会社の社員が反応。『「ゴミ広告」に助けられている人が少なからずいると思うのです』『美容健食コスメサプリなどの広告への業界関係者の厳しいヘイトについて疑問視しております』といった反論を述べてきたことがありました。“ヘイト”という言葉を使う感覚が異常だと思いますし、『その広告を配信している会社がそれを言うか?』と唖然としてしまいました」(土橋氏)

 悪質な広告の被害では、騙した側の広告主が非難され、騙された側の消費者が“情弱”とバカにされがちだが、広告を配信する側の人間も、その弱者を食い物にするビジネスに加担しているわけだ。

■違法広告を掲載するメディアにも責任が

 ここまでは違法広告が蔓延する現状について、主に広告配信会社の立場から考察を行ってきたが、この現状の責任は彼らだけにあるわけではない。

「広告を掲載するメディア側は、『広告配信会社がチェックしてくれているはずだ』と考えて、誰もチェックを行っていないのが現状でしょう。一方で広告配信会社は、広告主との契約時に『違法性のある表現は使用しないこと』と取り決めを行っているでしょうから、一義的な責任は広告主の側にあると考えているはずです」(土橋氏)

 そうやって責任の所在を不明にした状態で、今のネット広告の市場や、その収益に頼るウェブメディアは成り立っているのだ。

「朝日新聞のサイトにも、薬機法違反の疑いのある広告が混じっていますからね。そのためウェブメディアがこの問題を報じると、『じゃあお前のサイトに出てくる広告は大丈夫なのか?』という話になってしまう。それで事態の改善が進まない部分はあるでしょう」(同)

 皮肉なことに、この問題を報じたウェブメディアの記事でも、読み終えると「あなたにおすすめ」と薬機法違反の広告が表示されることが多かった。小社サイゾーの運営するサイトの収益や、筆者のような書き手の原稿料も、その一部は違法性の判断が難しい広告サイトから生まれていることも否定できない。責任を背負う覚悟と、身を切る覚悟は、広告に関わる全員に求められるのだ。

「その点で、私はウェブメディアの『ねとらぼ』に期待しています。『ねとらぼ』を運営するアイティメディア株式会社は、レコメンド・ウィジェット広告を手がけるログリー株式会社の株主でもある。『ねとらぼ』はネット上の問題を誠実に報じるサイトだと思いますし、株主の側から問題提起する報道が始まれば、業界は変わると思います」(土橋氏)

 そして土橋氏は「レコメンド・ウィジェット広告としては、健康食品・美容の広告を一律で配信停止にするのが現状で取りうる最善の対策ではないか」と語る。

「大量の広告が消え、利益は大きく下がるでしょうが、その代わりに単価は安くても別の広告が入るはずです。また、レコメンド・ウィジェット広告とは分野が違いますが、ヤフーやグーグルのサイトでは、違法性のある広告の比率が明らかに低い。それは広告と法律に対する会社の姿勢が明確だからだと思いますし、レコメンド・ウィジェット広告の分野でも、違法性のある広告は努力で減らせるはず」(土橋氏)

 先述の広告配信会社の社員も次なる一手を模索しているという。

「現在のウェブ広告の業界は、単価が高い少数の広告を厳密にチェックして配信する方法から、薄利多売の方向に移行する過度期にある。だからこそ多くの問題が起こっています。違法性のある広告の判定については、この先数年のあいだにAIがかなりの正確さで行えるようになるでしょう」(広告配信会社社員)

 さりとて、悪徳業者をレコメンド・ウィジェット広告の配信から排除しても、彼らはまた別の場所でビジネスを始めるだろう。

「『犯罪者が犯罪をする場所を変えているだけ』と言われたらそうかもしれませんし、その点には私もむなしさを感じています。ただ、だからといってレコメンド・ウィジェット広告が巨大な犯罪市場となっている現状は放置できない。この場所をきれいな状態にすることにも、犯罪者が一時的にでもビジネスをできない状態を作ることにも、私は価値があると思います」(土橋氏)

 ネットに限らず、雑誌の広告にも怪しげなコンプレックス商材は今も昔も多い。その広告費にビジネスが支えられてきたのは紛れもない事実だ。人間の抱えるコンプレックスも、「長生きしたい」「痩せたい」「きれいになりたい」といった欲望も、この先消えることはないだろう。肖像権侵害や薬機法違反の表現で、消費者を食い物にする広告を「情弱ビジネス」と片付けるのはたやすいが、この問題は企業もユーザーも向き合い続けていくべきものなのだ。(月刊サイゾー5月号『情弱ビジネスのカラクリ』より)

芸能人の肖像権侵害に薬機法違反 マツコや欅坂46も無断で登場「あなたにおすすめ」広告の闇

 NHK『クローズアップ現代+』で放送された『追跡!“フェイク”ネット広告の闇』。芸能人の写真を無断使用した広告が新聞社のニュースサイト等に掲載されていたことが報じられ、話題となった。また「あなたへのおすすめ」という形でメディアに掲載される広告には、薬機法に抵触するものも散見。放置されているのはなぜなのか?

 ニュースサイトで記事を読み終えたときに、関連記事に混じって「あなたにおすすめ」と表示される広告。読み終えた記事とは無関係な健康食品等を扱ったものも多く、「PR」という文字も小さくではあるが表示されているため、その存在を認識している人は多いだろう。

 これは「レコメンド・ウィジェット」と呼ばれる広告配信システムで表示されるもの。朝日新聞などの新聞社のニュースサイトから、サイゾーの運営する「日刊サイゾー」のようなサイトまで、多くのウェブメディアに導入されている。コンプレックスの改善を促すような文言に釣られ、自身を“情弱”と認めながらもついクリックしてしまう人もいるはずだ。だが、そのシステムで配信される広告が物議を醸している。

 きっかけになったのは、1月22日放送のNHK『クローズアップ現代+』の特集『追跡!“フェイク”ネット広告の闇』。特に注目されたのが、芸能人の写真を無断で使用・加工したり、体験談を捏造した健康食品やサプリの広告だ。番組ではマツコ・デラックスの画像や名前を無断使用した広告を取り上げ、新聞社のウェブサイトにもその手の広告が掲載されていたことが反響を呼んだ。

 なお、現在も無断使用とおぼしき広告が掲載されたままのサイトは多く残っているが、サイトの作りが明らかに荒いものが多く、画像の出典も不明なものが大半。メディアに掲載されている広告の文言では、芸能人の名前が使われているものの、リンク先に飛ぶと名前も画像も出てこない……というものもあった。

 なぜ、このようなタチの悪い詐欺まがいの広告が制作され、大手メディアに配信されてしまっているのか?

 まず取材に応えてくれたのは、レコメンド・ウィジェット広告事業を展開する、ネット広告配信会社の社員。芸能人の写真を無断使用する広告については、「以前から弊社で扱う広告の中にも疑わしいものがあり、対策を講じようとしていた」とのこと

「そんな時期に放送されたのが『クローズアップ現代+』の特集でした。レコメンド・ウィジェット広告では、広告配信を行う会社名が表示されていますし、大きな会社は我々を含めて9社ほどしかない。『クローズアップ現代+』で実名で報じられたのは1社のみですが、芸能人の肖像権侵害と思われる広告は、どの会社にも少なからずある。配信先のメディアでは地方新聞が名指しされていましたが、それ以外のニュースサイトでも配信されていました」(同)

 日本でレコメンド・ウィジェット広告を手がける代表的な企業は、LOGLY、Outbrain、popIn、Speeeや、この分野の世界的企業で、日本ではヤフーとビジネスを行っているTaboolaなど。サイバーエージェントやGMOインターネットもこの広告配信事業を手がけている。

 ネット広告配信会社の社員によると、現在はその多くの会社がチェック体制を厳格化し、肖像権侵害と思われる広告は減少しつつあるそうだ。ではなぜ、そうした広告が以前は放置されていたのか?

「レコメンド・ウィジェット広告は、記事を読み終えた人が自然にクリックしやすく、広告効果が非常に高い。業界も急成長中で、扱う広告の数も増え続けているため、単純にチェックが追いついていないのが原因のひとつでした」(同)

 なお芸能人の名前や写真が無断使用されていたのは、健康食品やサプリメントの広告。その手の広告では「芸能人の名前を使うだけでCTR(クリック率)が大きく上がる」(同)ということも、放置される原因となっていた。

「我々も大きな利益を上げられたため、厳しい取り締まりを迅速に行えなかった部分はありました。『クローズアップ現代+』の報道後は、芸能人との契約があるか否か、画像を使っている場合は出典がどこかを確認するようになりましたが、そこまで厳密なチェックを行わない会社は今もあると思います」(同)

 一方で、肖像権侵害の疑いがあるサイトは、「我々が配信をとりやめても、ランディングページは今も残っているところが多い」(同)とのこと。悪質な業者は、今も違う場所で集客を行っているわけだ。

「広告配信の審査を通すときだけ穏当なページを作り、いざ配信が始まったらランディングページを変えてしまう悪徳業者もいました。問い合わせ先の電話番号に連絡したら、ファミリーマートの店舗につながったこともありましたね(笑)。会社を売り逃げして、また別の会社を立ち上げて同じビジネスをしている人もいるでしょうし、イタチごっこのような状態が続いています」(同)

■薬機法の違反率は約7割という調査も

 レコメンド・ウィジェット広告の業界には、また別の問題も残っている。インターネット広告業界の不正対策事業に取り組んでおり、『クローズアップ現代+』の特集にも情報提供で協力した土橋一夫氏は次のように話す。

「特に問題なのは、薬機法違反と思われる広告が非常に多いことです。『クローズアップ現代+』の報道後は、芸能人の名前や写真を使った広告が減った代わりに、薬機法違反の広告はむしろ増えた印象があります」(土橋氏)

 薬機法違反の広告は、業界で以前から問題視されていたという。

「2017年12月にアフィリエイト業界の会合でJARO(日本広告審査機構)の方とお話したとき、『WELQ問題以降、ネット上では医学的に誤った情報を掲載するサイトは減少したが、薬機法に違反した商材を扱うサイトは減っておらず、広告枠を通じて集客を行うようになった』という話を聞きました」(同)

 WELQ問題とは、DeNAの医療系キュレーションメディア『WELQ』において、不正確な医療情報記事が大量公開されていた問題のこと。報道の加熱後は同サイトが閉鎖に追い込まれ、グーグルの検索結果の上位にも類似サイトの記事は表示されにくくなった。

「なお薬機法を無視した表現で集客を行うサイトは、そのサイト自体が検索上位に表示されてしまうと、不正の証拠が残りやすい。そのためウェブメディアの広告枠を利用することが多く、現在はレコメンド・ウィジェット広告の中に多く紛れ込んでいる状況なんです」(同)

 なお土橋氏は、著名人肖像権侵害サイト・薬機法違反サイト検知システム「ヤクパト」を運営。広告サイトを自動で収集し、その内容をチェックしている。

「将来的には違反の判定も自動化する予定ですが、現在は薬機法の知識を持った人を雇い、判定を行っています。現状では4441件の広告枠の調査を終えており、薬機法違反と判定した広告は509件。違反率は全体の11・5%になりました。なお薬機法の対象となる商品を扱った広告は747件。その商品のみに限ると、違反率は68・1%と、7割近い広告が違反となります」(同)

 なお、この数字にはNHKが報じた芸能人の肖像権侵害の広告などは含まれていない。「その手の広告や、詐欺まがいの情報商材の広告も含めれば、違法な広告の割合はさらに上がるでしょう」と土橋氏は話す。

「レコメンド・ウィジェット広告を手がける企業の中には、株式上場している企業もある。そのような企業が、1割を超えるようなボリュームで違法広告を扱っている状況は異常です。また、『クローズアップ現代+』の報道では、違法な広告サイトの制作・運営者としてアフィリエイターの存在がクローズアップされましたが、我々が薬機法違反と判定した広告のうち、アフィリエイターが関わっていることが確認できたのは3分の1程度。残りの3分の2は広告代理店が制作・運営をしているものと思われます。悪質なアフィリエイターも一部ではいますが、大部分は“企業犯罪”の話なんです」(同)

 では、具体的にはどのような表現が薬機法違反となるのか。

「わかりやすいものだとビフォー・アフターと言われる『使用前後表示』。ダイエット前後の変化の写真を掲載しているサイトは、薬機法違反になります。『○キロ痩せました』と書く『臨床結果言及』も違反で、医師推薦の表記も違反です。『最高』などの文言を使う『最高表示』も違反の一種で、『アミノ酸は脂肪を燃焼します。そのアミノ酸がこのサプリメントにはたくさん入っています』と、原料の効能に言及するのも違反です」(同)

 このような違反の基準を聞くと「それだと大半の広告が違反にならないか?」「そういった言葉や写真を使えなかったら、当たり障りのない広告しか作れないでしょ」と感じる人が多いだろう。

「おっしゃる通りですね。実際に大手の健康食品会社や、真面目に事業に取り組んでいる企業は、そうやって穏当な表現のみを使って広告を作っています。ただ、そのような広告はインパクトが弱いので、CTRは下がる。一方で、薬機法違反の表現を使えば、クリック率も購入率も上がり、高い収益を上げられます。そのため高額な広告費を支払えるので、広告枠のオークションでも、意図的に違反をした業者が勝ってしまうんです」(同)

 そのような流れで、レコメンド・ウィジェット広告の中には、薬機法違反の疑いが高い広告が蔓延しているわけだ。なお、広告配信会社が厳しくチェックを行い、「薬機法違反の疑いがあるものは掲載しない」という姿勢を明確にすれば、その手の広告は消えるはずなのだが……。

「適法性の確認には専門的な知識と時間が必要で、その作業を専門業者に依頼すると、ひとつのウェブページあたり5万円程度の費用が必要です。その点で、『薬機法に関わる広告は、すべて専門家にチェックしてもらう』というのは、採算面を考えると難しいでしょう。だからといって、『違法な広告が配信されるのは仕方ない』という態度は許されないと思います」(同)

 前出の広告配信会社の社員は、「薬機法に抵触する可能性のある表現が見られた場合は、修正をお願いしている」と話すが、配信している広告の数は膨大。チェックの時間を増やしても、対応が追いつかない部分があるという。

「薬機法違反かどうかの判断は非常に難しいですし、専門知識を持った人間が確認を行っている会社は少ないはずです。なお、我々が扱う広告の6割ほどは、ダイエットやシミ、シワ、バストアップ、ハゲ、口臭などに関わるコンプレックス商材。今は薬機法に関わるサプリメントや健康食品の広告には頼らざるを得ず、それに代わるジャンルは常に模索している状況です」(広告配信会社社員)

 そのため、薬機法の部分でグレーに見える広告も配信しているわけだ。

「『薬機法違反の疑いのある広告は掲載しません』という態度が正しいことはわかっていますが、正しいことをすると売り上げは減る。ウチの場合は利益を削る覚悟で基準を厳しくしていますが、『業界で基準を設けよう』という話が出ても、なかなか足並みは揃いません。そういった広告を必要悪として受け入れながら、『ウチの会社はどこまで踏み込んだことをやれるのか』というチキンレースを続けているのが、今のこの業界の現状なんです」(同)

 そんな業界の中には、感覚が麻痺しつつある人間もいるそうだ。

「ウェブ広告業界で影響力が強い方が、『ゴミ広告ばかりが配信されている状態=広告配信会社の業績がいい状態……となっている今、業界はどこへ向かうべきなのか』という趣旨のことをフェイスブックで書いたところ、あるレコメンド・ウィジェット広告配信会社の社員が反応。『「ゴミ広告」に助けられている人が少なからずいると思うのです』『美容健食コスメサプリなどの広告への業界関係者の厳しいヘイトについて疑問視しております』といった反論を述べてきたことがありました。“ヘイト”という言葉を使う感覚が異常だと思いますし、『その広告を配信している会社がそれを言うか?』と唖然としてしまいました」(土橋氏)

 悪質な広告の被害では、騙した側の広告主が非難され、騙された側の消費者が“情弱”とバカにされがちだが、広告を配信する側の人間も、その弱者を食い物にするビジネスに加担しているわけだ。

■違法広告を掲載するメディアにも責任が

 ここまでは違法広告が蔓延する現状について、主に広告配信会社の立場から考察を行ってきたが、この現状の責任は彼らだけにあるわけではない。

「広告を掲載するメディア側は、『広告配信会社がチェックしてくれているはずだ』と考えて、誰もチェックを行っていないのが現状でしょう。一方で広告配信会社は、広告主との契約時に『違法性のある表現は使用しないこと』と取り決めを行っているでしょうから、一義的な責任は広告主の側にあると考えているはずです」(土橋氏)

 そうやって責任の所在を不明にした状態で、今のネット広告の市場や、その収益に頼るウェブメディアは成り立っているのだ。

「朝日新聞のサイトにも、薬機法違反の疑いのある広告が混じっていますからね。そのためウェブメディアがこの問題を報じると、『じゃあお前のサイトに出てくる広告は大丈夫なのか?』という話になってしまう。それで事態の改善が進まない部分はあるでしょう」(同)

 皮肉なことに、この問題を報じたウェブメディアの記事でも、読み終えると「あなたにおすすめ」と薬機法違反の広告が表示されることが多かった。小社サイゾーの運営するサイトの収益や、筆者のような書き手の原稿料も、その一部は違法性の判断が難しい広告サイトから生まれていることも否定できない。責任を背負う覚悟と、身を切る覚悟は、広告に関わる全員に求められるのだ。

「その点で、私はウェブメディアの『ねとらぼ』に期待しています。『ねとらぼ』を運営するアイティメディア株式会社は、レコメンド・ウィジェット広告を手がけるログリー株式会社の株主でもある。『ねとらぼ』はネット上の問題を誠実に報じるサイトだと思いますし、株主の側から問題提起する報道が始まれば、業界は変わると思います」(土橋氏)

 そして土橋氏は「レコメンド・ウィジェット広告としては、健康食品・美容の広告を一律で配信停止にするのが現状で取りうる最善の対策ではないか」と語る。

「大量の広告が消え、利益は大きく下がるでしょうが、その代わりに単価は安くても別の広告が入るはずです。また、レコメンド・ウィジェット広告とは分野が違いますが、ヤフーやグーグルのサイトでは、違法性のある広告の比率が明らかに低い。それは広告と法律に対する会社の姿勢が明確だからだと思いますし、レコメンド・ウィジェット広告の分野でも、違法性のある広告は努力で減らせるはず」(土橋氏)

 先述の広告配信会社の社員も次なる一手を模索しているという。

「現在のウェブ広告の業界は、単価が高い少数の広告を厳密にチェックして配信する方法から、薄利多売の方向に移行する過度期にある。だからこそ多くの問題が起こっています。違法性のある広告の判定については、この先数年のあいだにAIがかなりの正確さで行えるようになるでしょう」(広告配信会社社員)

 さりとて、悪徳業者をレコメンド・ウィジェット広告の配信から排除しても、彼らはまた別の場所でビジネスを始めるだろう。

「『犯罪者が犯罪をする場所を変えているだけ』と言われたらそうかもしれませんし、その点には私もむなしさを感じています。ただ、だからといってレコメンド・ウィジェット広告が巨大な犯罪市場となっている現状は放置できない。この場所をきれいな状態にすることにも、犯罪者が一時的にでもビジネスをできない状態を作ることにも、私は価値があると思います」(土橋氏)

 ネットに限らず、雑誌の広告にも怪しげなコンプレックス商材は今も昔も多い。その広告費にビジネスが支えられてきたのは紛れもない事実だ。人間の抱えるコンプレックスも、「長生きしたい」「痩せたい」「きれいになりたい」といった欲望も、この先消えることはないだろう。肖像権侵害や薬機法違反の表現で、消費者を食い物にする広告を「情弱ビジネス」と片付けるのはたやすいが、この問題は企業もユーザーも向き合い続けていくべきものなのだ。(月刊サイゾー5月号『情弱ビジネスのカラクリ』より)

元欅坂46・今泉佑唯、ザキヤマへの”愛の告白”に辛らつな声「嘘つき」「わかりやすい売名」

 これはさすがにあざとすぎたのでは?

 元欅坂46で女優の今泉佑唯が、5月31日に放送されたバラエティ番組『金曜日のどっち!?』(テレビ朝日系)に出演。アンタッチャブル・山崎弘也と「結婚したかった」と明かしたことが話題を呼んでいる。

「番組では、今泉が急に変顔を送ってくれる男性にキュンとするという好みを明かすと、すかさず山崎が変顔を披露。それを見た今泉は大笑いしながら、『私、ザキヤマさんと結婚するのが一時期の夢だったんです』と告白したのです。このサプライズに『どうしたの?』と驚く山崎に、今泉は改めて『夢だったんです。大好きで』と強調していました」(テレビ誌ライター)

 しかし、女性が集まるネット掲示板では、今泉に対する不評祭りに。「満面の笑みで嘘つくのね」「わかりやすい売名ですね」「私、男の人は顔で選ばないんですよ〜と、いい人に見られたいアピールに感じる」と辛らつな意見が相次いでいる。

「山崎は結婚していますから、実際にはどうなることもない。彼を好きといっておけばデブ体型のオタクが食いつくかも、という計算も働いていそうです。その今泉は、3月に出演した『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にて『魔性の女でモテモテだった中学生時代』と紹介されています。彼女はその時を振り返り、『(男子生徒が)私にちょっとでも気があるなと思ったら引き寄せて、(実際に近寄ってきたら)違う所に行く、みたいな』と、男を手のひらで転がして遊んでいたことを告白。そのため、『またやってるのか』と呆れた人も多かったようです」(前出・テレビ誌ライター)

 好感度を捨ててでも、人気芸人にすり寄りたかったのだろうか。今泉のタレント根性が思わぬ形で露呈したようだ。

元欅坂46・今泉佑唯の“イジメ告発”にダンマリ!? 土田晃之に「コメンテーター失格」の声

 女優の今泉佑唯が欅坂46を卒業した原因はグループの複数のメンバーによるイジメだったとする、「週刊文春」(文藝春秋)の報道は記憶に新しい。この件は、NGT48の山口真帆が暴行を受けたのにもかかわらず、運営が事件を隠蔽しようとした問題と同根だと見られている。

 5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、落語家の立川志らくが山口がグループ卒業に追い込まれたことについて、イジメられた当事者を追放して、隠蔽を図ろうとする学校側に例えながら、NGTを運営するAKSを批判。

「イジメを隠蔽して当事者をグループから卒業させる構図は、今泉のケースも同様です。NGTの問題では、多くの人たちがその運営のあり方について批判しています。欅坂の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で、ハライチの澤部佑とともにMCを務めている土田晃之も、猛烈にAKSを批判していた1人ですが、今泉の件では一切コメントすることなく、沈黙を守っています。共演しているから、欅坂の運営に忖度しているのでしょうが」(芸能ライター)

 ワイドショーなどでの辛口コメントで知られる土田だが、山口の騒動について「徹底的に解明すべき」「我が子があんなことされたら耐え難い」などと、AKSを批判している。

「今泉の件も、文春に告発したのは彼女の家族です。これに対して、土田は何とも思わないのでしょうか。日頃は上から目線のコメントでご意見番を気取っているクセに、自分に都合の悪いことになると、口をつぐむというのではコメンテーター失格と言うしかありません。真正面から言及できないにしても、芸人であれば機知に富んだ何らかのコメントをすべき。芸人としての力量が問われるところでしょう。坂道シリーズの冠番組では乃木坂46がバナナマン、日向坂46がオードリーと、それぞれMCを務めており、いずれもファンの好評を博しています。それに対し、土田と澤部は欅坂メンバーの魅力を引き出せていないと不評です。そんな負い目もあって、沈黙を守るしかないのかもしれません」(同)

 一昨年、自身が衝突事故を起こした際も、反省の姿勢を示すことなく、「事故の報道を知って、ボクが一番びっくりしていますから」などと、他人事のような発言で批判を浴びた。つくづく自分の都合の悪いこととは、まともに向き合えない男である。

元欅坂46・今泉佑唯の“イジメ問題”だけじゃない! 女性アイドルグループが抱える闇

  元欅坂46・今泉佑唯の“イジメ問題”だけじゃない! 女性アイドルグループが抱える闇

 女性アイドルグループ・元欅坂46の人気メンバー、女優の今泉佑唯の同グループ卒業理由が、なんと複数のメンバーによる陰湿なイジメにあったと「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。

 記事によれば2017年のファーストアルバムで今泉にソロ曲が与えられてからイジメが顕在化。化粧品や靴下が片方だけ隠され、「死ね」「欅をお前が壊している」といった暴言を受けたこともあったという。同グループの中心メンバー・平手友梨奈を崇拝する主犯格5人がイジメに及んでいた。今泉は心労で湿疹ができ心因性難聴と診断されたが、運営側は今泉のブログを検閲するなど事実隠蔽に邁進したというのだ。メンバー内の確執から発生したとされるNGT48メンバーへの暴行事件に続き、女性アイドルグループが激震に見舞われている。

 メンバー内の足の引っ張り合いは、トップアイドルグループから地下アイドルにいたるまで、さまざまなところで起きているという。

「基本的に恋愛禁止とされているグループが多いですが、男性と付き合っているメンバーもけっこういるようです。そういったメンバーしか知らないような、スキャンダルや内部情報、熱愛情報が週刊誌に匿名で週刊誌編集部や出版社にタレ込まれることがたくさんあります。時に『この場所にこの時間に行けば、写真が撮れます』といった具体的な話まで入ってくることも。嫌いなメンバーや気に入らないメンバーを陥れるために、メンバーの誰かがリークしていると思われます。真偽不明の危うい情報もありますが、丁寧にウラ取りして事実を確認できたケースもありますよ」(雑誌ライター)

 今泉のイジメは運営側が把握しながら放置、それどころか隠蔽したことで批判にさらされている。

「特に10代の多感な時期の女の子が集団となりファンを取り合い競う形式をとる女性アイドルグループの中では、メンバー同士のねたみが起きやすい。ファンを囲い合い、曲の立ち位置などで序列をはっきりとつくるといったシステムに限界が出ています。激しい競争でメンバーの精神状態は暴発しています。メンバーが多くなりすぎて運営がフォローできない、面倒を見きれていないという状況になっていることも問題です。規模が大きくなりすぎ管理が行き届かなくなったことの弊害がイジメに現れているといってもいいかもしれません」(同)

 華やかな舞台の裏で壮絶な戦いを強いられているアイドルたち。運営側がきちんと助けてあげてほしいものだ。