大相撲、レスリングに続き……ボクシング協会でも不祥事が発覚!「消えた1,200万円」と「隠ぺい体質」を暴く

 プロボクシングの九州、沖縄、広島、山口各県のジムが加盟する「西部日本ボクシング協会」で、約1,200万円の不正会計があったことを加盟する10ジムの会長グループが告発。協会側が問題を「水に流す」という案を出したことで紛糾し、刑事告訴に踏み切る動きも出てきている。

 告発したのは、福岡・北九州市にあるYANAGIHARAボクシングジムの会長・柳原廣一氏、同市にある折尾ボクシングジムの会長・西村浩明会長ら「有志一同」で、昨年6月に「前協会長の本田憲哉氏(熊本・本田フィットネスボクシングジム会長)が、収支決算報告書を改ざんしたと思われる部分がある」と指摘。解決に向けて長く協議してきたが、今年1月の会合で、職務を引き継いだ現協会長の平仲信明氏(平仲ボクシングスクールジム)らが、これを「水に流そう」とする決議を提案。その多数決を取ろうとしたことで、猛抗議が起こったのだという。

 柳原氏によると「この問題が起きてから、協会内では不審な動きばかりが目立った」という。

「本田氏はこの問題発覚で、全会一致で解任となったんですが、そこでなぜか平仲氏が加盟ジム全員の許可を得ずに選挙を強行して、勝手に協会長に選出されるということがあったんです。結局、選挙をやり直して、平仲氏が別の立候補者に1票差で勝って協会長にはなったんですが、そのときの公約のひとつが『収支決算報告書の不正を正す』というものだったのに、その本人が『水に流しましょうか』と言い出したので、紛糾したんです」(柳原氏)

 これまで出された収支報告書では、預金通帳の残高と整合性が取れておらず、その指摘に前協会長の本田氏は当初「1,200万円を二重に計上していたため」などと話していたが、ほかの証拠書類などにより、これは否定されたという。そんな中で1月、会合にゲストとして出席した全国を統括する上部組織、日本プロボクシング協会のトップである渡辺均会長らが「責任者を選んだみんなの責任なんだから」と“水に流す案”を提案、これに同調した平仲氏が、それを「多数決で決めましょう」と言い出したところ、多くの協会員から「大金の所在がはっきりしない中、不透明な解決はあり得ない」との異論が殺到したのだという。

「その場は、次回の総会に結論を持ち越すということになったんですが、その後は総会の期日も決まらないままで、協会に問い合わせても『いつにするか、わからない』との曖昧な回答で、まさに“水に流され”そうになっているんです。このまま協会が不正会計をきちんと処理しないのなら、日本相撲協会やレスリング協会でも批判された“隠ぺい体質”そのものですよ。狭い世界なので正直、揉めたくはないですし、お恥ずかしい事態ですが、1,200万円も不明なのに不問にするなんて、一般社会ではあり得ません。数日中に記者会見で、より詳しい説明をするつもりです」(柳原氏)

 この不正会計疑惑については昨年、当時の事務局長だった人物に質問したところ「横領とかではなく、ただの記載ミス」と説明していたが、多くの協会員を納得させられるものではなかった。遠く離れた首都圏の有力ジム関係者は、こんな話をしている。

「本田氏といえば昨年2月、地元熊本で初めて世界タイトルマッチ興行を開催し、チャンピオンが生まれたんですが、興行の収支はかなり苦しかったと聞きます。九州で世界戦をやったことは本当に快挙で、もしそれで不足した費用を協会の金で埋めていたとかなら、業界で助け合えなかったのかな? とは思います。でも、お金の話は1円単位までちゃんとしないとダメでしょう。この業界での揉め事は、だいたい金のことですから。水に流すなんて論外ですよ」

 大相撲、レスリングでは組織の鈍い対応が世間から批判を浴びていたが、ボクシング界では、同じ轍を踏みたくないところだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

レスリング・伊調馨の“パワハラ告白”を焚きつけた!? 業界を跋扈する「録音小僧」の恥ずかしい過去

 女子レスリング五輪4連覇中の伊調馨が冷遇されたとされる栄和人強化本部長の「パワハラ告発」は、複数のメディアが「闇の仕掛人」の存在をほのめかしている。

「この問題に火をつけたのは、一部芸能プロに後ろ盾があることを公言して業界人を脅してきた問題人物だと言われてますが、その男は何かと録音機を使って相手の失言を拾うので、昔は『録音小僧』なんて呼ばれていた」

 その問題人物について追った夕刊紙記者によると、今回の告発話は「週刊文春」(文藝春秋)が報じる前からキャッチしていたが、その「録音小僧」なる問題人物が関わっていたことで、ノータッチにしていたという。

「告発話を担当した文春の記者自身も、後でそのことを知って上司に相談したと聞きます。やばいネタ元に関わったんじゃないかって」(同)

 伊調には、師事するコーチへの圧力や、練習拠点への出入り禁止などがあったとして元レスリング五輪代表の安達巧らが弁護士と告発。ただ、栄本部長が極悪人のように伝えられる背景には、栄本部長が、伊調の従兄弟が関わったファッションショー出演を巡ったトラブルで逆恨みされていたという話も報じられている。その中で、「録音小僧」が暗躍したのだと見られるのだ。

「告発の中身自体は確かに問題ですが、火のつけ方が不自然だと思いませんか? そんな問題があるのなら、まず記者会見を開くとか堂々とやればいいのに、文春でゴシップにしちゃっているんですから、伊調を表に立てながら別の目的があったのでは?」

 過去、芸能関係者の恐喝事件や、現役アイドルの美人局事件に関与が伝えられる「録音小僧」の呼び名の由来は、「昔、高田延彦のプロレス団体にいたから、プロレスラーっぽく付いたあだ名でもある」と元プロレスラーの爆裂超特急氏が証言する。

「録音小僧は、キックボクシングに詳しくない高田らに『自分は有力キックボクサーだ』と名乗って当時の人気選手だった前田憲作を挑発までしていたのに、実際にはそんな実績はなく、キングダムという格闘技団体で試合が組まれると当日、敵前逃亡したんです。人を通じて対戦相手に『恋人が見に来てるから負けてくれ』と言うような話をし、相手が激怒すると靴や荷物を置いたまま文字どおり、裸足で逃げ出してしまった。そのときは、ちょっとかわいそうな気もしましたが……」

 奇妙なことに、告発者のひとり、安達氏はかつて同じ高田のもとでコーチを務めていたという録音小僧との接点もある。また、録音小僧は最近、大手芸能プロの名前を出して「ケイダッシュの使いだ」と名乗って元格闘家のジャーナリスト・片岡亮氏を威圧したこともあった。片岡氏がボクシングの亀田兄弟とトラブルになるや、複数の男を引き連れて取り囲んだのである。ただ、皮肉なことに、片岡氏は録音小僧の前述の敵前逃亡を現場で見ていたひとりでもあった。

「彼の対戦相手が僕の後輩で、僕はセコンドで来場していたので一部始終を見ました。相手が逃げてしまい急きょ、試合が宙に浮いて困ったのを覚えています。あのときの男が、後に『亀田兄弟と業務提携しているケイダッシュの者だ』とやってきたのは驚きました」(片岡氏)

 この騒動は当時、本サイトで記事にしたところ、本人が日刊サイゾー編集部に連絡し「会見場から出てきた片岡氏を『おまえ』と呼んだためで小競り合いが起きた」などと説明している(記事参照)。

 なんとも奇妙な過去を持つ通称「録音小僧」は謎の多い人物で、今回のレスリング告発にどこまで関与しているかはわからないが、関係者間では告発そのものより注目が集まりつつある。

 ただ、あるレスリング関係者は「栄本部長が伊調を押しのけて、自分の娘を東京五輪に推したがっていたのは確か」とも語っており、この問題自体はしばらく尾を引きそうだ。
(文=和田修二)

レスリング・伊調馨の“パワハラ告白”を焚きつけた!? 業界を跋扈する「録音小僧」の恥ずかしい過去

 女子レスリング五輪4連覇中の伊調馨が冷遇されたとされる栄和人強化本部長の「パワハラ告発」は、複数のメディアが「闇の仕掛人」の存在をほのめかしている。

「この問題に火をつけたのは、一部芸能プロに後ろ盾があることを公言して業界人を脅してきた問題人物だと言われてますが、その男は何かと録音機を使って相手の失言を拾うので、昔は『録音小僧』なんて呼ばれていた」

 その問題人物について追った夕刊紙記者によると、今回の告発話は「週刊文春」(文藝春秋)が報じる前からキャッチしていたが、その「録音小僧」なる問題人物が関わっていたことで、ノータッチにしていたという。

「告発話を担当した文春の記者自身も、後でそのことを知って上司に相談したと聞きます。やばいネタ元に関わったんじゃないかって」(同)

 伊調には、師事するコーチへの圧力や、練習拠点への出入り禁止などがあったとして元レスリング五輪代表の安達巧らが弁護士と告発。ただ、栄本部長が極悪人のように伝えられる背景には、栄本部長が、伊調の従兄弟が関わったファッションショー出演を巡ったトラブルで逆恨みされていたという話も報じられている。その中で、「録音小僧」が暗躍したのだと見られるのだ。

「告発の中身自体は確かに問題ですが、火のつけ方が不自然だと思いませんか? そんな問題があるのなら、まず記者会見を開くとか堂々とやればいいのに、文春でゴシップにしちゃっているんですから、伊調を表に立てながら別の目的があったのでは?」

 過去、芸能関係者の恐喝事件や、現役アイドルの美人局事件に関与が伝えられる「録音小僧」の呼び名の由来は、「昔、高田延彦のプロレス団体にいたから、プロレスラーっぽく付いたあだ名でもある」と元プロレスラーの爆裂超特急氏が証言する。

「録音小僧は、キックボクシングに詳しくない高田らに『自分は有力キックボクサーだ』と名乗って当時の人気選手だった前田憲作を挑発までしていたのに、実際にはそんな実績はなく、キングダムという格闘技団体で試合が組まれると当日、敵前逃亡したんです。人を通じて対戦相手に『恋人が見に来てるから負けてくれ』と言うような話をし、相手が激怒すると靴や荷物を置いたまま文字どおり、裸足で逃げ出してしまった。そのときは、ちょっとかわいそうな気もしましたが……」

 奇妙なことに、告発者のひとり、安達氏はかつて同じ高田のもとでコーチを務めていたという録音小僧との接点もある。また、録音小僧は最近、大手芸能プロの名前を出して「ケイダッシュの使いだ」と名乗って元格闘家のジャーナリスト・片岡亮氏を威圧したこともあった。片岡氏がボクシングの亀田兄弟とトラブルになるや、複数の男を引き連れて取り囲んだのである。ただ、皮肉なことに、片岡氏は録音小僧の前述の敵前逃亡を現場で見ていたひとりでもあった。

「彼の対戦相手が僕の後輩で、僕はセコンドで来場していたので一部始終を見ました。相手が逃げてしまい急きょ、試合が宙に浮いて困ったのを覚えています。あのときの男が、後に『亀田兄弟と業務提携しているケイダッシュの者だ』とやってきたのは驚きました」(片岡氏)

 この騒動は当時、本サイトで記事にしたところ、本人が日刊サイゾー編集部に連絡し「会見場から出てきた片岡氏を『おまえ』と呼んだためで小競り合いが起きた」などと説明している(記事参照)。

 なんとも奇妙な過去を持つ通称「録音小僧」は謎の多い人物で、今回のレスリング告発にどこまで関与しているかはわからないが、関係者間では告発そのものより注目が集まりつつある。

 ただ、あるレスリング関係者は「栄本部長が伊調を押しのけて、自分の娘を東京五輪に推したがっていたのは確か」とも語っており、この問題自体はしばらく尾を引きそうだ。
(文=和田修二)

「あいつには関わるな!」レスリング・伊調馨と栄和人を潰した、“歩く録音男”S氏とは

 結局、誰も幸せになれなかった――。

 女子レスリング界を混乱に陥れた栄和人監督のパワハラ疑惑が、最悪の結末となりそうだ。発端は「週刊文春」(文藝春秋)で、伊調馨がかつて師事した栄氏と距離を置いたところ、同氏の逆恨みに遭い、練習場の確保もままならない状況に追い込まれているというもの。

 伊調を指導する田南部力コーチも、栄氏から理不尽な扱いを受け、半ば“休職状態”という。

“文春砲”を機に、世間は伊調擁護、栄氏批判に回ったが、「週刊新潮」(新潮社)、「フライデー」(講談社)が騒動の黒幕に言及したことで、流れは一転。伊調の従兄弟を名乗るSという男が一枚かんでいることが判明したからだ。

 このSという男、レスリング業界では無名かもしれないが、芸能界隈では“いわくつき”で知られる。

「ブラザーコーンの暴行事件のほか、現役巨人選手の美人局騒動の首謀者。過去に芸能事務所を経営し、在籍していた女性タレントから100万円を脅し取り、4年ほど前に恐喝容疑で逮捕歴もある。ターゲットのスキャンダルを握って脅すという手法で、相手から金を巻き上げる、とんでもない男です。『伊調の従兄弟』を名乗っていたといいますが、芸能界では某大手芸能プロ社長の『腹違いの子ども』を自称していました。芸能界の重鎮連中も、『あいつに関わってはならない』と手を焼いていますよ」(スポーツ紙記者)

 対象のスキャンダルを握るためにS氏が行っているのが、盗聴と盗撮。同氏との会話はすべて録音されており、しかも勝手に編集までするというから、タチが悪い。夕刊紙・東京スポーツではS氏を“歩く録音男”と形容し、集中連載したほどだ。

 そのS氏が関わっている時点で、今回の騒動はお先真っ暗。“打倒・栄氏”で伊調サイドをたきつけることに成功したS氏は、この機に乗じて協会の乗っ取りを画策しているのであろうが、雲行きが怪しくなれば、今度は伊調サイドの録音テープをマスコミに流したり、それを材料に伊調サイドを脅すだろう。

「栄氏は心労がたたってダウン。17日に始まる女子W杯の参加を辞退した。片や伊調も、これだけの騒動を起こしては国内に居場所はない。練習場は確保できても、周囲から白い目で見られることは確実。東京五輪で5大会連続の金メダルを目指すようだが、厳しいと言わざるを得ない」(レスリング担当記者)

 数々のメダリストを輩出した名コーチと、国民栄誉賞のレジェンド選手を、S氏は一瞬で潰してしまったようだ。

レスリングパワハラ騒動 根拠の「ビジネスかエコノミーか問題」の真相

 現在、世間を騒がせているのが、レスリング界のパワハラ問題。その事例のひとつとして挙げられているのが、「リオ五輪に出場する際に飛行機の席で差を付けた」という問題だが、この点に関しては“濡れ衣”の可能性が濃厚だという。

 この騒動は、リオ五輪で4連覇を達成した伊調馨が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワハラ行為を受けていたというものだ。関係者から内閣府に送られた告発状には、練習場所にしていた警視庁への出入りを禁じたこと、リオに行く際、伊調がエコノミークラスだったのに対し、吉田沙保里がビジネスクラスだったことなどが記されており、内閣府は関係者から話を聞く意向を明らかにしている。

 4大会連続で金メダルを獲得し、国民栄誉賞も受賞した英雄にパワハラを受けていたという疑惑が持ち上がるだけでも大変な不祥事だが、週刊誌のスポーツ担当記者によれば、少なくとも「飛行機の座席」に関しては、パワハラうんぬんの問題ではないという。

「今回の件が話題になった時、吉田のビジネス席の話が蒸し返されたのには驚きました。吉田はリオの時、以前から痛めていた腰や股関節の状態が悪かったため、少しでも負担を和らげるためにビジネスに自腹でアップグレードしたんです。このことは秘密でもなんでもなく、当時スポーツ紙などでも報じられています」(週刊誌記者)

 地球の裏側のリオデジャネイロまで行くには、片道で30時間近くもかかる。なんとしても4連覇をと願う吉田が、その程度の出費を惜しむとは思えないが、問題は登坂絵莉もビジネスクラスに乗っていたことだ。ところがこれも、聞いてみればなんでもない理由だという。

「あれは吉田がビビっただけですよ。吉田はああ見えて怖がりなところがあり、長い移動時間が不安だから、大の仲良しの登坂と栄監督をビジネス席に連れて行ったんですよ。栄監督はどうかわかりませんが、少なくとも登坂の分は吉田が払ったと聞いていますけど」(同)

 国民栄誉賞をあげるのも結構だが、それならいっそ、選手がベストな力を発揮できるように、最初からビジネスクラスぐらい用意してあげてはいかが?

レスリングパワハラ騒動 根拠の「ビジネスかエコノミーか問題」の真相

 現在、世間を騒がせているのが、レスリング界のパワハラ問題。その事例のひとつとして挙げられているのが、「リオ五輪に出場する際に飛行機の席で差を付けた」という問題だが、この点に関しては“濡れ衣”の可能性が濃厚だという。

 この騒動は、リオ五輪で4連覇を達成した伊調馨が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワハラ行為を受けていたというものだ。関係者から内閣府に送られた告発状には、練習場所にしていた警視庁への出入りを禁じたこと、リオに行く際、伊調がエコノミークラスだったのに対し、吉田沙保里がビジネスクラスだったことなどが記されており、内閣府は関係者から話を聞く意向を明らかにしている。

 4大会連続で金メダルを獲得し、国民栄誉賞も受賞した英雄にパワハラを受けていたという疑惑が持ち上がるだけでも大変な不祥事だが、週刊誌のスポーツ担当記者によれば、少なくとも「飛行機の座席」に関しては、パワハラうんぬんの問題ではないという。

「今回の件が話題になった時、吉田のビジネス席の話が蒸し返されたのには驚きました。吉田はリオの時、以前から痛めていた腰や股関節の状態が悪かったため、少しでも負担を和らげるためにビジネスに自腹でアップグレードしたんです。このことは秘密でもなんでもなく、当時スポーツ紙などでも報じられています」(週刊誌記者)

 地球の裏側のリオデジャネイロまで行くには、片道で30時間近くもかかる。なんとしても4連覇をと願う吉田が、その程度の出費を惜しむとは思えないが、問題は登坂絵莉もビジネスクラスに乗っていたことだ。ところがこれも、聞いてみればなんでもない理由だという。

「あれは吉田がビビっただけですよ。吉田はああ見えて怖がりなところがあり、長い移動時間が不安だから、大の仲良しの登坂と栄監督をビジネス席に連れて行ったんですよ。栄監督はどうかわかりませんが、少なくとも登坂の分は吉田が払ったと聞いていますけど」(同)

 国民栄誉賞をあげるのも結構だが、それならいっそ、選手がベストな力を発揮できるように、最初からビジネスクラスぐらい用意してあげてはいかが?

体重超過のボクシング前王者ルイス・ネリに密着していた「日本人スパイ」の存在

 3月1日に都内で行われたプロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで、山中慎介に2ラウンドでTKO勝ちしたルイス・ネリの陣営に「日本人関係者のスパイがいた」と業界関係者が漏らしている。

「その関係者は、来日して以降のネリ付いて、情報収集に協力していたんですよ。日本のプロモーターやテレビ局の意向、コミッションの対応、さらに山中の様子とかを逐一、伝えていました」

 ネリは試合前日の計量で、53.5キロ以内とする契約を平然と破り、初回計量2.3キロオーバー、1時間45分後の再計量でも1.3キロオーバーという失態でタイトルを剥奪されたが、試合自体は予定どおり行われ、KO勝利した。

「数百グラムならまだしも、2キロ以上の超過なんて、どう見ても確信犯ですよ。というのも、チャンピオンベルトは持っていても金がもらえるとかでもない、ただの肩書きなので、剥奪されても痛くもかゆくもないんです。試合で勝つことの方が大きいんですよ。当然、減量をしなかった分だけ体調は優位でした。ただ、確信犯的に体重オーバーをすると、日本のコミッション(JBC)が試合を中止する可能性もあったので、日本人スパイを雇って情報収集していたようなんです」(同)

 結局、試合直前まで、ネリには「ファイトマネーの満額が支給される」と伝えられており、ホクホク顔で試合をこなしたのである。相当に図太い神経の持ち主だが、それも当然。ネリは昨年8月、山中からチャンピオンベルトを奪った試合で、ドーピング違反をやらかしながら、「汚染された牛肉を食べたのが原因」と言ってのけ、厳しい処分を免れている。おかげで山中との再戦が組まれたのだが、「これは日本のプロモーターにとっても都合の良い話だった」と関係者。実際、今回の試合はチケットもすぐに完売する大盛況だったのだ。

 2月20日、ネリはチャンピオンの優位性を利用してコーチやマネジャーのみならず栄養士や父親、愛人まで引き連れて、10人以上の大所帯で来日。2日後の公開練習では「契約体重まで4キロ」も残す不安な状態だったが、必死に減量する姿はなく、関係者の間では「計量パスできないのでは?」とささやかれていた。

「ネリは、マスコミがいるところでだけ減量で苦しそうに見せていたのですが、その場に寄り添っていたのが、その日本人関係者ですよ。報道陣がやってくる情報も含め、事あるごとに入れ知恵をしている様子だった」(前出関係者)

 その“入れ知恵”というのが、日本の興行事情だという。延期や中止が珍しくない海外と違い、地上波(日本テレビ系)の放送が決まっていて、高額チケットも完売していることから、試合中止や延期は「あり得ない」選択肢だった。

「本来、JBCは大幅な体重オーバーがあれば試合を中止にできる権限もあるんですが、主催の帝拳ジムが業界最大手で逆らうことができないという事情も、ネリの耳に入っていたようです。さらに計量オーバーしてもJBCがファイトマネーを没収する権限などがないことなども再確認していたとか」(同)

 この日本人スパイが誰かは「日本で嫌われているボクサーのもとで働くマネジャー的な人物」としか教えてもらえなかったが、「ネリを追跡したメディアの一部映像には、その姿が映っていたので、わかった人もいるはず」と関係者。

 ただ、ネリが誤算だったのは、世間の批判が大きく、後付けで“処分”の動きが出てきたことだ。WBCはファイトマネー7割の凍結と、世界ランクに入れなくなる資格停止処分を発表した。

「帝拳ジムは、ネリに付いた日本人スパイに激怒していたらしく、WBCに処分を促したらしいです。ただ、こういうスパイは彼だけじゃないんですよ。以前、タイ人のチャンピオンが来たときは、タイ語をしゃべる日本人関係者が堂々とスパイ活動をやってましたからね。ルール違反ではないので問題になることもないですが、日本人を裏切って小遣い稼ぎをしていることにはなります」(同)

 ある意味では、山中よりネリの方が勝利に貪欲だったともいえるが、こうした日本人スパイは試合前の国歌斉唱の際、どんな胸中でそれを聴いているのだろうか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

前田日明が『THE OUTSIDER』10周年に感慨 自身のリング復帰は否定「めちゃくちゃになっちゃうよ」

 格闘王・前田日明が、現代版「あしたのジョー」を探すため2008年に立ち上げた日本最大級のアマチュア総合格闘技イベント『THE OUTSIDER』が10周年を迎え、24日、都内で記念イベントを開催した。イベントでは所属選手の本音に迫ったドキュメンタリー映画『タイトロープ』の上映と、前田日明・水道橋博士によるトークショーも行われ、前田はこの10年の活動を振り返って、「大変だったけど、10年やってきてよかった」と感慨深げ。この日は自身の59歳の誕生日でもあったが、リング復帰について問われると苦笑い。「復帰はない。俺のプロレスは、やっちゃいけないプロレスばかり。今それを60代のヤツらにやってもね。めちゃくちゃになっちゃうよ」と、きっぱりと否定した。

 世の不良青年らに、格闘技を通じて更正の道を与えることをコンセプトに立ち上げられた『THE OUTSIDER』。映画『タイトロープ』では、そんな不良上がりの青年たちが格闘技を通じて自分たちの居場所を再確認し、新たな目標に向かって邁進する姿がドラマティックに映し出される。トークショーには、記念すべき『THE OUTSIDER 第1戦』にも出場、弁護士と格闘技の2つの世界を生きる堀鉄平や、“キングオブアウトサイダー”の異名を持つ啓之輔、ryoら出場選手も登壇。

 前田は「今の不良たちは、自分たちの世代とは違う。裕福な今の日本で、何をちゃらちゃらグレているのかなと思っていたけど、話してみると、自分たちの世代とはまた違う悲しさを持っていて、傷ついて行き詰っている子ばかり」と、大会に集る不良たちの素顔を紹介。

「その子たちを見ていると、目つきとか後ろ姿とか立ち姿に、その子の今の生きている状況がすごく出ている。彼らの背中を見ていると、自分と重なるときもあってね、彼らのために何かできないかなって思った」と本大会の開催の経緯も説明。そういう青年たちをリングに上げた結果「本当にどうしようもないヤツは一人もいなかった。破滅型のヤツもいるかと思ったけど、まだ出会ったことがない。その後、いろんな選手が伸びていったり輝いていったりして、(大変だったけど)そういう風景を見れるからこそ、ここまで続けてこれた」としみじみ。

 選手らとのコミュニケーションにも力を入れているといい、「結構、言いたいこと言っているよ。ふん! って、どっかに行っちゃうやつもいるけど、彼らも時間が経てば、少しずつ心を開いてくれる」と前田。「そもそも彼らの更正目的でやっている大会。(他の団体のような)シノギ目的でやっている大会とは違う。これからも継続してやっていきたい」と述べると、大会の方向性についても「選手が自分たちの1年後をどうするか、3年後をどうするか、5年後をどうするか、そういうことを、きちんと考えられる大会であり続けたいと思っています」と熱っぽくスピーチした。

 登壇した選手たちも、前田には感謝しきりの表情。啓之輔は「自分はアウトサイダーに出会ってなければ格闘技とも出会っていなかっただろうし、どんな人生になっていただろうって思うんです」と述べると、前田について「毎回むちゃくちゃなことを言われますが、いろいろ人生を教えてもらっています」と感慨深げ。「アウトサイダーと出会わなかった人生は想像もつかないです。出場するようになって、いろんな人に名前を知ってもらえるようになった。今は自分でジムを2件、経営するようになりました」と参加後の人生の変化を紹介。

 弁護士という、格闘家としては異色の本業を持つ堀も「僕も人生が変わりました」と述べ、「普段自分の仕事で接している人と全然違う人たちと触れ合え、狭い世界から脱することができた。自分の世界が変わった」と笑顔。

 Ryoも「今まで見ていた世界が変わった」と同調し、「周りの反響もすごかった。僕に自信をつけさせてくれた。前田さんからは、学ぶことがたくさん。LINEを一緒にさせてもらって練習法とかを忙しい中、アドバイスしてくれたりして、感謝しています。ふとしたときに人生論も教えてくれたりして、自分もそういうふうに生きていきたいと思うようになりました」と話していた。

『THE OUTSIDER』は今後、2月25日に福岡・宗像ユリックスで第49戦、3月11日に東京・ディファ有明で第50戦が予定されている。
(取材・文=名鹿祥史)

■THE OUTSIDER(FIGHTING NETWORK RINGS公式サイト)
http://www.rings.co.jp/

前田日明が『THE OUTSIDER』10周年に感慨 自身のリング復帰は否定「めちゃくちゃになっちゃうよ」

 格闘王・前田日明が、現代版「あしたのジョー」を探すため2008年に立ち上げた日本最大級のアマチュア総合格闘技イベント『THE OUTSIDER』が10周年を迎え、24日、都内で記念イベントを開催した。イベントでは所属選手の本音に迫ったドキュメンタリー映画『タイトロープ』の上映と、前田日明・水道橋博士によるトークショーも行われ、前田はこの10年の活動を振り返って、「大変だったけど、10年やってきてよかった」と感慨深げ。この日は自身の59歳の誕生日でもあったが、リング復帰について問われると苦笑い。「復帰はない。俺のプロレスは、やっちゃいけないプロレスばかり。今それを60代のヤツらにやってもね。めちゃくちゃになっちゃうよ」と、きっぱりと否定した。

 世の不良青年らに、格闘技を通じて更正の道を与えることをコンセプトに立ち上げられた『THE OUTSIDER』。映画『タイトロープ』では、そんな不良上がりの青年たちが格闘技を通じて自分たちの居場所を再確認し、新たな目標に向かって邁進する姿がドラマティックに映し出される。トークショーには、記念すべき『THE OUTSIDER 第1戦』にも出場、弁護士と格闘技の2つの世界を生きる堀鉄平や、“キングオブアウトサイダー”の異名を持つ啓之輔、ryoら出場選手も登壇。

 前田は「今の不良たちは、自分たちの世代とは違う。裕福な今の日本で、何をちゃらちゃらグレているのかなと思っていたけど、話してみると、自分たちの世代とはまた違う悲しさを持っていて、傷ついて行き詰っている子ばかり」と、大会に集る不良たちの素顔を紹介。

「その子たちを見ていると、目つきとか後ろ姿とか立ち姿に、その子の今の生きている状況がすごく出ている。彼らの背中を見ていると、自分と重なるときもあってね、彼らのために何かできないかなって思った」と本大会の開催の経緯も説明。そういう青年たちをリングに上げた結果「本当にどうしようもないヤツは一人もいなかった。破滅型のヤツもいるかと思ったけど、まだ出会ったことがない。その後、いろんな選手が伸びていったり輝いていったりして、(大変だったけど)そういう風景を見れるからこそ、ここまで続けてこれた」としみじみ。

 選手らとのコミュニケーションにも力を入れているといい、「結構、言いたいこと言っているよ。ふん! って、どっかに行っちゃうやつもいるけど、彼らも時間が経てば、少しずつ心を開いてくれる」と前田。「そもそも彼らの更正目的でやっている大会。(他の団体のような)シノギ目的でやっている大会とは違う。これからも継続してやっていきたい」と述べると、大会の方向性についても「選手が自分たちの1年後をどうするか、3年後をどうするか、5年後をどうするか、そういうことを、きちんと考えられる大会であり続けたいと思っています」と熱っぽくスピーチした。

 登壇した選手たちも、前田には感謝しきりの表情。啓之輔は「自分はアウトサイダーに出会ってなければ格闘技とも出会っていなかっただろうし、どんな人生になっていただろうって思うんです」と述べると、前田について「毎回むちゃくちゃなことを言われますが、いろいろ人生を教えてもらっています」と感慨深げ。「アウトサイダーと出会わなかった人生は想像もつかないです。出場するようになって、いろんな人に名前を知ってもらえるようになった。今は自分でジムを2件、経営するようになりました」と参加後の人生の変化を紹介。

 弁護士という、格闘家としては異色の本業を持つ堀も「僕も人生が変わりました」と述べ、「普段自分の仕事で接している人と全然違う人たちと触れ合え、狭い世界から脱することができた。自分の世界が変わった」と笑顔。

 Ryoも「今まで見ていた世界が変わった」と同調し、「周りの反響もすごかった。僕に自信をつけさせてくれた。前田さんからは、学ぶことがたくさん。LINEを一緒にさせてもらって練習法とかを忙しい中、アドバイスしてくれたりして、感謝しています。ふとしたときに人生論も教えてくれたりして、自分もそういうふうに生きていきたいと思うようになりました」と話していた。

『THE OUTSIDER』は今後、2月25日に福岡・宗像ユリックスで第49戦、3月11日に東京・ディファ有明で第50戦が予定されている。
(取材・文=名鹿祥史)

■THE OUTSIDER(FIGHTING NETWORK RINGS公式サイト)
http://www.rings.co.jp/

引退したボクシング元3階級制覇・井岡一翔の“嫁”谷村奈南に「バッシング」止まないワケ

 昨年大みそかに引退を発表したボクシングの元3階級世界王者、井岡一翔への批判が、妻でタレントの谷村奈南にも飛び火している。出演映画の上映会に季節外れのヘソ出し姿で出席したことに「下品なサゲマン」とバッシングが飛んでいるのだ。

 井岡はWBAフライ級チャンピオンとして昨年4月、5度目の防衛を果たしたが、その後に大阪の所属ジムから姿を消し、東京で妻と新婚生活を送っていた。その間、無敗でWBCチャンピオンとなった比嘉大吾からテレビ中継を通じて対戦を要求されたが、井岡は無反応のままで、夏にはWBAから1位挑戦者との試合を行うよう指示されたが、これにも応じる気配を見せなかった。

「実のところ井岡の戦線離脱は、ジム会長を務める父親の一法氏との関係悪化が原因だった」

 こう話すのは、昨年夏にいち早く夕刊フジなどで井岡の“家庭内トラブル”を明かしていたジャーナリストの片岡亮氏。

「この業界、プロ選手としての全権を握るジム会長に背を向けてしまうと、試合活動はできなくなるので、その時点で引退状態に陥っていました。ボクシング界は芸能界に似て古い時代の奴隷契約のような仕組みが残っているので、他のジムに移籍するのは容易ではないのです。ただ、それだけなら井岡に同情が集まったはずなんですが、彼はフライ級でたくさん存在する世界的な大物選手との試合をこなしていないので、批判の方が多いんです」(同)

 実際ファンからは小心者なマッチメイクで知られた亀田兄弟になぞらえ“イオカメダ”などと呼ばれる始末。その矛先が谷村にまで及んだのは、父・一法氏がメディアに「結婚してから練習しなくなった」という話をしたためでもある。ネット上では「巨乳タレントに骨抜きにされた」という批判も飛び交っている。

「嫁なら井岡が奮起するように促すべきなのに、一緒になって引退の方向に進むんだからサゲマン以外何物でもない」

「アスリートの嫁なら、ジムから離れた東京での生活に反対するべきでしょ。夫をダメにしている元凶」

 こうしてネット上では、いまや谷村を応援する声はかなり少ない。井岡本人は引退会見で「目標である3階級制覇を成し遂げた。ボクシングに未練はないし、やり残したこともない」と悦に入っていたが、ファンの間では「強い選手から逃げたまま辞めた」との印象が残り、そのもどかしさが、まさに谷村にぶつけられているのである。井岡は今後について「次のステージに進むビジョンはできている」と話しており、なんらかのチャレンジを近々明かすとしているが、このままではボクシングファンの評価は低いままで、谷村への反発も収まらないのではないか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)