九州プロボクシング界の闇……「元ヤクザ」発言訴訟は終わっても「不正会計問題」は泥沼化

 九州のプロボクシングジム会長から「元ヤクザだ」と虚偽の中傷を受けたとして、別のジム会長が慰謝料を求めていた裁判で、4月27日に福岡地裁が名誉棄損を認め、被告に10万円の支払いを命じた。

 訴えを起こしていたのは、福岡・北九州市の「YANAGIHARAボクシング&フィットネスジム」の柳原廣一会長で、昨年7月に行われた西部日本ボクシング協会の会合において、三松スポーツボクシングジムの松尾友徳会長から「元ヤクザ」とウソの暴言を浴びせられたとして、100万円の損害賠償を求めていた。

 西部協会は主に九州方面のジムが加盟しているプロボクシング組織で、問題の発言は協会内に起きた不正会計について、約30名のジム会長が協議していた中であった。不正問題の責任を問われて協会の事務局長を解任された松尾会長が、後任者らの選任を話し合う中で、名前の挙がった柳原会長について「元ヤクザとか金貸しだ」と言い放った。

 出席した別のジム会長によると「松尾さんを鋭く追及していたのが柳原さんだったので、その腹いせにも見えましたが、『柳原さんは元ヤクザだからダメだ』というような感じで言った」という。

 裁判の中で松尾会長は、柳原会長が暴力団の関係者であるかどうかは知らなかったが、前職が「金貸し」であり、暴力団組織「工藤会」にも詳しい話をしていたからという理由で、「真実であると信じる相当の理由があった」と主張。

 しかし、柳原会長は「松尾会長からしつこく工藤会について聞かれ、知っていたことを答えたことはあっても、自分が関係者だと言ったことはありません。前職が金融業であったことから、元ヤクザだという偏見を植え付けられた」と反論。前職については「福岡県知事登録の正規の金融業で、まして闇金などでもなかった。暴力団と親しかったこともなく、逆に関係を断って脅されたことがあるほどです」と柳原会長。

 また、柳原会長が2009年に同協会に加盟する際の保証人が松尾会長であったことも明かし、「暴力団関係者であればそもそも松尾会長が推薦人であることがおかしい」としていた。

 このリング外バトルは、小川清明裁判官が「原告が暴力団関係者として内情を詳しく話したとの事実は認めることができない」として「元ヤクザとの発言は、聞き手に遵法精神の欠如を想起させる」「金貸しとの発言は無許可営業や高利貸しをイメージさせる」と違法性を認めた。

 この判決を受け、柳原会長は「元ヤクザというウソの中傷は論外でしたが、私は“金貸し”という言い方もひどいと思って裁判を起こしました。被告は『銀行も貸金業も同じ金融業だから中傷ではない』と主張していましたが、仮に私が元銀行員であれば『元ヤクザで銀行員だ』とは言わなかったはず。違法なことは一切せずに営んでいた過去の金融業を、まるで悪質な業者だったように言われたことは許せず、全面的に主張が通った当然の判決だと思います」と話した。10万円の支払いでは弁護士報酬など訴訟費用の方が高くつきそうだが、「これはお金の損得が重要なのではなく、間違っていないと思うことを貫く、正しい方が勝つんだという姿勢をジムのボクサーたちに伝えたかった」と話した。

 ただ、これで協会内バトルが解決したというわけではなさそうだ。裁判のきっかけになった西部協会の不正会計は現在まで解決しておらず、協会のトップは現在、元世界チャンピオンの平仲信明・平仲ボクシングスクールジム会長が引き継いではいるものの、1月の会合でその平仲氏が「過去は水に流す」とする採決を取ろうとしたことに、柳原会長らは猛反発。松尾会長らが「横領とかではなく、ただの記載ミス」とした説明にも納得できず、責任の所在をハッキリさせるよう執行部に強く求めている。

 こちらも下手をすれば法廷闘争となりかねない雲行きで、第2ラウンドが近いかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

九州プロボクシング界の闇……「元ヤクザ」発言訴訟は終わっても「不正会計問題」は泥沼化

 九州のプロボクシングジム会長から「元ヤクザだ」と虚偽の中傷を受けたとして、別のジム会長が慰謝料を求めていた裁判で、4月27日に福岡地裁が名誉棄損を認め、被告に10万円の支払いを命じた。

 訴えを起こしていたのは、福岡・北九州市の「YANAGIHARAボクシング&フィットネスジム」の柳原廣一会長で、昨年7月に行われた西部日本ボクシング協会の会合において、三松スポーツボクシングジムの松尾友徳会長から「元ヤクザ」とウソの暴言を浴びせられたとして、100万円の損害賠償を求めていた。

 西部協会は主に九州方面のジムが加盟しているプロボクシング組織で、問題の発言は協会内に起きた不正会計について、約30名のジム会長が協議していた中であった。不正問題の責任を問われて協会の事務局長を解任された松尾会長が、後任者らの選任を話し合う中で、名前の挙がった柳原会長について「元ヤクザとか金貸しだ」と言い放った。

 出席した別のジム会長によると「松尾さんを鋭く追及していたのが柳原さんだったので、その腹いせにも見えましたが、『柳原さんは元ヤクザだからダメだ』というような感じで言った」という。

 裁判の中で松尾会長は、柳原会長が暴力団の関係者であるかどうかは知らなかったが、前職が「金貸し」であり、暴力団組織「工藤会」にも詳しい話をしていたからという理由で、「真実であると信じる相当の理由があった」と主張。

 しかし、柳原会長は「松尾会長からしつこく工藤会について聞かれ、知っていたことを答えたことはあっても、自分が関係者だと言ったことはありません。前職が金融業であったことから、元ヤクザだという偏見を植え付けられた」と反論。前職については「福岡県知事登録の正規の金融業で、まして闇金などでもなかった。暴力団と親しかったこともなく、逆に関係を断って脅されたことがあるほどです」と柳原会長。

 また、柳原会長が2009年に同協会に加盟する際の保証人が松尾会長であったことも明かし、「暴力団関係者であればそもそも松尾会長が推薦人であることがおかしい」としていた。

 このリング外バトルは、小川清明裁判官が「原告が暴力団関係者として内情を詳しく話したとの事実は認めることができない」として「元ヤクザとの発言は、聞き手に遵法精神の欠如を想起させる」「金貸しとの発言は無許可営業や高利貸しをイメージさせる」と違法性を認めた。

 この判決を受け、柳原会長は「元ヤクザというウソの中傷は論外でしたが、私は“金貸し”という言い方もひどいと思って裁判を起こしました。被告は『銀行も貸金業も同じ金融業だから中傷ではない』と主張していましたが、仮に私が元銀行員であれば『元ヤクザで銀行員だ』とは言わなかったはず。違法なことは一切せずに営んでいた過去の金融業を、まるで悪質な業者だったように言われたことは許せず、全面的に主張が通った当然の判決だと思います」と話した。10万円の支払いでは弁護士報酬など訴訟費用の方が高くつきそうだが、「これはお金の損得が重要なのではなく、間違っていないと思うことを貫く、正しい方が勝つんだという姿勢をジムのボクサーたちに伝えたかった」と話した。

 ただ、これで協会内バトルが解決したというわけではなさそうだ。裁判のきっかけになった西部協会の不正会計は現在まで解決しておらず、協会のトップは現在、元世界チャンピオンの平仲信明・平仲ボクシングスクールジム会長が引き継いではいるものの、1月の会合でその平仲氏が「過去は水に流す」とする採決を取ろうとしたことに、柳原会長らは猛反発。松尾会長らが「横領とかではなく、ただの記載ミス」とした説明にも納得できず、責任の所在をハッキリさせるよう執行部に強く求めている。

 こちらも下手をすれば法廷闘争となりかねない雲行きで、第2ラウンドが近いかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

“超攻撃的格闘兄弟”朝倉未来・朝倉海が語る「アウトサイダー出身」という矜持

 イケイケのファイトスタイルで人気を集める総合格闘家の「朝倉兄弟」が、その真価を問われる戦いに臨む。まずは『THE OUTSIDER(以下、アウトサイダー)』を卒業したばかりの兄・朝倉未来(25)が4月28日(土)、後楽園ホールにて開催される『DEEP83 IMPACT』で、豊富なプロ経験を持つCORO(29)と対戦。続けざまに弟・朝倉海(24)も5月6日(日)、マリンメッセ福岡にて行われる『RIZIN.10』で、“アンゴラの暴走王”ことマネル・ケイプ(24)と拳を交える。ゴールデンウィークの幕開けとフィナーレを飾る注目の2戦。出陣を目前に控えた兄弟に話を聞いた。

――まずはお兄さん、アウトサイダー卒業おめでとうございます。

朝倉未来(以下、未来) ああ、どうも(ニコリともせず)。

――アウトサイダーでのやり残しはないですか?

未来 ないですね。最後(3月11日)にやる予定だった試合が、俺のケガが原因で流れてしまったのは残念だし、相手にも申し訳ないことをしたと思っていますけど、実力的にはもう、アウトサイダーには敵がいない状態だったので。

――アウトサイダーの前田日明代表から、はなむけの言葉はありましたか?

未来 「他の団体に出るにしても、変な使われ方をするなよ」と言われました。1週間前のオファーとかは断れ、ってことだと思います。

――現在、ヒザのケガは完治しましたか?

未来 はい、大丈夫です。

――格闘技に専念するために、昨夏、弟さんと共に愛知の豊橋から上京したそうですが、東京での生活には慣れましたか?

未来 仕事(所属ジムでのトレーナー業務)か練習しかしていないし、行動範囲も出稽古先と職場と家の往復に限られているから、東京に慣れたわけじゃないけど、この生活には慣れました。愛知時代は1日2時間しか練習できなかったけど、今は職場でも練習をできるので、格闘技漬けの毎日ですね。こっちは練習相手が多いし、トッププロの選手たちから技術を学べる機会も多いので、成長度が全然違います。打撃、寝技、レスリング、体力、そのすべてが上京してから格段に向上しました。

――次戦『DEEP83 IMPACT』への出場が決まる過程を、Twitter上でほぼリアルタイムで見ていたのですが、ああいうオファーの形も現代的で面白いですね。未来選手が「アウトサイダーを卒業した。早く実力を試したい。オファーがあれば最速で闘う」とツイートした直後に、DEEPの佐伯繁代表が「オファーをしたいです」とリプライ。CORO選手が続けざまに「俺とやろうよ!」とリプライし、トントン拍子で話がまとまったという。

未来 そういうのも、いいんじゃないですかね。簡単に試合を決められるのを見ていれば、他の選手の参戦意欲も高まるし、ファンも盛り上がりますから。

――『DEEP』の佐伯代表とは、それ以前に面識はあったのですか?

未来 いや、ないです。でも『DEEP』じゃないにしても、どこからか必ずオファーは来るだろうと思っていました。アウトサイダーは良くも悪くも知名度があるので、そこで俺がベルトを2つ獲ったということは、格闘技をやっている人ならだいたい知っているでしょうから。イロモノ扱いされているのか実力を買われているのかは正直どっちでもよくて、与えられた場で、きっちり勝ち続ければいいと思っています。

――CORO選手との面識は?

未来 ないです。でも最速でオファーしてくれたので、こっちも即答でOKしました。相手は誰でもよかったので。

――「1Rで終わります」とTwitterで宣言しましたが、その根拠は?

未来 決定力があるのが俺の持ち味ですし、試合が決まってから対戦相手の試合動画を見て、「行けるな」と客観的に思ったから、そう書いたまでです。

――CORO選手は『パンクラス』で20試合以上戦ってきた経験豊富なファイターですが、怖さは感じませんか?

未来 過去の戦績は、全然関係ないと思っています。今の俺には負ける要素がない。それだけのことです。

――相変わらず強気ですね。では、ここからは弟さんにお話をお伺いします。昨年末の『RIZIN』デビュー戦で見事、才賀紀左衛門選手を派手なTKOで下しましたが、その試合を振り返ってみて思うことは?

朝倉海(以下、海) 勝てたことはよかったし、KOシーンもまあ気持ちよかったんですけど、力を出しきれなかった部分もありました。緊張感は全然なかったけど、倒そう倒そうという気持ちが強すぎて、大振りになっちゃったのが反省点ですね。最後も、もっとコンパクトに行ければ、一番よかったんですけどね。

――セコンドにいたお兄さんは、弟さんの戦いぶりをみてどう思いましたか?

未来 動きが悪いな、力んでいるな、本来ならここまで手こずる相手じゃないのにな、と思いました。あと、弟も俺もこっちに来て一番成長したのはレスリング力で特にテイクダウンディフェンスなんですが、試合の展開上、それを見せられなかったな、とも思いました。紀左衛門選手みたいなストライカーじゃなく、グラップラーとぶつかれば、俺らの成長ぶりが一番よくわかると思います。

――海選手は、初体験の『RIZIN』の舞台をどう感じましたか?

 会場も大きいしお客さんの反応もいいから、テンションが上がりましたね。一発パンチが当たっただけで客席が盛り上がっているのが試合をしながらわかったので、やりながら楽しくなっちゃいました。

――試合後の周囲の反響は?

 地上波で放送されたし、あれだけ派手にKOしたので、翌日街を歩いたらいろんな人から声をかけられるのかと思っていたんですが、そこまでの反響はなかったですね(笑)。俺の求めているところにはまだ達していないな、もっと勝ちを重ねて知名度を上げないとな、と思いました。でも、嬉しいこともあったんですよ。

――それは何でしょう?

 俺、AK-69さんというアーティストが高校時代から好きで、「Forever Young」という曲を入場曲として使わせてもらっているんですけど、年末の『RIZIN』をAK-69さんが見てくださって、SNSで試合のことを書いてくれて、ご飯にも連れていってもらえたんですよ。すごく優しくて話も面白い方で、最高に幸せな時間を過ごすことができました。

――連勝してさらに幸せになってもらいたところですが、次戦の相手は、暴れん坊のマネル・ケイプ選手。海選手の敗戦を予想する声も多いです。

 俺が負けると思っている連中を驚かせてやるのが、今から楽しみです。ケイプは今、『RIZIN』で一番注目されている外国人ですし、トーナメントで実力も証明されている選手なので、俺にとってはビッグチャンスです。ここで勝てば、一気に名前を売ることができますから。

――ケイプ選手は記者会見の段階から絡みついてきそうですが、大丈夫ですか?(笑)

 ああいうイケイケの奴はアウトサイダーで慣れっこだし、煽れば煽るほど試合が面白くなるからいいんですけど、「調子に乗りすぎだな」とも思いますので、試合でブン殴って黙らせてやります。俺はバチバチに殴り合うのが大好きなので、ああいうタイプとは絶対に噛み合う。ケンカするつもりでブッ倒してやりますよ。

――外国人との試合経験は?

 韓国や中国の選手とはありますけど、黒人の選手と試合をするのは初めてですね。でもパワーや身体能力に関しても、俺は全然負けていません。今回、自分のベスト体重よりちょっと重たい階級でやるので、まずは体づくりから始めました。パワーも付け足し、試合映像も研究して、兄貴からもいろいろ分析してもらって戦略を立てているので大丈夫です。

――お兄さんの分析を、言える範囲で教えてください。

未来 ケイプは打撃を見る目はいいけど、攻撃面はあまり優れていないんじゃないかな。あと、寝技になったら、上からの攻撃が有効そう。その2つを突けば、いいんじゃないかと思います。

――わかりました。ところで、元ヤンキーで、人に愛想を振りまくのが苦手そうなお兄さんが現在、トレーナーとして接客業をやっていることが信じられないのですが(笑)。

未来 昔の俺を知る人からは「最近、優しくなったね」と言われますよ。接客業を始めたおかげで、ちょっとは丸くなったのかも。「優しくなっちゃって大丈夫?」と格闘技の面で心配されることもあるけど、本質的には何も変わっていないので、接客中と試合中とでメリハリをつければいいと思っています。

――弟さんの東京での生活ぶりは前回のインタビューでお聞きしたので割愛しますが、お兄さんの東京生活はいかがでしょう?

未来 豊橋にいるときは海とか星とかが好きでよく見にいっていたんですけど、東京ではそれができないことと、車社会じゃないことに、最初はちょっと戸惑いました。最近は月曜から土曜まで働きながらみっちり練習をして、日曜は疲れが溜まっているので、本を読んだりDVDを見たりしながら過ごしています。こっちに来て全然遊んでいないですけど、別に遊びに来ているわけじゃないので不満はないです。あと、東京に来て驚いたのは、「ヤンキー率の低さ」ですね。豊橋では街角でケンカを売られたりすることがたまにあったんですが、こっちに来てからは全然そういうことがないですから。

――東京は格闘家のレベルが高いとおっしゃっていましたが、女性のレベルはいかがでしょう?

未来 全然、見ていないですね。あまり興味がないので。

――失礼しました。弟さんはいかがでしょう?

 きれいな人が多いですね(笑)。

――おふたりはキャラクターこそ違いますが、「攻撃的なファイトスタイル」は共通しています。それぞれの闘争心の源は何なのでしょう?

未来 俺はもともと刺激中毒な部分があるんですよ。スリルを感じないと人生に面白みを感じないので、定期的に合法的な試合で刺激を感じることが俺の生きがいになっています。おまけにお金までもらえるわけですから、格闘家は天職だと思っています。

 俺の場合は、愛知から大勢応援に来てくれる友達に勝った姿を見せたい、というのがモチベーションになっています。あとは、アウトサイダー出身ってことでナメられることも多いので、それを見返してやりたいというのも大きな原動力ですね。

――格闘家としてのポリシーを教えてください。

未来 俺は現実主義者なので、神頼みとかは一切しません。実現させるために必要なことを、現実的に考えてやるだけ。あとは「お客さんを楽しませる試合をする」ということをプロとして常々考えています。

 「お客さんを楽しませる」というのは兄貴と同意見ですね。あと俺が大事にしているのは、「言ったことは絶対に実現させる」ということでしょうか。アウトサイダー時代に「チャンピンになる」と言って実現させて、「アウトサイダーから『RIZIN』に出る」と言って、周囲の協力を得ながらではありますが、『RIZIN』にとたどりつくことができた。今まで言ったことをほぼすべて実現させてきたので、これからも有言実行でいきたいですね。

――最後に次戦への抱負と、ファンへの呼びかけをお願いします。

未来 次の『DEEP』の試合は、日本のプロ選手と戦う初めての機会です。俺の実力を証明できる舞台なので楽しみにしてほしいのと、これから兄弟揃ってどんどん活躍していくので注目してほしいです。俺も将来的には『RIZIN』に出たいと思っています。兄弟で出れば興行的にも盛り上がるでしょうから。

 『RIZIN』は日本の大会なので、やっぱり日本人が勝って盛り上げなきゃいけないと思っています。絶対に俺が勝つし、派手なKOをするので、できれば会場まで応援に来てほしいですね。
(取材・文=岡林敬太)

朝倉未来の出場大会
【名称】DEEP83 IMPACT
【日時】2018年4月28日(土) 17:30開場/18:00開始
【会場】後楽園ホール
【チケット】
VIP席:16,000円(残りわずか)
SRS席:10,000円(SOLD OUT)
A席:8,000円
B席:6,500円(SOLD OUT)
【チケットに関するお問い合わせ】
株式会社IACEトラベル チケットデスク
TEL:03-6892-7080(営業時間:平日9:30~18:00)
E-Mail:houjin3@iace.co.jp

朝倉海の出場大会
【名称】RIZIN.10
【日時】2018年5月6日(日)13:30開場/14:30開始
【会場】マリンメッセ福岡
【チケット】
VIP席:100,000円(特典付)
SRS席:20,000円
S席:10,000円
A席:6,000円
朝倉海の応援シート(10,000円・特典付)購入は下記をクリック
http://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1811884&rlsCd=003
【チケットに関するお問い合わせ】
キョードー西日本 TEL:092-714-0159

比嘉大吾の体重超過「陣営のミス」発言の高田延彦に“特大ブーメラン”!「おまえが言うか!」の大合唱に

 元プロレスラーの高田延彦に「おまえが言うか!」のツッコミが飛んでいる。

 4月15日に横浜アリーナで開催されたボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチで、チャンピオンの比嘉大吾が体重オーバーの計量失格で王座を剥奪された件について、ネット番組で「一言で言うと陣営のミス」と断じたからだ。

 比嘉は試合前日の計量でリミットより900グラム超過し、2時間以内なら何度でも再計量できる猶予が与えられたが、これを放棄してギブアップ。王座を剥奪された状態で翌日の試合に出高田延彦場したものの、動きの悪いままTKO負けした。

 これに高田は「戦うファイターを1から10まで管理しているのは陣営。適正体重もわかっているはず。無理な減量ではなく、適正体重で試合ができるように管理・徹底することが大事」と批判した。

「陣営」というのは比嘉が所属し、元世界チャンピオンの具志堅用高が会長を務める白井・具志堅スポーツジムのことだ。

 しかし、高田が統括本部長を務める総合格闘技イベント「RIZIN」では、そんな比嘉の失態がかわいらしく思えるほどの計量オーバーが続発していた過去があり、ファンからは「ずさんの極みであるRIZINの高田に言われたくない」という声が“ブーメラン”になって返ってきているのだ。

「自分の団体を棚に上げてよく言うわ」

「これほど『おまえが言うか』という言葉に見合ったものはない」

 ネット上でこんな声が飛んだのも無理もない。「RIZIN」では昨年12月、女子プロレスラーの神取忍と95キロ契約で試合をする予定だったブラジル人格闘家のギャビ・ガルシアが、12.7キロものオーバーをやらかしている。これにはイベント実行委員長の榊原信行氏が「競技として成立しない。この体重差ではやらせられません」と試合を中止したが、そもそも神取は70キロ程度しかない選手で、20キロ以上も重い95キロ契約での試合自体が「適正体重」ではなかった。

 しかし、当時の高田はガルシアの陣営を批判するでもなく「ギャビにはガッカリした、多くの人を裏切った」と選手当人を批判していたのである。それが今回は一転、ネット番組で比嘉本人を「一番の犠牲者」と言っているのだ。

 さらに高田は、問題のガルシアについて試合当日、リング上で「ひとつの仕事の放棄で、契約を破ったという重大な過失」と非難した上で、神取に「やれんのか!」と後日の対戦を促す始末。神取がこれを了承すると、涙ぐむガルシアを横目に、高田は「人間、誰でも失敗あるから、これだけ反省してることは、みなさんに伝わってると思う。もう1回チャンスを与えましょう!」と叫んだ。なんのことはない、この先に組みたい試合の宣伝に利用しただけだった。当時の場内からはその瞬間、「ええ~?」と疑問の声も大きく上がっていた。

 これにはボクシング関係者も意見する。

「比嘉は試合数日前、減量があと3キロという時点でも、すでに記者や関係者が『パスできないのでは?』とささやいていました。RIZINについてはよく知りませんが、12キロもオーバーしていたら、どう考えてもまったく減量をしていないわけだから、顔や体を見ればすぐわかること。計量以前に、来日時に試合ができないことは判明していたと思います。それを知りながらギリギリで中止になったように演出したんでしょうね」

 高田のおかしな言動は、それ以前のものでも指摘できる。昨年10月にRENAと対戦した女子選手のアンディ・ウィンが計量オーバーした際は、「責任を持って必ず試合は実現させます! いまは(どうするか)ノーアイデアですが」と無責任な発言をし、実際に試合は無条件に行われた。

 15年末には12キロもオーバーしていたイギリス人選手ジェームズ・トンプソンに試合させておきながら、テレビ実況で「良い体に仕上げてきましたね~」と発言していたのである。

 そんな高田についてはRIZINに選手を送り出している総合格闘技チームのメンバーも苦言を呈している。

「高田さんは真剣勝負ではないプロレスの世界から来た人で、いまだ格闘競技をスポーツとして見られていないようで、基本的な見識がないですよ。たとえば計量当日、10キロ以上も減量して苦しい選手がたくさんいる中で、定刻を過ぎているのに、長々とマスコミの前で挨拶していました。これは格闘技の世界だったらあり得ない話。イベントに関わっていても、興行面、演出面だけで、競技運営をちゃんと学んでないのだと思います。試合前にすれ違った若い選手に偉そうにアドバイスすることもあるんですが、その中身はまるで的外れ。関係者の間では『あの人はタレントだし』と冷笑されることも多いですよ」

 高田は過去のインタビューで、真剣勝負だという触れ込みで行っていた試合がすべて結果の決まっていた試合であったことをカミングアウトしたプロレスラー。かつて「PRIDE」で格闘技の試合も行ったが、結果は3勝6敗2分で、プロレス時代に「最強」を掲げていたことが嘘のような戦績。さらに、その勝利の一部には「八百長疑惑」までがささやかれたほど。

 そんな人物が正式なコミッションが存在するボクシング界に物言いしたことは、その内容が的確だったとしても説得力に欠けるというわけだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

比嘉大吾の体重超過「陣営のミス」発言の高田延彦に“特大ブーメラン”!「おまえが言うか!」の大合唱に

 元プロレスラーの高田延彦に「おまえが言うか!」のツッコミが飛んでいる。

 4月15日に横浜アリーナで開催されたボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチで、チャンピオンの比嘉大吾が体重オーバーの計量失格で王座を剥奪された件について、ネット番組で「一言で言うと陣営のミス」と断じたからだ。

 比嘉は試合前日の計量でリミットより900グラム超過し、2時間以内なら何度でも再計量できる猶予が与えられたが、これを放棄してギブアップ。王座を剥奪された状態で翌日の試合に出高田延彦場したものの、動きの悪いままTKO負けした。

 これに高田は「戦うファイターを1から10まで管理しているのは陣営。適正体重もわかっているはず。無理な減量ではなく、適正体重で試合ができるように管理・徹底することが大事」と批判した。

「陣営」というのは比嘉が所属し、元世界チャンピオンの具志堅用高が会長を務める白井・具志堅スポーツジムのことだ。

 しかし、高田が統括本部長を務める総合格闘技イベント「RIZIN」では、そんな比嘉の失態がかわいらしく思えるほどの計量オーバーが続発していた過去があり、ファンからは「ずさんの極みであるRIZINの高田に言われたくない」という声が“ブーメラン”になって返ってきているのだ。

「自分の団体を棚に上げてよく言うわ」

「これほど『おまえが言うか』という言葉に見合ったものはない」

 ネット上でこんな声が飛んだのも無理もない。「RIZIN」では昨年12月、女子プロレスラーの神取忍と95キロ契約で試合をする予定だったブラジル人格闘家のギャビ・ガルシアが、12.7キロものオーバーをやらかしている。これにはイベント実行委員長の榊原信行氏が「競技として成立しない。この体重差ではやらせられません」と試合を中止したが、そもそも神取は70キロ程度しかない選手で、20キロ以上も重い95キロ契約での試合自体が「適正体重」ではなかった。

 しかし、当時の高田はガルシアの陣営を批判するでもなく「ギャビにはガッカリした、多くの人を裏切った」と選手当人を批判していたのである。それが今回は一転、ネット番組で比嘉本人を「一番の犠牲者」と言っているのだ。

 さらに高田は、問題のガルシアについて試合当日、リング上で「ひとつの仕事の放棄で、契約を破ったという重大な過失」と非難した上で、神取に「やれんのか!」と後日の対戦を促す始末。神取がこれを了承すると、涙ぐむガルシアを横目に、高田は「人間、誰でも失敗あるから、これだけ反省してることは、みなさんに伝わってると思う。もう1回チャンスを与えましょう!」と叫んだ。なんのことはない、この先に組みたい試合の宣伝に利用しただけだった。当時の場内からはその瞬間、「ええ~?」と疑問の声も大きく上がっていた。

 これにはボクシング関係者も意見する。

「比嘉は試合数日前、減量があと3キロという時点でも、すでに記者や関係者が『パスできないのでは?』とささやいていました。RIZINについてはよく知りませんが、12キロもオーバーしていたら、どう考えてもまったく減量をしていないわけだから、顔や体を見ればすぐわかること。計量以前に、来日時に試合ができないことは判明していたと思います。それを知りながらギリギリで中止になったように演出したんでしょうね」

 高田のおかしな言動は、それ以前のものでも指摘できる。昨年10月にRENAと対戦した女子選手のアンディ・ウィンが計量オーバーした際は、「責任を持って必ず試合は実現させます! いまは(どうするか)ノーアイデアですが」と無責任な発言をし、実際に試合は無条件に行われた。

 15年末には12キロもオーバーしていたイギリス人選手ジェームズ・トンプソンに試合させておきながら、テレビ実況で「良い体に仕上げてきましたね~」と発言していたのである。

 そんな高田についてはRIZINに選手を送り出している総合格闘技チームのメンバーも苦言を呈している。

「高田さんは真剣勝負ではないプロレスの世界から来た人で、いまだ格闘競技をスポーツとして見られていないようで、基本的な見識がないですよ。たとえば計量当日、10キロ以上も減量して苦しい選手がたくさんいる中で、定刻を過ぎているのに、長々とマスコミの前で挨拶していました。これは格闘技の世界だったらあり得ない話。イベントに関わっていても、興行面、演出面だけで、競技運営をちゃんと学んでないのだと思います。試合前にすれ違った若い選手に偉そうにアドバイスすることもあるんですが、その中身はまるで的外れ。関係者の間では『あの人はタレントだし』と冷笑されることも多いですよ」

 高田は過去のインタビューで、真剣勝負だという触れ込みで行っていた試合がすべて結果の決まっていた試合であったことをカミングアウトしたプロレスラー。かつて「PRIDE」で格闘技の試合も行ったが、結果は3勝6敗2分で、プロレス時代に「最強」を掲げていたことが嘘のような戦績。さらに、その勝利の一部には「八百長疑惑」までがささやかれたほど。

 そんな人物が正式なコミッションが存在するボクシング界に物言いしたことは、その内容が的確だったとしても説得力に欠けるというわけだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

レスリング問題“完全擁護”の谷岡郁子学長、柔道・相撲の問題を猛批判していた議員時代

 女子レスリングのパワハラ問題で「私の怒りは沸点に達した」と記者会見で問題を否定していた、至学館大学の谷岡郁子学長の言動に、再び注目が集まっている。フジテレビの情報番組の取材者にケガを負わされたとして、愛知県警に被害届を出したからだ。

 問題を追及するメディアに対して敵意むき出しの彼女だが、実は国会議員時代は、その真逆の姿勢だったことで知られる。

 2013年、柔道で指導者による女子選手への体罰問題が起きたとき、谷岡学長は当時、戒告処分を受けた全日本柔道連盟の園田隆二監督について、Twitterで「明らかに甘いと考えます。選手たちが実名入り文書で告発するということは、よほどのことです。選手生命が断たれることを覚悟しなければできることではありません」「弱い立場で声を上げられない人々の現状は、福一の作業員も女子柔道のアスリートたちも同じなのですね」と発信し、メディアの追及についても「メディアが取り上げるから問題が明るみに出る一方、メディアのバッシングによって、元々の加害者が被害者意識をもってしまい、それが根本的な解決を避ける言い訳になりがちだということです」とまで言っていたのである。

 そんな谷岡氏が、当事者となったレスリングの問題では声を上げた弱い立場の側を批判しているわけだ。

 谷岡学長は4月8日、名古屋市内の自宅マンションを訪れた番組ディレクターに腕をつかまれ軽いケガをしたと主張し、診断書とともに愛知県警に被害届を出したと伝えられるが、当該番組『とくダネ!』は同12日、番組内で取材時の映像を公開し、取材者が学長の体に接触すらしていないと反論した。

 もし実際にはなかった被害を装ったとすれば、教育者の立場を問われることになりかねない話だ。

 パワハラ問題についても、調査結果を待たずして全面否定していたことが、世間やメディアから猛バッシングを浴びた谷岡学長は、「わけのわからない風評被害」とまで言って被害者意識を強く示したが、第三者機関の調査ではパワハラが認定され、この問題の当事者、栄和人氏は強化本部長を辞任してしまった。

 栄監督については、谷岡学長は過去、Twitterで「指導者としての最高峰」とべた褒め。「選手の緊張を解くために手品を覚えたり、選手寮の大工仕事までやって面倒をみたり、すごい努力をしています」としていた。それは事実かもしれないが、だからといって今回の問題を否定する理由にはならない。

 谷岡学長は07年の参院選で民主党の“小沢ガールズ”として立候補して初当選した元国会議員。12年に離党し「原発ゼロ」を掲げて「みどりの風」を結成して代表となったが、13年の選挙では比例区から立候補するが落選し、政界引退を表明していた。

「その議員時代の姿勢も、今とは真逆」と政治記者。

「民主党時代、党内でパワハラ・セクハラ問題が起きたとき、みんな公平に処分しろと言っていたのが他でもない谷岡さん。政調会長代行だった仙谷由人が女性記者にセクハラしたと報じられ、仙谷さんは週刊誌を名誉棄損で訴えたんですが結果は敗訴。逆に裁判長から『事実だ』と判断されたんです。これに噛みついたのが当時の谷岡さんで、『公党の恥さらし』とまで言って、処分を求めました。当時の民主党は造反議員が続出中で、離脱者を処分をする方針だったのですが、『一般議員を懲罰振りかざして脅すようなパワハラの前に幹部の裁判所が認定したセクハラを厳しく処分するべき』、『公平で一貫性ある処分にしないと党はまとまりません』と言っていたんです」(同)

 今回のレスリング問題に対する谷岡学長の対応は、セクハラ議員の処分までの動きが鈍かった民主党執行部の方に重なるものだろう。彼女は10年には、大相撲についても「相撲協会は『伝統』の名を盾に、体質の改善を怠ってきたのも事実」と組織の在り方を批判していたが、いま過去の自分の発言を見返して何か思うところはあるだろうか。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

村田諒太は「実質5~7位程度」!? フジテレビによる“飼い殺し状態”の初防衛戦に意味はあるのか

 プロボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太の世界初防衛戦が15日、神奈川・横浜アリーナで行われる。相手は38歳でイタリア出身のエマヌエーレ・ブランダムラ。同級8位と伝えられるが、世界的には無名の選手だ。

 竹原慎二氏以来、国内2人目の世界ミドル級王者、さらに初防衛を果たせば国内選手としては史上初の偉業となるが、ボクシング界は意外なほど盛り上がっていないようだ。

「試合2日前の13日昼の段階で、チケットは大量に売れ残っている。1万5,000人を収容する横浜アリーナとはいえ、これは寂しい状況です。しかも、ボクシングのチケットは人気カードであれば、高額なリングサイド席から埋まっていくのが通例なんです。今回、売り切れているのは、もっとも安いE席だけ。もともと数の少ないリングサイドが余っているのが、このカードの注目度の低さを物語っていますよ」(スポーツ紙記者)

 村田といえば、昨年10月にハッサン・ヌジカム(フランス)を下してベルトを獲得した際にリング上で名指しで謝辞を述べたことからもわかる通り、フジテレビと電通の全面的なバックアップを受けてキャリアを積み重ねてきた。この春にはフジテレビの「改編キャンペーン」のイメージキャラクターを務めるなど、人気・知名度とも近年では屈指の選手である。

 その村田の初防衛戦に、なぜ注目が集まらないのだろうか。

「単純に、村田は世界王者のベルトこそ持っているものの、ボクシングファンは誰も“世界最強”だと認めていないからです。現在、日本で認定されている世界タイトルは、WBA、WBC、IBF、WBOの4団体。それぞれに世界王者がいる上、村田の保持しているWBAタイトルは、さらに上位に『スーパー王者』として、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)を認定している。客観的に見て、村田の今の実績なら、世界ミドル級の中での評価は5~7位くらいが妥当なところ。相手のブランダムラは20~30位前後ではないでしょうか?」(同)

 どうやら、実質5位と20位で「世界タイトルマッチ」を争うというのが、プロボクシング界の現実のようだ。今回の防衛戦、村田は勝利しても世界的な評価は上がらず、万が一負けるようなことがあれば、キャリアが終わってしまうかもしれない。興行主とテレビ局、広告関係者にとって、目先の利益を生む国内開催はメリットがあるが、国際的な評価を求める選手側にはハイリスク・ノーリターンでしかないということか。

「もちろん、村田は優れた選手である上、自身が生粋のボクシングファンですから、自らの置かれた現状をよく理解しています。上位選手、有名選手との対戦を誰よりも強く望んでいるのも、村田自身でしょう。しかし、この初防衛戦をクリアした後も、しばらく足踏みをしそうな状況なんです」(同)

 次戦は夏~秋、アメリカでの試合が内定しているという村田だが、相手は同13位のエスキバ・ファルカン(ブラジル)になる見込み。ロンドン五輪の決勝で戦った“ライバル”であり話題性は十分だが、ファルカンもまたプロでの実績に乏しく、勝ったところで評価が上がる相手ではない。

 ミドル級は現在、5日5日に“頂上決戦”として予定されていたゴロフキンとサウル・アルバレス(メキシコ)の試合が、アルバレスのドーピング違反で中止となったことで混迷期に突入した。つまり、強い王者が対戦相手を探さなければならないという状況に陥るのだ。

 トップ選手となれば1試合で数十億円が動くプロボクシングの世界だが、村田ももう32歳。一刻も早くこのフジテレビと電通による“飼い殺し状態”を脱却し、本場アメリカでビッグマネーをつかみ取ってほしいところだ。

亀田興毅“電撃復帰”の「抜け道」に、ボクシング界が大騒ぎ! 50歳の復帰希望者も……

 5月に1試合限定の現役復帰戦を行うと発表した亀田興毅(31=協栄)が、その相手として約5年前に引退していた40歳の元世界王者、ポンサクレック(タイ)を指名したことで、業界内が騒然としている。その余波で、この話を聞いて、ある50代の元日本チャンピオンが「自分も近く試合申請したい」と復帰に意欲を見せているという。

 ポンサクレックは、かつて亀田や内藤大助に勝っている名チャンピオンだが、2013年8月の試合を最後に引退し、シンガポールの総合格闘技ジムでコーチを務めていた。日本ボクシングコミッション(JBC)の定めるボクサーライセンスは、定年となる37歳以上の選手復帰に関して、「最終試合から3年以内」とされており、ポンサクレックは、この条件を満たしていなかった。そこで亀田サイドが仕掛けたのが、取ってつけたような復帰戦だった。4月8日、ポンサクレックに規制の緩いタイで試合を行わせ、条件クリアしようとしたのだ。

 これがまかり通るとなると、その悪影響は大きく、すでに全国にいる高齢の元ボクサーたちが、この話に色めき立っている。前出の50代の元日本チャンピオンは現在指導者だが、長く現役に未練を持ち続け、過去に何度もJBCにライセンス申請の相談をしてきたという。

「そのたびに却下されたけど、タイで1試合すれば“3年ブランク条件”がクリアされるなら、すぐにでもタイに行くよ。亀田のやり方は嫌いだけど、JBCがそれでOKを出すなら真似させてもらう」

 さらに別の50代元ヘビー級ボクサーも同様だ。10年以上も試合をしていないが「海外で復帰すればいいなら、渡航のために金をためる」と話している。

「数年前にオーストラリアで試合をする話があって、主催者が渡航費も出してくれるというから張り切っていたんだけど、要請を受けて自分の試合ビデオを送ったらキャンセルされちゃった。タイではプロモーターが渡航費を払ってくれないらしいけど、ノーギャラでもいいなら試合を組んでくれるとか。日本のリングで引退試合をするのが夢だから、ぜひそうしたい」

 タイでは過去、元世界王者の辰吉丈一郎が、日本国内ライセンス失効後に試合を行ったことがある。しかし、「この手法で日本での試合を許せば、安全基準は崩壊する」と都内ジム会長は話す。

「ネット上では、多くの人々がこの抜け道におかしいと言っているから、こんなこと許せば『ボクシングの試合運営はずさんだ』と世間に広めるようなもの。昔、亀田が戦績を詐称させたタイ人ボクサーを使ったり、おかしなことを許してボクシングのイメージが下がったでしょ。いま村田諒太や井上尚弥の活躍でせっかく盛り上がっているのに、またあの暗黒時代に戻すのか」(同)

 最終的にその判断をするのはJBCだが、過去にも数々の問題行動で亀田兄弟とは何度もぶつかってきた組織。ポンサクレックの復帰を認めるか否かは、ある意味、JBCと亀田の“再戦”ともいえる話だ。

「過去の例で考えたら、却下すれば亀田側はムキになって抗議してくるはず。興毅は北村(晴男)弁護士と別件でJBCに裁判を起こしているから、そういう圧力も使ってくるかもしれない。でも、ここでボクシングを守らないと、めちゃくちゃになるよ」

 昨今、大相撲やレスリングでは組織の在り方に批判が集まったが、コミッションがしっかりしないことには競技は成り立たない。ボクシング界の権威を守れるかは、JBCの対応にかかっているといえそうだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

ボクシング元王者に“麻薬売買疑惑”浮上! 「ドーピングにも精通」「民泊に入り浸り、外国人と……」

 プロボクシングの元チャンピオンが、周囲から麻薬売買を疑われている。この元ボクサーは過去、仲間内でドーピング薬物を取り扱うなど危なっかしい行動で知られていたが、最近は勤務先を辞め、都内の民泊施設などを転々とする怪しい外国人たちと「事業をやっている」という。

 その中で、周囲に「密輸」をほのめかしたり、友人男性が麻薬事件で逮捕されたこともあって、本人にも疑いの目が向けられているのだ。

 外国人の出入りする民泊は犯罪の温床にもなっていて、先ごろ、都内の民泊施設でも覚せい剤の製造でアメリカ人の男が逮捕されたばかりだ。複数の民泊施設を拠点にし、「調味料」として覚せい剤の原料を密輸。逮捕時には78キロ(末端価格50億円相当)という大量の薬物が押収された。

 この事件を知ったボクシングジムのスタッフは、元ボクサーに連絡し「まさか、おまえの仕事仲間ではないだろうな?」と確認したところ、本人は笑って否定していたものの、外国人とやっているという事業の中身を聞いても答えなかったそうだ。

「彼は現役時代、パチンコ店に入り浸ってチンピラみたいな連中と仲良くなり、機器に誤作動を起こさせる道具を入手していたことがわかって、ジムの会長から大目玉を食らったことがあるんです。世界チャンピオンを目指せるほど素質があったのに、私生活の乱れが原因で大成しませんでした。引退後、知人から世話された就職先を転々としていて、最近は民泊に出入りする東南アジア系の連中と行動しているので、心配ですよ」(前出ジムスタッフ)

 この元ボクサーは、アジア地域のタイトルを獲得したことがある元チャンピオンだが、世間的には無名で、ボクシングの報酬で生計を立てられた時期はなかったという。

「日ごろから肉体美をかなり気にするナルシストで、筋肉増強剤とかドーピングの知識もかなりのもので、選手仲間からドーピング常用者とも見られてきたんです。ただ、日本では世界タイトルマッチでもない限り、ろくに検査などないので摘発はされませんからね。そういうスキルが犯罪に使われなきゃいいんですが……」(同)

 裏社会では、薬物製造はかなりの利益を出すことで知られ、そこに手を出すアウトローが絶えないのが現状。かつて全国に存在した危険ドラッグの販売店は2014年あたりから摘発が強まり、現在はほぼ全滅したが、その分だけ闇取引が横行中だ。

 元ボクサーに、そうした犯罪に手を出していないのか、電話取材したところ「麻薬なんか触ったこともないのに、僕はチャラいから誤解されやすい」と笑いながら否定した。ただ、「日本に来たフィリピンボクサーが香港の麻薬グループのメンバーなんで、そっちを調べた方がいい」など、誰も知らないような情報を明かしていた。彼が薬物製造に関わった証拠は何ひとつないが、関係者の心配は募るばかりだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ボクシング元王者に“麻薬売買疑惑”浮上! 「ドーピングにも精通」「民泊に入り浸り、外国人と……」

 プロボクシングの元チャンピオンが、周囲から麻薬売買を疑われている。この元ボクサーは過去、仲間内でドーピング薬物を取り扱うなど危なっかしい行動で知られていたが、最近は勤務先を辞め、都内の民泊施設などを転々とする怪しい外国人たちと「事業をやっている」という。

 その中で、周囲に「密輸」をほのめかしたり、友人男性が麻薬事件で逮捕されたこともあって、本人にも疑いの目が向けられているのだ。

 外国人の出入りする民泊は犯罪の温床にもなっていて、先ごろ、都内の民泊施設でも覚せい剤の製造でアメリカ人の男が逮捕されたばかりだ。複数の民泊施設を拠点にし、「調味料」として覚せい剤の原料を密輸。逮捕時には78キロ(末端価格50億円相当)という大量の薬物が押収された。

 この事件を知ったボクシングジムのスタッフは、元ボクサーに連絡し「まさか、おまえの仕事仲間ではないだろうな?」と確認したところ、本人は笑って否定していたものの、外国人とやっているという事業の中身を聞いても答えなかったそうだ。

「彼は現役時代、パチンコ店に入り浸ってチンピラみたいな連中と仲良くなり、機器に誤作動を起こさせる道具を入手していたことがわかって、ジムの会長から大目玉を食らったことがあるんです。世界チャンピオンを目指せるほど素質があったのに、私生活の乱れが原因で大成しませんでした。引退後、知人から世話された就職先を転々としていて、最近は民泊に出入りする東南アジア系の連中と行動しているので、心配ですよ」(前出ジムスタッフ)

 この元ボクサーは、アジア地域のタイトルを獲得したことがある元チャンピオンだが、世間的には無名で、ボクシングの報酬で生計を立てられた時期はなかったという。

「日ごろから肉体美をかなり気にするナルシストで、筋肉増強剤とかドーピングの知識もかなりのもので、選手仲間からドーピング常用者とも見られてきたんです。ただ、日本では世界タイトルマッチでもない限り、ろくに検査などないので摘発はされませんからね。そういうスキルが犯罪に使われなきゃいいんですが……」(同)

 裏社会では、薬物製造はかなりの利益を出すことで知られ、そこに手を出すアウトローが絶えないのが現状。かつて全国に存在した危険ドラッグの販売店は2014年あたりから摘発が強まり、現在はほぼ全滅したが、その分だけ闇取引が横行中だ。

 元ボクサーに、そうした犯罪に手を出していないのか、電話取材したところ「麻薬なんか触ったこともないのに、僕はチャラいから誤解されやすい」と笑いながら否定した。ただ、「日本に来たフィリピンボクサーが香港の麻薬グループのメンバーなんで、そっちを調べた方がいい」など、誰も知らないような情報を明かしていた。彼が薬物製造に関わった証拠は何ひとつないが、関係者の心配は募るばかりだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)