ボクシング井岡戦で挑戦者一行を激怒させた“Fカップマネジャー”セクハラ報道連発の裏事情とは

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『今をブレない。』(講談社)
「とても公平に報じると聞いていた日本のマスコミに、ガッカリしました」  プロボクシングの世界タイトルマッチで、挑戦者として来日したアルゼンチンの選手や関係者の一行が口にしていたのが、日本のスポーツ紙記者に対する不満だった。 「選手でもない人間の胸もとを盗撮して新聞に掲載して、本当にひどいと思いました」  通訳を介して聞こえてきた陣営の不満は、スポーツ紙が「推定Fカップの美人」と報じた27歳のマネジャー、ナタリア・リベロさんの扱いについてだ。  9月27日に大阪で行われたWBA世界フライ級タイトルマッチ、チャンピオンの井岡一翔と、挑戦者の同級10位・ロベルト・ドミンゴ・ソーサの試合では、戦前23日あたりからウェブ版も含めて掲載された、各紙の記事の見出しがやたらとナタリアさんについてのものだった。 「井岡に“ハニートラップ”の危機、会長『セコンドにつかれたらヤバイ』」(23日、サンケイスポーツ) 「井岡に“最胸の刺客”!F乳ハニートラップに会長KO寸前『汗かくわ』」(23日、同) 「井岡、悩殺刺客 ソーサ陣営に巨乳美女」(24日、デイリースポーツ) 「井岡陣営、F乳美人マネージャーに色々仕掛けられた!」(27日、同) 「井岡“ドキドキ計量”相手ソーサ美人マネに心拍数異変!?」(27日、スポーツニッポン) 「Fカップ・マネジャーのナタリアさん、大胆衣装も大差での敗戦にがっくり」(27日、スポーツ報知)  各紙が示し合わせたかのように「Fカップ」と胸のサイズを書き、その写真も大々的に掲載。スポーツ報知などは彼女が前かがみになったところを狙った“谷間ショット”も掲載していたが、ナタリアさんはタレントでもなんでもない一般人。父親がボクシングプロモーターであることからマネジャー業を行っているが、年末には母国で結婚を控えているだけに、日本の過熱報道には不快感を示したわけだ。  ただ、こうした記事を書いた記者のひとりに話を聞くと「そもそも挑戦者が格下すぎて、他に話題がなかったのが原因。これを煽ったのも井岡サイドだ」と反論した。 「挑戦者ソーサはもともと世界ランカーではなかったのに、井岡との試合が決まって世界ランクに入った急造ランカーで、どう見ても井岡の防衛は間違いなかったでしょ。そんな試合をどう煽れというの。そこで井岡の父親である、一法会長が『向こうのマネージャーが凄い美人や。色気でやられてしまうわ』って言い出して我々もネタにしただけ。Fカップと言い出したのは会長ではなく記者のひとりだったけどさ(笑)」  要するに、一般人女性の胸の谷間を載せて「Fカップ」と書き立てたボクシング記者たちは、勝敗の見えた試合の行方よりもこっちの方が気になっていたということか。実際、試合は井岡が余裕をもった試合運びを見せ一方的な展開で、ジャッジひとりがフルマークをつける大差の判定決着だった。 「試合後、記者のひとりが落ち込むナタリアさんをしつこく追って宿泊先まで行ったけど、さすがにアルゼンチン男性のスタッフに『やめろ』と一喝されたそうだよ(笑)。TBSの視聴率(関東平均10.8%)がいまいち伸びなかったらしいけど、美人マネジャーを特集していたら、あと3%は伸びたんじゃないの?」と前出記者。  ボクシングファンなら記者の追跡力を別の方向に生かしてほしかったと思うだろうが「美人○○」というカテゴリーが大好きなスポーツ紙に、そんな話は馬の耳に念仏か。

地下格闘技出身の「希望の星」渋谷莉孔の“ケンカ道”にアウトロー界からエール続々!

 “地下格の星”にエール続々!――地下格闘技から世界進出を果たした渋谷莉孔(30)が10月9日、マレーシア・クアラルンプールのスタジアム・プトラで開催されるアジア最大の総合格闘技イベント『ONE Championship』に再び参戦する。今年3月に同地で行われた海外デビュー戦では、敗れはしたもののチャンピオン相手に堂々たる戦いぶりを見せ、マレーシアの観衆から“出待ち”“おっかけ”をされるほど鮮烈な印象を残した渋谷。今回の対戦相手は、ストリートファイト経験が豊富なムエタイベースのフィリピン人だという。国境を越えたケンカ屋対決は、果たしてどんな展開になるのか? 決戦を目前に控えた渋谷にインタビューを行うとともに、地下格時代の仲間たちが寄せてくれた「渋谷への応援コメント」を紹介しよう。
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――海外2戦目が、ついに決まりましたね。今回はフライ級のノンタイトルマッチで、対戦相手はユージーン・トケーロという名のフィリピン人。通算成績は7勝1敗とのデータがあります。 渋谷 動画でトケーロの過去の試合をチェックしましたが、ムエタイ系のフィリピン人ですね。サウスポーで、体が柔らかくて、バネがあるタイプ。寝かされてもすぐ反発して起き上がってくる。パワー系じゃなくて、身体能力系ですね。格上ではないけど、安パイでもない。 ――渋谷選手自身も、サウスポーで体の柔らかい選手。また、トケーロ選手の紹介記事を読むと「ストリートファイトの経験が豊富」とあり、渋谷選手との共通点が何かと多いですね。 渋谷 いろんな意味で、似たタイプかも。 ――サウスポーとの試合経験は? 渋谷 ないっすね。いや、アマのとき、1回だけやったかな? とにかく、ほとんど経験がない。 ――やりづらさを感じますか? 渋谷 どこまでハングリーか、によりますね。あのへんの国のヤツらの怖いところって、ハングリーさじゃないですか。あとは、ヒジに要注意っすね。過去の動画を見ると、けっこうヒジ一発でKOしてる。ホント、ヒジの使い方が上手い。 ――渋谷選手自身は、ヒジ打ちは得意ですか? 渋谷 組んでからヒジを使うのは今のMMA(総合格闘技)では当たり前なんですけど、組んでない状態でヒジを当てる、ってのは不慣れ。それができるのはタイ人かフィリピン人だけ。ムエタイで育ってる選手のほうが断然上手いっすね。 ――それらこれらを踏まえて、今回はどのような戦い方を心がけますか? 渋谷 真っ向勝負をしつつも、上からスカすような、相手を小馬鹿にするようなテクニックを織り交ぜることになると思います。 ――前回のようにノーガード戦法を取り入れる可能性も? 渋谷 そればっかりはリングに立ってみないとわからない。当日の気分で決めますね。
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――減量は順調でしょうか? 渋谷 前回の試合後にいったん85kgまで増えたけど、今は67 kgだから、残り1カ月弱であと10 kg落とせばOK(規定体重は57.1 kg)。全然、余裕っすね。 ――3月のアドリアーノ・モラエス戦から半年ほど経ちましたが、その間、技術的な上積みは? 渋谷 レスリングも、打撃も、体力も、かなり上がったっすね。“たられば”の話になりますけど、3月に今のコンディションだったら、アドリーノに勝てたっすね。半年前の自分の試合動画を見て、ああ弱いな、って思う。半年前の自分とやったら楽勝だと思います。 ――コーチの大沢ケンジさんからの評価は? 渋谷 レスリングが特に伸びたと言ってくれます。これは前回の試合の反省点なんですけど、金網に押し込まれてる時間と寝かされてる時間が長かったから、判定で不利になった。今回はその時間を減らすため、休んでから返すんじゃなく、休む間もなく返せるぐらいの瞬発力、爆発力を発揮できるよう鍛えてます。 ――最近はどのような練習を? 渋谷 オリンピックチームとかと合同練習する機会が増えたんで、心肺機能も上がりましたね。もともとスタミナはあるほうですけど、もっと爆発力を高めたいってことで、ちょっと体を変えたんですよ。 ――試合まで残り1カ月を切りましたが、ここからの過ごし方は? 渋谷 ムエタイ対策をするか、体を作るかで迷ってます。たぶんもうすぐ、アジアのどこかに数週間行って、最終調整に入ると思います。 ――会場が前回と同じというのは、心理的にラクなのでは? 渋谷 味方も多いから気分的にラクだし、体重を落としやすいという利点もありますね。前回行ったときに落とす場所とか見つけてあるんで、アタフタする要素がないです。 ――今の気分は? 渋谷 初出場で0のものを1にするのは、空想の中での戦いも多くて暗中模索って感じだった。それに比べて、1から2とか3に展開するのはある程度内容がわかってるものに挑むんで、ラクっちゃラクなんですけど、そのぶん怖さもわかってるので緊張感はありますね。でも自分は緊張感があってもいい結果を残せるタイプなんで、問題ないです。 ――前回の試合に善戦したことで、周囲の反応は変わりましたか? 渋谷 だいぶ変わったっすね。スポンサーが集まりやすくなったし、選手としては「本番に強いんだな」っていう評価がさらにワンランク上がった感じ。逆にアドリアーノの評価は下がりまくったんじゃないですか。自分とやったヤツって、みんな評価が下がるんですよ。力を出せないから。 ――地下格時代はハイペースで試合をこなしていましたが、今は年間約2試合ペースで、試合日程や対戦相手も急に決まることが多いようですね。その度に大幅な減量をしながらコンディションを整えていく作業は、つらくないですか? 渋谷 つらくはないですね。試合が趣味ならバンバン出たいでしょうけど、趣味じゃなく、稼ぐためにやってるんで。練習でさんざん人をブッ飛ばしてるから、ストレスもないっすね(笑)。  本番でも相手をブッ飛ばし、今度こそ海外初勝利を掴んでほしいものである。
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アマチュア時代より一回り太くなった腕を組みながら、落ち着いた口調でインタビューに応じた渋谷。すっかりプロ格闘家の風格が漂っていた。
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■“元アウトローのカリスマ”瓜田純士(35)  よぅ、莉孔。今回の相手はフィリピン人か? だったらゴングが鳴る直前、相手と向き合ったときにマウスピースを外して、「今日はバロット食って来たか?」って英語で聞いてやれ。バロットってのは、ふ化直前のアヒルのタマゴを茹でたフィリピンの屋台料理。「庶民のバイアグラ」とも呼ばれ、フィリピン人なら誰もが知ってる精力剤だ。つまりさっきの言葉は、「ちゃんと角砂糖を舐めてきたか? 山登りはキツいぞ」「俺とやるんだったらしっかり精をつけておかないと、試合後に腰を振れなくなるぞ」みたいなニュアンスの、相手を貧弱扱いした挑発文句になる。この言葉を試合前にかまして、相手がカッカしてる間に打撃を入れて、ブッ倒してやれ。    勝ち負けにこだわらず全力を出し切って頑張って来い!……というエールはゴマンとあるだろうが、勝負は勝たなきゃ意味がないぜ。ルール上の勝ちなのか、自分の中での勝ちなのか、それはどっちでもいいから、とにかく勝って来い! 瓜田流に言うなら、試合に負けても名前を残せば勝ちだからな。相手や観客に対して見せ場という爪痕を残せば、それは勝ち。リングの上だから殺してもいいし、逃げてもいいし、相手の不戦勝にしてもいい。「相手に花を持たせてやった」っていう一言が勝ちになるかもしれないしな。まぁいろんな勝負のつけ方があるけど、とにかく勝って来い! 俺はお前の数段先を行ってるぞ。もっと死ぬ気で頑張って、しっかり俺について来い!  あと、その日を人生最後の日と思って戦えよ。お前は前回の試合に負けたあと、リングの上で「王者をここまで追い詰めたのは世界で俺だけ。俺はいつでもどこでもケンカできるから、また呼んでくれ!」みたいなことをマイクで叫んでたが、じゃあなんで目の前にまだ相手がいるのにハイキックを入れなかったんだ? なぜ試合後に相手に噛み付かなかったんだ? 「次に繋がる」とか言ってるうちは、まだまだひよっこだぜ。次は無いと思ったほうがいい。戦場にいる兵士は次のことなんて考えないだろ。次を考えてるうちは、次を考えてない相手に負けるぞ。  もし結果的に生きて日本に帰って来られたら、お前はラッキーだな。なんでかと言うと、10月30日に俺の新刊『國殺』が竹書房から発売されるからだ。死ぬのはそれを読んでからでも遅くない。わかったか莉孔? まぁいろいろ偉そうに言ったけど、俺はお前のことが好きだぜ!
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■“リアルプリズンブレイク”江田雄一(35)  何? シブリクがまた試合すんの? どこで? マレーシア? 遠いな(笑)。見に行けないよ。まぁでも一緒に練習して来た仲だから、「元アウトサイダーの意地を見せろ!」って応援しちゃうよね。俺? 相変わらずフラフラしてるよ。格闘技はまた気が向いたらやるかもな。

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■“闘える放送作家”大井洋一(38)  渋谷選手は僕よりだいぶ年下ですけど、アウトサイダーでは僕の先輩にあたります。最近ではいつも練習に誘っていただいて、技術的な指導もしてもらっています。間近で見ていて思いますが、渋谷選手は「センスの塊」ですね。吸収力が高く、気持ちが強く、進化のスピードがとにかく早い。次の試合は、あっさり勝ってほしいですね。ここで苦戦するレベルの人じゃないと思っています。僕も12月のアウトサイダーに出る予定。渋谷選手に負けじと頑張りたいと思います。
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2009年の対戦時。右が大山で、左が渋谷。
■“Asiato代表”大山勇樹(39)  自分は今から6年前にアウトサイダーで渋谷と試合をしたことがあって、そのときは判定で負けたんですが、正直彼の何が強いのか、いまだによくわからない(笑)。力があるわけでもないし、見た目もああいう感じじゃないですか。でもいざ試合をすると、不思議と結果を出せるヤツなんだよなぁ。今では渋谷のことを、一ファンとして応援していますよ。地下格ファイターの代表のつもりで、思い切り暴れてきてほしいですね。 ちなみに自分は今、『Asiato』というボランティア活動団体の代表をやっています。10月4日には新木場1stRINGでチャリティーファイトを行い、収益金を恵まれない子供たちのために寄付します。よかったらみなさん、見に来てください。
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■“池袋 弐双龍の龍帝”SHIN(32)  相手、ヒジ打ちが得意なの? じゃあヒジ折っちゃえばいいじゃん。そんで、噛み付いちゃえよ。噛み付きはダメなの? あっそう。でも余裕じゃない? 絶対勝つよね。グッチャグチャにしてほしいよね。日本ナメんなよ、って感じだよね。渋谷は昔、俺のことをブログで挑発してきたことがあって、「誰だお前? 殺すぞ!」って本気で思ってた時期もあったよ。でもいつの間にか親しくなって、今じゃ焼肉を一緒に食いに行く仲。こないだなんか、隣に並んで焼肉食って、一緒にかき氷食って、そのあと一緒にマッサージしに行ったもんね。端から見たら完全にゲイカップルだよね(笑)。ヤバいよね。最近は俺、東京を拠点に札幌でもビジネスを始めて忙しい。ストレスけっこうたまってきたから、そろそろ俺も格闘技再開すっかな。
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■“人刺し裕”内藤裕(38)  おい渋谷、自分の信念を曲げるんじゃねえぞ。俺からは以上だ!

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■“アウトサイダー俳優”中澤達也(36)  渋谷がまさかここまで強くなるとは、思ってもいなかったですよ。だって自分と試合をした6年前、アイツはそこまで強くなかったし、おまけに変なキャラしていたじゃないですか(笑)。当時は「ガキだなぁ」と思って見ていたけど、それが今じゃ世界を舞台に戦っている。普段は可愛い弟みたいな存在だけど、格闘家として見た場合は自分らの星。「地下格闘家の鑑」だと思っています。思い切りブチかまして、今度こそ勝ってほしいですね。自分は今、俳優業を続けながら、格闘技興業を主催しています。9月14日にはホストの格闘技大会『宴–Utage』を満員御礼で成功させたばかりで、11月8日にはBumB東京スポーツ文化館で新格闘技連盟の大会『益荒男WARU』を開催します。タイトルマッチも行われるので、是非見に来てください。
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■“Mr.フルボッコ”ヒロ三河(35)  「ずっちーな」って感じっすね(笑)。だって、世界を舞台に戦えるなんて、俺ら地下格闘家からしたら、最高にうらやましい話じゃないですか。「シンデレラボーイ、頑張って!」って感じっすよ。まぁ俺も今、MONDO TVで『ヒロ三河の世界をフルボッコ!』って番組をやらせてもらって、世界を舞台に戦ってはいるんだけどね(笑)。あと俺、10月4日には新木場1stRINGで、大山勇樹さん主催のチャリティーファイト『Asiato』にも出るから、時間あるヤツらは見に来てくれよ。
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■“漢塾代表 千葉の不動明王”前田島純(34)  渋谷とは、いろんな地下格の会場で何度か顔を合わすうちに意気投合した感じだね。「ブッ飛んだヤツだなぁ」というのが第一印象だけど、格闘技に対しては真面目なヤツ。近くに住んでた時期もあって、当時はよく一緒に練習したな。渋谷には俺らの代表として世界で頑張ってもらって、日本の格闘界全体を引っ張って行ってほしいよ。  渋谷が世界で戦ってる間、日本は俺に任せとけ! って感じだね。俺、今も地下格でバリバリ戦ってるから。ワケあって10カ月ほどいなかった時期もあるけど(笑)、戻ってからも5〜6試合やって、全部勝ってる。10月11日には福岡で『戦~IKUSA 』って大会に出るので、応援よろしく!
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■“アウトサイダー60-65kg級元王者”幕大輔(31)  渋谷君とはアウトサイダー時代にベルトを争った仲で、決勝で当たると思ってたんだけど、彼がケガして準決勝を欠場。結局、彼と公式の試合をする機会は一度もなかった。  渋谷君はもともと強いわけじゃない。ぶっちゃけ何が強いのか、いまだに謎(笑)。でも、いきなりものすごい上の世界に行っちゃった。当然、僕らの知らないところで、彼なりに血のにじむような努力をしていたんだと思います。  実は今だから言える話なんですけど、さっき言った“幻の決勝戦”の件がお互い心残りだったので、ある日、某所で渋谷君と、非公式の試合をしたことがあるんですよ。「5分1ラウンド、決着はKOか一本のみ」っていうルールで、戦ってみた。結果はドロー。そういういきさつがあるだけに、僕は彼に対してものすごく思い入れがある。ちょっと名前は出せないけど、共通の尊敬してる人のためにも、10月のマレーシアの試合には絶対に勝ってほしい。めちゃくちゃ応援してるからな! (取材・文=岡林敬太) 『ONE Championship〜TIGERS OF ASIA』 会場……スタジアム・プトラ(マレーシア・クアラルンプール) 日時……2015年10月9日(金)午後7時開始 ※現地時間 http://www.onefc.com/

今回もヤバい奴らが勢ぞろい!“不良の格闘技大会”「THE OUTSIDER第25戦」

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熱いぜ!
 前田日明が、王者にダメ出し!──不良系格闘技イベント『THE OUTSIDER(アウトサイダー)第25戦』が先月21日、東京・ディファ有明で開催された。70-75kg級王者決定トーナメントでは、元チーマーのソルジャーボーイ一樹が無敗のまま優勝したが、主催者の前田日明から試合内容を酷評されて、王者はションボリ。その他、海外対抗戦の出場権を賭けたセレクションマッチでは、久々の勝利に涙ぐむ者もいれば、破竹の3連勝にほくそ笑む者も。悲喜こもごもの舞台裏、そして前田日明の記者会見の様子をお届けしよう。 ●“平成生まれの火の玉小僧 弾丸野郎”  比夏瑠(静岡・21歳)
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 第6回大会でMVPを受賞するも、以後、負けが込んでいた比夏瑠。とりわけ前回の金太郎戦(http://www.cyzo.com/2012/05/post_10646.html)は、尾を引きそうな敗北だった。だがこの日は、忌まわしい過去を振り切るような気迫を見せて、久々の勝利。6月に行われる海外対抗戦の日本代表メンバーに選出された比夏瑠が、涙目でインタビューに応じた。 ──おめでとうございます。 「ありがとうございます。ようやく勝ちましたよ! 勝ったのは、後楽園のリングス(2012年3月)ぶりかな。マジ、この試合のために頑張ってきたんで、超うれしいっす! 捨てるもの捨てて頑張ってきたんで」
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強烈なミドルが突き刺さる
──何を捨てたのでしょう? 「言えないけど、いろいろ捨てました。ずっと負けてたんで、もう絶対に負けられないって思いで」 ──最近はどのような練習を? 「キックボクシングのジムに通って、ずっとキックやってました。おかげで打撃の調子が上がってきた。あとはやっぱり、勝てば次は外人との対抗戦というのもあって、気持ちがいつもとは違いましたね」 ──外国人との対抗戦も楽しみですが、金太郎選手との再戦を望む声も多いです。 「やりたいですね、是非。今年、大阪大会があるじゃないですか。彼のホームで、僕にとってはアウェーですけど、そこで是非やりたいですね。次、6月に外人に勝ったら、そこで(金太郎との再戦要求を)言えるじゃないですか。そのためにも今日は絶対に負けられなかった」 ──金太郎選手に負けたのがよっぽど悔しかった? 「あんな秒殺でやられて、黙ってられないっすよ。しかも今、デカい顔してるじゃないですか。やってやるしかないですね」  比夏瑠の逆襲に注目だ。
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●“NOスタンド NO試合”  高橋“ルガー”大毅(静岡・24歳)
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この面構え
 “NOスタンド NO試合”という看板に偽りナシ! この日は、65-70kg級ランキング2位の浦野貴之を相手に迎えたが、まったくひるむことなく打撃オンリーで真っ向勝負。最後は強烈な右フックで浦野をマットに沈めた。  これでアウトサイダー3戦3勝となり、海外対抗戦の日本代表メンバーにも選出された高橋ルガー。試合後のインタビューも強気一辺倒。巻き舌で、時には不敵な笑みを浮かべながら、ルガーが吠える! ──強いですね。 「でしょ? 強いんすよ、オレ。強いからやってるんすよね」 ──パンチもいいが、目もよさそう。相手のパンチをことごとく見切っていましたね。 「そうっすね。普通にスタンドでやってれば、殴られない自信ありますね」 ──格闘技を始めたきっかけを教えてください。 「高校のときに山本“KID”を見て、すげー格好いいなと思って。オレもやったらできるんじゃねーか、オレつえーからやろうかな、みたいな」
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スピードのあるブローで圧倒した
──格闘技は何を? 「最初は総合っす。ボクシングはここ1年ぐらい。ちなみに総合でも、スタンドしか練習したことない。寝技の練習なんてしたことないっすね」 ──今後もし寝技の選手と当たったら? 「倒される前に、殴り倒しますね。相手が寝技だからってこっちも寝技の練習するのって、ダサいじゃないすか? 自分のスタイルは変えないっすね」 ──これでアウトサイダー3連勝。次はイギリス人との対抗戦ですが。 「うん。でも、オレの目標はそこじゃないんすよ」 ──と申しますと? 「ロシア人とやりたいんすよね。そこだけっすね、オレは。だってロシア人、強いんでしょ? アウトサイダーで負けたことないんでしょ? だったら、オレが倒してやるよ。そしたらオレが一番になるんでしょ?」 ──階級別のベルトに興味は? 「ないっすね。ベルトなんか代わる代わる、いろんな奴が取ってるじゃないですか。しかもそのチャンピオンだって、ロシア人に負けたりしてるんでしょ? そんなべルト、要らないっすね。そんなもんになんの価値があるのかと」  ビッグマウスのハードパンチャー。このまま出場を重ねて行けば、人気が出そうな選手である。 _HAS1201.jpg  以下は、大会終了後の前田日明の記者会見から。 ──大会の総括を。 前田「年々いろんな意味でレベルが上がってますね。今日は、ま~さ君なんかがそうなんですけど、彼、聞いたら今35で、格闘技始めたのが32らしいんですけど、打撃見たらすごい上手で。いやぁ、もうちょっと早くに始めてくれたらな、と思うような選手ですね。あと、若手で注目してるのが朝倉兄弟ね。19とハタチ。リングの上でも言ったんですけど、欲望や誘惑に負けずにちゃんと練習してほしいね。『センズリ、マ×コはほどほどにしとけよ』と言っときました」 ──朝倉兄弟のどこが優れている? 前田「生まれつき持ってるリズムというか、スピード感というか。たぶん相当ちっちゃいときからやってたんでしょうね、いろんなことを」 ──確か空手の経験者ですね。 前田「空手をやってるとしたらたぶん、フルコンタクト系じゃなくて寸止め系かな? 足の使い方がすごくいいんですよね。下半身の使い方がね。弟の海君は渋谷莉孔とやって、イケイケで前に出たところを渋谷にカウンター狙われたら危ないなと思っていたら、あにはからんや、決めかねましたからね。いやいや、楽しみですね。褒めちゃって練習しなくなるのが心配だけど、有望っちゃ有望ですよね。その他にも何人かいますけどね」 ──高橋ルガー選手は3連勝ですが。 前田「すごくいい選手ですね。打撃も上手いですよね。ただ、まだグラウンドの奴と1回も当たってないんですよ。 で、今日リング上でね、『グラウンドはできる?』って聞いたら『できません』って(笑)。『全然できないんで(次の海外対抗戦は)打撃だけで行きます』って。 こういう選手はグラウンドの選手と当たって1回痛い目を見て成長するんだよね。まあ彼に限らずパンチに関しては、アウトサイダーがボクシングのスカウトの場だったらボクシング関係者が目を丸くするようなダイヤモンドの原石がいっぱいいますよね。でもグラウンドはある程度経験がないとダメ。立ってなんかやる感覚って、みんなこの世に生まれついて歩けるようになってから磨いてるんですけど、寝てどうこうってのは、やっぱりどうしても訓練がいるんですよね。もちろん生まれながらにセンスを持ってる子もいますけどね」  ここで、70-75kg級王者決定トーナメント優勝のソルジャーボーイ一樹がインタビュールームへ到着。
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メインの舞台に立ったソルジャーボーイだったが……。
──今日の一樹選手の決勝戦は、前田さんから見ていかがでした? 前田「正直言って今日のタイトルマッチは、彼のワーストバウトだね。彼、チャンピオンに返り咲いたんだけど、彼のここ2、3試合を見て思うのは、だんだん雑になってきてるよね、いろんな技術が。彼ね、基礎体力というかパワーやトータルのもんが他の選手の平均と比べるとダンチで上回ってるもんで、そっちからワッと行けば割とラクに戦えるんですね。それで結構雑なことしても通用しちゃうんですよ。土台があるから。それに慣れちゃってるから、ちょっとマズいなと。オレから見るとね。本当は毎回ハラハラしながら、今度はヤバいぞ、明日はヤバいぞ、次はヤバいぞ、っていうような試合を続けてやっていくほうがどんどん伸びるんですよね、技術もね。選手の生活っていうか長いキャリアの中の時期として見ると、今の彼はダメだね。自分で自分のいろんな芽を摘んでるような試合の仕方だよね」  ションボリ頷くソルジャーボーイに、さらに前田が愛のムチ。 前田「もっとメリハリよく正確に。やっぱり綺麗な技なり、見て美しい、見て正しいものは、伸びしろがあるんですよ。雑なもんはダメ。よく昔、梶原一騎の漫画とかで、野生児がどうのこうの、技術はグチャグチャなんだけどいいんだみたいなこと言う人いたけど、あんなの大嘘でね。そんなんで勝っても1回か2回ですよ。そっちのほうに行っちゃいそうな感じがある。世界には上には上がいて、今70kgぐらい? これぐらいの身体で普通にね、ウエイトやらせたらベンチ200kgとか250kgとか上げる奴、普通にいるからね。上位にはね。そんなのにパーンとはたかれると、顎割られちゃってスタンディングダウンですよ。……っていう世界だからね、プロのトップは。それを目指すんだったら、このままだったらアカンぞと」 一樹「……はい」
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攻め込まれる場面も。
前田「武井いるだろ? 武井」 一樹「……武豊?」 前田「武井だよ、武井。アウトサイダーの武井勇輝だよ」 一樹「ああ、はい」 前田「あいつね、格闘技途中で辞めちゃったんだけど、実はめちゃめちゃウエイトの素質があって、ウエイト始めて1年なんだけど、ベンチプレス140kgを10発だって」 一樹「えっ……? 基準がわからないですけど。僕、100kgは上げられると思うんですよ」 前田「10発だよ?」 一樹「10回やるってことですか?」 前田「そう。ということは、たぶんフォームがバチッて決まったら、180kgは一発は上がるよね」 一樹「僕より体重下ですよね?」 前田「あいつ65。武井ぐらいのウエイトの素質っていうかポテンシャルがあるんだったら、磨いたら結構いいもんになるだろうね。でもあいつもなんかフラフラしててね、ファッション業界で自分のブランド作ったら売れちゃうもんだから、なんかもうモチベーション落ちてね」 ──今の前田さんの話を受けて、いかがですか? 一樹「今回の試合は僕の中でも、言われたとおりワーストバウト。これじゃあダメだと思うので、もっと精進して、本当に走りこみやるだけでも違うと思うので、ちょっと気を引き締めていきたいと思います」 ──練習をしないことで知られる一樹選手ですが、これからは頑張りますか? 一樹「頑張ります。今回は、2回目(の王座を)取らせていただいたんですけど、危機が迫ってるんで。今日の試合見てもらうとわかったと思うんですけど、本当にパンチが雑で、当たったからいいんですけど、あれが当たらなかったら無駄に体力消耗して、もしかしたら後ろ取られてやられちゃうパターンも……」 前田「1回お前グラウンドでさ、足を伸ばされてこんな状態になっただろ? あれ相手が上手い奴だったらあそこで終わってるよ。あんときランボルギーニは『やった!』と思って焦っちゃったんだよ。パッと落ち着いてやったら、取れたよ。本当に。そんだけマズい試合だったね。でもランボルギーニも頑張ったね。前回と比べると体力もついてたし、相当練習したと思うね。随分お前、研究されてたよ。パンチまともに当てさせてもらえなかったし、がぶらせてももらえなかったし、クラッチも雑だったし」 ──今後の意気込みを。 一樹「次の試合までには、本当に少しでも時間あるときは走こみとか……」 前田「お前、外人とやる気あんの?」 一樹「あります、やる気は。はい、あの尖閣諸島を……」 前田「体重は?」 一樹「70kgです」 前田「落として70でしょ? 65は無理でしょ?」 一樹「65はきついですね」 前田「わかった。で、尖閣諸島がどうしたんだよ?」 一樹「尖閣諸島、ちょっと守りたいなと思って……」 前田「お前、中国人が弱そうだから中国人とやりたいとか思ってるの?」 一樹「え? そうなんですか? 知らないです。どっちが強いかわからないです」 前田「やってみないとわかんないよ。全然わかんかいからマジで。中国人選手はスポンサーがいて、もう朝から晩まで練習してるような環境なんだよ。ブラジルからコーチ呼んでやってるんだって」 一樹「守ります」 前田「やってみないことにはわかんないけど、弱くはないと思うよ」 一樹「未知の領域……」 前田「そう、未知の領域。肌合わせて試合しないとね」 一樹「ありがとうございました」  ソルジャーボーイ一樹はここで退席。引き続き前田に話を聞く。 ──次回大会の海外対抗戦については? 前田「中国から5人、イギリスから5人呼びます。まあとりあえず怖いのは尖閣諸島でなんかあった場合に、国からパッと中止って言われて出れなくなっちゃう可能性があること。でもたぶんオレの読みでは、安倍さんは参議院選挙終わるまでは尖閣諸島には手を付けないだろうと。だからその間にパッと呼んで、パッと試合して、パッと帰すっていうのはありかなと思って。中国の格闘技はレベル的にどうなんだ? っていう人もいるけど、良くも悪くも13億人もいる国なんで、中には『エッ!』っていう選手がいたりするんですよ。カネに飽かしてあっちこっちからコーチ呼んだりとかバンバンやってる国だから。中国は。あとイギリス人も、200%プロ志向の奴ばかり。リングスUKで大会を開いて、勝ち上がってきた奴らばかりですから。まあ、かといって各選手のビデオ見たわけでもないし、とりあえずお互い、なるべくいいレベルの選手を数多く揃えて、体重合わせて試合させてみようって話。イギリスはレベル的にどうなんだ? って思う人もいるだろうけど、まあ、これもやってみないとわからない。だってオレ、HERO'Sを初めて見たとき驚いたのが、宇野とやったあのハゲチャビン……」 ──ヨアキム・ハンセンですか? 前田「そう、ヨアキム・ハンセン。海外にはあんなのがいるからね。オタクになってコツコツ研究して、練習してっていうのがいっぱいいるからね」  海外対抗戦の他、黒石高大VS渋谷莉孔の再戦なども行われる次回大会は、6月9日(日曜)に横浜文化体育館で開催。対戦カードやチケット販売の情報は、リングスのホームページ(http://www.rings.co.jp/)でご確認あれ! (取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)

不良 vs 中国! 不良 vs イギリスも!! 6.9「RINGS/THE OUTSIDER」記者会見

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黒石(左)と渋谷。火花バチバチ。
 総合格闘技「RINGS」および“不良の格闘技大会”として知られる「THE OUTSIDER」を主催するリングスの前田日明は1日、都内で会見を行い、6月9日に横浜文化体育館で行われる両大会の合同開催について概要を発表した。  メインイベントでは、ZSTのエース小谷直之とリングスロシアのクラット・ピターリが激突。4月7日の「ZST35」でセットされたもののピターリの怪我で一度は流れていた好カードは、“リングスの聖地”横浜文体で実現することになった。  小谷は会見で、破竹の連勝を続けるピターリの印象について「打撃が強い選手だが、組んで上になれば自分が勝つ。世界を目指したいので、通過点だと思っている」と語り、前田も「所(英男)がノゲイラに勝った時のように、小谷がZSTのレベルの高さを証明してくれると確信している」と期待を寄せた。  また、メインイベント以上に注目を集めそうなのが、「アウトサイダーシングルマッチ」として組まれた黒石高大 vs 渋谷莉孔。ともに“不良の格闘技”を象徴する存在として「THE OUTSIDER」を牽引してきたスター選手だ。両者は昨年12月に同じ横浜文体で対戦が組まれるも、互いに警戒しすぎて消化不良の判定決着に。 「あの試合は試合じゃない、ダンスですよ。顔に傷がつくのが嫌なのかな」と2人を目の前に前田が酷評すると、黒石・渋谷とも表情が引き締まり、 「この前は負けるのが怖くてびびっちゃって、あんな感じになったけど、今回は初心に戻ってガンガン行きたい」(黒石) 「(前戦は)2年ぶりの試合で感覚が分からなかった。前みたいな試合にはならない」(渋谷)  と熱戦を約束。さらに、 「渋谷クンのヘナチョコタックルでは俺は倒されない。足を止めて打ち合う」(黒石) 「黒石選手が俺にどうやって勝とうと思ってるのか疑問。勝つ手段はないと思う」(渋谷)  と挑発し合い、会見場に緊張が走る一幕もあった。  さらには、イギリス・中国選手とアウトサイダー選手との「5×5」対抗戦も行われることが発表された。  イギリス代表はかつてリングスのマットを彩った雄、リー・ハスデルが地元でトーナメントを行い選出、中国代表はCFP・岩熊宏幸氏が中国全土から募集をかけ、応募選手を厳選したという。 「中国のMMAは歴史はまだ浅いが、どの選手も胆力があり、骨格的には欧米に近い。今回の5名に裕福な選手はひとりもおらず、格闘技で名を売ってやるという野望を持った選手ばかり」(岩熊氏)  6月9日、熱い夜になりそうだ。 ●発表対戦カード 【リングスプロフェッショナルワンマッチ】 小谷直之(ロデオスタイル/チームZST)対 クラット・ピターリ(リングス・ロシア) 【アウトサイダーシングルマッチ】 黒石高大 対 渋谷莉孔 【アウトサイダー中国対抗戦】 和田周作 対 ウー・フェイヤン(65kg契約) 安谷屋智弘 対 ジャン・ホイポン(65kg契約) ま~さ 対 チュー・グァンフー(65kg契約) YOSIKI 対 ティエン・ジェンシー(70kg契約) 沼尻和之 対 リュー・ヤン(70kg契約) 【アウトサイダーイギリス対抗戦】 カズ・ファーム 対 比夏瑠(65kg契約) 高橋ルガー大毅 対 ランジェット・バーリヤ(70kg契約) 佐野哲也 対 ジェイク・コンスタンチノ(70kg契約) 朝倉未来 対 ムサシ(70kg契約) 現在調整中 対 ジョシュ・ニール(65kg) ●FIGHTING NETWORK RINGS http://www.rings.co.jp/

196センチ、120キロだけど……“大横綱”大鵬の孫・納谷幸男の格闘家転身に、マスコミの反応は?

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『巨人、大鵬、卵焼き―私の履歴書』
(日本経済新聞社)
 今年1月に死去した元横綱・大鵬の納谷幸喜さん(享年72)の孫・納谷幸男(18)が格闘家を目指すことになった。門を叩いたのは、初代タイガーマスクの佐山サトルが総監を務める掣圏(せいけん)真陰流興義館。3月18日には、マスコミを集めて初稽古が公開されたが……。 「なんと言っていいか(笑)。微妙な空気に包まれていましたね」  そう苦笑するのは、スポーツ紙の格闘担当記者だ。納谷は祖父譲りの恵まれた体格で、身長は196センチ、体重は120キロ! 日本人離れしたサイズで「将来の格闘界を背負う逸材」ともいわれる。この日の初練習ではパンチやキック、寝技などに挑戦。パンチを受けた佐山は「重いし、スピードがある」と破壊力に太鼓判を押し「セメント(真剣勝負の意味)でイイものを持っている。いずれはUFCに出ていってもいい。必ず世界チャンピオンにする」と語った。  だが、間近で見ていたスポーツ紙記者の表情はさえない。 「亡くなった大鵬さんは孫の幸男くんにも相撲をやってもらいたかったらしいが、途中で向いていないことに気付き、あきらめたとか。それで親交のある佐山さんに“教育”をお願いしたというわけ。“向いていない”理由については定かではないが、この日の稽古を見ると、なんとなくわかる気がする。要はズブいんですよね(笑)」  格闘家には動体視力、運動神経、精神力、打撃力など、さまざまなモノが求められる。週刊誌記者は「センスの問題。佐山さんから寝技の指導をしてもらった際、言っていることの意味が理解できず、困惑の表情を幾度となく見せていた。打撃の練習でもサンドバッグの音はすごかったが、キレは全然。最初だから仕方ないことかもしれませんが、記者の間では『ウドの大木だな』という声も漏れていた」と明かす。  プロレスや格闘界では大横綱を祖父に持つサラブレットの納谷を祭り上げてはいるが、過度な期待は本人のプレッシャーにもなる。長い目で見守ったほうがよさそうだ。

非難ゴウゴウの買収劇で孤立する全日本プロレス

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『全日本プロレス40年史』
(ベースボール・マガジン社)
 プロレス界に激震が走った。故ジャイアント馬場さんが立ち上げ「王道マット」として親しまれてきた全日本プロレスの“身売り”が、先月25日に明らかになったのだ。  昨年11月1日に企業再生支援会社「スピードパートナーズ」の白石伸生社長が全日の株式を100%取得。買収額は「およそ2億円」(関係者)という。  都内で行われた会見で、白石オーナーは全日プロの大改革を宣言。業界で唯一の勝ち組といわれている新日本プロレスをライバル視し「2年以内の東京ドーム進出を厳命した。今年12月か来年3月くらいになるだろう。3年以内にドームツアーもやりたい」と青写真も掲げた。  さらに「人間の限界値を超えるのがレスラー」と繰り返した白石氏は「総合格闘技もできて当然。(所属選手の参戦も)考えている。格闘技団体を丸ごと買うかも」とぶち上げた。  一方で補強や契約解除はシビアに行い、フリー選手の契約は3月で見直し、4月から“鎖国”に入るという。だが、さっそく頼みの綱である新日プロは「関わりたくない」とばかりにソッポ。三冠王者の船木誠勝は、“プロレス新聞”である東京スポーツ上で公然と白石体制批判を行った。  その背景にあるのは、白石氏がプロレス業界のために全日を買収したのではなく、あくまで自分の金儲けのために買収したと見る向きが強いからだ。 「細かい経歴は割愛しますが、要は苦しくなった企業を安値で買い叩いて、ある程度回復してきたら、よそに購入額の数倍で売る。彼のこれまでの歴史を見ると、買収と売却の繰り返し。まったく信用できませんよ」(プロレスライター)  そもそも白石氏に買収を持ちかけた人物についても、批判の声が上がっている。 「元社長で全日のトップレスラーである武藤敬司が一枚噛んでいます。もともと全日は巨額の負債を抱えており、いつ潰れてもおかしくなかった。1年以上も前から武藤は“身売り先”を探していて、人を紹介すると聞いた時の口癖は『そいつ、金持ってんの?』。銭ゲバぶりは有名で、伝統ある全日を潰さないよう駆け回っていたというよりは、どうすれば儲けられるかと考えていた。その結果、白石氏と組んだんです」(プロレス担当記者)  “王道マット”が消滅しなければいいが……。

キャバクラ通いの豪打が爆発!? 不良の格闘技大会『THE OUTSIDER第24戦』

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これぞOUTSIDERという個性を見せつけた松本
 前田日明主催の不良系格闘技イベント『THE OUTSIDER(アウトサイダー)第24戦』が10日、東京・ディファ有明で開催された。注目の70–75kg級王者決定トーナメントでは、ソルジャーボーイ一樹(愛知の元チーマー)と、ランボルギーニ・ヨシノリ(福岡の元ギャング)が勝ち上がり、4月21日に行われる決勝戦へコマを進めた。そのほかシングルマッチでも熱戦が相次ぎ、会場は大いに盛り上がった。サイゾー賞受賞選手の独占インタビューと、前田日明の大会総括コメントをお届けしよう。 ■“栃木真岡 夜の代表取締役”  松本峰周(栃木・32歳) ※サイゾー賞受賞
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ノーガードで手招きする松本に会場が沸く
 3年ぶりのアウトサイダー参戦。以前よりもふくよかになった松本が、まさに貫禄たっぷりの復活勝利を飾った。試合中は、笑顔で手招きしながら敵を挑発。ほぼノーガードゆえ敵の打撃を漏れなく浴び続けた松本だが、不敵な笑みを絶やすことなく大振りのパンチでビュンビュン応戦。2ラウンド開始直前にはラウンドエンジェルに“痴漢”をする余裕まで見せた。そして2ラウンド中盤、攻め疲れた敵がスリップダウンした隙に、ヒグマのように襲いかかって、パウンドアウトで逆転勝利。街の酔っ払いのケンカをリングで再現したような、フラフラながらも見応えのある重量級ファイトで客席を沸かせた。  セコンドに両脇を抱えられ、足を引きずりながら控え室に引き上げてきた松本に話を聞く。 ──3年ぶりの復活勝利、おめでとうございます。今回、試合に向けてトレーニングは? 「僕、3年前は72kgで試合してたんですよ。それが今では87kg。不摂生をトレーニングというのであれば、まあ(笑)」 ──足を相当蹴られましたね。真っ赤っ赤で痛そうですが。 「痛い、痛い、ものすごく痛い。『肉を切らせて骨を断つ』つもりだったのに、自分の骨にヒビが入っちゃったかも……(苦笑)」 ──それにしてもナイスファイトでした。 「勝てないからって体重を落とす人たちがいっぱいいますけど、そんな中、僕みたいに数年間な~んも練習せず、ただ飲んで食ってキャバクラ通って贅肉だけ15kg付けた人でも勝てるんだ、ってことをアピールできたのはうれしいですね(笑)。30歳以上のおじさんたちを勇気づけることができたんじゃないでしょうか」
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最後は重そうなパウンドを落としてストップに追い込んだ
──そういえばラウンド間の休憩中に、ラウンドエンジェルに触ってましたね。 「はい。触りたかったんですよ。だってこんだけ痛い思いしてるんですよ? 触っとかないと損じゃないですか。それに僕、あのランドエンジェルとデートしたいんですよ。だから触ってちょっと印象付けといて、試合終わったら電話番語を聞きに行こうと思ってたんですけど、足が痛くて、歩けないんですよ……(笑)」  そんな松本に足の治療代としてサイゾー賞を贈呈したが、キャバクラで使い果たしそうな予感が……。 ■前田日明の記者会見  以下は、大会終了後の前田日明の共同記者会見。70–75kg級王者決定トーナメントを中心とする各試合の戦評など。 ──堀鉄平(東京・36歳)vs 菱沼郷(栃木・34歳)は? 「菱沼君は藤原(喜明)さんに教わってるみたいなんですね。ただ、やり方がいまいちわかっていなかった。もうちょっと練習したほうがいいね。でも彼、すごいいろいろ勉強してるなぁと思って、面白かったですね。堀君はちょっと一時期負けが込んであれだったけど、またいつもの粘りが出て来たなという感じですかね。去年は散々負けて落ち込んでて、なんかドキュメンタリーを撮ってるときに、さめざめと泣いたらしいんですよ、あの堀が。へぇ、と思って。そんなに純で真剣にやってたんだなと思ってね。いいトシこいて泣くことないのにね(笑)」
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堀は、終始冷静に試合を運んだ。
──宮永一輝(静岡・31歳)vs ランボルギーニ・ヨシノリ(福岡・25歳)は? 「宮永君は調整不足なのか調整の失敗なのかわからないけど、ちょっとそれが出ましたね。今回の試合からリングが大きいんですよ。あれはK-1が一番リングの大きかったころのサイズ。リングが大きくなるとやっぱり、スタミナがね。今日はスタミナが上がっちゃって、ハアハアゼエゼエいってる人が多かった。それもあったのかわからないけど、宮永君はちょっと調整不足というか、いつものキレがなかったですね。ランボルギーニ君はまあ順調に伸びてきてるな、と。本来ならもっといい試合になったんじゃないかな。また見てみたい試合ですね」
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激しく打ち合った宮永とヨシノリ
──タナハシバター・ヒロシバター(神奈川・27歳)vs 久保昌弘(北海道・27歳)は? 「シバター君は、試合前に『真剣にやったら? 実力あるんだから』って声かけたら、『頑張ります』って言ってたんだけど……(笑)。リングでちょっと余裕があって、パッとノーガードで挑発した瞬間に、パコーンといかれて。そこからまた、ああもうダメだって、元に戻っちゃった感じがしましたね。久保君は、スコーンとタイミングよく決められるスキルが身に付いたなって思いますね。久保君もなかなか面白い男で、アウサイダーの申込書になんて書いてあったかというと『フランスの外人部隊に入りたい』と。尖閣諸島問題とかでいろいろ揉めてるから日本を守りたいということで最初は自衛隊に入ろう思ったらしいんだけど、刺青あるからダメだと言われて。じゃあ、もういつ戦争になっても大丈夫なように経験を積もうと思ってフランスの外人部隊に行こうとしたらしいんですよ。今日リングの上で聞いたら、実際にフランスまで受けに行ったらしいですよね。結果は落ちたらしいけど。まあでも、すごい純な子でね。今日の準決勝では飲まれて負けちゃったけど、『また頑張って練習して来ます!』と言ってましたよ」
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シバターの一瞬のスキを突いて久保の右が炸裂!
──ソルジャーボーイ一樹(愛知・25歳)vs 佐野哲也(静岡・30歳)は? 「佐野の動きが硬かったですね。もうちょっとできるかなと思いましたけど、彼が本来持っている柔らかさが出なかった。一樹は安定的でいつも通りだなという感じ。このまま今日の状態で決勝までいったら、まあ一樹がいっちゃうでしょうね。残る2カ月の間にランボルギーニがフィジカルとかをどう作るか。今の時点ではまだ、総合力という意味で、ソルジャーボーイ一樹が優位ですね」 ──佐野選手がちょっと悩んでいるかなと。 「自分の努力が結果に出ないから焦れてるみたいだね、この1~2年ね。いいとこまでいくんだけど肝心なところで負けたり結果が出なかったりで、焦れちゃってるみたいだね。本来はすごい動きが柔らかくて、頭脳戦のできる子なんですよ。それがちょっとこのごろなくなってきましたね。気軽にやればいいってわけじゃないけど、もうちょっと遊びが欲しいというか。そんなに思い詰めなくてもいいのになぁ、と思いますね」
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ハイレベルな攻防を繰り広げた佐野と一樹
──アウトサイダーも5年経って、レベルの高い選手が増えましたね。 「まあしょうもないプロの子たちもよりも、いい線いってる子もいますよね。このままプロの試合にポンと出せば、メインイベントまではいかないけど、中盤クラスだったらいけるんじゃないか、って子がいますよね。渡辺(竜也)みたいにノンタイトルでZSTのチャンピオンに勝っちゃう奴もいるし。やってみないとわかんないところもあるけど、間違いなく言えるのは、中盤クラスには勝てるだろうなという感じですね」 ──シングルマッチで印象に残った選手は? 「第15試合の雅哉君。今回初出場で、まだ格闘技経験10カ月ぐらいなんですが、アウトサイダーのドキュメンタリーを撮るにあたって、スタッフの人たちに“新人で注目の人いないですか?”と聞かれて、見てたら、雅哉の写真に目が止まってね。『あれ、変わった筋肉の付き方してるな』と思って、推薦して。で、撮影担当のウチの女房に聞いてみたら、彼は古タイヤを日本から輸出する仕事をしているらしく、ちっちゃいので20kg、大きいのだと60~70kgの古タイヤを、でかいコンテナめがけて1日中、3メートルぐらい放り投げてるんですよ。延々と。そのせいか体幹がすごい強いですね。今日やった相手の沼尻(和之)は10戦8勝でアウトサイダーでは上位クラス。いつチャンピオンになってもおかしくない選手だから、初戦でぶつけるのはどうかなと一瞬思ったけど、全然大丈夫でしたね(結果は雅哉が惜敗)。あれでしっかり技術を身に付けたら、ちょっと面白い存在になりそうですね」
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前田日明の目に止まった雅哉(写真左)
──渋谷莉孔選手はどうでした? 「ああいう首の決め方ってね、本当にグラウンドを熟知して、上手く体重を使う感覚がわかんないと、できないんですよ。それを渋谷がやったもんだからビックリしました。相変わらずの当てカンの良さもありますし、グラウンドは昔はタックル取られて結構アタフタしてたんだけど、今日はタックル来ても割と冷静に処理してましたから、その辺も成長しましたね。『練習してない、全然ダメです』と本人は言ってたけど、結構伸びてますね。驚きましたね。ただ、あいつは問題児でね(笑)。劇場型のウソっていうか、劇場型の担ぎをやるから、いつもオレ、やられちゃうんですよね。面白い問題児ですね、あいつは」
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あいかわらずのスター性を見せた渋谷
──アウトサイダーのドキュメンタリーって、映画ですか? 「劇場公開の映画です。まず劇場にかけて、最後にはNHKあたりに取り上げてもらおうって感じで動いてます。公開予定は、この冬ぐらい。いろんな選手の生活を細かく追いかけてるんですけど、まあ、みんなすごいですよ」 ──今年の展望を。 「9月と12月の大阪大会が楽しみですね。関西のほうでは今、『強者』とかがいろいろ問題になってて、地下格闘技は壊滅状態なんですよね。まあまあ、アウトサイダーが関西行くにはちょうどいい時期かなというのもありますね。こういう言い方は変ですけど、よくも悪くもヤーさんの本場は関西だし、それに繋がるやれ愚連隊だ不良だチンピラだっていうのはやはり関西独特のあれがありますから、どんな奴に出会えるのか楽しみですね」  次回アウトサイダーは、4月21日(日)に東京・ディファ有明で開催。70–75kg級王者決定トーナメント決勝戦のほか、海外対抗戦出場選手のセレクションマッチなどが行われる。チケット発売、選手募集の詳細は、リングスホームページ(http://www.rings.co.jp/)でご確認あれ! (取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)