「彼がいなかったら、浜口京子は存在していなかった!」 アメリカの人気プロレスラーの死に、日本の古いプロレス関係者から意外な話が飛び出た。4月7日(現地時間)、アメリカのプロレス団体「WWE」が伝えた往年の元レスラー、ブラックジャック・マリガンことロバート・デロイ・ウィンダムの死。最近は心臓発作で入院していたというマリガンさんは73歳だったが、プロレス関係者の口からはレスリング選手「浜口京子」との意外な接点が明かされたのだ。 マリガンさんは元アメリカンフットボール選手で、1967年にプロレスラーに転向。身長2メートル、黒いカウボーイハットと口ヒゲで西部劇のスタイルで人気となり、たびたび来日もしていた。70年12月に初来日したときのことを、当時存在した団体「国際プロレス」の元関係者が証言した。 「マリガンは台東区体育館(現・台東リバーサイドスポーツセンター)で行われたラッシャー木村とオックス・ベーカー(ともに故人)の金網デスマッチで、ベーカーのセコンドに付いていたんだけどね、ベーカーが劣勢になると金網の中にパイプイスを投げ入れて加勢したんだよ。ベーカーがそれで木村の左足を殴って、複雑骨折させてしまった。試合後、木村は浅草の病院に入院していたんだけど、黙って寝ていられなくて、後輩のアニマル浜口を連れて行きつけの小料理店へ行った。そこにいた看板娘が、浜口の現在の奥さま、初枝さん。浜口が彼女にひと目惚れして結婚、後にレスリングの五輪メダリストとなる京子ちゃんが生まれたってわけ。つまり、マリガンがあのとき金網にイスを投げていなければ、京子ちゃんはこの世に生を受けていなかったのさ」 マリガンはその後、全日本プロレスでジャイアント馬場と、新日本プロレスでアントニオ猪木とも対戦。母国でもWWA世界ヘビー級王座を奪取するなど活躍し、80年代からは人気団体WWF(現WWE)にも出場。息子のバリー・ウインダム、ケンドール・ウインダムもレスラーになったが、90年にそのケンドールとドル札の偽造で逮捕され、2年間の懲役刑を受けた。再び表舞台に出たのは2006年、WWEの殿堂入りで姿を見せたことだった。 「日本で成功したスタン・ハンセンの指南役で、ハンセンのカウボーイキャラもマリガンにならったものといえる。ストリートファイトではプロレス最強といわれた。だって、ケンカが強いことで知られたブルーザー・ブロディですら『一番強いのはマリガンだ』と言っていたんだから。治安の悪い場所で試合したときに5~6人の不良を片手で叩きのめしたなんて話も聞いたし、控室で起こったレスラー同士のいざこざを腕力で片付けたこともあったんだ」(同) 現在は孫にあたるブレイ・ワイアットとボー・ダラスがWWEで活躍しているから、親子3代のプロレス一家を率いていたことになる。38歳になる京子の進退には、両親が「現役続行か結婚か」で意見が割れていると週刊誌に報じられていたが、関係者は「京子ちゃんが結婚して子どもをレスラーにすれば、マリガン同様、親子3代のアスリートになるんだけどね」と話している。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
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「あのとき、イスで殴らなければ……」ブラックジャック・マリガンと浜口京子をめぐる不思議な縁
「彼がいなかったら、浜口京子は存在していなかった!」 アメリカの人気プロレスラーの死に、日本の古いプロレス関係者から意外な話が飛び出た。4月7日(現地時間)、アメリカのプロレス団体「WWE」が伝えた往年の元レスラー、ブラックジャック・マリガンことロバート・デロイ・ウィンダムの死。最近は心臓発作で入院していたというマリガンさんは73歳だったが、プロレス関係者の口からはレスリング選手「浜口京子」との意外な接点が明かされたのだ。 マリガンさんは元アメリカンフットボール選手で、1967年にプロレスラーに転向。身長2メートル、黒いカウボーイハットと口ヒゲで西部劇のスタイルで人気となり、たびたび来日もしていた。70年12月に初来日したときのことを、当時存在した団体「国際プロレス」の元関係者が証言した。 「マリガンは台東区体育館(現・台東リバーサイドスポーツセンター)で行われたラッシャー木村とオックス・ベーカー(ともに故人)の金網デスマッチで、ベーカーのセコンドに付いていたんだけどね、ベーカーが劣勢になると金網の中にパイプイスを投げ入れて加勢したんだよ。ベーカーがそれで木村の左足を殴って、複雑骨折させてしまった。試合後、木村は浅草の病院に入院していたんだけど、黙って寝ていられなくて、後輩のアニマル浜口を連れて行きつけの小料理店へ行った。そこにいた看板娘が、浜口の現在の奥さま、初枝さん。浜口が彼女にひと目惚れして結婚、後にレスリングの五輪メダリストとなる京子ちゃんが生まれたってわけ。つまり、マリガンがあのとき金網にイスを投げていなければ、京子ちゃんはこの世に生を受けていなかったのさ」 マリガンはその後、全日本プロレスでジャイアント馬場と、新日本プロレスでアントニオ猪木とも対戦。母国でもWWA世界ヘビー級王座を奪取するなど活躍し、80年代からは人気団体WWF(現WWE)にも出場。息子のバリー・ウインダム、ケンドール・ウインダムもレスラーになったが、90年にそのケンドールとドル札の偽造で逮捕され、2年間の懲役刑を受けた。再び表舞台に出たのは2006年、WWEの殿堂入りで姿を見せたことだった。 「日本で成功したスタン・ハンセンの指南役で、ハンセンのカウボーイキャラもマリガンにならったものといえる。ストリートファイトではプロレス最強といわれた。だって、ケンカが強いことで知られたブルーザー・ブロディですら『一番強いのはマリガンだ』と言っていたんだから。治安の悪い場所で試合したときに5~6人の不良を片手で叩きのめしたなんて話も聞いたし、控室で起こったレスラー同士のいざこざを腕力で片付けたこともあったんだ」(同) 現在は孫にあたるブレイ・ワイアットとボー・ダラスがWWEで活躍しているから、親子3代のプロレス一家を率いていたことになる。38歳になる京子の進退には、両親が「現役続行か結婚か」で意見が割れていると週刊誌に報じられていたが、関係者は「京子ちゃんが結婚して子どもをレスラーにすれば、マリガン同様、親子3代のアスリートになるんだけどね」と話している。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
「チェ・ホンマンなんてクソ食らえ!」韓国格闘技界に新たな問題児登場、SNSでも大暴れ
韓国の格闘技界に、またもや問題児が現れた。名前はクォン・アソル。日本でもおなじみのチェ・ホンマンを激怒させ、話題になっているようだ。 クォン・アソルは、韓国総合格闘技団体「ROAD FC」のライト級現王者。4月16日開催の「Xiaomi ROAD FC 030 IN CHINA」公式記者会見で、チェ・ホンマンらと一緒にマイクの前に立った。その会見で最もスポットが当てられたのは、もちろんチェ・ホンマン。金銭トラブルなどで何かと問題児扱いされるものの、今も話題性のある選手だ。開催初日には内モンゴル出身の巨漢選手との対戦を控えており、より関心が集まったようだ。 しかし、クォン・アソルのインタビューの番になると、会場の雰囲気が一変。あろうことか、先輩であるチェ・ホンマンに対して、次のような発言をしたのだ。 「(チェ・ホンマンは)有名で金も持ってるのに、なぜ今ここで格闘技をやってるのかさっぱりわからない。今度の試合では10秒でKO負けするに決まってる。ただのサーカス・マッチだ。彼は格闘技を金儲けの手段にしか考えてないみたいで、気に食わない」 さらには、「もう格闘技を辞めてほしい」と言いながら、チェ・ホンマンにグローブを投げたのである。 この言動に激怒したチェ・ホンマンは、会見場から退場。それを見たクォン・アソルも、興奮気味でテーブルをひっくり返し「僕と戦いますか? 醜い姿さらしますか?」と、さらに挑発する始末だった。 クォン・アソルは普段から無礼な言動で知られ、そのキャラクターに熱狂するファンと、アンチの両方が存在する。彼のライバルであるキム・ドヒョン選手は、過去に「無礼極まりなく、行儀が悪い」と、クォン・アソルを評価していた。同じく格闘技選手のナム・イチョルも「まだ子どもにしか見えない。実力よりも、生意気なことで有名」とコメントを残している。 今回の“チェ・ホンマン挑発会見”がネットで炎上すると、今度は自身のSNSにて「ごちゃごちゃうるせえんだよ! 格闘技歴では俺が先輩なんだ! チェ・ホンマンは一度も後輩たちにメシをおごったこともねえし、見向きすらしなかった。俺はあいつを先輩とは思ってない」と発言。問題を悪化させた。その後のインタビューによると、自分は「以前からこういうキャラクターだったし、この業界を盛り上げてきたつもりだ」とか。 もともと格闘技の世界で、このような話題作りはよくあることだ。試合前に相手を過剰に挑発し、雰囲気を盛り上げるのは当たり前。とはいうものの、今回のクォン・アソルの言動には、韓国の格闘技ファンも冷たい反応を見せている。 「イタすぎる。格闘技ファンだけど、クォン・アソルにはガッカリだよ。しょせんパフォーマンスだろうけど、それでも最低限は守らなきゃならないマナーってもんがあるでしょ」 「演技ヘタクソだな。話題作るんだったら、もっとうまくやれよ」 「人間として最低。そんな選手の試合なんて見たくない」 「チェ・ホンマンとマジで試合したら? なんか面白いかも」 果たして本当に問題児なのか、それとも芝居の度が過ぎて暴走してしまっただけなのか? どちらにせよ、“問題”なのは間違いないようだ。
アントニオ猪木が「アリ戦から40年」でマカオ興行も、本人欠席の危機
アントニオ猪木氏の格闘技団体「IGF」が4月4日、東京・銀座に開いた新オフィスで、6月26日に中国・マカオでの興行『INOKI-ALI BOM・BA・YE』を発表した。 これは『アントニオ猪木VSモハメド・アリ格闘技世界一決定戦40周年記念大会』とするもので、猪木会長がプロボクシング世界王者のモハメド・アリと世界で初めて異種格闘技戦を行ってから40年ということを記念したイベントだ。しかし、なんとその当人である猪木会長とアリ氏の出席がない可能性もあるという。 74歳のアリは現役時代に受けたとみられる頭部へのダメージからパーキンソン病を患って闘病中で、12年のロンドン五輪で姿を見せたのも3年ぶりの公の場だった。 妻に付き添われながら、五輪旗を運ぶ姿は、現役時代の見る影もなく、脚がふらつき、歩くのがやっとという状況。IGF関係者はアリの出席は半ばあきらめ、「娘さんなど、親族の招へいを交渉している」とした。アリの娘といえば、女子ボクサーとして活躍したレイラが有名だが、彼女は近年、女優活動や夫の元NFL選手を支えながら育児に追われ多忙。そこで、レイラの妹が格闘家の夫と来場する可能性があるというが、こちらは猪木・アリ40周年のゲストとしては小粒だ。 当の猪木氏は通常、試合会場での“猪木劇場”と呼ばれる挨拶が恒例となっているが、何しろ参院議員の身だ。予定では「公務の合間に駆けつける」としているが、現在の政界では衆参ダブルでの解散総選挙が予測されており、一部報道では政治ジャーナリストらが「6月上旬解散、6月末公示、7月上旬の投開票」と推測している。 その通りなら、6月26日というのは猪木氏にとってまさに選挙の真っただ中になり、とてもマカオへ行く余裕はなくなるはず。このままでは猪木・アリ記念イベントなのに当事者不在という奇妙なことになってしまいそうなのだが、興行の中身も波乱の予感に満ちている。 IGFの売りはプロレスも格闘技もジャンル分けしないスタイルにあるが、「猪木さんがこれまで訪問した国すべてから選手を呼びたい」と宇田川強エグゼクティブプロデューサー。世界中からジャンルレスに選手が集まるとなれば、猪木氏のやってきた異種格闘技路線の集大成とすることはできるが、現時点では「猪木イズムに共感する選手を募集」と呼びかけている段階で、具体的に決まっている選手の名前は出ていない。 5月29日にエディオンアリーナ大阪で行われるプレ大会が出場選考となりそうだが、澤田敦士ら日本の参加選手はマカオについて「どういう場所かもわからない」と戸惑っていた。 しかし、IGF側の動きを見ると、「猪木・アリ40周年」の看板は日本向けの宣伝用のようにも思える。 マカオのファンが1976年に日本武道館で行われた伝説の試合を知っているとも思えず、本当の狙いは中国進出にあるのではないか。 IGFは先ごろ中国に、国内道場の20倍の規模の上海道場を設立し、すでに選手育成を開始。所属選手には中国興行のエース候補、中国人のワン・ビンもいて、マカオ興行後は香港や長江デルタなどでの中国巡業を予定。日本では恒例の大みそか興行『INOKI-BOM-BA-YE』を行う予定だが、宇田川エグゼクティブプロデューサーは「今後、日本、中国のどちらにも軸足を置く」とするほどだ。 マカオではすでにIGFの試合中継が土日のゴールデンタイムに放送されて人気を高めており、現地スポンサーからの熱烈なラブコールもあっての興行開催。ちょうどプロボクシングが昨年夏に撤退して、現地カジノでエンタメ系のイベントが不足しているところも渡りに船だっただろう。 猪木氏と同じ議員レスラーの澤田敦士が「IGFは猪木さんの言葉通り、一寸先は闇。何が起こるかわからない」と意味深につぶやいていたが、確かに何がどうなるかわからないのが猪木イズムの魅力でもある。それこそ猪木御大が不在という事態も、IGFにとっては“想定内”かもしれない。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)会見の様子
興毅・大毅は引退したのに……日本ボクシング界に受け継がれる“亀田流”と統括団体「WBA」のザル運営
プロボクシング亀田兄弟の長男・興毅、次男・大毅が引退したが、「亀田流」として批判された巧妙なマッチメイクを他のジムが脈々と受け継いでいることに、ファンから批判が持ち上がっている。 テレビ東京での試合中継を軸にしているワタナベジムは先ごろ、4月27日に東京・大田区総合体育館で開催される3大世界タイトルマッチのカードを発表。日本人チャンピオンはいずれも同ジムの所属で、WBAスーパーフェザー級スーパー王者・内山高志が、暫定王者・ヘスリール・コラレス(パナマ)と、WBAフライ級王者・河野公平が、7位・インタノン・シッチャモアン(タイ)と、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一が、7位・ファン・ランダエタ(ベネズエラ)とそれぞれ防衛戦を行う。 しかし、このマッチメイクにはファンの批判が集まっている。河野と田口の対戦相手は、それぞれ世界7位のランカー。だが、前月発表のWBAランキングでは名前が掲載されていない“急造ランカー”だったからだ。両者とも今年に入って試合はしておらず、急にランクインする理由は見当たらない。 河野の相手インタノンは過去、現役の世界ランカーと対戦したことがなく、世界ランクに入るステップの地域タイトルなども獲得していない。田口の相手ランダエタの方はWBAミニマム級の元暫定王者で、亀田興毅をKO寸前にまで追い詰めながら判定負けして有名になった選手だが、日本では定年に規定される37歳。しかも、6年前に引退していた。昨年復帰した後の戦績は2勝1敗で、前回はWBCの14位ランカーをKOしているものの、他団体であるWBAの7位にランクインする理由は見当たらない。おそらくは対戦が決まってからランクに名を連ねてもらうよう、政治力でねじ込んだのではないかと思われる。同様のケースは、亀田兄弟のマッチメイクにも見られ、批判があったものだ。 もうひとり、内山の方は暫定王者との統一戦だが、昨年ワタナベジムは他の有名選手とアメリカで対戦するプランを明言しており、それがフタを開けてみれば日本で通常の防衛戦となったことに、ファンからはガッカリの声が多々。相手が暫定王者といっても、WBAは同じ階級にスーパー王者、正規王者、暫定王者の3人を常に並べてきたため、ビッグマッチ感はない。 同じWBAのベルトを持つ日本人チャンピオンにはフライ級の井岡一翔がいるが、こちらも実はスーパー王者と暫定王者が上下にいて、井岡は真ん中の“B級チャンピオン”でしかない。そのため最近、井岡が口にしている「他団体との統一戦」も、他団体王者から同等に見られていないため、実現の可能性は低い。 言ってしまえば日本ボクシング協会が認めている4つの統括団体の中で最もひどい運営をしているのがWBA王座で、その価値は最下位にあると言える。引退した亀田兄弟が獲得したのも、興毅が3階級うち2つがWBAで、大毅も2階級ともWBAだった。3階級制覇している井岡もすべて価値の低いWBA王座を獲ったもので、ライトフライ級時代には3年前、スーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と統一戦を指示されたのに、井岡側がこれを回避。海外では大金を支払って相手側に許してもらったという話が伝えられ、井岡は以降、「イオカメダ」とバッシングされるようになった。亀田興毅も現役時代、スーパー王者との統一戦から逃げるようにして、対戦命令を出された直後に返上している。そんなことが許されるWBAに対しては、ファンから「脱退してしまえ」という声が飛ぶほど。 世界ランクを自由に操作でき、義務であるはずの指名試合からも逃げられる。なぜこんなバカげたことがまかり通るのか、ボクシングに詳しいジャーナリストの片岡亮氏に聞いてみた。 「プロの世界ではアマチュアと違って、興行の主催者が好きなようにマッチメイクできるため、弱い対戦相手と当てればチャンピオンとして延命できます。海外だと、そんなことすれば客が入らず金にならないので、選手サイドがより強い選手を求めてビッグマッチが実現するんですが、日本では誰とやってもテレビ中継で実況アナウンサーが誇張して伝えてくれますし、スポーツ紙も変わりなく取り上げてくれるので、プロモーターが努力しない傾向があります。特にテレビ局はインチキランカー相手の試合でも『ボクシングに詳しくない一般世間には、それと気付かれない』とタカをくくっていますからね。日本の場合は所属ジムが選手より力を持っているので、選手本人がいくら強い相手とやりたがっても、ジム側が儲からない話にはゴーサインを出さないというのも理由です」 ただ、亀田兄弟のぬるま湯マッチメイクはプロボクシング界全体のイメージダウンになったと言われており、彼らが引退しても「亀田流」が続くようなら、世界タイトルマッチの価値はますます暴落。そのうち世界タイトルマッチというだけではファンが振り向いてくれなくなるのではないだろうか。 (文=和田修二)
「UFCとの契約が……」大みそかの魔裟斗 vs 山本“KID”徳郁が、ほとんど報道されない裏事情
“K-1のカリスマ”と呼ばれ、かつてK-1中量級を支えた魔裟斗が、大みそかに一夜限定で復帰することを、どれほどの人がご存じだろうか? 魔裟斗は2009年大みそかの『Dynamite!!』でのアンディ・サワー戦で引退し、その後タレントとして活動してきたが、今回TBSの熱烈オファーを受けて、6年ぶりの限定復帰を決断。対戦相手となるのは、現在、米最大の総合格闘技団体UFCで活躍する山本“KID”徳郁で、3分5ラウンドのK-1ルールでの激突となる。 この試合は、TBSが大みそかに『NHK紅白歌合戦』の裏で放送する『史上最大の限界バトル KYOKUGEN 2015』(午後6時~11時35分予定)で生中継される。 KIDは1972年ミュンヘン五輪レスリング日本代表の山本郁榮氏の息子で、姉はレスリング世界女王の山本美憂、妹は同じくレスリング世界女王で、ダルビッシュ有(MLB・レンジャーズ)と事実婚状態にある山本聖子という格闘技一家で育った。これまで、修斗、K-1、HERO’S、DREAM、UFCなどでファイトしてきた強豪選手だ。 両者は、2004年大みそかにK-1ルールで激突し、魔裟斗が判定勝ちを収めている。その試合はTBSで放送され、瞬間最高視聴率31.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を弾き出し、一時的とはいえ『紅白』を上回る視聴率をマークする伝説の一戦となった。あれから11年の月日を経ての再戦が決まったのだ。 魔裟斗の電撃復帰、そしてKIDとの黄金カード実現で、本来なら各スポーツ紙、スポーツ系WEBサイトが、こぞって大々的に報道しそうなものだが、ほとんど、この一戦のことが報じられていないため、格闘技に興味がある人でさえ、知らない人も多いようだ。なおさら、格闘技好きではない人が知っているはずがない。 それでは、なぜこのような事態になってしまっているのか? 「魔裟斗が復帰して、KIDと対戦するのは格闘技界ではビッグニュースのはずです。しかし、TBSは記者会見すら開かず、マスコミ各社への情報発信も控え気味です。その理由は、KIDが契約しているUFCとの問題があるようです。元来、UFCは契約選手が他の団体で試合をすることを認めていません。従って、今回の魔裟斗対KID戦は認められないはずなのです。抜け道となったのは、どうやら、試合ではなく、『アトラクション』にするという点。あくまでも、この闘いは『KYOKUGEN』というテレビ番組の中で繰り広げられる『余興』というわけです。TBSでは“ガチンコ勝負”をうたっていますが、最終的にはエキシビションマッチ(模範試合)となり、決着がつかない形で落ち着くのでは? と言われています。そんな背景があるため、あまり大々的に宣伝できないようなのです。『KYOKUGEN』では12年大みそかに、清原和博と桑田真澄の野球対決を放送しましたが、それと同じです。この試合と、同番組内で生中継されるボクシング・井岡一翔の世界タイトル戦を同列に見てはいけません」(スポーツ紙記者) 格闘技ファンにとっては、魔裟斗のまさかの復帰、そしてKIDとの再戦はたまらないビッグプレゼントとなるはずだが、過剰な期待はしない方がいいのかもしれない。TBS系『史上最大の限界バトル KYOKUGEN2015』公式サイトより
「UFCとの契約が……」大みそかの魔裟斗 vs 山本“KID”徳郁が、ほとんど報道されない裏事情
“K-1のカリスマ”と呼ばれ、かつてK-1中量級を支えた魔裟斗が、大みそかに一夜限定で復帰することを、どれほどの人がご存じだろうか? 魔裟斗は2009年大みそかの『Dynamite!!』でのアンディ・サワー戦で引退し、その後タレントとして活動してきたが、今回TBSの熱烈オファーを受けて、6年ぶりの限定復帰を決断。対戦相手となるのは、現在、米最大の総合格闘技団体UFCで活躍する山本“KID”徳郁で、3分5ラウンドのK-1ルールでの激突となる。 この試合は、TBSが大みそかに『NHK紅白歌合戦』の裏で放送する『史上最大の限界バトル KYOKUGEN 2015』(午後6時~11時35分予定)で生中継される。 KIDは1972年ミュンヘン五輪レスリング日本代表の山本郁榮氏の息子で、姉はレスリング世界女王の山本美憂、妹は同じくレスリング世界女王で、ダルビッシュ有(MLB・レンジャーズ)と事実婚状態にある山本聖子という格闘技一家で育った。これまで、修斗、K-1、HERO’S、DREAM、UFCなどでファイトしてきた強豪選手だ。 両者は、2004年大みそかにK-1ルールで激突し、魔裟斗が判定勝ちを収めている。その試合はTBSで放送され、瞬間最高視聴率31.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を弾き出し、一時的とはいえ『紅白』を上回る視聴率をマークする伝説の一戦となった。あれから11年の月日を経ての再戦が決まったのだ。 魔裟斗の電撃復帰、そしてKIDとの黄金カード実現で、本来なら各スポーツ紙、スポーツ系WEBサイトが、こぞって大々的に報道しそうなものだが、ほとんど、この一戦のことが報じられていないため、格闘技に興味がある人でさえ、知らない人も多いようだ。なおさら、格闘技好きではない人が知っているはずがない。 それでは、なぜこのような事態になってしまっているのか? 「魔裟斗が復帰して、KIDと対戦するのは格闘技界ではビッグニュースのはずです。しかし、TBSは記者会見すら開かず、マスコミ各社への情報発信も控え気味です。その理由は、KIDが契約しているUFCとの問題があるようです。元来、UFCは契約選手が他の団体で試合をすることを認めていません。従って、今回の魔裟斗対KID戦は認められないはずなのです。抜け道となったのは、どうやら、試合ではなく、『アトラクション』にするという点。あくまでも、この闘いは『KYOKUGEN』というテレビ番組の中で繰り広げられる『余興』というわけです。TBSでは“ガチンコ勝負”をうたっていますが、最終的にはエキシビションマッチ(模範試合)となり、決着がつかない形で落ち着くのでは? と言われています。そんな背景があるため、あまり大々的に宣伝できないようなのです。『KYOKUGEN』では12年大みそかに、清原和博と桑田真澄の野球対決を放送しましたが、それと同じです。この試合と、同番組内で生中継されるボクシング・井岡一翔の世界タイトル戦を同列に見てはいけません」(スポーツ紙記者) 格闘技ファンにとっては、魔裟斗のまさかの復帰、そしてKIDとの再戦はたまらないビッグプレゼントとなるはずだが、過剰な期待はしない方がいいのかもしれない。TBS系『史上最大の限界バトル KYOKUGEN2015』公式サイトより
「安全性より金儲け」“IQレスラー”桜庭和志(46)は年末「RIZIN」で引退できるのか
格闘技関係者の間で“IQレスラー”桜庭和志の引退がささやかれている。桜庭は元PRIDE関係者が開催する12月29、31日の新イベント「RIZIN」の初日で46歳にして4年以上のブランクがある総合格闘技復帰戦を行うが、密かにこれがラストマッチになる可能性もあるのではないかといわれているのだ。 年末に桜庭が対戦する予定の相手は、32歳の「ONE FC」世界ライト級王者、青木真也で、ウェルター~ミドル級で戦ってきた桜庭は体格差でこそ上回るが、多くの関係者が不利予想を立てている。 「青木は主にPRIDE後継団体のDREAMで活躍した日本のトップ選手で、現在はシンガポールを主戦場にしています。アメリカのメインストリームでやっているわけではないですが、3年半前にKO負けして以降は8連勝中。寝技で圧倒的な強さを見せています。対して桜庭は、そのDREAMで4連敗となった2011年9月の試合以来の総合格闘技戦で、近年はプロレスのみ。4年前の時点でかなりの衰えが見えていて、その状態は関係者間でも知れ渡っています。さらにブランクがあるので、青木の圧勝だと思います。青木は桜庭戦の2日後にはプロレスの予定も入れているほど余裕の様相」(格闘技誌編集者) 桜庭は今から15年ほど前に柔術ファミリーのグレイシー一族を連破して日本の総合格闘技人気を大きく盛り上げた功労者だが、10年5月には、そのグレイシー家の新世代ハレックに判定負け。翌戦では中堅選手のジェイソン・“メイヘム”・ミラーにわずか2分強で人生初の一本負けを喫してしまった。同年の大みそか、階級を下げてタイトルに挑んだ試合でもこれまた2分強で右耳がちぎれてのレフェリーストップ負け。そして、11年9月にブラジル人のヤン・カブラルに2ラウンド、肩固めで再び一本負け。 本人は「一気に減量して体調が悪かった。また頑張ります」と引退を否定したが、誰の目にも衰えは顕著で、これ以降は総合格闘技戦をしていなかった。 「青木戦で目も当てられないほどの惨敗を喫したら、桜庭もさすがに『これで最後』とするのでは」(前出編集者) ただ、桜庭を担ぎ出した主催者側はそうは見ていない。「RIZIN」の記者発表では、ズバリ桜庭の引退を聞いた記者がいたのだが、大会主催の榊原信行代表は「それはないです」と代わりに否定。本人でもないのに即答したのは、知名度のある桜庭を今後も使いたいからだと編集者。 「この世界は本人の肉体がボロボロになろうが、安全性より金儲けが優先ですからね。それに榊原代表は35歳か40歳以上の『マスターズクラス』を作る予定で、その中心に桜庭を据えたいんですよ。一番狙っているのは無敗神話を保った55歳のヒクソン・グレイシーのブッキングで、桜庭との試合を組みたいようです」(同編集者) 総合格闘技の世界には、一般競技のようなライセンス制度もないため、年齢制限もない。それだけに青木戦以降も団体側が桜庭で商売をしたいのは当然だろう。 編集者は「もし桜庭が格闘技を引退するとしても、それはそれで別途、引退記念興行で、またひと儲けできるので、現実的には青木戦で即終了ということにはなりにくい」と話す。 高齢者枠で試合を続けるのか、それとも今回がラストマッチになるのか、戦う前からネガティブな目で見られてしまう桜庭、一番いいのはファンを驚かせるような奇跡の勝利を果たすことだが……。 (文=和田修二)RIZIN公式サイトより
ボクシング亀田三兄弟の父・史郎氏、何も変わっていなかった……試合中に暴言連発!
日本のプロボクシング業界から追放された亀田3兄弟の父、史郎氏が、長男・興毅の引退試合となったシカゴでのタイトルマッチでも“暴言”を吐いていたことがわかった。 「コラァ~河野!河野!ええかげんにせいよ!」 アメリカの会場なのに聞こえた関西弁。10月16日のWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者・河野公平と挑戦者・興毅の試合中、史郎氏とみられる人物の怒声が響いた。過去の亀田兄弟の試合でもよく耳にされてきた、おなじみの叫び声。声を発した瞬間の史郎氏の姿こそ映っていないが、ファンから「また暴言」といった指摘が相次いだ。 史郎氏はこの試合でセコンドとして登場。試合が始まると「上半身!」など当初は技術的な指示を飛ばしていたが、興毅がダウンを奪われ、2度の反則減点をとられた上に劣勢に立たされると、その声もヒステリックなものに変化。9ラウンド、対戦相手のチャンピオン・河野の名前を何度も呼び「ええかげんにせいよ!」と罵声を浴びせたのが、録画放送でも確認できた。しかし、これは「やってはいけないこと」とボクシング関係者。 「試合中に対戦相手に呼びかけ、それも罵声なんか飛ばしたら大問題。仮に相手選手が気を取られてパンチをヒットされたら、試合への妨害行為になります。日本のボクシングルールでも、セコンドがボクサーに対して刺激を与えることは禁じられていますし、厳密に言えば自分の選手にさえ指示することもダメ。指示はラウンド間のインターバル中に限られるんです」(都内ボクシングジムトレーナー) それだけに、日本のボクシングファンからも「あのオヤジ、相変わらずだ」と呆れる声が続出。中には、よく聞くと「興毅、足引っかけろ!」と反則を指示していたとするものもあったが、ハッキリと聞き取れるのは「河野! ええかげんにせいよ!」の部分だ。 そもそも史郎氏は2010年3月、興毅が世界タイトルマッチで判定負けした試合後、判定に不満を持ってボクシング関係者に「オレを怒らしたらどないなるか、覚えとけよ! おのれのクビ、とったるぞ、コラ!」などと恫喝。当時現場にいた関係者によると「三男・和毅とともに、近くにあった机を蹴ったりもしていた」というほど大荒れだったというが、ライセンスを管理する日本ボクシングコミッションから「資格取り消し」を下され、再申請も受け付けない形の事実上の永久追放を課された。これにより試合運営はもちろん、兄弟の試合ではセコンドに付くことも許されなくなり、以降は観客席に座って檄を飛ばすようになっていたが、海外ではその効力が及ばないとあって、堂々とセコンドを務めたわけだ。 ただ、罵声を浴びせられた河野本人は、そんな史郎氏の言動も想定内だったのか、一切無視。試合に集中して興毅の顔面に右ストレートを連発し、判定勝ちを収めた。河野サイドの関係者によると「試合中、史郎さんが『ケンカでええぞ』と次元の低い精神論を飛ばしているのが聞こえてきて、こっちはむしろ優勢を確信した。技術で対抗する術がなかったということでしょう」と痛烈な一言。試合中の罵声で勝てるほど甘くはなかったようだ。亀田史郎オフィシャルブログより
『THE OUTSIDER』から世界へ!5対5対抗戦に注目せよ!!
22日、リングスを主催する前田日明が都内で会見を行い、12月13日に開催される“不良の格闘技大会”『THE OUTSIDER~大田区総合体育館SPECIAL~』の追加カードを発表した。 数々の伝説を残してきた同大会。第38回となる今回の目玉は、韓国の総合格闘技団体「ROAD FC」Young Guns選手を迎えての5対5対抗戦だ。 不良少年の更生を目的としてきた『THE OUTSIDER』だが、自身も18歳の新日本プロレス入門寸前まで保護観察処分が4年間付いていたという前田は「あのまま大阪にいたらどうなっていたかわからない」と語り、プロスポーツとの出会いが人生に及ぼした影響に言及。2008年のスタートから7年間にわたる大会の意義を振り返ると共に、海外進出目覚ましい「ROAD FC」の選手とマッチメークすることで、今後同大会出身の選手たちを世界に向けて輩出していきたい意向を明かした。 今回の対抗戦に参戦する『THE OUTSIDER』側の選手は、Ryo、渡辺竜也、伊澤寿人、朝倉海、堀鉄平の5人。大会に向け、Ryoの呼びかけで5人で合宿を行うといい、その費用を現役弁護士でもある堀が一手に引き受ける男気を見せた。左から渡辺竜也、RYO、前田日明代表、堀鉄平
さらにもうひとつの追加カードとして、ガンバレ☆プロレスの今成夢人の参戦も発表。現役プロレスラーとして『THE OUTSIDER』に参戦する今成には前田からも厳しい視線が向けられたが、「今のプロレス界で生きている人間として、プロレスを背負いたい。(今のガンバレ☆プロレスは)前田代表のおっしゃっているプロレスとは違ったプロレスになっていると思うが、今のプロレスにきちっと“闘い”があるかどうか、僕の戦いに現れると思うので、全身全霊で戦いたい」と決意を述べた。 ●THE OUTSIDER 大田区総合体育館 SPECIAL 開催日時 2015年12月13日(日) 開場/13:00(予定) 開始/14:00(予定) http://www.rings.co.jp/ 開催会場 大田区総合体育館今回はガンバレ☆プロレスの今成夢人も参戦する








