ドイツは欧州危機大歓迎!? したたかな欧米の為替戦略に翻弄される日本


kawaseiwamo.jpg
『為替占領 もうひとつの8.15 
変動相場制に仕掛らけれたシステム』
(ヒカルランド刊)
 欧州債務危機問題が一向に収束しない。その動きを反映して、2010年のギリシャ財政危機をきっかけにしたEUの通貨「ユーロ」安トレンドは止まらずに、現在、01 年6月以来、約10年半ぶりに1ユーロ=100円を割り込んでいる。一体、ユーロはどこまで安くなるのだろうか?   為替を中心に国際金融市場動向の分析をし、新刊『為替占領』(ヒカルランド刊)が市場関係者の間などで話題となっている、元為替ディーラーの金融コンサルタント・岩本沙弓氏に話を聞いた。 「ユーロ円相場の史上最高値は00年10月末の1ユーロ=88円台ですが、90円あたりが定常的に落ち着くターゲットになりやすいです。ユーロは短期的に売られすぎた分、買戻しが入ると思いますが、2016~17年までの長期スパンではダラダラとユーロ安が続いていくでしょう。一方ユーロの対ドルレートは、現在1ドル=0.75ユーロ(2月3日時点)前後ですが、近いうちに『1ユーロ=1ドル』時代に突入する可能性もあります」  欧州債務危機=ユーロ安がこれから長期間続くとなっては、輸出企業に打撃の円高ユーロ安に苦しむ日本にとっては、たまったものではない。欧州の中では経済が抜きん出る強国・ドイツが、財政危機のギリシャなどに救済の手を差し伸べることはないのだろうか? 「なぜドイツはギリシャ救済に躊躇しているのでしょうか? "自分たちが汗水垂らして働いている時に呑気に遊び暮らしていたギリシャ人を血税で助けてあげるなどとんでもない"というドイツの言い分もわかります。ですが、経済危機は放っておけば時間と共に深刻化しますから、なぜあえて危機を長引かせるようなことをするのか。そこには、ドイツの通貨戦略があります。あえて財政危機のギリシャをEU内に抱え込むことで、EUの通貨・ユーロを通貨安の方向に持っていこうという戦略に沿って動いているのです」  為替の世界では、通貨を発行する国の財政状況が悪化すれば、通貨安の方向に向かうというセオリーがある。一方で通貨安となれば、輸出入の視点では「自国に対する相手国の購買力増加→相手国への輸出量増加」につながる可能性が高い。  つまり、ドイツはギリシャをEU内に抱え込むことでユーロ安の方向に持っていき、輸出を拡大させようという通貨戦略をとっているのではないか、と岩本氏は裏読みをするのだ。 「1月3日付の英ファイナンシャル・タイムズは、昨年12月にドイツの失業率が、他国の高失業率をよそに著しく低下し、20年来の低水準6.8%になったことを伝えています。20年前といえば東西ドイツ統合で景気がバブル化していた頃ですから、それ以来の好景気を謳歌していることになります。記事の中では、製造業を中心に企業が高収益を上げ、特にドイツの大手自動車メーカー・アウディが、今年中の雇用増を言明していることなどを例として挙げています。この好調なドイツ経済を支えているのが輸出産業です。例えば、アジア市場でもドイツ車の販売は伸びているんです。日本でもドイツ車がますます売れていますよね」  つまり円高ユーロ安の還元セールは、ますますドイツ経済を好調にしているのだ。 「世界各国の国家戦略の中で重要な政策のひとつが通貨戦略なのです。例えばアメリカは、オバマ政権が打ち出した輸出倍増計画のために、(円高)ドル安政策をとっています。今年の大統領選で再選するために、オバマ政権はこの政策をますます推進させるでしょう。この動きを日本は指をくわえて見ているだけですが、アメリカとの輸出を競うドイツは、なんと財政危機のギリシャを利用してユーロ安の方向をつくり出しているのです」  アメリカの通貨戦略によって、1ドル=59円まで進みかねないといったアメリカの通貨戦略については、岩本氏の最新刊『為替占領』を読んでいただくとして、ドイツが欧州危機に対して積極的に関与しようとしない背景には「欧州危機はドイツにとって好都合」というカラクリがあるようだ。 (取材・文=松井克明) ●いわもと・さゆみ 1991年より日米加豪の金融機関にてヴァイス・プレジデントとして外国為替、短期金融市場取引を中心にトレーディング業務に従事。日本経済新聞社発行のニューズレターに7年間、為替見通しを執筆。金融機関専門誌「ユーロマネー誌」のアンケートで為替予想部門の優秀ディーラーに選出。現在、為替・国際金融関連の執筆・講演活動の他、国内外の金融機関勤務の経験を生かし、英語を中心に私立高校、および専門学校にて講師業に従事。主な著作に「新・マネー敗戦」(文春新書)など。
為替占領 ふむふむふむ。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 金融危機を生んだ「悪の枢軸」の正体 なぜ、金融工学は叩かれたのか? ポスト・バブル世代の若者は、就職でどれだけ「損」しているのか? ピースボートにハマる「イマドキの若者」とネットワークビジネスとの関係とは?

ドラマ収録現場で「チュースチュース!」 TOKIO松岡のテンションがヤバすぎる!?


matsuoka_hello.jpg
『13歳のハローワーク』公式サイトより
「最初はこれをどうドラマ化するのかって、不安の声が多かったんですが、フタを開けてみればまずまずの数字。とりあえずはみんな胸を撫で下ろしているところですね」(番組スタッフ)  現在、テレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠で放送中のドラマ『13歳のハローワーク』。原作は、2003年に村上龍が「仕事紹介本」として上梓したエッセー体裁の百科全書だ。 「ドラマ化するにあたって、職業紹介だけでは作れないので、主人公がタイムスリップして過去を変えるという設定にしたんです。最初は現場もどこかしっくりきていない様子でしたが、とにかく主役の松岡昌宏さんが場を盛り上げるもんですから、すぐに出演者とスタッフが一致団結しましたね」(テレビ局関係者)  そんな現場で今、スタッフの間で密かに流行っている"口癖"があるという。 「それは、松岡さんの『お疲れチュースチュース!』です(笑)。最初はみんな何を言ってるんだろうって苦笑いしていたのですが、いつからかスタッフも使うようになって......。もちろん、彼の前では使いませんけどね。松岡さんはスタジオ移動もスケボーに乗って移動したりと、とにかくテンションが高い! おまけに関ジャニの横山裕君もいるので、現場はうるさいくらいですね。スタッフの間では、何とかこれを流行らせて、流行語大賞を取りたいねって話してますよ(笑)」(前同)  これが流行るかどうか、視聴率よりも気になる!?
13歳のハローワーク 松岡は適職だね。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・「2枚も出したら大赤字!」CD発売を中止したTOKIOの驚くべきセールス実態「まるで金持ち特区!」TOKIO山口達也 無免許運転の裏に地元警察の怠慢があった!?「なんでこんなに売れないの?」関係者が落胆するTOKIOのCDセールス不調

ティーンズ文化も根絶やし状態! カルチャー不毛地帯で強いのは"地方"!?

shibuyagirl.jpg
Photo by localjapantimes from Flickr

(前編はこちら)

■"欧米人"になりたがる女子に可能性はない

――外国といえば、米原さんは、中国版のTwitterである「Weibo」で39万人にフォローされていますが、大陸でも日本のファッションの影響を感じますか?

米原康正氏(以下、米原) 僕はストリート系とか、109系が盛んだった2003年くらいから中華圏に行き始めたんだけど、日本のファッションの影響はその頃がピークだった。それ以降の日本では、加速的に外資ブランドが中心になって、中国人もだんだん日本が面白くないのが分かってきた。「要は日本人って、"欧米人"になりたかったのね」って。日本を飛び越えて、外資ブランドに手をつければ終わる話になっちゃった。日本と中国では、女の子のあり方が根本的に違うんだ。とにかく日本の女の子って"自分が外人じゃない"ってことに強烈なコンプレックスを持っているよね。雑誌の特集でも、"外人風メイク"とか、"ハーフモデルになりたい"とかが多いでしょ? 大人たちが、消費をさせるために、コンプレックスをあおった結果だよ。中国だけじゃなく、ほかのどんな国もそんなあおり方は絶対にしない。こんなにも、自分たちにプライドが持てない国って日本くらいだし、これをおかしい思わないこと自体、僕からすると、気が狂ってるよ(笑)。そこを、王道系の青文字の子たちは、少なくとも、外人志向ではなく、"今の自分たちをどういう風に見せるか"っていうモチベーションでやっている気がする。守っていくべきだと思うね。

緊急レポ! プリンセステンコーの秘蔵っ子女優が女子プロレスに参戦!!

tenko_pwmain.jpg  2月5日、新木場1stRINGにて、女子プロレス団体スターダムの興行「スターダムseason5 NEW YEAR STARS 2012」が行われた。なんといってもこの日のニュースは、あのプリンセステンコー所属事務所の秘蔵っ子であり、蜷川幸雄主催NINAGAWAスタジオ出身という異色のキャリアを持つ本格女優、安川結花がリングデビューを飾ったことであった。
tenko_pw1.jpg
安川惡斗
 後楽園ホールを満杯にするなど、すでに人気のスターダムだが、看板レスラーであるグラビア出身の愛川ゆず季が不在にもかかわらず、このデビュー戦を見ようと会場は400人を超える観客で埋め尽くされ、早々に満員札止めとなった。
tenko_pw2.jpg
対戦相手のはるか悠梨
 安川のリングネームは惡斗(あくと)。「惡」というその名のイメージ通り、それまで正統派という印象だった安川が、自身の殻を打ち破ってヒールレスラーに挑戦するという触れ込みのデビュー戦。風貌もグラビア時代の安川とは打って変わって攻撃的なイメージに塗り替えられ、彼女の発するコメントも試合前から過激なものに変わっていた。 tenko_pw3.jpg tenko_pw4.jpg  安川の対戦相手に選ばれたのは、彼女とは対照的に愛くるしいフェイスで周囲を魅了するアイドル出身のはるか悠梨。加藤悠(かとうはるか)の名でグラビアアイドル活動をしているはるかも、昨年12月にスターダムでプロレスデビューを飾ったばかり。 tenko_pw5.jpg
tenko_pw6.jpg
 それにしても、取材で入った控え室通路で選手たちとすれ違うたびにびっくりさせられたのは、どのレスラーもみんなスタイルがよく、セクシーでかわいいということ。ショーの最初にオープニングダンスを披露した「Kちゃんパンダ」の面々や、リングアナも務める風香GM、この日登場したレスラーの美闘陽子、鹿島沙希、紫雷イオ、星輝ありさ、岩谷麻優、宝城カイリ、翔月なつみと、最近の女子プロレスがアイドル路線に変わりつつあることを知っていても、その美女揃いの布陣には驚かざるをえなかった。グラビアアイドルイベントにでも顔を出したような不思議な気持ち。本来なら愛川ゆず季もここに加わるわけで、これほどアイドルレベルの高い団体も珍しいのではと感心させられた。 tenko_pw7.jpg tenko_pw8.jpg tenko_pw9.jpg  安川のデビュー試合は1試合目に行われた。リングサイドにはプレスのカメラが集い、安川はウイスキーボトルを手に悠々と登場。紙テープの飛び交う中、はるかに握手を求められて、口に含んだウイスキーを吹きかけるなど、憎々しい態度でのっけから挑発的。ゴングとともにはるかに勝負を挑む姿は、それまでの安川のイメージを完全に覆すほど過激なヒールっぷりだった。 tenko_pw10.jpg tenko_pw11.jpg tenko_pw12.jpg  試合は、これぞプロレスといった技の応酬、迫力のある展開。安川がデビュー戦を見事に勝利で飾るわけだが、やるほうもやられるほうも、髪を振り乱し、胸を揺らしながら、大股を開いて組み付いていくというセクシーなもので、女子プロレスの魅力を再認識させられた。プロレスをプロレスと見ればただの一試合でしかないだろうが、女子プロレスがこれほどまでアイドル化している昨今、プロレスという枠を外して考えてみても、既存のどんなイベントよりもこちらのほうがずっと面白く、魅力的に感じた。 tenko_pw13.jpg tenko_pw14.jpg tenko_pw15.jpg  テレビではなかなか見る機会も少なくなってしまった女子プロレスだが、ファンにとってはアイドルレスラーに気軽に会いにいけるプライベートイベントとしての魅力も高い。そういった側面を楽しんでいるファンも多かった。会場で販売されているグッズもアイドル性を意識したものが多く、彼女たちの喜怒哀楽をむき出しにしたファイトを見ていると、会場を満員にする魅力が自ずとわかるような気がした。この日安川と対戦したはるかも、試合後、プロレスに入るきっかけを「女の子が普段見せないような顔をして闘うじゃないですか。あれを見て、自分もやりたいと思ったんです」と語っていた。そういう魅力がリング下にいても伝わってくる。 tenko_pw16.jpg tenko_pw17.jpg tenko_pw18.jpg  試合は意識もうろうとなったはるかに対して、安川がコーナー2段目からローリングセントーン(=惡トーン)を投下して終了した。試合後、安川は控え室で「気合いで勝ちましたよ!」と雄叫びを上げ、勝利を喜んだ。ヒールらしく、最後まで悪役らしく振る舞おうと、記者会見の言動も最初は荒々しいものだったが、時折女の子らしい表情も垣間見られた。プロレスを初めて間もなかった昨年9月、バセドー病を患っていることを知り、甲状腺ホルモンが人の3倍あることを知った安川。そんな苦境にも負けずトレーニングを続け、40キロ台の細かったウエイトを56キロまで増量。今日の試合に臨んだ。その背景には芝居で鍛えられた強い精神力があった。 tenko_pw19.jpg 安川は、「舞台とリングなら身体を使う分、やはりリングのほうが半端なく大変ですよ」と話しつつも、「わたしにとってプロレスは客に楽しんでもらう、それだけなんです。自分が楽しくなければ人も楽しくないという。だから自分も楽しむ。そこは舞台と何も変わらないんです。女優道もヒール道も同じ」と語気を荒げた。  ふだん、「願晴る」と書いて「がんばる」という自分の言葉を大切にしているという安川だが、苦労の末の勝利、そして自身の新しい門出を勝利で飾れたことを素直に喜び、「初勝利をレスラーになるにあたってお世話になった風香GMと総合格闘技の大山峻護先生に伝えたいです」と最後に語った。  敗れたはるかは「本当に勝ちたくて挑んだんですけど、惡斗は本当に力が強くて、必殺技も結構重い感じだった。自分の力が及ばなかった部分があったので、今すごい悔しいです。スピードではわたしのほうが勝っていると思うので、スピードで惑わせるような戦いをして次は絶対に勝ちたいです」とコメント。再戦への意欲を燃やしていた。 tenko_pw20.jpg  女子プロレス、なかなか侮れない面白さかもしれません。 ▼安川惡斗デビュー戦15分1本勝負 安川惡斗○(10分44秒/惡トーン→片エビ固め)はるか悠梨● その他の試合結果はスターダム公式ホームページを参照ください。 スターダム公式ホームページ <http://wwr-stardom.p-kit.com/> (取材・文=名鹿祥史)
週刊プロレスEXTRA (エクストラ) Vol.1 女子プロレスエロかわ主義 2012年 3/5号 いいね! amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・セクシー過ぎるXmasプレゼント!「THE OUTSIDER第19戦」ラウンドエンジェルが繚乱!!つーか、これでしょ!「THE OUTSIDER第18戦」ラウンドエンジェル大鑑賞会!言葉を失う艶やかさ! 「THE OUTSIDER第17戦」ラウンドエンジェルは浴衣だ!!!

ファンの怒りがジゼルに飛び火? スーパーボウル終了後の珍騒動

GiseleBundchen01.jpg

 5日に行われた、「全米のお祭り」ことナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王者決定戦、第46回スーパーボウル。試合は、ニューヨーク・ジャイアンツが残り1分を切ったところでタッチダウンし逆転。ニューイングランド・ペイトリオッツを21対17で下し、4度目の優勝を手に入れた。ペイトリオッツは4年前のスーパーボウルでも、今回同様、第4クオーター終盤での逆転負けをきしている。悔しくてたまらないペイトリオッツ・ファンたちは、怒りの矛先を世界一稼ぐスーパーモデルのジゼル・ブンチェンに向けていると伝えられている。

 ジゼルは3年前に、ニューイングランド・ペイトリオッツの花形選手トム・ブレイディと結婚。2009年末には長男を水中出産しており、トムは世界一美しい妻、かわいい息子にめぐまれた幸せな男だと言われてきた。

主役はアニキか納豆か? 水木一郎が納豆づくしになっちゃうDVD『頑張れ!!  納父さん』

nattosan.jpg
アニキ、納父さん食っちゃってますよ!
 背広にネクタイを身にまとった納豆のキャラクター「納父さん」のDVD『頑張れ!!  納父さん』(TCエンタテインメント)が発売された。この納父さん、普段は冴えないサラリーマンだが、夢の中では地球を守るヒーローに変身するらしい。  だが、DVDのジャケットを見ると、主役のはずの納父さんの影は薄く、なぜか主題歌を歌う水木一郎が大々的にフィーチャーされている。  いざ再生してみると、アニメ主題歌っぽさ全開の「ヒーローはNever ねば Give Up!」(歌:水木一郎)に合わせ、納父さんが悪役と戦うロボットヒーローアニメさながらのオープニング映像が流れた。  本編への期待が高まる中、「チャレンジ! 納豆クッキングだZ!」という水木のシャウトとともに始まったのは、なぜか料理番組。もちろんアニメではなく、水木本人が出演する実写映像だ。ここでは、水木が居酒屋のシェフに教わりつつ、納豆を使ったレシピにチャレンジするようだ。納豆ピザ、納豆シューマイ、納豆ちらしなどを作る合間も、水木は「ネバネバだZ!」「発酵、発酵だZ!」と常時ハイテンション。一方、引きつり気味の表情で調子を合わせるシェフ。彼らのまるで噛み合ってないテンションが見どころだ。
natto02.jpg
(上)冴えないサラリーマンの納父さん。
(下)夢の中でヒーローに変身した
納父さん。夢なので、理想の
スリム体型になっている。
 納豆クッキングのコーナーが終わると、「水木一郎 納豆大使任命式で熱唱!」「水木一郎チャリティーライブ in 石巻」とイベントでの模様が流れ始めた。「Z(ゼェエーット!)」のシャウトとともに"納豆大使任命式"に登場した水木。"納豆大使"に任命され、壇上で納豆愛をスピーチする水木。"ミス納豆"という謎のキャンギャルとともに納豆を混ぜる水木。石巻市の会場で歌う水木。  肝心の納父さんのアニメがまるっきり始まらないまま、ラストチャプターに入ってしまった。最後は、子どもたちが元気いっぱいに踊る「みんなでおどろう なっとうさんダンス」のコーナーだ。最後に子どものダンスコーナーを持ってくるあたり、納父さんのアニメを1話も収録しなかった失態を愛くるしさでごまかそうとしているのだろうか。そんな筆者のひねくれた邪推をよそに、子どもたちは、水木の歌「ヒーローはNever ねば Give Up!」に合わせて腕をグルグル回し、「粘りだZ!」と力いっぱい決めポーズ。いいね、君たちは無邪気で。  結局、納父さんのアニメらしいアニメはオープニングパートのみで、そこから先は水木一郎による各地での納豆絡みのイベント映像ばかりが詰め込まれていたこのDVD。納父さんは一体どこへ......?
nattosan03.jpg
これはオープニングテーマ映像で一瞬だけ
流れる画像。右が、納父さんとイイ仲の
"イソフラガール"。その正体は納父さん
の娘。
 すっかり肩すかしを食らった気分で公式HPを調べてみると、どうやらこのDVD、全国納豆協同組合連合会公認ソング「ヒーローはNever ねば Give Up!」のアニメーションPVだったようだ。つまり、納父さんはおまけ。ただ、主人公の納父さんのほか、悪役やヒロインまで、いずれもしっかりキャラクター設定が決められているようで、設定によると、納父さんはイソフラ・フーズ株式会社の総務部部長。美人の妻と高校生の娘がいるが、家族とは会話がなく、特に娘には話しかけようとすると睨まれるほど毛嫌いされている。だが、納父さんがヒーロー化した夢の中では、なんと娘と恋仲に発展しているのだとか。  何その、アブない設定! こんなにいい設定がありながら、DVDにアニメが1話も収録されていないだなんて、キャラクター設定の持ちぐされだZ! (文=朝井麻由美)
頑張れ!!納父さん 発売元・販売元:TCエンタテインメント 価格:1,890(税込) amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・「ゼェェェット!」アニソンの帝王・水木一郎が見据える世界への道程あかりん脱退、そして5人が残った!「Z」に改名して国難に立ち上がるももいろクローバー心の叫びを聞いてくれ!? きゅうりや歯ブラシがブツブツつぶやく『つぶやき隊』

昭和の子どもたちに愛された "近所の怪獣"ヒバゴン 死因は老衰だった!?

bintaro_hibagon.jpg
『本当にいる日本の「未知生物
(UMA)」案内』
(笠倉出版社)
UMA、心霊現象、都市伝説、オカルト......科学や情報技術が発達した現代でも、今なお話題に上がり続ける真贋不明な有象無象を、"摩訶不思議"のオーソリティー・山口敏太郎が縦横無尽にぶった斬る  昭和を代表するUMAといえば、日本中の山でウワサになった「ツチノコ」と広島の比婆山を騒がせた「ヒバゴン」だ。さらに、鹿児島の「イッシー」を加えて、 "日本三大UMA"と呼ぶ人々もいる。日本が元気だった昭和の頃、「ヒバゴン」は怪獣好きの少年たちにとって親しみやすい"近所の怪獣"であった。  この「ヒバゴン」、いまだに地元での人気は高い。「ヒバゴンの鼻くそ」というやや食欲が萎えるお菓子や、「ヒバゴン丼」という定番のご飯メニュー、各種キーホルダーなど貧弱な発想のヒバゴングッズがささやかな経済効果を及ぼしているのだ。  だが、肝心のヒバゴンが消息を絶って久しい。1970年から74年にかけてヒバゴンは、広島県比婆郡西城町・比婆郡比和町・庄原市と暴れまくった後(暴れまくったといえば格好がいいが、単に徘徊していただけともいえる)、忽然と姿を消している。  その後、80年になると広島県山野町で毛だらけの獣人が目撃され、地名からヤマゴンと命名、さらに82年になると広島県久井町でも毛だらけの獣人が目撃され、今度は久井町からクイゴンと命名された。  山野町も久井町も比婆山系と距離的に近いことから、ヒバゴンが移動したものと判断され、ヤマゴンもクイゴンもヒバゴンと同一個体と見られている。つまり、82年以降、ヒバゴンは目撃されなくなってしまったのだ。しかも心配なことに、82年の目撃者によると、その毛だらけの獣人の体毛には"白い毛"が混じっていたというのだ。  この"目撃されなくなったという部分"が、ヒバゴンの正体暴きの中で重要なファクターになってくる。つまり、ヒバゴンは種ではなく、あくまで類人猿の個体であるという可能性が高い。万が一、種ならば複数体が何十年にわたって目撃されてしかるべきである。言い換えれば、なんらかの理由で生まれた"特殊な個体"が82年以降に老衰で死亡した、と判断するのが合理的なのだ。  この"特殊な個体"だが、一体どこから来たのであろうか。これはあくまで筆者の推論に過ぎないが、太平洋戦争末期(44~45年)、広島県周辺(近県の可能性も)にあった動物園の飼育係が、政府から発令された動物たちの毒殺命令を無視して比婆山系に類人猿(チンパンジー)を放した。その後、広島に原爆が投下、混乱の中、山中で類人猿は独自の進化を遂げていった。だが、しょせんはリアルな生物であり、野生化したチンパンジーも、約40年後老衰で死んだというわけだ(この仮説に関しては、以前コアマガジンのコミックで漫画原作を担当したことがある)。  このままヒバゴンは忘却のかなたに消え去ってしまうのだろうか。実は、比婆山にて最近、二足歩行する小さい類人猿の目撃事件が発生している。これはいかなることであろうか。ヒバゴンの子孫なのか、それよもヒバゴンは個体数が少ない絶滅危惧種であったのだろうか。 (文=山口敏太郎)
本当にいる日本の「未知生物(UMA)」案内 失神モノ? amazon_associate_logo.jpg
●【山口敏太郎の摩訶不思議ぶった切り】INDEX 【VOL.4】「世界滅亡の断言」を強要された!? オカルトにかかわるマスメディアの責任とは 【VOL.3】オカルトやホラーを家族で楽しむために「2012年 ハルマゲドン商法」を討つべし 【VOL.2】「いったい誰の仕業か」UFOの大群が飛来する怪事件が指し示すもの 【VOL.1】"オフィシャルか、プライベートか......現代における「妖怪と幽霊の違い」とは?

小島よしおのグルメ番組、ダンディ坂野と善人掛け合いで"静かに面白い"

kojimayoshioi.jpg
『小島よしおのギロスチョピ~前へ
前へ~』(よしもとアール・アンド
・シー)

 『小島よしおのペコペコグルメ』(TOKYO MX)。

 このストレートすぎる番組タイトルの脱力感。これは、「小島よしおの」だから収まりよく成り立つのかもしれない。どっきり企画で出てくる架空の番組タイトルのような雰囲気が漂う気もするが。

 とにかく、小島よしおがお届けするグルメ番組、一体どんなノリなんだろうか。紹介する店で、メニューそっちのけで「ダイジョブ、ダイジョブー」とか「ピ~ヤ~」とか「ナイス! ナイス!」とか「何の意味もない、何の意味もない」みたいなギャグを連発したあげく、「下手こいた~」と言いつつ海パン姿になって「そんなの関係ねぇ」になだれこんで(しかもテーブルの上に乗ったり)、盛り上がったりするのだろうか。その1月31日放送回では......。

「がめつさは相変わらずでも……」稼ぎまくる"元祖ハイレグ女王"岡本夏生

o_natsuki.jpg
岡本夏生公式ブログより
 バブルが弾けるのと同時に芸能界から姿を消し、昨年奇跡のカムバックを果たした"元祖ハイレグ女王"岡本夏生が、ここぞとばかりに稼ぎまくっている。  金にがめつすぎる性格ゆえに長らく干されていたが、昨年大ブレーク。いまやバラエティ番組や各種イベントに引っ張りダコで、超多忙な生活を送っているという。 「金にがめついのは相変わらず。むしろパワーアップしているほどですよ。ただ、それを補って余りあるほどの"濃さ"が彼女にはある。のんきに与えられた仕事をこなす今時のグラドルと違って、自分からどんどん企画も提案する。本物のプロですね」(テレビ関係者)  マネジメントは自ら行っており、仕事のオファーも自ら受ける。ただ、その際もアクの強さは随所にみられるようで「自宅兼事務所に電話をかけると、そのまま岡本さんの携帯電話に転送される。呼び出し音が鳴った瞬間『岡本です』と出てくれるのはいいんですが、そのあと『私には1分1秒が大事なの。用件は手短にね』とまくし立て、トロい相手だと『あとで用件をメールで送って』と自分の携帯アドレスを一方的に教えて、ガチャ切り(笑)。とにかくせっかちですね」という。  さらに担当者には、用件と一緒に"あるモノ"を必ず提示させるという。 「相手の顔写真ですよ。てっきり、若い男性であることを期待しているのかなぁとも思いましたが、違うんです。『顔をさらさない人間は信用できない』というポリシーを持っているようです。芸能界を干された時、多くの人に裏切られたトラウマかもしれませんね」(出版関係者)  歯に衣を着せぬ発言で、もはや「女を捨てている」といっても過言ではない岡本だが、その裏には悲しい過去も見え隠れする!?
ギディ―岡本夏生写真集 ワァオ!!! amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・オネエ系の次は熟女系? バラエティーで活躍する熟女女優たち「収入はピークの半分! でも......」テレビから消えても生き残る"一発屋芸人"の経済学「弟にまだ金をせびりにくる」ナイナイ矢部の兄 前事務所"放逐"の裏事情

どう見てもギャグ!? 豪華スタッフなのにC級テイスト漂う『戦姫絶唱シンフォギア』

shinfogia130.jpg
『戦姫絶唱シンフォギア』公式サイトより
 ミュージカル嫌いで有名な芸能人といえばタモリ。彼いわく「なんでわざわざセリフを歌にするのかわからない。不自然じゃないか」と。この気持ち、わからないでもない。和歌の伝統がある我が国だけれども、近代的なドラマを歌とセットで見せられる文化はもともと存在していないのだもの。  はてさて、そんなミュージカル文化の根付いていないこの国で、歌とドラマの融合という無謀な挑戦に果敢に挑んでいるアニメがある。1月から放送中の『戦姫絶唱シンフォギア』(TOKYO MXほか)だ。  企画の中心になっているのは、声優にして紅白出場も果たした人気歌手でもある水樹奈々のプロデュースで知られる音楽制作集団「Elements Garden」と、ヒットゲーム『ワイルドアームズ』シリーズなどで知られるゲームクリエイター・金子彰史。異業種クリエイターの豪華コラボレーションだけでも不穏な気配に胸がざわめくが、さらに製作委員会には、『新世紀エヴァンゲリオン』のキングレコード、『魔法少女まどか☆マギカ』のアニプレックス、ニコニコ動画の運営元であるドワンゴ、そしてカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」で我が世の春を謳歌するブシロードといった国内コンテンツ関連企業の有力株がこぞって参加しているのである。"覇権"の品格漂いまくりである。  実際のところ作品の内容も、『マクロスF』や『けいおん!』などのヒットを受けて、「歌とアニメの合わせ技こそがアニメーション企画の勝利の方程式だ!」と考えた人たちが生み出した、まるで戦艦大和のような大艦巨砲主義精神に満ち満ちている。  水樹はもちろん、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役などで知られ、ソロアーティストデビューも決定している悠木碧、ユニット「TWO-MIX」としての活動で「声優にしてヒット歌手」の先駆者として知られる高山みなみ、ユニット「RO-KYU-BU」としてのアーティスト活動も記憶に新しい井口裕香ら、演技も歌もともに高い実力を備えたキャストを配した豪華な声優陣。彼女たちが演じる美少女たちが、サイバー感覚溢れるスーツを身に纏い、人々を苦しめる「ノイズ」と呼称されるモンスターたちと戦う。こう書けばなんだか楽しいオトナ向けプリキュアという雰囲気だが、問題なことに、彼女たちは戦闘シーンで歌いっぱなしなのである。おかげで、吉本新喜劇もかくやの衝撃コント時空が画面に発生してしまう。  もちろん作中では、彼女たちの歌の力がモンスターを倒すためにはどうしても必要なのだ......と理由付けがされてはいる。しかし、迫り来る攻撃を必死で潜りぬけ、鋭いパンチやキックを放ちながら、BPM高めのテンションアゲアゲなユーロビート調楽曲を歌い狂う姿は、どう見てもギャグ。笑ってはいけないアニメ選手権である。  考えてみれば『マクロスF』は歌う人と戦う人が別だったし、『けいおん!』だってライブはライブで、日常生活の中でいきなり歌い始めたりしない。発想の逆転、意外な新機軸を打ち出したつもりが、シリアスな笑い(by『バクマン。』)に繋がり、破天荒な面白さが生まれてしまったというオチか。  またさらに、必殺技を撃つたびに画面に現れる謎の書き文字が、珍奇な魅力をブーストしてくれる。まるでインチキ外人の描いた勘違い和風アートのような決めカットが、見る側の笑いのツボをグリグリと容赦なく刺激してくるのだ。  あまりにカオティックな魅力に、巷には作品名をもじった「シンフォギアン」を名乗るファンが急増中だそう。たまには、合成着色料バリバリの怪しいお菓子を食べるような感覚で、ジャンキーにアニメを見てみるのもよいのでは!? ラララ~♪ (文=御船藤四郎)
戦姫絶唱シンフォギア 1(初回限定版) ある意味、伝説。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・ポスト『まどマギ』!? "アニメ界の小室哲哉"が放った力作『輪るピングドラム』を再考ロボット好き必見! 洗練されたメカたちが大活躍『輪廻のラグランジェ』なんと! PTAも真っ青 "騎乗位"も"近親相姦"も描く地上波エロアニメ過激化の真相