やはりファンは騙された!? 元光GENJI赤坂晃が"騒動"について語った!

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入手した赤坂晃受刑者の直筆の手紙

 昨年12月、覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕された、元光GENJIの赤坂晃受刑者。07年10月にも同法違反(所持)の疑いで逮捕され、同年11月に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を、今年3月に懲役1年6月の実刑判決を受け、現在は服役中だ。これまでも日刊サイゾー、サイゾーウーマンで彼の周辺で沸き起こっている"騒動"について報じてきたが、編集部では赤坂受刑者の直筆の手紙を入手。そこには、思わぬ言葉が綴られていた。

 騒動の発端は、赤坂受刑者が逮捕されて間もない今年1月にまでさかのぼる。もともと赤坂受刑者の高校時代の同級生で、逮捕直前まで勤めていた新宿のカラオケバーの同僚でもあるY氏が、「待ってるぜ!! 緑。」というコミュニティーを立ち上げた。緑というのは、光GENJI時代の赤坂受刑者のイメージカラーであり、コミュニティーでは昔からのファンを中心に、交流を図っていたという。ところが、Y氏がインターネット上で物販を始めたころから、雲行きが怪しくなってきたという。

読み方は自分で決められる!? あなたが知らない日本人の名前の秘密

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『名前10万よみかた辞典』
(日外アソシエーツ)
世の中のへんなものをこよなく愛するのり・たまみの、意外と知らないちょっとへんな社会学。 「光宙」で、ピカチュウ。 「十兵」で、クリストファー。 「苺苺苺 」で、まりなる。 「樹美羅」で、じゅびら。  マンガの話では、ありません。これ全部、実際の子どもたちの名前です。  最近、「昔なかったような変わった名前の子が増えたよね~」と話題になることありませんか? 20年後、新入社員があなたの会社に入ってきた時に、「初めまして。●●大学出身の<ジュビラ>と<ラルク>です」「去年入ったピカチュウ先輩に貴社を紹介されました」なんて感じで挨拶に来るのでしょうか。  一回は届け出が受理されながらも、その後「変える変えない」で大騒動になった「悪魔ちゃん」騒動。あの騒動から17年の月日が経ち、もう現実は何でもありの様相を呈しています。  ここでは「親による子どもの私物化」なんて話はあえてしません。戦争中に「勝利」「武」「功」なんて名前が命名ランキングで上位だったように、もともと命名自体が、いくら「本人のためを思ってつけた素晴らしい名前」にせよ、強制的なものだからです。それに「普通」なんて価値観は時代によって変わるからです。 と言っても、実存した女性の「まんこ、ウン子、ポン」、男性の「ヒモ、又金、△□一(みよいち)」なんかは、さすがに命名としてどうなんだろうと思わないでもないです。  でも、今回論じたいのは、名前を見ても何と読むのかさっぱり分からないし、想像もできないということです。  たとえば、冒頭の「十兵」で「クリストファー」。普通には読めませんね。音も訓も全く合ってません。これは「十」が十字架でキリスト教を現し、それで「クリスト」。「兵」が「ヘイ」→「フェイ」→「ファー」で、「クリストファー」です。  こんな読み方は、漢字辞典のどこを引いても全くありません。完全にフリーダムな読み方の名前です。実は、戸籍法など法律上では「名前の読みは全くの自由」。漢字の音読み・訓読みなんかぶっ飛ばして、オールフリーダム。たとえば、「太郎」に対して「くいだおれ」、「花子」で「ひみつのはなぞの」という読みでもOKです。  よく、書類記入例の見本として「鈴木太郎」という名前が使われますが、実は読み方は「ウルトラマン・ジャイアントポー」かもしれません。それは誰にも分かりません。  ここまで書くと、日本の「名前行政」は現在何でもありの感じもしますが、実は「何の漢字を使っていいか」は、「読み」とは全く逆にすごいく制限されています。  漢字の種類は10万字以上ありますが、その中で「子どもの名前に使って良い」とされているのは2010年7月現在、たった2930文字です。これは漢字全体の3%弱にあたります。 97%の漢字は使ってはいけないんですね。ほんとに、ごく一部の漢字しか認められていません。  たとえば、「田尻」「野尻」「沢尻」などの姓名に使われている「尻」。これは「子どもの名前」としては使用禁止。姓名には存在するけど、下の名前には法律では禁止されているという不思議な漢字です。  他にも同様な例としては、「崔」「懍」「藺」「逍」「欅」「浚」「檸」「檬」「茗」「璋」なども使ってはいけません。個人的には「檸檬(れもん)」なんてキレイな名前だと思いますが、どちらの漢字も禁止です。04年に、「この漢字名前に使いたい!」という親の要望が大きな声となって「苺」「遙」「煌」「雫」など少数の漢字が追加されました。もし「苺(いちご)」という名前の子どもがいたら、04年以降の生まれのはずです。  もう一つ、「名前の読み」に関しては問題があります。実は読み方は「登録しなくてもOK」なんです。  国家が個人を管理しているのは「戸籍」ですが、その「戸籍」には「読み」は全く記載されていません。だから「洋子」は「ひろこ」なのか「ようこ」なのか、もしくは他の読み方なのかは、全く分かりません。  「読み」が書かれるとしたら「住民票」です。「ふりがな」の記入欄がありますね。でもこちらも任意。もともと「なんて読むのか」は必須事項でもないので、自治体の管理に仕方によって書かれたり、書かれなかったりしています。ただ管理の都合や、名前を呼び出すときに便利なので、勝手に書かせているだけです。  もし「洋子(ようこ)」さんが、気分転換や何かの都合で「ひろこ」という呼び方の方にしたいと思って、進学や就職の時に「ひろこ」と新しく名乗っても、法律上の問題は何もありません。そもそも「名前」と思っていた「自分の呼び方」は、本人や周囲が思い込んでいた幻想みたいなものですから。  仮に住民票に「読み」が登録してあっても、もともと必須ではなく、かつどう読むかは自由なので、市役所などに言って「名前の読みを変更したいんですけど」と言えば、ごく簡単に申請書でその場で変えてくれます。「名前の読み方を変えるなんて大変な事」と思ってる人が多いと思いますが、実は簡単。そもそも「どう読もうと関知していない。ただ便宜上で聞いています」というのが役所のスタンスです。  だから、へんな名前(あえて、こう書きます)で悩んでいる人も多いようですが、実は「読み」に関しては、簡単に変えられます。「ピカチュウ」がイヤなら「光宙<みつひろ>」で問題解決です。  もともと「戸籍」を作ったのは、「徴兵」と「納税」管理のためです。「へんな読み方」を付ける親は、おそらく 少なかったのでしょう。  他国の状況を見てみると、欧米諸国では、使用される文字は各種アルファベットが基本なので、書いた文字と発音はほぼ同一です。中には珍しい名前をつけることもありますが、日本の「苺苺苺 」のように、どう読むのか全く不明、ということはありません。「AAAAAAAA ちゃん」とか「Fuck you君」とかいたら印象に残るでしょうけど。いずれにせよ、日本に実際にいる「苺苺苺」 さんのように「いったい、この漢字でどう読むんだ?」という問題は、そもそも起らないのであまり問題になることはありません。  また、同じ漢字圏の中国や台湾などですが、今の日本のように滅茶苦茶な名前と読みは、別に親たちに流行しているわけではなく節度ある名前になっているようです。もちろん、いつの時代も珍貴な名をつける人はいますが、日本のようにそこら中で不思議な名前を見かけるという状況ではありません。  このように、漢字の制限というあまり報道されない「極端な不自由」と「好き勝手に読みが決められる、誰も管理してない」という「不思議な自由」が混ざりあって、世界に例をみない名前をめぐる凄い状況が、日本で起きています。  あなたが長年「自分の名前の読み方」だと思って信じて疑わなかったもの、それは幻想です。誰も管理してないし、何の決まりもありません。  漢字は変えられませんが、明日からあなたは「ゴジラ」でも「だんごよんきょうだい」でも「AKBいのち」でも好きに名乗ることが出来ます。 (文=のり・たまみ) ●のり・たまみ 世界中の「へんなもの」をこよなく愛する夫婦合体ライター。日本のみならず、世界中の政治の仕組みや法律などをこよなく偏愛している。主な著書に『へんなほうりつ』(扶桑社)、『日本一へんな地図帳』(白夜書房)、『へんな国会』(ポプラ社)、『へんな婚活』(北辰堂出版)などがある。
名前10万よみかた辞典 好きにしてもいいと言われても、けっこう困る。 amazon_associate_logo.jpg
■へんな社会学 バックナンバー 【第3回】"交通事故死減少"は真っ赤なウソ!? 軍事国家時代から続く「大本営発表」のカラクリ 【第2回】あの阿久根市より凄い! おっぱいで勝負をかける山口県光市 【第1回】皇居、ディズニーランド、甲子園球場......好きな場所に勝手に住み込む方法とは?

あの元ミスヤンマガがMUTEKIデビューの衝撃的展開!!

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DVD『メロメロ~ン 小林ユリ』
【メンズサイゾーより】  先日、「ミスマガジン2010」のお披露目イベントが都内で行われた。ミスマガジンとは、講談社の発行する「週刊少年マガジン」「週刊ヤングマガジン」が毎年開催しているグラビアコンテスト。今年、栄えあるグランプリに輝いたのは、16歳の新川優愛。細く長い手足に、上からB82cm、W59cm、H83cmの均整の取れたボディー、そしてハニカんだ笑顔が魅力的な美少女である。  ミスマガジンと言えば、最近"路チュー"写真を撮られ、熱愛スキャンダルで世間を賑わせた北乃きいも、2005年のグランプリ。さらに、04年には今や暴走特急として関係者に恐れられている......
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「MORE」の王子様像? 小栗旬と生田斗真がアツイ「バカで最強な」俺たちトーク! 

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「MORE」(集英社)2010年9月号

 9月号発売を機に、MORE編集部の公式ツイッターが始動したようです。覗いてみますと、「ツイッターデビューを祝して焼肉なう☆」とか「ランチに出発なう。(中略)『インドレストラン マンダラ』のチキンラジゼが大好きです」など、大手出版社に勤めるOLさんたちのいい匂いがするつぶやきが。某サイゾーウーマン編集部のツイッターとは雲泥の差ですが、今月もいい匂いOLさんたちの日常を覗かせていただきます。

<トピックス>
◎8~9月は何を買う? いつ買う? 時間差買い足し 夏→秋着回し60DAYS
◎30歳までに1000万!? 必ず貯まる! お金の学校
◎男の友情クロストーク 小栗旬×生田斗真

元キャンパスナイターズ・高橋亜由美の色気にアキバがメロメロ

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  人気深夜番組『キャンパスナイトフジ』(フジテレビ系/現在は終了)から生まれた女子大生ユニット「キャンパスナイターズ」。そのユニットのメンバーだった高橋亜由美のDVD『Sunny Day』の発売記念イベントが、秋葉原ソフマップで行われました。  見るからに、″清純派"という言葉が当てはまる美少女の亜由美ちゃん。アルカイック・スマイルなど目じゃないくらい美しい笑顔からは想像もつかないほどセクシーな肢体。そんな亜由美ちゃにすっかり魅了されてしまったイベントの模様を、日刊サイゾーがレポートしちゃいます!
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 ファンの大きな拍手でイベントがスタート。亜由美ちゃんは、「暑い中ありがとうございます。来てくれないかと思って胃が痛かったです」と気弱な一面をのぞかせていましたが、会場は立ち見がでるほど満員御礼!! 少しは不安がなくなったのではしょうか?
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 撮影会では、「花柄が好きなので選びました」という、カラフルな花柄の水着で登場! ファンの気持ちはヒートアップ! 空調が壊れたかと思うほどの熱気で溢れていました!
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 今回のDVDは、4月に沖縄で撮影されたもの。「DVDでは今までに無い大人っぽい高橋が出せていると思います。特に黒い水着の衣装は大人っぽいと思う」とセクシーさをアピール。    亜由美ちゃんの夏を乗り切る秘策は、「アイスを食べること」だという。1日に10個は食べると言ってましたが、体調大丈夫なの? これからは、グラビアを頑張りつつ、演技なども勉強していくそうです。亜由美ちゃんの活躍から目が離せません!!   高橋亜由美 オフィシャルブログ「Ayumiの歩み」 http://ameblo.jp/ayumi-beside/
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知ってますか? アノ怪しい(?)商売

最近、街でもよく見かけませんか。クレジットカード現金化の看板。あれはいったい何のことか、意味がわかりますか?カード売買するみたいな、怪しい商売だと思ってる人も多いのではないでしょうか。いえいえ、実は全然怪しくない、便利なサービスなんですよ~。今日、そんな疑問を解決してくれるのは、数ある“クレジットカード現金化”会社のなかでもリピート率84.8%を誇る安心のサイト、ミリオンキャッシュさんです。ミリオンキャッシュ ミリオンキャッシュ広報の阿曽さんにお越し頂きました。では早速、クレジットカード現金化とはどういうことなのか、解説してもらいましょう。

問題作か? 有名評論家35人による『村上春樹『1Q84』をどう読むか』

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『村上春樹『1Q84』をどう読むか』
(河出書房新社)
 2009年5月末、村上春樹『1Q84』(新潮社)が発売され、BOOK1、BOOK2合わせて200万部を超えるベストセラーとなった。出版不況もどこ吹く風といったメガヒットである。このヒットを受けて、10年4月、続編『1Q84 BOOK3』が上梓された。世界で450万部を売り上げた『ノルウェイの森』から23年。"ノーベル賞に一番近い日本人作家"村上春樹は、売り上げも、その文名も、まだまだ留まることを知らないようだ。  『1Q84』は、美しき暗殺者・青豆と小説家志望の青年・天吾のストーリーが、1章ごとに交代で展開されていく。青豆は宗教団体「さきがけ」の教祖暗殺を依頼され、天吾はふかえりという女の子の書いた「空気さなぎ」という小説のリライトを行う。ふかえりは「さきがけ」教祖の娘で、青豆と天吾の物語は急速に接近していく。  筋自体は難しい小説ではないが、多くのメタファー(暗喩)が散りばめられていて、謎があるように思わせる。『村上春樹『1Q84』をどう読むか』は、今をときめく有名評論家35人が『1Q84』の謎に挑んだ評論集だ。巻末には「『1Q84』をめぐるカルチャー・キーワード84」も付いていて、本編の読解に役立つ。  この評論家の顔ぶれがすごい。安藤礼二、石原千秋、内田樹、島田裕巳、永江朗、森達也、四方田犬彦......他、『文学賞メッタ斬り』の大森望×豊崎由美と、さながら評論家のオールスターといったところ。賞賛する者、批判する者、主張に違いあれど、少なからず『1Q84』に興味をひかれる様子。「この人はハルキが嫌いなんだな」「骨の髄までハルキファンだな」と、各評論家の好き嫌い、文学的スタンスが分かって面白い。中立を装って実は批判している、褒めているように見せて最後に辛らつな言葉を浴びせる、という評論家のテクニックが憎らしい。    ここで肯定派か否定派かというのはあまり重要ではない。この本は、ひとつの作品に対し、35人の評論家たちが自分の技を見せ合う読み比べ合戦なのだ。各論を読み比べて、個人採点すると、また違った楽しみ方が出来るのではないだろうか。きっと、自分のセンスに合う評論家が一人は見つかるはずだ。 (文=平野遼)
村上春樹『1Q84』をどう読むか 読まない、という選択肢も。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 噂の新型デバイス! あらゆる産業に革命を巻き起こす『iPadショック』 最下層で生きる子どもたちの生の声が鋭く心に突き刺さる『レンタルチャイルド』 『1Q84』のリアルドキュメント版か? コミューン育ちの少女のトラウマ映画『アヒルの子』

暴露本出版で、ボン・ジョヴィの"ロックな"乱交写真が公開!

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だからボン・ジョヴィは今でも仲良しなんだね!

 1980年代~90年にかけてロック界に君臨していたロックグループ「ボン・ジョヴィ」のリーダーで、俳優としても活躍しているジョン・ボン・ジョヴィが、ほぼ全裸姿のグルーピー風ギャル4人とベッドで戯れる写真や、バンドメンバーと乱交している写真が公開された。ほかにも人気絶好調時、ドラッグを常用していたことなどを暴露され、クリーンなイメージに大きな傷がついたとして、話題を呼んでいる。

 25年前に撮影されたという問題の写真は、26日にリリースされた元ツアー・マネージャー、リッチ・ボゼット執筆の暴露本『Sex, Drugs And Bon Jovi』に掲載。ホテルのキングサイズ・ベッドで、パンツ一丁の4人のブロンド・ギャルたちに群がられ満足気な表情を見せるジョンの姿が収められた「5Pを楽しんだ直後」的スナップや、メンバーによる大乱交ショットなどが紹介されている。

"製作委員会"映画の悪しき構造欠陥を行動的評論家・江戸木純が一刀両断!

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人気連載"日本映画縛り首"の単行本化第2弾
『日本映画空振り大三振 くたばれ!
ROOKIES』(洋泉社)。映画関係者、
映画愛好家は必読だね。
 映画雑誌「映画秘宝」(洋泉社)の人気コーナー「バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画縛り首」の3年間にわたる連載が今春で終わり、物寂しさを感じている映画マニアは少なくないだろう。それほどまでに、ガース、エド、クマちゃんの3人が毎月3本の厳選したダメダメ日本映画をメッタ斬りにする様は爽快感に満ちていた。今年6月に発売された『日本映画空振り大三振 くたばれ!ROOKIES』は、前作『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!〈邦画バブル死闘編〉2007-2008年版』に続いて、2009年に公開されたサイテー日本映画46本を俎上に上げ、単に作品を酷評するではなく、映画業界の問題点について言及したもの。連載分に加え、3人によるまとめ対談なども加筆されている。3人の処刑人を代表して、エドこと映画評論家の江戸木純氏にご登場願った。インド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)、スウェーデン映画『ロッタちゃん』シリーズを日本でヒットさせたことで知られる配給・宣伝マンでもある江戸木氏に、日本映画界の内情について語ってもらおう。 ──3年間にわたって、サイテー日本映画をぶった斬ってきたわけですが、連載を終えた現在の心境は? 江戸木純(以下、エド) もう、精神はもちろん全身が疲弊しきっています。滝に打たれて過ぎておかしくなった状態ですね(苦笑)。毎月3本の作品を誌面で取り上げてきましたが、実際はそれよりもっと多くのダメ映画を観てきたわけです。ですから取り上げた作品は、極めつけのダメ映画ぞろいです。ガース(映画評論家・柳下毅一郎氏)は趣味と実益を兼ねていた部分もあるようだけど、ボクはできれば避けて通りたかった作品ばかりでしたね。人生、時間が限られているわけですから、観なくていい作品はできれば観たくなかった(笑)。連載中は基本的に映画館でチケット代を払って観ていたんですが、連載が終わった今では完全に拒絶反応が出て日本映画はほとんど観ていません。当然ですが、『踊る大捜査線THE MOVIE3ヤツらを解放せよ!』も観ていません。多分、一生見ない。 ──"少しでも日本映画が良くなれば"という志から始まった連載だったんですよね? エド もちろん、最初はそういう志がありました。思い切った批評をブチかますことで、業界に反応が起きれば......と。でも、途中からそれは無理だと気づき、荒んだ連載になってしまいました(苦笑)。監督の演出や俳優の演技のレベルではなく、日本映画の病巣はもっと根深かった。この3年間で日本映画はサイテーの状態に陥ったんじゃないですか。それは作っている人たちに映画的な才能がないからだけど、それを喜んで観る人たちがいるから、『ROOKIES 卒業』(09)みたいな作品が85億円以上を稼ぐわけです。観客のレベルが極端に下がってきて、それに合わせた作品が作られるようになってきていることは明らか。これは映画業界の問題というより、教育の問題。まっとうな映画を鑑賞する若い層がここ十数年間育っていないので、映画がビジネスとして成り立たなくなっている。学級崩壊どころじゃなくて、国家崩壊の危機です。 ■責任者の顔が見えない"製作委員会" ──連載が続いたこの3年間は、テレビ局主導の製作委員会方式で作られたシネコン映画が全盛を極めた時期にあたるかと思います。
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LAのフィルムマーケットを訪問中の"エド"こと
江戸木純氏。
エド もはや昔から映画と呼ばれてきたものと、テレビ局が作った『ROOKIES 卒業』や『20世紀少年』(08~09)は別物ですよ。本来の映画とは区物したほうがいい。『踊る大捜査線』シリーズ(98、03)は、完全なテレビ映画ですから、映画と呼ばなくていいと思います。我々映画ファンの人生に必要のないものでしょう。テレビ局の作る映画は、人を映画館にまで足を運ばせ入場料を取れば終わり。作品が面白いかどうかは、テレビ局には関係ないんです。そもそも許認可事業であるテレビ局が自分たちで作った商品を自局でばんばん宣伝していることから問題がある。これに関しては、国がちゃんと取り締まるべきですよ。 ──本作の帯にあるように、"映画はテレビ屋のオモチャじゃねーんだよ!"ということですね。 エド でも、これはテレビ局のせいというよりも、映画屋のだらしなさの表れです。映画を作っている人たちの企画力、戦略、才能のなさ、その全てが露呈している。それでテレビ局におんぶにだっこ状態になってしまった。それが一番の問題点です。テレビ局が作るテレビ映画のダメなところは、自局で放映することを前提に作られているということ。本来は、1,800円払って劇場でしか観ることのできないものを作るのが映画屋の誇りだったはずです。テレビ局を絡めずに作った『告白』が今年ヒットしたことは意外でしたが、製作委員会方式で作られる限りは、本来の意味での映画が作られることはかなり難しいでしょうね。日本で大ヒットした作品が海外でまともな賞を獲ることはほとんどありません。作り手の意志が製作委員会に勝利した『おくりびと』(08)のような例外も中にはあるけど、世界的なレベルで見ると、今の日本映画のレベルは信じられないくらい低いです。 ──海外にも"製作委員会方式"は存在するんでしょうか? エド ハリウッドでも、どの国でもプロデューサーがいろんな企業からお金を集めてくることでは同じなんですが、日本の製作委員会のダメな点は、作品のクリエイティブ・コントロールも、失敗した場合も、誰が責任者か分からないこと。海外の場合は成功しても失敗してもプロデューサーが背負いこむ。それに対して日本の製作委員会方式は、首謀者が誰か分からないようにした円形の"連判状"と同じなんです。失敗しても誰も責任を取らず、「じゃあ、次の企画に移りましょう」となる。すごく日本的なシステムですよね。こういうケースは海外ではないはず。結局、映画は作品にしても宣伝にしても、30人近く集まって会議をやっていては、意見はまとまりません。もし、まとまったとしても当たり障りのないつまらないものに落ち着く。映画はやっぱり独裁的に作られたものじゃないと面白くないですよ。製作委員会は作品がいいか悪いかではなく、どうすれば一円でも多く収益を上げるかしか考えない人たちの集まりです。もちろんビジネスですからそれが一概に悪ということではないのですが、娯楽にせよ芸術にせよ、いかに質の高いものを作るための話し合いというのは委員会では基本的にはないのです。 ──連載中に映画会社からクレームが来たことは? エド 直接的に苦情が来たことはないですね。他の雑誌の記事で編集長がある映画会社に呼び出しを喰らったことはありますけど。あとは、ワーナーから1年間くらい試写状が届かないということがあったくらいかな。『スシ王子! 銀幕版』(08)、『L change the WorLd』(08)、『ICHI』(08)などのワーナー作品が「第2回はくさい映画賞」を賑わした頃でした。ワーナー側によると試写状が届かなかったのは事務処理上のミスだということでしたけど(笑)。まぁ、日本映画は試写室ではほとんど観ないので構いませんけど。最近は、事前に原稿を見せることに同意しないと試写を見せない映画までありますよ。 ──日本には批評文化も存在しないと......。 エド 少なくとも評論の影響力がもの凄く弱まっているのは事実です。特に全国公開規模の作品に関してはまったく機能していないのが現実でしょう。新聞や雑誌は、シニア層しか読まなくなりましたしね。テレビでやっている情報番組は自局が映画を製作しているから、映画コーナーは「凄い! 面白い!」しか言えない。「日曜美術館」みたいな感じでNHKあたりが映画批評の番組をやれば、まだ可能性はあるかもしれません。 ■閉塞的な時代こそ、ブルース・リーが必要!
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7月に発売された『世界ブルース・
リー宣言 龍教聖典』(洋泉社)。
──江戸木さんはインド映画『ムトゥ』やスウェーデン映画『ロッタちゃん』シリーズを買い付け・配給・宣伝して渋谷シネマライズや恵比寿ガーデンシネマでロングランヒットさせたことが伝説のように語られていますが、今の日本の映画状況ではもう不可能でしょうか? エド 今の日本では無理でしょう。90年代から00年代前半までは、まだミニシアターの人気があり、若いOL層が足を運んでいた。また目利きが選んだ選りすぐりの秀作ぞろいだったんです。それがミニシアターブームということで各社が乱入し、レベルが下がっていった。全体の7割を占めていた若いOL層は今ではもっぱらエステにお金を使うようになり、ミニシアターから消えています。インディペンデント系の配給会社は成り立たない状態です。ボクが手掛けた『ムトゥ』だって、物珍しさが功を奏したビギナーズラックに近いものです。珍しいものでも観たいと思う余裕が観客側にあったんです。でも、「これからはインド映画がトレンドだ」と勘違いした人が多かった。『ムトゥ』の後に、180度タイプの異なるスウェーデンの児童映画『ロッタちゃん』を手掛けたのも、「みんなと同じことをやってないで、それぞれ違ったことをやろうよ」という意味合いを込めていたんですけど、残念ながらその意図は伝わらなかった(苦笑)。映画ビジネスは、そのギャンブル性の強さを認識していないと大けがをします。基本勝率1割程度と考え、9敗してもやりつづけられる規模の勝負をする余裕と、多少損してもいい映画を見せたいという志、そしてここ一番の勝機を見抜くギャンブル運がないと続けられないんじゃないでしょうか。 ──江戸木さんは配給利益で、ムトゥ御殿を建てたのでは......? エド いやいや、とんでもない。共同事業の母体となった会社が驚くほどいい加減なとことろで、『ムトゥ』と『ロッタちゃん』のヒットでボクが得た利益なんてほんの少しでした。わずかな利益もその後、調子に乗って中国との合作『王様の漢方』(02)、山中貞雄監督の名作時代劇をリメイクした『丹下左膳・百万両の壺』(04)の映画製作で全部消えました(苦笑)。そもそも配給はよほどヒットしないと儲からない仕組みなんです。劇場側と配給側の取り分は基本ほぼ50/50ですが、買付け費用はもちろん宣伝費もすべて配給側が負担することになっています。また、映画が外れた場合は通常のアベレージ分まで配給側が補填しなくちゃいけない場合もある。映画の本数が多いため、映画館が作品を選べる立場なので、どうしても映画館に有利な条件になっているんです。これだけ観客が少なくなっている現状では、中小の配給会社はほとんど続けていけないですよ。海外でおしゃれにパーティーを開いていたワイズポリシーが潰れ、ザナドゥの社長は消息不明のまま、叶井俊太郎のトルネードフィルムも倒産。数年前の邦画バブルの頃は年間800本以上の映画が劇場公開され、その約半分が邦画でしたが、これは異常過ぎたんです。今では現像所にお蔵入りした邦画のフィルムが何百本も眠っているそうですよ。映画のスタッフもちょっと前までみんな忙しそうだったのに、今では製作本数激減で仕事がなくなって町をさまよい歩いています。邦画バブル崩壊後の焼け野原状態ですよ。 ──そんな閉塞的な時代こそ、"ブルース・リー"のようなポジティブなバイタリティーとクリエイティブなエネルギーが必要だと江戸木さんは説いているわけですね。 エド 強引な展開ですねぇ(笑)。でも、確かにそうなんです。『燃えよドラゴン』(73)をはじめとするブルース・リー映画とボクは出会ったことで人生が大きく変わった。映画って上映中だけ楽しめばいいというものじゃなくて、人間の人生を大きく変えてしまうくらいのエネルギーがあるものなんです。そのエネルギーが、今の時代には不足している。ボクの場合はブルース・リー映画だったわけですが、誰にでもその人にとってのブルース・リー的な映画が存在すると思うんです。ブルース・リーの魅力はマーケティングなどで分析できるものではありません。世界中の誰が観ても面白いというブルース・リーの"開かれた魅力"、今までになかったエンタテイメント作品を生み出そうという"飽くなきチャレンジ精神"は忘れてはならないものです。 ──7月17日に発売されたばかりの著書『世界ブルース・リー宣言』(洋泉社)に収録されているブルース・リー映画に対する江戸木さんの評論も過剰なまでのエネルギーに溢れています。 エド 映画評論は評論家自身が前面に出ているものが多いけれど、やはり映画評論は読んだ人がその映画を「観たい!」という熱い気持ちにさせるべきものだと思っています。ボク自身も、"縛り首"の連載を終え、『世界ブルース・リー宣言』の執筆にここ数か月集中していたんですが、安全な場所からあーだこーだ発言しても事態は変わらないということを痛感したので、行動的批評活動に再び取り組むつもりです。やっぱり、何か事を起こすには自分でもリスクを背負わなくちゃいけない。昨年、ロサンゼルスの映画マーケットで、"7,000円で作った感涙のゾンビ映画"と言われる『コリン』というイギリス映画を買い付けました。無名の新人監督が1台のデジカメで撮った作品ですが、低予算で撮ったと思えないほどクオリティーが高い。日本のビデオメーカー数社がボクよりも高値で交渉していたようですけど、「日本でも絶対に劇場公開すべき!」というボクの提案に監督が賛同してくれたんです。映画界をたったひとりで変えていったブルース・リーの熱い志を現代に甦らせるためにも、面白い形で日本での宣伝・公開を考えているところです。『世界ブルース・リー宣言』を書き上げたばかりでボロボロ状態ですが、エネルギーを充填次第やりたいですね。面白い映画を宣伝・配給するのも、けっこーエネルギーが必要なんですよ(笑)。 (取材・文=長野辰次) ●えどき・じゅん 1962年東京都生まれ。東北新社、ギャガで洋画の買い付けや宣伝業務を行ない、『死霊の盆踊り』(65)、『ベルリン忠臣蔵』(85)などのカルト作品を発掘。独立後は映画評論家としての執筆活動の傍ら、"行動的批評"として『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)、『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』(92)、『ロッタちゃんはじめてのおつかい』(93)、『処刑人』(01)など既存の配給会社が扱わない知られざる映画を日本に紹介している。『カブキマン』(01)、『王様の漢方』(02)、『丹下左膳・百万両の壺』(04)などの映画製作も経験済み。主な著書に『地獄のシネバトル』(洋泉社)、共著に『映画突破伝』(洋泉社)、『関根勤×江戸木純シネマ十番勝負』(富士見書房)など。『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!〈邦画バブル死闘編〉2007-2008年版』『日本映画空振り大三振 くたばれ!ROOKIES』(共に洋泉社)に続いて、ブルース・リー映画の評論集『世界ブルース・リー宣言』(洋泉社)が発売されたばかり。
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世界ブルース・リー宣言 ~龍教聖典~ 考えるな、感じるんだ! amazon_associate_logo.jpg
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