「1,000万円なんてはした金」東野圭吾、江戸川乱歩賞授賞式を凍りつかせた舞台裏

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『容疑者Xの献身』(文藝春秋)

 9月に東京・帝国ホテルで「第60回江戸川乱歩賞」の授賞式が行われた。新人賞でも破格の1,000万円という賞金を得たのは、9年連続で同賞に応募し続けた末の受賞となった苦労人の新人・下村敦史だったが、その授賞式で同賞出身の人気作家・東野圭吾が会場を凍りつかせる一幕があったという。

「選考委員や歴代受賞者がスピーチを行い、受賞者を推していた有栖川有栖が『これまでの新人の中でも実力十分』と激賞するなど祝福が続きました。そんな中で1985年に受賞した東野にマイクが渡ると、東野は『まぁ1,000万円なんてはした金です。すぐにもっと稼げるようになりますから、パーッと使ってください』と、冗談ともつかない様子で話しだしたんです。その場にいるほとんどの作家は、簡単に1,000万円なんて稼げないため、場は静まり返ってしまいました」(出版関係者)