篠原涼子主演『民衆の敵』最終回が同枠史上ワースト視聴率更新で、またぞろ“月9廃止”の風向き

 篠原涼子が主演するフジテレビ月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?』最終回(第10話)が25日、15分拡大で放送され、視聴率は4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、よもやの“5%割れ”を喫した。裏の日本テレビ系『有吉ゼミ』4時間スペシャルの15.7%にトリプルスコア以上の大差をつけられ、大爆死した。

『民衆の敵』最終回は、今年1月期『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)第6話の5.0%を下回り、同枠史上ワースト視聴率を更新する大失態となった。30年の歴史を誇るフジの看板枠で、視聴率が5%を割り込んだのは、むろん史上初の醜態だ。

 初回は9.0%でスタートしたが、その後、7%台→6%台→5%台とジリジリ下げていった。第9話では7.0%まで巻き返したが、最終回で再び急降下した。

 全話平均は6.74%となり、月9ワースト記録を持つ『明日結婚します』の6.65%と、わずか0.09ポイント差で、かろうじて最低記録更新は免れた。

『民衆の敵』は、小さな子どもを持つ普通の主婦・佐藤智子(篠原)が、市政に挑戦する物語。智子は仕事をクビになり、高額報酬に目がくらんで、あおば市の市議選に出馬したところ、繰り上げで当選。市長の河原田晶子(余貴美子)が失職すると、同市議会のボス・犬崎和久(古田新太)に担がれて、市長選に臨み、晴れてあおば市長となった。ところが、ことごとく犬崎と対立。最終回は、身に覚えのない不正献金疑惑や公共事業「ニューポート計画」反対などで、智子(篠原)の人気は急落し、リコールされる目前となっていた。だが、犬崎に付いていた秘書・富田恭一(渡辺いっけい)の告発で、智子の不正疑惑は晴れ、「ニューポート計画」の是非を市民の議会で決める……という展開だった。

「フジの看板枠だった月9は、昨年1月期『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純、高良健吾主演)以降、6クール連続で視聴率1ケタが続き、主たるスポンサーも離脱してしまいました。ドラマ畑出身の亀山千広社長が6月に退任したこともあり、フジ社内では月9廃止論が噴出し、打ち切りの危機に瀕したようです。しかし、7月期の『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-the 3rd season』(山下智久主演)が平均14.8%の高視聴率をマークして、“存続”に流れが変わったと聞きます」(テレビ誌関係者)

 ところが、今クールの『民衆の敵』が篠原と“今が旬”の高橋一生のコンビで、枠史上ワースト2位の低視聴率となったことで、またぞろ“廃止論”が噴出するのは必至。来年1月期の『海月姫』(芳根京子主演)は、女性向け漫画が原作で、主要キャストは若手ばかりとあって、視聴者が若年層に限定されそう。14年末に能年玲奈(現・のん)主演で公開された映画は爆死しており、視聴率的には期待薄。4月期は長澤まさみの引っ張り出しに成功し、『コンフィデンスマンJP』がオンエアされるが、来年には、月9が廃止の憂き目に遭う可能性もありそうだ。
(文=田中七男)

ラストシーンに鳥肌……『民衆の敵』最終回は“月9史上最低4.6%”篠原涼子の黒歴史確定!

 篠原涼子主演の月9『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。25日放送の最終回(15分拡大SP)の平均視聴率は、単話として月9史上最低の4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』第6話の5.0%を0.4%も下回ってしまいました。ああ……、前クールの月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』の最終回は、16.4%だったのに……。

 なお、『民衆の敵』全10話の期間平均視聴率は、『突然ですが、明日結婚します』と並ぶ6.7%。最近、地味などんより展開が続いていた同作ですが、「見たくないなあ……」「全話レビュー書くって言わなきゃよかったなあ……」という気持ちが募るあまり、最終回の放送中は裏番組の『きょうの料理』(NHK Eテレ)で束の間の逃避を計ってしまいました。だって、土井善晴先生が白みそ仕立てのお雑煮(丸餅入り)作ってたんだもん。ハッピー。

 で、『民衆の敵』って初回は9.0%と、ここまで悪くなかったんですよ。なんで約半分にまで落ち込んでしまったのでしょう? その原因を探りつつ、あらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■一生のペロペロシーンは?

 市議会のドン・犬崎(古田新太)にはめられ、不正献金の疑いをかけられてしまった佐藤智子市長(篠原涼子)。そんな中、藤堂(高橋一生)が千葉報知新聞の和美(石田ゆり子)に接触。「犬崎を告発してほしい」と、犬崎会派の不正流用された領収書のコピーを預けます。

 新聞の一面で不正献金が報じられた犬崎は、マスコミから追及される身に。さらに、犬崎の手下だった元福祉課長の富田(渡辺いっけい)は、犬崎が前市長の河原田(余貴美子)や智子を貶めていたことを暴露。自身も嫌疑をかけることに協力したことを認めます。

 市議会から犬崎が去り、「やっと市長の仕事ができる」「ここからが本当のスタート」と笑顔を見せる智子。犬崎が押し進めてきたニューポート建設計画も白紙に戻るかと思いきや、藤堂が智子に向かって「僕は、ニューポート建設に賛成している」と告白。ニューポート建設の真の目的は“産廃処理場”の併設であり、「国から多額の交付金が入ります。その交付金があれば、佐藤市長の福祉政策はすべて実現します」と説明します。

 これに、智子は「そんな良いことだったらさ、なんで最初からそう言わないの?」と反論。藤堂は「最初から言ったら、みんな反対するでしょ?」「民衆に伝えず、導いたほうがいいこともある」と反論し、選挙投票に行った経験が「ない」という智子に“主権在民”について説明します。

 この後もあーだこーだと政治論を交わす2人。「みんなのために1人が犠牲になるのはおかしい」と言い切る智子に、藤堂は「僕は国政に行って、みんなの幸せを選びます」と吐き捨て、その場を去っていきます。

■一生のチュパチュパシーンは?

 産廃処理場の建設計画について市民に公表した智子は、「議会を開いて、みなさんに決めてもらいたいと思います」と、この件は直接民主主義制で決めると宣言。1回目の「市民の議会」では閑古鳥が鳴いていたものの、智子や仲間たちがビラなどで参加を呼びかけ、徐々に人が集まるように。

 一方、「どうしても書きたいことがある」と新聞社に辞表を提出した和美は、『佐藤智子の挑戦 あおば市の投票率を全国一にした市長』という本を執筆、出版します。

 そして、場面は3年後へ。子どもを抱えた未亜(前田敦子)や、市議を続けている岡本(千葉雄大)や園田(トレンディエンジェル・斎藤司)、市長の座に戻った河原田、穏やかな隠居生活を送る犬崎、大学で勉強するデリヘル嬢・莉子(今田美桜)、政治記者として活躍する和美、国政で活躍する藤堂の姿がパッパッと少しずつ映り、最後は議員バッジを付けた智子が登場。国会議事堂を背景に、カメラ目線で「本当に、この世の中を変えられるのは、あなたです」と微笑み、終了です。

■う……

 うぜええーーー!! 最後のセリフ、うぜええーーー!!

 いや、響く人には響くんでしょうよ。でも、報酬金目的で市議会議員になった主婦が、カメラ目線で「政治への無関心はダメ」って視聴者に説教するまでがあまりにも短すぎて……。しかも、これまで描いてたのって、ほとんど市議会内の内紛だったじゃん。最終回に「政治への無関心」っていうテーマをギュウギュウに詰め込まれても……。これ100回見るより、池上彰が笑顔で「みなさん、今、議会で何が行われてるか、知りたくないですか?」って1回言ったほうが、よっぽど人々の興味を引きますよ……。

 ちなみに、9回目に開かれた「市民の議会」で、智子は「いいですか、みなさん。私たち、ひとりひとりの無関心が積み重なって、結局は一部の人間だけが得をする。そんな世の中になってしまうんです! あとになって、あれ、おかしいなあ、なんて思ったって、もう遅いんですよ。民衆の敵は外にいるんではありません。私たち、ひとりひとりの無関心、それこそが民衆の敵なんです!」と力説するんですが、どうしても「なんで大切なこと描いてるのに、『民衆の敵』をみんな見てくれないの!? 見てくれない視聴者こそ、民衆の敵よ!」という制作サイドの嘆き声に聞こえてしまって、物悲しく感じられてしまいました。

 というわけで、一生がデリヘル嬢役の女の子とケーキの生クリームをペロペロしていた頃がピークだった『民衆の敵』。いつまでも「篠原の黒歴史」と言われるのはかわいそうなので、早く忘れてあげましょう。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

ラストシーンに鳥肌……『民衆の敵』最終回は“月9史上最低4.6%”篠原涼子の黒歴史確定!

 篠原涼子主演の月9『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。25日放送の最終回(15分拡大SP)の平均視聴率は、単話として月9史上最低の4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』第6話の5.0%を0.4%も下回ってしまいました。ああ……、前クールの月9『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』の最終回は、16.4%だったのに……。

 なお、『民衆の敵』全10話の期間平均視聴率は、『突然ですが、明日結婚します』と並ぶ6.7%。最近、地味などんより展開が続いていた同作ですが、「見たくないなあ……」「全話レビュー書くって言わなきゃよかったなあ……」という気持ちが募るあまり、最終回の放送中は裏番組の『きょうの料理』(NHK Eテレ)で束の間の逃避を計ってしまいました。だって、土井善晴先生が白みそ仕立てのお雑煮(丸餅入り)作ってたんだもん。ハッピー。

 で、『民衆の敵』って初回は9.0%と、ここまで悪くなかったんですよ。なんで約半分にまで落ち込んでしまったのでしょう? その原因を探りつつ、あらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■一生のペロペロシーンは?

 市議会のドン・犬崎(古田新太)にはめられ、不正献金の疑いをかけられてしまった佐藤智子市長(篠原涼子)。そんな中、藤堂(高橋一生)が千葉報知新聞の和美(石田ゆり子)に接触。「犬崎を告発してほしい」と、犬崎会派の不正流用された領収書のコピーを預けます。

 新聞の一面で不正献金が報じられた犬崎は、マスコミから追及される身に。さらに、犬崎の手下だった元福祉課長の富田(渡辺いっけい)は、犬崎が前市長の河原田(余貴美子)や智子を貶めていたことを暴露。自身も嫌疑をかけることに協力したことを認めます。

 市議会から犬崎が去り、「やっと市長の仕事ができる」「ここからが本当のスタート」と笑顔を見せる智子。犬崎が押し進めてきたニューポート建設計画も白紙に戻るかと思いきや、藤堂が智子に向かって「僕は、ニューポート建設に賛成している」と告白。ニューポート建設の真の目的は“産廃処理場”の併設であり、「国から多額の交付金が入ります。その交付金があれば、佐藤市長の福祉政策はすべて実現します」と説明します。

 これに、智子は「そんな良いことだったらさ、なんで最初からそう言わないの?」と反論。藤堂は「最初から言ったら、みんな反対するでしょ?」「民衆に伝えず、導いたほうがいいこともある」と反論し、選挙投票に行った経験が「ない」という智子に“主権在民”について説明します。

 この後もあーだこーだと政治論を交わす2人。「みんなのために1人が犠牲になるのはおかしい」と言い切る智子に、藤堂は「僕は国政に行って、みんなの幸せを選びます」と吐き捨て、その場を去っていきます。

■一生のチュパチュパシーンは?

 産廃処理場の建設計画について市民に公表した智子は、「議会を開いて、みなさんに決めてもらいたいと思います」と、この件は直接民主主義制で決めると宣言。1回目の「市民の議会」では閑古鳥が鳴いていたものの、智子や仲間たちがビラなどで参加を呼びかけ、徐々に人が集まるように。

 一方、「どうしても書きたいことがある」と新聞社に辞表を提出した和美は、『佐藤智子の挑戦 あおば市の投票率を全国一にした市長』という本を執筆、出版します。

 そして、場面は3年後へ。子どもを抱えた未亜(前田敦子)や、市議を続けている岡本(千葉雄大)や園田(トレンディエンジェル・斎藤司)、市長の座に戻った河原田、穏やかな隠居生活を送る犬崎、大学で勉強するデリヘル嬢・莉子(今田美桜)、政治記者として活躍する和美、国政で活躍する藤堂の姿がパッパッと少しずつ映り、最後は議員バッジを付けた智子が登場。国会議事堂を背景に、カメラ目線で「本当に、この世の中を変えられるのは、あなたです」と微笑み、終了です。

■う……

 うぜええーーー!! 最後のセリフ、うぜええーーー!!

 いや、響く人には響くんでしょうよ。でも、報酬金目的で市議会議員になった主婦が、カメラ目線で「政治への無関心はダメ」って視聴者に説教するまでがあまりにも短すぎて……。しかも、これまで描いてたのって、ほとんど市議会内の内紛だったじゃん。最終回に「政治への無関心」っていうテーマをギュウギュウに詰め込まれても……。これ100回見るより、池上彰が笑顔で「みなさん、今、議会で何が行われてるか、知りたくないですか?」って1回言ったほうが、よっぽど人々の興味を引きますよ……。

 ちなみに、9回目に開かれた「市民の議会」で、智子は「いいですか、みなさん。私たち、ひとりひとりの無関心が積み重なって、結局は一部の人間だけが得をする。そんな世の中になってしまうんです! あとになって、あれ、おかしいなあ、なんて思ったって、もう遅いんですよ。民衆の敵は外にいるんではありません。私たち、ひとりひとりの無関心、それこそが民衆の敵なんです!」と力説するんですが、どうしても「なんで大切なこと描いてるのに、『民衆の敵』をみんな見てくれないの!? 見てくれない視聴者こそ、民衆の敵よ!」という制作サイドの嘆き声に聞こえてしまって、物悲しく感じられてしまいました。

 というわけで、一生がデリヘル嬢役の女の子とケーキの生クリームをペロペロしていた頃がピークだった『民衆の敵』。いつまでも「篠原の黒歴史」と言われるのはかわいそうなので、早く忘れてあげましょう。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

フジテレビ来春月9『海月姫』が“大爆死”濃厚で、伝統の「月9」枠に黄信号か

 フジテレビが来春の月9『海月姫』の出演者を発表。視聴率不振からの脱却を狙うフジテレビだが、メンバーと原作を見る限り、苦戦は避けられなさそうだ。

『海月姫』は、東村アキコ原作の漫画。「自分の外観には無頓着で常にスッピン、服装は主にスエット。全く自分に自信がなく、それどころか自分は女性として何の魅力もないと卑下して」(ドラマのHPより)いるという筋金入りの“クラゲオタク女子”のヒロイン・月海が、“女装男子”と“中年童貞”という兄弟に出会ったことで、少しずつ新しい自分や新しい生き方を見つけ──というストーリーで、原作は累計発行部数が400万部を超えている大ヒット作だ。

 フジテレビの月9といえば、『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『ひとつ屋根の下』といった伝説のドラマや、『ラブジェネレーション』『ロングバケーション』『HERO』といった木村拓哉主演の名作を生んだ黄金の時間帯だったが、近年はそのブランドも崩壊。今年1月の『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)は、全話平均視聴率が6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、現在放送中の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)も、8話までの平均が7.0%と、数字はまったく伸びていない。テレビ情報誌記者は、次作の『海月姫』についても悲観的な見方をする。

「まずヒロインの芳根京子は、朝ドラの『べっぴんさん』の“すみれ”で、マジメで辛気臭いイメージがついてしまい、家族向けドラマでは受けても、月9を見るようなF1(20~34歳の女性)やF2層(35~49歳の女性)に受けるタイプではありません。正統派の美人ですが、華がなさすぎます。芳根と同じアパートで暮らす『尼~ず』も、元SKEの松井玲奈や元グラドルの内田理央など、同性を惹き付ける要素が低いメンバーばかり。瀬戸康史だけで、どれだけ女性ファンを引っ張れるか……。そもそも『オタク女子』『女装男子』『中年童貞』という設定が見る人を相当選ぶので、いくら原作が大ヒット作とはいえ、一般的なドラマ好き女子に訴えるものがなく、男性に見てほしいのか女性に見てほしいのか、ターゲットがまったく見えません。『海月姫』は、2014年に能年玲奈主演で実写映画化されており、新鮮味も薄いので、相当苦戦することは間違いないでしょう。フジテレビは先ごろ、『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』の終了を発表しましたが、『海月姫』が大コケすれば、いよいよ月9でも“英断”が下されるかもしれません」

 2018年早々、フジテレビは厳しい局面を迎えることになりそうだ。

高橋一生のションボリ顔が「辛抱たまらん!」“どんより月9”『民衆の敵』の最終回に忠告

 篠原涼子演じる主婦が、独自のやり方で市民の願いを叶えていくハートウォーミング・ドタバタコメディかと思いきや、市議会の内紛ドラマだった『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。18日放送の第9話の平均視聴率は、前回より1.7%アップの7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 思い返せば、高橋一生がデリヘル嬢役の女の子とケーキの生クリームをペロペロしていた頃がピークだったようにも……。中途半端にリアリティを求めるあまりか、ここのところどんよりとした地味な“いがみ合い”が続いています。そろそろ心躍る展開が見たい! というわけで、あらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■そんな顔しないで、一生……

 あおば市長・佐藤智子(篠原)に頼まれ、副市長になる決心をした藤堂(高橋)ですが、これを市議会のドン・犬崎(古田新太)が認めるはずもなく、「徹底的にやるぞ!」と市長のリコール計画はヒートアップ!

 犬崎は、自身がこだわり続けるニューポート計画の隣接地区に一大アミューズメントパーク「あおばランド」を作ると発表。しかし、どうやら「あおばランド」計画はでっち上げの模様。市民を浮き足立たせ、ニューポート反対派の智子の支持率を下げるのが狙いのようです。

 これを受け、犬崎のもとへ乗り込む藤堂。これに犬崎は、藤堂とデリヘル嬢・莉子のツーショット写真で対抗。「週刊誌に売るほどありますから」と脅かすと、藤堂は急に寂しい表情を浮かべ、退散してしまいます。ああ……、捨てられた子犬のような顔でうつむく一生がたまらん……。

 すっかり落ち込んでしまった藤堂は、その夜、隠れ家にしている薄暗いアパートに引きこもってしまいました。元気出してよ、一生。

 翌日、慌てて智子のもとを訪れる和美(石田ゆり子)。手には、一面に「佐藤市長 不正献金発覚」との見出しが躍る夕刊が。どうやら前の晩、犬崎がマスコミ各社に証拠となる領収書を送りつけ、智子の後援会が不正献金を受け取っているというリークをしたようです。

 この一件で、前市長の河原田(余貴美子)の汚職疑惑も、犬崎にはめられたものだと確信した智子は、早速、河原田のもとへ。すると、河原田の自殺した私設秘書・望月(細田善彦)と愛人関係にあった元あおば市役所職員の小野(猪塚健太)が登場。小野は、犬崎の手下の富田(渡辺いっけい)の指示で同性愛者の望月に近づき、政治資金として5,000万円を振り込んだと告白。小野の「河原田さんのためになる」との言葉を信じた望月は、知らぬ間に犬崎の陰謀にはまってしまったようです。

 真相を知った智子は、小野に真相を「公表してほしい」と頼みますが、河原田が「望月の性的嗜好も公になる」とこれを拒否。そこで智子は、「絶対、あいつに証言させてやる」と富田を探し始めます。

 一連の汚職報道により、人気が急落した智子。市民からも罵声を浴びせられ、最後は仲良しだった八百屋のおばちゃんに「あんたは民衆の敵なんだよ!」とリンゴを投げつけられ、第9話は終了です。

■一生ーッ!

 もう何話も暗く地味な展開が続いているせいか、中途半端にぶっこまれるコメディ要素の不自然さが鼻に付く同作。シビア路線に舵を切ってからはまっている視聴者も少なからずいそうですが、何せツッコミどころが多いので(市長の夫と、新聞社の社史編纂室で働く社員の不倫疑惑の釈明会見を、メディアが生中継したり……)、イマイチ入り込めないというのが正直なところです。

 とはいえ、「正しい政治ってなんなの!?」と自問自答を繰り返す主人公の姿を見ていると、それなりに考えさせられる部分も。今回は智子の仲間内で、映画『プライベート・ライアン』になぞらえ、「1人の幸せのために、みんなが犠牲になってもいいのか?」との禅問答が繰り広げられたのも、見る人によっては心にピキーンと響いたのではないでしょうか? いまさらながらこのドラマは、細かい展開を楽しむというより、ざっくりとした問題提起として受け取るべきなのかもしれません。

 また、同作ですっかり一生の魅力に取りつかれた筆者は、智子をマスコミから守ろうとする藤堂の姿にキューン! もう辛抱たまらん状態なので、次回の最終回(15分拡大)は、藤堂の心の闇を75分かけてじっくりと描いてほしいです! もう、犬崎をギャフンを言わせたりしなくていいから。

 というわけで、どんより展開で最終回へつないだ『民衆の敵』。一生のスーツ姿を、最後まで目に焼き付けたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

石田ゆり子に“精子提供”語らせた『民衆の敵』5.3%自己最低……『逃げ恥』的な話題性狙った!?

 派手に大コケ中の篠原涼子主演市政ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。11日放送の第8話の平均視聴率は、自己最低の5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。単話としては“月9”史上ワースト2位となってしまいました。

 最終回まであと2話もあるようですが、心配になっちゃいますね……とか言ってても救済できないので、とりあえずあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■『逃げ恥』のアレを狙った!?

 独断の記者会見で「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを解任いたします!」と発表し、市議会のドン・犬崎(古田新太)に対しクーデターを起こしたあおば市長の智子(篠原)。しかし、現実は厳しく、窓口業務以外の市役所職員が仕事をボイコット。犬崎派の前田(大澄賢也)も、「市長は精神的に不安定」などと記者に風評を流します。

 私設秘書も切ってしまったため、仕事の処理に追われる智子。そんな中、智子の協力者であるシングルマザー・和美(石田ゆり子)と、智子の夫・公平(田中圭)の不倫ゴシップが報じられてしまいます。

 犬崎の仕業と踏んだ和美は、とりあえず公平のもとへ。公平と公平の母・悦子(田島令子)の前で、突然、娘のあかね(野澤しおり)の父親について告白。友人の精子提供を受けてあかねを産んだという和美は、その理由を「仕事に夢中で恋愛どころじゃなくて。気がついたら出産のタイムリミットが目前だったんです」と言います。

 これに否定的な言葉を投げかける悦子に向かって、「恋愛できなかったら、子どもを持つ幸せも諦めなくてはいけないんでしょうか!?」「家族の形はひとつじゃない」と訴える和美。なんでしょう、この唐突なぶっこみ感……。

 石田といえば、独身アラフィフOLを演じた『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系ドラマ)で、「いま、あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ」「自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい!」などと若い女に説教。「ドラマ史上に残る名言」などと話題になりましたが、もしや『民衆の敵』もこういうの狙ったんじゃ……。和美の熱弁シーンに、思わずフジのプロデューサーが脚本家に「ああいうの、よろしく~」と肩を揉んでいる様子が浮かんでしまいました。

 それはさておき、公平は自宅の前に殺到したマスコミを引きつれ、智子のいる市長室へ。和美との不倫関係を糾弾するマスコミに対し、「俺、智ちゃんがすっげえ好きなんですよ」「世間さんは、それじゃあダメですか?」と釈明会見を開きます。って、市長の夫と、新聞社の社史編纂室で働く社員の不倫疑惑に、こんなにマスコミが食いつくとは……。

 その頃、ニューポート建設反対派の住民を宴会場に集め、理解を促す犬崎。反対派住民を強制排除したことを土下座して謝罪し、「俺のおじいちゃんはね、北海道の小さな町で、漁師をやってた」と嘘っぱちを並べた上、舟唄を熱唱。汚い泣き落とし作戦で、反対派住民を丸め込んでしまいます。

 そんな犬崎に「よってたかって佐藤(智子)さんをイジめてるみたい」とムカついた未亜(前田敦子)は、「私、犬崎派やめます!」と宣言。未亜は、智子を支持する若い市役所職員たちを集めます。

 さらに、藤堂(高橋一生)が「副市長、お引き受けします」と、智子からのオファーを快諾。智子の協力者が増えたところで、第8話は終了です。

■なんとも心が揺さぶられない……

 シビア路線に舵を切ってから見るのがつらくなってきた『民衆の敵』ですが、今回は未亜がカメラ目線で心の声を言い放つポップなシーンが何度か。それでも、市政という地味な題材を地味に描いている印象は変わりませんでした。

 正直、智子と犬崎の対決だけで何話も進んでいくのは、なかなか苦しい……。はなからリアリティの薄いドラマなんですから、もっとアゲアゲな山場シーンがあると視聴者も見やすいのではないでしょうか? と言っても、制作サイドが描きたいのは、政治版『GTO』(フジテレビ系)でも、政治版『斉藤さん』(日本テレビ系)でもなく、日本の政治のあり方に一石を投じるような、褒められるべきドラマなんでしょうけど……。

 というわけで、視聴者離れの原因は、引き続き脚本にあるかと。ここでも何度か書いてきましたが、キャストの演技はどなたも素晴らしいんです。古田のバーターと思しき大澄も、同作を機に悪役のオファーが増えるのではないでしょうか? もっとたくさんの視聴者に、大澄を見てムカついてほしいです。

 数字同様に、内容も停滞気味の『民衆の敵』。この先、まだ月9史上では一度も見ない4%代を記録しないといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

ついに5%台転落の篠原涼子主演『民衆の敵』 フジ月9史上ワースト記録更新の危機も、打ち切りできない裏事情

 ついに、ここまで落ちてしまったか──。

 篠原涼子主演のフジ月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(月曜午後9時~)の第7話が4日に放送され、視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで落ち込んだ。フジの看板ドラマ枠だった月9で、5%台を記録したのは、1月期の『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)第6話の5.0%以来、2度目の非常事態となった。

『民衆の敵』は初回9.0%と1ケタスタートで、いきなりつまずいた。第2話で7.1%まで降下すると、第3話7.5%、第4話7.6%と7%台が続いた。以降、6.9%、6.5%でさらに下げ、ついに第7話で5%台に転落。3週連続ダウンで、ゴールデン帯では禁断の5%割れも目の前だ。

 第7話は、あおば市議会のドン・犬崎和久市議(古田新太)にかつがれて市長となった佐藤智子(篠原)が、副市長に前田康(大澄賢也)、秘書に富田恭一(渡辺いっけい)という犬崎派の人事を受け入れ、市議会は犬崎派が牛耳る形となった。それでも、福祉政策を進める智子の市民人気はうなぎ上りで、ドキュメンタリー番組にも取り上げられる。この人気を盾に、犬崎は前市長・河原田晶子(余貴美子)が中止したニューポート開発を、再び進めようと開発委員会を設置する。智子は、この件にかかわることを許されず、犬崎は反対運動を行う市民の強制排除に動く。これに納得がいかなかった智子は、意を決し、単独で緊急会見を開き、犬崎にクーデターを仕掛ける……という展開だった。

 すでに多くの視聴者が脱落したと思われるが、それでもネット上では、「高橋一生が好きだから見てるけど幻滅した。風俗嬢とイチャイチャする一生なんて見たくなかった。これじゃ無駄遣い」「小さな都市だから、智子でも市長をやれるのかと思ったら、100万人都市の設定とは非現実的」「平田和美(石田ゆり子)の存在がウザい。智子の家に子どもを迎えに行ったら、すぐ帰ればいいのに、夕食まで智子の家で食べるなんて考えられない」といった調子で、依然批判の声も多々。

 第7話までの平均視聴率は7.3%で、月9史上ワースト2位の『カインとアベル』(昨年10月期/Hey!Say!JUMP・山田涼介主演)の平均8.2%を下回る可能性が高くなってきた。ワーストは『明日結婚します』の平均6.7%だが、今後も低視聴率が続くようなら、これも更新する危機に瀕したといえそう。もはや、5、6%台では、打ち切られてもおかしくないが、フジには打ち切れない事情があるという。

「『民衆の敵』は、当初10月16日放送開始の予定でしたが、衆院選の投票日が同22日になり、混乱を避けるため、初回が23日に延期されました。その際に、最終回が12月25日になることが公になったため、打ち切りたくても、“体面上”打ち切ることはできないでしょう。それをやったら、打ち切りが明らかになってしまうからです。近年どの局も、連ドラの打ち切りを公にすることはタブーとしていますので……」(スポーツ紙記者)

 同ドラマのキャストは、主演の篠原以下、高橋、古田、前田敦子、千葉雄大、トレンディエンジェル・斎藤司、若旦那、余、大澄、田中圭、石田らで、それなりに豪華だが、特に前田や千葉あたりが、まるで生かされていないのが実状。

 篠原自身は、2015年10月期の主演ドラマ『オトナ女子』(同)も平均8.7%と惨敗を喫しており、2作連続爆死の憂き目に遭ったことで、かつては蜜月だったフジと距離を置く可能性も十分。残るは、あと3回。せめて、月9史上ワーストだけは避けたいところだろう。
(文=田中七男)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

福山雅治『ラヴソング』での“疑惑”の月9ヒロインから1年半……悲哀感じさせた藤原さくらのチョイ役転落

 昨年4月期、福山雅治が主演したフジテレビ月9ドラマ『ラヴソング』で、“疑惑”のヒロインに抜擢を受けた若手シンガーソングライター・藤原さくらが、1年半の月日を経て、同じ月9の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)にチョイ役で出演し、視聴者を驚かせた。

 藤原が出演したのは、27日オンエアの第6話で、「あおば市議」で主人公の佐藤智子(篠原)と、藤堂誠(高橋一生)が乗り合わせたバスの中で、赤ちゃんが泣いていることに腹を立てた男性乗客を、注意する正義感ある女子高生役。登場シーンは、わずか2分程度で、“ゲスト出演”とは名ばかりの端役だった。

 2015年3月にメジャーデビューを果たした藤原は、『ラヴソング』に、演技ド素人ながら、ヒロインで起用されて脚光を浴びた。主演の福山と同じアミューズ所属とあって、同事務所の“ゴリ押し”“バーター出演”とバッシングを受けたものだ。

 あいにく、同ドラマは平均8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大爆死して、福山にとっては、忘れ去りたい“黒歴史”になってしまった。ただ、藤原はドラマの主題歌「Soup」をファーストシングルとしてリリース。ドラマの力を借りて、オリコンヒットチャートは最高4位まで上昇し、一定の宣伝効果はあったようだ。

 その後、今年3月にリリースしたセカンドシングル「Someday/春の歌」収録曲が、映画『3月のライオン』後編(神木隆之介主演)の主題歌に使われた。神木も、アミューズ所属で、これまた“ゴリ押し”といわれたりもしたが、CD自体の売れ行きはイマイチだった。

 だが、5月に発売したセカンドアルバム『PLAY』は、オリコンヒットチャートで、最高5位に食い込むなど、まずまず。同月から7月まで、全国10都市(11公演)で開催した初の全国ホールでのワンマンツアーは、8公演でソールドアウトになるなど成功を収めたようだ。

 とはいえ、演技の方では、『ラヴソング』以降、1年半オファーはなし。女優としての需要はなく、久しぶりのドラマ出演はチョイ役で、悲哀を感じさせるものとなった。藤原は、12月30日で22歳になるが、童顔とはいえ、その制服姿には少々無理があったようだ。1度はヒロインに起用された藤原だけに、演技にも、まだまだ意欲があるのなら、次はちゃんとした役で、チャンスを与えてあげてほしい気もするが……。
(文=田中七男)

 前回、仲が地上波連ドラで主演した『レジデント』は、人気ドラマ『ドクターX』第1シリーズの裏とあって、平均6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨敗を喫した。深夜枠とはいえ、『ホリデイラブ』で高視聴率をマークして、“主役”でも通用することを証明したいところだろう。
(文=田中七男)