『ウエスト・サイド・ストーリー』極上の出来栄えと、残された問題

 2022年2月11日より、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が公開される。本作は第79回ゴールデングローブ賞で作品賞・主演女優賞・助演女優賞の最多3冠に輝き、第94回アカデミー賞(授賞式は3月27日)では作品賞他7部門にノミネートされるなど、絶賛で迎え…

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『ちょっと思い出しただけ』何気ない日々、コロナ過の“今”では何もかもが愛おしい

 第34回東京国際映画賞で先行上映され、観客賞とスペシャル・メンションをW受賞した映画『ちょっと思い出しただけ』が、2022年2月11日から公開される。

 今作が誕生したきっかけは、少し変わっている。きっかけとなった、クリープハイプ・尾崎世界観の楽曲「ナイトオンザプラネット」は、ジム・ジャームッシュ監督作品『…

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『大怪獣のあとしまつ』“本格SF”ミスリード宣伝は大成功? 酷評なのにヒットの怪

 2月4日公開の映画『大怪獣のあとしまつ』が、公開初週の週末興行ランキング(2月7日発表)で初登場1位を記録した。しかし、ネット上では同作を酷評する投稿があふれており、まるで炎上商法のような状態になっている。

 Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務め、西田敏行、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョーなどの豪華キャストが出演する同作。日本に襲来した巨大怪獣が倒された後、その…

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格差社会が生み出したダークヒーロー 上西雄大主演&監督作『西成ゴローの四億円』

 コロナ禍が吹き荒れる映画界に、雑草のようにタフな野生の花が咲き開いた。大阪生まれの俳優・上西雄大がプロデューサー・主演・監督・脚本を兼ねた『西成ゴローの四億円』『西成ゴローの四億円 死闘篇』二部作が全国公開される。大阪の西成で日雇い労働者として暮らす中年男・ゴローを主人公にした犯罪サスペンスであり、関西ならではのエモーショナルな人間ドラマにもなっている。

 上西雄大は1964…

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映画『355』が打ち出した女性たちのアクション映画を作る意義

 2022年2月4日より、映画『355』が公開されている。本作はジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴという超豪華な女性キャストが集結した直球のスパイアクション映画であり、多様な女性たちがチームを組む内容そのものに意義がある内容となっていた。さらなる魅力を紹介し…

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フジの窮地を長澤まさみが救う? 映画ヒット中『コンフィデンスマンJP』新作続々の噂

 かつてはドラマやバラエティ番組が次々と大ヒットを飛ばし、7年連続で年間視聴率3冠王を獲得するなど黄金時代を迎えていたフジテレビ。だが、2010年代に入ると凋落の一途を辿り、2015年には週間平均視聴率でテレビ東京に負けるという大惨事に。そして現在に至るわけだが、2022年もフジにとっては厳しい年になりそうだと言われている。

「フジは1月から50歳以上の早期退職希望者を募集して…

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ゴールデングローブ賞、受賞は逃したけど「最高!」なノミネート作品3選

 2022年1月9日に発表された、第79回ゴールデングローブ賞。今回は08年以来、14年ぶりにテレビ放映がされなかった。

 これはオミクロン株の影響によるものではなく、同賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)に黒人メンバーがおらず多様性に欠くことや、第78回の際に発覚したNetflixの接待問題、さらにはハリウッドスターたちやワーナーメディアなど大手のボイコットな…

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『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』、これこそが正統派バイオだ!

 映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が、1月28日(金)より全国の映画館にて公開される。

「バイオハザード」といえば、1996年に発売され、今もシリーズが続くカプコンの人気ゲームシリーズ。2002年にはミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化され、これまでに全6作が制作されている。

 しかし、これまでの映画版には、大きな問題点があった。それはシリー…

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