神尾楓珠の目力にビョルン・アンドレセンを見た! “母と息子”の奇妙な疑似家族スリラー『親密な他人』

 映画『親密な他人』が、2022年3月5日から公開される。一般公開に先駆けて第34回東京国際映画祭でも上映されており、日本のみならず海外からも注目を集めた作品である。

 今作は、『ハリヨの夏』(2006)以来となる中村真夕監督の長編劇映画。16歳で単身ロンドンに渡り、ロンドン大学を卒業後、次はニューヨークに渡り、ニューヨーク大学院で映画を学んだ、特殊な経歴と人生経験からくるもの…

続きを読む

3.11のコメディ映画は不謹慎か否か?に向き合う『永遠の1分。』

 3月4日より映画『永遠の1分。』が公開される。

 本作は『カメラを止めるな!』(17)で一世を風靡した上田慎一郎が脚本を務め、同作で撮影監督を務めた曽根剛がメガホンをとったヒューマンドラマだ。設定だけ見ると突飛に思われるかもしれないが、実際に観れば作り手の真摯な姿勢とメッセージに感動できる内容になった理由を…

続きを読む

実在のセクハラ事件が題材の社会派ミステリー 被害者が追い詰められる『ある職場』

 セクハラに遭ったヒロインを、事件後も苦しめ続けている真犯人が同じ密室の中にいる。セクハラ問題をSNSに広め、炎上させた真犯人は誰なのか? そして追い詰められたヒロインは、この事態にどんな決断を下すのか? 実際に起きたセクハラ事件をモチーフにした映画『ある職場』は、最後まで見逃せないミステリータッチの社会派ドラマとなっている。

 有名ホテルに勤める早紀たちは、湘南にある社員用の…

続きを読む

山田涼介『鋼の錬金術師』続編にファン阿鼻叫喚も…あの業界から大注目で未来は明るい!

 Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務める映画『鋼の錬金術師 完結編』が公開されることが発表された。2部連続公開で、前編は5月20日、後編は6月24日の公開になるという。

 しかし、この一報に「ハガレン」ファンはもとより、山田ファンも荒れ気味のようだ。Twitterでは「頼むからそろそろ山田涼介にまともな脚本渡してあげて」「山田涼介くんが叩かれるのはもう見たくない」…

続きを読む

ホラーファンから高い評価を得る問題作 『真・事故物件』がまさかの続編決定

 2月18日より全国ロードショー中の映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』。その主演を務めた海老野心さんと、渋江譲二さんが登壇するトークショーが、2月26日にヒューマントラストシネマ渋谷で開催された。

 本作はスプラッターすぎて映倫に脚本審査拒否されたという問題作だが、トークショーでは『真・事故物件』の続…

続きを読む

乃木坂・星野みなみの卒業事情、映画『ホリック xxxHOLiC』に暗雲…週末芸能ニュース雑話

記者I 24日から始まったロシアによるウクライナ侵攻が世界に陰を落としていますが、サイゾーはできることをやろうってことで通常運行です。今週は”坂道ネタ”が結構豊富でしたね。2月12日に卒業セレモニーが行われ、乃木坂46の1期生・星野みなみさんが卒業していますが、その際の衣装が話題に。

デスクH 乃木坂…

続きを読む

『ゴヤの名画と優しい泥棒』絵画を人質に取った「ヒーロー」の実話

 2月25日より映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』が公開されている。本作の目玉は「事実は小説よりも奇なり」を体現したかのような、信じがたい実話を描いたコメディであることだろう。

 監督は『ノッティングヒルの恋人』(99)や『チェンジング・レーン』(02)などを手がけてきたロジャー・ミッシェルで、2021年9月に亡くなったため本作が長編映画における遺作となった。その最後の作品が、人間…

続きを読む

『ライフ・ウィズ・ミュージック』Siaの奇抜な世界観、希代のミュージック・ムービー!

 謎多き歌手Sia(シーア)が2007年に執筆した短編小説を元に自ら監督し、映画化した『ライフ・ウィズ・ミュージック』が、ついに日本公開決定! 2022年2月25日から劇場公開される。

 Siaは今作のために新曲12曲を用意し、先行して公開されたミュージック・ビデオ(MV)が話題となっていた。特に「1+1」のMVでは、バズカット(坊主)姿のケイト・ハドソンが全身タイツを着て挑ん…

続きを読む

隠しカメラが暴く入管収容施設の内情 システムに従順な日本社会の闇『牛久』

 “隠し撮り”という禁断の手法を使った映像は、あまりにもショッキングだ。透明なアクリル板で仕切られた向こう側には、絶望に打ちひしがれた人たちの顔がある。ドキュメンタリー映画『牛久』は、茨城県牛久市にある「東日本入国管理センター」に収容されている外国人たちのリアルな姿と会話を記録し、法務省の外局である「出入国在留管理庁」の非人道的な行為を告発した作品となっている。

 面会室に入っ…

続きを読む

Hey!Say!JUMP・山田涼介『大怪獣のあとしまつ』初登場3位、話題のアニメ『鹿の王』は7位スタート! 映画動員ランク

 漫画家・芥見下々氏による人気コミック『呪術廻戦』(集英社)のテレビアニメを映画化した『劇場版 呪術廻戦0』が、全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、2月5日〜11日)で1位を獲得した。同作は、公開52日間で興収110億円を突破。国内興収歴代ランキングでも27位に浮上した。

 現在の国内興収歴代ランキング1位は、2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で、興収404.3億円という驚異的な数字を記録。続く2位は『千と千尋の神隠し』(01年、316.8億円)、3位は『タイタニック』(1997年、262億円)なので、『劇場版 呪術廻戦0』はまだまだ及ばない。

 しかし、10位の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(02年、173億円)には肉薄してきており、ネット上では「歴代トップ10入り」に期待を寄せるファンの声も見受けられる。

 なお、今月12日に行われた同作の「大ヒット御礼舞台挨拶」では、23年にアニメ第2期放送が決定したとの発表があり、ファンを熱狂させていた。話題はまだまだ豊富だが、今後どこまで興収を伸ばせるだろうか。

 2位は長澤まさみ、東出昌大、小日向文世出演の『コンフィデンスマンJP 英雄編』が公開5週目でランクイン。同作は、公開3週目から『劇場版 呪術廻戦0』に押さえ込まれた形での2位ではあるものの、好調をキープし続けている。

 映画レビューサイトでの評価も高く、「期待通り、いや、期待以上の面白さでした!」「コロナ禍なので映画館に行くのは迷いましたが、楽しい作品を見て現実逃避できてよかったです」「見終わったばっかりなのに、もう一回見たい!」といった絶賛が多数。『劇場版 呪術廻戦0』と共に、引き続きランキング上位に君臨しそうだ。

 3位は、Hey!Say!JUMP・山田涼介が主演、女優・土屋太鳳がヒロインを務める『大怪獣のあとしまつ』が初登場でランクインした。

 同作は、人気ドラマシリーズ『時効警察』(テレビ朝日系)や、映画『俺俺』(13年)などを手掛けた三木聡氏が監督・脚本を務める特撮エンタテインメント・コメディ。ヒーローによって退治された巨大怪獣の死体処理をめぐり、日本政府や官僚が右往左往する姿、特殊部隊・特務隊が奮闘する様を描く。

 初登場3位と好成績を収めたものの、ネット上では公開初日から酷評の嵐。Twitterでは一時、同作の関連ワードがトレンド上位に続々と上がるほど“大荒れ”状態となった。

 映画レビューサイトを見ても、「ずっと何を見させられているのかわからなかった」「出てる役者たちに同情する。近年まれに見るひどい映画」「この映画を鑑賞する時間はほぼ罰ゲーム。懲役2時間」「下品なレベルの下ネタが出てきて全く笑えず。子どもには見せられない」など、厳しい感想が圧倒的に多い。

 一方で、公開から数日たつと「やたらと評価が低いけど、普通に楽しめました」「ハードルを下げてから見たので、世間の評価ほど悪いとは思わなかった」「『時効警察』が大好きなので、最高に面白かったです!」といった好意的な声も上がるように。

 SNS上には「山田くんがカッコいいので見る価値あり」「大画面で山田くんの綺麗なお顔が見られてうれしい」など、山田ファンからの書き込みも見受けられ、意外にも興収を伸ばすかもしれない。

 4位には、公開6週目の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がランクイン。米ソニー・ピクチャーズによると、2月15日の時点で全米興行収入は7億6098万ドルを超え、北米歴代興収ランキングで3位にまで上り詰めたとか。なお、歴代2位は8億5830万ドルを記録した『アベンジャーズ エンドゲーム』(19年)で、マーベル作品の強さを見せつけている。

 続く5位には、1980年代に大ヒットした大ヒットアドベンチャーコメディ映画『ゴーストバスターズ』『ゴーストバスターズ2』の続編となる、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が初登場。同作では、かつて「ゴーストバスターズ」の一員だったスペングラー博士の娘家族を主人公に、孫たちがゴーストバスターズとなり、奮闘する姿を描く。

 同シリーズではおなじみの「マシュマロマン」が小さくなって登場したり、スペングラー博士の孫・フィービーのビジュアルが博士そっくりだたりと、歴代の『ゴーストバスターズ』ファンにうれしい場面が多々あるようで、映画レビューサイトには「子どもの頃に見た『ゴーストバスターズ』の新作を、大人になって見られるなんてうれしい!」「過去作を見ていた人は、グッとくる場面もあり楽しめた」「出演者と一緒に自分も年を取って、涙腺が緩み涙が止まらなかった」といった感想が上がっており、懐かしみながら作品を見た人も多いようだ。

 6位には、世界的人気ゲームを映画化した大ヒットシリーズの最新作『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が公開3週目で入った。

 7位は、15年の「本屋大賞」に輝いた上橋菜穂子のベストセラー小説をアニメ映画化した『鹿の王 ユナと約束の旅』が初登場。謎の伝染病が流行した世界を舞台に、対立する2つの国家の争いに巻き込まれた戦士と少女の姿を描く。堤真一、竹内涼真、杏らが声優を務めたことでも話題になったが、ネット上の評判はいまひとつのようだ。

 特に「原作を読んでいないとストーリーが理解できない」といった感想が多く、「話に着いていくのに精一杯で、楽しむ余裕はありませんでした」「専門用語が多すぎて着いていけない。声優陣はうまいのに……」「一緒に行った子どもが2人とも寝てました」など、厳しい声が散見される。

 続く8位は藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介出演の『ノイズ』が公開3週目でランクイン。351館の大規模公開作品にもかかわらず、初週10位と振るわなかったが、トップ10に3週残る“しぶとさ”をみせている。

 一方で、SNSなどには「期待外れだった」「ひどい、長い、つまらない」「設定があり得ない」「ストーリーに意外性がなかった」といった酷評も多い。観賞した人が増えるにつれ、批判も増えてしまうのだろうか……?

 9位はペネロペ・クルス、ファン・ビンビンら豪華キャストが“女スパイ”を演じるアクション映画『355』が初登場。続く10位には、松本潤、香川照之、杉咲花出演の『99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE』が公開7週目でギリギリトップ10入りを果たした。

【全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ、2月5日〜11日)】

1位 劇場版 呪術廻戦0
2位 コンフィデンスマンJP 英雄編
3位 大怪獣のあとしまつ
4位 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
5位 ゴーストバスターズ/アフターライフ
6位  バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
7位 鹿の王 ユナと約束の旅
8位 ノイズ
9位 355
10位  99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE