過激すぎて全米で上映中止になった衝撃作! 実録リベンジ映画『KKKをぶっ飛ばせ!』

 善と悪とのボーダーがとても曖昧になった現代社会において、映画世界での“絶対悪”として登場するのが、アーリア人至上主義を謳い、ユダヤ人を大虐殺に追い込んだファシスト集団のナチスだ。ヒトラーをはじめ、ナチスを皆殺しにしたクエンティン・タラエンテーノ監督の歴史改竄映画『イングロリアス・バスターズ』(09)は、世界的なヒット作となった。

 ナチスと並ぶ“絶対悪”と言えるのが、米国発祥…

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山窩(サンカ)と呼ばれる漂泊民が日本にいた! 謎多き“山の民”との遭遇劇『山歌』

 かつて日本には、山窩(サンカ)と呼ばれる放浪の民が存在したことをご存知だろうか。戸籍を持たず、山から山へと渡り歩き、川魚を獲ったり、農具の箕(み)を編むことを生業としていた。都市伝説的に、日本の先住民族とも、秘密結社的な謎の集団として語られることもあった。

 映画の世界では、中島貞夫監督が萩原健一を主演に迎えた『瀬降り物語』(85)で戦時中のサンカたちの生態を描いている。また…

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『アネット』他、今に観る意義がある「有害な男性性」を描いた映画3選

 第94回アカデミー賞で、ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちにした問題がこじれにこじれている。このこと自体は、今後のアカデミー賞のあり方、暴力はいかなる場合も許されないこと、人を不快にさせる容姿いじりが批判されるべきなど、多方面から議論の意義がある。

 だが、この問題を大きく取り上げすぎるがあまり、『続きを読む

華やかなファストファッション業界の裏側を描く映画『メイド・イン・バングラデシュ』

 Tシャツが1500円、パンツ類も3000円以下で手に入るファストファッションは、庶民の生活に欠かせないものとなっている。だが、その格安衣料を、誰がどのようにして作っているのかまで想いを巡らす機会は少ない。映画『メイド・イン・バングラデシュ』は、ユニクロやGAP、H&Mなどの世界的なアパレルメーカーの下請け先として知られるバングラデシュの縫製工場を舞台にした社会派ドラマだ。パワハラや…

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園子温監督の性加害報道、吉高由里子の意味深投稿に「勇気ある」と称賛! 千秋の暴露には「闇深い」の声も

 女優・吉高由里子が4月6日、自身のTwitterで「よくない。優越ある地位を利用して夢に向かう姿を欺くなんて」(原文ママ、以下同)などと投稿。何を指しているのか具体性のない“意味深”なツイートではあるが、「タイミング的に、前日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)で複数女優への性行為強要を報じられた園子温監督についてのツイートとみられ、業界内外で注目されている」(芸能ライター)ようだ。

 このところ、映画界では似たようなスキャンダルが続出。先月は「週刊文春」(文藝春秋)が、榊英雄監督らによる女優への性行為強要をスクープし、今月5日発売の「週女」は、園監督が女優に仕事を与える代わりに肉体関係を迫っていたなどと報じた。同記事には、園監督に狙われたという女優たちの証言も掲載された。

「すると6日、吉高がTwitterを更新して『はぁ… なんかそんな件で名前を聞きたくなかった方々が… よくない。優越ある地位を利用して夢に向かう姿を欺くなんて。本当に残念 被害者の方は名前を見るだけで深く長く強く苦しむんだから 悲しいや そんな世界だと思われてしまう 真摯に熱意をもって作ってる方達に失礼です』と投稿しました。ハッキリ名指しはしていませんが、立て続けに卑劣な行為を報じられた面々をまとめて批判しているものとみられます。特に園監督は、吉高のデビュー作となった映画『紀子の食卓』(2006年公開)を手がけていただけに、今回の報道に憤りを感じたのかもしれません」(同)

 吉高のツイートを受け、ネット上には「お世話になった監督だからこそ、幻滅するよね」「吉高さんもコメントしにくかっただろうけど、声を出せない女優さんに代わって勇気あるツイートをしてくれたと思う」「吉高さんの意見は至極真っ当。彼女を支持したい」などと称賛が寄せられている。

「なお、園監督は同日に所属事務所の公式サイト上で直筆コメントを公開し、騒動については謝罪しましたが、『今回の週刊誌報道の記事については事実と異なる点が多く』『代理人を通じて、しかるべき措置をとって参る所存』と発表。さらなる物議を醸してしまっている状況です」(同)

 そんな中、ネット上ではタレント・千秋が14年6月にツイートしていた内容も再注目されている。

「千秋は当時、『事務所も勿論知らないし初めて言うんだけど、デビュー前の素人時代に園子温監督にスカウトされたことがあるんだが、監督は覚えてないだろうな。中野の事務所に行った事がある。あの時の呪いなのか、わたしは未だに映画というものに出れた事がない。無縁極まりない。でも脱ぐのはやだったんだ』とつぶやいていたんです。これが改めて今、ネットユーザーの間で『園監督が素人にも手を出そうとしていたっていこと? 闇深い……』『千秋は断ったから、映画界で干されたということかな?』などと臆測を呼んでいます」(同)

 今後も“余罪”が出る可能性もありそうな園監督だが、「事実と異なる」と主張している点と併せて、本人から説明はあるだろうか。

園子温監督「法的措置」表明も復帰はムリ? 女優事務所のボイコットは不可避

 映画『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』などを手がけた園子温監督による性加害問題。『週刊女性』2022年4月19日号(主婦と生活社)では、園監督が監督という強い立場を使って性行為を迫っていた実態が、被害に遭った女優によって告発されている。

 映画監督の榊英雄氏と俳優の木下ほうかによる性加害が『週刊文春』に報じられたなかで、新たに浮上したこの疑惑。園監督の映像製作会社「シオンプロ…

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『ドライブ・マイ・カー』世界から絶賛される一方で…気になる国内映画賞での評価

 映画界最大の祭典として知られるアカデミー賞の授賞式が3月27日(日本時間28日)、米・ロサンゼルスで行われ、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞に輝いた。作品賞などほかのノミネートは逃したものの、国際長編映画賞で邦画作品が受賞したのは2009年の『おくりびと』(滝田洋二郎監督)以来13年ぶり5度目。大きな栄冠を手にした。

 海外でも人気の作家・村上春樹氏の小…

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『やがて海へと届く』の浜辺美波が過去最高のハマり役となった理由

 4月1日より、映画『やがて海へと届く』が公開されている。