『貞子DX』普通のホラー映画ならすぐ死ぬ“IQ200超天才”小芝風花とオカルトの頂上決戦!

 世界に誇るJホラーの基盤を作った伝説的作品『リング』(1998)、『らせん』(同)。そこで人々を恐怖とトラウマの渦に巻き込んだ“貞子”は、2019年にニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選ばれるなど、今となってはホラーアイコンどころか、ポップアイコンのようになっている。こんなことは……98年当時、誰が想像できただろうか。

 『貞子DX』においても、ホラーとい…

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『天間荘の三姉妹』周りを変えていく、天真爛漫なのんの唯一無二の魅力

 10月28日より映画『天間荘の三姉妹』が公開されている。

 原作は髙橋ツトムによる漫画『スカイハイ』(集英社)のスピンオフ作品であるが、物語は独立しているので予備知識なく本作から観ても全く問題なく楽しめる。また、『スカイハイ』のドラマ版および劇場版の監督であった北村龍平が再登板しているので、人気シリーズの久…

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『君の名は。』新海誠監督が描き続けてきた”男女の距離”が時空をも超え大ヒット

 足掛け二カ月にわたって続いた“るろ剣祭り”も無事終了。邦画アクション映画の未来を切り開いたと言われるるろ剣の次は、日本のアニメーション映画の新時代の幕開けとなった新海誠監督の大ヒット作『君の名は。』が、日本テレビ系『金曜ロードショー』に初登場!

 東京に暮らす男子高校生、立花瀧(神木隆之介)と山に囲まれた田舎町に住む女子高生、宮永三葉(上白石萌音)は、互いの心と身体が一時的に…

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瀬戸内寂聴がモデルの大人の恋愛映画 寺島しのぶが剃髪で挑む『あちらにいる鬼』

 恋多き女。2021年11月9日に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴は、生涯そう呼ばれた。若手作家時代に発表した『花芯』は性描写の赤裸々さから、「子宮作家」とも呼ばれることになった。戦後派を代表する作家・井上光晴と不倫関係にあったことでも知られている。11月11日(金)より公開される映画『あちらにいる鬼』は、直木賞作家・井上荒野が父・井上光晴と瀬戸内寂聴をモデルにして描いた同名小説が原作だ。脚本家…

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映画『ソードアート・オンライン』から鑑みるデスゲームものから「幸せ」を感じられる理由

 10月22日より『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ』が公開されている。

 川原礫による原作のライトノベル『ソードアート・オンライン』(以下『SAO』)は、メディアミックスが成功したWEB小説の、草分け的存在であり大人気作。2002年より個人サイトで連載され、200…

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『RRR』全世界で大バズり中! あのダンス対決シーンとインド映画の現在地 S.S.ラージャマウリ監督インタビュー

 あなたは“インド映画”について、どんなイメージと期待を持っているだろうか?

 とにかく歌って踊りまくる登場人物たち、壮大なストーリー、濃くて長い上映時間……いくつかの要素が挙げられるだろう。でも、それは正しくもあり、誤った認識でもあるのかもしれない。

 “インド映画らしさ”を網羅しながらもーーこれまでの全てを凌駕し、超越する映画『RRR』が、10月21日(金…

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『るろうに剣心 最終章 The Beginning』すさんだ“人斬り抜刀斎”を演じきる佐藤健の殺意

 9~10月の二カ月に跨ってお送りした日本テレビ系『金曜ロードショー』の“るろ剣祭り”もいよいよ今週がラスト。シリーズ合計195.2億円を記録した実写映画『るろうに剣心』シリーズの第5作『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をノーカットで放送します。

 

 先週放送された実写シリーズ第4作『るろうに剣心 最終章 The Final』に続くシリーズ完結…

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佐々木譲の大河小説が韓流映画に! 悪と善との境界に立つ『警官の血』

 親を早くに亡くした子どもは、親が亡くなった年齢が近づくと考え込むようになる。親はなぜ死んだのか、死を避ける方法はなかったのかと。もはや答えを返してはくれない親に代わって、子は自分自身でその答えを探すしかない。佐々木譲の長編小説『警官の血』(新潮社)は、勤務中に亡くなった警官を父に持つ主人公が、自身も警官になることでその死因を究明しようとする物語だ。2008年版「このミステリーがすごい!」の…

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深田晃司監督が映画界のハラスメント構造を解く 権威者のいる業界ほどセクハラの温床に

 2022年8月24日、厚生労働省にて興味深い会見が開かれた。評論家の荻上チキ氏らが調査協力した「表現の現場調査団」が、映画、演劇、美術、音楽、文芸、写真、デザイン、漫画、建築といった表現の現場で起きているハラスメント問題や不平等さに関わる「ジェンダーバランス白書2022」(続きを読む