吉沢亮のコメディアンぶりを堪能する『ブラックナイトパレード』

『新解釈・三國志』(2020)や『ヲタクに恋は難しい』(20)などで知られる、日本コメディ映画・ドラマ界の奇才、福田雄一監督による、クリスマスを舞台とした新作映画『ブラックナイトパレード』が12月23日から公開されている。

 本来、クリスマス映画といえば、クリスマス当日ギリギリの公開ではなく、2~3週前に公開するのが相場だと思うが……。イブの前日にぶつけてくるというのは、二宮和…

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昭和世代はなぜフィリピンに惹かれるのか? 格差社会の幸福論『ベイウォーク』

 フィリピンのスラム街で暮らす「困窮邦人」たちの実情をリアルに伝えたドキュメンタリー映画『なれのはて』は2021年暮れに劇場公開され、新宿K’sシネマが連日満席になるなど、予想を上回る反響を呼んだ。普段は映画に興味を持たない人たちの好奇心を、大いに刺激する内容だった。

 粂田剛監督が『なれのはて』に続いて完成させたのが、姉妹編となる『ベイウォーク』だ。フィリピンの首都…

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海老野心&窪田彩乃、過酷グロ&バイオレンス撮影で育んだ女2人の“共闘関係”

 グログロのグロとバイオレンス描写でホラー・スプラッター愛好家を魅了した映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』――。大好評につき、グロさも鬼畜さもマシマシ、未成年入場禁止とパワーアップして帰ってきた『真・事故物件パート2/全滅』が、12月23日についに公開します!

 前作の主人公を演じた海老野心と、そのバトンを受け継いで今作…

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目黒蓮、2022年ブレイク俳優筆頭株! 二宮和也超えNG、女の影は…現場の本当の評判

 Snow Manの目黒蓮が、大きな注目と評価を集め続けている。

 今秋最も注目を集めるドラマ『silent』(フジテレビ系、12月22日最終回)に出演し、さらにNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でも主要キャラを担当。映画作品への出演も続いており、2022年12月には出演映画『月の満ち欠け』が公開されたばかりで、2023年3月にも主演を務める『わたしの幸せな結婚』を控えるなど…

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ホラー映画『MEN 同じ顔の男たち』が賛否両論上等の、トラウマ級のミソジニーを描く理由

 イギリスのホラー映画『MEN 同じ顔の男たち』が公開中だ。日本では全国136館という中規模の公開ながら、週末興行成績で初登場10位とヒットしている。

「永遠のトラウマになること必至」が伊達ではない

 だが、映画本編はお世辞にも万人にはおすす…

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『グレムリン』ギズモがカワイすぎてスピルバーグが脚本変更していた!

 金曜ロードショーの年末企画「クリスマスに見たい映画」、第三弾はクリスマスの映画といえばこれ! 1984年公開、巨匠スピルバーグが製作総指揮を担当したSFコメディ『グレムリン』が金曜ロードショーに初登場。

 公開30年以上を越えて尚愛されているキャラクター、‟ギズモ”と正反対の狂暴な怪物‟グレムリン”がクリスマスの街に大騒動を巻き起こす!

 使えない物ばかりつくっ…

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『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は虚構世界のドキュメンタリー映画!?

没入感<実在感

 ジェームズ・キャメロンが『アバター』(09)以来13年ぶりの続編として、かつ全5部作の2作目として監督した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(WoW)』(12月16日より全国公開中)に関しては、「見たことのない凄い映像、以上」で感想は事足りてしまうが、その凄さにさらなる解像度を与えるなら、「没入感」を「実在感」が超えている…

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三浦透子、映画的ヒロイン像を打ち砕いて“普通”を問う『そばかす』

 日本国内だけではなく、ゴールデングローブ賞やアカデミー賞など、海外賞レースにおいても世界中から注目された映画『ドライブ・マイ・カー』(2021)。そんな同作で、多くを語らずとも、細かい表情の変化でその人物の奥行を出して見せたのが俳優・三浦透子だ。

 彼女の初単独主演映画『そばかす』が、12月16日より公開される。

 いわゆる映画的な“ヒロイン”像からは脱却した…

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岸井ゆきの主演『ケイコ 目を澄ませて』 主人公の台詞は、たったひと言だけ

 外出の際はマスクをするのがコロナ禍以降の常識であり、マナーだろう。そう思ってマスクをずっと着用していたが、一部の人にはマスク越しの会話が負担になることを初めて知った。映画『ケイコ 目を澄ませて』の主人公・ケイコは聴覚に障害があり、手話が通じない相手との対話は口の動きを見て、話しの内容を判断している。そのため相手がマスクをしたままでは口の動きが見えず、会話が成立しなくなってしまう。

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