大爆死の『anone』、主演・広瀬すずは“迷走脚本”の犠牲者か? 坂元裕二氏は責任を取って!? ドラマ休養宣言!

 ヒットした『Mother』(2010年)、『Woman』(13年)に続く、日本テレビと人気脚本家・坂元裕二氏とのタッグによる第3弾ドラマ『anone』(広瀬すず主演)が壮絶な大爆死を遂げた。

 同ドラマは、21日に最終回(第10話)を迎え、視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまった。全話平均は6.16%で、フジテレビ月9ドラマ『海月姫』(芳根京子主演)の平均6.14%を僅差で上回り、今期の民放プライム帯の連ドラの中で視聴率最下位は辛うじて免れた。ほぼ毎クール、2ケタ台をマークしている日テレの「水曜ドラマ」としては、13年10月期『ダンダリン 労働基準監督官』(竹内結子主演)の7.5%以来、約4年ぶりの惨状になってしまった。

「坂元氏の作品は奥深くつくり込まれているため、熱狂的なファンが多い。その一方で、昨今ライト感覚のドラマを求める視聴者が増えており、なかなか坂元作品が数字に結びつかなくなってきていました。ただ、『anone』に関しては、ストーリーが複雑すぎる上、あっちこっちに飛んでしまって、ファンでさえ、ついていくのが難しい作品でした、これでは、坂元ファンでない人は確実に脱落してしまいます。映画ならいざしらず、正直、今作は、連ドラとしてはつくり込みすぎて、“失敗作”と言われても致し方なさそう。“10代最後の連ドラ主演”となった広瀬は、ショートカットにして、役作りする意欲を見せて臨みましたが、メインストーリーに登場してくるのは常に田中裕子で、広瀬は“名ばかり主演”でした。それで、低視聴率の責任をかぶらなければならないのですから、ある意味“犠牲者”とも言えそうです」(テレビ誌関係者)

 これで、坂元氏が脚本を担当した連ドラは、15年1月期『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)、16年1月期『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(同)、17年1月期『カルテット』(TBS系)、そして『anone』と4作連続で、平均視聴率が2ケタ台に届かなかった。しかも、『anone』は屈辱の6%台に終わってしまったのだ。

 放送を終えて、坂元氏は自身のInstagramで、“ドラマ休業”を発表した。その主たるコメントは「4年連続で1月期の連ドラを書きました。来年の1月はありません。これにてちょっと連ドラはお休みします。4年前にそれを決めて、周囲にもそう話して、ずっと今日を目指して来ました。また、いつか連ドラの世界に帰ってきたいと思いますが、ひとまずはありがとうございました。今後は色んなことに挑戦し、秋には舞台をやったりするので、またぜひ。朗読劇もまた新しいのをやりたいし、満島(ひかり)さんと約束したチェロの映画も書きたいし、いつも見てくれてた瑛太さんとも、今度はあまり間を置かずに、お仕事できるといいなと思います」といった内容で、ドラマ以外の活動は続けるようだ。

 坂元氏本人のコメントでは、4年前に決めていたとのことで、「悪かった視聴率の責任を取る」というわけではないようだが、さすがに人気脚本家でも、これだけ低視聴率が続けば、精神的に参ってしまうだろう。坂元作品を求めるファンは多いだけに、近い将来、ドラマの世界に戻ってきてほしいものだ。

 広瀬は、連ドラ初主演作となった15年1月期『学校のカイダン』に続き、主演ドラマが2作連続で1ケタ台。17日に公開された主演映画『ちはやふる-結び-』は第1週の週末2日間で、動員21万人(興行通信社調べ)、興行収入2億5700万円(同)と好スタートを切ったが、ドラマでは結果がまだ残せていない。1年後には、ヒロインを演じる、NHK連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』がスタートするだけに、それまでに“ドラマ女優”として、人気を上げておきたいところだが……さて。
(文=田中七男)

日テレ『正義のセ』が“バーター祭り”に……故・大杉漣さんの代役に寺脇康文、主題歌に福山雅治

 4月からスタートする、吉高由里子主演の日本テレビ系『正義のセ』(水曜午後10時~)に出演予定だった大杉漣さんが、2月21日に急性心不全のため亡くなり、代役が誰になるのか注目を集めていたが、吉高と同じ事務所(アミューズ)の寺脇康文に決まった。早い話、業界でよくありがちな“バーター”出演だ。また、主題歌を福山雅治が担当し、同事務所の若手俳優・平埜生成もメインキャストで出演するため、アミューズ所属タレント尽くしとなってしまった。

 同ドラマは、タレント、キャスターとしても活動する阿川佐和子の同名小説シリーズ(角川文庫)が原作。横浜地検で働く2年目の駆け出し検事の主人公・竹村凜々子(吉高)が、不器用ながら、なにごとにも一生懸命取り組み、検事として女性として成長していく姿を描いた作品だ。

 寺脇は、吉高演じる凜々子の頼れる上司で、横浜地検港南支部の支部長・梅宮譲役という重要な役どころを務める。それだけに、ネット上では「大杉さんの代役が、オワコンの寺脇で大丈夫?」との声も出ているようだ。吉高と寺脇は、吉高の連ドラ初主演作となった『美丘―君がいた日々―』(2010年/日テレ系)で親子役を演じたことがある。

 寺脇といえば、テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒』が、『土曜ワイド劇場』でのスペシャルとしてスタートした際、主人公・杉下右京(水谷豊)の“初代相棒”亀山薫役に起用された。同ドラマは、その後、連ドラとしてシリーズ化され大ヒット。寺脇はシーズン7前半(08年10月~12月)まで出演し、まさに“代表作”となった。

『相棒』卒業後は、同局系の連ドラ『853~刑事・加茂伸之介』で主演に抜擢されるなどしたが、だんだん仕事は減っていってしまい、『相棒』での貯金を使い果たしてしまった格好。昨年は事務所の力で、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)、『定年女子』(NHK BSプレミアム)、『恋がヘタでも生きてます』(日本テレビ系)と、3つの連ドラでレギュラー出演したが、深夜やBSなど、注目度の低い作品で、まるでインパクトを残せなかった。

「大杉さんは脇役ながら、バラエティに進出したりで、好感度が高く、存在感もあったのです。その代役となると、そう簡単にはいきません。大杉さんとの関係性から、テレビ東京系『バイプレイヤーズ』シリーズで共演した遠藤憲一、松重豊、光石研あたりがブッキングできれば、視聴者もすんなり受け入れられたと思いますが、急なオファーでは難しいでしょう。結局、吉高とのバーターで、スケジュールが空いている寺脇になったようです。今の若い世代には、“相棒”と言えば、及川光博、成宮寛貴、反町隆史のイメージで、『寺脇って誰?』との印象が強いと思われますので、視聴率にも少なからず響きそうです」(スポーツ紙記者)

 不測の事態とはいえ、放送開始前から、不安要素いっぱいになってしまった『正義のセ』。ここはひとつ、吉高の父親役で出演する“名脇役”生瀬勝久、放送中のNHK朝ドラ『わろてんか』でブレークし、妹役を演じる広瀬アリス、先輩検事役の三浦翔平に期待するしかないか?
(文=田中七男)

日テレ『正義のセ』が“バーター祭り”に……故・大杉漣さんの代役に寺脇康文、主題歌に福山雅治

 4月からスタートする、吉高由里子主演の日本テレビ系『正義のセ』(水曜午後10時~)に出演予定だった大杉漣さんが、2月21日に急性心不全のため亡くなり、代役が誰になるのか注目を集めていたが、吉高と同じ事務所(アミューズ)の寺脇康文に決まった。早い話、業界でよくありがちな“バーター”出演だ。また、主題歌を福山雅治が担当し、同事務所の若手俳優・平埜生成もメインキャストで出演するため、アミューズ所属タレント尽くしとなってしまった。

 同ドラマは、タレント、キャスターとしても活動する阿川佐和子の同名小説シリーズ(角川文庫)が原作。横浜地検で働く2年目の駆け出し検事の主人公・竹村凜々子(吉高)が、不器用ながら、なにごとにも一生懸命取り組み、検事として女性として成長していく姿を描いた作品だ。

 寺脇は、吉高演じる凜々子の頼れる上司で、横浜地検港南支部の支部長・梅宮譲役という重要な役どころを務める。それだけに、ネット上では「大杉さんの代役が、オワコンの寺脇で大丈夫?」との声も出ているようだ。吉高と寺脇は、吉高の連ドラ初主演作となった『美丘―君がいた日々―』(2010年/日テレ系)で親子役を演じたことがある。

 寺脇といえば、テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒』が、『土曜ワイド劇場』でのスペシャルとしてスタートした際、主人公・杉下右京(水谷豊)の“初代相棒”亀山薫役に起用された。同ドラマは、その後、連ドラとしてシリーズ化され大ヒット。寺脇はシーズン7前半(08年10月~12月)まで出演し、まさに“代表作”となった。

『相棒』卒業後は、同局系の連ドラ『853~刑事・加茂伸之介』で主演に抜擢されるなどしたが、だんだん仕事は減っていってしまい、『相棒』での貯金を使い果たしてしまった格好。昨年は事務所の力で、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)、『定年女子』(NHK BSプレミアム)、『恋がヘタでも生きてます』(日本テレビ系)と、3つの連ドラでレギュラー出演したが、深夜やBSなど、注目度の低い作品で、まるでインパクトを残せなかった。

「大杉さんは脇役ながら、バラエティに進出したりで、好感度が高く、存在感もあったのです。その代役となると、そう簡単にはいきません。大杉さんとの関係性から、テレビ東京系『バイプレイヤーズ』シリーズで共演した遠藤憲一、松重豊、光石研あたりがブッキングできれば、視聴者もすんなり受け入れられたと思いますが、急なオファーでは難しいでしょう。結局、吉高とのバーターで、スケジュールが空いている寺脇になったようです。今の若い世代には、“相棒”と言えば、及川光博、成宮寛貴、反町隆史のイメージで、『寺脇って誰?』との印象が強いと思われますので、視聴率にも少なからず響きそうです」(スポーツ紙記者)

 不測の事態とはいえ、放送開始前から、不安要素いっぱいになってしまった『正義のセ』。ここはひとつ、吉高の父親役で出演する“名脇役”生瀬勝久、放送中のNHK朝ドラ『わろてんか』でブレークし、妹役を演じる広瀬アリス、先輩検事役の三浦翔平に期待するしかないか?
(文=田中七男)

ツンデレ・山崎賢人が門脇麦へ“愛”のメッセージ――『トドメの接吻』最終話、「続きはHuluで……」でも炎上しなかったワケ

 山崎賢人が成り上がるために門脇麦との「キス」で死に、「タイムリープ」を繰り返すというトンデモSFドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)。最終話の視聴率は、7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、自己最高をマーク! 全話平均は6.9%で、同枠で昨年放送されたディーン・フジオカ&武井咲の『今からあなたを脅迫します』の6.1%になんとか打ち勝ち、日テレ日曜ドラマ“史上最低”をギリギリ避けることができました。

 さて、主人公・旺太郎(山崎)が、自分を尊氏(新田真剣佑)からかばって命を落とした宰子(門脇)を失って初めて自分の気持ちに気付くという、ベタ過ぎる展開を迎えた前回。自他共に認める“クズ男”旺太郎は、100億もの大金(美尊ちゃん/新木優子)を取るのか、愛(宰子)を取るのか――!? ということで、最後のレビューをしてみたいと思います。

 

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■やっと明かされた春海の正体

 

「幸せになって」という宰子の言葉通り、美尊ちゃん(新木)との幸せを掴もうとする旺太郎の前に、ストリートミュージシャンの春海(菅田将暉)が。彼は、初めから宰子の能力を知っていたとか。高校生のときに一家心中をし、生死をさまよったからなのか、彼も宰子と同じようにキスで過去に遡れるようになったそう。宰子とキスをしてもタイムリープをしなかったのは(参照記事)、互いの力がぶつかり、打ち消し合ってしまったためでしょう。

 春海は、偶然にも居酒屋で宰子が自分と同じ力があることを聞いてから、タイムリープの力を持つ人間が本当に幸せになれるのか、観察していたそうです。これまで旺太郎や宰子、尊氏にまで助言をしてきたのも、そのため。ちなみに、宰子のキスが7日前に戻る一方で、春海のキスは3カ月前、旺太郎と宰子が出会った直後か、出会う前に戻るんだとか。

“キス”の契約を交わしたことで、旺太郎は両親との「絆」を取り戻し、宰子は「人を愛する気持ち」を手にしました。でも、春海とキスをすれば、宰子の命が助かる一方で、2人がそれぞれ手にしたものと、一緒に過ごしてきた時間は戻ってきません。タイムリープは完璧に人生をやり直せるものではないのです。

「自分がした過ちは一生、とり返せない。宰子さんを死なせたお前の記憶は残ったままだ。戻ったら最後、お前の後悔の無限ループだよ」

 思い悩む旺太郎の元へ、美尊ちゃんから電話が。決断のときが迫ります。

 

■旺太郎が出した答え

 

 メガネにジャージという、ありのままの姿で美尊ちゃんを部屋に迎え入れた旺太郎は、しっかり記入済の婚姻届を手渡す彼女に、これまで宰子の力でタイムリープを繰り返してきたことを正直に告白。そして、尊氏(新田)が「美尊さえいればそれでいい」と話していたこと、尊氏や布袋(宮沢氷魚)、長谷部くん(佐野勇斗)、周りの人たちの人生を狂わせてしまったと頭を下げながら、「僕が本当に幸せにしたいのは、宰子なんだ。ごめん」と、どストレートに打ち明けます。

 フラれた美尊ちゃんは、警察に捕まっている兄・尊氏を待ちながら、並樹グループを自分が継ぐとお偉いさんたちの前で宣言。美尊ちゃんのズルズル引きずらないこの切り替えの早さに、女の強さを感じました(褒めてる)。

 

■並樹兄妹の結末

 

 菅田くんが歌う主題歌「さよならエレジー」が流れる中、宰子との思い出を頭に浮かべながら、ダッシュする旺太郎。「1回でいいからキスさせてくれ!」と、春海の元へ駆け寄り、ブッチューをキメた2人は過去へ。顔が綺麗な男同士のキス、腐女子媚びもバッチリです。

 タイムリープしたのは、大みそかの並樹家でのカウントダウンパーティー。美尊ちゃんはまだ旺太郎のことを“ただのチャラいホスト”としてしか見ていないし、尊氏もまだ闇化前の真っ白なまま、妹想いなお兄ちゃんです。そんな彼に旺太郎は、「美尊さんの幸せを願うなら、彼女に素直な気持ちを伝えてやれ」と忠告。その後、布袋や長谷部くんにも上から目線でご丁寧にアドバイスをし、尊氏の叔父・郡次からは12年前の海難事故の証拠となるテープを奪い、ぐしゃっと踏み潰します。

 もちろん美尊ちゃんは、いきなり現れ説教を垂れる旺太郎を不審がりますが、旺太郎は「未来の君と約束したんだよ。今度こそ幸せになって。祈ってる」と、キザに会場を去るのでした。

 旺太郎がテープを壊したことで踏ん切りがついたのか、尊氏は12年前の海難事故の真相を美尊ちゃんに話し、「美尊を妹だなんて思ってないよ」と告白。美尊ちゃんも「私、お兄ちゃんが好き。どんなことがあっても離れたりしない」と思いを告げ、ギュウッとハグ。お互いチョロすぎる感は拭えませんが、とりあえず、こちらの世界の並樹兄妹はハッピーエンドにたどり着きました。めでたしめでたし。

■「俺の本当の夢は、宰子と出会うことだった」

 

 その一方で、旺太郎と宰子はそうはいきません。まだ何も知らない宰子に思わず近づくも、旺太郎は避けられてしまいます。そんな彼女に、どこまでもツンデレな旺太郎は、

「お前、男を見る目が無さすぎるんだよ。気をつけろよ。クズみたいな男がお前の能力に気付いたら、きっとお前を利用すると思う。好きな男ができたら遠慮なんてすんな。ガンガンいけ。間違ってもそいつのために『道具になる』なんて言うんじゃないぞ。お前ならいつか、そのキスを受け入れてくれる人に出会えると思う。お前はもっともっと幸せになれんだよ。だから、クズにはだまされんな。俺みたいなクズだけは好きになるな」

「二度とお前には会わない。これで本当にさよならだ」

「ありがとう。今までありがとう」

 これまた謎の上から目線で、前の世界で宰子に伝えられなかった言葉とともに別れを告げ、わけがわからないはずの宰子は、ほぼ他人に近いこの男の言葉にポロポロと涙を流します。たった一人の女の子の幸せを思って身を引くなんて、これまで自分が成り上がるためだったらどんな手段も選ばなかったクズ男とは思えない“らしくない”行動です。ですが、旺太郎はタイムリープする前に美尊ちゃんに言われた通り、自分の欲ではなく、周りの人たちの幸せを願うことで、人生を狂わせてしまったこれまでの罪を償っているのでしょう。

 そしてそれは、自分を殺そうとした和馬(志尊淳)に対しても同じ。No.1ホストの「エイト」として働くホストクラブ「ナルキッソス」では、「自分が死んで、初めてあいつは大切な人を失うつらさを知る」と、和馬を改心させるために、和馬が毒を仕込んだ精力ドリンクを飲んで死……んだように見せかけます。そうすることで、ある意味、自分から和馬を解放してあげました。

「過去に戻らなくても、人生は変えられる。生きてる限り、好きなように変えられる」

 この3カ月ですっかり“クズさ”が抜けた旺太郎はその後ホストを辞めて、まずは香港にいるであろう父親に会いに行こうと決心。春海とは、一緒にご飯に行くくらい仲良しになったみたいです。一方の宰子はというと、なんと会社にバイトとしてやってきた長谷部くんと一緒に働くことに。旺太郎は遠くからそれを見守っていました――。これで、おしまい。

 

■「Hulu」での続編はアリ? ナシ?

 

 さて、この最終話を見て、みんなハッピーなご都合主義的結末ではなかったことに、ちょっぴり驚きました。正直、春海のキスで3カ月前に戻るのなら、もう少し宰子がいない世界を耐えて、宰子が尊氏に刺された結婚式の直前あたりに戻ればいいじゃん! と、ドラマを見終えた直後は思ってしまったんです。

 でも、仮に宰子が助かっていたとしても、また尊氏が暴走したり、和馬が何かをやらかしていたかもしれないし、きっとまた誰かの人生を狂わせていたでしょう。旺太郎はみんなの運命を変えてしまったことに気付き、しっかりと反省をしていたので、宰子との別れを選んだのはちょっぴり寂しいものがありましたが、これはこれでアリなのかもしれません。

 おそらく、視聴者が一番見たい結末を見せてくれたのは、「Hulu」で配信されている『トドメのパラレル』だと思います。最終話から1年後、「ナイン探偵事務所」の探偵として働く旺太郎を、宰子が訪ねてくる……という再会を描いた内容なのですが、同枠で昨年放送された福士蒼汰主演の『愛してたって秘密はある』でも、同じように「Hulu」で「本当の完結編」と謳ったドラマが配信され、「地上波で完結してほしかった」「悪質商法」とネット上で大炎上。今回はそこまで批判的な声はみられないため、この終わり方に納得している視聴者が多かったんだと思います。

 タイムリープはなぜ起きるのかとか、長谷部くんが無駄に死にすぎ問題とか、3カ月でホストを好きになって結婚を決める美尊ちゃんは、恋愛体質なのかな? とか、ツッコみたいところは山ほどあるのですが、そもそも、“キスでタイムリープする”というトンデモSFドラマなので、そのあたりはもう何も気にしないことにします。

「一度きりの人生なんだし、例え失敗したとしても自分の思うように生きろ」というありきたりなメッセージを、全10話を通して届けてくれた本作。正直なところ、ストーリー的には、1話と後半2話ぐらいで十分理解できたかと思いますが、山崎くんと麦ちゃんがキスをしまくって後半はキュンキュンさせてくれたので、もうそれで満足です。個人的には、ブラックな真剣佑がとてもよかったので、どんどん悪役を演じてほしいなと思う次第です。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

難航する『24時間マラソン』にとんねるずが名乗り!? “出禁”日テレとの雪解け目的で……

 日本テレビ系で放送される夏の風物詩『24時間テレビ』。その目玉である「チャリティーマラソン」のランナー選考が今年も難航しているという。

 昨年はブルゾンちえみがランナーを務めたが、当日のサプライズ発表となり、ブルゾン本人にはスタート1時間前に告げられた。

「チャリティー番組なのに、わざわざサプライズ発表にして視聴率を稼ごうとする手法に批判が殺到しました。そのため、今年は早い段階からランナーを発表する方針となっています。かつては1,000万円といわれていたギャラについても、『それを募金したほうがいい』という声に押され、今では100万円程度まで下げられている。その後、日テレがプッシュしてくれるとはいえ、半端ではない練習量が必要ですから、誰も引き受けたがらない」(テレビ関係者)

 日テレサイドも、昨年中からこうした状況を想定して、候補者についてはアタリをつけていたという。日テレ関係者が耳打ちする。

「岡田結実、ANZEN漫才・みやぞん、ピース・又吉直樹の名前が挙がっていました。しかし、岡田は父親である、ますだおかだの岡田圭右が昨年離婚。母親が親権を持つため『岡田圭右の娘』とアピールしづらくなった。みやぞんは身体能力が高すぎて、感動に乏しい。『NEWS ZERO』でキャスターを務める又吉も、“芥川賞作家”の肩書が飽きられ、米国留学中の相方・綾部祐二を呼び寄せたとしてもインパクトは弱い」

 そんな中、意外な人物が水面下で名乗りを上げているというのだ。業界関係者が明かす。

「芸能界からリストラ危機にあるとんねるずが、売り込みをかけているとのウワサがあるんです。とんねるずといえば、過去に日テレの有力プロデューサーとのいざこざで“出禁”状態となっており、ランナーを引き受けることで雪解けを狙っているといいます。おそらく、走るのは木梨憲武のほうで、彼は6月のロンドンを皮切りに、7月からおよそ2年かけて全国で個展を開催します。チャリティマラソンは、そのプロモーションとして最適ですからね」

 スタートラインに立つのは果たして誰だ!?

難航する『24時間マラソン』にとんねるずが名乗り!? “出禁”日テレとの雪解け目的で……

 日本テレビ系で放送される夏の風物詩『24時間テレビ』。その目玉である「チャリティーマラソン」のランナー選考が今年も難航しているという。

 昨年はブルゾンちえみがランナーを務めたが、当日のサプライズ発表となり、ブルゾン本人にはスタート1時間前に告げられた。

「チャリティー番組なのに、わざわざサプライズ発表にして視聴率を稼ごうとする手法に批判が殺到しました。そのため、今年は早い段階からランナーを発表する方針となっています。かつては1,000万円といわれていたギャラについても、『それを募金したほうがいい』という声に押され、今では100万円程度まで下げられている。その後、日テレがプッシュしてくれるとはいえ、半端ではない練習量が必要ですから、誰も引き受けたがらない」(テレビ関係者)

 日テレサイドも、昨年中からこうした状況を想定して、候補者についてはアタリをつけていたという。日テレ関係者が耳打ちする。

「岡田結実、ANZEN漫才・みやぞん、ピース・又吉直樹の名前が挙がっていました。しかし、岡田は父親である、ますだおかだの岡田圭右が昨年離婚。母親が親権を持つため『岡田圭右の娘』とアピールしづらくなった。みやぞんは身体能力が高すぎて、感動に乏しい。『NEWS ZERO』でキャスターを務める又吉も、“芥川賞作家”の肩書が飽きられ、米国留学中の相方・綾部祐二を呼び寄せたとしてもインパクトは弱い」

 そんな中、意外な人物が水面下で名乗りを上げているというのだ。業界関係者が明かす。

「芸能界からリストラ危機にあるとんねるずが、売り込みをかけているとのウワサがあるんです。とんねるずといえば、過去に日テレの有力プロデューサーとのいざこざで“出禁”状態となっており、ランナーを引き受けることで雪解けを狙っているといいます。おそらく、走るのは木梨憲武のほうで、彼は6月のロンドンを皮切りに、7月からおよそ2年かけて全国で個展を開催します。チャリティマラソンは、そのプロモーションとして最適ですからね」

 スタートラインに立つのは果たして誰だ!?

親子漫才師・完熟フレッシュに「普通に不快」と批判続出! 日テレの“ゴリ押し”にウンザリ感

 3月12日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、ブレーク中の父娘親子漫才師・完熟フレッシュが登場。ついに人気番組に単独でゲスト出演するまでとなった2人だが、ネット上では芸風に疑問の声があがっている。

 18年元日放送の『ぐるナイ おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP』(日本テレビ系)に出演して大注目を浴びた完熟フレッシュ。出演後はオファーが60件以上殺到し、1月9日にワタナベエンターテインメントに所属することが発表された。芸の特徴は、娘・池田レイラが父・池田57CRAZYに毒舌でツッコむところ。

 今回の放送でも、現在会社員として働いている57CRAZYが以前、芸人だったという話題になると、レイラは「どういうのだったか言いなよ」と生意気な口調で促す。そして昔の57CRAZYのネタについて「全く面白くない」「宴会芸です、あんなん」と辛口評価。漫才でも「ウケないくせにダラダラ(芸人を)続けるから、ママが愛想尽かして出ていっちゃった」「産まれてくる家、間違えた」などと毒づいていたが、ネタの中にはレイラのアドリブをそのまま台本にしたものもあるという。

「ネット上では完熟フレッシュを『レイラちゃん頭の回転が速いし面白い!』『ネタがなかなか完成している』など評価する声がある一方で、『ネタでも親貶すとか笑いにもならないわ』『親に対して生意気な口きいてるのが腹が立つ』『これのどこが面白いの? 普通に不快でしかないんだが』といった辛辣な声も続出。芸風に抵抗がある人が多いようです」(芸能ライター)

 また完熟フレッシュに対しては、「日本テレビがゴリ押ししているだけ」という声もあがっている。

「オファーが殺到しているという完熟フレッシュですが、よくよく見ると日本テレビ系の番組にばかり出演しています。ブレークのきっかけが日本テレビ系の『ぐるナイ』で、その後は『ぐるナイ』の「ゴチになります!」、『人生が変わる1分間の深イイ話』『行列のできる法律相談所』『ウチのガヤがすみません!』、そして今回の『しゃべくり007』など日本テレビ系の人気番組にやたらと出演。他のテレビ局では正直あまり見ることはないですね」(同)

 果たして完熟フレッシュの実力は本物だろうか。今後の活躍に注目していきたい。

高嶋ちさ子、「日テレによく出る説」浮上! 業界内でウワサされる新・視聴率女王の顔

 毒舌とバイオリンの“二刀流”で活躍中の高嶋ちさ子。息子のゲーム機を破壊するなど、何かと物議を醸す炎上タレントでもあるが、業界内ではあるウワサがある。それが「高嶋ちさ子、日テレによく出る説」だ。

 ちなみに出演歴をさかのぼると昨年は、『ぐるぐるナインティナイン』(5月4日)『今夜くらべてみました』(5月31日)『誰だって波瀾爆笑』(7月30日)『1周回って知らない話』(10月18日)『アナザースカイ』(11月3日)『今夜くらべてみました』(12月20日)と6本に出演。

 今年は、『嵐にしやがれ』(2月3日)『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(2月28日)と早くも2番組に登場している。本業はバイオリニストである高嶋を、積極的に起用するのには、どんな理由があるのだろうか。

「彼女が出ると数字が良いことが実証されています。昨年出演した『アナザースカイ』の視聴率は7.1%。ほかの回の数字は、6.2%(11月10日)、 6.8%(11月17日)、6.6%(11月24日)、6.4%(12月1日)、5.4%(12月8日)、4.6%(12月15日)と、いずれも高嶋回を更新していません。年内最後、12月22日の内村航平1時間スペシャルでも7.0%でした。一部視聴者には“非常識”“横柄”と批判されている高嶋ですが、それでもつい気になって見てしまうのかもしれません」(芸能ライター)

 ちなみに『波瀾爆笑』は10.6%で、裏の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に0.1%と僅差ながら勝利したという。さて、そんな高嶋を日テレが使いたがる“潜在的”な理由があるという。

「彼女の父・弘之氏は、ザ・ビートルズの日本での初代ディレクター。彼らを我が国に広く知らしめた仕掛け人として知られています。母・薫子さんはピアニスト。つまり高嶋はバイオリニストという自身の肩書に加え、由緒ある家の出とも言える。日テレは、えてして石原良純や長嶋一茂、デヴィ夫人など、肩書やバックグラウンドがしっかりしている人を起用する傾向がある。極端なことを言ってしまえば権威主義ですが、視聴者もそうした“家柄”を好むことを熟知しているのでしょう」(業界関係者)

 さらには、「視聴者からのイメージが日テレは比較的良いため、あえて“毒”をたまに入れ込んで、テレビ局としてのバランスを図っている」(同)とも述べていた。 

 アンチにとっては目の敵かもしれないが、小学校時代、同級生から「悪魔」と呼ばれた彼女は、まだまだ人間界で活躍し続けそうだ。
(村上春虎)

 

山崎賢人と門脇麦に待ち受ける「別れ」――『トドメの接吻』“闇堕ち”した新田真剣佑の悲惨な末路

 予想を裏切るストーリー展開で、回を追うごとに面白味が増しているにもかかわらず、どうも視聴率がついてこない『トドメの接吻』(日本テレビ系)ですが、4日放送の第9話は7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、前回から0.6ポイントアップ!(大拍手)

 物語も終盤ということで、クズ(山崎賢人)vs クズ(新田真剣佑)のバトルが激化していますが、いよいよその決着がつきそうです。金のためならなんでもするクズか、妹のためならなんでもするクズか、どちらのクズが勝つのか、今回もあらすじから振り返っていきます。

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■優しかった兄・尊氏の悲しい結末

 

 主人公・旺太郎(山崎)に大切な妹・美尊(新木優子)を奪われ、もはやヤケクソ状態の尊氏(新田)に拉致されてしまった宰子(門脇麦)。旺太郎と宰子がタイムリープしていることに勘づき始めている尊氏は、宰子を脅してその秘密を暴こうとしますが、「どんなことをされても、彼が幸せになれるなら私は構わない」と、宰子は口を割りません。尊氏はそんな宰子を別の場所に連れ出します。

 一方の旺太郎はというと、美尊ちゃんからの誘いを断れずに彼女と旅行へと出かけますが、どこか上の空。考え事をしているようすの旺太郎に、美尊ちゃんは、「宰子さんのこと?」と不安気に問いかけます。どうやら、宰子の素性を調べていた母・京子(高橋ひとみ)から、2人が親戚ではないという事実を知ってしまったようです。旺太郎は、そんな彼女を諭すように、12年前に事故が起きたクルーズ船に宰子も乗っていたこと、旺太郎と弟・光太で彼女を助けたこと、宰子に恋愛感情はないことを打ち明けました。と、そこへ尊氏から電話が。呼び出された旺太郎はその場に美尊ちゃんを残し、走り出します。

「宰子っ!!」とゼェハァしながら工場へ駆けつけた旺太郎、まるで、ヒロインを助けにきたヒーローです。が、宰子にナイフを突きつける尊氏を、「金があるうちは(美尊ちゃんを)愛してやるよ。偽りの愛だけど」「美尊さんが愛しているのは、お前じゃなくて俺だから」「愛されないって虚しいよな」と躊躇なく煽りまくります。案の定、尊氏はブチ切れ。もはやタイムリープの秘密なんてどうだっていいと、旺太郎の首にチェーンをぐるぐる。全力で殺しにかかってきます。

 と、そこに警察が駆けつけ幕引きに。そう、旺太郎と宰子は尊氏の隙をついてキスをし、この状況を作り出すために芝居を打ちながら同じことを繰り返していたのです。前回ラストで宰子が拉致されたのに余裕の表情を浮かべていたのは、そういうことだったんですね。

 尊氏逮捕の現場には、長谷部くんとともに、彼から12年前の事故の真相と、尊氏が布袋に長谷部くんを襲わせたことを聞いた美尊ちゃんもやってきました。

「美尊を守りたかったんだ。ただそれだけだったんだ……」

 泣きながら妹の名前を何度も呼び、警察を振り切ろうとする兄と、そんな兄を拒み、怒りと悲しみの両方が入り混じった涙を流す妹。あんなに仲の良かった並樹兄妹の悲しい結末です。

 

■失って「愛」に気付いた旺太郎

 

 尊氏の逮捕後、叔父の郡次(小市慢太郎)は旺太郎側に寝返り、旺太郎と美尊ちゃんの結婚の話は猛スピードで進行し、今度こそ、旺太郎は100億を手に入れたも同然です。

 そんな旺太郎の帰りを、前にリクエストされたビーフストロガノフを作って待っていた健気女子代表・宰子。決して嫌味っぽくない、明るくやさしい口調で旺太郎に問いかけます。

「あなたは美尊さんに愛された。次はあなたが愛する番だと思う」
「結婚、おめでとう。お幸せに」
「あなたは幸せを手に入れた。だからもう、私はいらないでしょう?」

「バイバイするみたいな言い方すんなよ」
「俺達だったらうまくやってけるよ。別にキスしなくたって……」
「2人で幸せになるって契約だろ? 俺が宰子を幸せにするっつっただろ!」

 ここまで口にしてやっと自分の気持ちに気がつきはじめた無自覚ツンデレ・旺太郎は、それからというもの、美尊ちゃんの超絶綺麗なウエディングドレス姿を見ても、頭に浮かぶのは宰子のことばかり。でも、そんなこととはつゆ知らずの宰子は、ガード下でストリートミュージシャン・春海(菅田将暉)にバッタリ。さらにはキスをされてしまいます。でも、春海が死ぬこともなければ、タイムリープをすることもありません。

「想いの届かないキスなんてつらくない? 君はもっと楽に生きていいんだよ」

 これまで恋愛を諦めてきた宰子ですが、春海とタイムリープをしない“普通”のキスができた宰子は、「彼氏ができたら出て行ってもいい」という冗談半分の旺太郎の言葉の通り、旺太郎の元を離れることに。「普通にキスできた」「普通にした」と旺太郎に電話で報告する宰子に、「お前を幸せにするのは俺だって言っただろ」と取り乱す旺太郎、「宰子ちゃんは俺が幸せにするからバイビー!」とお気楽な春海、新たな三角関係ができ上がりました。

 ついにやってきた、旺太郎と美尊ちゃんの結婚式。いよいよ誓いのキスです。でも、寸前でためらう旺太郎。そこで扉がバーンと開き、「ちょっと待ったー!」と言わんばかりに現れたのは宰子でした。旺太郎は嬉しさを隠し切れていません。すると背後から、ナイフを手に、完全に目がイッちゃってる尊氏が!

 旺太郎を庇うようにして尊氏の前に立った彼女は、血を流して倒れこみます。彼女に駆け寄り抱きしめた旺太郎は、6話で布袋に襲われ命を落とした旺太郎へ宰子がしたように(参照記事)、「戻ろう?」と泣きじゃくりながら、何度もキスをしますが、死んだ相手には、タイムリープの力は働きません。「俺を置いていくな……」素直な旺太郎の気持ちが溢れ出ます。

■“想う側”の宰子と尊氏は、似てるようで似ていない

 

「式が終わったら、目を覚ましてくれるはず」と、宰子は教会に来る前、春海に止められながらも、尊氏への誘拐の訴えを取り下げようと、警察に行っていました。一方通行の恋をしている自分と“似ている”尊氏を放ってはおけなかったんです。

 宰子はこれまで旺太郎が幸せになれるように手を貸してきましたが、尊氏は美尊ちゃんを愛するがあまり、彼女を邪魔者から守るべく悪事に手を染めてしまいました。同じ「自己犠牲」でもそこは決定的に違います。似ているようでまったく違う2人ですが、「想いが届かないとわかっているのに、この想いだけは捨てられない」と、寂しそうにつぶやいていた尊氏の気持ちを理解できるのは、きっと宰子だけ。だからこそ、彼女は刺された直後、「大丈夫」といわんばかりに、尊氏をそっと抱きしめたのかもしれません。

「愛してくれなくていいんです。あの人にはたくさんのものをくれたから」
「この気持ちだけは捨てたくないんです。彼を想うだけで私は生きていけます」

 優しい表情と明るい声でそう春海に話していただけに、旺太郎を庇っての宰子の死は、胸に刺さるものがありました。

 

■何が“ハッピーエンド”で、何が“バッドエンド”か

 

 ドラマが始まったばかりの頃は、妹想いの優しいお兄ちゃんだった尊氏。そんな彼がここまで変わってしまったのは、旺太郎、というよりも、旺太郎が繰り返した“タイムリープ”のせいでしょう。もし旺太郎がタイムリープを繰り返し、美尊ちゃんとの距離を縮めなければ、布袋に長谷部くんを襲わせたり、宰子を拉致して監禁したり、旺太郎を殺そうとまではしなかったはず。ある意味、彼はタイムリープによって人生を狂わされてしまった被害者なのかもしれません。

 美尊ちゃんも、旺太郎が先回りして襲ってくる和馬(志尊淳)から守ったり(3話参照)、兄と結婚する運命を受け入れるしかないと諦めていた彼女の背中を押してあげたりしなければ(5話参照)、「チャラいホスト」のイメージのまま、好きになったりすることはなかっただろうし、すべてはタイムリープによって旺太郎の“望むまま”の形になっただけ。パラレルワールドがあるとするならば、思い描いた通りの世界がある一方でその真逆も有り得るでしょう。

「Hulu」で配信されているスピンオフドラマ『トドメのパラレル』が、まさしくそれです。9話のラストでは、尊氏と春海が重なり合うようにして一緒に死んでいたのが発見されました。しかも、尊氏はニヤッと笑っていたとか……。おそらく、尊氏が春海とキスをしてタイムリープしたということでしょう。これ、本編の最終回と繋がっていきそうな予感です。

 次回予告では、口から血を流す旺太郎の姿が……。もしかして、ハッピーエンドではなく、ロミジュリ的バッドエンド展開!? これまで引っ張りまくってきた春海の正体や、タイムリープの謎が、今夜放送の最終話で明らかになります。果たして、旺太郎が選ぶのは「金」か「愛」か――? “邪道ラブストーリー”の結末をしっかり見届けたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

おバカ、毒舌も飽きられ……「異常な味覚の芸能人企画」の“闇が深い”理由

 最近、テレビのバラエティ番組でしばしば見かけるのが、変わった食生活を送る女性芸能人を紹介するもの。同じものばかり食べ続けたり、とにかくなんでも激辛にして食べたりと、そのパターンはさまざまだが、なぜこういった企画が多くなっているのか?

 その代表的な番組が、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)だ。バナナマンが司会を務める同番組には、「○○に取り憑かれた芸能人」というシリーズがあり、木南晴夏(パン)、滝沢カレン(チーズ)、伊藤沙莉(タバスコ)らを紹介。これらは放送後にネットニュースでも報じられるなど、人気を博している。テレビ情報誌記者が語る。

「食べ物が画面に映ると、やはり引きは強く、『困った時はグルメネタ』というのはこの業界の常識です。しかも、ああいった形なら、予算もまったくかかりません。芸能人の私生活にくっついていれば尺が埋まるのですから、今後他局でもまねされるでしょうね」

 芸能人が自宅で自分が作った料理にタバスコをドバドバかけているだけなら、番組制作にかかるのは人件費だけ。しかし、中には“取り憑かれている体(てい)”を装うタレントもいるようだ。芸能事務所関係者が語る。

「タレントを売り出すには、とにかくバラエティ番組で顔と名前を覚えてもらうしかありませんが、テレビで話せるようなエピソードがある、キャラの立った子はなかなかいません。そんな時に便利なのが『おバカ』と『毒舌』だったんですが、どちらもすでに飽和状態ですし、炎上のリスクもありますので、最近はなかなかその戦法を取れません。その点で便利なのが、食生活に注目するやり方です。これなら、その食品関係の仕事が入ってくることも期待できますし」

 このやり方が横行していることは、前出のテレビ情報誌記者も同意する。

「アイドルグループなどでは、マネジャーに『バラエティで話せるようなネタを用意しておけ』と言われ、無理やりキャラを作るのは当たり前です。実際、乃木坂46のあるメンバーは、『あらゆるものに七味唐辛子をかける』と言っていましたが、後に黒歴史化しました」

「やらせ」と目くじらを立てるほどのことでもないが、大して好きでないものを好きだと言わされる芸能人とは、つくづく因果な商売のようだ。