『イッテQ!』内村光良の謝罪コメントはカット!? 番組の姿勢に「もう笑えない」と非難の声

 ヤラセ疑惑で世間を賑わせている『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。11月18日放送回では本編放送前に騒動について謝罪文を発表したが、その対応に「何について謝罪してんのかわからねぇ」「勝手に手打ちにして逃げ切るつもりか」といった声が上がっている。

 同番組のヤラセ疑惑を報じたのは「週刊文春」(文藝春秋)。同誌は、人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で取り上げた“橋祭り”と“カリフラワー祭り”は実在しないと報道した。今月15日に日本テレビの大久保好男社長は、「皆さんにお詫びを申し上げます。放送責任は全て日本テレビが負う」と謝罪。祭り企画の放送は、当面休止することを発表していた。

 注目が集まった18日放送では、番組序盤に女性ナレーターが画面に流れる謝罪文を朗読。最初に「視聴者のみなさまに疑念を抱かせ ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。その後、「『祭り』企画ではこれまで大規模なフェスティバルからスポーツの大会、イベント、コンテスト 愛好家が集う小さなゲームまでさまざまな催しを『祭り』と名付けて扱ってきました」「しかし一部の『祭り』において開催実績や開催経緯などの説明に誤りがありました」と説明している。

「謝罪文は白い背景に黒い字で映し出され、ナレーターが読み上げるだけで出演者からの謝罪は無し。番組本編では疑惑について一切触れず、いつも通りの『イッテQ!』が放送されました。これらの番組の対応に、ネット上からは『結局は謝罪モドキかぁ』『こりゃひどいな。スタッフ、タレント1人も顔見せずに女性に読ませて終わりって……』『心配をかけたことはお詫びしてるけど、取り扱ったネタの方は謝罪してないね』『謝罪風の煽りコメントで笑った』など疑問の声が上がっています」(芸能ライター)

 ねつ造ではなく、「誤りがあった」と逃げ切ろうとする姿勢に非難の声が続出中の『イッテQ!』。さらに司会・内村光良の対応を「踏みにじった」と批判する声も多い。

「今月15日に『サンケイスポーツ』が、“内村が同番組の収録で騒動について謝罪した”と報道。カメラが回る前で観覧者に『申し訳ありません』と謝っていたと伝えました。しかし前述の通り、出演者からお詫びコメントは一切放送されていません。内村の謝罪コメントカットには、『出演者に非がないことはわかっているけど、ウッチャンが謝罪したならその意思を視聴者に伝えて欲しかった』『番組冒頭にアヤフヤな経緯説明だけして不信感増すだけじゃん。ウッチャンが謝ったのを放送すればいいのに』『この謝罪だけでは出演者が逆に可哀想。笑顔でみんなが元気にやっても“これもヤラセなんだ”って思えてもう笑えない』などの声が上がっていました」(同)

 18日放送回は、16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録。人気番組に巻き起こったヤラセ疑惑は、これにて火消し終了なのだろうか。

『イッテQ!』に続く日テレ危機! 『鉄腕DASH!!』、『ポツンと一軒家』に敗北でピンチ

 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の「お祭り捏造」騒動がくすぶり続ける中、その前の番組である『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)にも“悲報”が飛び込んできた。11月11日放送回が、裏番組の『ポツンと一軒家 2時間半SP』(テレビ朝日系)に視聴率で負けたのだ。

「この日の『DASH』は14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好調をキープ。対して『ポツンと一軒家』は15.4%と、わずか0.8ポイントの僅差ですが、負けたことには変わりはない。これまでどんな番組が裏で放送されても跳ねのけていた『DASH』が敗れたわけですから、番組関係者は少なからずショックを受けていることでしょう」(芸能ライター)

 では、この日の『DASH』はどんな内容だったのか?

「『DASH島』と『グリル厄介』の2本立てで、『島』は反射炉造りが行われていました。また『グリル厄介』では、『ガチで毎回「DASH」を見ている』という関ジャニ∞・横山裕が助っ人として参戦。今までで一番危険度が高いという沖縄のタイワンハブを捕獲していました」(同)

 一方、『ポツンと一軒家』は長野、山形、群馬と3県の“ポツンと一軒家”を紹介。同番組は、人里離れた場所に1軒だけポツンと存在する家へ赴き、そこで生活する理由に迫る内容だ。

「長野編では、山のふもとから歩いて1時間。林業を生業とする家族が代々引き継いだ築120年の家を訪問し、山形では、ダム建設のため集落が消滅し、一度は故郷を離れた男性の姿が紹介された。さらには初の“数珠つなぎ”形式で別の一軒家を紹介してもらうと、89歳と87歳のご夫婦が住む築150年の茅葺き屋根の家へ。そこのご主人は、自分が造ったコンクリートの建造物を自らハンマーを握り、解体。『自分が建てたから自分で始末する』という言葉が印象的でした」(同)

 同番組は、先月10月からレギュラー放送化。初回の特番では14.0%をマークし話題を集めたが、その後もオンエアごとに数字を伸ばし続け、6回目となる今回で番組最高視聴率を更新した。無敗の王者『DASH』を打ち負かすことができた理由は、どこにあるのだろうか?

「ズバリ、それは故郷への郷愁でしょう。これまで『DASH』が強みにしてきたことでもあります。しかし、福島のDASH村が震災のため事実上なくなり、代替企画としてスタートした、全国の農家にお手伝いする『出張DASH村』は、宮川大輔進行の『満天!青空レストラン』(日本テレビ系)と変わらない。さらに、震災後の強力な新企画として打ち上げた『DASH島』も、『村』のように日本の原風景を想起させるような懐かしさ、安心感はありません。そうした要素を求めていたこれまでの『DASH』ファンが、“ふるさと”そのものを取り扱う『ポツンと一軒家』に流れたと分析できます」(放送作家)

 しかし、2時間SPだった今回は別として、通常の『ポツンと一軒家』のオンエアは『DASH』とかぶることはない。だが、今回のように裏番組となった場合、かなり苦戦することが判明してしまった。

 また『イッテQ』の今後も予断を許さないだけに、これまで週間、さらには年間視聴率にも貢献してきた「日曜の日テレ」の番組が総崩れしないとも限らない。果たしてどんな展開を迎えるのだろうか?
(村上春虎)

 

『イッテQ!』ヤラセ疑惑「どんな無理でも聞いてくれる」コーディネーターM社は他番組も利用か

「週刊文春」(文藝春秋)の報道によって発覚した、バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ疑惑。同誌は、番組内で紹介されたラオスの「橋祭り」が番組サイドの意向で仕込まれたものであり、さらにタイでの「カリフラワー祭り」も同様だったと報じている。そして、それらの祭りの仕込みを実際に担当したのが、バンコクの老舗コーディネーター・M社だという。

「文春でも触れられていますが、M社は90年代に人気を博した『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ系)や『世界まるごとHOWマッチ』(TBS系)などの時代から、東南アジアでの番組ロケのコーディネートを担当してきた老舗。業界内では“どんな無理でも聞いてくれる”という評判です」(制作会社関係者)

“どんな無理でも聞いてくれる”とは、どういうことなのだろうか?

「たとえば、“〇〇みたいな風習がある地域はありますかね?”と聞くと、“リサーチします”といって、何日かすると“ありました”と回答がある。そして、実際に現地でのロケが行われるという流れです。番組サイドが撮りたいと思う絵を撮らせてくれるのがM社なんです」(同)

 それだけリサーチ力に長けたコーディネーターということなのかもしれないが、今回のヤラセ疑惑報道を見る限り、そうとは思えない。

「もちろん、番組スタッフが求めるネタをガチで見つけてくることもあると思いますが、実際には、そうではないのでしょう。つまり、番組側の要望通りに、いろんなネタを仕込んでくれるということです。番組側としては、“M社が勝手に仕込んでくれている”という形になるわけで、ヤラセの主犯を押し付けることができる。今回の文春の報道に対して、日本テレビが最初に“自分たちはやっていない”といった趣旨のコメントを出しましたが、まさしくM社に押し付けている格好です」(同)

 ちなみに、M社にロケのコーディネートを依頼しているのは『イッテQ!』だけではないという。

「日テレ以外でも、いろんな局のいろんな番組がM社を使っています。東南アジア方面でのロケでは、多くの番組がM社に頼っていると思いますよ。それらの番組で、『イッテQ!』のようなむちゃな仕込みをしてもらっているケースがあってもおかしくはありません。正直、次はウチに火の粉が降りかかるんじゃないかって、ヒヤヒヤしている番組も少なくないはずです」(同)

 今回の騒動によって、M社に型破りのオファーをする番組は、間違いなく減ることだろう。もしも今後、東南アジアでのロケが「明らかに面白くなくなった」番組があったら、これまでのM社の関与を疑ったほうがいいかもしれない。

「文春」の『イッテQ!』叩きで“連載陣”のクドカンが「ニンマリ」のワケって!?

 あの人は内心ニンマリしている?

「週刊文春」(文藝春秋)が人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』の名物コーナー『祭り企画』のでっち上げ疑惑を連続スクープ。これにより、日本テレビや出演者のダメージは避けられない状況となっている。

 8日に同誌が伝えたラオスの「橋祭り」に続き、15日にはタイの「カリフラワー祭り」でも、実際に行われていない祭りを創作していた疑惑を報道。日テレは「番組の意向でコーディネート会社が主催者に提案」するなどしたケースがあったことを明かし、「今回のような事態を招きましたことを、おわび申し上げます」と謝罪した。

「月1回のペースで放送してきた祭り企画ですが、日テレ大久保好男社長により当面の休止が発表されました13日に行われた番組収録で出演者に対して制作側が事情を説明。メイン出演者である宮川大輔は、この番組がタレント活動の“土台”でもあるだけに、かなり精神的に参っているそうです。祭り企画を休止しても、今回の報道で他の企画に対しても疑念を持った視聴者は多い。イモトアヤコの登山企画についても、『本当は途中までヘリを使ったのでは』『難易度も大げさに誇張していたに違いない』など、素直に見られなくなったことで、番組パワーの低下は避けられない」(テレビ誌ライター)

 一方、ネット上では『イッテQ!』叩きは、あの番組への文春からの“アシスト”ではないかとの声も出ている。芸能ライターが声を潜める。

「文春の連載陣には、宮藤官九郎が名を連ねています。彼は2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の脚本を務めます。現在最強のバラエティー番組の『イッテQ!』と同時間帯で放送されているため、ここ数年の大河ドラマは大きく水をあけられ後塵を拝している。打ち切りにまではならずとも、イメージダウンしたことで視聴者が離れ、大河のほうに流れてくるかもしれません」

 文春が“連載陣思い”なら第3、第4の追及記事が出るかも?

永野芽郁、朝ドラ後初の連ドラは日テレ“死に枠”……この判断は吉と出るか凶と出るか?

 全話平均21.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークするなど、大ヒットとなった、NHK連続ドラマ小説『半分、青い。』でヒロインを務めた永野芽郁が、来年1月期の日本テレビ系日曜ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』でヒロインに起用されることがわかった。

 同ドラマの主演は菅田将暉が務める。菅田は深夜ドラマ『民王』『dele』(共にテレビ朝日系)でダブル主演したことはあるが、プライム帯の連ドラでは初の単独主演となる。

 朝ドラでヒロインを務めた後、どう売り出していくかは所属事務所の判断となる。永野と同じスターダストプロモーション所属で、『わろてんか』(昨年後期)でヒロインに抜擢された葵わかなの場合は典型的な“失敗例”といえそう。

 葵は朝ドラ終了後、ブランクを置かずに、TBS系『ブラックペアン』(嵐・二宮和也主演)でヒロインに起用され、看護師役を演じたが、今ひとつ存在感を示すことができなかった。同じ看護師の通称ねこちゃん役で出演した趣里の方が、葵よりはるかにインパクトを残したものだ。

 その後、葵は8月に公開された映画『青夏 きみに恋した30日』(佐野勇斗とのダブル主演)で主演したが、壮絶な大爆死に終わり、その業界評は早くも大暴落。最近ではCMで見かけることはあっても、テレビに出演する機会がほとんどなくなった。この事態に、事務所としては、今後、葵をどう売っていけばいいのか頭を悩ませているようだ。

『べっぴんさん』(16年後期)でヒロインを務めた芳根京子も、朝ドラ直後に、TBS系『小さな巨人』(長谷川博己主演)でヒロインに起用されたが、その後、伸び悩んだ感が否めない。

 そこで、永野の場合はどうなるのだろうか? 永野が出演する日テレの日曜ドラマは“死に枠”と称されるほど、視聴率が振るわない枠だ。今期の賀来賢人主演『今日から俺は!!』こそ、第5話までの平均が9.2%と健闘しているが、7月期のNEWS・加藤シゲアキ主演『ゼロ 一獲千金ゲーム』が全話平均6.6%に沈むなど、6~7%台が“定位置”になっている。

「せっかく朝ドラでブレークしたのに、その次の出演ドラマが振るわなければ、評価を落としてしまいかねません。その意味で、わざわざ“死に枠”を選択した、永野の事務所の判断には疑問符もつきます。ましてや、日テレはほかの民放局より、ドラマの出演料が安いので、ドラマが振るわなければ、踏んだり蹴ったりになります。逆に言えば、この難しい枠で、評価をさらに上げられれば、してやったりとなりますが……」(スポーツ紙記者)

 ポイントになりそうなのは、コンビを組むのが、“演技派”として定評がある菅田だという点だろう。『3年A組』は卒業まで残り10日となった高校が舞台。教師・柊一颯(菅田)が「最後の授業」で、29人の生徒を人質に取り、数カ月前に自殺した1人の生徒の死の真相に、10日間向き合う日々を描いた作品だ。永野は、人質に取られる1人の女子高生・茅野さくら役を演じる。

「朝ドラ終了から1クール空いてますので、視聴者が『永野が出るドラマなら見たい』と思わせる動機付けにはなります。永野は菅田と同様、演技派ですので、脚本次第ではありますが、クオリティーの高い作品になる可能性も十分。従って、視聴率が1ケタ台に終わっても評価は下がらないかもしれません。もし2ケタに乗せようものなら、永野の評価は一気に跳ね上がるでしょう」(テレビ誌関係者)

 視聴率のみならず、作品の完成度も問われそうな『3年A組』。あえて、“死に枠”への出演を決めた永野の事務所の判断は、果たして、吉と出るか凶と出るか?
(文=田中七男)

 

『イッテQ!』の“ガチ祭り”は第1回だけだった? 宮川大輔の過去記事が波紋

「炎上祭りinインターネット」が大盛り上がりだ。

「週刊文春」(文藝春秋)が11月8日発売に続いて、15日発売号でも、日本テレビの人気バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』が実在しない祭りをでっち上げた疑惑があるとの追撃記事を掲載した。

「前号の『ラオスの橋祭り』に続き、2017年2月放送の『カリフラワー祭りinタイ』も、でっち上げだと報じています。放送ではカリフラワー20キロを収穫するスピードを競うレースに宮川大輔、NEWS・手越祐也が参加。『カリフラワーの名産地で年に1度、その収穫を祝う祭り』などと紹介されていました。しかし、文春の取材に応じた現地の村長は、『あの日は年に1度の子供の日で、あのゲームは収穫を祝うものではありません』と祭りを否定。実際はカリフラワーを使ったゲームだったと語っています。『橋祭り』同様、間にコーディネート会社が仲介しており、このままだと同コーディネート会社が関わったアジア地域の祭りはほぼでっち上げと言うこともあり得そうです」(芸能記者)

 報道に対し、日本テレビ広報部は「『祭り』企画において、コーディネート会社が実質的な主催者となってイベントを開催したケースや、撮影経費の中から開催費用などが支払われていることもあった」と認めた上で、「企画についての確認が不十分なまま放送に至ったことについて、当社に責任があると考えている。今回のような事態を招きましたことを、お詫わび申し上げます」と謝罪した。

 そんな中、ネット上では写真週刊誌「FLASH」(光文社)が昨年11月28日号で掲載した宮川のインタビュー記事が注目を浴びている。

「『イッテQ!』の祭り企画について言及した宮川は、第1回放送の『マリ共和国 死者の祭り』について、『死ぬほどおもしろくなかったんです(笑)。脂汗が出るような、ただのお祭りレポーターみたいな感じになってしまって』と語り、ディレクターが『もっと体を張ったすごい祭りがあるから』と、シフトチェンジしてくれたと明かしているのです。そのことから、第1回目だけはガチで、すでに2回目から、やらせに移行した可能性が指摘されています」(同)

 他国の文化をねつ造したことについては厳しい批判もあり、打ち切り説も飛び交っている。第3、第4のやらせが発覚すれば『逝ってQ!』となるかもしれない!?

『ドロ刑』主演・中島健人の悪目立ちを減らし“遠藤憲一vs中村倫也”の構図でおもしろみが増す!?

 ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの中島健人が主演するドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)の第5話が10日に放送され、平均視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から横ばいとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 新設されてから幾日かが過ぎ、チームとして機能し始めた13係ですが、元捜査一課の刑事・皇子山隆俊(中村倫也)だけは非協力的。その底意を探るべく、係長の鯨岡千里(稲森いずみ)は、お調子者の斑目勉(中島)を“エリートの仕事”とおだて、皇子山の内部調査に当たらせます。

 そのおだてを真に受けた班目は、いつものバーで伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)に自慢をするのですが、そこへ皇子山が姿を現します。自身の身辺を皇子山が嗅ぎ回っていることを知る煙鴉は、「色眼鏡で世の中を見ていちゃ何も見えない」と謎の言葉を残し、店を後に。慌てて煙鴉を尾行する皇子山ですが、その途中の一軒家で老女が殺されているのを発見します。

 翌日、13係では次に追うネタ(事件)をメンバーが鯨岡にプレゼンするも、“犯人が小物すぎる”という理由でことごとくはねつけられてしまいます。そんな中、颯爽と登場した班目は、空き巣の常習犯“白昼の蝙蝠”こと東村洋介(三遊亭好楽)のネタを持ち込み、あっさり採用。鯨岡からの評価が上がり、さらに“エリートは皇子山の内部調査を優先”とおだてられた班目は、ますます増長するのでした。

 しかし、東村のアパートを張り込んだ宝塚瑤子(江口のりこ)と小平美希(石橋杏奈)は、高齢で目と脚が不自由な東村に空き巣は無理だと判断。実はこのネタ、捜査本部を立ち上げることで点数稼ぎをしようとした所轄刑事たちが、班目に持ち込んだものだったのです。そのことがバレたため、班目はひとりで張り込み部屋の撤収作業を行うことになるのですが、東村が祈るような仕草をしていることに気づき、ふと疑問を抱きます。

 一方、煙鴉の本性を暴こうと躍起になる皇子山のもとへ、ある日突然、その煙鴉から電話がかかってきます。煙鴉は住所だけを伝えるとすぐに通話を切ってしまうのですが、皇子山がその住所へ向かうと、またしても一軒家の中で殺害された老女の姿を発見するのでした。

 その頃、東村が何を祈っているのか気になる班目は、ひょんなことから東村と懇意になりアパートの室内へ招かれることに。しかしそこに仏壇はなく、ますます“祈り”の意味がわからなくなります。

「何かニオう」と感じた班目は煙鴉に相談。直感を信じて詳しく捜査をしてみろ、というアドバイスを受け、東村の身辺を本格的に調べ始めたところ、東村の捨てたゴミの中から大量の血液が付着したズボンを発見します。

 さらに班目は、一軒家で老女が殺害された事件との関連性も疑い、現場へ足を運びます。すると、鑑識捜査はすでに終わったハズなのに家の周囲にはまだ規制線が張り巡らされ、窓ガラスが割られていることに気がつきます。その事実と、一度悪事に手を染めたものは堅気になれず、腕が落ちればランクを落とした別の犯罪を行うようになる、という煙鴉の言葉とを照らし合わせて、東村の“祈り”の意味を悟るのでした。

 高齢のため昼間に仕事ができなくなった東村は、一軒家で身寄りのない老人が殺害された事件を探し、夜に空き巣に入るというスタイルに犯行方法を変えていたのです。血だらけのズボンは犯行時に付着したもので、祈りは死者に対するものだった。そのことに気づいた班目は、殺人事件があったばかりの家に皇子山と待ち伏せして東村を逮捕。一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、前回まではまるで中島健人のPR動画かのように、普段の王子系キャラを活かした演出が悪目立ちしたのですが、今回は皇子山VS煙鴉の構図がこれまで以上にハッキリ描かれるようになったので、ドラマにわずかに深みが出てきたような気がしました。

 闇の世界に孤独に生きる煙鴉と、彼に“大切な人”を殺された過去をもち、捜査に熱が入るあまり捜査一課をお払い箱になってもなお、逮捕に執念を燃やす皇子山。それぞれの役を遠藤憲一と中村倫也が上手く演じています。

 ちょっと残念なのは、皇子山に対してむっつりスケベ的なキャラを与えてしまったこと。これは本当に必要なかったと思います。コメディ要素として用意したのでしょうが、この無駄な設定によって、“愛する者のためにキャリアを捨てた”という一途な男の魅力が幾分か損なわれてしまっているのですよね。

 一方、これまでより若干、目立つシーンを奪われたカタチの中島ですが、それで影が薄くなったかといえばそうではないと思います。特に今回は、東村との祖父と孫的な交流、そしてその彼を逮捕しなければならないつらさなど、ハートフルな部分を担い、おいしい役回りを得たのではないかと感じました。次週以降も、今回のようなバランスでストーリー展開していくことを期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『ドロ刑』主演・中島健人の悪目立ちを減らし“遠藤憲一vs中村倫也”の構図でおもしろみが増す!?

 ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの中島健人が主演するドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)の第5話が10日に放送され、平均視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から横ばいとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 新設されてから幾日かが過ぎ、チームとして機能し始めた13係ですが、元捜査一課の刑事・皇子山隆俊(中村倫也)だけは非協力的。その底意を探るべく、係長の鯨岡千里(稲森いずみ)は、お調子者の斑目勉(中島)を“エリートの仕事”とおだて、皇子山の内部調査に当たらせます。

 そのおだてを真に受けた班目は、いつものバーで伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)に自慢をするのですが、そこへ皇子山が姿を現します。自身の身辺を皇子山が嗅ぎ回っていることを知る煙鴉は、「色眼鏡で世の中を見ていちゃ何も見えない」と謎の言葉を残し、店を後に。慌てて煙鴉を尾行する皇子山ですが、その途中の一軒家で老女が殺されているのを発見します。

 翌日、13係では次に追うネタ(事件)をメンバーが鯨岡にプレゼンするも、“犯人が小物すぎる”という理由でことごとくはねつけられてしまいます。そんな中、颯爽と登場した班目は、空き巣の常習犯“白昼の蝙蝠”こと東村洋介(三遊亭好楽)のネタを持ち込み、あっさり採用。鯨岡からの評価が上がり、さらに“エリートは皇子山の内部調査を優先”とおだてられた班目は、ますます増長するのでした。

 しかし、東村のアパートを張り込んだ宝塚瑤子(江口のりこ)と小平美希(石橋杏奈)は、高齢で目と脚が不自由な東村に空き巣は無理だと判断。実はこのネタ、捜査本部を立ち上げることで点数稼ぎをしようとした所轄刑事たちが、班目に持ち込んだものだったのです。そのことがバレたため、班目はひとりで張り込み部屋の撤収作業を行うことになるのですが、東村が祈るような仕草をしていることに気づき、ふと疑問を抱きます。

 一方、煙鴉の本性を暴こうと躍起になる皇子山のもとへ、ある日突然、その煙鴉から電話がかかってきます。煙鴉は住所だけを伝えるとすぐに通話を切ってしまうのですが、皇子山がその住所へ向かうと、またしても一軒家の中で殺害された老女の姿を発見するのでした。

 その頃、東村が何を祈っているのか気になる班目は、ひょんなことから東村と懇意になりアパートの室内へ招かれることに。しかしそこに仏壇はなく、ますます“祈り”の意味がわからなくなります。

「何かニオう」と感じた班目は煙鴉に相談。直感を信じて詳しく捜査をしてみろ、というアドバイスを受け、東村の身辺を本格的に調べ始めたところ、東村の捨てたゴミの中から大量の血液が付着したズボンを発見します。

 さらに班目は、一軒家で老女が殺害された事件との関連性も疑い、現場へ足を運びます。すると、鑑識捜査はすでに終わったハズなのに家の周囲にはまだ規制線が張り巡らされ、窓ガラスが割られていることに気がつきます。その事実と、一度悪事に手を染めたものは堅気になれず、腕が落ちればランクを落とした別の犯罪を行うようになる、という煙鴉の言葉とを照らし合わせて、東村の“祈り”の意味を悟るのでした。

 高齢のため昼間に仕事ができなくなった東村は、一軒家で身寄りのない老人が殺害された事件を探し、夜に空き巣に入るというスタイルに犯行方法を変えていたのです。血だらけのズボンは犯行時に付着したもので、祈りは死者に対するものだった。そのことに気づいた班目は、殺人事件があったばかりの家に皇子山と待ち伏せして東村を逮捕。一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、前回まではまるで中島健人のPR動画かのように、普段の王子系キャラを活かした演出が悪目立ちしたのですが、今回は皇子山VS煙鴉の構図がこれまで以上にハッキリ描かれるようになったので、ドラマにわずかに深みが出てきたような気がしました。

 闇の世界に孤独に生きる煙鴉と、彼に“大切な人”を殺された過去をもち、捜査に熱が入るあまり捜査一課をお払い箱になってもなお、逮捕に執念を燃やす皇子山。それぞれの役を遠藤憲一と中村倫也が上手く演じています。

 ちょっと残念なのは、皇子山に対してむっつりスケベ的なキャラを与えてしまったこと。これは本当に必要なかったと思います。コメディ要素として用意したのでしょうが、この無駄な設定によって、“愛する者のためにキャリアを捨てた”という一途な男の魅力が幾分か損なわれてしまっているのですよね。

 一方、これまでより若干、目立つシーンを奪われたカタチの中島ですが、それで影が薄くなったかといえばそうではないと思います。特に今回は、東村との祖父と孫的な交流、そしてその彼を逮捕しなければならないつらさなど、ハートフルな部分を担い、おいしい役回りを得たのではないかと感じました。次週以降も、今回のようなバランスでストーリー展開していくことを期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『イッテQ!』過剰演出認める……1990年代の『電波少年』企画は、さらに過激だった!

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のやらせ疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)が報じた問題で、ラオスの「橋祭り」に続き、タイのカリフラワー祭りにも同様の疑惑があると続報が報じられた。これを受け日テレは過剰演出を認め、当該企画を当分中止にすると発表した。今のところ番組自体の打ち切りは発表されていない。

 今回の件を受け、あらためて「バラエティ番組の演出」について議論を呼び起こしそうだ。『イッテQ!』には、1990年代の人気番組である『進め! 電波少年』『ウッチャンナンチャンのウリナリ』のスタッフが参加している。いわば日テレの人気ドキュメントバラエティの系譜に位置づけられる。これらの番組も今からすれば疑惑の映像が多く存在する。特に『電波少年』の海外ロケスペシャルである『電波少年インターナショナル』は顕著である。

 今回、カリフラワー祭りの捏造疑惑が生じたタイでは、松村邦洋が象に覚せい剤を打って酷使する悪人を注意するためジャングルの奥地へ入っている。だが、松村が単独で犯人グループに接近したところ拉致されてしまう。スタッフが警察に救助を要請し、ジャングルの中で銃撃戦が始まり、アジトに一人残された松村を救出する流れだが、どうも流れがスムーズである。

 さらに、ユーラシア大陸横断ヒッチハイクでタイに入国した猿岩石は、家電を押し売りする日本人詐欺グループに間違えられ、一時、警察に拘束されてしまう。しかしこの場所は首都バンコクから南に200キロも離れた場所で、西へ向かう旅のルートと合わない。

 タイのお隣の国であるカンボジアには松本明子が、故・ダイアナ妃の意思を継ぐべく地雷撤去に向かう。信管抜きなど危険な作業も行った松本だったが、そのとき、サイドブレーキを引き忘れた車が暴走し、地雷原に突入し爆発するシーンがある。これも、できすぎたタイミングだ。

 90年代の『電波少年』には疑惑のシーンが多くある。それでも、『イッテQ!』のようにやらせ問題が大々的にクローズアップされることはなかった。それだけ牧歌的な時代だったのだろう。
(文=平田宏利)

『イッテQ!』疑惑の「フジテレビVS日本テレビ」バトルで思い出される“骨肉の記憶”

 人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が揺れている。5月に放送されたラオスの橋祭りが、存在しないやらせではないかと「週刊文春」(文藝春秋)に報じられたのだ。日テレは文書でやらせを否定するも、文春側も即日、現地コーディネーターの証言などを例示し、反論。さらに、タイでの祭り企画の収録でも現地コーディネーターによる“やらせ”があったことが明らかになっている。

 この騒動は、テレビ業界にも大きな波紋を呼んでいる。フジテレビは8日放送の『直撃LIVEグッディ!』において約40分間にわたって『イッテQ!』のやらせ騒動を特集。他局の案件について、ここまで追及するのは異例であり「さすがにやりすぎでは」「フジテレビの私怨を感じる」といった声もネット上では聞かれる。

 だが、日テレとフジは、1990年代にも同様のバトルを繰り広げていた。

「99年にフジの『愛する二人別れる二人』で、やらせ問題が発覚します。関係の冷え切った夫婦がお互い言いたいことをぶつけ合い、夫婦関係を続けるか別れるかを選ぶ企画です。しかし出演者や台本が仕込みであったことが発覚し、打ち切りに至ります。すると日テレの『進ぬ!  電波少年』において『電波少年的愛する二人別れる二人(やらせなし)』企画の放送が即座に始まりました。フジが厳重に抗議すると、『電波少年』は番組中に“『電波少年的トロイの木馬』!!……あれ~?”なるナレーションを挿入し、フジを皮肉りました」(放送作家)

『トロイの木馬』とは、98年から99年にかけてフジテレビ系で放送されたバラエティ番組。この番組でフジは、アラスカでクイズ問題を出された若手芸人が、早押し台のある南米大陸のマゼラン海峡を目指す「アメリカ大陸縦断早押しウルトラクイズ」といった、『電波少年』のヒッチハイクの丸パクリ企画を放送していたのだ。

 フジではほかにも07年に『発掘!あるある大事典II』、11年には『ほこ×たて』でやらせが発覚し、番組は即刻打ち切りとなっている。このような過去を持つ局が自分たちの立場を省みず、他局のやらせ問題を糾弾する姿に違和感があるのは確かだろう。

(文=平田宏利)