『イッテQ!』ヤラセ報道沈静化も、「継続」「終了」で揺れ動く日テレ……終了後の根回しも開始?

「週刊文春」(文藝春秋)の報道で発覚した日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』のヤラセ疑惑。タイのコーディネーター・M社が手がけたラオスでの“橋祭り”が、番組のために作られたものだったとの疑惑に対し、日テレの大久保好男社長はヤラセであったと認めたわけではないが、放送内容に問題があったとして「疑念を生み、大変申し訳ない」と謝罪。番組内でも文章とナレーションで謝罪をした。

 報道が出た当時の同局の様子について、ある関係者はこう話す。

「最初に文春が報じたときは、日テレ局内でもそんなに大きな問題とは思われていなかったみたいですね。スタッフも“まあ、大丈夫でしょ”という感じだった。だから、最初に発表したコメントでは謝罪をせず、弁明という形にとどめたのでしょう」

 しかし、日テレ以外のテレビ局がこのヤラセ疑惑をニュースで取り上げるなど、日本中の関心事となってしまう。

「思ったより世間が騒いでいる現実を目にして、日テレ内部での捉え方も“これはヤバイかも”と変わってきたみたいです。そして、文春が続報を出したところで、一気に流れは変わった。これはスルーできる案件ではないと気づき、それからは『イッテQ!』の話には触れられないような空気になったようですね」(同)

 そうして、大久保社長が正式に謝罪する事態に至ったわけだが、それから時間もたち、続報も出てこず、報道は小康状態といった雰囲気だ。

「謝罪した直後は、“番組終了もやむなし”という空気だったようです。でも、その後の報道があまり出てきていないことから、“どうにかなるかも”といった“継続ムード”も漂い始めているのだとか。確かに、視聴者からの支持は高い番組だし、番組継続を望む声が多いのも事実。日テレとしては、このまま騒がれずにやり過ごして、番組を継続させたいというのが本音でしょう」(同)

 現在、局内ではBPO(放送倫理・番組向上機構)に報告するための調査を行っている途中だという。

「この調査については、さすがにごまかせないという雰囲気ですよ。下手に生ぬるい報告をすれば、また文春砲が飛んでくるかもしれない。もしそうなったら、番組だけでなく、日本テレビ全体の倫理観が問われるわけですからね。そして、もしも調査結果が“どうあがいてもクロ”というものだったら、番組終了は必至。それどころか、かつての『発掘!あるある大事典Ⅱ』(フジテレビ系)のように、検証番組を放送しなくてはならなくなる可能性すらある。厳しい状況であることは間違いありません」(同)

 もしものときに備えて、日テレ内部では根回しも始まりつつあるという。

「番組が終了した場合、出演者たちに対してどう謝罪するか、後継番組に出演してもらうのか、ギャラはどうするのか、などの事後処理はいろいろ大変です。スポンサーの問題や、裁判沙汰になる可能性だってある。そういった場合に備えて、事前に話し合いをしておく必要はあるでしょう」(同)

 まだまだ事態は流動的なようだが、崖っぷちにあることは間違いない『イッテQ!』。近々発表されるであろう“調査結果”が、今後の命運を左右することとなる。

今夜最終回の『PRINCE OF LEGEND』、LDHお得意の“血の繋がらない兄妹”設定に視聴者大興奮!

「すべての女子たちの“シンデレラ願望”を叶える刺激的かつ極上のプロジェクト」として展開中のドラマ『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系)も、いよいよ今夜で最終回。28日深夜放送の第9話では、14人の王子が出揃い、いよいよ“お祭り感”が増してきました。

 ということで、10話の放送を前に、まずはあらすじから振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■Episode9「妹よ魂を叫べ この世の敵は俺が斬る」

 兄としてずっと果音(白石聖)を見守ってきた美容師王子の嵯峨沢ハル(清原翔)。「女は最高だ」と言い切る彼は天性のモテ男。落ちてる恋は逃さない、落ちてなくても逃さないそうですが、果音のことは、女としては見ていません。

 それは、4年前、果音の母が亡くなったとき。新聞配達やエキストラのバイトをして父の借金を返しながら1人で生活を始めた果音に、高校生だったハルはお小遣いを手渡そうとします。しかし、「タダより高いものはない。貧乏でも施しは受けない。お金は自分の力で稼ぐもの」と、母の遺言を守り、果音は受け取ろうとしませんでした。人に頼らず、自分の力で生きていこうと頑張る果音を、ハルはただそばで見守ってきました。

 しかし、最近果音にモテ期が来ていることに不安を覚えたハルは、事態を把握するために母校でもある聖ブリリアント学園に向かうことを決めます。

 そんな中、痴漢に遭った果音を心配したセレブ王子・奏(片寄涼太/GENERATIONS from EXILE TRIBE)は、転校初日、果音をアパートまで迎えに行き、一緒に登校することに。学園に着くと、ヤンキー王子の兄・尊人(鈴木伸之/劇団EXILE)と弟・竜(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)や、ダンス王子・天堂(吉野北人/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らが駆け寄ってきました。

「明日は俺が(迎えに行く)!」と揉める一同に、状況をわかっていない果音は「これってなんかのゲームなんですか? 私を落とせたら100万円もらえるとか」と一言。尊人は朱雀家の財産がかかっていると、うっかり口を滑らせてしまいます。それを聞いた果音は、

「私を幸せにするなんて余計なお世話です。私、これでも今、わりと幸せなんで」

と怒った様子で、校内に入っていってしまいました。そして理事長の実相寺(加藤諒)に呼ばれ、頼みごとをされます。

 一方、ハルは仲間のバーテンダー王子・翔(遠藤史也)、バンドマン王子のTAICHI(こだまたいち)とともに、学園へ。「Team3B」が集まり、全チームが揃ったところで、最終回へ。

■“血の繋がらない兄妹”がここにも

 3話で奏と尊人、そして竜が異母兄弟であることが明らかになったワケですが(レビューはこちら)、今話では、ハルが果音を妹のように可愛がっている、つまり血の繋がらない兄妹であることが明らかになりました。奏、尊人、竜が前作『HiGH&LOW』シリーズにおける雨宮兄弟ならば、ハルと果音は、スモーキーとララであるわけです。血の繋がらない兄弟だけでなく、兄妹まで、オタク心をくすぐる設定をこれでもかとぶち込んでくるLDHさん、期待を裏切りません。

 さて、「ヤるかヤらないかは別として、ハートは常にエロ」とサラッと言えちゃうくらいにチャラ男のハルですが、長かった果音の髪をハルがカットしてあげたり、河原で「女が好きだー!」と叫び、自分の本心をなかなかさらけ出さない果音に「バカヤロー!ふざけんなー!」と本音を吐き出させたり、見た目によらず、なかなかいいヤツです。

 視聴者たちも、「9話、嵯峨沢ハル無双だった」「ハルさんめっちゃいいお兄ちゃん」「胡散臭そ~と思っていた嵯峨沢ハルがこんな沼だったなんて……」「最高の兄妹」と、ハルのギャップにやられてしまったようす。

 ハルは果音への下心はないと否定していましたが、果音はハルに肩を抱かれても「はいはい」と適当にあしらうくらいで拒絶したりはしないし、距離感を感じさせるかたっくるしい敬語だって使いません。一緒に過ごしてきた時間があるからなのかもしれませんが、奏や尊人たちに見せる姿とは違って、ハルへの警戒心はゼロだし、一番心を開いているように思います。他の王子たちにとって、ハルは一番の強敵になりそうです。

 

■果音の真意は……?

 今話で全ての王子たちがそろったので状況を整理してみると、14人の王子たちの中で、聖ブリリアント学園で3年に一度行われる「伝説の王子選手権」に興味を示しているのは、“3代目伝説の王子”の称号を手に入れるべく脱サラして教師になった先生王子の結城理一(町田啓太/劇団EXILE)と、過去にモテたいがため出場するも敗退し、「モテと王子は一致しない」と学んだというハルだけ。「伝説の王子になる」という本来の目的のために選手権にエントリーするのはこの2人でしょう。

 奏も側近のメガネ王子・誠一郎(塩野瑛久)と下克上王子・元(飯島寛騎)から話を聞かされ、その存在は知っているものの、「勝負事には興味ない」と言い切っていました。

 最終回の予告で果音が「伝説の王子になった人と、お付き合いしようかな」と言っていましたから、果音目当てでエントリーするのが、奏、尊人、竜、天堂、生徒会長の綾小路(佐野玲於/GENERATIONS from EXILE TRIBE)の5人。

 誠一郎や元、金髪SP王子のガブリエル笹塚(関口メンディー/GENERATIONS from EXILE TRIBE、EXILE)ら7人は、それぞれ各チームのリーダーのサポートに回るために出場を決めることになるのでしょう。

 問題は、なぜ果音が理事長からの願いを聞き入れ、自ら王子選手権の切り札となったのか。王子たちに言い寄られるたび、「男の妄想、押し付けるのやめてもらえますか?」と、ブチ切れてきた彼女ですが、今話で奏が自分に近づいた目的を知ったとき、どことなく悲しそうな印象を受けました。今までなら、「ふざけんな!」と切れてもおかしくないのに……。

 奏のことが気になり始めていたのに本当のことを知ってショックを受け、吹っ切れたから理事長のお願いを受け入れたとか、そんなありがちな展開がこの作品にあるとは思えませんが、何か裏があることは間違いないので、最終回ではそのあたりにも注目したいところです。

 

■劇場版のヤバさがジワジワ……

 そういえば、最終回を目前に、映画版の新たな予告映像とポスタービジュアルが公開されたのですが、予告では尊人役の鈴木くんが拳を振るっていたし、ポスターには「胸キュン is DEAD」の文字とともに、武器らしき物を持った王子たちの姿が。はっきり言って、ヤバさしか感じませんし、『ハイロー』ではコブラが「拳だけじゃ解決できねぇ」と言っていましたが、乙女系作品なのに拳をぶつけ合うことになった『プリレジェ』、全くもって意味がわかりません。でも、とっても楽しみです。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

内村光良『紅白』総合司会“快諾”の裏にあった「イッテQ!疑惑」と「愛娘の存在」

 年末恒例の『NHK紅白歌合戦』で総合司会を務めることになった、ウッチャンナンチャン・内村光良。内村の総合司会は昨年に続いて2度目となるが、その背景には、現在『報道ステーション』(テレビ朝日系)でキャスターを務める、妻・徳永有美と、愛娘の存在があったという。

 昨年、お笑いタレントとしては、1983年のタモリ以来となる総合司会を務めた内村だったが、注目された視聴率は、歴代最低だった2015年の39.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)を0.2ポイント上回る39.4%と、数字だけ見れば、なんとも微妙な結果だった。

 ところが、放送直後のSNSには、一般視聴者から内村の司会を評価する書き込みがあふれ、スタッフも内村の進行ぶりを絶賛。最終的には、制作スタッフが「視聴率は演出の問題だ」との報告書を提出したうえ、打ち上げ時には、上層部の一人が内村サイドに「次の大みそかも空けておいてほしい」と非公式にお願いしたとのウワサまでささやかれていた。

 そうしたこともあって、内村の続投は既定路線とみられていたのだが、内村サイドが多忙を理由に直前まで返事を保留。当初、内村サイドは、彼が司会を務めるバラエティ『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の特番ロケのスケジュールを優先させ、調整がつかない場合には『紅白』の司会を断るつもりだったという。

 しかし、妻の徳永と愛娘が「紅白の司会を続けてほしい」と内村に懇願。家族の訴えを受け、内村は『イッテQ!』を蹴って、紅白の総合司会を受けたというのだ。

 内村サイドには多少の逡巡があったかもしれないが、ちょうどその直後に「週刊文春」(文藝春秋)が『イッテQ!』内のやらせ疑惑を報道。日テレは、やらせこそ否定したものの、疑惑を指摘された祭り企画を当面休止し調査するとして謝罪した。一方、文春側は『イッテQ!』が打ち切りになるような超ド級のスキャンダルをつかんでいて、年内にも第3弾を報じるというウワサもある。

 今後の存続が危ぶまれる『イッテQ!』だが、特番ロケを断った内村としては、結果的に『紅白』の司会を選んで大正解といえるだろう。その背中を押した徳永と愛娘には、ますます頭が上がらなくなりそうだ。

『世界の果てまでイッテQ!』ヤラセ疑惑で打ち切り待ったなし? 今年の“ワースト視聴率”まで急降下!

“やらせ疑惑”に揺れる日本テレビ系の人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』の打ち切りが、いよいよ現実味を帯びてきてしまったようだ。

 11月8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、ラオスでの橋祭り企画を“でっち上げ”と報じたが、その当日、同局はやらせを完全否定し、現地コーディネート会社に責任転嫁。ところが、同15日発売の同誌が第2弾としてタイでのカリフラワー祭でのやらせを報じると、同局の態度は一変。お祭り企画の制作過程における不備を認めて謝罪するに至った。

 報道やドキュメンタリー番組とは異なり、バラエティーはある意味フェイクの世界で、大半の視聴者も、それを前提として見ている。しかし、リアルではないことを、リアルであるとして放送すれば、視聴者との信頼関係が損なわれてしまいかねない。

『イッテQ!』は同局ナンバー1の人気番組で、視聴率20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)超えを果たすこともしばしば。やらせ報道直前の同4日放送回は18.3%をマークしていたが、報道後の同11日は16.6%に降下。謝罪後の同18日も16.5%と伸び悩んだ。1週休みを挟んだ12月2日は、ついに14.0%まで落ち込んだ。同番組の視聴率が15%を割ったのは、昨年9月17日の14.4%以来、実に1年3カ月ぶりの緊急事態で、今年のワースト記録を更新した。

 2日、裏のテレビ朝日系でオンエアされた『M-1グランプリ2018』が17.8%の高視聴率を取り、『イッテQ!』に完勝したが、やらせ疑惑が発生していなければ、さすがにこのような結果には終わっていないだろう。

 今後、放送倫理・番組向上機構(BPO)がどう対応するかにもよるだろうが、このように『イッテQ!』の視聴率自体が、ジリジリ下がっていけば、同局ももはや“打ち切り”の判断をしなければならなくなりそうだ。
(文=田中七男)

嶋大輔「男の勲章」に落胆の嵐! AKBとコラボも「環奈ちゃんと菜名ちゃんを出せ!」の声

 ドラマファンには納得のいかないコラボだったようだ。

 11月28日に放送された音楽特番『ベストアーティスト2018』(日本テレビ系)に嶋大輔が登場、1980年代のヒットソング「男の勲章」を熱唱した。                   

「同曲は、放送中のドラマ『今日から俺は!!』(同)のオープニング曲に使われています。その縁で、番組にはドラマで主演する賀来賢人も応援に駆け付け、『アニキー!』と声援を送っていました」(テレビ誌ライター)

 しかし、ネット上では「これじゃないんだよなー」という落胆の声が連打されることに。いったいどういうことか?

「同曲は、出演キャストによる“今日俺バンド”がカバーしています。賀来と伊藤健太郎がメインボーカル、橋本環奈と清野菜名がダンス&コーラス、太賀がドラム、矢本悠馬がギター、若月佑美がベースを担当しています。11月2日、ドラマの公式Twitterに橋本&清野の振付け動画がアップされると、195万回視聴されるなど(12月3日現在)、話題を呼んでいます。しかしこの日、嶋とコラボでダンスを披露したのはAKB48・柏木由紀、横山由依、岡田奈々とHKT48の指原莉乃の4人。彼女たちはセーラー服にスカジャンを羽織るというスケバンルックで、嶋のバックダンサーを務めましたが、彼女たちが以前に出演していたドラマ『マジすか学園』(テレビ東京系、日本テレビ系)シリーズを想起させたことから『今日俺』ファンからは『環奈ちゃんと菜名ちゃんを出せ!』とブーイングが起きました」(芸能ライター)

 結局、賀来が嶋と歌うシーンもなかったことで、一部の視聴者にとっては不完全燃焼なステージと映ってしまったようだ。

『ドロ刑』視聴率狙いで医療ドラマにスイッチ? 中島健人のゴリ押しやめて“遠藤憲一vs中村倫也”を主軸にすべき!

 ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの中島健人が主演するドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)の第7話が先月24日に放送され、平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.6ポイントアップとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、13係が追うことになったのは、病院内での窃盗を生業にする“カメレオンの卓”こと米田卓三(半海一晃)。周囲に溶け込む変装の達人である米田を現行犯で捕まえるため、斑目勉(中島)たちは病院を舞台に極秘潜入捜査を決行することになります。

 班目は看護師に扮するのですが、ひょんななりゆきから、院内で具合が悪くなった患者・文子の世話をすることに。するとその夫・源蔵から、つい最近、米田の窃盗の被害に遭ったことと、外科部長の安斎(神保悟志)が論文の症例を稼ぐために手術ミスを隠蔽しているというウワサを聞きつけます。

 一方、伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)が最近、馴染みのバーへ顔を出さなくなったと班目から聞いた皇子山隆俊(中村倫也)は、彼が“西島”という偽名で借りているアパートの一室を勝手に捜査。そこに煙鴉の姿はなく、癌や自殺に関する書籍と、劇薬のバルビツールが見つかるのでした。

 その煙鴉はというと今回、どこか天井裏のような場所で自ら点滴を打ち、「癌を患い自ら延命治療を施しているのでは?」と視聴者に思わせるようなシーンが定期的に挿入されます。

 その頃、班目は、清掃員に扮して窃盗していた米田に偶然でくわし、現行犯逮捕することに成功するのでした。これで一件落着。かと思いきや、班目と宝塚(江口のりこ)は看護部長の鬼塚(猫背椿)から、安斎が手術ミスを隠蔽しているという密告を受けます。

 本来ならば13係の管轄外ですが、係長・鯨岡千里(稲森いずみ)を説き伏せ、班目、皇子山、宝塚の3人で安斎の悪事を暴くことに。しかし、論文データを保管していると思われるセキュリティールームへ侵入するのは困難。頭を悩ませていた3人は、鬼塚から、“安斎はオペ室で軽口を叩く”という話を聞いたことで、班目と宝塚が変装して手術室に忍び込む作戦を決行することになります。

 ところが、オペ室に安斎が来る前に班目の変装がバレてしまい、追い払われるハメに。その後、患者が運ばれてきて安斎が入室した際には、宝塚の正体も勘づかれてしまい、潜入捜査は失敗してしまうのでした。

 刑事たちがいなくなったことで気が緩んだ安斎は、論文データを保存したUSBを更衣室のロッカーに保管してあることを口にしてしまいます。すると、最初に追い返された後、患者になりすましてオペ室へ再度忍び込んでいた班目が姿を見せ、安斎の悪事を暴くことに成功するのでした。実はこのオペ自体、鬼塚が中心となり他の医療スタッフたちを抱き込んででっち上げた架空のものだったのです。

 一方、煙鴉はというと、皇子山の捜査の結果、ある病院からデータを盗み出すため、清掃業者とともにセキュリティールームへ侵入。その後、次の定期清掃日まで天井裏でブドウ糖による栄養補給をしながら凌ぎ、清掃員に紛れて何食わぬ顔で脱出するという、“入り待ち”をしていたことが発覚。その盗み出したデータは、皇子山と同じ姓で真里という名の女医に関するもの、その真里はすでに自殺していることが明らかになり、皇子山と煙鴉の過去の因縁が薄っすら見えたところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、今回は本来メインになるハズの窃盗犯はそっちのけ。安斎の不正暴きが主軸に描かれましたが、これは視聴率的に苦戦を強いられているため、ある程度の数字が期待できる病院モノに頼った結果だったのですかね。医師や看護師に扮して潜入捜査し、最後は安斎を騙すために偽のオペを実施するという、もはや何でもありのメチャクチャな展開となりました。

 特にラスト、班目が患者として潜んでいたという設定は無理やり感が半端なかったです。ドンデン返し風の展開になっていましたが、ご都合主義のオンパレード。中島にどうにか見せ場を作ってあげたい、という意気込みだけは伝わってきました。

 このメインストーリーは、いかにもジャニーズ主演ドラマの軽さが感じられるのですが、その裏で展開する煙鴉VS皇子山のサブプロットは、演じる2人の存在感が抜群ということもあり見応え十分。皇子山真里という女性の存在、そしてどうやら彼女はカルテ改竄にまつわる事件で自殺したということが明らかになり、それがどのように煙鴉と関係しているのか気になるところです。正直、中島の見せ場づくりに骨を折るぐらいならば、こちらをメインにドラマを構成して欲しいですね。その方が視聴率も稼げそうな気がします。

 次回は、偽物の煙鴉が登場するということで、医療モノに脱線した今回より楽しめそうな予感。期待して放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『イッテQ!』のコーディネーターM社 夜の遊び場も手配する「至れり尽くせり」

 今なお波紋を広げ続けている、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ疑惑。番組内の人気コーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で紹介されたラオスの「橋祭り」などが、タイのロケーションコーディネート会社・M社が仕込んだものであることが相次いで発覚。当該コーナーが放送休止となり、さらに日本テレビの大久保好男社長が過去に放送された番組についても調査中だと定例会見で報告するに至った。

「日本テレビでは『イッテQ!』以外にも、『ザ!世界仰天ニュース』や2012年まで放送されていた『週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー』でも、M社を使っていた。そういう意味でも、まだまだ余罪が出てくる可能性はあるでしょう」(テレビ局関係者)

 タイに拠点を置くM社は、主に東南アジアでのロケをコーディネートする会社。セットやエキストラの手配も行っているという。

「M社に任せていれば、簡単に海外ロケができるとまでいわれていて、とにかく“手間が省ける”ということで、日本のテレビ局に重宝されているようです」(同)

 また、M社がコーディネートするのは、ロケに関することだけではないという。

「機材を現地で調達してくれたり、撮影スタッフの移動手段も全部手配してくれたりするそうですよ。つまり、最低限の荷物で現地に行っても撮影ができるということ。もちろん、食事や宿泊場所も全部用意してくれるそうで、さらには女性が接待してくれる夜のお店などにも連れて行ってくれるのだとか。日本のスタッフにしてみれば、M社に頼めば、撮影の仕事だけでなく、歓楽の目的も果たしてくれるというわけです」(同)

 海外で撮影する際は、入国審査やビザ申請など、さまざまな手続きが必要となるケースも少なくないが、M社を通せば、スムーズに進むといわれている。

「個人だと入国審査に何時間もかかる場合でも、M社のスタッフにパスポートを渡しておけば一瞬で入国できる、なんてこともあるようですね。現地の警察やらイミグレーションオフィスとも通じているということなのかもしれません」(同)

 それだけ至れり尽くせりなのであれば、M社を使う局が多いのも仕方ないのかもしれない。だが、M社のサービスがいいからといって、ヤラセをしてもいいなんていう論理は通用するはずもない。『イッテQ!』のスタッフは猛省する必要があるだろう。

『イッテQ!』のコーディネーターM社 夜の遊び場も手配する「至れり尽くせり」

 今なお波紋を広げ続けている、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のヤラセ疑惑。番組内の人気コーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で紹介されたラオスの「橋祭り」などが、タイのロケーションコーディネート会社・M社が仕込んだものであることが相次いで発覚。当該コーナーが放送休止となり、さらに日本テレビの大久保好男社長が過去に放送された番組についても調査中だと定例会見で報告するに至った。

「日本テレビでは『イッテQ!』以外にも、『ザ!世界仰天ニュース』や2012年まで放送されていた『週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー』でも、M社を使っていた。そういう意味でも、まだまだ余罪が出てくる可能性はあるでしょう」(テレビ局関係者)

 タイに拠点を置くM社は、主に東南アジアでのロケをコーディネートする会社。セットやエキストラの手配も行っているという。

「M社に任せていれば、簡単に海外ロケができるとまでいわれていて、とにかく“手間が省ける”ということで、日本のテレビ局に重宝されているようです」(同)

 また、M社がコーディネートするのは、ロケに関することだけではないという。

「機材を現地で調達してくれたり、撮影スタッフの移動手段も全部手配してくれたりするそうですよ。つまり、最低限の荷物で現地に行っても撮影ができるということ。もちろん、食事や宿泊場所も全部用意してくれるそうで、さらには女性が接待してくれる夜のお店などにも連れて行ってくれるのだとか。日本のスタッフにしてみれば、M社に頼めば、撮影の仕事だけでなく、歓楽の目的も果たしてくれるというわけです」(同)

 海外で撮影する際は、入国審査やビザ申請など、さまざまな手続きが必要となるケースも少なくないが、M社を通せば、スムーズに進むといわれている。

「個人だと入国審査に何時間もかかる場合でも、M社のスタッフにパスポートを渡しておけば一瞬で入国できる、なんてこともあるようですね。現地の警察やらイミグレーションオフィスとも通じているということなのかもしれません」(同)

 それだけ至れり尽くせりなのであれば、M社を使う局が多いのも仕方ないのかもしれない。だが、M社のサービスがいいからといって、ヤラセをしてもいいなんていう論理は通用するはずもない。『イッテQ!』のスタッフは猛省する必要があるだろう。

王子が渋滞してきた『PRINCE OF LEGEND』、ナルシスト・町田啓太が大暴れ! ギャップにやられる女子が続出

『HiGH&LOW』に続く、LDHの新たな“プリンスバトルプロジェクト”『PRINCE OF LEGEND』。21日深夜放送のドラマ(日本テレビ系)第8話では、町田啓太演じる先生王子がナルシストの本領を発揮し、視聴者たちをザワつかせていたようです。

 ということで、今週もあらすじから振り返っていきましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

■Episode8「餓鬼どもに告ぐ 俺の色気(フェロモン)の前に土下座せよ」

 聖ブリリアント学園で3年に一度行われる「伝説の王子選手権」。このドラマでは、なぜ14人の王子候補が、その優勝者に贈られる、“3代目伝説の王子”の称号を懸け争うことになったのかを描いてきましたが、王子選手権の存在を知るのは、学園の理事長・実相寺(加藤諒)と秘書の服部(大和孔太)ら、まだほんのわずか。

 そんな中、誰よりも王子選手権に情熱を燃やすのが、先生王子・結城理一(町田啓太/劇団EXILE)です。「赤ちゃん王子」「神童王子」「かけっこ王子」「ミスター王子」と、これまでさまざまな王子の称号を手にしてきた彼は、「丸の内王子」として会社勤めをしていた時代にカフェで偶然にも伝説の王子の存在を知り、「僕のためにある称号としか思えない」と、参加条件をクリアするため学園の教師になりました。

 しかし、ライバルとなりそうなキラキラした王子たちが続々と学園に集結。でも、彼らの目的は伝説の王子の座ではなく、特に目立った生徒ではない、成瀬果音(白石聖)。

 理事長たちが王子選手権の切り札として彼女を使おうとしていることを知った結城先生は、果音に直接話を聞こうと彼女のアパートを訪れ、隣に住む美容師王子・嵯峨沢ハル(清原翔)と顔を合わせることに。

 果音を妹のように可愛がっている様子のハルは、聖ブリリアント学園の卒業生で、王子選手権に敗れた過去がありました。結城先生から卒業生も選手権に参加できると聞き、目を輝かせます。期せずしてライバルをまた1人増やしてしまうのでした。

 さて、果音はというと、夜道を歩いていたところ、怪しい男に襲われそうになりますが、ボディガードとして密かに後をつけていたダンス王子・天堂(吉野北人/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と、果音のアパートの近くで痴漢被害が多発していることを知り心配してやってきたヤンキー王子弟・竜(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)に助けられます。そして両脇から震える果音の手を取り、3人で仲良く手を繋いで帰ることに。

 アパートに着くと、ハルが果音の帰りを待っていました。2人を見るや、「前髪長すぎ」「ネクタイ下すぎ」とダメ出し。さらに、「勝手に手ェ出したりしたら、お前らの頭坊主にすんぞォ!」と、美容師らしい(?)脅し文句をキメるのでした。

 その頃、朱雀家では、父(六角精児)との食事を済ませた腹違いの兄弟、セレブ王子・奏(片寄涼太/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とヤンキー王子・尊人(鈴木伸之/劇団EXILE)が睨み合い、バチバチと火花を散らしていました。

■ナルシスト・町田啓太が“ぶっ飛んでる”

 今回は、先生王子・結城のメイン回。6話のレビューでも書きましたが、演じる町田くんは今クール、有村架純ちゃん主演の『中学聖日記』(フジテレビ系)にも、主人公の婚約者役(ドラマではすでに別れてしまいましたが……)で出演していて、この『プリレジェ』でも、美人の婚約者がいる設定。偶然なんでしょうが、こちらの町田くんもすんなり結婚することはできなさそうな予感です。

 ただ、キャラクターは全く異なり、「美しいモノを愛し、美しく生きる。美意識高めのナルシスト」とナレーションの銀河万丈さんに紹介されていたように、かなりキャラが濃い役柄。共演者やファンから“まっちー”という愛称で親しまれている町田くんですが、結城先生のときの彼は、“ミッチー”こと及川光博さんを想像していただけると一番わかりやすいかと。

「この顔に生まれ、この顔を見て育ったのだ」とカメラ目線でドヤ顔をキメたり、「美しい彼女と結婚すれば、ナイスハズバンド王子、グッドダディー王子と呼ばれるだろう」と将来を想像してニヤニヤしたり、頭の中で王子たちを想像して「成瀬の周りに王子が渋滞している!」と本気で焦ってみたり……、かなりトチ狂った演技を披露している町田くん。

「結城先生激ヤバのヤバのヤバだった」「勝太郎さんとのギャップスゴいww」「ナルシストになるのが分かる見た目。こういう人が演じるからおもしろくなるんだよ!!」と視聴者は大興奮のようです。中には「こっちは安心して見られる~」という声も。

 あちらのドラマでは吉田羊さんとラブラブしているだけに、その代わりとしてヒロさんが用意した免罪符的なアレなのかもしれませね。

 

■突然の「森のくまさん」 by RAMPAGE from EXILE TRIBE

 8話で視聴者から一番ツッコミが殺到していたのが、果音と天堂、竜の3人が手を繋いで帰る場面。2人に手を引かれ「離してください」と嫌がる果音と、画面の向こうの視聴者に、

天堂「やだ(ハートマーク)」

竜「ダメ(ハートマーク)」

 と、カメラ目線で訴えかけてくる演出は、まさに王道の胸キュンシーン。と思ったのも束の間、天堂が「ねぇ、なんか歌おうよ!」と提案し、何を歌いだすのかと思えば、

天堂「あるーひ」竜「あるーひ」

天堂「もりのなーか」竜「もりのなーか」

天堂「くまさーんに」竜「くまさーんに」

天堂「であーった」竜「であーった」

 と、まさかの童謡「森のくまさん」という謎チョイス。しかも、竜も嫌がることなく乗っかって輪唱しだすという謎展開。

「この流れハチャメチャに意味が分からない」「森のくまさん歌う仲良しライバルってどーゆーこと!!!」「あんなイケボで美声の森のくまさん聞いたことない」「こんなかわいい森のくまさんある????」「表情筋おかしくなりそう」「ボーカル二人起用してめっちゃかわいいシチュエーションで森のくまさん歌わせた河合監督と松田脚本にマジでお歳暮贈りたい」と、混乱しつつもファンは大興奮だったようです。

「森のくまさん」の歌詞からすると、ひょっとしたら、果音を襲おうとした男は何かを拾ってあげただけで、かっこつけたい天堂と竜が早とちりしてやっつけてしまったという可能性も無きにしもあらずですが、「夜道の痴漢」という犯罪行為の“怖さ”を、この輪唱シーンを差し込むことで一瞬にしてとっぱらい、ほのぼのした可愛らしいシーンに変えてしまうLDHさん、まさに「Love,Dream,Happiness」って感じで素敵だなあと思いました。はい。

 

■『プリレジェ』≒「EXILE TRIBE」

 今回は、歴代の伝説の王子が誰なのかも判明。肖像画がバッチリと画面に映しだされたことから、既に名前が挙がっていた通り、初代・現王丸修吾はTAKAHIRO、二代目・龍崎恭也は岩田剛典であることがわかりました。理事長曰く、伝説の王子になった者は、「伝説の王子」の名を世に広めるため、王子活動に従事するんだそうです。

 中の人の世間的イメージやこれまでの活動をみても、TAKAHIROはEXILEファミリーの初代プリンスであり、その後を継ぐのは岩ちゃんといえるでしょう。この『プリレジェ』は、EXILE TRIBEの名を知らしめるために次なるプリンスを育て上げ、広告塔へと仕立てるための壮大なプロジェクト、つまり『プリレジェ』は、EXILE TRIBEそのものなのかもしれません。

“推され”ともいえる主人公的立場の役柄をもらった片寄くんなのか、ドラマや映画で大活躍中の鈴木くん&町田くんの劇団コンビなのか、ファミリーの一番後輩にあたるRAMPAGEの川村くん&吉野くんなのか……、物語と同時に、今後EXILE TRIBEを担っていくメンバーがわかりそうです。

 ドラマは残すところあと2話。今夜放送の9話では、美容師王子のハルが学園に乗り込んでくるとか……。果音との関係にも注目しながら楽しみたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

王子が渋滞してきた『PRINCE OF LEGEND』、ナルシスト・町田啓太が大暴れ! ギャップにやられる女子が続出

『HiGH&LOW』に続く、LDHの新たな“プリンスバトルプロジェクト”『PRINCE OF LEGEND』。21日深夜放送のドラマ(日本テレビ系)第8話では、町田啓太演じる先生王子がナルシストの本領を発揮し、視聴者たちをザワつかせていたようです。

 ということで、今週もあらすじから振り返っていきましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

■Episode8「餓鬼どもに告ぐ 俺の色気(フェロモン)の前に土下座せよ」

 聖ブリリアント学園で3年に一度行われる「伝説の王子選手権」。このドラマでは、なぜ14人の王子候補が、その優勝者に贈られる、“3代目伝説の王子”の称号を懸け争うことになったのかを描いてきましたが、王子選手権の存在を知るのは、学園の理事長・実相寺(加藤諒)と秘書の服部(大和孔太)ら、まだほんのわずか。

 そんな中、誰よりも王子選手権に情熱を燃やすのが、先生王子・結城理一(町田啓太/劇団EXILE)です。「赤ちゃん王子」「神童王子」「かけっこ王子」「ミスター王子」と、これまでさまざまな王子の称号を手にしてきた彼は、「丸の内王子」として会社勤めをしていた時代にカフェで偶然にも伝説の王子の存在を知り、「僕のためにある称号としか思えない」と、参加条件をクリアするため学園の教師になりました。

 しかし、ライバルとなりそうなキラキラした王子たちが続々と学園に集結。でも、彼らの目的は伝説の王子の座ではなく、特に目立った生徒ではない、成瀬果音(白石聖)。

 理事長たちが王子選手権の切り札として彼女を使おうとしていることを知った結城先生は、果音に直接話を聞こうと彼女のアパートを訪れ、隣に住む美容師王子・嵯峨沢ハル(清原翔)と顔を合わせることに。

 果音を妹のように可愛がっている様子のハルは、聖ブリリアント学園の卒業生で、王子選手権に敗れた過去がありました。結城先生から卒業生も選手権に参加できると聞き、目を輝かせます。期せずしてライバルをまた1人増やしてしまうのでした。

 さて、果音はというと、夜道を歩いていたところ、怪しい男に襲われそうになりますが、ボディガードとして密かに後をつけていたダンス王子・天堂(吉野北人/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と、果音のアパートの近くで痴漢被害が多発していることを知り心配してやってきたヤンキー王子弟・竜(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)に助けられます。そして両脇から震える果音の手を取り、3人で仲良く手を繋いで帰ることに。

 アパートに着くと、ハルが果音の帰りを待っていました。2人を見るや、「前髪長すぎ」「ネクタイ下すぎ」とダメ出し。さらに、「勝手に手ェ出したりしたら、お前らの頭坊主にすんぞォ!」と、美容師らしい(?)脅し文句をキメるのでした。

 その頃、朱雀家では、父(六角精児)との食事を済ませた腹違いの兄弟、セレブ王子・奏(片寄涼太/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とヤンキー王子・尊人(鈴木伸之/劇団EXILE)が睨み合い、バチバチと火花を散らしていました。

■ナルシスト・町田啓太が“ぶっ飛んでる”

 今回は、先生王子・結城のメイン回。6話のレビューでも書きましたが、演じる町田くんは今クール、有村架純ちゃん主演の『中学聖日記』(フジテレビ系)にも、主人公の婚約者役(ドラマではすでに別れてしまいましたが……)で出演していて、この『プリレジェ』でも、美人の婚約者がいる設定。偶然なんでしょうが、こちらの町田くんもすんなり結婚することはできなさそうな予感です。

 ただ、キャラクターは全く異なり、「美しいモノを愛し、美しく生きる。美意識高めのナルシスト」とナレーションの銀河万丈さんに紹介されていたように、かなりキャラが濃い役柄。共演者やファンから“まっちー”という愛称で親しまれている町田くんですが、結城先生のときの彼は、“ミッチー”こと及川光博さんを想像していただけると一番わかりやすいかと。

「この顔に生まれ、この顔を見て育ったのだ」とカメラ目線でドヤ顔をキメたり、「美しい彼女と結婚すれば、ナイスハズバンド王子、グッドダディー王子と呼ばれるだろう」と将来を想像してニヤニヤしたり、頭の中で王子たちを想像して「成瀬の周りに王子が渋滞している!」と本気で焦ってみたり……、かなりトチ狂った演技を披露している町田くん。

「結城先生激ヤバのヤバのヤバだった」「勝太郎さんとのギャップスゴいww」「ナルシストになるのが分かる見た目。こういう人が演じるからおもしろくなるんだよ!!」と視聴者は大興奮のようです。中には「こっちは安心して見られる~」という声も。

 あちらのドラマでは吉田羊さんとラブラブしているだけに、その代わりとしてヒロさんが用意した免罪符的なアレなのかもしれませね。

 

■突然の「森のくまさん」 by RAMPAGE from EXILE TRIBE

 8話で視聴者から一番ツッコミが殺到していたのが、果音と天堂、竜の3人が手を繋いで帰る場面。2人に手を引かれ「離してください」と嫌がる果音と、画面の向こうの視聴者に、

天堂「やだ(ハートマーク)」

竜「ダメ(ハートマーク)」

 と、カメラ目線で訴えかけてくる演出は、まさに王道の胸キュンシーン。と思ったのも束の間、天堂が「ねぇ、なんか歌おうよ!」と提案し、何を歌いだすのかと思えば、

天堂「あるーひ」竜「あるーひ」

天堂「もりのなーか」竜「もりのなーか」

天堂「くまさーんに」竜「くまさーんに」

天堂「であーった」竜「であーった」

 と、まさかの童謡「森のくまさん」という謎チョイス。しかも、竜も嫌がることなく乗っかって輪唱しだすという謎展開。

「この流れハチャメチャに意味が分からない」「森のくまさん歌う仲良しライバルってどーゆーこと!!!」「あんなイケボで美声の森のくまさん聞いたことない」「こんなかわいい森のくまさんある????」「表情筋おかしくなりそう」「ボーカル二人起用してめっちゃかわいいシチュエーションで森のくまさん歌わせた河合監督と松田脚本にマジでお歳暮贈りたい」と、混乱しつつもファンは大興奮だったようです。

「森のくまさん」の歌詞からすると、ひょっとしたら、果音を襲おうとした男は何かを拾ってあげただけで、かっこつけたい天堂と竜が早とちりしてやっつけてしまったという可能性も無きにしもあらずですが、「夜道の痴漢」という犯罪行為の“怖さ”を、この輪唱シーンを差し込むことで一瞬にしてとっぱらい、ほのぼのした可愛らしいシーンに変えてしまうLDHさん、まさに「Love,Dream,Happiness」って感じで素敵だなあと思いました。はい。

 

■『プリレジェ』≒「EXILE TRIBE」

 今回は、歴代の伝説の王子が誰なのかも判明。肖像画がバッチリと画面に映しだされたことから、既に名前が挙がっていた通り、初代・現王丸修吾はTAKAHIRO、二代目・龍崎恭也は岩田剛典であることがわかりました。理事長曰く、伝説の王子になった者は、「伝説の王子」の名を世に広めるため、王子活動に従事するんだそうです。

 中の人の世間的イメージやこれまでの活動をみても、TAKAHIROはEXILEファミリーの初代プリンスであり、その後を継ぐのは岩ちゃんといえるでしょう。この『プリレジェ』は、EXILE TRIBEの名を知らしめるために次なるプリンスを育て上げ、広告塔へと仕立てるための壮大なプロジェクト、つまり『プリレジェ』は、EXILE TRIBEそのものなのかもしれません。

“推され”ともいえる主人公的立場の役柄をもらった片寄くんなのか、ドラマや映画で大活躍中の鈴木くん&町田くんの劇団コンビなのか、ファミリーの一番後輩にあたるRAMPAGEの川村くん&吉野くんなのか……、物語と同時に、今後EXILE TRIBEを担っていくメンバーがわかりそうです。

 ドラマは残すところあと2話。今夜放送の9話では、美容師王子のハルが学園に乗り込んでくるとか……。果音との関係にも注目しながら楽しみたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)