菅田将暉主演『3年A組』初回は謎だらけ……エンドロールがあぶり出すクラスの闇

 1月6日、『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)がスタートした。タイトル自体は金八先生を意識したものと容易に察することができるが、内容はあまりにも違った。

 菅田将暉扮する3年A組の担任教師・柊一颯(ひいらぎいぶき)が生徒たちへ宣言した「今から皆さんには人質になってもらいます」というセリフから映画『バトル・ロワイアル』をイメージしがちだが、それも違う。映画『悪の教典』に近いものを感じるが、まだ結論付けたくない。ショッキングなシーンが連続した初回だったが、実のところ、まだ伏線が提示されるばかりの段階である。

■初日でクラス全員を敵に回してしまったさくら

 半年前、A組の生徒である景山澪奈(上白石萌歌)が自殺した。

「なぜ、景山澪奈は死んでしまったか。その理由を夜の8時までに導き出せたら、みんなをここから解放してあげよう。不正解の場合、誰か1人死んでもらう」(柊)

 ちなみに、この宣言が行われたのは朝の9時だ。『3年A組』は、サスペンスや残酷ショーといった類いのドラマではない。ちゃんと、柊は11時間ものシンキングタイムを与えている。彼の狙いは、生徒に考えさせること。やはり、授業を行おうとしているのだ。

 本作は各話ごとに「Day-1」「Day-2」とナンバリングされており、どうやら1話ごとに1日ずつ進んでいくようだ。1日目でフォーカスされたのは、茅野さくら(永野芽郁)と宇佐美香帆(川栄李奈)の2人だった。

 水泳の全国大会で優勝した経験を持つ澪奈に憧れを抱いていたさくら。澪奈とさくらは友達になった。それ以前、澪奈は香帆と仲が良かったが、澪奈はさくらを優先するようになる。香帆から声を掛けられても「先約あるから」とその誘いを振り、見せつけるようにさくらと一緒に下校する澪奈。2人の後ろ姿を見る香帆が嫉妬に燃えている。かわいさ余って憎さ百倍。のちにA組で澪奈へのいじめが勃発するが、その中心人物は香帆だった。

 香帆の澪奈への執着は、1日目の様子のそこかしこに表れていた。クラスメイトから「よく(澪奈と)一緒に帰ってたじゃん」と聞かれると、いじめの首謀者にもかかわらず「この中じゃ一番仲良かったかな」と返し、他の生徒が「景山さんと友達だったのは茅野ちゃんでしょ?」と発言すると、なぜか香帆が「別にさくらだってそこまで仲良かったわけじゃないよ」とシャットアウト。さくらがいじめに遭っていた澪奈への態度を悔やむと「自分が一番の親友みたいに語っちゃってさあ! そういうの、マジでむかつくんだけど」と激高する香帆。

 香帆とさくらは危うい関係性だ。「私のほうが澪奈と仲良かった!」という嫉妬の感情を香帆はさくらに抱いている。

 生前の澪奈にはドーピングのうわさが立てられていた。自殺を選んだ彼女に対し、「卑怯な真似してまで1位になろうとしたあいつにムカついたから、しゃべりたくなかっただけ」「薬使うような奴と仲良くなれねえよな」とクラス中が罵詈雑言をやめない。「あんな奴、死んで当然だったんだよ」と暴言を吐く甲斐隼人(片寄涼太)に、とうとう我慢ならなくなったさくらは、「ふざけんじゃねえ!」と膝蹴りを入れた。

 香帆も甲斐もスクールカーストのトップで、さくらは下位だ。さくらは2人を敵に回し、初日からいきなり「さくらvs他のクラスメイト」という状況に陥った。これから10日間、教室に閉じ込められて共同生活を強いられる3年A組。明日からのさくらを思うと、地獄の日々が容易に想像できてしまい、つらいのだが。

■エンドロールがあぶり出すA組の闇

 A組の面々が、とにかくクズすぎる。誰か1人が死ぬというのに、澪奈の自殺の原因について真面目に考えない。「水泳絡みが自殺の原因」と浅い答えで結論付け、答えに窮す回答者のさくらに「さっきの言えばいいんじゃない」「あれでいいと思うけど」と圧をかける無責任さ。「あれでいい」レベルの答えじゃダメなのに、当事者意識がまるでない。

 さらに、「死んで当然だった」と吐き捨てる冷たさ。澪奈の自殺原因を言い当てられなかったさくらを指さし「茅野を殺れよ。答えを外したのはこいつなんだから!」と主張する身勝手さ。

 柊は、涙を流して生徒たちを怒鳴った。

「自分が助かれば、他人がどうなっても構わない。イカれてるね~。どうしてそんな、貧しい考えが生まれるのか。モラルの欠如、アイデンティティの拡散。要は、中身が空っぽなんだよ!」

「お前たちは、さっきの茅野を見ても何も思わなかったのか? 景山の死から目を背けていた自分を奮い立たせて、向き合おうとした茅野を見ても……何も思わなかったのか!? 過去の自分が、今の自分を作る! だから、過去から逃げてるお前も、お前も、お前も、極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ。そんな奴らが、一体何から卒業するって言うんだよ!」

「なぜ、景山澪奈は死ななければならなかったのか? これから、彼女の生きざまを通して、お前らの考えがいかに脆く、弱いものなのか、思い知らせてやる」

「変わるんだ。悪にまみれたナイフで、汚れなき弱者を傷付けないように、変わるんだよ! ……変わってくれ」

 先がまったく読めないこのドラマだが、人質にとってまで柊が生徒に教えたいことは、間違いなくこの熱弁に凝縮されている。

 柊は宣言通りに1人の生徒を刺殺したが、これだって怪しい。自殺の原因を考えさせ、生まれ変わるよう説く彼が人を殺めるとは思えない。柊は美術教師だ。殺したように見せかけるのはお手の物。血糊メイクだって簡単に施せるだろう。じゃないと、彼の理念に反するではないか。

 初回、筆者の印象に最も強く残ったのは、エンディングのスタッフロールだった。クロマニヨンズのアップテンポな曲をバックに映し出されるのは、仲良さげな学校生活を送るA組の写真。「澪奈は死んで当然」「茅野を殺れよ」と平気で口にするほどの薄っぺらい関係性なのに、外ヅラはこんなにも楽しそう。闇を隠し、表面上は明るく振る舞う日常を見事に切り取っている。

 でも、本当のA組はこんなんじゃない。だから、現実とのギャップにゾッとするのだ。この闇をあぶり出し、変わるよう促すのが柊の目的であり願いである。

(文=寺西ジャジューカ)

『家売るオンナの逆襲』松田翔太と千葉雄大が“おっさんずラブ”状態? 時代錯誤のパワハラ演出も

 北川景子が不動産屋の天才的な営業ウーマン役で主演するドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)の第1話が放送され、平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。好スタートを切りました。

 2016年に放送された前シーズンで結婚し、田舎で「サンチー不動産」を営んでいた三軒家万智(北川)とその夫・屋代大(仲村トオル)は、古巣・テーコー不動産からの要請を受け、新宿営業所へ戻ってくることに。東京での久しぶりの仕事に意気込む万智は、熟年離婚の危機にある夫婦に対し、寝室に間仕切りのある家を紹介。経済的なことを考慮すれば結婚していた方が得策だと妻・えり子(岡江久美子)を諭し、売却に成功します。

 万智が復帰早々に成果を出す一方、同じチーフとして働く足立聡(千葉雄大)は、炎上系YouTuber・にくまる(加藤諒)から“プライバシーを守れる家”探しの依頼をされたものの失敗。最新セキュリティーを備えた高級マンションに案内した際、住人にSNS上で目撃情報を拡散されてしまったのです。

 にくまるの担当は万智が引き継ぐことに。落ち込む足立は、趣味のフェンシングクラブで知り合った謎の男・留守堂謙治(松田翔太)に相談するのですが、実は留守堂はフリーランスの不動産屋だったのです。

 後日、万智がにくまるを案内したのは、国道に面したボロ屋。見るからに価値のない物件に、にくまるは激昂してしまうのですが、そこへ現れた留守堂が田舎の一軒家を紹介します。動画のアップや炎上に疲れ、静かに暮らすことを望んでいたにくまるは、幼少期を過ごした祖母の家に似たその家を気に入り、購入を即決するのでした。

 顧客を横取りされてしまった万智は、テーコー不動産の元アルバイト事務員の白洲美加(イモトアヤコ)を半ば脅すようにして緊急招集し、ボロ屋の塀を全壊。家の窓を開け放した状態で美加にゲテモノ料理を食べさせるという、公開収録式のYouTubeチャンネルを開設し、ネット上で話題をかっさらいます。

 実はこれは、にくまるを誘いだすための行動で、その狙い通り、静かな田舎生活に耐えきれなくなったにくまるはボロ屋へ駆けつけ、万智のセールストークとやじ馬たちに乗せられるカタチで購入を即決。万智が1億円の高値をふっかけることに成功したところで今回は終了となりました。

 前シーズンの全話平均視聴率11.6%、その翌年放送のSP版は13.0%と、安定した数字を稼いできた『家売るオンナ』シリーズ。その人気の秘訣は、不動産を売るためなら手段を選ばず、部下を顎でこき使う万智の強烈なキャラにあるのですが、今シーズンもそれは健在でした。

 テーコー不動産の社員たちは、営業成績が悪いくせに屁理屈だけはいっちょ前にこねる新人社員2人をもてあまし気味だったのですが、万智は復帰して早々、前作でも話題になった「GO!」の決め台詞を発して下働きを命令。その迫力にビビった後輩たちがあっさり命令を聞き入れ従う構図は、時代錯誤なパワハラそのものなのですが、万智の無表情なロボット・キャラのためにどこかコミカルに思えてしまうのです。日頃、部下の扱いに頭を悩ませている視聴者にとっては痛快なシーンだったかもしれませんね。

 そんな万智のライバルとして今期から登場した留守堂もまたキャラが立っていました。仕事はできるものの日常生活は隙だらけという、一歩間違えれば変人になりかねない天才タイプ。時に計算、時に天然な言動で人を魅了し、奥の見えないミステリアスなキャラクターを松田が好演しています。

 本人は恐らくそのつもりはないのでしょうが、まるで口説き文句のような言葉を発してしまうため、足立がポッとなってしまうシーンも。不動産屋という設定が共通することから、田中圭・主演ドラマ『おっさんずラブ』のエッセンスを取り入れたのかもしれませんね。同ドラマは、少女漫画のようなピュアな世界観とコミカルな演出で同性愛を描き女性からの支持を集めましたが、留守堂&足立のロマンスが前シーズンとは違った層の視聴者を獲得することになるかもしれません。

 前期との違いといえば、万智と屋代が夫婦になった点も挙げられますが、その関係性は仕事もプライベートもほとんど変わらず。東京へ戻ってからは万智が水を得た魚のように働き、家に帰ってこないことに対して屋代が、馴染みのバーで寂しい気持ちを吐露するシーンがありました。

 夫婦の営みの際にも「ベッドへGO!」と発してしまう艶っ気のない万智は果たして、仕事と家庭を両立させることができるのでしょうか。“家売るオトコ”留守堂との対決も含めて、この先の展開が楽しみです。
(文=大羽鴨乃)

北川景子『家売るオンナの逆襲』、初回12.7%も「ウケ狙いすぎ」「『おっさんずラブ』に便乗?」

 1月9日にスタートした北川景子主演の連続ドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)が、初回平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2016年に放送された『家売るオンナ』初回の12.4%も上回り、数字的には申し分なさそうだが「意外にも、ネット上にはネガティブな意見も書き込まれている」(芸能ライター)という。

「主人公・三軒家万智(北川)が不動産営業の才能を発揮し、さまざまな客に家を売りまくる姿が人気の同ドラマ。第2シリーズとなる今作は、万智がビジネスパートナーであり夫となった屋代大(仲村トオル)とともにテーコー不動産に復帰し、営業の庭野聖司(工藤阿須加)や足立聡(千葉雄大)などと再会。一方で、新たにフリーランスの不動産屋・留守堂謙治(松田翔太)が登場し、万智のライバルとして活躍します。第1話では、万智が炎上系YouTuber・にくまる(加藤諒)に物件を紹介しているところへ留守堂が現れ、彼に契約を取られてしまうという展開でした」(同)

 柔らかな物腰とドジな一面を併せ持つ留守堂のキャラクターは、ネット上でも「カワイイ!」と好評だが、現段階では受け入れられていない新キャラも……。

「今作から、テーコー不動産のデスク・床嶋ゆかり(長井短)が、前シリーズの室田まどか(新木優子)と入れ替わりで登場。新木よりもクールな印象の長井に対し、ネット上では『長井って人、新木と雰囲気が違いすぎて違和感』『新人でやる気ない感じのキャラなんだろうけど、もう少し愛嬌がないとマジで不快』などと言われています」(同)

 ちなみに、17年の2時間スペシャル『帰ってきた家売るオンナ』から出演している新人営業マン・鍵村洋一(草川拓弥)にもまだ馴染めない視聴者が多いようで、床嶋と併せて「新人組に必要性を感じない」「こいつらが早く成長してくれないと、イライラして見てられないわ」「途中でクビってことにしてくれないかな?」という声も出ている。

「また、万智が『ゴー!』と迫力ある指示で部下を動かすといったシーンがウケているのですが、『なんか前作よりも過剰な演技になってない?』『ウケ狙いすぎ』との意見もあります。さらに、足立が留守堂に興味を持っていく描写を『BLみたい』という指摘もあり、『そういうの求めてないよ!』『「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)に便乗?』などと呆れた声も。人気シリーズで期待値も高かっただけに、『このドラマって、こんな感じだったっけ?』『前の方が面白かったよね』と、ガッカリしている者も少なくないようです」(同)

 好数字での滑り出しが、次週以降の“大コケ”につながらないといいが……。

『ZIP!』福山雅治の朝ドラで“脚本家”バカリズムに大ダメージ?「MOCO’Sキッチン」休止に批判も

 日本テレビが開局65周年記念番組として手がけた『ZIP!』内の7分×全13話の『生田家の朝』。

 企画プロデュースを福山雅治が務め、福山からの誘いでバカリズムが脚本を担当、さらに本家・NHK朝ドラ史上最高傑作と名高い『カーネーション』でヒロインを務めた尾野真千子に、ユースケ・サンタマリアを加えた豪華な布陣は、放送開始前には大いに注目された。

 しかし、「正直、NHK朝ドラを狙いました」と堂々宣言したことがあだとなり、「NHKのマネ」と嫌われたほか、人気コーナー「MOCO’Sキッチン」を休止しての放送だったことも批判を呼んだ。

 さらに「あるあるネタ」を中心に、「どこにでもいるフツーの家族の朝を切り取り、小さな幸せや事件を描く」というコンセプトでありながらも「あんなデカい一軒家買っといて、どこにでもいる普通の家族ってのがまず納得できない」「起きてきて、お湯出しっぱなしでトイレ行くとか、主婦の感覚からズレてて、おかしいと思いました」など、一般の主婦感覚からズレていることも批判の対象となっていた。

 とはいえ、もちろん一部には「終わっちゃった。地味な話なのに面白かった~」「生田家の朝めちゃくちゃ面白いし小さい時を思い出して心が温かくなる」など、番組の終了を惜しむ声もある。バカリズムならではのクスッと笑える「あるある」に共感したという声も上がっている。

 しかし、悲惨なのは、話題が当該ドラマから『ZIP!』全体の批判にまで広がってしまったこと。ネット上には、以下のようなコメントが多数ある。

「番組じたいを改編してほしい。朝からバカ騒ぎしてるのはみたいと思わない」

「MOCO’Sキッチンよりキンプリやめてくれれば良かったんだよ。ドラマも微妙だけど、それよりもっと面白くないし放送の意味が見出せない」

「そもそもZIPがつまらない。多すぎる女タレント、ジャニーズゴリ押し、つまらないゲスト、さむいノリ、NHKのニュース見てる方がマシwww」

 結局、誰が得したのかわからない、日テレの「挑戦」。中でも特にダメージを被ってしまったのは、脚本を担当したバカリズムである。昨年12月に行われた同番組の制作発表会見の際には、報道陣の間で「バカリズムの目の奥が笑っていない」などと言われていたと報じられていたが……。

「バカリズムさんは『生田家の朝』がつまらないとネット上で多数つぶやかれるなど、批判されたり、ネガティブな記事が書かれたりすることを非常に気にしていて、すっかり疲弊しています。一部記事にクレームをつけたこともあるようです」(放送作家)

 ちなみに、以前、AbemaTVの『必殺!バカリズム地獄』において、「どうせろくなことが書かれていない」からと、エゴサーチはしないことを言い切り、Twitterで直接リプライしてくるユーザーは「直接晒す」「すぐブロックする」とも語っていたバカリズム。

 そんなデリケートな性格をおもんばかると、今回の企画が与えたダメージは、バカリズムにとって相当深刻なものだったのだろう。

北川景子、『家売るオンナの逆襲』主演のウラで「公私共に隙ない」「交友関係が謎」との業界評

 1月9日、北川景子主演の連続ドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)が放送を開始する。2016年7月期の『家売るオンナ』、17年5月のスペシャルドラマ『帰ってきた家売るオンナ』を経て、なお続編が作られるほどの人気シリーズとあって、今作の前評判も上々だというが、「北川のイメージの変化に驚く業界人も少なくない」(テレビ局関係者)という。

「同ドラマは、自信家で天才的な不動産家の営業ウーマン・三軒家万智(北川)が、ワケありの客たちにも臆することなく家を売っていくというストーリー。今回の第2シリーズから登場するフリーランスの不動産営業マン・留守堂謙治(松田翔太)の存在が、万智にどんな影響を与えていくのか、早くもファンの間で注目されています」(芸能ライター)

 北川といえば、18年は、映画『スマホを落としただけなのに』のほかに2本の出演作が公開され、テレビでもNHK大河ドラマ『西郷どん』などで活躍。また同年、美容雑誌「美的」(小学館)読者が選ぶ「なりたい顔」部門と「なりたい髪」部門でダブル首位を獲得し、まさに“女性の憧れ”的存在となっている。

「業界内では、北川の交友関係についてがよく話題に上がります。泉ピン子に欅坂46・平手友梨奈、そして嵐・二宮和也と交際が報じられている元フリーアナウンサー・伊藤綾子など、ひとクセありそうな女性タレントと仲が良く、『交友関係が謎』と不思議がられるとともに、『それだけ人付き合いがうまいのでは』『仕事にも生かせる力』と感心もされています。また、私生活面でも、北川が16年に結婚した第74代内閣総理大臣・竹下登氏の孫である歌手・DAIGOは、とても真面目な性格のようで、結婚後、マスコミ界隈で女性のウワサがささやかれることもない。まさに北川は現在、公私共に順調といえ、彼女のことを『隙がない』と評する業界関係者も少なくありません」(週刊誌記者)

 そんな北川だが、かつてはフジの月9ドラマ『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(09年)で共演した山下智久と熱愛が報じられるなど、“共演者キラー”“スキャンダル女優”として世間に知られた存在だった。

「ほかにも、08年に『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の『食わず嫌い王決定戦』コーナーに登場した際、食べ物を口に詰め込んだまま話す様子が、視聴者から批判されたり、事務所は否定したものの、長年“ヘビースモーカー”と言われ、ヤンチャなイメージが定着していました。北川は今とは違い、隙だらけの女優だったんです。それがいつの間にか、清楚で賢い奥様に“キャラ変”しているのですから、驚かずにはいられませんよ」(前出・テレビ局関係者)

 一部で、祖父が医師、父親も大企業の幹部である“お嬢様”だとささやかれている北川だが、「DAIGOとの結婚を機に、より意識的に、自分をそう見せようとしているのではないか」(同)とのこと。今のイメージを崩さぬよう、新ドラマの活躍にも期待したいものだ。

大みそか『紅白』裏番組の視聴率……日テレ『ガキ使』が9年連続民放首位も激落! “ビリ”はテレ朝『0円生活』

 毎年大みそかの夜は、どの番組を見ようかと思案する方も多いことだろう。一昨年末まで、依然『NHK紅白歌合戦』が根強い支持を受け、民放では日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』シリーズが圧倒的な強さを見せていたが、昨年大みそかの視聴動向はどうだったのか?

『第69回NHK紅白歌合戦』は前半(午後7時15分~8時55分)が37.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前年比1.9ポイントアップ。後半(9時~11時45分)は41.5%で、2.1ポイント上げて、2年ぶりに大台に乗せた。

 昨年は「特別枠」でサザンオールスターズや、卒業したはずの北島三郎が5年ぶりに出演。シンガーソングライター・米津玄師のテレビ初歌唱などで注目を集め、前年の視聴率を超えた模様だ。

 瞬間最高は白組の2年連続優勝が決まった午後11時42分の45.5%。歌手別では、大トリで登場したサザンの45.3%が最高で、桑田佳祐と松任谷由実の夢の共演がファンを歓喜させたようだ。

 一方、『紅白』の裏となる民放では、日テレ系『ガキの使い!大晦日年越しSP!絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』が第1部(午後6時30分~)で14.3%、第2部(9時~深夜0時30分)で12.8%を獲得して、9年連続で民放トップを守った。しかし、前年と比較すると、第1部で3.0ポイント、第2部で3.5ポイントも落とす大幅ダウンとなり、今年の大みそかに向け、不安要素が生じた。

『ガキ使』が数字を落とした分を、ほかの局がうまく拾えたのかというと決してそうでもなかった。民放2位は前年に続き、テレビ東京系『第51回年忘れにっぽんの歌』(午後4時~10時)で8.1%をマーク。前年比0.3ポイントの微減となったが、和田アキ子の初出演などで話題を振りまき、根強い人気を示した。2年連続放送の松重豊主演『孤独のグルメ大晦日スペシャル 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!』(10時~11時30分)は4.0%で、前年より0.6ポイント下がった。

 民放3位は、4年目のフジテレビ系『RIZIN.14』で1ランクアップ。今回はボクシング世界5階級制覇王者で50戦無敗のフロイド・メイウエザーの招へいに成功し、キックボクシングで28戦無敗の“神童”那須川天心との夢の対決が格闘技ファンの注目を集めた。視聴率は第1部(午後6時~)が5.7%、第2部(7時~)が5.0%、第3部(9時30分~)が6.9%、第4部(10時50分~11時45分)が7.5%。前年の最高は第2部(7時30分~9時30分)の6.4%で、メイウエザーVS那須川が生中継された第4部は、1.1ポイントアップとなった。

 2017年まで放送した『KYOKUGEN』のオンエアをやめ、『平成最後の大晦日SP! SASUKE&ボクシング井岡一翔世界タイトルマッチ』で勝負したTBSは、前年の民放最下位から1ランク上げて4位。第1部(午後6時~)が6.5%、世界4階級制覇を懸けた井岡の試合を放送した第2部(7時47分~)は6.9%、第3部(8時52分~)は4.2%、第4部(11時~11時55分)が4.8%。前年の『KYOKUGEN』の最高値は、第1部(6時~)と第2部(7時50分~10時15分)の5.9%で、井岡の試合で1.0ポイント上げた。とはいえ、13年の同番組では、井岡の試合で14.5%の高視聴率をマークした実績があっただけに、“井岡人気”の急落が気になるところ。

 17年は4年目の『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー2017』で民放3位だったテレビ朝日系は、人気番組『よゐこの無人島0円生活SP』を11年ぶりに大みそかにオンエアし、勝負に出たが、よもやの民放ビリ。視聴率は第1部(午後6時~)が6.7%、第2部(7時~)が6.2%、第3部(9時~)が5.0%、第4部(11時45分~深夜0時30分)が5.9%。前年の『年越しクイズサバイバー』は、『紅白』とバッティングしない第1部(午後6時~7時)が6.8%で最高だったが、今回も同様の傾向で、かつ前年より0.1ポイント落としてしまった。特番での放送を続けている『無人島0円生活』は常時2ケタをマークしており、07年大みそかには11.8%を獲得した実績があったが、今回は視聴者に響かず、大爆死となってしまった。

 総じて、昨年大みそかは、『紅白』が巻き返して数字を上げて、民放の王者だった『ガキ使』は激落。テレ東は2年連続で健闘を見せたが、ほかの3局は例年とほとんど視聴率が変わらなかっただけに、てこ入れを迫られることになりそうだ。日テレ以外の局には、せめて10%を超える番組を制作してほしいものだが……。
(文=田中七男)

大みそか『紅白』裏番組の視聴率……日テレ『ガキ使』が9年連続民放首位も激落! “ビリ”はテレ朝『0円生活』

 毎年大みそかの夜は、どの番組を見ようかと思案する方も多いことだろう。一昨年末まで、依然『NHK紅白歌合戦』が根強い支持を受け、民放では日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』シリーズが圧倒的な強さを見せていたが、昨年大みそかの視聴動向はどうだったのか?

『第69回NHK紅白歌合戦』は前半(午後7時15分~8時55分)が37.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前年比1.9ポイントアップ。後半(9時~11時45分)は41.5%で、2.1ポイント上げて、2年ぶりに大台に乗せた。

 昨年は「特別枠」でサザンオールスターズや、卒業したはずの北島三郎が5年ぶりに出演。シンガーソングライター・米津玄師のテレビ初歌唱などで注目を集め、前年の視聴率を超えた模様だ。

 瞬間最高は白組の2年連続優勝が決まった午後11時42分の45.5%。歌手別では、大トリで登場したサザンの45.3%が最高で、桑田佳祐と松任谷由実の夢の共演がファンを歓喜させたようだ。

 一方、『紅白』の裏となる民放では、日テレ系『ガキの使い!大晦日年越しSP!絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』が第1部(午後6時30分~)で14.3%、第2部(9時~深夜0時30分)で12.8%を獲得して、9年連続で民放トップを守った。しかし、前年と比較すると、第1部で3.0ポイント、第2部で3.5ポイントも落とす大幅ダウンとなり、今年の大みそかに向け、不安要素が生じた。

『ガキ使』が数字を落とした分を、ほかの局がうまく拾えたのかというと決してそうでもなかった。民放2位は前年に続き、テレビ東京系『第51回年忘れにっぽんの歌』(午後4時~10時)で8.1%をマーク。前年比0.3ポイントの微減となったが、和田アキ子の初出演などで話題を振りまき、根強い人気を示した。2年連続放送の松重豊主演『孤独のグルメ大晦日スペシャル 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!』(10時~11時30分)は4.0%で、前年より0.6ポイント下がった。

 民放3位は、4年目のフジテレビ系『RIZIN.14』で1ランクアップ。今回はボクシング世界5階級制覇王者で50戦無敗のフロイド・メイウエザーの招へいに成功し、キックボクシングで28戦無敗の“神童”那須川天心との夢の対決が格闘技ファンの注目を集めた。視聴率は第1部(午後6時~)が5.7%、第2部(7時~)が5.0%、第3部(9時30分~)が6.9%、第4部(10時50分~11時45分)が7.5%。前年の最高は第2部(7時30分~9時30分)の6.4%で、メイウエザーVS那須川が生中継された第4部は、1.1ポイントアップとなった。

 2017年まで放送した『KYOKUGEN』のオンエアをやめ、『平成最後の大晦日SP! SASUKE&ボクシング井岡一翔世界タイトルマッチ』で勝負したTBSは、前年の民放最下位から1ランク上げて4位。第1部(午後6時~)が6.5%、世界4階級制覇を懸けた井岡の試合を放送した第2部(7時47分~)は6.9%、第3部(8時52分~)は4.2%、第4部(11時~11時55分)が4.8%。前年の『KYOKUGEN』の最高値は、第1部(6時~)と第2部(7時50分~10時15分)の5.9%で、井岡の試合で1.0ポイント上げた。とはいえ、13年の同番組では、井岡の試合で14.5%の高視聴率をマークした実績があっただけに、“井岡人気”の急落が気になるところ。

 17年は4年目の『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー2017』で民放3位だったテレビ朝日系は、人気番組『よゐこの無人島0円生活SP』を11年ぶりに大みそかにオンエアし、勝負に出たが、よもやの民放ビリ。視聴率は第1部(午後6時~)が6.7%、第2部(7時~)が6.2%、第3部(9時~)が5.0%、第4部(11時45分~深夜0時30分)が5.9%。前年の『年越しクイズサバイバー』は、『紅白』とバッティングしない第1部(午後6時~7時)が6.8%で最高だったが、今回も同様の傾向で、かつ前年より0.1ポイント落としてしまった。特番での放送を続けている『無人島0円生活』は常時2ケタをマークしており、07年大みそかには11.8%を獲得した実績があったが、今回は視聴者に響かず、大爆死となってしまった。

 総じて、昨年大みそかは、『紅白』が巻き返して数字を上げて、民放の王者だった『ガキ使』は激落。テレ東は2年連続で健闘を見せたが、ほかの3局は例年とほとんど視聴率が変わらなかっただけに、てこ入れを迫られることになりそうだ。日テレ以外の局には、せめて10%を超える番組を制作してほしいものだが……。
(文=田中七男)

低迷する『ザ!鉄腕!DASH!!』“切り札”木村拓哉投入で高視聴率取れなければOUT!

 山口達也が自らの不祥事によりTOKIOを脱退後、どうにも視聴率が振るわない『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に、ついにジャニーズの“切り札”といえる木村拓哉が助っ人出演する。

 今年1月6日は『世界の果てまでイッテQ!新春2時間SP』、同13日は『行列のできる法律相談所 さんまVS怒れる美男美女軍団3時間SP』が放送されるため、『DASH!!』次回オンエアは同20日の予定で、木村は久々の放送となる人気企画「0円食堂」にチャレンジする。

 山口が消えた『DASH!!』は、4人体制で昨年5月12日オンエア分からリスタートを切った。当初は話題性や残されたTOKIOメンバーへの同情票もあってか、同日放送回で20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークするなど、高い数字を記録していたが、世の関心も低くなった頃から視聴率が低下した。

 それは必然ともいえる現象だった。4人体制ではなかなかメンバーがそろわなかったのだ。大工仕事や肉体を駆使する作業が得意だった山口がいなくなって、そういった演出がやりづらくなってしまった。企画はマンネリで、「俺たちのDASHカレー」などの新企画もイマイチ盛り上がっていない。

 視聴率はジリジリと下がっていき、同12月2日は12.1%、9日は12.3%と、2週連続12%台まで落ち込んでしまった。16日は14.5%まで上げたが、23日は13.6%と再び下落した。

 その23日放送分は、冒頭で、「DASH島~茂サンタから聖夜のサプライズ・プレゼント~」と題して、国分太一が5分ほど出演し、城島茂からのクリスマスプレゼントを開けるシーンが流された。そして、同回のメイン企画は「聖夜のDASH海岸~東京湾でおっさんずクリスマス~」で、メンバーの出演は城島ただひとり。それを補うべく、日本テレビ・桝太一アナが助っ人で登場。平均年齢48歳のおじさんたちが東京湾で釣った魚を調理して食するという企画だったが、メンバーが城島だけではなんともさびしい限り。これで、高い視聴率をマークしようというのは、あまりにも虫がよすぎる話だ。

 そんな中、ジャニーズと日テレはまさに“切り札”といえるカードを切ってきた。なんとかテコ入れを図るべく、ついに木村が助っ人参戦する。これで数字が上がらなければ、『DASH!!』は完全にアウトだろう。そうなってしまうと、木村のブランドにも傷が付いてしまいかねない。

 視聴率的にひとつの目安となるのが、ジャニーズ人気ナンバー1グループ・嵐の二宮和也が出演し、都心で国分と共にカブトムシを探した、8月19日放送回の15.5%になりそう。ここ最近12~13%台に甘んじていることが多いだけに、これはかなりハードルが高くなるが、果たして、木村の助っ人でどこまで数字を上げられるか注目してみたい。
(文=田中七男)

有働由美子アナ、『news zero』に交際相手が“CM援助”!? 「公私混同」との批判も

 長らく結婚が取り沙汰されている有働由美子アナウンサーだが、交際相手である会社社長・A氏の業務について、一部関係者の間で「公私混同では」という声が出ているという。交際発覚から5年近く経過し、現在でも「結婚秒読み」と報じられる両者だが、果たしてこの営業行為は“セーフ”なのだろうか。

 各報道では、A氏が静岡県にある老舗設備関係会社の御曹司で、有働アナとは仕事を通じて知り合ったことや、有働アナよりも5歳年下であること、バツイチで子持ちであることなどが伝えられている。

「当時、有働アナは現役のNHK局員で、将来は理事待遇のエグゼクティブアナウンサーに上り詰めるとも言われていた。さらに、交際をスクープした『女性自身』(光文社)の直撃に、A氏は『(有働アナに迷惑が掛かるので)少し連絡を控えます』とコメント。お互いの立場に鑑みて、波風を立てないような関係を築こうとしていたようです」(週刊誌記者)

 しかしその後も交際は順調に続いており、有働アナは昨年3月にNHKを退職。フリーに転身し、現在は『news zero』(日本テレビ系)でメインキャスターを張っている。

「すでに両親にもA氏を紹介済みという情報もあり、今度こそ結婚待ったなしと言われるように。有働アナは2018年の『好きなアナウンサーランキング』(オリコン)でトップも獲得しており、まさに公私とも順調ですが、唯一の心配事は、肝心の『news zero』の視聴率が伸び悩んでいることくらいでしょう」(同)

 有働アナの電撃就任により、より高視聴率が見込まれるはずだった『news zero』だが、出だしこそ10%を超えたものの、その後一時的に4%台にまで急落。現在も2桁に届くほうが珍しく、12月は6~7%程度の水準になっている。A氏にとってもこの点は見逃せないのか、この年末になって局関係者から、こんな話が聞こえてくるようになったという。

「A氏サイドから、自身の会社の企業CMを、『news zero』の放送中に流したいという要望が入っているんです。放送は静岡限定になりますが、低視聴率に苦しむ『news zero』への間接的な金銭援助に見えてしまうだけに、『公私混同では』という声も出ています。とはいえ好感度が高い有働アナだけに、特に問題にはならないのかもしれませんが」(広告代理店関係者)

 19年の『news zero』は、静岡限定ながら有働アナの“間接的公然支援”が放送されるかも知れない。

米倉涼子、3年連続民放連ドラのトップはならず……日テレは壊滅状態! 「2018年連ドラ平均視聴率ランキング」

 年をまたぐ一部のドラマを除き、2018年のすべての連続ドラマが終了した。そこで、この1年にオンエアされた連ドラをランキング形式で振り返ってみたい。対象は年内に最終回を迎え、10%以上の視聴率を獲得した作品のみ(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。

 NHKの連続ドラマ小説、大河ドラマを含め、全局の連ドラで堂々のトップに立ったのは、朝ドラ『半分、青い。』(永野芽郁主演)で21.1%を獲得。ヒロインの永野は高校を卒業したばかりで、撮影当時、まだ18歳の若さでありながら抜群の演技力で視聴者をクギ付けにした。その相手役を務めた佐藤健も好アシストで、高視聴率に導いた。

 2位は『わろてんか』(葵わかな主演)の20.1%で、16年以来、2年ぶりに朝ドラでワンツーフィニッシュとなった。しかし、その後の葵は『ブラックペアン』(TBS系)でヒロインに起用されたものの、イマイチ存在感を示せなかった。それだけに、来年の巻き返しに期待したい。

 民放トップで総合3位になったのは、嵐・松本潤主演『99.9ー刑事専門弁護士-SEASONII』(TBS系)。松本と香川照之のコンビネーションも依然絶妙で、17.6%をマーク。16年4月期のシーズン1(17.2%)の視聴率を超えたのは大いに評価されるところで、シーズン3のオンエアが待望視される。

 米倉涼子が主演した新ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)は15.7%で4位。米倉は『ドクターX~外科医・大門未知子~』で、16年は民放トップ、昨年は全ドラマでトップに立っていたが、3年連続民放首位はならず。『99.9』に大差をつけられてしまったが、新作できっちり結果を出すあたりはさすが。来年10月期のテレ朝「木9」枠は、すでに米倉枠で内定しているとされるが、『ドクターX』が復活するのか、『リーガルV』続編なのか、はたまた新ドラマとなるのか、注目される。

 2クールに渡って放送されるテレ朝の鉄板ドラマ『相棒season16』(水谷豊主演)は、前シーズンと同率の15.2%で5位タイ。“相棒”が4代目の反町隆史に代わってから視聴率は落ちたが、15%をキープしているのはさすがだ。

 木村拓哉主演『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)は15.2%で『相棒』と並んだ。今や、すっかりオジサンと化した木村に体を張ったドラマは、かなり厳しいと思われた。それでも、昨年主演した『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)の14.6%を上回ったのは、評価していいだろう。

 嵐・二宮和也の4年ぶりの連ドラ主演作『ブラックペアン』(TBS系)は14.3%をマークして7位。同じ嵐のメンバーである松本が主演した『99.9』と同じ「日曜劇場」枠とあって、視聴率を比較されることも多かった。数字的には松本の圧勝となったが、ダークヒーローを演じきった二宮の演技は高評価を得たようだ。

 綾瀬はるかが主演した『義母と娘のブルース』(TBS系)は14.2%を挙げて8位。一時は主演ドラマが不振に陥ったが、昨年主演した『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)も12.7%をマーク。民放ドラマで、2作連続の好結果を残したことで、“視聴率を取れる女優”として復活したといえそうだ。

 昨年3月に逝去した、故・渡瀬恒彦さんが主演していた『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)を後継した『特捜9』(V6・井ノ原快彦主演)は、『9係』を超える支持を得て、14.0%をマークし、堂々の9位にランクイン。『9係』時代からの根強いファンが支えているだけに、シーズン2が放送されても、高視聴率を取るのは間違いないだろう。

 3年ぶりに続編放送となった『下町ロケット』(TBS系)は10位に入ったが、平均視聴率は18.5%→13.6%と大幅ダウン。最終回で自己最高の16.6%を記録して有終の美を飾ったのは救いだが、仮にシーズン3のオンエアがあるとしたら、脚本や演出、キャストなどを見直す必要がありそうだ。

 11位以下を見ると、例年通り、『科捜研の女』『遺留捜査』など、テレ朝のシリーズモノががぜん強さを発揮し、着実に2ケタ超えを記録。これは来年も変わらないだろう。

 近年、視聴率低迷が続くフジテレビでは、山崎賢人主演『グッド・ドクター』が下馬評の低さを覆して、よもやの11.2%をマークしてトップ。織田裕二主演『SUITS/スーツ』、沢村一樹主演『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』も共に10%超えを果たした。2ケタに乗せた連ドラは3作で、依然低調なのは確かだが、来年に向け好材料となった。

 逆にお先真っ暗なのが、視聴率3冠王の日本テレビだ。今年の最高は、賀来賢人主演『今日から俺は!』の9.9%(24位)で、オール1ケタで壊滅状態。昨年は3作が2ケタに乗せていただけに、ドラマ部門が不振を極めた。しかも、石原さとみ、新垣結衣、波瑠、広瀬すず、吉高由里子といった人気女優たちを主演に起用したドラマでも、1ケタに終わらせてしまった責任は重い。来年は巻き返しを図らないと、「バラエティーだけの日テレ」といわれかねない。
(文=田中七男)

<2018年連続ドラマ平均視聴率ランキング>

※2018年中に放送を終えたドラマのみが対象
1位 『半分、青い。』 (NHK総合) 21.1%
2位 『わろてんか』 (同) 20.1%
3位 『99.9ー刑事専門弁護士-SEASONII』 (TBS系) 17.6%
4位 『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』 (テレビ朝日系) 15.7%
5位 『相棒season16』 (同) 15.2%
5位 『BG~身辺警護人~』 (同) 15.2%
7位 『ブラックペアン』 (TBS系) 14.3%
8位 『義母と娘のブルース』 (同) 14.2%
9位 『特捜9』 (テレビ朝日系) 14.0%
10位 『下町ロケット』シーズン2 (TBS系) 13.6%
11位 『未解決の女 警視庁文書捜査官』 (テレビ朝日系) 13.0%
12位 『警視庁・捜査一課長』シーズン3 (同) 12.8%
13位 『科捜研の女17』 (同) 12.7%
13位 『西郷どん』 (NHK総合) 12.7%
15位 『科捜研の女18』 (テレビ朝日系) 12.5%
16位 『刑事7人』シーズン4 (同) 11.8%
16位 『遺留捜査』シーズン5 (同) 11.8%
18位 『グッド・ドクター』 (フジテレビ系) 11.2%
19位 『アンナチュラル』 (TBS系) 11.1%
20位 『SUITS/スーツ』 (フジテレビ系) 10.8%
21位 『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』 (同) 10.6%
22位 『ハゲタカ』 (テレビ朝日系) 10.4%
23位 『大恋愛~僕を忘れる君と』 (TBS系) 10.1%