最終話は15.4%! 菅田将暉主演『3年A組』はなぜ支持されたのか?

 昨日(3月10日)、『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の最終話が放送された。

 多くの視聴者の予想通り、柊一颯(菅田将暉)が起こした今回の騒動はSNSに警鐘を鳴らすことが目的だった。

澪奈のさくらへの別れが手紙だった理由

 景山澪奈(上白石萌歌)が自殺した日、茅野さくら(永野芽郁)はビルの屋上で澪奈と会っていた。さくらはクラスでいじめを受ける澪奈を見て見ぬふりし、皆と同じように無視したことを謝罪した。

 ちょうどそのとき携帯が鳴り、さくらは会話を中断。そして、スマホを手に取った。すると、澪奈の耳にだけ「ドーピングの景山澪奈だ」「悲劇のヒロイン気取ってんじゃねえよ」という声が届く。

「やめて……。なんでそんなこと言うの!? なんで私を責めるの!?」(澪奈)

 スマホに文字を打ち込むさくらを見て、様子がおかしくなる澪奈。さくらが味方だとはわかっている。なのに、さくらが敵に見えてしまう。SNSで誹謗中傷にさらされ、澪奈の身には幻覚や幻聴が起こるようになっていた。

「ダメなの。皆が敵に見えて、そんな風に思う自分が嫌で、たまらなく嫌で。だからもう、無理なんだ」(澪奈)

 澪奈は屋上から飛び降り、自らの命を絶った。

 第1話で「もう二度と話しかけないで。さくらとは友達になれない」と、澪奈から手紙をもらったことをさくらは明かした。それを聞いた柊は「なんで手紙だったんだろうな?」と質問した。もう、澪奈はメールも打てないくらいに追い詰められていたのだ。

 SNSで標的にされ、澪奈のように心の病気になった人は現実でも大勢いるはずだ。

 郡司(椎名桔平)を人質に取り、校舎の屋上に上がった柊は、「すべての真相をお話する」とSNSでライブ中継を行った。

 まず、澪奈が亡くなった当日にビルから柊が出てきた映像について。これは相良孝彦(矢島健一)協力のもとに柊が製作したフェイク動画だった。その事実を知り、「俺たちをコケにしたってことかぁぁぁ!」「ワレ、何がしたいんじゃボケッ!」と怒りの書き込みがSNSで相次いだ。

「ハハハッ! 混乱してるねぇ! なのに、けなすことは忘れない。これだよ、これ! これが、俺が立てこもった最大の理由だよ」(柊)

 フェイク動画を使い状況を二転三転させ、いかに不確かな情報に踊らされているかをネット民に自覚させる。これが柊の狙いだ。柊を凶悪犯扱いし、その後にヒーロー扱いし、武智大和(田辺誠一)に矛先を変え、再び柊を糾弾。確かに彼らは信憑性のない情報を元にたびたび態度を翻し、その都度、罵詈雑言を浴びせていた。

「これを娯楽としか思っていないあんたに言ってんだよ! おい! そこの!! 周りに流されて意見を合わせることしかできない、お前に言ってんだよ!」(柊)

 マインドボイスに向き合う柊の視線が、視聴者の視線と合っている。「お前らに言ってんだ!」と叫ぶ柊。彼は、ドラマを見る我々に直接伝えようとしている。明らかに、私たちに向けての言葉だった。

「お前ら、景山の何を知ってたんだよ? 何にも知らねえだろ! 会ったことねえだろ、話したこともねえだろ! 大して知りもしないのに、なんであんなに叩けるんだよ? 『ウザイ』『キモい』『死ね』、よくもまぁそんなゲスなワードがポンポン出てくるもんだわ、恥ずかしい……。それだよ、それ! そのお前の自覚のない悪意が、景山澪奈を殺したんだよ!」

「自分の親や、友だちに面と向かって言えない言葉を、見ず知らずの他人にぶつけんなよ。お前のストレスの発散で他人の心をえぐるなよ」

「右にならって吐いた何気ない一言が、相手を深く傷つけるかもしれない。独りよがりに、偏った正義感が束になることでいとも簡単に人の命を奪えるかもしれないってことを、そこにいる君に! これを見ているあなたに! 一人一人の胸に刻んでほしいんだよ。他人に同調するより、他人を貶すより、まずは自分を律して、磨いて作っていくことが大切なんじゃないのか?」

 こんなに熱弁を振るったとしても、ネット(私たち)はきっと変わらない。このメッセージを受け止め「感動した」と言っている人も、きっと数日後には忘れてしまう。いじめがなくならないのと同じようにゼロ。それが現実だ。3周忌の際、柊の遺影にさくらが語りかけた「あの事件で世の中が大きく変わったなんてことは全然ない」という言葉はリアルだった。

 ドラマはある1人のネットユーザーへフォーカスする。柊のライブ中継開始を待機し「叩く準備はできたぞ、ばっちこーい!」と書き込んだ青年である。数年後、彼は「お前なんか死ねばいいのに」と書き込む寸前に思いとどまり、打ち込んだ文字をdeleteした。

 きっと、ネットは変わらない。でも、誰か1人でも考える機会になればいい。この青年のように。それが制作陣の思いではないだろうか。

 はっきり言ってこのドラマ、細部が雑だった。ストーリーに整合性が取れていない箇所があるし、未回収の伏線も多い(元大臣・牧原の存在、朝の体操が派手な理由、教師時代の郡司の教え子のこと、澪奈の絵画について等)。恐らく、あまり先のことを考えず脚本を作り、熱さのみで突っ走った結果だろう。

 でも、「一時の感情で不用意な行動を起こすな」「自覚なき悪意を見ず知らずの他人にぶつけるな」という真芯だけは、全話通じてぶれていない。

 ネットでは「中高生など若者向けのドラマ」「大人には響かないけど子どもに響けばいい」という視聴者の声が散見された。果たしてそうだろうか? 柊のメッセージを理解していない大人は大勢いる。それどころか、SNSで汚い言葉を発するのはどちらかと言えば大人のほうだ。武智はネットを悪用する大人の象徴のような存在だった。「若者ばかりに向けたメッセージではない」という制作陣の意図を察することができるのだ。

 ライブ配信終了後に柊は屋上から飛び降り(死ぬつもりはなかったが)、寸前で生徒たちに助けられた。

「死ぬのは……怖いな」(柊)

 死を怖がるよりも、ネットの罵詈雑言に耐えられず命を絶った澪奈。彼女のような存在を生み出してはならない。だから、私たちはLet’s Think!しなければならない。

 正直、「ほかに黒幕がいる?」「最終話にどんでん返しがある?」等の予想もしていた。いや。ドラマが発するメッセージは、最後まで愚直なほどにどストレートだったのだ。

(文=寺西ジャジューカ)

『3年A組』菅田将暉の最終目標はやはりSNS? 永野芽郁の告白の真意とは? 伏線を徹底検証!

 3月3日放送『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の第9話。正直、今回はほとんど進展がなかった。端的に言えば、まだ回収していない伏線をなぞった程度。

 そこで、本稿では残された未解決箇所で特に気になるものを振り返っていこうと思う。

武智の惨状が暗示する、澪奈の死の真相

 まず気になるのは、景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相だ。あのとき、澪奈はどういう状態だったのか。

 柊一颯(菅田将暉)は、騒動を起こした目的の1つとして「武智大和(田辺誠一)に犯した過ちを気づかせ、澪奈が味わった苦痛を追体験させること」を挙げた。ビルから出てくるフェイク動画が拡散されて以降、武智の様子は明らかにおかしい。視界は歪み、幻覚と幻聴が彼を襲っている。ネットで袋叩きに遭ったせいで猜疑心にさいなまれ、世の中すべてが敵に見えてしまっている。

 追体験ということは、澪奈もこんな状況に陥っていたのかもしれない。生前の彼女が発した言葉「私はもう私じゃない」は、レッテルを貼られ、本来とは違う自分(ドーピング疑惑など)がネット上で作り上げられたことに対する嘆きだった気がする。

 そんな彼女が茅野さくら(永野芽郁)にビルへ呼び出され、そこで何かが起こった。武智の身に起こっている視界の歪みは、澪奈が死んだ原因の大きなヒントになっているはずだ。

さくらの告白は自責の念から?

 今回、さくらは意を決して「私が澪奈を殺した」とクラスメートに打ち明けた。 

 第9話のオープニングでは、舞台は数年後の3月9日へ移り、3年A組の生徒たちが亡き柊の三回忌に再び教室へと集まっていた。さくらも出席している。よって、さくらが真犯人ではないことは明らかだ。しかも、「俺の授業」で柊は“本当の犯人”の名を生徒たちに明かしている(放送上は伏せられた)。つまり、さくらの告白は自責の念にかられたフライング発言の可能性が高い。

 柊は逢沢博己(萩原利久)に協力を仰いだ際、「(計画の実行は)茅野のためでもある」と言っていた。この発言から、さくらの抱える“罪の意識”を払拭する狙いが柊にあったと考えられる。

 そもそも、初回でさくらが「私のせいで澪奈は命を絶った」と言った際、柊ははっきりと「お前のせいじゃない」と否定していた。さくらのせいじゃないのだ。

 なぜ、さくらは自責の念にかられたのか?

 澪奈は「強い」と言われることを極度に嫌がっていた。水泳のオリンピック代表を有望視されていた澪奈。プレッシャーの強い日々だ。そんな彼女がさくらと出会い、喜んだ。

「私、本当の友だちができたかもしれない」と。

 しかし、さくらも他の者と同じように澪奈を特別扱いし、崇めた。

「澪奈は、天上天下唯我独尊、『私は私、文句ある?』、タフネスの代名詞じゃん。澪奈は最強だもん」(さくら)

 この言葉を聞き、澪奈は表情を曇らせた。

「さくらが、私は強いって……。たぶん、さくらに一番言われたくなかった言葉。私は強くなんかないから」(澪奈)

 結局、初回でさくらが言った「私は澪奈を被写体としてしか見てなかった」という後悔に集約されるのだ。弱さを見せてもいい“本当の友だち”と思っていたのに、やっぱりさくらも澪奈を偶像崇拝した。澪奈の悲しみに気づいたさくらが「澪奈を追い詰めたのは私」と悔やみ、その感情から「私が澪奈を殺した」と口にしてしまった気がする。

■柊の最終目標はSNSか?

 この仮説に則ったとすると、柊の最終目標はやはりネット民、SNSではないだろうか。他者の投稿で“自分じゃない自分”が独り歩きし、拡散される場でもあるからだ。そうなると、武智をターゲットにしたことが一層腑に落ちる。ネットでの蛮行がブーメランとして襲ってきてからでは、気づいたとしてももう遅い。武智の惨状は、それをわかりやすく表している。

 つまり、このドラマが言っていることは毎回同じだ。不確かな情報に踊らされず、本質を見極めろ。浅はかで愚かな投稿は人を傷つけ、死に追いやることさえある。悪意にまみれたナイフは本人だけでなく家族や友人を巻き込み、食い尽くす。

 現在、『3年A組』が映画化されるというネットニュースが流布されている。最終話で謎が解き明かされず、真のエンディングは劇場に持ち越されるという内容だ。

 この情報そのものが、「ネットに踊らされるな」「本質を見極めろ」というドラマからのメッセージにさえ思えてきた。まさに、ドラマを見てきた視聴者に向けてのLet’s Think!というところか。

(文=寺西ジャジューカ)

絶好調『ポツンと一軒家』に弱点? 『イッテQ!』『DASH!!』敗北も日テレ“問題ない”ワケ

 2月24日放送の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が関東地区の視聴率で、長らく頂点に君臨してきた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を0.1ポイント上回ったことがニュースになった。

 昨年11月には、『ポツンと一軒家』2時間半SPが『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)に0.8ポイント差をつけて勝利。レギュラー化初回の特番では14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし話題を集めたが、その後もオンエアごとに数字を伸ばし続け、6回目で番組最高視聴率となる15.4%を記録し、『DASH』を抜き去ったのだ。それから3カ月、ついに『イッテQ!』にも勝利。

 日曜午後8時の『イッテQ!』は高視聴率を誇り、その裏番組は、かつて不毛地帯と呼ばれるほどに各局大苦戦していた。古舘伊知郎が『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板後、初めて務めたレギュラー番組『フルタチさん』(フジテレビ系)は大惨敗を喫し、1年足らずで打ち切り。さかのぼれば、ロンドンブーツ1号2号・田村淳が、FUJIWARA、有吉弘行、おぎやはぎらとともに殴り込んだ『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)も2年で終了したこともあった。

 そんな、『イッテQ』が難攻不落の牙城を築いていた枠で、伏兵とも思えるテレビ朝日の番組が勝利したことは歴史的な快挙ともいえる。ただ、翌週の3月3日放送回は、『一軒家』が15.9%に対して『イッテQ』が18.8%と再び上回っている。

 今後も接戦が続くとみられるが、日テレ関係者はこの状況をどう受け止めているのだろうか? まずは2番組の内容についてだが……。

「『イッテQ』は笑える番組ですが、その“波状攻撃”がしつこくて疲れるときがある。そんなとき、『一軒家』の抑制のきいた作りはホッとしますよね。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の数字が落ち込む中、この2番組は今後も伸びていくと思います」

 『一軒家』が『イッテQ』を打ち破ったことについては、「脅威ではあるが、そこまでショックではない」という。

「それぞれ視聴者の属性が違うので問題ないでしょう。『一軒家』の“お客さん”は高齢者、対して『イッテQ』は20~30代、もしくは40代と、物を買ってくれる方々がメイン。民放はCMで成り立っていますから、そのターゲットに訴求できている『イッテQ』は、これまでと変わらず、ブレずに作ればとよいと思います。ただし危険なロケも多くあり、そこは十分考慮して作らないと。タレントに重傷を負わせたら一発で番組が終わりますから要注意ですね」

 では、日テレ側から見た『一軒家』の弱点はどこにあるのだろうか?

「3月3日の放送では、捜索していた一軒家が空き家だったので、周辺住民の方に『このへんでポツンと一軒家ありませんか?』と聞いていました。結局、目的の家は空き家というわけではなかったので難を逃れましたが、時には留守中ということも多い。ロケの段取りミスといった“失敗”を笑える『イッテQ』に比べて、こうした真面目なロケは何かしら“成果”がないと視聴者が離れていく。それに、次第に『山奥』の定義もあいまいになっていきそうです」(日テレ関係者)

 いずれにしても、日テレの圧勝を伝えるニュースが多い中、こうして裏番組同士でしのぎを削る状況は、テレビ界にとって好ましいことに違いない。
(村上春虎)

絶好調『ポツンと一軒家』に弱点? 『イッテQ!』『DASH!!』敗北も日テレ“問題ない”ワケ

 2月24日放送の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が関東地区の視聴率で、長らく頂点に君臨してきた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を0.1ポイント上回ったことがニュースになった。

 昨年11月には、『ポツンと一軒家』2時間半SPが『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)に0.8ポイント差をつけて勝利。レギュラー化初回の特番では14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし話題を集めたが、その後もオンエアごとに数字を伸ばし続け、6回目で番組最高視聴率となる15.4%を記録し、『DASH』を抜き去ったのだ。それから3カ月、ついに『イッテQ!』にも勝利。

 日曜午後8時の『イッテQ!』は高視聴率を誇り、その裏番組は、かつて不毛地帯と呼ばれるほどに各局大苦戦していた。古舘伊知郎が『報道ステーション』(テレビ朝日系)を降板後、初めて務めたレギュラー番組『フルタチさん』(フジテレビ系)は大惨敗を喫し、1年足らずで打ち切り。さかのぼれば、ロンドンブーツ1号2号・田村淳が、FUJIWARA、有吉弘行、おぎやはぎらとともに殴り込んだ『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)も2年で終了したこともあった。

 そんな、『イッテQ』が難攻不落の牙城を築いていた枠で、伏兵とも思えるテレビ朝日の番組が勝利したことは歴史的な快挙ともいえる。ただ、翌週の3月3日放送回は、『一軒家』が15.9%に対して『イッテQ』が18.8%と再び上回っている。

 今後も接戦が続くとみられるが、日テレ関係者はこの状況をどう受け止めているのだろうか? まずは2番組の内容についてだが……。

「『イッテQ』は笑える番組ですが、その“波状攻撃”がしつこくて疲れるときがある。そんなとき、『一軒家』の抑制のきいた作りはホッとしますよね。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の数字が落ち込む中、この2番組は今後も伸びていくと思います」

 『一軒家』が『イッテQ』を打ち破ったことについては、「脅威ではあるが、そこまでショックではない」という。

「それぞれ視聴者の属性が違うので問題ないでしょう。『一軒家』の“お客さん”は高齢者、対して『イッテQ』は20~30代、もしくは40代と、物を買ってくれる方々がメイン。民放はCMで成り立っていますから、そのターゲットに訴求できている『イッテQ』は、これまでと変わらず、ブレずに作ればとよいと思います。ただし危険なロケも多くあり、そこは十分考慮して作らないと。タレントに重傷を負わせたら一発で番組が終わりますから要注意ですね」

 では、日テレ側から見た『一軒家』の弱点はどこにあるのだろうか?

「3月3日の放送では、捜索していた一軒家が空き家だったので、周辺住民の方に『このへんでポツンと一軒家ありませんか?』と聞いていました。結局、目的の家は空き家というわけではなかったので難を逃れましたが、時には留守中ということも多い。ロケの段取りミスといった“失敗”を笑える『イッテQ』に比べて、こうした真面目なロケは何かしら“成果”がないと視聴者が離れていく。それに、次第に『山奥』の定義もあいまいになっていきそうです」(日テレ関係者)

 いずれにしても、日テレの圧勝を伝えるニュースが多い中、こうして裏番組同士でしのぎを削る状況は、テレビ界にとって好ましいことに違いない。
(村上春虎)

速水もこみち『ZIP!』卒業も問題ナシ!? 料理仕事が「バカ売れ」でガッポリ稼ぎまくり!

 タレントの速水もこみちが、朝の情報チャンネル『ZIP!』(日本テレビ系)を3月いっぱいで卒業することが、番組放送中に発表された。

 速水といえば、小学生のときから料理に親しみ、2011年『ZIP!』が始まった際にスタートした料理コーナー「MOCO’Sキッチン」が大人気となった。これまで作ったレシピは2,000品に迫り、その腕前はプロ級といわれ、料理に頻繁にオリーブオイルを使用するオシャレなクッキングスタイルが話題を呼んだ。

 ネット上では「もこみち卒業、寂しすぎる」「終わっちゃうの悲しい」「また戻ってきて」といった声が書き込まれた。

「俳優としては長身でイケメンすぎる濃い顔立ちと拙い演技力が災いして伸び悩みましたが、料理で主婦のハートをがっちりつかみました。これまでに出版した『MOCO’Sキッチン LOVE PIZZA & BREAD』『MOCO’Sキッチン LOVE GOHAN』(すべて日テレBOOKS)などといったレシピ本がバカ売れしており、印税の収入で潤っています。さらに高機能と謳う速水プロデュースの鍋、包丁、まな板、フライパン等のキッチン用品も売れに売れています。ワイン関連のイベントや野菜果物の販促イベントなどにも頻繁にゲストとして顔を出し、料理通信講座までも開講。食品関連収入でガッポリともうけていますよ」(芸能関係者)

 芸能人にも速水のファンは多いという。

「レシピ本を参考に料理をしているママタレントはたくさんいますよ。速水と同じ所属事務所の女優は、誕生日のお祝いに速水から直接レシピ本をプレゼントされ、大喜びで台所に立つようになったといいます」(同)

 カッコイイだけでなく、料理もできるとなれば世の女性がメロメロになってしまうのも仕方がないのかもしれない。

『家売るオンナの逆襲』北川景子の美貌を引き立たせるための演出が残酷? 松田翔太の謎の“逆恨み”でクライマックスへ突入

 北川景子が不動産業界を舞台にスーパー営業ウーマンを演じるドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)の第9話が6日に放送され、平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回と同じ数字になりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、三軒家万智(北川)が担当することになったのは、高齢の母・静江(松金よね子)のために家の購入を考える独身女性の馬場礼子(酒井若菜)。しかし、静江は長年住むアパートの近所づきあいを大切にし、引っ越しを望んでいないのです。

 一方、万智の部下の庭野聖司(工藤阿須加)は、設計デザイナーの真壁(入江甚儀)のデビュー作という築45年の古家をフルリノベーションした家を売るべく奔走。しかし、お風呂の壁がスケルトン仕様など、妙にこだわりの強い内装のためまったく売れる気配がありません。

 その2人とは対照的に、フリーランスの不動産屋・留守堂謙治(松田翔太)へのボーイズラブ的な想いを断ち切った足立聡(千葉雄大)は、営業成績をガンガン伸ばしていきます。出産間近の新垣夫妻を担当することになり、ちょうど留守堂が、夫と離婚予定の迫田のぞみ(小野真弓)から新築物件の売却を依頼されていることを知ったため、新垣夫妻にその家を紹介する手筈を整えます。

 しかし内見当日、のぞみの夫・祐樹(永野宗典)がタイミング悪く帰宅。ヨリを戻したいと懇願したため、のぞみが離婚予定だということを新垣夫妻が知ってしまい、「縁起が悪い」との理由で購入を見送ってしまうのでした。

 一方、古家を売れずに悩む庭野に対し、万智が代わりに売ると宣言。ところが、床を全面畳にするリノベーションをすると言い出したため、デビュー作を売りたいと意気込む真壁の気持ちを知る庭野は困惑してしまいます。

 そんな庭野に対し、「友情ごっこで家は売れない」と諭した万智は、再びリノベーションした家を馬場母娘に紹介。実はその古家は、静江が住むアパートのすぐ近くにあり、ご近所との関係性も継続できるとあって、売却に成功するのでした。

 その一方で足立は、近所に子持ち家庭が多いという環境が、共働きの迫田夫妻にとって精神的なストレスになっているのではないかと臆測。ヨリを戻した2人に対し、住み替えをするよう提案します。そして当初の予定通り、その家に新垣夫妻が住むことになり、一件落着となったのでした。

 足立が営業マンとして完全復活したのに対し、留守堂はというと、小学生の時から憧れを抱く万智への想いと、その夫・屋代大(仲村トオル)への嫉妬心に悩まされスランプ状態。母校の小学校へ万智を呼び寄せ、自分の気持ちを打ち明けようとします。

 ところが、“小学校の時にプールで溺れ、人工呼吸してもらったことで好きになった”という留守堂の話を、万智は勘違いだと指摘。実際に留守堂を助けたのはヤマダカズコという女性だというのです。

 そして、そのカズコがその場に現れたことで、長年の勘違いと彼女の容姿(?)にショックを受けて失神してしまう留守堂。目が覚めた時、万智への怒りの念が湧き起こったところで終了となりました。

 今回は、日本社会に蔓延する“こうあるべき”という見えない鎖に縛られ、身動きがとれなくなってしまった人々を描いた回となりました。馬場母娘には、『子どもは親孝行すべき』という義務、迫田夫妻には、『夫婦は子どもをつくるべき』という重圧です。

 正確にいえば馬場母娘に関しては、礼子は感謝の気持ちから母親との同居を望んでいるものの、静江の方が娘の押しつけがましさを感じてしまっている、といった感じでした。本人が引っ越しを望まないのであれば放っておけばいいのでは? とも思いましたが、そこはスーパー営業ウーマンの万智。アパートからすぐ近くの物件を紹介しただけでなく、“内装は顧客ありき”であることを庭野と真壁に伝えることにも成功し、見事な手腕を発揮しました。

 万智が“家売る至上主義者”なのに対し、足立は顧客の幸せを考えてベストな選択肢を提案するのがモットー。これまでは留守堂への恋に悩み、営業成績が落ちてしまっていましたが、今回は完全復活を果たし、今シーズン最も魅力的な回となったのではないでしょうか。

 その一方、万智への恋に悩み、存在感が薄くなってしまったのが留守堂。ヤマダカズコと自分とを勘違いしていた、というのはもしかしたら、万智が留守堂を傷つけないために用意した嘘だったのかもしれません。いずれにしても、カズコの姿を見た瞬間にショックで卒倒してしまうという演出は、失礼きわまりないと感じました。北川景子の美貌を引き立たせるためか、カズコ役の女性にわざわざブスメイクを施していたのも残酷な演出だったと思います。

 また、留守堂はなぜか万智に対し逆恨みをするのですが、その心のメカニズムが今ひとつよくわかりません。恐らく、次回が最終回ということで、何が何でも万智と対立させる展開にしたかったのでしょう。今までのおとぼけっぷりを見る限り、留守堂に敵役は難しいような気がしますが、とりあえず来週の放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

川島海荷が『ZIP!』降板……払拭できなかった“2つの負のイメージ”

 1日、速水もこみち、鈴木杏樹らとともに、川島海荷の3月いっぱいでの『ZIP!』(日本テレビ系)卒業が発表された。

 ファンからは「寂しいです」とのコメントが寄せられる一方で、やはり“あの疑惑”に対する批判も、またぞろ飛び交ったようだ。

「川島は2017年にテレビ関係者の男性との“手つなぎ不倫デート”を写真誌に報じられ、本人が否定するも『言い訳がましい』と主婦層の反感を買っていました。そのため、『まだいたんだ』『いつ辞めるのかと思っていたからよかった』との嫌みなコメントも聞かれます」(芸能ライター)

 もともと川島は事務所社長のお気に入りで、“ポスト新垣結衣”と期待されていた。しかし、NHK朝ドラ『あまちゃん』のオーディションに落選。同じ事務所の能年玲奈(当時)に主演を奪われ、スターダムにのし上がるチャンスを逃すと、以降は女優として伸び悩んでいる。

 そんな川島には、もうひとつの負のイメージがつきまとう。週刊誌記者が明かす。

「漫画家・西原理恵子が、恋人である高須クリニック・高須克弥院長に女優をあてがおうとする芸能事務所の社長がいたことを作品中で暴露したことがあったが、その顔の特徴が川島の事務所社長にそっくりだった。さらに、マツコ・デラックスが以前、番組で枕営業の話題になった際、『名前が荷物みたいな子のウワサはよく聞く』と言っていたことから、多くの人が川島をイメージ。彼女の名前を検索すると、予測変換で『枕』と出てしまうほどです」

 朝の番組を卒業したのを機に、不倫艶技ができる妖艶な女優に成長してもらいたい!?

中居正広の新番組は1クール? 日テレ内で連日緊急会議も「なぜ打ち切り?」の声

「なぜ打ち切らないといけないのか、わからない」と、日本テレビ関係者は首をかしげるばかりだ。

 2月25日、日本テレビは中居正広がメインMCを務めている『ナカイの窓』を3月いっぱいで終了することを発表。4月より放送枠を金曜の同時間帯に移し、新たに中居がMCを務める番組をスタートさせるという。

 中居は現在5本のレギュラー番組を抱えているが、『ナカイの窓』のほかにも『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)も終了が決定。こちらも放送枠を移し、中居がMCを務めるワイドショーが予定されているとも伝えられている。

「不可解なのは、両番組とも打ち切りになるほど視聴率が悪いわけではなく、むしろ良い部類に入る。編成サイドからの理由説明もないため、スタッフはモヤモヤした状況のようです。ともあれ、ジャニーズ独立が注目されていた中居の残留がこれで決まったと、不透明感が払しょくされたことに安堵するスタッフも多い」(テレビ関係者)

 しかし、ここにきて日テレ内では、中居の新番組の件で、なぜか緊急会議が頻発しているという。

「ジャニーズ側の態度がどうにもおかしいんだそうです。SMAPメンバーは6月には残留か退社かの意思表示するのが“ルール”なのですが、事務所サイドが中居の残留に自信が持てないのが、その理由だとか。となると、新番組をスタートさせたものの1クールで終了となってしまう可能性があるということ。中居の番組だからこそスポンサーを確保できているわけですから、日テレとしてはスポンサーとの大トラブルとなりかねない。上層部はもしもの事態に頭を悩ませているようです」(同)

 中居が独立を選択した際には、日テレ、テレ朝とジャニーズの間に大きなしこりを残しそうだ。

中居正広の新番組は1クール? 日テレ内で連日緊急会議も「なぜ打ち切り?」の声

「なぜ打ち切らないといけないのか、わからない」と、日本テレビ関係者は首をかしげるばかりだ。

 2月25日、日本テレビは中居正広がメインMCを務めている『ナカイの窓』を3月いっぱいで終了することを発表。4月より放送枠を金曜の同時間帯に移し、新たに中居がMCを務める番組をスタートさせるという。

 中居は現在5本のレギュラー番組を抱えているが、『ナカイの窓』のほかにも『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)も終了が決定。こちらも放送枠を移し、中居がMCを務めるワイドショーが予定されているとも伝えられている。

「不可解なのは、両番組とも打ち切りになるほど視聴率が悪いわけではなく、むしろ良い部類に入る。編成サイドからの理由説明もないため、スタッフはモヤモヤした状況のようです。ともあれ、ジャニーズ独立が注目されていた中居の残留がこれで決まったと、不透明感が払しょくされたことに安堵するスタッフも多い」(テレビ関係者)

 しかし、ここにきて日テレ内では、中居の新番組の件で、なぜか緊急会議が頻発しているという。

「ジャニーズ側の態度がどうにもおかしいんだそうです。SMAPメンバーは6月には残留か退社かの意思表示するのが“ルール”なのですが、事務所サイドが中居の残留に自信が持てないのが、その理由だとか。となると、新番組をスタートさせたものの1クールで終了となってしまう可能性があるということ。中居の番組だからこそスポンサーを確保できているわけですから、日テレとしてはスポンサーとの大トラブルとなりかねない。上層部はもしもの事態に頭を悩ませているようです」(同)

 中居が独立を選択した際には、日テレ、テレ朝とジャニーズの間に大きなしこりを残しそうだ。

ベッキー『行列』高視聴率も『イッテQ』復帰は無理? 内村光良が「絶対NO!」のワケ

 本人は結婚をみそぎとしたかっただろうが、視聴者、そして“あの人”は許さなかったようだ。

 人気ロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音と“ゲス不倫騒動”を起こしたことで、メディアへの露出が激減していたベッキーだが、2月13日にプロ野球・巨人の片岡治大2軍コーチとの結婚を発表。その直前の10日には、かつて出演していた『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に登場し、視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した。

「ベッキーは不倫報道前に出演していた『世界の果てまでイッテQ!』(同)への返り咲きを熱望しており、『行列』の数字を受け、日テレ内では“そろそろゴールデン帯に出してみるか”との空気が流れていました。ところが『行列』放送後、局には『不倫したベッキーをなぜ出演させるのか!』という苦情が数百件レベルで来たという報告を受け一転、『まだ早い』という判断になったようですね」(テレビ関係者)

 視聴者からの抗議の件を聞いて青ざめたのが、『イッテQ!』MCの内村光良だという。

「内村は『不倫』というワードに敏感に反応。2年連続で『NHK紅白歌合戦』の総合司会を務めた彼は、今や国民的司会者のポジションを確立している。そんな内村の唯一の“弱点”が、妻である徳永有美を不倫略奪した過去です。ベッキーを『イッテQ』に戻せば、またぞろ自分に火の粉が降りかかってきますから、日テレサイドに“絶対NO”を突き付けたといいます」(同)

 折しも『イッテQ』は2月24日放送にて、裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に視聴率を逆転されてしまったばかり。批判覚悟でベッキーを起用する余裕は、まったくなさそうだ。