永野芽郁は高級ブランドアピール、日向坂46は“非モテ”設定!? 読者の共感に乏しい「Seventeen」

 「Seventeen」(集英社)6月号は、「JK的ビューティー元年とーらい!!」と銘打って、メイクやヘアアレンジが特集されています。ちなみに5月号は「進学KAWAII元年楽しすぎ!」というテーマだったので、2019年の「Seventeen」(以下ST)には、さまざまな“元年”が訪れているようです。6月号の表紙を飾るのは、お茶の間でもすっかりおなじみになった、女優・永野芽郁。今月号でST専属モデルを卒業とのことで、巻頭で大々的な特集が組まれています。朝ドラ女優の爽やかさが目にまぶしすぎますが、早速中身見ていきましょう!

<トピックス>
◎みんな、ありがとう(ハート)大好き(ハート)永野芽郁卒業します!
◎全身\4,999以下で願望実現着まわし14DAYS
◎恋のきっかけにも追い込みにも使える(ハート)インスタストーリーのモテクがヤバい!!

読者を無視! “女優”永野芽郁の金銭感覚

 巻頭特集は「みんな、ありがとう(ハート)大好き(ハート)永野芽郁卒業します」と銘打って、3年間STモデル務めた永野の新しい門出を14ページにわたり祝福しています。ST出身のモデルといえば、現在放送中のNHK朝ドラ『なつぞら』で主演を務める広瀬すずや、その姉の広瀬アリス、演技が酷評されるものの“抜群のかわいさ”で乗り切る本田翼、ほかにもDAIGOを使いこなす北川景子、木村カエラに鈴木えみ、榮倉奈々など、そうそうたるメンバーがいます。朝ドラ『半分、青い。』で主演を張るなど、すでに女優として知名度が高い永野がOGの仲間入りするわけですから、STモデルの層の厚さを感じざるを得ません。

 冒頭の4ページでは、永野が読者からの質問に回答。しかし、その内容は、日課やハマっていることなど、オーソドックスなものばかりで、「卒業」という企画の割に、薄~い内容です。そんな中、「心の支えは?」という読者からの問いに、「自分」と答える永野。その理由は「心を成立させているのは自分で、その『自分』を支えてくれるのがまわりの人」とのこと。さすが朝ドラ女優! 強い! と“一瞬”思いましたが、結局のところ「心の支え」=「まわりの人」と解釈できるのでは?

 また、「買い物に行く場所は?」という質問に「伊勢丹新宿と六本木エストネーション」と答えています。先日、ウェブサイト「FRIDAYデジタル」でも、エストネーションで買い物する姿をスクープされていましたが、読者層である女子高生たちを完全に無視して、「ニュー・ラグジュアリーストア」と呼ばれる同所を回答するとは、さすが“売れっ子女優”といったところでしょうか。紹介される永野の私服は、Maison Margielaのデニムに、Acne Studiosのトップス、Theoryのベストなど、10代に手が届きそうにない高価な商品ばかり……。国民的女優が私服に何を着ようとかまいませんが、もう少しST読者も参考にできるコーディネートを選べばいいのに……と思ってしまいました。高級なお召し物ばかりをアピールされたら、GUなどの低価格帯でおしゃれな着まわし企画を組んでいる編集部が泣いちゃいますよ!

 先ほどの永野の高額な私服とは打って変わって「全身\4,999以下で願望実現着まわし14DAYS」という良心的な企画を見ていきましょう。日向坂46・小坂菜緒が、男子ウケを狙ったコーディネートを披露します。小坂は「女友達はいるけど、彼氏がいつまでたってもできない……モテたいよーっ」とファッションで男子ウケを目指すのですが、坂道グループでセンターを務める小坂が言っても説得力がなさすぎます……。 

 そんなアイドル界でもトップの人気を誇る小坂が、「かわいいけど男っぽいのが残念」と、陰で男子に言われるところからストーリーは始まります。その言葉にショックを受けた小坂は、コーディネートにパステルカラーを取り入れ、美容室では「男子にモテそうな感じで!」とヘアオーダー。最終的に「かわいくなった小坂から目が離せなくて」と告白されるのですが、ファッションとヘアスタイルを変えるだけで、恋愛がうまくという非現実な展開に、ただただ彼女のポテンシャルの高さを見せつけられる企画でした。

インスタで「におわせ系」の投稿を推奨

「恋のきっかけにも追い込みにも使える(ハート)インスタストーリーのモテクがヤバい!!」では、インスタグラムの機能「ストーリー」を使ったモテを指南します。「ストーリー」とは投稿した写真や動画は、通常の投稿とは異なり24時間後に自動的に削除されるシステムなのですが、このページで披露されるストーリーの“モテク”は、あらゆる“あざとさ”を凝縮したテクニックばかりで、少々恐ろしくなります。

 まず紹介されるテクニックは「におわせ系でモテ!」というもので、「彼におごってもらったモノをUP」することを推奨しています。写真の例として、男性の手をあえて映りこませた2杯のタピオカの写真を掲載していますが、このような投稿は、「女子ウケは微妙」としながら、「こんなに喜んでくれるんだ!」と、おごった側の男性を喜ばせる効果があるとのこと。高校生で、この“モテク”をマスターするなんて、今後の女性の化け具合が末恐ろしいです……。数年後にはタピオカから高級レストランにレベルアップ! なんて日もそう遠くはないかもしれません。ほかにも「彼に寄せてく系でモテ!」というテクニックでは、「彼の地元のお店」の写真を位置情報付きで投稿するという、一歩間違えたらストーカーのような行動を取り、彼からの連絡を待つというものでした。先月号までは、女友達に嫌われることを極端に恐れ、「におわせ系」を完全NG行動としていた「ST」ですが、一体どんな心変わりがあったのでしょうか。結局のところ、男子ウケと女子ウケの両立は難しいと、匙を投げつけられたような気持ちに。

 「ST」は、読者のファッションや学校生活の悩みに優しくより沿ってくれる雑誌だと思っていましたが、高校生の1カ月のアルバイト代が一瞬で吹っ飛ぶ価格の洋服を紹介したり、日本を代表するアイドルグループが「非モテ」キャラを演じ、「男ウケ」の行動を指南するなど、浮世離れした世界が広がっていました。先月までは“全人類モテ”という目標を掲げ、友達に気を使いまくっていた優等生ST読者が、6月号に掲載されているような「男目線」を意識した行動に切り替えられるか心配です。
(藤本なつき)

けやき坂46が「日向坂46」に改名……欅坂46ファンは、どう動く?

 アイドルグループの「けやき坂46」、通称「ひらがなけやき」が11日、グループ名を「日向坂46」に改めることを発表した。

「ひらがなけやき」は、2015年に誕生した欅坂46の姉妹グループとして同年に結成されたグループだ。当初は“欅坂の2軍”のような位置づけかと思われたけやき坂だったが、先輩グループの乃木坂46のような1軍と2軍の入れ替えは一切行われず、事実上、別グループとして活動してきた。ただ、混乱必至な2つのグループ名には問題が多々存在していたという。芸能誌のライターが語る。

「『欅坂』と『けやき坂』という、同じ発音のグループが2つ存在すれば、困惑するなという方が無理な話です。『けやき坂』で検索や変換をすると、ヒットするのは『欅坂』ですし、話題にする際にも『ひらがなの方の……』『漢字の方の……』と、面倒なことになるのは当たり前。このままいくのかどうか、ずっと注目されていましたが、結局“改名”に落ち着いたんですね」

 気に入った子がいて検索しても、なかなか目的の子にたどり着かないようでは、知名度向上には大いに差し障りがある。改名はある意味、遅すぎた決断のようにも思われるが、これまではあいまいだった2つのグループが完全に“別物”になることで、影響を受けそうなのがむしろ欅坂。長年女性アイドルを追いかけ続けてきたフリーライターが語る。

「グループ誕生以来、順調に成長してきた欅坂ですが、欅坂のシングルには、セカンドシングル以降、カップリングとしてけやき坂の曲が収録されてきました。恐らく、“けやき目当て”だった人間も相当数いるはずで、欅坂のシングルの売り上げが落ち込むことも考えられます。また欅坂には“センター問題”も存在します。欅坂はデビューシングル以来、すべてセンターは平手友梨奈が担当。今のところ、平手とその他のメンバーの知名度にかなりの差がある事実は否めない。しかも欅坂はおとなしいメンバーが多く、バラエティで使えるメンバーが見当たりません。その点、日向坂は、キャプテンの佐々木久美をはじめ、加藤史帆、井口眞緒、齊藤京子など、バラエティに対応できそうなメンバーが何人もいます。これまで紅白に3回出場した欅坂ですが、ゆくゆくは日向坂が“下剋上”をする可能性も十分あるでしょう。もちろん、欅坂にとって“ライバル”としてよい刺激になり、それぞれの人気がアップしてほしいものですが」

 日向坂は3月にデビューシングルの発売も決定。乃木坂46を含めた“坂道シリーズの”3グループが高いレベルで競い合う状況が、今しばらく続きそうだ。

日向坂46“欅坂46のアンダー”からの卒業をめぐる「整合性」と「個性」の問題

 11日、動画配信アプリ「SHOWROOM」で、けやき坂46の改名が発表された。新グループ名は「日向坂(ひなたざか)46」。東京・三田にある日向坂(ひゅうがざか)にちなんで、名づけられたものだ。

「けやき坂46は“ひらがなけやき”の愛称で知られ、当初は欅坂46の二軍的立ち位置でした。しかし、メンバーが欅坂に昇格するわけでもなく、ここ最近は冠番組を持ったり、CDやコンサートなど、単独で活動を行っていました。すでに2期生と3期生も加入しており、もはや欅坂とは完全に別個のグループとなっていたので、改名は必然だったかもしれません」(アイドル誌ライター)

 要は欅坂のアンダーグループだったわけだが、だったら漢字だの平仮名だのと、グループ名を別に設けず、48グループのように“研究生”とすればよかったのではないか、との疑問もある。今になって改名するというややこしい事態になった原因は、けやき坂の誕生の経緯にある。

「けやき坂は、欅坂の長濱ねるのために作られたようなグループだったんです。長濱は両親の反対に遭い、最終審査を経ずに欅坂に途中加入しているのですが、正規のルートで選ばれた他のメンバーとの整合性を図るために、長濱はアンダーグループの中心メンバーとして活動する一方で、欅坂のメンバーも兼任するという変則的な立ち位置でした。長濱だけ特別扱いされているという批判もあったのですが、それだけ運営も長濱のアイドル性を高く評価していたということでしょう」(同)

 その長濱も2017年に、けやき坂の兼任を解除されて欅坂専任となり、けやき坂はますます本家とは別個のグループ色を強めていく。ターニングポイントとなったのは、昨年の1月30日~2月1日に日本武道館で開催された単独公演。

「この公演は、もともと欅坂46の公演だったんです。前年大みそかの『NHK紅白歌合戦』で平手友梨奈が負傷してしまい、代わりに、けやき坂46が公演を行ったという経緯がありました。平手のコンディションに左右され、継続的な活動が困難だった本家を尻目に、アンダーグループが活発な活動で存在感を発揮していきました。武道館公演が成功を収め、もともとビジュアルに関しては本家よりも上という評価もあったことから、けやき坂単独でもイケると、運営も確信したのでしょう。ただ、今後の課題としては、本家から完全に離れ、日向坂46に改名した今、グループのコンセプトをどう定めるのか。グループ誕生の経緯が経緯だけに、現状はコンセプトなんてあってないようなものですからね」(同)

 坂道シリーズでは、乃木坂46が“清楚”、欅坂が“カッコよさ”をそれぞれ売りにしている。日向坂の個性とは何なのか? 3月27日には単独シングルデビューが決定しており、今後が注目される。