夏の甲子園、“3年ぶりの本格開催”で朝日新聞の破顔一笑

 日本の夏の風物詩が、いよいよ“本来の形”で戻ってくる。

 6月18日から、沖縄を皮切りに全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」の予選が開幕する。観客数には上限が設けられ、大声による声援や合唱、ブラスバンドの演奏は一部制限されるが、ようやく例年に近い形での開催が可能となりそうだ。

「夏の甲子園は、2020年はコロナ禍で中止。2021年はすったもんだの末に開催さ…

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共同通信に続き、朝日新聞でも……大手マスコミ労組幹部が相次ぎ自殺の異常事態

 新聞業界の雄・朝日新聞が、従業員の年間給与を一律165万円引き下げることを決めた。この大幅賃下げをめぐっては、同社の労働組合が激しく抵抗していたが、部数減に歯止めがかからない現状を前に、最終的には受け入れるほかなかったようだ。

 しかしこの賃下げは、ひとりの社員の命を奪う結果となってしまった。賃下げ決定の翌日の5月13日、多摩川で朝日新聞労働組合副委員長を務めていた30代の男性の遺体が発見された。労組幹部として賃下げを回避できなかったことを苦にした自殺とみられる。

 社会正義の担い手であるはずの大手マスコミで、労組幹部が命を絶った例として思い出されるのが、共同通信社で起きた「盗撮被害女性社員の自殺事件」だ。

 2017年11月、「週刊文春」(文藝春秋)が同社の50代男性デスクによる部下への盗撮騒動を報じた。

 盗撮の“容疑者”とされるのは、写真などを取り扱うグラフィックス部でデスクを務めていた男性。彼が、社内で女性の部下8人を携帯電話で隠し撮りしていたことが発覚したのだ。

「文春報道の後に社内で問題となり、デスクは処分されて配置換えされ、その後、辞めたようです」

 そう明かすのは40代の同社社員だ。他社メディアに指摘されてようやく襟元を正すとは情けない限りだが、さらに問題なのが、この騒動の幕引きの仕方についてだ。

「被害者とされる8人の女性部下のうちのひとりが、翌18年10月に自殺したんです。このことは、自殺から数カ月たって一部月刊誌が報じるまで、ほとんどの社員が知りませんでした」(同)

 一件を報じた月刊誌「選択」(選択出版)によると、自殺した女性社員は労組の委員を務めていたようだ。また、文春報道後に社内で、文春に盗撮事件をリークした人物の犯人探しが行われており、自殺した女性社員は犯人として疑われていたという。

 マスコミ業界で働く者の中でも、労働者としての権利意識が高い労組の幹部が、組織の中で疲弊した挙げ句に命を絶つという事件が、半年余りの間に2件も発生したのは、異常事態といえるだろう。業界凋落の中でさまざまなしわ寄せが労働者に及んでいることも想像できるが、大手マスコミは、ブラック企業についてしたり顔で筆を振るう前に、わが身を省みるべきだろう。

給料・手当の目減り止まらず、若手社員20人が退社……マスコミ地盤沈下で“勝ち組”共同通信社にも不穏な動き 

 新聞業界に大逆風が吹いている。その象徴が、全国紙の一角を占める産経新聞の苦境だ。

「部数減に歯止めがかからず、広告収入は減少の一途をたどっている。2月には、社員の約1割に当たる180人のリストラを断行。それでも経営の先行きには不透明感が漂っており、中堅・若手社員が次々と社を去っている状況です」(同社関係者)

 なにより関係者に衝撃を与えたのが、業界団体「日本新聞協会」が公表した、来年の新卒採用者の数である。

「ほかの全国紙が数十人規模の新卒社員を確保する中、産経はわずか2人。しかも、そのうちの1人は入社を辞退し、内定式には1人しか顔を見せなかったという話です。社内では『来年以降、会社が存続するのか』と不安の声が渦巻いています」(同)

 ただ、崖っぷちに立たされているのは、産経だけではない。インターネットの隆盛に押され、新聞は業界全体が総崩れしているのが実情だ。新聞協会の調査によると、2000年に約5,370万部あった新聞発行部数は、昨年には約3,990万部に。1,000万部以上の部数減は、最大手の読売の発行部数を超える数字である。

 さらに、この地盤沈下の流れは、新聞のみならず、通信社にまで広がっている。

「日本には時事と共同、2つの通信社があります。もともと時事は経営基盤が弱く、数年前から資産の切り売りや社員数の抑制、経費削減など経営のスリム化に動いていました。一方の共同は、時事と比べて加盟社が圧倒的に多く、安定経営を続けてきましたが、最近、雲行きが怪しいようです」(広告代理店関係者)

 株式会社である時事と違い、加盟社が資本を出し合う社団法人として運営されている共同は、社員の待遇もよく、マスコミの中でも「勝ち組」に分類されてきた。しかし、ここにきて、業界全体に見られる退潮のあおりを受ける場面が見られるようになってきたのだという。

「これまで支給されていた手当が次々と廃止になり、給料も徐々に目減りするようになってきたそうです。それに、この1年で若手社員が20人ほど辞めました。社内にも将来を悲観視するムードが漂っているといいます」(同)

 業界内では、東京五輪後に新聞業界のガリバーである読売が時事を吸収合併し、通信社の事業に乗り出すというウワサも、まことしやかにささやかれている。

「読売が通信社を兼ねるようになれば、価格競争が始まる。そうなると、共同は一気に経営は苦しくなり、現在のような取材体制を保つのは難しくなります。経営陣は、かなり危機感を持って状況を注視しているはずです」(先の代理店関係者)

 水面下で広がる不穏な動きは、マスコミが大再編時代に突入しようとする前兆なのか――。

産経「高齢者相手に違法勧誘」だけじゃない! ヤクザにも見放された新聞業界の断末魔

 もはや「新聞離れ」という言葉さえ死語になりつつある“死に体”の新聞業界。その窮状を象徴するかのようなニュースが報じられた。

 全国紙の一角を占める産経新聞の販売店が、高額な景品で長期契約の勧誘を行っていたことが発覚。景品表示法に違反する疑いがあるとして、大阪府消費生活センターが大阪の本社を立ち入り検査していたという。

「大阪府内の販売店が、数十万円相当のドラム式洗濯機と引き換えに、1人暮らしの高齢者らに長期の新聞購読契約を勧誘。その後、解約を申し出たところ、『高額な解約金を求められた』として、自治体に苦情が寄せられていたのです。景品表示法は、商品に見合わない高額景品を用いた勧誘を禁じています。自治体側はこれまで再三にわたって指導していましたが、改善が見られないため、今回の措置に踏み切ったようです」(事情を知る関係者)

 浮き彫りになったのは、景品という餌で釣るしか消費者をつなぎ留められなくなった新聞の苦境だ。

 今回、問題が発覚した産経は経営危機がささやかれて久しく、こうしたニュースが報じられても「さもありなん」と納得してしまうのが正直なところ。とはいえ、ほかの新聞社も事情は同じだ。新聞の発行部数を公式に示す「ABC部数」(2018年7月度)によると、朝日、読売、毎日、日経、産経の5大紙は、この1年間でいずれも大きく部数を減らし、合計約129万部減を記録したという。

 退潮著しい新聞業界だが、そもそもこれまで大部数を維持してこられたのは、紙面のクオリティーうんぬん以前に、販売店側の営業力による部分も大きい。

 新聞販売店による強引な販売手法をたとえる言葉として、「インテリが書いてヤクザが売る」というたとえ話があるが、実はこのフレーズ、あながち誇張された表現ともいえない面があるという。

「実際、新聞の拡張はシノギのひとつにしていた」と明かすのは、関東に本拠を持つ、さる暴力団幹部だ。

「今から20年ぐらい前、新聞の販売部数がまだ右肩上がりを続けていた時代は、おいしいシノギだったよ。といっても、もちろんオレが直接勧誘するわけじゃない。息のかかった拡張員を雇って、そいつらにやらせていた」

 力が物を言うヤクザ社会。新聞の拡張をめぐる、組織同士でのシノギの奪い合いもあったという。

「優秀な拡張員を囲っていると当然、実入りもよくなる。だから、販売店同士での拡張員の引き抜きが、しょっちゅうあったんだ。それでトラブルになったら、俺たちの出番だよ。北関東は特に販売競争が熾烈で、よくトラブル処理のために出張っていったもんだよ。あ、それにマッチポンプもやったな。子飼いの拡張員に架空の発注を取ってこさせて、販売実績を水増しする。それで、よその販売店が引き抜きにきたら、『うちの販売員にちょっかい出したな』と、こう出るわけよ。で、解決金として、そいつの販売実績に応じた金を相手からふんだくる。もちろん、その実績ってのは架空のもんだから、こっちは丸もうけってわけさ」

 新聞業界がメディアの雄として君臨した時代。その裏側では、知られざる“仁義なき戦い”が繰り広げられていたのだ。

 冒頭で紹介した産経の違法勧誘の一件は、ヤクザからも見放された新聞業界の、最後の悪あがきといえるかもしれない。

「1年で222万部減」もやむなし? 地方紙トップの相次ぐ”ご乱行”の背景に、業界の構造的問題か

 世界のメディア王といえば、真っ先にその名が挙がるのが、経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」などを傘下に抱えるルパート・マードック氏(87)だろう。また日本では、プロ野球読売ジャイアンツの“陰のオーナー”として君臨し、時の政権にまで影響力を持つ「ナベツネ」こと読売新聞社の渡邉恒雄主筆(92)がいまだ圧倒的な存在感を放っている。

 一方で、日本各地には、地元で大きな影響力を持つ地方メディアも点在している。そんな“プチメディア王”をめぐる騒動が相次いで勃発した。

 最初の舞台は、沖縄県宮古島市で発行されている日刊紙「宮古新報」。1951年に創刊した「時事新報」を前身とし、68年に誕生した地方紙のひとつだ。

 1月10日、同紙の発行元である宮古新報社の経営陣が労働組合に会社清算と、全社員の解雇を通告。これに反発した組合側が「一方的な通告が不当労働行為に当たる」として、沖縄県労働委員会に救済申し立てを行うなど、経営陣 VS.社員の“泥沼闘争”に突入しているのだ。

「騒動の背景にあるのが、創業者でもある座喜味弘二社長による会社の私物化。87歳になる座喜味社長はこの騒動以前から社員へのセクハラ、パワハラが問題視され、労組側と対立していた。労組から再三にわたってハラスメント行為の改善を求められていた最中での突然の通告だっただけに、反発が広がったんです」(地元事情通)

 座喜味社長の特異なキャラクターも注目を浴びた。現地取材でセクハラ・パワハラの有無を問いただす記者に、「セクハラとは何を言うかよ!」と激高。カメラを前に平然と「(社員は)おばさんばかりだよ」と言い放つ姿は視聴者の度肝を抜いた。

 もうひとつの騒動は、明治期創刊の老舗、長崎新聞社(長崎市)で起きた。同社の徳永英彦社長(59)が部下の女性に性的な言動をしていたことが発覚し、謝罪に追い込まれたのだ。

「事件は昨年11月、徳永氏の社長就任を祝う宴席で起きた。徳永氏は、酒をつぎに来た女性社員と男性上司に『(2人は)愛人やろもん』と冷やかすなど、その後もセクハラ発言を連発。しまいには腰を振るマネをするなど、やりたい放題だったようです」(市政関係者)

 ところが、この騒動、社長の謝罪だけで収束しなかった。批判を受けた同社は、朝刊で「本社社長が不適切言動」との見出しで不祥事を詳報し、謝罪記事を掲載する事態にまで発展したのだ。

 その横暴ぶりには閉口するばかりだが、彼らの前時代的な言動を「田舎だから」と切り捨てるわけにもいかないのだという。

 大手紙記者は言う。

「似たような話は地方だけでなく、大手メディアでもよく聞く。そもそもマスコミ全体に上意下達の古い体質が残っており、パワハラ・セクハラが横行する土壌がある。特にその風潮が強いのが編集部門。中でも押し出しが強く、声が大きい連中が出世コースに乗りやすい。業界全体がトップの独裁化を招く構造的な問題を抱えているといえます」

 若者離れが叫ばれて久しいメディア業界。いまも残る昭和メンタルな社風が斜陽化を招く一因になっているのかもしれない。

“日付以外は全て誤報”な東スポが、あり得ないネタ記事を書く裏事情

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『東スポ黄金伝説。』/太陽出版

 24日、東京スポーツ新聞社の恒例イベント「第22回東スポ映画大賞」の授賞式が都内ホテルで行われ、審査委員長のビートたけしを始め、三浦友和、西田敏行、壇蜜、キンタロー。など、俳優からタレントまで豪華な顔ぶれが集結した。東スポといえば、「日付以外は全て誤報」とまでいわれる娯楽色の強い夕刊紙だが、芸能界においてここまで影響力を持つのは、それなりの理由が存在している。

 東スポの名物記事といえば、やはりUFOやUMAなど、オカルト全開の一面記事だろう。2007年にはカッパの撮影に成功したという記事が大きな話題になり、中高年男性がメイン読者の東スポを、学生や主婦も手に取るという異常事態が発生した。また芸能面でも、要所要所で的確なスクープを飛ばすというのも大きな魅力といえるだろう。