西村賢太、初長編が「全然売れない」! 『お願い!ランキング』出演も効果なし?

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『やまいだれの歌』(新潮社)

 2010年に『苦役列車』(新潮社)で芥川賞を受賞した西村賢太。受賞会見での「風俗に行こうかなと思ってた」発言をきっかけに、その個性的なキャラクターにも注目が集まった。同作は12年に森山未來と前田敦子出演で映画化もされて話題に。こうして一気に人気作家の仲間入りを果たしたと思われたが、『苦役列車』以降は売り上げが振るわず、7月に発売した初の長編『やまいだれの歌』(同)も散々の売れ行きという。

「初版の1万部がまったくさばけていないそうです。純文学の単行本で初版1万部というのはさすが芥川賞作家という強気の数字ですが、単行本だけで20万部売り上げた『苦役列車』と比べると、落ち目感は否めません」(書籍編集者)

新潮社、ラノベ作家の新文庫レーベル創設も「ラノベと呼ぶな」! 謎のこだわりでファン混乱

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新潮文庫nex公式サイトより

 新潮社が、ラノベ界のトップランナーをそろえて新しい文庫レーベル「新潮文庫nex」を立ち上げた。新潮文庫の100周年に合わせて打ち出されたものだが、これが早くも出版業界やラノベファンに混乱をもたらしているという。

「集英社や講談社はすでにラノベに進出していましたが、慎重な社風で知られる新潮社に何が起きたのか……と出版業界にざわめきが広がっています。しかも、かなりの気合の入りよう。滅多にやらないテレビCMを打ち、そのCMには人気声優の林原めぐみを起用しています。作家陣も、『トラどら!』(アスキー・メディアワークス)の竹宮ゆゆこ、『心霊探偵八雲』シリーズ(角川書店)の神永学、『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ(角川書店)の谷川流など、ラノベオタにとっては垂涎もののラインナップとなっています」(出版関係者)

ビートたけしの小説はゴーストライター作だった!? タレント小説の自筆orゴースト事情

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まさかとは思いますが、ダンカンは書いていません

 “盲目のベートーベン”佐村河内守が実際は作曲をしていなかった騒動で、今年注目のワードとなった「ゴーストライター」。専業作家ではないタレントが著書を発表すると、必ずと言っていいほどゴースト疑惑がかけられるが、多彩な才能の持ち主として知られるビートたけしに関しても「全てゴーストライターが書いている」(書籍編集者)との声が聞こえてきた。

 エッセイやビジネス書、実用書などについては、著名人や識者のインタビューをゴーストライターが書き起こして本にするという手法があり、出版界の慣習でもある。HKT48の指原莉乃が発売した新書『逆転力~ピンチを待て~』(講談社)も、指原本人が会見で「自分では書いていない。インタビュー形式で、ライターがまとめたものです」と堂々と告白していた。しかし、たけしには映画化、ドラマ化もされてヒットした自伝的小説『菊次郎とさき』(新潮社)をはじめ、『草野球の神様』(同)、『路に落ちてた月』(祥伝社)など、小説作品も多い。

村上春樹、大麻吸引報道もハルキスト完全スルー! 出版業界は“異様”な盛り上がり

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『女のいない男たち』(文藝春秋)

 人気作家の村上春樹が、実話誌「アサヒ芸能」(徳間書店)で30年前の大麻吸引を写真付きで報じられた。同誌の表紙には、「村上春樹 大麻パーティー 袋とじ巻頭スクープ」というセンセーショナルな見出しが躍り、記事はドイツ人カメラマン、ペーター・シュナイダー氏による写真と証言で構成されている。それによれば30年前の1984年、村上が「BRUTUS」(マガジンハウス)の取材でドイツを訪れた際、現地クラブのオーナー夫婦に誘われて大麻を吸引したとされている。大麻は、日本ではもちろん、当時のドイツでも違法。しかし、どの媒体も後追い報道はしなかった。

「村上との付き合いがある出版社は、30年も前のことを後追いしてまで、ドル箱である春樹との関係を悪化させるようなことはしません。新聞にしても、今になって事実確認することは不可能ですから、記事にできないでしょう」(週刊誌記者)

山田詠美のエッセイが売れない! 出版社たらい回しの“ポンちゃん問題”の実態

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『熱血ポンちゃんから騒ぎ』(新潮社)

 1985年、26歳の時に『ベッドタイムアイズ』(河出書房新社)で作家デビューし、その2年後には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』(角川書店)で直木賞を受賞した山田詠美。奔放な発言や派手な容姿で話題になりながら、『放課後の音符』『ぼくは勉強ができない』(ともに新潮社)などの人気作を生み、今では芥川賞の選考委員にも名を連ねている。

 自らのニックネーム「ポン」をタイトルにとったエッセイ『熱血ポンちゃん』シリーズは、28歳当時から現在まで続いており、作家としてのポジションは安定しているように見える。しかし、文芸編集者の間では、ここ数年“ポンちゃん問題”と呼ばれるやっかいな案件が持ち上がっているという。

「裸踊りをさせられた人も」編集者が恐れる、桐野夏生のムチャぶり飲み会のヒミツ

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『OUT』(講談社)

 売り上げ100万部を超えた『東京島』(新潮社)や『OUT』(講談社)など、数々のヒット作を世に送り出している作家・桐野夏生。常に売り上げは順調で、文壇でも直木賞選考委員にも名を連ねるなど評価が高い桐野の原稿は、「各社がノドから手が出るほどほしがっている」(出版業界関係者)という状況だ。しかし、桐野を担当する編集者には、ある試練が待ち受けているとか――。

「担当すると、急な飲み会に頻繁に呼び出されるそうです。姉御肌の桐野は、いわゆる“古き良き時代の作家”。お酒の付き合いを大事にする、『楽しく飲めない奴とは、いい仕事はできない』という考え方なんです。編集者も、桐野1人を担当しているわけではないので、突然の呼び出しに毎回応じることは難しいのですが、原稿のために必死だそうです」(文芸編集者)

直接の謝罪なし!? 「Free&Easy」追悼コラムねつ造問題、新たな“疑惑”も

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イースト・コミュニケーションズ公式サイトより

 3月に亡くなったイラストレーター・安西水丸さんへの追悼特集で、作家・赤瀬川原平、南伸坊、角田光代のつづった追悼コラムが、担当編集者のねつ造であったことが発覚し、回収騒ぎを起こした「Free&Easy」6月号(イースト・コミュニケーションズ)。赤瀬川夫人が「入院中の主人が書けるわけがない」と日本文藝家協会に訴えたことがきっかけで明らかになったが、出版元のイースト・コミュニケーションズの対応には、現在も出版業界から疑問の声が上がっているという。

「赤瀬川さんの奥さんは、ねつ造を知って、まず同社編集部に電話したそうですが『担当者が不在』と取り合ってもらえず、文藝家協会に助けを求めたそうです。その後、文藝家協会の会誌にこの問題が取り上げられ、公のこととなりましたが、被害に遭った作家陣には謝罪の手紙が届いただけで、いまだ直接の謝罪はないとか。イースト側は6月号の自主回収と7月号に掲載したお詫び文で収束できたと思っているようで、作家側は困惑しています」(文芸誌編集者)

「あんなに売れてて、天狗にならない」編集者人気ナンバー1の超人気作家の素顔

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角田光代Twitterより

 売れっ子となった途端、傲慢になってしまったり、周囲の妬みを買い、アンチを生んでしまったりというのは、芸能界ではよくある話だが、出版業界でもそういった作家は少なくないようだ。「本は売れても作家本人の評判はよくないというのは、よくあること」(出版関係者)だというが、超売れっ子でありながら、編集者の間で評判がすこぶる良い稀有な作家も存在する。それは、数々のヒット作を世に送り出している角田光代だ。

 角田は1990年に『幸福な遊戯』(福武書店)で「海燕新人文学賞」を受賞してデビュー。その後も間を空けることなく作品を発表し続け、『対岸の彼女』(文藝春秋)での直木賞をはじめ、数々の賞を受賞。『八日目の蝉』(中央公論新社)や『紙の月』(角川春樹事務所)が映画化されるなど、常に第一線を走り続けている人気作家である。文学賞選考委員としても活躍し、今や文壇でもその地位を確立させているが、なぜかアンチが生まれないというのだ。

「女性作家は、賞よりビジュアル」美人作家獲得に奔走する、出版業界の“新常識”

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『かみにえともじ』(講談社)

 「本屋大賞以外の文学賞が盛り上がらない」と言われて久しい出版業界。芥川賞・直木賞でさえ、昨年の受賞者をすぐに思い出せない人がほとんどだろう。名だたる文学賞には、ほかにも「川端康成文学賞」「山本周五郎賞」「三島由紀夫賞」など、挙げてみれば数はあるものの、「受賞作が発表になってもほとんど報じられず、世間では話題にならないし、売り上げにもつながらない」(出版業界関係者)のが現状だという。

 このように、文学賞が威力を発揮しなくなった今、出版業界内では「作家に必要なのは賞よりビジュアル!」論が高まっているようだ。「特に女性作家にとっては、ビジュアルが最大の武器」と語るのは、ある編集者だ。

綾瀬はるか、宮崎あおい、能年玲奈? 『村上海賊の娘』の映画主演を狙う女優たちの争い

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『村上海賊の娘 上巻』(新潮社)

 2014年の「第11回本屋大賞」に輝いた和田竜の『村上海賊の娘』(新潮社)。上下巻で900ページを超す大作ながら、累計売り上げは100万部を達成し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 「本屋大賞」受賞作は、第1回の小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社)から第9回の三浦しをん『舟を編む』(光文社)まで、9作とも映画化されており、どれも話題作に。今回の『村上海賊の娘』にも、映画化の動きがあるということで、早くも芸能事務所からの「うちの女優を主演に!」といった営業合戦が過熱しているという。そんな中、現在一歩リードしているとみられているのが、綾瀬はるかだという。