消費税10%でも税収不足! 米メディアでもネタにされる安倍政権と『桜を見る会国会』のバカバカしさ

 この国の政治家は、国民のことを考えているのだろうか。

 現在開催されている国会では、およそ経済政策についてまともな議論がなされていると言い難い状況だ。一つずつみていこう。

 まず10月1日から消費税率が2%引き上げられ10%となった。消費税の1%引き上げによる税収増加は約2兆円。今回の2%の引き上げで4兆円の税収増となる。

 2019年だけでも、4兆円(1年間の増収額)÷12カ月×3カ月(10、11、12月分)=約1兆円の税収増になる。それでも政府は2019年度の税収見込み額が不足すると予想しており、赤字国債の発行を検討している。

 増税をおこなっても税収不足となる点について、国会ではほとんど議論もされていない状況だ。

 さらにワシントンポストなど米国の複数のメディアでは、トランプ米政権が2021年度以降の在日米軍駐留経費の日本側負担(いわゆる“思いやり”予算)について、現状の約4.5倍に当たる年約80億ドル(約8640億円)への増額を求めていると報じている。現在でも、その“思いやり”予算は米軍基地に関連する人件費や水道光熱費などで年平均約1893億円を日本が負担している。

 消費増税を国民に迫り、国民の痛みを伴った血税を、米国側の要求額通りではないにしろ、その思惑に配慮して増額し、差し出すことになる可能性は高い。

 この“思いやり”予算は、日米交渉で決定されることになっているが、その日米交渉が年末に迫っているにも関わらず、こちらもほとんど議論がかわされている様子はない。

 日米交渉では、日米貿易協定の締結問題もある。9月25日、安倍晋三首相とトランプ米大統領は首脳会談で日米貿易協定締結を最終合意し、合意確認文書に署名した。

 日本側はコメの無関税輸入枠導入を見送った一方、米国産の牛・豚肉はTPP(環太平洋連携協定)と同水準の関税に引き下げる。日本は約72億ドル(約7760億円)相当の米農産物について関税を撤廃ないし削減。米国側は産業機械や化学品、鉄鋼製品など自動車を除く工業品について関税を撤廃、削減する。

 日米貿易協定は合意確認文書への署名は行われたが、正式な協定書への署名を残している。この日米貿易で最重要課題である日米貿易協定の締結についても、議論がされていない。

 11月11日、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は日本記者クラブ(東京・千代田)で記者会見し、再生医療用のiPS細胞作製を支援する政府の大型研究予算が2022年度で終わる予定であることを明らかにし、「いきなり(政府の支援を)ゼロにするのは相当理不尽だ」と支援継続を求めた。

 政府は山中氏がノーベル賞を受賞した2012年から10年間でiPS細胞研究などに総額1100億円を拠出することを決めた。今回の予算終了について山中氏は、「一部の官僚の考え」と断った上で、「(政府の専門家会議など)透明性の高い議論での決定なら納得だが、違うところで話が決まってしまうと理由もよくわからない」と不満をぶつけた。

「iPS細胞」は現在、米国なども研究開発に参入し、世界中で国際競争が行われている。世界をリードする研究開発に対して、国の隆盛を考えなければならない政治家が、まともな議論もせずに予算の打ち切りを決めようとしているありさまだ。

 10月4日に召集された第200回国会(臨時国会)は12月9日で会期が終了となる。少なくとも、筆者にはこの臨時国会で最重要テーマとして取り上げられているのは、安倍首相主催の「桜を見る会」の問題だ。確かに「桜を見る会」の問題も重要だろう。

 しかし、国会の開催運営には1日3億円の経費がかかる。5000万円と言われる「桜を見る会」の経費と政治資金問題を追及するために、1日3億円の経費をかけ、何日も国会を行っていることに愚には憤りを感じざるを得ない。

 金額の問題ではないにしろ、重要課題が山積しているにも関わらず、政治家、特に野党はその存在感を示すために「桜を見る会」問題の追及に固執している。

 政治は国民の生活の安定と向上のために行われるべきであり、国会はそのための問題を審議し、決める役割を担っている。ところが、政党の存在感を示すために、国民にとっては重要な問題をないがしろにし、国民の税金を無駄使いしている。

 臨時国会は後半戦に突入しているが、このままでは国会召集日から会期終了までの47日(会期日数)×3億円(1日の国会運営費)=141億円が“どぶに捨てられる”ことにもなりかねない。

欠席したのは毎日新聞だけ! 安倍総理が「キャップ懇」で官邸記者の取り込み成功

「そりゃあボクらも懇意にしている閣僚はいます。でも、編集部がその閣僚をターゲットにしている場合、食事会をセットするなんてありえない。現場の記者が戦っている時に、ノコノコ行けるわけありませんよ。だから首相動静でこれを見た時は、政治記者もここまで落ちぶれたかと思いましたね」

 そう週刊誌デスクが呆れるのは、11月20日夜に中華料理屋で開かれた安倍総理と官邸キャップの食事会のことである。

 言うまでもなくこの時期、安倍総理は「桜を見る会」で集中砲火を浴びており、午前の参院本会議では、招待者の選定過程に自身が関与したことを認めていた。

 いわゆる「キャップ懇」は、全国紙、通信社、NHK、民放の20社弱の内閣記者会加盟社、つまり官邸詰めのキャップによる懇親会で、総理以外に複数の秘書官も参加。その場の発言を報道してはいけない「オフレコ」が決まりとなっている。半年に1度程度の割合で開かれ、前回は5月下旬だった。

「毎回、赤坂の『赤坂飯店』なのですが、今回は空いていなかったらしく、平河町の『上海大飯店』が会場でした。会費制で今回は1人6,000円。『桜の会』騒動に引っかけて、今井尚哉秘書官兼補佐官が『領収書と明細は必要か?』と冗談を飛ばしていました」(出席者)

 官邸側からの声かけで、数日前に急遽、日程が決まるというが、もちろんその日にちに意味がないわけがない。

「前回は衆参同日選挙の観測が流れていたと同時に、アメリカ・トランプ大統領来日の前日でもあり、記者が情報に飢えていました。森友学園問題の真っ只中に開いたこともあります。要はニュースという”餌”を与えて、世論だけでなく、記者のガス抜きをはかる意味合いがあるのです」(官邸関係者)

「取材活動の一環」とはいえ、このタイミングでのキャップ懇開催は、安倍総理に絡めとられることに他ならず、メディアの矜持が問われる格好になった。

 ところが参加を拒否したのは、毎日新聞ただ一社。同じく政権に批判的な朝日新聞、東京新聞キャップは平然と参加し、当の東京新聞・望月衣塑子記者に「現場が取材で奮闘している最中に一体何をしているのか」とツイートされる始末だ。出席者が明かす。

「さすがに『桜』関連の質問は多く出ましたが、『(夫人の)昭恵が招待したからって何が悪いの?』『野党は選挙弱いんだから、何を言っても説得力がないよ』と安倍総理は悪びれることはなく言いたい放題。酒の席ということもあり、厳しく詰め寄る記者はいませんでした」

 もっとも、その毎日も褒められたものではないと、政治部記者は語る。

「毎日キャップは長年政権中枢を担当し、”武闘派”タイプではない。最近、毎日のYouTuber記者が総理に厳しい質問を投げかけてネットで人気になっていることもあり、欠席は、社内の圧力に屈しただけでしょう。朝日のキャップは翌日朝刊で、アリバイ的に署名原稿で安倍総理への批判を展開しましたが、じゃあ『直接総理に言えよ』っていう話。つまり社内の他部署へのポーズでしかないんです」

 何しろ、官邸キャップといえば、記者の中ではエース中のエース。将来的には政治部長どころか社長も狙えるポジションである。

「最高権力者と懇談できている自分に酔いしれているのでしょう。安倍一強はあと2年近く続き、その間は官邸とうまくやりたいでしょうから、ここで喧嘩して経歴に傷をつけたくないわけです」(同前)

 大甥である安倍総理に抜かされるまで戦後最長の在職期間を誇った佐藤栄作は、退陣表明の際、「新聞は嫌い」と言い放ち、反発した新聞記者は全員退出した。そんな骨のある記者は、もういないということだろう。

東京新聞の望月衣塑子記者、ドキュメント映画が好評で菅官房長官の選挙区から出馬が現実味

 当サイトで対談記事を掲載した森達也監督のドキュメンタリー映画『i 新聞記者ドキュメント』が好評だ。

 菅義偉官房長官への鋭い質問で名を馳せた東京新聞の望月衣塑子記者をカメラで追ったもので、『ぴあ』映画初日満足度ランキングでは第1位に。

 映画を見たという同業者の全国紙記者が語る。

「私は平日昼間に行ったのですが、なかなかの客の入り。年配の人が多かったですね。望月さんの飾らない性格もあって、映像が嫌味じゃないし、突撃取材のシーンからは本気度が伝わり、こういうジャーナリストは日本に必要だと感じさせた。小柄な女性が強いものに立ち向かっていく姿は、映画を見た後、すがすがしい気分になります。正直、同僚にいたらやっかいですが(苦笑)」

「桜を見る会」で窮地に立たされ安倍政権が「お花見解散」に踏み切るのではとの観測がある中、野党、とりわけ立憲民主党が彼女の人気ぶりに熱視線を送っているという。

 実は望月記者、この夏の参院選で立憲から出馬する寸前まで話が進んでいた。

「端正な顔立ち、演劇で鍛えた通る声、空気を読まない腹の座り方や面の皮の厚さは、紛れもなく政治家向きです。東京選挙区か全国比例区を提示し、本人の了解は得ていたのですが、他社の全国紙に務める夫に強硬に反対されたため、あえなく断念しました」(立憲民主党の関係者)

 ただこの映画の成功を踏まえ、立憲幹部は再アプローチをする方針だ。

「実際のところは、彼女の著書が原作の映画『新聞記者』が、参院選前から公開されたため、契約上、出馬できなかったという理由もあるようです。その続編ともいえる今回の作品の上映が終われば、そうした契約問題はクリアされるはず。彼女も自身の”賞味期限”はわかっているでしょうから、出馬に気持ちが傾くのではないか」(同前)

『ーードキュメント』では、東京新聞社内にもカメラが入り、望月記者が上司とやりあう姿まで収められているが、これには会社側の思惑もあるのでは、と東京新聞社員は解説する。

「望月記者は社内で『M問題』と呼ばれ、社員は彼女に関する取材は一切受けないよう指令が出ています。発信力が大きくなりすぎていて、東京新聞とすれば、彼女を広告塔に使いつつも、グリップが効かない状態となっています。キャップや地方の支局長になる年齢ですが、マネジメント職には不向きで、なかなか次にあてがうポストがない。『これだけ映画に全面協力したんだから、とっとと会社を辞めて政治家にでもなってくれ』というのが本社の本音でしょう」

 そこで、いよいよ望月記者の出馬が現実味を帯びてくるというわけだ。

「立憲は参院選で元モーニング娘。の市井紗耶香や弁護士の亀石倫子氏ら、タレント性のある女性を擁立したものの軒並み落選。手持ちのコマが出尽くした感のある中、望月記者の出馬は確実に台風の目になります。共産党支持層からの人気も高く、野党共闘は苦にならないでしょう」(前出の関係者)

 ではどの選挙区から出馬をするのか。ズバリ、望月貴社の”天敵”ともいえる菅官房長官が1996年初当選から無敗を誇る神奈川2区である。

「安倍総理のおひざ元でも盛り上がりますが、さすがに山口の田舎で支持拡大は難しい。その点神奈川2区は、横浜駅もある横浜市西区・南区・港南区で、浮動票が多い。望月記者は東京育ちで、横浜支局に赴任していましたから、地元へのアピールもできる。全国の望月ファンが選挙ボランティアで集まって、与野党が戦う象徴的な選挙区になれば、菅氏もかなり焦るはずです。菅氏の70歳という年齢を考えれば、引退後は望月氏の牙城にできるので、彼女にとっても旨味のある選挙区となる」(同前)

 是非、2人の熱い選挙戦を見てみたいものである。

沖縄・首里城再建で、安室奈美恵vs.小渕優子の代理戦争が勃発のキナ臭さ

 10月31日の火災で正殿などが焼失した首里城。2週間が過ぎ、那覇市のクラウドファンディングで5億円以上の寄付が集まるなど、「沖縄のシンボル」再建は国民の悲願といえるだろう。こうした中、水面下では政治家の暗闘が繰り広げられている。

 再建の「旗振り役」として沖縄が誇る歌姫・安室奈美恵の名が挙がっていることは当サイトでも紹介した(参照記事)が、これが明るみになった経緯が何ともキナ臭い。

「この案を口にしたのは沖縄選出の日本維新の会・下地幹郎衆院議員です。下地氏は11月5日、謝花喜一郎・沖縄県副知事に提言を手渡す際、安室さんに音楽を作ってもらい、販売することで予算を確保することを盛り込んでいます。下地氏が安室さんとパイプがあるとも思えず、ニュースになるのを見越したパフォーマンスですね」

 そう地元記者は一刀両断するが、その真意をこう解説する。

「下地氏の選挙区は沖縄1区(那覇市や島尻郡)で、毎回熾烈な争いを繰り広げている相手が自民党の国場幸之助議員。2017年衆院選では共産党の赤嶺政賢氏が勝ち、下地・国場両氏は比例復活当選で、1つの区に3人現職議員が誕生した激戦区となっています。国場氏といえば18年5月、県連会長でありながら、酒に酔って傷害容疑で書類送検されたり、その後不倫で提訴されるなど、政治家としての資質に疑問符が付く御仁。下地氏は元自民党議員ということもあり、国場氏の次期選挙での公認取り消しを画策しているのです。安室さんの名を出したのは、いち早く沖縄選出議員として存在感を示したかったからでしょう」

 だが、そうは問屋が卸さなかった。自民党の沖縄振興調査会(会長・小渕優子元経産相)は11月13日、「首里城再建に関する委員会」設置を発表。その事務局長に国場氏が就任したのである。

 19日に開かれる自民党総務会で、党所属国会議員の歳費から1万円差し引き、トータル400万円程度を集める見込みだが、その寄付金を、小渕氏や国場氏が党を代表して沖縄に出向き、手渡すことになっているのだ。

「小渕氏は、父の故・恵三元総理が沖縄サミット開催の道筋をつけたことから沖縄と深い縁で結ばれているのですが、彼女も国場氏と同様、トラブルに見舞われてきた。経産相だった14年、政治資金を巡る疑惑で大臣を辞任。東京地検特捜部の家宅捜索まで発展し、その際、隠蔽工作を図るため、パソコンを電動ドリルで破壊されていたことがわかり『ドリル優子』なる汚名を着せられるハメに。以来、不遇をかこつ小渕氏としては、父の名誉のためにも、ここで一役買っておきたいわけです」(前出の記者)

 世界遺産を低レベルな政争の具に利用するのは御免被りたいものだ。

沖縄・首里城再建で、安室奈美恵vs.小渕優子の代理戦争が勃発のキナ臭さ

 10月31日の火災で正殿などが焼失した首里城。2週間が過ぎ、那覇市のクラウドファンディングで5億円以上の寄付が集まるなど、「沖縄のシンボル」再建は国民の悲願といえるだろう。こうした中、水面下では政治家の暗闘が繰り広げられている。

 再建の「旗振り役」として沖縄が誇る歌姫・安室奈美恵の名が挙がっていることは当サイトでも紹介した(参照記事)が、これが明るみになった経緯が何ともキナ臭い。

「この案を口にしたのは沖縄選出の日本維新の会・下地幹郎衆院議員です。下地氏は11月5日、謝花喜一郎・沖縄県副知事に提言を手渡す際、安室さんに音楽を作ってもらい、販売することで予算を確保することを盛り込んでいます。下地氏が安室さんとパイプがあるとも思えず、ニュースになるのを見越したパフォーマンスですね」

 そう地元記者は一刀両断するが、その真意をこう解説する。

「下地氏の選挙区は沖縄1区(那覇市や島尻郡)で、毎回熾烈な争いを繰り広げている相手が自民党の国場幸之助議員。2017年衆院選では共産党の赤嶺政賢氏が勝ち、下地・国場両氏は比例復活当選で、1つの区に3人現職議員が誕生した激戦区となっています。国場氏といえば18年5月、県連会長でありながら、酒に酔って傷害容疑で書類送検されたり、その後不倫で提訴されるなど、政治家としての資質に疑問符が付く御仁。下地氏は元自民党議員ということもあり、国場氏の次期選挙での公認取り消しを画策しているのです。安室さんの名を出したのは、いち早く沖縄選出議員として存在感を示したかったからでしょう」

 だが、そうは問屋が卸さなかった。自民党の沖縄振興調査会(会長・小渕優子元経産相)は11月13日、「首里城再建に関する委員会」設置を発表。その事務局長に国場氏が就任したのである。

 19日に開かれる自民党総務会で、党所属国会議員の歳費から1万円差し引き、トータル400万円程度を集める見込みだが、その寄付金を、小渕氏や国場氏が党を代表して沖縄に出向き、手渡すことになっているのだ。

「小渕氏は、父の故・恵三元総理が沖縄サミット開催の道筋をつけたことから沖縄と深い縁で結ばれているのですが、彼女も国場氏と同様、トラブルに見舞われてきた。経産相だった14年、政治資金を巡る疑惑で大臣を辞任。東京地検特捜部の家宅捜索まで発展し、その際、隠蔽工作を図るため、パソコンを電動ドリルで破壊されていたことがわかり『ドリル優子』なる汚名を着せられるハメに。以来、不遇をかこつ小渕氏としては、父の名誉のためにも、ここで一役買っておきたいわけです」(前出の記者)

 世界遺産を低レベルな政争の具に利用するのは御免被りたいものだ。

三原じゅん子、総理主催「桜を見る会」逆ギレツイートでまさかの”次期入閣確定”か

 ”文春砲”などの報道におんぶに抱っこだった野党が、痛快なスクープを飛ばした。

 共産党・田村智子参院議員が11月8日の参院予算委員会で、毎年4月に新宿御苑で開かれる内閣総理大臣が主催する「桜を見る会」が近年、安倍晋三総理に私物化されているのではないかと追及した問題だ。

「本来、朝日新聞や東京新聞あたりが調査報道するべき話ですが」と、社会部記者が嫉妬まじりに解説する。

「2014年に1万3,700人だった参加者数は毎年増え続け19年は約1万8,200人に。支出額は14年の3,005万円から19年は5,518万円に急増。しかも政府は来春の開催に向け約5,700万円を要求しています。田村氏はそこに目をつけ、安倍総理が今年、地元・山口県の後援会員850人を招いた事実を関係者のブログなどで丹念に拾った上、共産党機関紙の『赤旗』記者の取材を加え、じりじりと安倍総理を追い詰めたのです。その30分に渡る質疑は法廷ドラマを地で行くやり取りで、動画が一気に拡散。野党は合同で追及チームを始動させました」

 そもそも「桜を見る会」の参加者枠に「政治家枠」があることは、野党議員とて自明のこと。政権中枢に近い国会議員ほど多くの「枠」が割り振られ、民主党政権時は民主党員も恩恵に授かってきた。

「有名人ばかり来るとあって、家族や後援者を呼べば喜びますしね。ここだけの話、懇意のホステスを呼ぶ議員もいますよ。といってもせいぜい数人~数十人といったところで、安倍総理の850人は常軌を逸している。自身の後援会活動のために公金を投入しているとの批判は的を射ています」(ベテラン秘書)

 問題をややこしくしているのは、招待者は皇族、大使、国会議員、都道府県知事といった公人の他に「各界の代表者」がおり、建前上、それらは各省庁からの意見を踏まえて、内閣府、内閣官房が取りまとめているという点。芸能人が招かれるのはそのためだが、国会議員の後援者を「各界の代表者」とくくるには無理がある。

 安倍氏は「私が取りまとめたことはない」「PTA役員の人もおり、後援会の方と重複する場合もある」と子ども騙しの答弁をする一方、政府参考人の内閣府官房長が「招待者名簿は廃棄した」と述べたものだから、森友学園問題を彷彿とさせる展開に。関係者がブログなどの投稿を次々と削除する事態になっている。

 こうした中、逆ギレ気味に”参戦”してきたのが、三原じゅん子参院議員である。

「この件は内閣府のルールに則って、招待された人が出席したまでです。しかしながら番組での二人の母への発言は許しがたい侮辱発言だと思います。厳重に抗議します!」

 こうツイートしたのは、11月12日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でコメンテーターの玉川徹氏が「(三原氏の母や叔母が会に参加していたことに触れ)三原じゅん子さんのお母さんにどういう功労があるの」と述べた、というネット記事に対してだった。

 政治部記者が指摘する。

「政治家が親族のことで抗議するのは、情に訴えるための常とう手段ですが、これには『どうして「侮辱」になるんでしょうか?』と書き込まれるなど、ピントがずれている。番組が三原事務所から『回答がなかった』とした点について、三原氏は『昨夜に私の事務所に別人の議員宛ての文書が届いていていた』と応戦、『内閣府のルールに則り招待されたまでです』と三原氏がさらに書き込むと、『そのルールが知りたいのですが』と突っ込まれ、炎上騒ぎとなっています」

 三原氏といえば、今年6月の参院本会議で「愚か者の所業とのそしりは免れません。恥を知りなさい」と野党を野太い声でこき下ろし、『3年B組金八先生』(TBS系)での「顔はやばいよ、ボディーやりな」もかくやの存在感を示した。

「丸川珠代参院議員は野党時代、『この愚か者めが』と委員会質疑で叫んだことがクローズアップされ、政権復帰後に入閣を果たしています。要はこうした”武闘派”の女性が安倍総理に重用される傾向があり、三原氏もその波に乗ろうとしているのでしょう。今回、防戦一方の安倍氏を、三原氏が火だるまになって援護射撃していることからは、入閣への野心が透けて見えます」

 まさしく、安倍長期政権のボディーに入った一撃で、「桜疑惑」は当分続きそうだ。

タッパー持参で料理のお持ち帰りも!? 渦中の首相主催「桜を見る会」、金がかかるのも納得の“食べ物争奪戦”

 季節外れの「花見」の話題が世間を賑わせている。毎春開催される首相主催の「桜を見る会」について、「税金の私物化ではないか」との指摘が登場。野党が攻勢を強めている。

 桜を見る会は毎年4月、桜の名所として有名な新宿御苑(東京都新宿区)で開催されているものだ。しかし、共産党の田村智子議員が8日の参院予算委員会で、安倍政権になってから参加者数と支出額が急増していること、さらに後援会員を多数招いていることなどを指摘。与党内からも批判の声が上がっており、安倍首相は説明を迫られる事態になっている。週刊誌の政治担当記者が言う。

「桜を見る会自体は歴史があり、民主党政権時代の鳩山首相のときにも開催されています。“税金で花見なんて”という声はかねてよりありましたが、各国の大使や皇族なども招かれるイベントで、政府は“必要な公式行事である”とのスタンスを崩していません。毎年、旬な人物が招かれるため、芸能人としては1つのステータスになっており、ワイドショーなどでもその様子は取り上げられますが、数年前にキャバ嬢が招かれたことが話題になるなど、人選に関しては疑問点も多く、論争は簡単には収まらないでしょう」(政治担当記者)

 花見と言っても、今年度の参加者は約1万8,000人で、費用は5,700万円以上。公金の使い方として適切かどうか、国民が納得する説明をする必要はありそうだが、かつて桜を見る会に実際に出席したOさん(60代・女性)は、これだけお金がかかる理由の一端を見たという。Oさんは夫が地元の政治家と懇意であり、夫婦揃って招かれている。

「私が会に出席したのは数年前のことです。会場では、紅白に出場するような歌手や五輪のメダリストなども見かけましたが、印象に残っているのは食事です。会場には日本酒やビール、お団子、いなり寿司、焼き鳥、サンドウィッチ、洋菓子、和菓子などが用意されていました。しかしほぼ取り放題なので、お菓子類などは早いもの勝ちで、お饅頭のパックを20個以上もカバンに詰め込んだり、料理を詰めるタッパーを持参してきている“プロ”もいました。きっとお土産にするのでしょう。今回の騒動を見て、『確かにあれならお金がかかるはず』と、思い出しました」(Oさん)

 バイキングの料理を持ち帰るのは庶民のささやかな願望だが、基本的にはマナー違反であるのも事実。まさかそれが首相主催のパーティーで行われていたとは……。やはり野党が指摘するように、招待客の人選はしっかり考えたほうが良さそうだ。

タッパー持参で料理のお持ち帰りも!? 渦中の首相主催「桜を見る会」、金がかかるのも納得の“食べ物争奪戦”

 季節外れの「花見」の話題が世間を賑わせている。毎春開催される首相主催の「桜を見る会」について、「税金の私物化ではないか」との指摘が登場。野党が攻勢を強めている。

 桜を見る会は毎年4月、桜の名所として有名な新宿御苑(東京都新宿区)で開催されているものだ。しかし、共産党の田村智子議員が8日の参院予算委員会で、安倍政権になってから参加者数と支出額が急増していること、さらに後援会員を多数招いていることなどを指摘。与党内からも批判の声が上がっており、安倍首相は説明を迫られる事態になっている。週刊誌の政治担当記者が言う。

「桜を見る会自体は歴史があり、民主党政権時代の鳩山首相のときにも開催されています。“税金で花見なんて”という声はかねてよりありましたが、各国の大使や皇族なども招かれるイベントで、政府は“必要な公式行事である”とのスタンスを崩していません。毎年、旬な人物が招かれるため、芸能人としては1つのステータスになっており、ワイドショーなどでもその様子は取り上げられますが、数年前にキャバ嬢が招かれたことが話題になるなど、人選に関しては疑問点も多く、論争は簡単には収まらないでしょう」(政治担当記者)

 花見と言っても、今年度の参加者は約1万8,000人で、費用は5,700万円以上。公金の使い方として適切かどうか、国民が納得する説明をする必要はありそうだが、かつて桜を見る会に実際に出席したOさん(60代・女性)は、これだけお金がかかる理由の一端を見たという。Oさんは夫が地元の政治家と懇意であり、夫婦揃って招かれている。

「私が会に出席したのは数年前のことです。会場では、紅白に出場するような歌手や五輪のメダリストなども見かけましたが、印象に残っているのは食事です。会場には日本酒やビール、お団子、いなり寿司、焼き鳥、サンドウィッチ、洋菓子、和菓子などが用意されていました。しかしほぼ取り放題なので、お菓子類などは早いもの勝ちで、お饅頭のパックを20個以上もカバンに詰め込んだり、料理を詰めるタッパーを持参してきている“プロ”もいました。きっとお土産にするのでしょう。今回の騒動を見て、『確かにあれならお金がかかるはず』と、思い出しました」(Oさん)

 バイキングの料理を持ち帰るのは庶民のささやかな願望だが、基本的にはマナー違反であるのも事実。まさかそれが首相主催のパーティーで行われていたとは……。やはり野党が指摘するように、招待客の人選はしっかり考えたほうが良さそうだ。

もはや政界に居場所なし!? 森田健作千葉県知事が芸能界復帰で画策する「3つのこと」とは?

 問われているのは知事としての「資質」だが……。

 9月9日に千葉県に上陸した台風15号で、県の災害対策本部が設置された翌10日に、同県芝山町の「別荘」を公用車で訪れていた疑惑があるとの「週刊文春」(文藝春秋)報道について、11月7日、千葉県の森田健作知事が会見で釈明した。

「森田氏は、車を私用車に乗り換えるため立ち寄ったとし、『問題ない』と説明。さらに『別荘ではなく自宅だ』とし、芝山町の自宅周辺で“私的視察”を行ったことについて、『私の政治スタイル』と強弁しました。しかし、私的なことで知事の仕事を放棄していたイメージはぬぐえず、ネット上では『見苦しい』『県のトップとしてのスタイルを優先して』といった批判が大半を占めています」(週刊誌記者)

 会見翌日の情報番組やワイドショーはこの話題で持ち切り。『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、同局の玉川徹氏が「プライベート視察って初めて僕も言葉として聞きました」「プライベートというのは私的なこと」と指摘。また、同日の『バイキング』(フジテレビ系)では、アンガールズ・田中卓志も「会見の発言もどれ聞いても、疑問が残る返答」「文春の直撃をバンバン否定して大丈夫かな?って。第2の矢、絶対持ってるでしょ?」と文春砲の第2弾を心配する一幕もあった。

「森田氏が記事を否定する会見を行ったことで、文春は知事を辞めるまで追撃する、と息巻いていますよ。県庁職員も“森田離れ”しており、文春への協力者が日増しに増えている状況のようです」(前出・週刊誌記者)

 2017年に3選を果たした森田氏の任期は21年春まで。現在は、出馬と芸能界復帰を両にらみしている状況だという。

「森田氏は、有名芸能人を多数抱える老舗芸能プロ・サンミュージックの第一号タレントで、現在も所属している。本人はこの先、やりたいことが3つあると周囲に話しているといい、その1つが『キャスター転身』。こちらは、地上波では難しいとしてもBSでどうかと、水面下で売り込みがあったようです。残る2つは『映画監督』と『役者の育成』だとか。台風災害の対応で大きく失敗しただけに、芸能界復帰の可能性は高まったかもしれません」(芸能プロダクション関係者)

 余生は「芸能人としてのスタイル」にこだわっていくことになりそうだ。

森田健作千葉県知事のグダグダ会見に「舛添要一のデジャヴュ?」で政治生命の危機

 快進撃を続ける”文春砲”が次にロックオンしたのは森田健作千葉県知事だった。

「『週刊文春』(文藝春秋)は、9月に台風15号が千葉県を直撃した際、森田知事が別荘に出かけていた疑惑を、早い段階でつかんでいました。しかし菅原一秀経産相、河井克行法相のスキャンダル報道に忙殺され、一旦お蔵入りに。その後、公用車の走行記録を情報公開請求によって入手できたことで、報道に踏み切りました。実はETC記録では、県庁から30キロ離れた森田知事の別荘近くのインターチェンジで降りたことしかわからず、県は『コンビニで知事を公用車から降ろし、その後、知事は自分の車で視察した』と答えていたために、文春としては、別荘に行った確証がなかったそうです」(千葉県担当記者)

 ところが文春発売日の11月7日に開かれた定例会見で、森田氏自ら別荘に行ったことを認めたのだから、飛んで火に入るなんとやら。

 もっとも森田氏は別荘を「自宅」と”訂正”し「公用車で帰宅し、運転手付きの自家用車に乗り換えて、車内から30~40分視察した」と抗弁したが、どうにも無理があった。

「9月8日の段階で気象庁は『一気に世界が変わって猛烈な風や雨となる』と異例の表現で注意喚起。多くの自治体が翌9日に災害対策本部を設置しましたが、千葉県は10日午前になってからで、森田氏の対応の遅さが批判されました。森田氏は10日に別荘に行きましたが、ガーデニングが趣味だけに、自分の”作品”たちに損傷がなかったか確認したかったのでしょう。それを素直に謝罪すれば済んだものを、『視察』と明言したためにメディアに付け入る隙をつくってしまった」(同前)

さらに「これが私の政治スタイル」と熱い発言が飛び出し、水を飲む際のコップがわなわなと震えるものだから、往年のスターとあって絵にならないわけはなかった。

 この会見にはワイドショーのレポーターも大挙して訪れていたが、その多くが既視感を覚えたに違いない。2016年6月の舛添要一氏の都知事辞任劇である。週刊誌記者が解説する。

「2016年は、ベッキー不倫、甘利明経済再生担当相の口利き疑惑報道などで『文春砲』の名が確立された年で、舛添氏が公用車で神奈川県・湯河原の別荘に毎週のように通ったことを文春が報じたのは、その年5月。そうした流れに加え、情報公開請求によって明るみになったこと、釈明すればするほどドツボにはまっていく様子、木曜日の文春発売直後に定例会見が開かれること(千葉県は木曜日、東京都は金曜日)が、いちいち酷似しているのです」

 舛添氏は文春報道後、連日ワイドショーの餌食にされ、2カ月後に辞任となった。森田氏も”文春砲”を食らって、政治生命に危険信号が灯ったと言えそうだ。