20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋"を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!
【煩悩002-6】動線最悪の「PCデスク」と「本棚」をなんとかしたい!(Cさん・34歳)

引き続き、第2回目のクライアント・東京の新宿区に住むCさん(34歳)のお部屋です。
前回は、思い出が染み付いた「元彼のソファ」を手放し、明るいベッドルームへと変更しました。今回は、パソコンデスクと本棚の悩みを解消します。
「趣味のイラストを、ペンタブレットで描いています。でも、作業しにくいし落ち着かない……」とCさん。
デスク周りには、収まりきれない本が足元にまで山積みです。また、写真右・4段タイプのプラスチックチェストには、文房具やコレクターグッズがたくさん詰め込まれていました。何をするにも流れが悪そう!
この部屋の問題は、「使いにくいPCデスク」と「重たいプラスチックチェスト」です。どちらもCさん1人では、動かすのにもひと苦労だし、ストレスが溜まります。
窓から入る光をさえぎる、「大きな家具の配置」を変えなければなりません。
問題のひとつ、「重たいプラスチックチェスト」は【煩悩002-3】で、使うモノだけを厳選して手放しました。
収納グッズを購入するときに、こうした「4段チェスト」を選択する方が多いのですが、筆者はあまりおすすめしていません。購入したときは問題なかったとしても、引っ越した時、次の置き場所に困るケースが多く見られるからです。一人暮らしなら、セパレートタイプの収納グッズを選んだほうが身軽で簡単です。
次に、増え続ける本について考えます。
本棚は「7割収納」が理想的!
なまじ大きな本棚があると、ついつい100%詰め込もうとしてしまうもの。
でも、心のゆとりや美観を保つなら、「7割収納」が理想です。残りの3割を「空間」にしておくことができたなら、全体のバランスもすっきりします。
とはいえ、Cさんの楽しみは、マンガやアニメなどの「2次元」と、それにまつわるコレクションです。
Cさんの、本を山積みにしてしまう癖を防止するために「大切なモノ=ポスター」を置きました。しかも、客人に見られたくないタイトルの目隠しにもなります。筆者的には、大好きなキャラに見られている感が、キレイを維持する効果を発揮するかもと期待! ポスターの収納に使用したのは、IKEAのフィスクボーのフレーム(999円/税込)です。
「あふれたら手放す」ルールを作る
次に、整理収納の基本的なルール「この棚に収まる分だけ」をルールにしちゃいましょう。この本棚からあふれたら、手放す本を決める。ルールを決めない限り、永遠にモノは増え続け、「モノにかかる場所代」が金銭的にも負担となっていきます。自分でできる範囲の「増やさないMYルール」を持ちましょう。ちなみに、本は手放すジャッジが早いほど高値で売れる可能性が高いので、お早めに!
使いにくかったPCデスクは、衣類が置かれていたキッチンへと移動しました。4段チェストに詰め込んでいた文房具も、厳選された使いやすいモノだけを選んでデスク上に置きました。これなら、ワンアクションで取り出すことができます。
100円のファイルボックスで、ケーブル収納
Cさんのように、日々の掃除が面倒なタイプは「モノを床置しない」ようにします。ケーブル類などは、ファイルボックス(100円/税抜)にまとめて「片手で持ち上げられるモノ」にすると、掃除の負担も軽くなります。
モワっと澱んだ空気に包まれていた、作業効率の悪いPCデスクをキッチンに移動して

明るく楽しい部屋へと変わりました。

これなら、趣味の時間をもっと楽しめるのではないでしょうか。
【煩悩002-6】の「デスク周り」に使用した金額は、合計1,099円(税抜)です。
→次回【煩悩002-7】は、洗濯機と玄関まわりのビフォーアフターです。
(毎週月曜更新・次回は7月30日予定)
<プロフィール>
ito maki
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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また、ベッド周りに散乱していた「保存用コミック」を、すべてベッド下へ収納しました。無印良品の脚付マットレスに、木製脚(床下26cmタイプ)を追加して、高さを出しました。こちらは、友人から譲ってもらったので0円になります。
グレーのバスマットは、IKEAのアルムティエルン 40×60cm 799円(税込)。2枚で合計1,598円(税込)です。
テーブル周りに散らかっていた美容アイテムも、ダイソーの収納ボックスを2個用意して、コンパクトにまとめました。テーブルの白にあわせて、半透明のシンプルな色味で統一しています。2個で200円(税抜)。
殺風景だったベッド周りの壁には、ダイソーのA4フォトフレームを3つ飾りました。

Cさんのチェストの中は、一見整っていないように見えて、ルールがありました。しかも「1年着なかった洋服は処分」というマイルールも持っているそう。
隣のベッドルームの部屋の奥を見ると、凹になっているのがわかると思います。ここにクローゼットハンガー、白いラック、ブラウンのチェストを置けるのではないでしょうか。


クローゼットコーナーが完成したのち、カゴの中で型崩れをしてしまいそうな帽子たちも救出しました。ニンジャピンという、クロスへの穴が目立たないピンで止めています。
これまで、生活用品を無造作に放り込んでいた白いラックは「バッグ置き場」へと変わりました。

ビフォーの窓際には、気の向くままに置かれたモノが散らばっています。カラーボックス、デスク、プラスチックチェスト、本棚と、高さが異なる家具が多く、圧迫感もありました。窓を家具で遮っているのもよくありません。
座ったとき、視線の先に「抜け」があると、広さを感じられます。また「高さ」と「面」を揃えればスッキリ度もアップします。ここでは、ニトリのカラーボックス1,102 円(税抜)を追加で購入しました。ニトリのカラーボックスは棚板を追加できるので、暮らし方が変わっても融通が利くのでオススメです。



テレビ前のテーブルで食事をとり、テレビ裏からお気に入りのミラーを取り出してメイクをするというCさん。
洋服を置く空間がないため、キッチン脇がCさんにとっての「クローゼット」のようです。小さな押入れはひとつあるものの、通気性が悪く臭いがこびりついているため、趣味のグッズを保管するためだけの場所になっています。
増えるばかりの漫画やグッズが、ベッドやソファにまで侵食し、動線をいっそう狭めています。前彼と買いに行ったというブラウンのソファが、強い存在感を放っているような?
漫画を描くのが趣味というCさんですが、そのためのPCデスクは、本棚からあふれた本で埋もれています。左下の白いテーブルや、本と「シルバニアファミリーの家」に埋もれた衣装ケースを移動しないと、作業スペースが足りません。衣装ケースには、漫画を描く文具類やイベントのグッズが詰まっているそう。
友人と家族に心配されて、プラスチック製のタンスを数カ月前に購入したばかり。洋服は断捨離済みで、上に散らかる衣類はフリマ出品用だとか。
趣味のイベントが重なると出費が増えるため、なるべく自炊をしたいものの、動線が定まらず、清潔さを保てていないようです。シンク下の排水口まわりの湿気が気になるので、食材を保管するスペースも確保したいところ。







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ダークブラウンの家具を選ぶ理由に「暗い色なら汚れが目立たないと思って……」とAさん。



「テーブル周り」と「テレビ周り」の、アフター写真です。














グループにまとめた収納ボックスに、それぞれラベルを貼って「収納ラック」へと戻して完成です。