欧米では当たり前、お隣韓国でも実施する「性犯罪者への薬物投与」で再犯防止はどうなるか?

 性犯罪者の再犯を防止するための方法として、薬物による治療があるのをご存知だろうか。この薬物治療、欧米では広く採用されており、国内でも取り入れようという動きが出ている。

法務省を中心に薬物治療の導入を検討

 2018年8月に「性犯罪の出所者らに国費で薬物治療」という一部報道があった。その内容は、「法務省が同種の犯罪を繰り返す傾向があるとされる性犯罪者や薬物犯、窃盗犯らの再犯防止策として、満期出所した元受刑者らに国費で薬物治療や認知行動療法を受けさせる制度を整備する方針を固め、19年度から実施の見通し」というものだった。

 今のところ、元受刑者らに実際に薬物治療が行われたという報道はないものの、法務省を中心に性犯罪者などに対して、薬物治療の導入が検討されている。

 性犯罪者に対する薬物治療は欧米では広く行われており、お隣の韓国でも取り入れられている。薬物の効果で性犯罪者の性的欲求や性衝動を抑制するのは「化学的去勢」と呼ばれ、薬物を注射や錠剤により定期的に投与することで再犯を防止する治療法だ。具体的には、薬物により性犯罪者の男性ホルモンの水準を低下させる。

 このため、食欲減退や吐き気など様々な副作用があり、“乳房が膨らんでくる”といった女性化の副作用が出ることもある。ただ、投与を中止すると副作用もなくなり、性的欲求や性衝動も回復する。

 06年の法務省の「性犯罪者処遇プログラム研究会報告書」(http://www.moj.go.jp/content/000002036.pdf)では、
「薬物治療について、性犯罪者の薬物療法は、現在日本において薬事法承認済みの薬剤を使用したとしても、いずれも承認された効能・効果外の使用であり、通常の矯正施設において提供される医療の範囲を超えることになり、本人の同意の任意性が担保できない以上、医療倫理の問題も生じる。さらに、断薬により症状がぶり返す傾向を考え合わせると、矯正施設出所後、あるいは保護観察終了後も継続的に薬物療法を受ける環境が整って初めて、矯正処遇あるいは保護観察処遇の一環としての薬物療法が有意義になると考えられる」としている。

 つまり、

①使用される薬物は、日本では複数の製薬会社からの薬剤が承認されているが、そのほとんどは例えば抗うつ剤のように効能・効果外の使用となる。

②副作用などがあり、本人の同意が必要となる。

③薬物の使用を中止すると、性的欲求や性衝動も回復する。

④出所後、継続して薬物療法を受けられる環境などの問題がある。

ということだ。

 その上、実際に薬物治療を行っている欧米でも、薬物の有効性や再犯防止への効果を疑問視する声もあり、また、プライバシーや人権といった問題も関わってくる。決して、強制的に薬物治療を受けさせるわけにはいかないからだ。

 もうひとつの問題として、女性性犯罪者の問題もある。これまでの薬物治療は男性の性犯罪者を主としているが、数は少ないものの女性にも性犯罪者は存在する。実は、女性性犯罪者に対する薬物治療の研究は少なく、薬物治療そのものが困難な状況にある。

 また、仮に薬物治療を行ったとしても、薬物の有効性や再犯防止への効果があるのかはまだまだ実証されていない。

 確かに18年の犯罪白書によると、17年中の再犯率は強制性交等罪で4.8%、強制わいせつ罪で8.2%となっている。しかし、これは刑法犯全体の再犯率15.1%と比較すると少ないことも、また、確かだ。

 現在、性犯罪者などは刑務所で認知行動療法に基づく再犯防止指導の受講が義務付けられ、仮出所者は保護観察所に通いながら指導を受けなければならない。だが、満期出所者は指導を受ける必要はなく、また、指導を受ける場合は全額自己負担となっている。例えば、薬物治療を受ける場合も同様だ。しかし今回の法務省の検討では、満期出所者が治療や認知行動療法を受ける場合には、国費により賄われることになる。

 再犯の防止は重要だ。これは性犯罪だけではなく、刑法犯全体にも言えることだ。しかしながら、薬物を使っての再犯防止には、まだまだ研究・実証する必要があり、また、人権に対する配慮なども必要となってきそうだ。

女子生徒のほとんどが被害に? 6年間にわたりわいせつ行為を繰り返した小学校教師が逮捕!

 中国でまたしても、男性教師による女子児童へのわいせつ事件が発覚した。

 江西省上饒市の警察が9月19日に発表したところによると、石源村という山あいにある村で、小学校の代行教師・江(68)が、児童わいせつの容疑で逮捕されたという。

 江は地元の出身で、43年間、教壇に立っていたが、2011年に定年退職。その後は小学校の代行教師を務め、13年から現在の小学校で働いていた。

 被害に遭った女児たちの保護者によると、子どもたちは長期間にわたってわいせつ行為を受けていたという。

 今回の逮捕を受け、さらに衝撃的な情報も飛び出した。あるネット民が中国版Twitter「微博」で告発したところによると、江には児童わいせつの前科があり、石源村の小学校で教えていた6年の間に、ほとんどの女児が江のわいせつ行為の被害に遭っており、上は12歳、下は4歳にまで及んでいたという。

 これまで事件が発覚しなかった理由について、中国事情に詳しい吉井透氏はこう話す。

「現地では出稼ぎに出ている親が多く、子どもたちの多くは祖父母と暮らす、いわゆる『留守児童』。被害児童たちが実の親とのコミュニケーションが取りにくい状況にあったため、発覚が遅れたとみられています。また、親の不在は性教育の遅れにも直結する。留守児童を狙った性被害では、被害児童自身に被害を受けた認識がないという例も少なくありません」

 今回、江のわいせつ行為が発覚したきっかけは、一人の女児が両親に下腹部の痛みを訴えたことだった。両親が詳しく問いただしたところ、女児はようやく、江に“なでられた”ところだと告白したのだという。やはり女児自身、自分が受けた性被害に気づいていなかった可能性もある。

 親と離れて暮らす子どもたちにとって、教師は信頼すべき身近な大人の代表格であるはずだ。その信頼を悪用して犯行に及んでいた加害者には、厳罰が処されるべきだろう。

(文=佐久間賢三)

インド鉄道駅で母親と仮眠中の3歳女児を連れ去り、輪姦・頭部切断!

 幼い女児をターゲットにした忌まわしい性犯罪が続発し、社会問題にまで発展しているインドで、またしても凄惨極まる事件が発生した。

 東部ジャールカンド州の工業都市ジャムシェドプル市で3歳女児が誘拐、レイプされたのちに頭部を切断、遺体で発見されたのだ。

 彼女が誘拐されるまさにその瞬間が、同市のタタナガル鉄道駅のプラットホームに設置された防犯カメラに捉えられていた。

 ホームには、地べたに横たわり、仮眠を取る複数の人々。その中の一人の女児が、男に抱えられ、連れ去られていく。女児は寝ぼけているのか、事態がつかめていないようで、その男の首に手を回してしがみついている。その後、女児を抱く男は、共犯者とみられる別の男と共に悠々とした足取りでその場から立ち去ったのだった。

 印紙「ヒンドゥスタン・タイムズ」によると、女児は、ジャムシェドプル市から80キロほど北にある西ベンガル州プルリアから、母と共に同市を訪れていた。この日は帰りの列車を待っていたとみられ、駅のホームで母親と仮眠を取っていた。しかし、事件発生時、母親も睡眠中だったため娘が誘拐されたことに気付かなかったようだ。

 この映像が決め手となり、30代の男2人が逮捕された。うち1人は、2015年に女児を誘拐・殺害しようとした罪で有罪判決を受け、服役していた刑務所から出所したばかりだった。

 彼らの供述によると、女児を誘拐したのちに2人で「丸1日以上にわたって輪姦」したが、女児が泣きやまないために殺害したという。頭部を切断したのは、身元の判明を遅らせるためだったのか、それとも異常な欲望を満たすためだったのだろうか……。

 さらにこの事件では別のもう1人の男が、誘拐を手助けしたとして逮捕されている。その男は、なんと被害女児の母親のパートナーで、2人の旅行に同行していたというのだ。つまり、この男は自身のパートナーの連れ子を、2人のレイプ殺人犯に引き渡したということになる。連れ子を疎ましく思ったのか、そもそも女児を誘拐する目的で母親に接近したのかについては、いまだ明らかにされていない。同じく、パートナーの男とレイプ殺人犯がどのようにして出会ったかについても、今後の取り調べを待たなければならない。

 大人の男たちにもてあそばれ、たった3年で絶たれた女児の命……。ちなみに、女児の頭部は、いまだ見つかっていない。

インド鉄道駅で母親と仮眠中の3歳女児を連れ去り、輪姦・頭部切断!

 幼い女児をターゲットにした忌まわしい性犯罪が続発し、社会問題にまで発展しているインドで、またしても凄惨極まる事件が発生した。

 東部ジャールカンド州の工業都市ジャムシェドプル市で3歳女児が誘拐、レイプされたのちに頭部を切断、遺体で発見されたのだ。

 彼女が誘拐されるまさにその瞬間が、同市のタタナガル鉄道駅のプラットホームに設置された防犯カメラに捉えられていた。

 ホームには、地べたに横たわり、仮眠を取る複数の人々。その中の一人の女児が、男に抱えられ、連れ去られていく。女児は寝ぼけているのか、事態がつかめていないようで、その男の首に手を回してしがみついている。その後、女児を抱く男は、共犯者とみられる別の男と共に悠々とした足取りでその場から立ち去ったのだった。

 印紙「ヒンドゥスタン・タイムズ」によると、女児は、ジャムシェドプル市から80キロほど北にある西ベンガル州プルリアから、母と共に同市を訪れていた。この日は帰りの列車を待っていたとみられ、駅のホームで母親と仮眠を取っていた。しかし、事件発生時、母親も睡眠中だったため娘が誘拐されたことに気付かなかったようだ。

 この映像が決め手となり、30代の男2人が逮捕された。うち1人は、2015年に女児を誘拐・殺害しようとした罪で有罪判決を受け、服役していた刑務所から出所したばかりだった。

 彼らの供述によると、女児を誘拐したのちに2人で「丸1日以上にわたって輪姦」したが、女児が泣きやまないために殺害したという。頭部を切断したのは、身元の判明を遅らせるためだったのか、それとも異常な欲望を満たすためだったのだろうか……。

 さらにこの事件では別のもう1人の男が、誘拐を手助けしたとして逮捕されている。その男は、なんと被害女児の母親のパートナーで、2人の旅行に同行していたというのだ。つまり、この男は自身のパートナーの連れ子を、2人のレイプ殺人犯に引き渡したということになる。連れ子を疎ましく思ったのか、そもそも女児を誘拐する目的で母親に接近したのかについては、いまだ明らかにされていない。同じく、パートナーの男とレイプ殺人犯がどのようにして出会ったかについても、今後の取り調べを待たなければならない。

 大人の男たちにもてあそばれ、たった3年で絶たれた女児の命……。ちなみに、女児の頭部は、いまだ見つかっていない。

8歳女児を集団レイプ、殺害・切断した鬼畜3人、死刑を逃れて終身刑に……各地で抗議デモも

 レイプ事件が続発するインドで先日、8歳の女児を集団レイプした上に殺害した男3人が死刑を逃れて終身刑となったことから、インド中で怒りの声が上がっている。    

 インド北西部のカシミール地方で昨年1月、薬物で眠らされたアシファ・バノちゃんがヒンドゥー教寺院に連れ込まれ、1週間にわたり性的暴行を受けたあと、首を絞められ、石で殴打されて殺害、遺体を切断されるという事件が起こった。

   先日行われたこの裁判で検察官は、事件に関わった8人の被告のうち、アシファちゃんを襲った3人に対し死刑を求刑したが、判決は終身刑。被告の一人は定年退職した公務員で、アシファちゃんが拘束されていた寺院の管理人をしていた。

  ほかの3人は報酬を受け取り証拠を隠滅した罪で5年の禁 錮刑、7人目の男は無罪となり、もう一人は未成年であるため、少年審判を受けることになっている。

  アシファちゃんはイスラム教徒の遊牧民族の娘で、ヒマラヤ山脈の山すそで家族の所有するポニーに草を食べさせていた時に誘拐されたという。

  遺体は1週間後に森の中で発見された。遺体を調べたところ、抗不安剤を打たれた上で何度もレイプされ、石で殴打されて首を絞められていた。

    事件が起こったジャンムー・カシミール州の州都ジャンムーでは、2日間にわたり暴力的な抗議活動が勃発し、ニューデリーやムンバイ、バンガロールなど他の都市でも抗議のデモが行われた。

  ジャンムー・カシミール州はインド国内で唯一、イスラム教徒が多数派となっている地域だが、事件が起こったジャンムーはヒンドゥー教徒が多数の地域となっている。

    公判では、レイプ後、3人はアシファちゃんを殺害しよう決めたが、そのうちの一人が最後にもう一度レイプするため、ほかの2人に殺害をいったん中止させていたことが判明している。また犯人たちは、事件をもみ消すために、3人の警察官にワイロを渡していた。

    インドでは2012年、ニューデリーで女子学生が集団レイプ後に殺害された事件の直後にも大きなデモ活動が行われている。その後、レイプ犯罪は厳罰化されたものの、事件が減ることはなく、年間4万件もの被害が報告されているという。

  今回の鬼畜極まりないレイプ殺人犯に対し死刑が適用されなかったことに、国民の間では不満も噴出している。

    インドがレイプ大国の汚名を返上できる日は、一体いつになるのだろうか?

8歳女児を集団レイプ、殺害・切断した鬼畜3人、死刑を逃れて終身刑に……各地で抗議デモも

 レイプ事件が続発するインドで先日、8歳の女児を集団レイプした上に殺害した男3人が死刑を逃れて終身刑となったことから、インド中で怒りの声が上がっている。    

 インド北西部のカシミール地方で昨年1月、薬物で眠らされたアシファ・バノちゃんがヒンドゥー教寺院に連れ込まれ、1週間にわたり性的暴行を受けたあと、首を絞められ、石で殴打されて殺害、遺体を切断されるという事件が起こった。

   先日行われたこの裁判で検察官は、事件に関わった8人の被告のうち、アシファちゃんを襲った3人に対し死刑を求刑したが、判決は終身刑。被告の一人は定年退職した公務員で、アシファちゃんが拘束されていた寺院の管理人をしていた。

  ほかの3人は報酬を受け取り証拠を隠滅した罪で5年の禁 錮刑、7人目の男は無罪となり、もう一人は未成年であるため、少年審判を受けることになっている。

  アシファちゃんはイスラム教徒の遊牧民族の娘で、ヒマラヤ山脈の山すそで家族の所有するポニーに草を食べさせていた時に誘拐されたという。

  遺体は1週間後に森の中で発見された。遺体を調べたところ、抗不安剤を打たれた上で何度もレイプされ、石で殴打されて首を絞められていた。

    事件が起こったジャンムー・カシミール州の州都ジャンムーでは、2日間にわたり暴力的な抗議活動が勃発し、ニューデリーやムンバイ、バンガロールなど他の都市でも抗議のデモが行われた。

  ジャンムー・カシミール州はインド国内で唯一、イスラム教徒が多数派となっている地域だが、事件が起こったジャンムーはヒンドゥー教徒が多数の地域となっている。

    公判では、レイプ後、3人はアシファちゃんを殺害しよう決めたが、そのうちの一人が最後にもう一度レイプするため、ほかの2人に殺害をいったん中止させていたことが判明している。また犯人たちは、事件をもみ消すために、3人の警察官にワイロを渡していた。

    インドでは2012年、ニューデリーで女子学生が集団レイプ後に殺害された事件の直後にも大きなデモ活動が行われている。その後、レイプ犯罪は厳罰化されたものの、事件が減ることはなく、年間4万件もの被害が報告されているという。

  今回の鬼畜極まりないレイプ殺人犯に対し死刑が適用されなかったことに、国民の間では不満も噴出している。

    インドがレイプ大国の汚名を返上できる日は、一体いつになるのだろうか?

シングルマザーに近づき娘にいたずら……まさに「ロリータ」を具現化した鬼畜男

 言葉巧みにシングルマザーに近づき、その子どもにわいせつ行為を繰り返していた男に対し、懲役11年の刑が言い渡された。

 判決を受けたのは、山形県に住む35歳の男。2014年から4年の間、当時4歳から9歳までの女児4人に対し、乱暴やわいせつ行為をした上、裸の画像も撮影していた。その手口はまさに“鬼畜の所業”だ。男はシングルマザーに「母子家庭の力になりたい」と言って近づき、彼女たちから娘を預かってわいせつな行為を繰り返していたとのこと。被害者の1人は『FNN』の取材に対し、「『じゃあ預かろうか?』、『この時間1人にさせてあげるよ』というようなことは、口癖のように言っていた」と答えている。

 犯した罪はもちろん、手口の周到さからみて情けをかける余地などないが、このニュースを聞いた文学関係者は、とっさに“ある本”のことが頭をよぎったという。現在大手出版社で働く男性はこう語る。

「“ロリコン”という単語は今や辞書にも掲載されていますが、もともとはロシアの作家、ウラジーミル・ナボコフが書いた『ロリータ』という小説から生まれた言葉です。『ロリータ』は少女をこよなく愛する中年男性の姿を描いた作品で、何度も発禁処分を受けるなど物議を醸しましたが、結果的にはそれがかえって評判を呼び、新潮文庫の日本語訳もいまだに売れ続けています。問題は、今回捕まった男の手口が、『ロリータ』のストーリーに酷似していることです。『ロリータ』の主人公は、ある少女に一目惚れしますが、その少女に近づくためにシングルマザーである彼女の母親と結婚し、少女を自分のものにするのです」(大手出版社男性)

『ロリータ』とは違い、山形の男はシングルマザーの結婚相手にはなっていないが、やり口はほぼ同じだ。そんな男に対し、山形地裁は懲役11年の実刑判決を言い渡したが、週刊誌の事件担当記者は言う。

「警察関係者や犯罪専門家の間では“わいせつ犯は繰り返す”というのが定説で、“出所後も居場所を把握できるようにするべき”“前歴を公開するべき”という議論がたびたび行われています。アメリカの多くの州やドイツ、フランス、イギリスなどでは性犯罪者をGPSで監視する取り組みが施されており、一定の効果を生んでいます。性犯罪に対する日本人の処罰感情は極めて強く、昨年には10人以上の女性を強姦した三重県の男に求刑通りの無期懲役が言い渡されました。山形の男は控訴する意思があるようですが、シングルマザーの弱みにつけ込む手法は犯情が極めて悪く、高裁ではより厳しい判決も予想されます」(事件担当記者)

 知ってか知らでか、ロリコンの語源となった本のストーリーをなぞるとは、まさに生粋の“ロリータコンプレクス”と呼ぶしかなさそうだ。

男女の“生きづらさ”の違いとは? 「共に被害者」という主張が強くなっているジェンダー論

 昨年、世界経済フォーラムが発表した、世界各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は世界144カ国中114位。過去最低だった前年の111位よりさらに後退した。この指数にも表れているような、数々の女性の生きづらさの事例を、作家の雨宮処凛さんは著書『「女子」という呪い』(集英社クリエイティブ)でつづっている。その雨宮さんと、著書に『介護する息子たち 男性性の死角とケアのジェンダー分析』(勁草書房)があり、男性視点でジェンダーを研究している社会学者の平山亮さんに、社会が男女に求める矛盾や男女の生きづらさについて語ってもらった。

■男らしさや女らしさは、周りの人とのやりとりの中で押し付けられていく

――まずは、雨宮さんが考える「女性の生きづらさ」について、あらためて教えてください。

雨宮処凛さん(以下、雨宮) 『「女子」という呪い』の裏表紙の帯にも書いてありますが、「男以上に成功するな」とか、「女は馬鹿なほうが可愛い」とか、「男の浮気は笑って許せ」などと言われ、小さい頃からそうした概念を刷り込まれている一方で、仕事をして自立しつつ、結婚・出産をして家事も育児もするのが当然だとするダブルスタンダードがあります。人間としての幸せと女性としての幸せのラインが分かれていて、どちらを取るかを常に迫られながら、どちらも実現しろという圧力もある。また、結婚によって名字が変わるのも女性というのが、まだまだ一般的です。

 私が特につらかったのは、女同士のマウンティングです。持っているブランドとか彼氏のランクだとか、そのような格付けの同調圧力のようなものに、10代、20代の頃は苦しめられました。また、セクハラであっても、自分のせいなのではないかと口を封じてしまうことがあります。そのようなもの全般が、女性の生きづらさだと思っています。

平山亮さん(以下、平山) 私が雨宮さんの本を読んで鋭いなと思ったのは、男らしさや女らしさは、周りの人とのやりとりの中で押し付けられていくと書かれていることです。ジェンダーの話は、男らしさ規範や女らしさ規範が空から突然降りてくるかのように書かれていることが多いのですが、雨宮さんは、規範を日常生活にしつこく持ち込んでくる誰かがいること、特におっさんが女らしさについてケチをつけてくるのだということを書かれていて、私はとても納得しました。

――平山さんは著書の中で、男性の生きづらさと女性の生きづらさは比較できるものではないと書かれています。この点について、詳しくお聞きしたいです。

平山 多分、自分の意のままにならないことをなんでも「生きづらさ」と言ってしまって、「生きづらさ」という言葉を乱用している人が一部いるんです。社会が求める「男性は家族を養ってナンボ」という男らしさの規範を達成できないことを「生きづらさ」と言っている人がいますが、家族を養ってナンボという規範をよく考えてみると、要は「家族を自分の支配下に置かせたい」ということです。

 だとすると、例えば男女の賃金格差がはっきりあって、男性と比べて女性が1人で生きていくのが難しいという生きづらさと、男性が家族を養ってナンボという規範を達成できないままならなさというのは、少し違っています。生きづらさという言葉が幅広く受け取られることによって、本当は一緒にしてはいけないものまで一緒にしている人がいるということを私は危惧しています。最近のジェンダー論では、「男性も女性も共に被害者である」という主張が、わりと強くなっているように感じます。

雨宮 男女とも被害者であると訴えるほうが、多くの人から支持を受けますよね。

平山 雨宮さんは、そのような傾向をどう考えてらっしゃいますか?

雨宮 この本を出した際のイベントでお客さんに接したとき「男のほうがつらいんだ」とか「男のつらさもわかってくれ」という意見は多くいただきました。でも、そうやって言える男性はまだいいと思います。確かに、男性は、男性にしかされないハラスメントを受けることもあります。例えば上司にキャバクラや風俗への同行を強要される、大量の飲酒を強いられる、上半身裸になるなど宴会芸をさせられたり、靴に注いだビールを飲ませるという会社もありました。本人からすると死ぬほどつらいのに、みんなが笑っているからその空気を壊せない。宴会芸などを喜んでやる男性も中にはいますが、本当につらい人でも「男らしくない」「男のくせに」と黙らされてしまいます。

 とても雑な言い方をすると、男性に求められているものは「働け、稼げ、以上」という感じがします。女性の場合はいろんな道があるからこその生きづらさですが、男性は働いて賃金を獲得しないと生きる価値がないということが前提になった上で、ひとつしかない道の生きづらさです。ひきこもりに男性が多いのも、そのことと関係があるでしょう。だから、生きづらさにおいて比較はできません。「男だってつらいんだ」という反応が来るのはわかりますが、「どっちがつらい合戦」をやっても絶対に答えは出ないでしょうし、それはあまり意味がないことだと思います。

平山 先ほど雨宮さんがおっしゃった、男性にしか起こらないハラスメントのお話で思い出すのが、私の個人的な体験です。私は全然覚えていないのですが、初めて幼稚園に行って帰宅したとき、親に「怖い」と言ったそうなんです。男の子たちは普通に遊んでいるように見えるのだけど、実はすごくお互いを牽制し合って、自分のほうが上であると誇示しようとしていたことを「怖い」と言ったようです。遊びモードの中で相手を抑えつけることが普通に行われていて、笑いに変えてしまっているところがあるので、男性のハラスメントは見えにくいです。

雨宮 平山さんの著書『迫りくる「息子介護」の時代 28人の現場から』(光文社新書)の中で、弱音も含めた介護の話ができる男性同士の友人がいる人もいれば、全くいない、逆に男友達に会うと惨めに思えて傷つくという人もいると書かれていましたよね。なんかすごくわかるというか、親戚のおじさんなんかを含めた年配の男性の会話を見ていると、「俺のほうが偉いんだ」という競争ばかりで、かわいそうになるくらい貧しいコミュニケーションだなと感じます。

平山 コミュニケーションが貧しいし、独り言合戦のようですよね。自分はこういうことを知っている、僕はもっと知っているという話ばかりで、あまり自分がどう思っているかを話すことを訓練されてきていないような。

――そのような男性による牽制は、大きな社会問題にまでなった、日大アメフト部の選手が、監督の指示で関西学院大学の選手に違反タックルをしかけた事件にも通ずるよう思えます。ネット上では、この選手と同様のパワハラ被害者として、元TOKIOの山口達也によるわいせつ事件被害者の女子高生と比較するツイートが話題になっていました。女子高生には「(もう大人なのに)男の部屋に行く女子高生が悪い。自己責任だ」という二次加害が見受けられる一方、選手には「まだ20歳なのにかわいそう」と同情する意見が多いということを並べて、男女の非対称を訴えているのですが。

平山 私はあまりネットに詳しくないので、正しく理解できているかどうかわからないのですが、山口事件の被害者の女子高生と、日大アメフト部の学生を比較できるのだということにびっくりしました。というのは、アメフト部の学生は確かに上からの圧力は受けましたが、加害者になってしまったわけです。けれど、山口事件で被害に遭った女子高生に加害性は一切ありません。女子高生と違反タックルを受けた関西学院大学の学生を並べるのならわかりますが、加害性のない女子高生と日大アメフト部の選手を並べてしまうことが怖いなと感じています。

 これは男女の問題だけではないのかもしれないのですが、「マジョリティ特権」というのは、責任を解除してもらえるというか、自分がやった行為や自分が置かれた状況を説明するための理由を周りが勝手に用意してくれることだと思うんです。だからそういう点で見ると、男性と女性はとても対照的で、男性は「妻の頼み方や言い方が悪いから、家事をやる気がなくなった」と言いますが、女性は「自分の頼み方や言い方が悪いから、家事をしてもらえない」と言います。

雨宮 言い方が悪いからやる気なくなるって、甘え腐ってるというか……。

平山 性犯罪をめぐっても「防御しなかった女性が悪い」というふうに、過剰なまでに全部が自分の責任であるという“主体”にならされる女性と、責任主体にならず「露出の多い格好で歩いていた女性が現れたからやってしまった」というふうに、あくまで男性を“受け身”に置く説明が幅を利かせている。だから、男性の受け身性のようなものは、すごく理解してもらいやすい傾向にあります。そうすると、アメフト部の選手も「上から言われてやらされたんだよね」という共感がすっと降りてくる。だけど、女性の場合そのようなことは許されず、あくまでもその女性の意思とか判断というのが原因に求められます。

雨宮 その通りですね。被害を受けた女子高生のほうは、完全に受け身です。

平山 男性は自分から能動的にやらなければいけないといった規範があるように言われていますが、一般的に男性の行動は、いつも受け身で理解をしてもらえるんです。
(後編へつづく)

(姫野桂)

“淫獣教師”が教え子女児9人の下半身にイタズラして逮捕「教卓の上に座らせ処女膜を破損」

 このところ中国では教師によるわいせつ事件が頻発している。つい先日も、小学校の校長が女子児童20人以上に性的なイタズラをしていたことが発覚し、その校長は逮捕されたばかり(参考記事)。

 事件は大きく報道されており、各学校では教師たちに改めて注意が喚起されているのではないかと思うのだが、こういった行為はもはや病気の一種で、どうにもやめられないのか、またしても教師によるわいせつ事件が発覚した。

 中国南東の内陸部にある江西省・上饒市の小学校で、50歳の男性教師が女子児童9名にわいせつ行為を行った容疑で逮捕されたのだ。

 被害にあった一人の女児の父親によると、今年に入ってから娘がしょっちゅう泣くようになり、下半身に痛みを訴えていたという。母親が娘の体を見たところ、下半身の外部が腫れており、炎症を起こしている可能性があったという。

 何があったのか娘を問いただしてみても、娘は何も話そうとはしない。ところが4月初めになって、数名の子どもたちとふざけていた中で、娘は自分の身に何があったのかを、ついに口にした。男性教師がその女児を教室で教卓の上に座らせると、下半身に手を伸ばし、撫で回していたというのだ。

 その話を聞いた同級生の保護者たちは、クラスの女児たちを病院の婦人科に連れていき検査を受けさせた。すると、9名の女児が性的イタズラの被害を受けており、そのうちの2名は処女膜を損傷していたという検査結果が出た。

 その教師はすぐさま逮捕され、学校の校長と副校長も行政処分を受けることになったという。

 中国語で学校の教師のことを「老師」(ラオシー)と呼ぶ。新卒の若い先生でも老師である(ちなみに中国語で妻のことは、若妻であっても「老婆」)。そのことからもわかるように、中国で「老」は尊称として使われることも多い。そんな教師のモラルが、中国では大きく崩れようとしている。
(文=佐久間賢三)

16歳の少女を、村の男5人が4年間代わる代わる……少女は妊娠するも、父親は不明

 貧しい農村で、両親が大都市への出稼ぎで家を長期間不在にし、残された子どもたちが年老いた祖父母や親戚の家で育てられる「留守児童」の問題は、中国で大きな社会問題となって久しい。

 親の目が行き届かないために子どもたちが教育をまともに受けることができなかったり、悪い誘惑にからめとられて犯罪の道に走ったり、特に少女たちは性的暴行を受けるケースも多い。

 そんな中、中国内陸部にある湖南省の農村で、16歳の少女が妊娠していることが発覚した。帰郷した両親が問い詰めたところ、少女は12歳のときに村の男に犯され、以降、5人の男に犯され続けていたのだという。

 これを報じたニュースサイトの「ホウハイ新聞」によると、その男たちは上は80歳、下は19歳の村の男たちで、そのうちの一人などは、少女は名前さえ知らなかったという。

 少女の家は貧困家庭で、両親は出稼ぎに出ており、少女と2人の妹は耳が不自由な祖母が面倒を見ていた。少女の妊娠には誰も気づいておらず、ある日突然、少女は学校をやめて働きに出たいと言い出し、実際、しばらく隣の広東省で働いていた。ただ、それが一区切りつくと今度は失踪し、両親がなんとか見つけ出して理由を聞くと、ようやく少女は強姦被害を告白したのである。

 最初は12歳の時、村の外から来た50歳ほどの男が来て、「体重はどれくらいだ?」と抱きかかえられ、そのまま部屋に押し込まれ、犯されたのだという。事が終わると男は少女に30元(約500円)を渡し、以降も村に来るたびに少女を犯しては小遣いを渡していたという。

 それ以降、今度は村の男たち4人が代わる代わるやって来ては、少女を犯すようになっていった。80歳の男は、劇を見に連れていくと騙して少女を家に連れ込んで暴行。19歳の男は少女を遊びに誘って、山に連れ出して暴行。40歳の男は少女を何度も家に連れ込んで犯していた。

 この40歳の男は、少女が妊娠したことに気づき、病院に連れていって堕胎させようとしたという。さらには、少女が広東省に働きに出ていたとき、わざわざ彼女を探しに来て、そこでも体の関係を強要したという。

 少女は自分が妊娠してお腹が大きくなってきて学校の同級生たちにからかわれることを恐れ、学校に行きたくなくなったのだという。少女は「お腹の子はもう5カ月。お父さんは誰だかわからないわ」と話している。

 少女の母親は事情を知るとすぐに警察に通報。警察は直ちに捜査に乗り出し、5人のうちの4人を逮捕、もう一人の容疑者も特定しているが、まだ逮捕には至っていない。

 逮捕された4人のうち、一人は少女を犯したことを認め、もう一人は性的関係を持ったことすら認めず、残りの2人は合意の上だったと話しているという。

 すでに少女は妊娠6カ月を過ぎ、まだ幼いだけに堕胎をすると体に大きな負担を与え、大人になってから再度妊娠できる可能性が低くなると、産婦人科医は指摘しているという。

 貧しい農村の「留守児童」の問題と、村の男たちによる野獣同然の行為。中国の経済発展の裏側に潜む闇は深い。
(文=佐久間賢三)