『奥様は、取り扱い注意』より深刻!? 合コン相手に性病をうつされ、夫にバレた結果……

 綾瀬はるか主演の連続ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。綾瀬演じる主人公・伊佐山菜美は、特殊工作員という過去を持つ専業主婦で、同じセレブ住宅街に暮らす、主婦友の大原優里(広末涼子)や佐藤京子(本田翼)とともに、主婦の間で起きるさまざまなトラブルを解決していくストーリー。

 11月15日放送の第7話では、菜美は主婦仲間の友恵(霧島れいか)から、人を探してほしいと頼まれる。そんな中、京子には、夫・渉(中尾明慶)の浮気疑惑が浮上。一方、夫・啓輔(石黒賢)の態度に耐えかねた優里は、罪悪感を持ちながらもママ友に誘われた合コンに向かう……という展開だ。

「合コンにハマって、散々な目に逢いましたよ」と語るのは、裕香さん(仮名・30歳)。裕香さんがのめり込んだのは「街コン」。店側が協賛し、街ぐるみで行われる大型の合コンイベントだ。

「普通の合コンと違い、『アラサー限定街コン』や『セレブ男性と出会える街コン』など、多数のジャンルがあるのも魅力的でした。昼に開催されるものも多いので、夫にバレずに参加できるのもよかったんです。主婦でも、独身を装って参加している人は多かったですね」

 裕香さんと夫は、同じ大学を卒業した後に結婚した。合コンと無縁だった学生生活の反動が、街コンにハマった理由だと話す。

「大した社会人経験もないまま結婚したので、サラリーマンの男性に憧れていました。学生時代の子どもっぽい男子と違い、街コンで出会った男性は、すごく魅力的に見えましたね。褒め上手で気前が良く、遊び方もスマート。初めは、独身の友人に誘われて仕方なく行った街コンですが、気がついたら私の方がハマっていました」

 「チヤホヤされることに慣れてなかったので、うれしかった」と話す裕香さん。街コンでの異性との出会いが、肉体関係に進展するまでに時間はかからなかった。

「大人数で行われるので、どの街コンでも必ず1人はタイプの男性がいました。連絡先を簡単に交換できるのが街コンの趣旨なので、カッコイイ人を見つけたら、すぐに交換していました。その日のうちに連絡を取り合って、ホテルへ行ったこともあります。突発的な浮気なので、夫にはバレなかったです。事が済んだら、相手の連絡先は消して、二度と会いませんでしたし。夫に不満があったわけではなく、学生時代にできなかった経験を楽しんでいた感じですね」

 月に2~3回、街コンへ出向き、不特定多数の男と、その日限りの関係を持ったという。しかし、そんな生活は、思いがけない結末を迎えた。

「ある日、夫と久しぶりにセックスをした後、『アソコの様子がおかしいんだけど……』と言われました。もしや、と思い病院へ行ったら、性病に感染していたのです。風俗どころかロクに飲みにすら行かない夫に疑いの余地はなく、すぐに私だとバレてしまいました。女性側にはあまり症状が出ない病気だったので、全然気づかなかったんですよね。街コンで知り合う男性とは避妊具をつけていたので、オーラルセックスによって感染したんだと思います。誰から感染したのかも、まったくわかりませんでしたね……」

 不倫と違って責める相手もいなかったので、夫の怒りは収まらなかった。裕香さんは平謝りして、どうにか離婚だけは免れたという。病気自体は1週間ほどで治ったが、その後の代償は大きかった。

「家の財布は夫が握るようになり、私は月2万円のお小遣い制に。街コンどころか、友達とランチすら行けません。さらに、携帯のロックをかけるのは禁止。1日の行動はすべて夫に報告……など。これって、ドラマの啓輔並みのモラハラですよね?」

 妻の浮気で性病をうつされてしまったのだから、夫が極端な行動に出てしまう気持ちはある程度、理解できなくもない。しかし、不満を口にする裕香さんは、それほど反省していないように見えた。たまには息抜きしたいという主婦の気持ちもわかるが、火遊びはほどほどにすべきだろう。
(カワノアユミ)

「性病検査を受ける男はカッコいい」AV男優しみけんが語る性感染症予防とコンドームの重要性

 先日結婚した菊川怜の夫に、婚外子が4人いたことが報道され、世間では「なんでこんな男と結婚したのか」などとあきれた声が上がっている。また、W不倫騒動中に授かった第二子が誕生したファンキー加藤について、ネット上では「素直に祝福できない」との声もある。避妊をせずにセックスに及んだことで起こってしまったこれらのトラブル。5月17日に上梓された『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)の中で、著者のしみけんさんは「コンドームをつけない男は本当のダメ男」とキッパリ断言する。セックスが仕事であるAV男優の彼が、コンドームによる避妊や性感染症についてどう考えているのか聞いた。

■快楽を優先しすぎて相手への配慮が欠けがちな10代男子

――『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』は男女向けのセックスハウツー本ですが、どんな人に読んでもらいたいですか?

しみけんさん(以下、しみけん) 一番読んでほしいのは10代の男の子。10代の男の子って女性への配慮が欠けているがために女性を傷付けて、それがトラウマになってセックスが苦手になるという女性が非常に多いと感じています。

――10代の男の子が、女性に対して配慮が欠けているというと?

しみけん 自分中心なんです。10代って、自分が一番かわいいんです。生きているうちに、自分の人生の主人公は自分ではなくて他人なんだなと、世の中のことが見え始めると、愛を振りまけるような人になれるわけですが、僕がそれに気づき始めたのは30代前半でした。

 そして、自分の人生の主人公が自分のままで一生を終える人が本当に多いと思います。給料が多い・少ないにかかわらず、人のために使っているお金がどのくらいあるか見積もったとき、7~8割は他人のために使っていきたいと、僕は思うようになりました。

――しみけんさんが、そのように変わったきっかけはあったのでしょうか?

しみけん 僕は女性関係でよくもめたり、離婚したりしました。そのとき、相手はなぜこういう言動を取るのかと考えていくうちに、「結局、僕が自分中心で考えているからじゃん」と、気づいたんです。それからは、なるべく相手のことを考えて、コミュニケーションを取るようにしていますが、恥ずかしながら今でも、頭ではわかっていても、自分が中心になっているときが多々あります。

 僕、実は女性関係のトラブルで貯金を4回も失っているんです。地位や名誉を全部持っていかれた末に、どん底からはい上がれた人って「ここからもう一度、新しい人生を楽しめる」と思える人たちだと思います。僕もあきらめ半分、そしてもう半分がそう思えたのがラッキーでした。痛い目に遭わないと、気づけませんから。頭を使ってはい上がれる人は、自分が自己中であることに気づけます。本当に頭が良い人は、痛い目に遭う前に気づけるんでしょうけど。

――本書には、コンドームをつける重要性についても書かれていますよね。男性は基本、コンドームをつけたがらない人が多いイメージです。

しみけん そりゃ、気持ち良さが全然違うからです。でも、それって結局、自分中心の考えじゃないですか。自分中心の考えで、相手のリスクを全く考えていない。

――男性にコンドームをつけさせたいとき、どう伝えれば嫌な思いをさせずに済むか、教えてください。

しみけん 「私のこと、大事じゃないの?」と聞くことです。

――でも、そう言うと萎える男性もいそうです。

しみけん そこで萎えたり、ふてくされたりする男はクズだから、切り捨てた方がいいです。また、「今、子どもができたら困るから、コンドームつけてよ」と言っても「いいじゃん、外に出せば」というふうに言われてしまうので、そのような交渉は全く効果がありません。

 ほかにも、好きでもない人からセックスに誘われた際「あなたとは、そういうことしたくないから」と断っても、したくない理由を言っていないので男は引き下がりません。「生理だからダメ」という断り方をしても「生理中ならムラムラしてるんでしょ?」とか「風呂場でやればいいじゃん」とか、生理が気にならない状況下だったらいいのではないかと、不安をどんどん取り除いていく作戦を男は取ります。

 だからそこは、「実は私、セックスに対してトラウマがあるから、時間をかけないと無理なんです」と言えば、申し訳ないことしたなと気づかされるんです。断るときは、ダメである理由をつけてください。

――先日、しみけんさんはツイッターで「男はベッドの中でアホになるというツイートは伸びるのに、真面目な性感染症に関するツイートは伸びない」という趣旨のツイートをされていましたよね。性感染症はセックスをすれば誰でも感染する可能性があるのに、なぜ関心を持つ人が少ないのでしょうか?

しみけん みんな「俺は大丈夫」と、他人事なんです。真面目なことよりも、おもしろいことの方が好き。それを自分がインフルエンサーとして周りにまき散らしている自覚もほとんどありません。自覚がある人は、きちんと性感染症に関するツイートをリツイートしてコンドームをつけますから。

――しみけんさん自身は男優になった当初、性感染症についてきちんと考えたことはありましたか?

しみけん 全くないです。目の前に性感染症を疑うような症状の女性がいても、抗生物質飲んでヤッてましたから。むちゃくちゃだったと思います。

――性感染症について真剣に考えるようになったのは、いつ頃ですか?

しみけん それも30代前半でしょうか。

――男性って、そういうことに気づくのが遅くないですか……?

しみけん 遅いと思います。男はバカなんです。自分が性病にかかっていることを知りながら、セックスして相手にうつしたら傷害で訴えられますが、バレなきゃいいと男は考えています。

――しみけんさんはセックスをすることが仕事なので、仕事をする上で性感染症のリスクがあります。AV男優として、性感染症についてどう考えていますか?

しみけん この世からなくならないなら、付き合い方を考えていけばいいと思います。人は、知識がないと怖がるんです。例えば、お化け屋敷が怖いのはなぜかというと、どこからお化けが出てくるかわからないから。でも「あの角を曲がったところで、お化けが出てくる」とわかっていると、怖くありません。それと同じで、病気も知識を身につければ予防ができるし、万が一感染したとしても、最善の対策ができます。

――先日は、ニコニコ超会議にも参加され、感染症医の忽那賢志先生と共に性感染症についてトークされたんですよね。

しみけん はい。そこで初めて知ったのは、子宮頸がん予防のHPVワクチンは男性にも有効ということです。このワクチンは副作用のニュースもあるので、打つ際はリスクをよく考えた上での接種となりますが、賛成派の医師が多いと聞いたことがあります。

 子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウィルス(HPV)です。まず男性がこのウィルスをもらって、女性に感染するのですが、男性は症状が出ないんです。で、いきなり彼女にヒトパピローマウィルス陽性が出ると、「お前、浮気してんじゃないの?」となりますが、実はもともと自分の方が持っていた可能性もあるわけです。HPVワクチンを打っているとピンポン感染(パートナー間で性感染症を交互にうつし合ったり、繰り返したりすること)を防げるだけでなく、肛門がん、尖圭コンジローマの予防にもなります。

――そのお話を聞いて、しみけんさんはHPVワクチンを打たれたのですか?

しみけん 実は今日、接種する予定だったのですが、ちょうど6日前にA型とB型の肝炎のワクチンを打っていたので、打てなかったんです。次のワクチンを打つためには、1週間空けないといけないそうで。それも新しい知識でしたね。だから、今日は性病検査だけ受けてきました。

――性病検査は、どのくらいの頻度で受けているんですか?

しみけん 2週間に1回です。これは何度も言っていることなのですが、スポーツカーに乗っていたり高い腕時計をしていたりする男よりも、月に1度の性病検査で自分を管理している人の方がカッコいいと。僕もいろいろと高いクルマや腕時計を買ったり、黒いクレカを持ったりしましたが、そんなのハリボテなんです。それらを持っていなくても魅力的である男性の方が、よっぽどカッコいいと思います。

(姫野ケイ)

しみけん
AV男優。1979年9月1日、千葉県生まれ。2017年現在、男優歴19年、経験人数9000人、年間約500本の作品に出演する、正真正銘のトップ男優。他を圧倒する知識と経験で、女優からの信頼も厚い。「しみクンニ」「ロールスロイス」など、オリジナルの技も考案する。クイズ好きとしても知られており、『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)の「地下クイズ王決定戦」では2連覇を達成。著書に『AV男優しみけん 光輝くクズでありたい』(扶桑社)、『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)がある。ブログ Twitter‬‬‬‬‬‬‬‬

「性病検査を受ける男はカッコいい」AV男優しみけんが語る性感染症予防とコンドームの重要性

 先日結婚した菊川怜の夫に、婚外子が4人いたことが報道され、世間では「なんでこんな男と結婚したのか」などとあきれた声が上がっている。また、W不倫騒動中に授かった第二子が誕生したファンキー加藤について、ネット上では「素直に祝福できない」との声もある。避妊をせずにセックスに及んだことで起こってしまったこれらのトラブル。5月17日に上梓された『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)の中で、著者のしみけんさんは「コンドームをつけない男は本当のダメ男」とキッパリ断言する。セックスが仕事であるAV男優の彼が、コンドームによる避妊や性感染症についてどう考えているのか聞いた。

■快楽を優先しすぎて相手への配慮が欠けがちな10代男子

――『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』は男女向けのセックスハウツー本ですが、どんな人に読んでもらいたいですか?

しみけんさん(以下、しみけん) 一番読んでほしいのは10代の男の子。10代の男の子って女性への配慮が欠けているがために女性を傷付けて、それがトラウマになってセックスが苦手になるという女性が非常に多いと感じています。

――10代の男の子が、女性に対して配慮が欠けているというと?

しみけん 自分中心なんです。10代って、自分が一番かわいいんです。生きているうちに、自分の人生の主人公は自分ではなくて他人なんだなと、世の中のことが見え始めると、愛を振りまけるような人になれるわけですが、僕がそれに気づき始めたのは30代前半でした。

 そして、自分の人生の主人公が自分のままで一生を終える人が本当に多いと思います。給料が多い・少ないにかかわらず、人のために使っているお金がどのくらいあるか見積もったとき、7~8割は他人のために使っていきたいと、僕は思うようになりました。

――しみけんさんが、そのように変わったきっかけはあったのでしょうか?

しみけん 僕は女性関係でよくもめたり、離婚したりしました。そのとき、相手はなぜこういう言動を取るのかと考えていくうちに、「結局、僕が自分中心で考えているからじゃん」と、気づいたんです。それからは、なるべく相手のことを考えて、コミュニケーションを取るようにしていますが、恥ずかしながら今でも、頭ではわかっていても、自分が中心になっているときが多々あります。

 僕、実は女性関係のトラブルで貯金を4回も失っているんです。地位や名誉を全部持っていかれた末に、どん底からはい上がれた人って「ここからもう一度、新しい人生を楽しめる」と思える人たちだと思います。僕もあきらめ半分、そしてもう半分がそう思えたのがラッキーでした。痛い目に遭わないと、気づけませんから。頭を使ってはい上がれる人は、自分が自己中であることに気づけます。本当に頭が良い人は、痛い目に遭う前に気づけるんでしょうけど。

――本書には、コンドームをつける重要性についても書かれていますよね。男性は基本、コンドームをつけたがらない人が多いイメージです。

しみけん そりゃ、気持ち良さが全然違うからです。でも、それって結局、自分中心の考えじゃないですか。自分中心の考えで、相手のリスクを全く考えていない。

――男性にコンドームをつけさせたいとき、どう伝えれば嫌な思いをさせずに済むか、教えてください。

しみけん 「私のこと、大事じゃないの?」と聞くことです。

――でも、そう言うと萎える男性もいそうです。

しみけん そこで萎えたり、ふてくされたりする男はクズだから、切り捨てた方がいいです。また、「今、子どもができたら困るから、コンドームつけてよ」と言っても「いいじゃん、外に出せば」というふうに言われてしまうので、そのような交渉は全く効果がありません。

 ほかにも、好きでもない人からセックスに誘われた際「あなたとは、そういうことしたくないから」と断っても、したくない理由を言っていないので男は引き下がりません。「生理だからダメ」という断り方をしても「生理中ならムラムラしてるんでしょ?」とか「風呂場でやればいいじゃん」とか、生理が気にならない状況下だったらいいのではないかと、不安をどんどん取り除いていく作戦を男は取ります。

 だからそこは、「実は私、セックスに対してトラウマがあるから、時間をかけないと無理なんです」と言えば、申し訳ないことしたなと気づかされるんです。断るときは、ダメである理由をつけてください。

――先日、しみけんさんはツイッターで「男はベッドの中でアホになるというツイートは伸びるのに、真面目な性感染症に関するツイートは伸びない」という趣旨のツイートをされていましたよね。性感染症はセックスをすれば誰でも感染する可能性があるのに、なぜ関心を持つ人が少ないのでしょうか?

しみけん みんな「俺は大丈夫」と、他人事なんです。真面目なことよりも、おもしろいことの方が好き。それを自分がインフルエンサーとして周りにまき散らしている自覚もほとんどありません。自覚がある人は、きちんと性感染症に関するツイートをリツイートしてコンドームをつけますから。

――しみけんさん自身は男優になった当初、性感染症についてきちんと考えたことはありましたか?

しみけん 全くないです。目の前に性感染症を疑うような症状の女性がいても、抗生物質飲んでヤッてましたから。むちゃくちゃだったと思います。

――性感染症について真剣に考えるようになったのは、いつ頃ですか?

しみけん それも30代前半でしょうか。

――男性って、そういうことに気づくのが遅くないですか……?

しみけん 遅いと思います。男はバカなんです。自分が性病にかかっていることを知りながら、セックスして相手にうつしたら傷害で訴えられますが、バレなきゃいいと男は考えています。

――しみけんさんはセックスをすることが仕事なので、仕事をする上で性感染症のリスクがあります。AV男優として、性感染症についてどう考えていますか?

しみけん この世からなくならないなら、付き合い方を考えていけばいいと思います。人は、知識がないと怖がるんです。例えば、お化け屋敷が怖いのはなぜかというと、どこからお化けが出てくるかわからないから。でも「あの角を曲がったところで、お化けが出てくる」とわかっていると、怖くありません。それと同じで、病気も知識を身につければ予防ができるし、万が一感染したとしても、最善の対策ができます。

――先日は、ニコニコ超会議にも参加され、感染症医の忽那賢志先生と共に性感染症についてトークされたんですよね。

しみけん はい。そこで初めて知ったのは、子宮頸がん予防のHPVワクチンは男性にも有効ということです。このワクチンは副作用のニュースもあるので、打つ際はリスクをよく考えた上での接種となりますが、賛成派の医師が多いと聞いたことがあります。

 子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウィルス(HPV)です。まず男性がこのウィルスをもらって、女性に感染するのですが、男性は症状が出ないんです。で、いきなり彼女にヒトパピローマウィルス陽性が出ると、「お前、浮気してんじゃないの?」となりますが、実はもともと自分の方が持っていた可能性もあるわけです。HPVワクチンを打っているとピンポン感染(パートナー間で性感染症を交互にうつし合ったり、繰り返したりすること)を防げるだけでなく、肛門がん、尖圭コンジローマの予防にもなります。

――そのお話を聞いて、しみけんさんはHPVワクチンを打たれたのですか?

しみけん 実は今日、接種する予定だったのですが、ちょうど6日前にA型とB型の肝炎のワクチンを打っていたので、打てなかったんです。次のワクチンを打つためには、1週間空けないといけないそうで。それも新しい知識でしたね。だから、今日は性病検査だけ受けてきました。

――性病検査は、どのくらいの頻度で受けているんですか?

しみけん 2週間に1回です。これは何度も言っていることなのですが、スポーツカーに乗っていたり高い腕時計をしていたりする男よりも、月に1度の性病検査で自分を管理している人の方がカッコいいと。僕もいろいろと高いクルマや腕時計を買ったり、黒いクレカを持ったりしましたが、そんなのハリボテなんです。それらを持っていなくても魅力的である男性の方が、よっぽどカッコいいと思います。

(姫野ケイ)

しみけん
AV男優。1979年9月1日、千葉県生まれ。2017年現在、男優歴19年、経験人数9000人、年間約500本の作品に出演する、正真正銘のトップ男優。他を圧倒する知識と経験で、女優からの信頼も厚い。「しみクンニ」「ロールスロイス」など、オリジナルの技も考案する。クイズ好きとしても知られており、『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)の「地下クイズ王決定戦」では2連覇を達成。著書に『AV男優しみけん 光輝くクズでありたい』(扶桑社)、『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)がある。ブログ Twitter‬‬‬‬‬‬‬‬

コンドームだけでは不十分! エイズ発症を防ぐ「唯一の方法」とは?

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Photo by Taki Steve from Flickr

 4月に急逝したプリンスがエイズを発症していたとの報道は記憶に新しいが、日本でもエイズはひとごとではなくなってきている。

 性感染症に詳しい医師の川崎みな子さん(仮名)は、「2014年と15年の2年は、エイズの感染と発症は減少傾向にあると発表されています。しかし、これは単に検査をしている人が減っているだけだと私は見ています。一方で、女性の新たな感染者は13年(46人)、14年(50人)、15年(58人)と増加しています。放置していれば、もっと増えることは間違いありません」と話す。

 厚生労働省のエイズ動向委員会の5月25日の発表によると、15年に報告されたHIVの新規感染者は1,006人、エイズの発症者は428人と、いずれも2年連続で前年を下回っている。

 「実際には若い女性の感染が増えているのですから、メディアはもっと問題視すべきです。これまで大きな問題になってこなかったのは、かつては感染者のほとんどがゲイだったからです。行政としては、触れたくないというのが実態ですね」

■クラミジアの潜在感染者は100万人?

 なぜ女性のHIV感染者が増えているのだろうか。

「検査したから判明しているだけですよ。検査をせず、自身の感染を知らないケースのほうがよっぽど多いのが現状です。『潜在的感染者』は男女ともにもっと多いでしょうね。感染に気づかないまま放置して、突然、肺炎や悪性腫瘍などを発症してしまう『いきなりエイズ』も目立ちます」

 エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスの感染で発症する。その名の通り「免疫力」が極端に低下することで、空気中のちょっとした雑菌でも肺炎や腫瘍を引き起こし、命に危険が及ぶ。

「HIVの感染確率は、実はそれほど高くはありません。コンドームを使わない性交での感染の確率は、0.1〜1%(100回に1回)くらいと考えられています。でも、これは確率でしかありませんから、1回だけのセックスで感染することも十分ありえます」

 HIVに感染すると、「感染初期(急性期)」を経て、「無症候期」「エイズ発症期」の経過をたどることになる。

「感染初期に、HIVは体内で急激に増殖します。このため発熱などの症状が出ることもありますが、これは数週間で消えてしまいます。その後の『無症候期』は個人差があり、すぐに発症するケースから10年以上発症しないケースまで、さまざまです」

 さらに、梅毒やクラミジアの急増も懸念材料だ。

「梅毒はエイズよりも急激に増えていますし、クラミジアの潜在感染者は100万人ともいわれています。いずれも女性には初期の自覚症状がほとんどないのですが、クラミジアは不妊の原因にもなりますし、放置していると取り返しのつかないことになります」

 そして、これらの性感染症に感染していると、粘膜が炎症を起こし、そこからHIVが侵入してくる。他の感染症のせいで、飛躍的に感染率が高くなってしまうのだ。

■コンドームでは防げない!

 もう1つの「エイズの怖いところ」は、関心を持たない女性が多いことだ。

「一般的には、性病検査を義務づけていない安い性風俗店で働いている風俗嬢から一般男性、そしてその恋人や妻に……という感染ルートが考えられています。あなたのカレに、そんなお店で遊んでこないという保証はあります?」

 エイズ動向委員会などは、性交時のコンドームの使用を呼びかけているが、川崎医師は「それだけでは不十分」と指摘する。

「ウイルスは、あらゆる粘膜から侵入してきます。オーラルセックスでコンドームを使う人は、あまりいませんよね?」

 では、どうすればいいのか?

「方法はただ1つ、定期的な検査です。仮に感染していても、早期に発見できれば対応できます。これらの性感染症は、昔のような『死に至る病』ではなくなりました。早期発見と早期治療で、日常生活を支障なく送ることができます」

 ただし、性交の翌日に検査してもダメだという。

「HIVの抗体が体内にできて検出されるまでに、4週間から8週間くらいかかります。確実なのは、3カ月を経過した頃ですね」

 心当たりのある人は、男女を問わず、ぜひ定期的な検査を。
(春日部優)

「AVはファンタジー」 人気AV男優が語る、性感染症について知る重要性

<p>12月1日は世界エイズデー。毎年、各地でエイズの予防啓発イベントが実施されているが、11月29日に国立国際医療研究センターで、「Tokyo AIDS Weeks 2015」のイベントの一環として「AV男優、セックスワーカーらによる、プロが教える楽しい性教育講座。」が行われた。不特定多数の相手とのセックスが仕事であるAV男優が啓発イベントに参加するとは、一見矛盾しているようにも思えるが、意外にも真剣で熱いトークが繰り広げられた。</p>