幸福の科学・千眼美子がラッパーItaqのお宅訪問企画に登場! “タブー”をさらっと飛び越える神回に感動

 2017年に当時所属していた芸能事務所レプロエンタテインメントを退社し、宗教団体「幸福の科学」に出家した千眼美子(本名・清水富美加)が、スペースシャワーTVの音楽番組『BLACK FILE』内コーナー「オタク IN THA HOOD」に登場した。

 日本国内のヒップホップに関する様々な情報を届ける同番組。「オタク IN THA HOOD」は、ラッパーやビートメーカーなどの自宅…

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Itaq、自称「神に選ばれた」ラッパー、HIPHOPと信仰と救済と

文|渡辺志保

 自らを「神に選ばれた男」と称するラッパー、Itaqは1999年生まれの新鋭ラッパーだ。鋭い歌詞と洞察眼を武器に、多次元的な世界観を見事にラップで表現するスキルを持ち合わせている。2020年にはABEMAのオーディション番組『ラップスタア誕生』シーズン4ではファイナリストにまで選ばれており、その存在感も折り紙付きだ。そして彼がユニークなのは、宗教団体「幸福の科学」…

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【幸福の科学学園1期生語る4】青春をエル・カンターレに捧げた私が、いま教団について思うこと

 宗教団体「幸福の科学」の創始者兼総裁である大川隆法氏が設立し、信者の2世が通うとされる男女共学の全寮制中高一貫私立校「幸福の科学学園」。同校の設立から5年後となる2015年、幸福の科学は、4年生大学の開学計画として「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」も設立している。大学設置基準の要件を満たさないとして大学の認可は得られず、大卒認定は受けられない私塾の位置づけだが、偏差値70とも言われる幸福の科学学園から8割近い生徒が進学している実情もあるようだ。

 サイゾーウーマンではこれまで3回にわたって、高校1年生からの3年間、幸福の科学学園に在籍した1期生・Aさんに、ベールに包まれていた学園生活を聞いてきた。最終回となる4回目は、HSUに関するエピソードとともに、Aさんが今、幸福の科学自体をどのようにとらえているのかに迫る。

【第1回】「私は選ばれた人間」と思った――大川隆法登場に涙した入学式
【第2回】社会科で「霊言」「過去世」の話題も――知られざる授業内容
【第3回】セックスした生徒は独房懲罰、鍵のない部屋で私物物色――息苦しい寮生活

HSUの入学を辞退したら「悪魔が憑いている」と説教

――幸福の科学が大学としての認可を目指す「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(以下、HSU)」については、何かご存じですか?

Aさん(以下、A) 私は幸福の科学学園を卒業後、一般の大学に進学しましたが、1年生のときに「次年度からHSUの1期生として編入しないか」と親に勧められたので、ある程度は知っています。HSUには、人間幸福学部、経営成功学部、未来産業学部、芸能未来創造学部という4つの学部があって、政治、経済、宇宙、芸能など、幸福の科学グループの活動に関連する内容を教えているんです。卒業後は、出家して幸福の科学の職員になったり、幸福実現党に入ったり、幸福の科学が運営する芸能プロダクションに所属したりする人が多いみたいですね。大学として認可されていない分、好き勝手やっているというか、幸福の科学学園より宗教色が濃い印象もあります。

――Aさんは、親から勧められて入学したのですか?

A いいえ、していません。HSUの話が持ち上がったときは、大学の認可が下りる前提だったし、幸福の科学学園の卒業生であれば推薦で合格できたようなので、私もはじめは「転学してもいいかな」って思っていました。でも、開校の数カ月前に、不認可の通知が出て私塾になることが決定したので、「大学を辞めてまで入り直すことはない」と思い直したんです。でも、親には「HSUに行かなかったら絶対に不幸になる」と言われ、「不幸になったときに親のせいにしない」という誓約書まで書かされました。

――不認可になったことで入学を辞退した人も多かったのでは?

A 辞退したのは少数で、ほとんどみんな入学したみたいですよ。辞退したの子の中には、辞退を申し出てから開学までの間、数人の教授と何回か面談させられたことがあったと言っていました。教授から突然電話がかかってきて「あなたには悪霊が憑いている」「私が教育し直す」などと説教されたといった話も聞きましたね。 

――なかなか衝撃的ですね。

A 実は幸福の科学学園に在籍していたときにも、似たような話を聞いたことがあるんです。学園を辞めようか悩んでいた生徒が、現在校長を務める女性に突然呼び出されて、カフェテリアで数時間くらい説教されたなんて話も。幸福の科学の信者は、表向きは穏やかで優しい人が多いのですが、幸福の科学を否定された瞬間、態度が豹変したり、悪霊が憑いていると言い出したりする人もいるんです。

――現在Aさんは幸福の科学を脱会されているのでしょうか?

A 気持ちの上では脱会していますし、信仰も活動も一切していません。でも、書類上では除籍されていないので、正式に辞めたことにはなっていないと思います。2世の場合、脱会しようとすると親に連絡がいくようなんです。それで揉めた知り合いもたくさんいます。私は親に連絡がいくのが嫌で、正式な手続きはせずに抜けたのですが、親がどうやら感づいたようで、ひとり暮らしの家に「このままでは不幸になる」「今あなたには悪霊がとり憑いている」みたいな手紙がいきなり送り付けられてきました。無視していると、今度は「私にとって、どれだけあなたがかわいい子だったか」といった親の思いをしたためた内容の手紙に変わり、それも無視したら、LINEで直接連絡をよこしてきました。いろいろな手で引き戻そうとしていたようですが、「気持ち悪い」というのが正直な気持ちです。

――そもそも、脱会しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

A 親への不信感が一番ですね。親が信者だったことで、私も6~7歳くらいのときに幸福の科学に入会しています。当時の記憶はないし、親の影響もあって、何の疑問も抱くことなく信じ続けてきました。でも、幸福の科学学園に入ってから、山奥で常に大人の信者に監視されていることに息が詰まると感じるようになり、また、1期生ということでカリキュラムや先生の言うことがコロコロ変わったので、だんだんと「自分たちは“お試し”なんだ」「大人の都合に振り回されている」ということもわかってきたんです。それを親に訴えたものの、理解してもらなかったことが引き金になりましたね。親に対して疑問や反感を持つようになったら、親のバックにある幸福の科学自体にも疑問を感じるようになって、サラッと抜けたという感じです。

――現在の親御さんとの関係は?

A 親は“幸福の科学を信じている私”には優しかったのですが、幸福の科学を辞めるか辞めないかで揉めてからは関係がこじれ、結局、戸籍を抜きました。ひとり暮らしの家も数回引越し、住民票の閲覧もできないようにしているので、事実上の絶縁状態です。

――2世が脱会するのは、親子の縁を切るに等しいのでしょうか?

A 周囲の2世に話を聞くと、「親に説得を試みたらわかってもらえた」とか「幸福の科学を離れることを親が黙認してくれた」とか、そういう家庭もあるんです。うちのように親がストーカー化するような家庭は珍しいのかもしれません。どんな宗教にも言えることですが、結局は家庭環境なんですよ。ひどい親の下でなければ、私は現在も幸福の科学を信じて、幸せに暮らしていたかもしれません。親の言う通りHSUに編入して、今ごろは信者がやっている会社で働いていた可能性もあります。たとえ安月給でも、「私は選ばれた人間だから、この苦労は主が使命を課しているんだ」なんて、都合よく解釈して。実際、そういう2世もたくさんいるのではないでしょうか……そう考えると、もしかしたら、この親の下でよかったのかもしれませんね。幸福の科学に疑問を持てたので。 

――元信者として、今は幸福の科学をどのように、とらえていらっしゃいますか?

A 幸福の科学信者には、「幸福の科学の教えを知っている人は選ばれた人間」という選民思想を持っています。信者ではない一般の人を「選ばれなかったかわいそうな人たち」ととらえ、だから「教えを伝導してあげましょう」と、上から目線のスタンスになるというか……。それはどうなんだろうと感じることはありますね。あと、公式サイトに、正心法語を読むことで「末期がんが完治した」「エイズが回復した」といった衝撃的な体験談がたくさん書かれているので、それは問題かなとも思います。また私自身、「家が裕福ではない」「親がちょっとおかしい」という2世信者の生きづらさは、身をもって実感しているところです。

 ただ実際のところ、信者ではない“一般の人の視点”で幸福の科学を見た時、家族、親戚、友⼈や同僚が信者だと⼤変なこともありますが、「まったくの無関係」であれば、強引な勧誘を受けたり、危害を加えられたりといったことはないので、無害なのではないかとも思いますね。

――脱会後の生活の中で、幸福の科学の教えなどが影響していると感じたことはありましたか?

A 幸福の科学の信者はみんなすごく優しくて、幼い頃から「選ばれた子」としてすごく大切にしてくれていたので、私自身も「選ばれた人間として、きっと他人とは違う優秀なところがあるはず」「私は人々を救うために生まれてきたんだ」って、ずっと信じて生きてきました。その影響からか、脱会後も選民思想が抜けず、「相手を見下していたな」「偉そうに言っちゃったな」と、後悔したことが何度もあります。また、幸福の科学の外の世界を、誰も教えてくれなかったので、社会に出てからは自力でイチから学ばなければなりませんでした。それはそれで楽しい面があったものの、結局15年以上を幸福の科学信者として過ごしてきて、その教えがしみついているので、世間とのギャップを感じ「もういいや、死のう」と思ったことも、正直ありました。今は「私の青春はエル・カンターレに捧げちゃったんだな」と冷静に自分のことを見ている……そんな感じかもしれません。

【幸福の科学学園1期生語る4】青春をエル・カンターレに捧げた私が、いま教団について思うこと

 宗教団体「幸福の科学」の創始者兼総裁である大川隆法氏が設立し、信者の2世が通うとされる男女共学の全寮制中高一貫私立校「幸福の科学学園」。同校の設立から5年後となる2015年、幸福の科学は、4年生大学の開学計画として「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」も設立している。大学設置基準の要件を満たさないとして大学の認可は得られず、大卒認定は受けられない私塾の位置づけだが、偏差値70とも言われる幸福の科学学園から8割近い生徒が進学している実情もあるようだ。

 サイゾーウーマンではこれまで3回にわたって、高校1年生からの3年間、幸福の科学学園に在籍した1期生・Aさんに、ベールに包まれていた学園生活を聞いてきた。最終回となる4回目は、HSUに関するエピソードとともに、Aさんが今、幸福の科学自体をどのようにとらえているのかに迫る。

【第1回】「私は選ばれた人間」と思った――大川隆法登場に涙した入学式
【第2回】社会科で「霊言」「過去世」の話題も――知られざる授業内容
【第3回】セックスした生徒は独房懲罰、鍵のない部屋で私物物色――息苦しい寮生活

HSUの入学を辞退したら「悪魔が憑いている」と説教

――幸福の科学が大学としての認可を目指す「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(以下、HSU)」については、何かご存じですか?

Aさん(以下、A) 私は幸福の科学学園を卒業後、一般の大学に進学しましたが、1年生のときに「次年度からHSUの1期生として編入しないか」と親に勧められたので、ある程度は知っています。HSUには、人間幸福学部、経営成功学部、未来産業学部、芸能未来創造学部という4つの学部があって、政治、経済、宇宙、芸能など、幸福の科学グループの活動に関連する内容を教えているんです。卒業後は、出家して幸福の科学の職員になったり、幸福実現党に入ったり、幸福の科学が運営する芸能プロダクションに所属したりする人が多いみたいですね。大学として認可されていない分、好き勝手やっているというか、幸福の科学学園より宗教色が濃い印象もあります。

――Aさんは、親から勧められて入学したのですか?

A いいえ、していません。HSUの話が持ち上がったときは、大学の認可が下りる前提だったし、幸福の科学学園の卒業生であれば推薦で合格できたようなので、私もはじめは「転学してもいいかな」って思っていました。でも、開校の数カ月前に、不認可の通知が出て私塾になることが決定したので、「大学を辞めてまで入り直すことはない」と思い直したんです。でも、親には「HSUに行かなかったら絶対に不幸になる」と言われ、「不幸になったときに親のせいにしない」という誓約書まで書かされました。

――不認可になったことで入学を辞退した人も多かったのでは?

A 辞退したのは少数で、ほとんどみんな入学したみたいですよ。辞退したの子の中には、辞退を申し出てから開学までの間、数人の教授と何回か面談させられたことがあったと言っていました。教授から突然電話がかかってきて「あなたには悪霊が憑いている」「私が教育し直す」などと説教されたといった話も聞きましたね。 

――なかなか衝撃的ですね。

A 実は幸福の科学学園に在籍していたときにも、似たような話を聞いたことがあるんです。学園を辞めようか悩んでいた生徒が、現在校長を務める女性に突然呼び出されて、カフェテリアで数時間くらい説教されたなんて話も。幸福の科学の信者は、表向きは穏やかで優しい人が多いのですが、幸福の科学を否定された瞬間、態度が豹変したり、悪霊が憑いていると言い出したりする人もいるんです。

――現在Aさんは幸福の科学を脱会されているのでしょうか?

A 気持ちの上では脱会していますし、信仰も活動も一切していません。でも、書類上では除籍されていないので、正式に辞めたことにはなっていないと思います。2世の場合、脱会しようとすると親に連絡がいくようなんです。それで揉めた知り合いもたくさんいます。私は親に連絡がいくのが嫌で、正式な手続きはせずに抜けたのですが、親がどうやら感づいたようで、ひとり暮らしの家に「このままでは不幸になる」「今あなたには悪霊がとり憑いている」みたいな手紙がいきなり送り付けられてきました。無視していると、今度は「私にとって、どれだけあなたがかわいい子だったか」といった親の思いをしたためた内容の手紙に変わり、それも無視したら、LINEで直接連絡をよこしてきました。いろいろな手で引き戻そうとしていたようですが、「気持ち悪い」というのが正直な気持ちです。

――そもそも、脱会しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

A 親への不信感が一番ですね。親が信者だったことで、私も6~7歳くらいのときに幸福の科学に入会しています。当時の記憶はないし、親の影響もあって、何の疑問も抱くことなく信じ続けてきました。でも、幸福の科学学園に入ってから、山奥で常に大人の信者に監視されていることに息が詰まると感じるようになり、また、1期生ということでカリキュラムや先生の言うことがコロコロ変わったので、だんだんと「自分たちは“お試し”なんだ」「大人の都合に振り回されている」ということもわかってきたんです。それを親に訴えたものの、理解してもらなかったことが引き金になりましたね。親に対して疑問や反感を持つようになったら、親のバックにある幸福の科学自体にも疑問を感じるようになって、サラッと抜けたという感じです。

――現在の親御さんとの関係は?

A 親は“幸福の科学を信じている私”には優しかったのですが、幸福の科学を辞めるか辞めないかで揉めてからは関係がこじれ、結局、戸籍を抜きました。ひとり暮らしの家も数回引越し、住民票の閲覧もできないようにしているので、事実上の絶縁状態です。

――2世が脱会するのは、親子の縁を切るに等しいのでしょうか?

A 周囲の2世に話を聞くと、「親に説得を試みたらわかってもらえた」とか「幸福の科学を離れることを親が黙認してくれた」とか、そういう家庭もあるんです。うちのように親がストーカー化するような家庭は珍しいのかもしれません。どんな宗教にも言えることですが、結局は家庭環境なんですよ。ひどい親の下でなければ、私は現在も幸福の科学を信じて、幸せに暮らしていたかもしれません。親の言う通りHSUに編入して、今ごろは信者がやっている会社で働いていた可能性もあります。たとえ安月給でも、「私は選ばれた人間だから、この苦労は主が使命を課しているんだ」なんて、都合よく解釈して。実際、そういう2世もたくさんいるのではないでしょうか……そう考えると、もしかしたら、この親の下でよかったのかもしれませんね。幸福の科学に疑問を持てたので。 

――元信者として、今は幸福の科学をどのように、とらえていらっしゃいますか?

A 幸福の科学信者には、「幸福の科学の教えを知っている人は選ばれた人間」という選民思想を持っています。信者ではない一般の人を「選ばれなかったかわいそうな人たち」ととらえ、だから「教えを伝導してあげましょう」と、上から目線のスタンスになるというか……。それはどうなんだろうと感じることはありますね。あと、公式サイトに、正心法語を読むことで「末期がんが完治した」「エイズが回復した」といった衝撃的な体験談がたくさん書かれているので、それは問題かなとも思います。また私自身、「家が裕福ではない」「親がちょっとおかしい」という2世信者の生きづらさは、身をもって実感しているところです。

 ただ実際のところ、信者ではない“一般の人の視点”で幸福の科学を見た時、家族、親戚、友⼈や同僚が信者だと⼤変なこともありますが、「まったくの無関係」であれば、強引な勧誘を受けたり、危害を加えられたりといったことはないので、無害なのではないかとも思いますね。

――脱会後の生活の中で、幸福の科学の教えなどが影響していると感じたことはありましたか?

A 幸福の科学の信者はみんなすごく優しくて、幼い頃から「選ばれた子」としてすごく大切にしてくれていたので、私自身も「選ばれた人間として、きっと他人とは違う優秀なところがあるはず」「私は人々を救うために生まれてきたんだ」って、ずっと信じて生きてきました。その影響からか、脱会後も選民思想が抜けず、「相手を見下していたな」「偉そうに言っちゃったな」と、後悔したことが何度もあります。また、幸福の科学の外の世界を、誰も教えてくれなかったので、社会に出てからは自力でイチから学ばなければなりませんでした。それはそれで楽しい面があったものの、結局15年以上を幸福の科学信者として過ごしてきて、その教えがしみついているので、世間とのギャップを感じ「もういいや、死のう」と思ったことも、正直ありました。今は「私の青春はエル・カンターレに捧げちゃったんだな」と冷静に自分のことを見ている……そんな感じかもしれません。

【幸福の科学学園1期生語る3】セックスした生徒は独房懲罰、鍵のない部屋で息苦しい寮生活

 大川隆法氏率いる宗教団体「幸福の科学」が営む、学校法人の全寮制私立中高一貫校「幸福の科学学園」。同校の第1期生・Aさんへのロングインタビュー第3回では、学園生活全般について取り上げる。同校には、ルール違反者に科せられる「独房懲罰」なるものがあり、一部週刊誌でもその存在が報じられ、波紋を呼んだことがあるが、Aさんにその詳細を聞いた。

【第1回】「私は選ばれた人間」と思った――大川隆法登場に涙した入学式
【第2回】社会科で「霊言」「過去世」の話題も――知られざる授業内容

大川隆法の祭壇の前で……「独房懲罰」の実態

――「独房懲罰」という幸福の科学学園ならではの罰があるとの話を耳にします。これは本当なのでしょうか?

Aさん(以下、A) はい。規則を破ったり、異性交遊をしたりした生徒を、一定期間謹慎とする懲罰がありました。ただ、入学したときに「独房懲罰がある」といった説明は一切なかったですし、1期生が1年目に罰を受けたという話も聞かなかったので、2期生、3期生と生徒が増えていく中で、対処的にできたものではないかと思います。恐らく、大川も先生方も、設立当初は「処罰を必要とするような出来事は起こらない」と思っていたんじゃないでしょうか。

――独房懲罰に関して、実際に見聞きした事例があれば教えてください。

A 女子寮に侵入した男子が3日間ほど、人目に付きにくい場所のトイレでセックスしていたカップルは1週間ほど、それぞれ謹慎になったと記憶しています。あと、学園祭で許可なく綿菓子を販売した子がいたんですが、普段からあまり素行が良くなかったうえ、信仰にもあまり熱心ではなかったことも相まってか、1週間程度の謹慎を受けていました。ほかにも、ショッピングモールで万引きをした子は、保護者が迎えに来て1週間ほど自宅に帰されていましたね。

――男女交際は基本禁止されているといったうわさも耳にします。

A 異性絡みで独房懲罰を受けたという話はよく聞きましたね。カップルは、普段カフェテリアで一緒に勉強する程度で、休日に時間をずらして寮を出て、出先で落ち合ってデートするとか、みんな大人にバレないよう、こっそり付き合っていたみたいです。一方で、「いじめで罰を受けた」という話は、特に聞いたことがありません。

――謹慎期間中の生徒が、どのように過ごしていたかご存じですか?

A 謹慎処分を受けた子から聞いた話によると、寮に独房懲罰専用の部屋があって、そこで過ごしたとのことでした。部屋の中には、大川の顔写真が飾られた祭壇が置かれていて、その目の前に設置された机に1日中座らされ、毎日違う大川のビデオを見て、反省文を書かされたそうです。

――謹慎中であることは、ほかの生徒にも知らされるのでしょうか?

A いえ、実は独房懲罰があること自体、公にされていなかったんですよ。“都合の悪いことは隠せばいい”といった感じで、先生も寮のスタッフであるハウスペアレントも、誰も何も触れませんでした。ある日突然、学校に来なくなる生徒がいて、最初は「どうしたんだろう?」と不思議に思っていたのですが、すぐにうわさが広まるといった感じです。口の軽いハウスペアレントからポロッと聞いたこともありますよ(笑)。でも、独房懲罰の存在を知らない生徒は、最後まで知らずに過ごしたんじゃないかと思います。

――寮生活について教えてください。寮はどのような感じだったのでしょうか?

A 寮は、高校2年生までは2人1部屋で、高校3年生だけ1人1部屋を与えられました。テレビや冷蔵庫を個人的に置くのも禁止で、寮内のリビングにある共用のテレビや冷蔵庫を使用していました。寮の中では、中学1年生から高校3年生までの縦割りで数人のチームに分かれ、各チームに1人ずつ、ハウスペアレントがついているんです。ハウスペアレントは、郵便物を管理してくれたり、家から振り込まれるお小遣いを月に1回渡してくれたり、門限を管理したりしていましたね。

――門限は何時でしたか?

A 当時は、平日が午後7時くらい、週末は午後8時か9時くらいだったと記憶しています。平日は、7時半までに夕飯を済ませて、そのあと夜のお祈りをして、8時からが自由時間なのですが、入り口のカギは門限の時間に自動でロックされちゃうし、部活が終わって寮に戻ると6時半くらいになってしまうので、平日はどこへも行けません。校舎と寮は一続きになっていて、窓を開けない限り外の空気を吸うことすらできないんですよ。

――週末はどのように過ごしていたのでしょうか?

A 週末の過ごし方は自由なので、シャトルバスで那須塩原駅まで出て、そこから電車で宇都宮などに移動してショッピングすることが多かったです。シャトルバスは、最初、那須塩原駅までしかなかったのですが、最終的には黒磯方面、福島方面にも走るようになったので、いろいろなところへ出かけられるようになりました。ただ、1時間に1本程度しかなく、ハウスペアレントとバス会社の連携がうまくいかないと、間違った時間にバスが来ることも。また、バスで外出すると丸1日潰れてしまうので、土日のどちらかは部屋でゆっくり過ごすことが多かったですね。週末を利用して実家に帰る子もいましたが、帰省以外での外泊は暗黙の了解で禁止だったので、帰省組以外はみんな門限までには帰ってきていました。

――生活に必要な個人的なものは、週末にまとめ買いする感じですか?

A ネット注文で寮に届けてもらうこともできますよ。ただ、部屋に鍵がないので、授業を受けている間などに、ハウスペアレントが無断で私物をチェックしており、アダルト系やグロテスクなマンガなどは「自我を乱す」として没収されることもあるんです。男子生徒は「エロ本を没収された」と言っていました。私もボーイズラブのマンガを隠し持っていたら、ある日ハウスペアレントに「Aさんってああいうマンガが好きなんだね」と言われて、物色されたことに気づいたことがあります。学校も寮もずっと同じメンバーで、ただでさえ息が詰まるのに、常に監視の目がある息苦しさも感じました。

――そのほかに、Aさんが学園生活の中で印象に残っているのはどんなことですか?

A とにかくごはんがマズいことですね。学園創立に合わせて信者がつくった会社に、調理を任せていたようなのですが、メニューのレパートリーが少ないうえ量も少なく、どの料理も脂ぎっていて本当にマズかった。寮の大人たちに食事の文句を言っても、「主への感謝が足りない」「信仰心が足りない」と受け入れてもらえなかったのもつらかったですね。同級生の子が、親に食事のマズさを親に訴えたら、「学園ができたこと自体が素晴らしいのだから、そういう文句は言わないでおこうね」って、丸く抑え込まれたそうです。

――成長期である10代にとって、食事がおいしくないというのは切実な問題ですよね。

A 自分の部屋でお湯は沸かせたので、みんなカップラーメンを買い込んで食べていました。でも、夜中におなかが空いて涙が出るんですよ。親にこうした実情を訴えてもわかってもらえず、一度、どうにも耐えられなくなって、寮の大人たちにも友達にも内緒で、実家に帰ったことがあります。でも、親に「みんなエル・カンターレ様のために頑張っているのに、あんたは何やっているの」「本当なら、私が行きたいくらいの素晴らしい学園なのに」と怒られて、「帰りなさい」と殴られました。学校にも電話をされて、次の日の朝一で学園に帰されましたね。

――学園で過ごした3年間を今振り返ると、どのように感じますか?

A 宗教の授業とお祈りがある以外は一般的な高校とほとんど変わらないのですが、世界宗教として幸福の科学の名を広め、学園の名前も広めるために、いい大学へ行け、とにかく勉強しろ、という圧がすごかったです。「若者が一番にやることは勉強だから、恋愛も、エッチな本も必要ないよね?」「ごはんがマズいだなんて感謝が足りないんじゃない?」という感覚の大人たちに囲まれた学園生活……私の心は限界でした。

(第4回につづく)

【幸福の科学学園1期生語る2】社会科で「霊言」「過去世」の話題も――知られざる授業内容

 宗教団体「幸福の科学」が運営する、男女共学の全寮制中高一貫校「幸福の科学学園」。同校の第1期生・Aさんへのロングインタビュー第2回では、「授業内容」について話を聞く。一部週刊誌において「宗教色の強い授業が行われている」「教育基本法第2条にある『幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い』という部分に抵触するのではないか」といった報道もあったが、その真偽とは――。

【第1回】「私は選ばれた人間」と思った――大川隆法登場に涙した入学式

先生の熱心度で変わる「朝のお祈り」

――幸福の科学学園の公式サイトに掲載されている1日のスケジュールによると、始業前に「朝のお祈り」の時間があるようですが、どのように行われるのでしょうか?

Aさん(以下、A) 幸福の科学には「正心法語」という、キリスト教でいう聖書みたいな根本経典があるのですが、それを10分ほどかけて唱えたあと、主への祈りや守護指導霊への祈り、悪霊撃退の祈り、成功のための祈りなどのいろいろなお祈りを、毎朝ホームルーム前の時間にクラスごとに行っていました。

――お祈りの内容などは全クラス共通ですか?

A 担任の先生の熱心さによって、お祈りの内容は結構違っていましたね。私の担任は熱心で、正心法語を10分、そのほかのお祈りを各1分ずつくらいで15分ほどかけてやっていたのですが、うちのクラスが最後のお祈りをしている頃には、もうホームルームまで終わっているクラスもありました。お祈りの途中にチラッと廊下を見ると、終わったクラスの友達が、窓越しに「うぇーい」と通り過ぎて行ったりしていて、「うちも早く終わらないかな~」って思いながら祈っていました(笑)。

――幸福の科学学園では、宗教の授業があるそうですね。

A 週に1~2回、授業としてカリキュラムに組み込まれていて、一番多かったのは、創始者兼総裁である大川隆法の講演会のビデオを見る……というもの。ただ見るだけなんですけど、幸福の科学では「大川のビデオを見るだけで体内に光が入る」といわれているので、みんな手を合わせてから、姿勢を正して見ていました。途中で寝ちゃう子もいましたよ。でも、「ビデオを見ながら寝るのは魔が入っている証拠」とされているので、生徒同士で起こし起こされて……といった感じでしたね。あとこれは、宗教の授業ではないですが、一般の大学の教授など、恐らく幸福の科学つながりであろう外部の人を呼んで、礼拝堂で、普段の授業ではやらないような講義を受けた記憶もあります。これはもしかしたら、公式サイトで紹介されている「探究創造」という授業の一環だったかもしれませんね。

――「国語」や「社会」といった通常の授業はどのような内容でしたか?

A 優先されるべきは一般教養などの勉強なので、授業内容にも使用するテキスト類にも、宗教色はなく、一般的な高校と変わらない内容でした。ただ、信仰度合いの強い先生だと、授業中に幸福の科学関連のビデオを見せたり、「過去世」や「霊言」など幸福の科学で使われる言葉を使ったりする人もいました。特に社会、倫理は、授業の特性からか、宗教的な話題が出ていたのを覚えています。

――具体的にどのような感じですか? 

A 大川は霊言として有名人の過去世をたくさん公表しているのですが、例えば、社会の授業で、坂本龍馬や安倍晋三氏など、大川が過去世を公表している人の名前が挙がったときに、「この人の過去世はこうなっていて、今は政治家の○○に生まれ変わっているんですよ」みたいなことをサラッと言う先生がいました。あと、倫理の授業では、哲学者の思想などを学んだあとに、「信者ではないとそういう思想の人もいるけれど、本当の教えはエル・カンターレの教えだから。生まれ変わりもあるし、生きている間の行いで、天国に行くか地獄に行くかが決まるから、みんなはちゃんと勉強しようね」って感じで締めくくったり。「アリストテレス、フランシス・ベーコン、大川隆法」が並んでいるような扱いでしたね。

――こうした授業内容が、大学入試などに影響することはありませんでしたか? 

A 社会や倫理以外の授業で、幸福の科学の教えに絡めることはありませんでしたし、こうした話題を出すのも信仰に熱心な先生くらいだったので、一般的な勉強はしっかりできたと思います。幸福の科学の教えに絡める先生も、スタンスとしては、「本当の教えは幸福の科学の教えで、これから広まって一般教養になる。でも今はまだ教科書の内容が一般的だから、ちょっと我慢して、テストでは『○○』と回答しよう」という感じだったので、試験に影響したりすることはなかったですね。

――1日のスケジュールでは、寮での夕食の前後に学業の時間がとられています。勉強をしっかりさせるのだなという印象を持ちました。

A 私たちのときは、「夜学習」の時間は決められていなかったんですよね。1期生ということもあり、先生たちも手探り状態だったのか、初めは「夜は学校で勉強」と言われていたのに、1カ月ほどしたら「部屋でリラックスして過ごしていい」ことになり、しばらくしたら「やっぱり学校で勉強しなさい」とか……そうやって、コロコロ方針が変わっていました。でも、最終的には自由になって、勉強する意思の強い生徒は学校やカフェテリアで勉強するし、先生に質問にも行くけれど、一方で、私みたいに部屋でマンガを読んで過ごす子もいるといった感じになっていました。ただ、「学園の名前と幸福の科学を広めるために、とにかく勉強していい大学に行け」といった雰囲気はありましたね。

――全国の高校偏差値データなどでは70前後の高い偏差値となっています。

A 偏差値に関しては、「一般の高校に通っていたけれど、幸福の科学学園に1期生として入り直したという1学年上の人たち」や、「幸福の科学を信じて熱心に勉強していた人たち」が、引っ張り上げたのかなって思います。まぁ、山奥なので、勉強以外やることないですし。でも、70前後という数字は本当なのか? という疑問を抱いているのも正直なところです。

――進路指導などはどのような感じでしたか?

A 私の時代は、本人の学力に見合った大学を勧める感じだったので、そのあたりは一般的な高校と変わらなかったと思います。今は幸福の科学がつくった「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」という私塾があるので、もしかしたらそちらに入学を勧められることもあるかもしれませんが。ただ、「浪人してでも東大」という人はいなかったような気がするので、今思うと、1期生から浪人だらけでは示しがつかないし、みんなストレートに合格させて実績を出したかったからなのかな? とも感じますね。

(第3回につづく)

【幸福の科学学園1期生が語る1】「私は選ばれた人間」と思った――大川隆法登場に涙した入学式

 2017年2月、女優・清水富美加(現在は法名・千眼美子として活動)が突如、「幸福の科学」に出家する騒動が起こり、世間を騒然とさせた。宗教団体「幸福の科学」――1986年に立宗した、地球の至高神エル・カンターレを本尊とする新宗教で、創始者兼総裁である大川隆法氏は数千年ぶりに下生したエル・カンターレの本体意識であり、人類救済の使命の下に活動を行っているという団体だ。以前からその名前を知っている人は少なくなかっただろうが、若手女優・清水の出家によって、あらためて幸福の科学が注目され、さらに昨夏には、17年末をもって教団から離れた大川氏の長男・宏洋氏がYouTuberとしてデビュー、内部事情を赤裸々に語る動画も話題を集めるようになった。一方、政界においても、09年に発足した「幸福実現党」の動向がメディアに取り上げられることがある。

 そんな幸福の科学だが、「今の日本を救うため」に、教育改革にも尽力していることをご存じだろうか。10年、全寮制の中高一貫校「幸福の科学学園」を栃木県・那須塩原に、さらに13年には滋賀県・大津に関西校を開校している。生徒は、信者の子どもであるいわゆる“2世”だというが、一部週刊誌で「授業で幸福の科学の教義を刷り込んでいる」といった内部の様子が報じられたことがあるものの、その実態はほとんど表沙汰になっていないのが現状だ。幸福の科学学園で、生徒たちは何を学び、どのような生活を送っているのか――今回サイゾーウーマンでは、幸福の科学学園1期生であるAさんのロングインタビューを4回にわたって掲載する。第1回では、母からの勧めだったという入学の経緯、出席者全員が涙したという「伝説の入学式」について、当時の心境もあわせて話してくれた。

幸福の科学学園への入学は生まれる前からの約束

――幸福の科学学園の1期生とのことですが、入学に至った経緯を教えてください。

Aさん(以下、A) 初期の頃からの会員である母の勧めです。私が1994年生まれで、たまたま高等部1期生として入れる年に、学園の開校が決まったというのが、入学の理由。幸福の科学では、人は「親子の約束」や「人生計画の約束」をしてから生まれてくると教えているので、「1994年に生まれて1期生として学園に入る」というのも、やはり生まれる前からの約束である、と。当時は、「選ばれた人間の証し」みたいに思っていました。母も「素晴らしい! やっぱりうちの子は選ばれているんだ!」と喜んでいましたね。

――入試はどのような感じだったのでしょうか?

A 私は推薦入試で合格して入学しました。ただ、あとからわかったことなのですが、中学2年生のとき、母から参加するように言われた、幸福の科学グループ運営の「仏法真理塾サクセスNo.1」の合宿が、実質的に1期生の入学可否をジャッジする場だったようです。実際に入学したら、合宿で一緒だった子がたくさんいました。「あれ? あの子もこの子も、合宿にいたなぁ」って。ただ、合宿には参加せず一般入試で入学した子も全体の1~2割くらいいました。生徒は全員、幸福の科学の信者を親に持つ子どもでしたね。

――合宿が入学選考の場だったとわかったきっかけは?

A 学園に入って2~3年たった頃に、母からサラッと言われたんです。それまで「まさか……」と思っていたので、驚きました。

――ちなみに、そのサクセスNo.1の合宿は、どのようなものだったのですか?

A 期間は1週間くらいだったと記憶しています。お祈りから始まり、勉強をしたあとに、外で鬼ごっこや大縄跳びをしたり、ミニゲームをしたり。夜は幸福の科学の歌を歌いながらキャンプファイヤーをしました。そこでは、将来の夢を発表しあうのですが、「エル・カンターレ様のために政治家になります」とか「エル・カンターレ信仰を広げるために勉強を頑張りたいです」などと言いながら涙を流し、聞いている人も感極まって泣く、みたいな。今思うと本当に恥ずかしいんですけど、私も含め、みんなで泣いていたのを覚えています。

――そのような活動を通して、学園に合うかどうか、適性を見ていたのかもしれませんね。

A 確かに1期生は、やんちゃな子もいましたが、勉強ができて真面目でおとなしいタイプの子が比較的多かった印象です。ただ、1期生から生徒数が足りないなんて恥ずかしくて公表できないと思うので、恐らく合宿に参加した子は、ほとんど全員受かったんじゃないでしょうか。なお、2期生や3期生は、恋愛にも積極的な子など、真面目でおとなしいばかりではないタイプの子もいましたね。

大川隆法の登壇に親子で大号泣の入学式

――そうして、幸福の科学学園に入学に至ったわけですが、どのような学園なのか簡単にご説明いただけますか。

A 幸福の科学学園は、幸福の科学の創始者兼総裁である大川隆法が建てた、男女共学の全寮制の私学。私は高等部からの入学でしたが、中等部もあります。私が通っていたのは幸福の科学学園那須本校といって、栃木県の那須高原の標高300メートルくらいの場所にありました。最寄りのJR那須塩原駅からでもバスで30分以上かかる、森に囲まれたまさに“山奥”。とにかく、夜になると虫が大量に出るような場所です(笑)。広い敷地の中に、大川隆法記念講堂という礼拝堂と校舎、カフェテリアを挟んで3階建ての寄宿舎が男女それぞれにあって、全て廊下でひと続きになっています。

――親元を離れて3年間を過ごすことに、寂しさや不安はありませんでしたか?

A 家族と離れ、地元の友達もいない中で、やっぱり寂しさはありました。でも、神様である大川が作った学校に1期生として入れるのはステータスといった感覚があったし、ギリシャ調の真っ白で綺麗な校舎、真新しい体育館、教室、図書館の本……全て私たちが初めて使えるんだ! といううれしさもあり、さらに、入学式で大川が登壇したこともあって、感動とか心の充実感とかの方が強かったですね。

――入学式はどのような感じだったのでしょうか? 

A 中等部と高等部それぞれ、ひと学年100人ずつくらいが定員なのですが、1期生ということで、広い敷地に中高それぞれ1学年分の生徒と保護者しかおらず、こじんまりとした印象でした。何か特別なことをした記憶はありません。ただ、大川は、イエス・キリストやモーセをはじめとする全ての神様のてっぺんに立つ至高神で、数千年に一度だけ地上に降りてくるという設定なので、信者にとっては同じ時代を生きていることだけでもすごい奇跡、しかも本人に会えるなんて、もうとてつもなく奇跡的なことなんですよ。だから、入学式に現れたときは、保護者も生徒も皆、大号泣。ちなみに、大川はその年の体育祭や学園祭にも登場しましたが、翌年以降は入学式にすら顔を出していなかったと思います。私が通っていた3年間の話ですが。

――幸福の科学学園の生徒は全員親が信者とのことですが、生徒自身も熱心な信者なのでしょうか?

A すごく熱心な信者の子もいれば、普通に信じている程度の子、どちらかというと授業に来るのすら苦痛といった子などもいて、生徒によって信仰度に温度差がありました。私も入学して2年目くらいまでは普通に信じていましたが、いろいろあって最後の方は、学校に来ない子を見ても「そりゃそうだよな」みたいに思っていましたね。

――信仰度でグループが分かれるなど、信仰が友人関係に影響するようなことはありましたか?

A 信仰度でグループが分かれるといったことはなく、趣味が合うとか、部活が同じとかの子同士で仲良くなるような、一般的な高校生と変わらない感じでしたよ。ただ、休み時間とかに「この人の過去世何だっけ」「最新刊で○○さんの霊言が出たよね」なんて会話はよくしていましたね。

――生徒さん全体の雰囲気はどのような感じでしたか?

A 幸福の科学の信者は、表面的には物腰柔らかで、ピュアでふわっとした優しそうな感じの人が多い。特に学園生の親は、全寮制の私立校に子どもを通わせられるくらいの経済力もある人が多いので、生徒もみんな、お金持ちの信者の子らしい清楚な雰囲気がありました。

(第2回につづく)

【幸福の科学学園1期生が語る1】「私は選ばれた人間」と思った――大川隆法登場に涙した入学式

 2017年2月、女優・清水富美加(現在は法名・千眼美子として活動)が突如、「幸福の科学」に出家する騒動が起こり、世間を騒然とさせた。宗教団体「幸福の科学」――1986年に立宗した、地球の至高神エル・カンターレを本尊とする新宗教で、創始者兼総裁である大川隆法氏は数千年ぶりに下生したエル・カンターレの本体意識であり、人類救済の使命の下に活動を行っているという団体だ。以前からその名前を知っている人は少なくなかっただろうが、若手女優・清水の出家によって、あらためて幸福の科学が注目され、さらに昨夏には、17年末をもって教団から離れた大川氏の長男・宏洋氏がYouTuberとしてデビュー、内部事情を赤裸々に語る動画も話題を集めるようになった。一方、政界においても、09年に発足した「幸福実現党」の動向がメディアに取り上げられることがある。

 そんな幸福の科学だが、「今の日本を救うため」に、教育改革にも尽力していることをご存じだろうか。10年、全寮制の中高一貫校「幸福の科学学園」を栃木県・那須塩原に、さらに13年には滋賀県・大津に関西校を開校している。生徒は、信者の子どもであるいわゆる“2世”だというが、一部週刊誌で「授業で幸福の科学の教義を刷り込んでいる」といった内部の様子が報じられたことがあるものの、その実態はほとんど表沙汰になっていないのが現状だ。幸福の科学学園で、生徒たちは何を学び、どのような生活を送っているのか――今回サイゾーウーマンでは、幸福の科学学園1期生であるAさんのロングインタビューを4回にわたって掲載する。第1回では、母からの勧めだったという入学の経緯、出席者全員が涙したという「伝説の入学式」について、当時の心境もあわせて話してくれた。

幸福の科学学園への入学は生まれる前からの約束

――幸福の科学学園の1期生とのことですが、入学に至った経緯を教えてください。

Aさん(以下、A) 初期の頃からの会員である母の勧めです。私が1994年生まれで、たまたま高等部1期生として入れる年に、学園の開校が決まったというのが、入学の理由。幸福の科学では、人は「親子の約束」や「人生計画の約束」をしてから生まれてくると教えているので、「1994年に生まれて1期生として学園に入る」というのも、やはり生まれる前からの約束である、と。当時は、「選ばれた人間の証し」みたいに思っていました。母も「素晴らしい! やっぱりうちの子は選ばれているんだ!」と喜んでいましたね。

――入試はどのような感じだったのでしょうか?

A 私は推薦入試で合格して入学しました。ただ、あとからわかったことなのですが、中学2年生のとき、母から参加するように言われた、幸福の科学グループ運営の「仏法真理塾サクセスNo.1」の合宿が、実質的に1期生の入学可否をジャッジする場だったようです。実際に入学したら、合宿で一緒だった子がたくさんいました。「あれ? あの子もこの子も、合宿にいたなぁ」って。ただ、合宿には参加せず一般入試で入学した子も全体の1~2割くらいいました。生徒は全員、幸福の科学の信者を親に持つ子どもでしたね。

――合宿が入学選考の場だったとわかったきっかけは?

A 学園に入って2~3年たった頃に、母からサラッと言われたんです。それまで「まさか……」と思っていたので、驚きました。

――ちなみに、そのサクセスNo.1の合宿は、どのようなものだったのですか?

A 期間は1週間くらいだったと記憶しています。お祈りから始まり、勉強をしたあとに、外で鬼ごっこや大縄跳びをしたり、ミニゲームをしたり。夜は幸福の科学の歌を歌いながらキャンプファイヤーをしました。そこでは、将来の夢を発表しあうのですが、「エル・カンターレ様のために政治家になります」とか「エル・カンターレ信仰を広げるために勉強を頑張りたいです」などと言いながら涙を流し、聞いている人も感極まって泣く、みたいな。今思うと本当に恥ずかしいんですけど、私も含め、みんなで泣いていたのを覚えています。

――そのような活動を通して、学園に合うかどうか、適性を見ていたのかもしれませんね。

A 確かに1期生は、やんちゃな子もいましたが、勉強ができて真面目でおとなしいタイプの子が比較的多かった印象です。ただ、1期生から生徒数が足りないなんて恥ずかしくて公表できないと思うので、恐らく合宿に参加した子は、ほとんど全員受かったんじゃないでしょうか。なお、2期生や3期生は、恋愛にも積極的な子など、真面目でおとなしいばかりではないタイプの子もいましたね。

大川隆法の登壇に親子で大号泣の入学式

――そうして、幸福の科学学園に入学に至ったわけですが、どのような学園なのか簡単にご説明いただけますか。

A 幸福の科学学園は、幸福の科学の創始者兼総裁である大川隆法が建てた、男女共学の全寮制の私学。私は高等部からの入学でしたが、中等部もあります。私が通っていたのは幸福の科学学園那須本校といって、栃木県の那須高原の標高300メートルくらいの場所にありました。最寄りのJR那須塩原駅からでもバスで30分以上かかる、森に囲まれたまさに“山奥”。とにかく、夜になると虫が大量に出るような場所です(笑)。広い敷地の中に、大川隆法記念講堂という礼拝堂と校舎、カフェテリアを挟んで3階建ての寄宿舎が男女それぞれにあって、全て廊下でひと続きになっています。

――親元を離れて3年間を過ごすことに、寂しさや不安はありませんでしたか?

A 家族と離れ、地元の友達もいない中で、やっぱり寂しさはありました。でも、神様である大川が作った学校に1期生として入れるのはステータスといった感覚があったし、ギリシャ調の真っ白で綺麗な校舎、真新しい体育館、教室、図書館の本……全て私たちが初めて使えるんだ! といううれしさもあり、さらに、入学式で大川が登壇したこともあって、感動とか心の充実感とかの方が強かったですね。

――入学式はどのような感じだったのでしょうか? 

A 中等部と高等部それぞれ、ひと学年100人ずつくらいが定員なのですが、1期生ということで、広い敷地に中高それぞれ1学年分の生徒と保護者しかおらず、こじんまりとした印象でした。何か特別なことをした記憶はありません。ただ、大川は、イエス・キリストやモーセをはじめとする全ての神様のてっぺんに立つ至高神で、数千年に一度だけ地上に降りてくるという設定なので、信者にとっては同じ時代を生きていることだけでもすごい奇跡、しかも本人に会えるなんて、もうとてつもなく奇跡的なことなんですよ。だから、入学式に現れたときは、保護者も生徒も皆、大号泣。ちなみに、大川はその年の体育祭や学園祭にも登場しましたが、翌年以降は入学式にすら顔を出していなかったと思います。私が通っていた3年間の話ですが。

――幸福の科学学園の生徒は全員親が信者とのことですが、生徒自身も熱心な信者なのでしょうか?

A すごく熱心な信者の子もいれば、普通に信じている程度の子、どちらかというと授業に来るのすら苦痛といった子などもいて、生徒によって信仰度に温度差がありました。私も入学して2年目くらいまでは普通に信じていましたが、いろいろあって最後の方は、学校に来ない子を見ても「そりゃそうだよな」みたいに思っていましたね。

――信仰度でグループが分かれるなど、信仰が友人関係に影響するようなことはありましたか?

A 信仰度でグループが分かれるといったことはなく、趣味が合うとか、部活が同じとかの子同士で仲良くなるような、一般的な高校生と変わらない感じでしたよ。ただ、休み時間とかに「この人の過去世何だっけ」「最新刊で○○さんの霊言が出たよね」なんて会話はよくしていましたね。

――生徒さん全体の雰囲気はどのような感じでしたか?

A 幸福の科学の信者は、表面的には物腰柔らかで、ピュアでふわっとした優しそうな感じの人が多い。特に学園生の親は、全寮制の私立校に子どもを通わせられるくらいの経済力もある人が多いので、生徒もみんな、お金持ちの信者の子らしい清楚な雰囲気がありました。

(第2回につづく)

清水富美加との結婚を断ると「地獄に堕ちる」!? 総裁長男が幸福の科学からの嫌がらせ暴露 

 幸福の科学・大川隆法総裁の長男で、昨年まで幸福の科学グループの幹部職員として働いていたユーチューバーで俳優の宏洋(30)。自身のTwitterで、千眼美子こと女優の清水富美加との縁談を断った際のつらい状況を告白した。

 昨年、幸福の科学との決別を宣言し、現在はYouTubeやSNSで同教団の批判を繰り返している宏洋。「週刊文春」(文藝春秋)2月28日号のインタビューでは、決別の契機について、教祖である父親から清水との結婚を再三迫られたことにあると暴露。さらに、教団が清水にレプロエンタテインメントを辞めさせたのは、自分と結婚させるためだったとも語っていた。

 そんな宏洋は22日、自身のYouTubeチャンネルに動画「梅崎快人を救いたい」を投稿。宏洋は、2017年公開の教団製作映画『君のまなざし』で主演を務めた俳優・梅崎快人が、大川総裁の次女・大川愛理沙と無理やり結婚させられそうになっていると暴露し、梅崎に「隆法なんかに、あんなくだらない男なんかに、お前の大事な人生くれてやるな」とメッセージを送っている。

 さらにTwitterでは、2017年3月に自身が主演や脚本を務めた舞台『俺と劉備様と関羽兄貴と』の稽古中に、教団から受けた嫌がらせの内容を暴露。「稽古期間中に清水富美加さんとの結婚の話を断ったため、主演でありながら隆法の圧力で2度降板させられました」「清水さんとの縁談の話があったので、ゲネプロの日の深夜に当時付き合っていた彼女と無理矢理別れさせられたりして、地獄のような日々でした」「お前は悪魔だ地獄に堕ちるだ毎日散々脅されながら」「精神状態が酷すぎて、毎日マチネとソワレの間に何度もトイレに行って嘔吐していました」などと綴り、「『俺と劉備様と関羽兄貴と』は、近い将来必ず舞台化・映像化したいと思っています」と関羽役で出演した梅崎へのエールとも取れるツイートを投稿している。

 なお、教団は、宏洋が「文春」で語った内容について、公式サイト上で猛反論。宏洋に清水との結婚を勧めたのは、大川総裁ではなく「天上界の霊人」だと主張している。

「もし宏洋の話が本当だとしたら、レプロは教団の世継ぎ問題に完全に巻き込まれた形。騒動当時、清水は『月給5万円』『勝手に仕事を断られた』『深夜でも送迎はなかった』などとレプロのブラックな労働環境について告発。先に起きていた能年玲奈の独立騒動とも相まって、レプロへの風当たりは相当だった。結局、世間は教団の思うままに心を動かされてしまったということ。世間も洗脳されてしまったということでしょう」(芸能記者)

 かねてより、清水のことを「タイプじゃない」と言い放っている宏洋。レプロの評判は落とせても、長男の心は動かせなかったようだ。

清水富美加との結婚を断ると「地獄に堕ちる」!? 総裁長男が幸福の科学からの嫌がらせ暴露 

 幸福の科学・大川隆法総裁の長男で、昨年まで幸福の科学グループの幹部職員として働いていたユーチューバーで俳優の宏洋(30)。自身のTwitterで、千眼美子こと女優の清水富美加との縁談を断った際のつらい状況を告白した。

 昨年、幸福の科学との決別を宣言し、現在はYouTubeやSNSで同教団の批判を繰り返している宏洋。「週刊文春」(文藝春秋)2月28日号のインタビューでは、決別の契機について、教祖である父親から清水との結婚を再三迫られたことにあると暴露。さらに、教団が清水にレプロエンタテインメントを辞めさせたのは、自分と結婚させるためだったとも語っていた。

 そんな宏洋は22日、自身のYouTubeチャンネルに動画「梅崎快人を救いたい」を投稿。宏洋は、2017年公開の教団製作映画『君のまなざし』で主演を務めた俳優・梅崎快人が、大川総裁の次女・大川愛理沙と無理やり結婚させられそうになっていると暴露し、梅崎に「隆法なんかに、あんなくだらない男なんかに、お前の大事な人生くれてやるな」とメッセージを送っている。

 さらにTwitterでは、2017年3月に自身が主演や脚本を務めた舞台『俺と劉備様と関羽兄貴と』の稽古中に、教団から受けた嫌がらせの内容を暴露。「稽古期間中に清水富美加さんとの結婚の話を断ったため、主演でありながら隆法の圧力で2度降板させられました」「清水さんとの縁談の話があったので、ゲネプロの日の深夜に当時付き合っていた彼女と無理矢理別れさせられたりして、地獄のような日々でした」「お前は悪魔だ地獄に堕ちるだ毎日散々脅されながら」「精神状態が酷すぎて、毎日マチネとソワレの間に何度もトイレに行って嘔吐していました」などと綴り、「『俺と劉備様と関羽兄貴と』は、近い将来必ず舞台化・映像化したいと思っています」と関羽役で出演した梅崎へのエールとも取れるツイートを投稿している。

 なお、教団は、宏洋が「文春」で語った内容について、公式サイト上で猛反論。宏洋に清水との結婚を勧めたのは、大川総裁ではなく「天上界の霊人」だと主張している。

「もし宏洋の話が本当だとしたら、レプロは教団の世継ぎ問題に完全に巻き込まれた形。騒動当時、清水は『月給5万円』『勝手に仕事を断られた』『深夜でも送迎はなかった』などとレプロのブラックな労働環境について告発。先に起きていた能年玲奈の独立騒動とも相まって、レプロへの風当たりは相当だった。結局、世間は教団の思うままに心を動かされてしまったということ。世間も洗脳されてしまったということでしょう」(芸能記者)

 かねてより、清水のことを「タイプじゃない」と言い放っている宏洋。レプロの評判は落とせても、長男の心は動かせなかったようだ。