漫画家の峰なゆかによる「車椅子の男に殴られた」という発言の波紋が広がっている。
騒動の発端となった出来事は15日に起こった。東京都美術館で開催中の『クリムト展』で絵画を鑑賞していた峰が、『急に車椅子に乗った男に殴られ、無抵抗でいるとさらに無言で2~3発殴られた』というのである。峰はやり返そうと思ったものの『峰なゆか障害者男性に暴行』などと言われることを避けるため、泣く泣く黙って医務室へ向かったそう。
この件を掲載した峰のSNSには3万4,000件以上の“いいね”が付き、コメント欄にも「その男性がおかしい。警察に行くべき!」や「口頭で謝るだけの美術館の対応はおかしい」などと擁護の意見が殺到。美術館は峰に謝罪し、17日には公式HPにも「お詫びと今後の対応について」という一文を掲載した。
これでようやく溜飲を下げた峰は同日「今回の件で障害を持っている方全体を非難するようなツイートをちらほら見かけるのですが、そういうことはやめてください」とツイート。事態は収束した、かのように見えた。
「美術館の謝罪と峰さんのツイートで騒動は一度おさまったのですが、あるニュース媒体の取材によって、防犯カメラを確認した美術館の広報担当者が『絵画を鑑賞する車椅子の男性の前に峰さんが立っている形になり、これに対し、男性は、峰さんを複数回にわたって手で払っていた』と話していることが明らかになりました。峰さんにすれば殴られたようでも、見た目には払われたように見えたようです。殴られたと払われたでは、意味が大きく違いますよね。同情が多かった分反動も大きく、峰さんは事実を知ったファンや一般層から『話盛りすぎ』などと一斉に叩かれ、さらには『障害者差別』などとも言われてしまいました」(芸能誌ライター)
峰が自分に都合のいいことしか言わない、という性格を表すエピソードは過去にもあったようだ。
「峰さんは15年に田所コウ氏の『コトコトくどかれ飯』という作品が自身の『女くどき飯』という漫画のパクリであると騒動を起こしたことがあります。『法的には問題のない範囲でのいやがらせをしていくことに一生を捧げるしかないのだろうか』と騒ぎ立て、結局連載を中止させました。
しかしその一方で同年、本人の代表作『アラサーちゃん』の一部分が『きょうのゲイバー』のパクリではないかと作者のTSUKURU氏に指摘され、トラブルになったことも。18年にも『平成ちゃんと昭和姉さん』という漫画で『昭和ちゃんと平成ちゃん』の作者・花森あめ子氏にも同様の指摘を受けています。いずれも峰さん本人からの回答はありませんでした。
このことを記憶していた人は、今回の一件も最初から『どうせ峰が自分に都合のいいように話を盛っていたんだろう』などと言っていましたね」(漫画誌編集)
払う、殴る。その意味を厳密に区別することは難しい。だが言葉を扱う仕事をしている以上、峰はもう少し表現に気をつけたほうがよかったのかもしれない。
