「セックスによって男を食い殺す女」怪談×エロスの作家・岡部えつが語る“女の恨み”

<p>取材のため訪れた田舎の温泉地で、道に迷ってしまったトラベルライターの男。電話を借りようと、一人住まいの女の家を訪ねたところ、「どうぞうちに泊まってください」と、風呂と食事を振る舞われる。女は夫が失踪した話をしながら、男に擦り寄ってくるが、男は足袋を脱いだ女の右足に、小指以外の指がないことに気がついて……。</p>

骸骨を前にセックスに耽る――“過去の男”への深層心理を炙りだす『枯骨の恋』

<p> 幼い頃はキラキラ輝いていた未来も、歳を重ねてゆくたびに、だんだんと期待が抱けなくなり、過去ばかりを振り返るようになる。それは、恋愛に対しても同様だ。歳を取ってから始める恋愛は、たいてい相手に昔の男の幻影を重ねてしまうものだ。捨てたり捨てられたりした男たちを振り返り、過去の自分や恋人と照らし合わせ、今の自分の恋愛に対して優劣を付けることもあるだろう。</p>