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当時、このホテル日本閣事件は女による連続殺人ということで世間が驚愕した。「昭和の毒婦」などとマスコミ報道も盛んで、日本閣には連日見学者が集まった。塩原周辺の人気観光地の一番は那須御用邸だったが、次が日本閣という具合に。初公判にも多くの人が殺到、あぶれた人びとが法廷の外に陣取った。
貧困の中に育ち、金持ちとの結婚を夢見た女は、不本意な結婚で性的にも不満を持ち続けた。1男1女をもうけたが、長男は17歳で死に、長女は音信不通で、家族に恵まれたとはいい難い。若い男と初めての恋をしたが、貢いだ末に捨てられた。その間も多くの男と関係したというが、それは仕入れ代金や生活費をタダにするための物々交換という概念。信じられるのは金と自分だけ。金のためには身骨惜しまず働き、自分の肉体さえも利用して男を操った。
カウが善悪の区別さえついていたの疑問だ。
